JP2013168342A - 燃料電池用セパレータ、燃料電池及び燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の燃料電池用セパレータでは、ガスの流れ方向が限定されたり、燃料電池との充分な接触面積の確保が困難になるなどの問題点があった。
【解決手段】燃料電池FCの発電要素である単セルCとの間にガス流路を形成し且つインターコネクタを兼用する燃料電池用セパレータS1であって、裏面側で凹凸形状が反転する凸部11及び凹部12を備え、凸部11が、頂部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有すると共に、凹部12が、底部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有しており、凸部11及び凹部12を互いに隣接させて同一平面内に複数配置したことにより、ガスの流れ方向を自在に設定することを可能にすると共に、燃料電池との接触面積を充分に確保した。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池の発電要素である単セルとの間にガス流路を形成し且つインターコネクタを兼用する燃料電池用セパレータ、このセパレータを用いた燃料電池及び燃料電池スタックに関するものである。
従来において、燃料電池、特に固体酸化物燃料電池は、高温で動作させるためにセラミックスを主体として構成されていた。近年、固体酸化物燃料電池は、大型定置システムの他に、移動体用の発電機等への適用が提案され始めており、所望の発電出力の実現や移動体への搭載性を高めるために、セラミックスを多用する構成から金属を多用する構成へと変化しつつある。特に燃料電池用セパレータにおいて、セラミックスセパレータは少数派になりつつある。
従来の燃料電池用セパレータとしては、特許文献1に集電体として記載されているものや、特許文献2に記載されているものがあった。特許文献1に記載の集電体は、波形状を成して燃料電池との間にガス流路を形成するものである。また、特許文献2に記載のセパレータは、多数のディンプルを突出形成して燃料電池との間にガス流路を形成するものである。
これらのセパレータは、いずれも金属製であって、隣接する燃料電池同士の間に介装されて、一方の燃料電池との間にアノードガスのガス流路を形成すると共に、他方の燃料電池との間にカソードガスのガス流路を形成する。また、これらのセパレータは、インターコネクタ(集電体)としても機能する。
特許第2830927号公報 特開2010−55770号公報
ところが、上記したような従来の燃料電池用セパレータにおいて、波形状を成すものでは、ガスを供給排気する方向が、波形状の連続方向のみに限定され、アノードガスの流れとカソードガスの流れは、平行流か対向流に制限される。また、多数のディンプルを突出形成したものでは、基本的に燃料電池とディンプルとが点接触するので、インターコネクタとして用いる場合に、燃料電池に対するガスの拡散性を阻害せずに充分な接触面積を確保するのが難しいという問題点があった。
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、燃料電池の発電要素である単セルとの間にガス流路を形成し且つインターコネクタを兼用する燃料電池用セパレータであって、ガスの流れ方向を自在に設定することが可能であると共に、燃料電池との接触面積を充分に確保することができる燃料電池用セパレータを提供することを目的としている。
本発明の燃料電池用セパレータは、燃料電池の発電要素である単セルとの間にガス流路を形成し且つインターコネクタを兼用する燃料電池用セパレータである。この燃料電池用セパレータは、裏面側で凹凸形状が反転する凸部及び凹部を備え、凸部が、頂部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有すると共に、凹部が、底部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有している。そして、燃料電池用セパレータは、前記凸部及び凹部を互いに隣接させて同一平面内に複数配置した構成としており、上記構成をもって従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の燃料電池用セパレータによれば、ガスの流れ方向を自在に設定することが可能であると共に、燃料電池に対するガスの拡散性を大きく阻害することなく、燃料電池との接触面積を充分に確保することができる。
本発明の燃料電池用セパレータの一実施形態を説明する燃料電池スタックの断面図である。 図1に示す燃料電池用セパレータを説明する平面図(A)、及び各位置A〜Dでの夫々断面図(B)である。 図1に示す燃料電池用セパレータの凸部を説明する斜視図(A)、及び凸部及び凹部の配置を説明する斜視図(B)である。 図1に示す燃料電池用セパレータにおけるカソードガス及びアノードガスの流れを説明する平面図である。 燃料電池用セパレータの他の実施形態を説明する平面図(A)、及び各位置A〜Dでの夫々断面図(B)である。 燃料電池用セパレータのさらに他の実施形態を説明する平面図(A)、及び各位置A〜Dでの夫々断面図(B)である。 燃料電池用セパレータのさらに他の実施形態を説明する平面図(A)、及び位置Aでの断面図(B)である。 燃料電池用セパレータのさらに他の実施形態を説明する平面図(A)、及び位置Aでの断面図(B)である。 燃料電池用セパレータのさらに他の実施形態を説明する平面図である。 燃料電池用セパレータのさらに他の実施形態を説明する各々平面図(A)(B)である。 燃料電池用セパレータのさらに他の実施形態を説明する平面図である。
図1に示す燃料電池FCは、発電要素である単セルCと、燃料電池用セパレータ(以下、単に「セパレータ」とする)S1を備えている。そして、燃料電池FCは、複数積層して燃料電池スタックAを構成する。図示の燃料電池FCは、固体酸化物型燃料電池において、薄型化及び金属材料を用いた高密度構造に適したものである。
単セルCは、固体酸化物型の電解質層1を、図中上側の燃料極層(アノード)2と図中下側の空気極層(カソード)3とで挟持した構造になっている。また、図示例の単セルCは、燃料極層2及び空気極層3の夫々外側に、金属多孔薄板から成る集電層4,5を備えると共に、枠状を成す金属薄板6によって外周部が保持されている。
単セルCにおいて、電極層(燃料極層2,空気極層3)とセパレータS1とを直接接続する場合には、導電性ペーストを用いて接着する。また、図示の如く電極層(2,3)の外側に集電層4,5を備えている場合には、単セルCと集電層4,5とを導電性ペーストで接着し、集電層4,5とセパレータS1とを溶接で接合することができる。なお、電極層(2,3)を保護する観点からは、この実施形態のように集電層4,5を設けてセパレータS1と接続する構成が好ましい。
電解質層1は、一例として、8モル%イットリア安定化ジルコニアである。燃料極層2は、一例として、ニッケル+イットリア安定化ジルコニアのサーメットである。空気極層3は、一例として、ランタンストロンチュウムマンガナイトである。なお、燃料極層2と空気極層3の位置は、図示例と逆でも構わない。
セパレータS1は、単セルCとの間にガス流路を形成し且つインターコネクタを兼用するものである。このセパレータS1は、平面矩形状であって、図1に示すように、外周に、基準面となる平坦な周縁部10Aを有すると共に、周縁部10Aの内側となる中央領域10Bに、裏面側で凹凸形状が反転する凸部11及び凹部12を備えている。中央領域10Bは、単セルCの燃料極層2(又は空気極層3)に相対向する領域である。上記セパレータS1は、一例としてステンレス製であり、プレス加工により成形することができる。
凸部11は、図2及び図3に示すように、頂部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有し、例えば、横倒しにした半円柱状や三角柱状であって、これにより頂部が線状を成している。なお、凸部11は、頂部に向けて幅が減少する断面形状であれば良く、頂部が所定の幅を有する形状にすることも可能である。
他方、凹部12は、同じく図2及び図3に示すように、底部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有し、前記凸部11の反転形状である。このようにして、凸部11は、頂部の長さ方向に一定の高さを有し、凹部12は、底部の長さ方向に一定の深さを有している。
図示例の凸部11は、寄棟屋根に類似した形状であって、図3(A)に示すように、頂部の長さNが、基準面における基部の長辺の長さMよりも小さい(N<M)と共に、頂部の長さNが、基部の短辺の長さL以上(N≧L)である。他方、凹部12は、上記凸部11の反転形状であるから、頂部の長さNが、底部の長さに相当し、基部の長辺の長さM及び短辺の長さLが、基準面における開口部の長辺の長さ及び短辺の長さに相当する。
そして、セパレータS1は、凸部11及び凹部12を互いに隣接させて同一平面内に複数配置したものとなっている。この実施形態では、凸部11の頂部の長さ方向と、凹部12の底部の長さ方向とを同一方向(図2中でY方向)にした状態で、凸部11及び凹部12を同一平面上の縦横方向(X,Y方向)に夫々交互に配置してある。
上記構成を備えたセパレータS1は、単位セルCの空気極層3側(若しくは燃料極層2側)に配置して燃料電池FCを構成する。そして、燃料電池FCを複数積層して燃料電池スタックAを構成する。
この際、上記セパレータS1は、燃料電池スタックAにおいて、単位セルC同士の間に介装された状態となり、上側の単セルCの空気極層3との間に、カソードガス(空気)のガス流路を形成すると共に、下側の単セルCの燃料極層2との間にアノードガス(水素)のガス流路を形成する。このとき、セパレータS1は、単位セルC同士の間において、双方を電気的に接続するインターコネクタを兼用している。
ここで、図1において、上層及び下層のセパレータS1は、凹凸の配列を同じ方向に向けて介装してある。中間層のセパレータS1は、上層及び下層のセパレータS1に対して積層方向の竪軸回りに90度回転させた状態で介装してある。各セパレータS1に示す点線は、実線の凹凸の奥行方向に隣接する凹凸を示している。
上記セパレータS1は、上面側(カソード側)では、図4中に実線で示すように、凹部12を順に通過するようにカソードガスが流れる。また、下面側(アノード側)では、図4中に点線で示すように、凹部12(上面側では凸部11)を順に通過するようにアノードガスが流れる。図4では、カソードガスが図中でX方向に流れ、アノードガスが図中でY方向に流れる場合を示しているが、各ガスの流れを平行流や対向流、若しくは斜め方向にすることも可能である。
このように、上記セパレータS1は、ガスの流れ方向を自在に設定することが可能である。また、上記セパレータS1では、凸部11及び凹部12により、ガスが分離合流を繰り返しながら流れるので、同ガスを攪拌しながら燃料極層2や空気極層3に供給することができる。
しかも、上記セパレータS1は、凸部11が、頂部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有し、頂部が線状を成しているので、基本的には単位セルCに線接触することになる。これにより、セパレータS1は、単位セル(燃料電池)Cに対するガスの拡散性を大きく阻害することなく、単位セル(燃料電池)Cとの接触面積を充分に確保することができる。
また、上記セパレータS1は、凸部11(及び凹部12)が、頂部(及び底部)に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有しているので、複数の凸部11及び凹部12を隙間無く配置しても、ガス流路が確実に形成される。
さらに、上記セパレータS1は、凸部11における頂部の長さNを、基部の長辺の長さMよりも小さく(N<M)しているので、凸部11の短辺側が傾斜面となり、凸部11と凹部12との切り替え部分を通るガスの流れを容易にすることができる。また、凸部11及び凹部12をプレス等で成形する場合に、その加工作業を容易にすることができる。
さらに、上記セパレータS1は、凸部11における頂部の長さNを、基部の短辺の長さL以上(N≧L)にしていることから、凸部11が、その頂部として一定高さの平坦領域を確保し、単位セルCと直線状に接する形状となる。これにより、セパレータS1は、凸部11及び凹部12による波形状が有する電気的な接触密度を高く維持することができる。このような点が、ディンプルを有する従来セパレータに対して、インターコネクタとしての性能の決定的差異である。
さらに、上記セパレータS1は、より好ましい実施形態として、両面の各凸部11の高さが、アノードガス及びカソードガスの供給流量比率に応じて設定してあるものとすることができる。これにより、単位セルCとセパレータS1とを積層するだけで、夫々のガス流路に必要な流路断面積並びに流路容積を容易に得ることができる。
さらに、上記セパレータS1を備えた燃料電池FCでは、集電層4,5とセパレータS1とを溶接で接合することにより、集電層4,5とセパレータS1の間でトラス構造に類似した強度向上を実現でき、単セルCの破壊に繋がる屈曲変形を抑制することが可能になる。なお、溶接よりも強度は低下するものの、接着によっても同様の効果を得ることができる。
上記の強度向上の効果は、ディンプル構造では得られないものであり、また、単純な波形構造では一次元の強度向上であるが、当該セパレータS1のように凸部11と凹部12を縦横に組み合わせた構成では、2次元方向の強度向上が可能となる。
図5〜図10は、本発明に係るセパレータの他の実施形態を説明する図である。なお、以下の各実施形態において、先の実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図5に示すセパレータS2は、凸部11及び凹部12を互いに隣接させて同一平面内に複数配置したものとなっている。より詳しくは、凹凸を配置する中央領域10Bを図の上下方向であるX方向に四段に区分している。第1段及び第3段では、凸部11の頂部の長さ方向と凹部12の底部の長さ方向をいずれも横のY方向にして、凸部11及び凹部12をX方向及びY方向に交互に配置している。他方、第2段及び第4段では、凸部11の頂部の長さ方向と凹部12の底部の長さ方向をいずれも縦のX方向にして、凸部11及び凹部12をY方向のみに交互に配置している。
上記セパレータS2は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、設計の容易性を残しつつ、ガスの縦横方向の依存性(ガスの流れ方向の制限)を低減することができる。
図6に示すセパレータS3は、凸部11及び凹部12を互いに隣接させて同一平面内に複数配置したものとなっている。より詳しくは、凹凸を配置する中央領域10Bを図の上下方向であるX方向に四段に区分している。第1段及び第3段では、一つの凸部11を二つの凹部12で挟んだ構成を一組として、この組をY方向に配列し、この際、Y方向に隣接する組同士で頂部及び底部の長さ方向が90度異なるように配置している。他方、第2段及び第4段では、一つの凹部12を二つの凸部11で挟んだ構成を一組として、この組をY方向に配列し、この際、X方向及びY方向に隣接する組同士で頂部及び底部の長さ方向が90度異なるように配置している。
上記セパレータS3は、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、設計の容易性を残しつつ、ガスの縦横方向の依存性(ガスの流れ方向の制限)を解消することができる。
図7に示すセパレータS4は、図2〜図4に示すセパレータS1と同様に、凸部11の頂部の長さ方向と、凹部12の底部の長さ方向とを同一方向(図7中でY方向)にした状態で、凸部11及び凹部12を同一平面上の縦横方向(X,Y方向)に夫々交互に配置してある。
また、セパレータS4は、凸部11と凹部12との間、若しくは選択された凸部11及び凹部12から成る凹凸群同士の間に、平坦部10Cを有するものとなっている。この実施形態では、図中でX方向に配列した凸部11及び凹部12から成る凹凸群同士の間に、平坦部10Cが設けてある。したがって、この実施形態の平坦部10Cは、図中でX方向のみに連続している。
図8に示すセパレータS5は、図6に示すセパレータS1と同様に、凹凸の組み合わせが異なる組同士をX方向及びY方向に配置したもので、各組同士の間に平坦部10Cが設けてある。したがって、この実施形態の平坦部10Cは、図中でX方向及びY方向に連続した格子状になっている。
上記の平坦部10Cを有するセパレータS4,S5は、先の各実施形態と同様の作用及び効果を得ることができるうえに、ガスの流通抵抗を低減することができ、さらには、凹凸の間隔が得られるので成形性がより良好なものとなる。
図9〜図11に示すセパレータS6は、円盤状の燃料電池に対応して円形を成している。この場合、燃料電池は、ドーナツ状の単セルCを同心状に配置し、燃料極層に対しては、中央部から半径方向にアノードガスを流通させると共に、空気極層に対しては、適宜の方向からカソードガスを流通させる。なお、図10及び図11においては、判り易くするために、凸部11を着色して示し、凹部12を白色で示した。
図10(A)に示すセパレータS6は、凸部11及び凹部12を互いに隣接させて同一平面内に複数配置したものとなっている。より詳しくは、凸部11の頂部の長さ方向と、凹部12の底部の長さ方向を半径方向にして、凸部11及び凹部12を半径方向及び円周方向に交互に配置したものである。
図10(B)に示すセパレータS6は、凸部11の頂部の長さ方向と、凹部12の底部の長さ方向を円周方向にして、凸部11及び凹部12を半径方向及び円周方向に配置したものである。また、上記セパレータS6は、図10(A)に示す凹凸配置と、図10(B)に示す凹凸配置とを円周方向に交互に配列しても良い。
また、図11に示すセパレータS6は、凹凸を配置する中央領域10Bを中心側から半径方向に四段に区分している。そして、中心側の第1段及び第3段では、凸部11の頂部の長さ方向と、凹部12の底部の長さ方向を半径方向にして、凸部11及び凹部12を円周方向に交互に配置している。また、第2段及び第4段では、凸部11の頂部の長さ方向と、凹部12の底部の長さ方向を円周方向にして、凸部11及び凹部12を半径方向及び円周方向に交互に配置している。
上記の各セパレータS6にあっても、先の各実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。例えば、図11に示すように、上面側では、図中に実線で示すように、凹部12を順に通過するようにカソードガスが流れる。また、下面側では、図中に点線で示すように、凹部12(上面側では凸部11)を順に通過するようにアノードガスが流れる。図11では、カソードガスが図中で上方向となる一方向に流れ、アノードガスが半径方向に流れる場合を示しているが、各ガスの流れは自在に設定することが可能である。
本発明の燃料電池は、その構成が上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の細部を適宜変更することが可能である。例えば、上記各実施形態では、長辺及び短辺の長さがほぼ等しい凸部11及び凹部12を例示したが、凸部11及び凹部12の大きさや形状、凹凸の間隔、頂部や底部の長さ方向などの組合せは無限であり、ガス流れ等の要求に応じて凹凸の配置を自在に設定することができる。
A 燃料電池スタック
S1〜S6 セパレータ
FC 燃料電池
C 単セル
10C 平坦部
11 凸部
12 凹部

Claims (8)

  1. 燃料電池の発電要素である単セルとの間にガス流路を形成し且つインターコネクタを兼用する燃料電池用セパレータであって、
    裏面側で凹凸形状が反転する凸部及び凹部を備え、
    凸部が、頂部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有すると共に、
    凹部が、底部に向けて幅が減少する断面形状を一定長さにわたって有しており、
    凸部及び凹部を互いに隣接させて同一平面内に複数配置したことを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 凸部の頂部が線状を成していることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータ。
  3. 凸部における頂部の長さNが、基部の長辺の長さMよりも小さい(N<M)と共に、凹部が、前記凸部の反転形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池用セパレータ。
  4. 凸部における頂部の長さNが、基部の短辺の長さL以上(N≧L)であると共に、凹部が、前記凸部の反転形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
  5. 凸部と凹部との間、若しくは選択された凸部及び凹部から成る凹凸群同士の間に、平坦部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
  6. 両面の各凸部の高さが、アノードガス及びカソードガスの供給流量比率に応じて設定してあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータ。
  7. 燃料電池の発電要素である単セルのいずれか一方の電極側に、請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータを備えたことを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項7に記載の燃料電池を複数積層して成ることを特徴とする燃料電池スタック。
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