JP2013167310A - レンジ切換装置の異常診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構の異常を検出できるようにする。
【解決手段】目標レンジ(シフトレバーの操作位置)がPレンジである場合に所定の異常診断実行条件が成立したときに、モータ12の目標回転位置をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるP側ストッパを越えた位置に設定して該モータ12を該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行し、モータ12の回転位置又は該モータ12と一体的に回転する出力軸13の回転位置を検出する回転位置検出手段(シフトポジションセンサ等)により、モータ12がP側ストッパで停止したことが検出された場合に正常と判定し、モータ12がP側ストッパを越えて目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータを駆動源としてレンジを切り換えるレンジ切換装置の異常診断装置に関する発明である。
近年の車両は、電子制御化が進み、特許文献1(特開2004−129451号公報)に記載されているように、運転者のレンジ切換操作(シフトレバーの操作)をスイッチ等で検出して、その検出信号に基づいてモータを駆動制御してレンジ切換機構のシフトレンジを目標レンジに切り換える、いわゆるシフトバイワイヤ方式のレンジ切換制御システムが開発されている。
このものは、モータの回転に同期して所定角度毎にパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、レンジ切換時には、このエンコーダの出力パルスをカウントして、そのカウント値に基づいてモータを目標レンジに対応する目標回転位置(目標カウント値)まで回転させることで、レンジ切換機構のシフトレンジを目標レンジに切り換えるようにしている。
或は、特許文献2(特開2010−203543号公報)に記載されているように、モータの出力軸の回転位置を検出するシフトポジションセンサ(リニア出力型の回転角センサ)を搭載し、このシフトポジションセンサの信号を使用してモータをフィードバック制御してレンジ切換機構のシフトレンジを目標レンジに切り換えるようにしたシステムもある。
特開2004−129451号公報 特開2010−203543号公報
ところで、モータの回転伝達系を構成する部品には、レンジ切換動作時の荷重や車両走行中の振動が繰り返し作用したり、車両衝突時の衝撃力が作用することがあるため、これらの繰り返し荷重や衝撃力によってモータの回転伝達系のうちの比較的強度が弱い部品が折損したり、嵌合連結部の回り止め機能が壊れたりして、モータが空回りしてレンジ切換機構のシフトレンジを切り換えることができなくなる場合がある。このような場合でも、モータ自体は、目標レンジの切り換えに応じて、エンコーダの出力パルスのカウント値やシフトポジションセンサの信号を用いて目標レンジに対応する目標回転位置まで回転できるため、運転席のシフトレンジ表示部には、モータの目標回転位置に対応するシフトレンジ(目標レンジ)が表示され、運転者にはレンジ切換機構が異常になっていることが分からない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、レンジ切換機構の異常を検出する機能を備えたレンジ切換装置の異常診断装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構と、前記モータの回転位置又は該モータと一体的に回転する部材の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて実シフトレンジを目標レンジに切り換えるように前記モータを該目標レンジに対応する位置まで回転させる制御手段と、前記レンジ切換機構の異常を検出する異常診断手段とを備えたレンジ切換装置の異常診断装置において、前記異常診断手段は、所定の異常診断実行条件が成立したときに前記モータの目標回転位置を前記レンジ切換機構の可動範囲の限界位置を越えた位置に設定して該モータを該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行し、前記回転位置検出手段の検出結果から、該モータが該レンジ切換機構の可動範囲の限界位置で停止したことが検出された場合に正常と判定し、該モータが該レンジ切換機構の可動範囲の限界位置を越えて該目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定するようにしたものである。要するに、レンジ切換機構が正常であれば、モータの回転位置がレンジ切換機構の可動範囲の限界位置(ストッパ、壁等)を越えることはないため、モータがレンジ切換機構の可動範囲の限界位置を越えて回転したことが検出された場合に異常と判定するものである。これにより、レンジ切換機構の異常を検出することができる。
この場合、請求項2のように、異常診断実行条件が成立するか否かを、所定のレンジ切換動作中にモータに流れる電流値が判定値を下回るか否かで判定するようにしても良い。モータの回転伝達系の部品が折損したり、嵌合連結部の回り止め機能が壊れたりして、モータが空回りするようになると、モータの負荷が軽くなって、モータに流れる電流値が小さくなるため、モータに流れる電流値が正常範囲の下限電流値以下に設定した判定値を下回るときに、異常の可能性があると判断して、異常診断制御を実行するものである。
また、請求項3のように、異常診断実行条件が成立するか否かを、所定のレンジ切換動作に要する時間が判定値を下回るか否かで判定するようにしても良い。上述したように、モータが空回りするようになると、モータの負荷が軽くなって、モータの回転速度が速くなるため、モータが目標回転位置まで回転するのに要する時間が短くなる。このような関係から、レンジ切換動作に要する時間が正常範囲の最短時間以下に設定した判定値を下回るときに、異常の可能性があると判断して、異常診断制御を実行するものである。
また、請求項4のように、車両に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段を備え、異常診断実行条件が成立するか否かを、前記衝撃検出手段で衝撃が検出されたか否かで判定するようにしても良い。このようにすれば、車両に加わる衝撃を検出したときに、異常診断制御を実行して、レンジ切換機構の正常/異常を確認することができる。
また、請求項5のように、前記異常診断実行条件が成立し且つ目標レンジがPレンジ(非走行レンジ)であるときに、モータの目標回転位置をレンジ切換機構の可動範囲のPレンジ側の限界位置を越えた位置に設定して異常診断制御を実行するようにしても良い。目標レンジがPレンジである場合は、運転者が暫く停車状態を続ける意向であると考えられるため、その間に異常診断制御を実行する時間を確保できる。この場合、異常診断制御の実行中に運転者がシフトレバーをPレンジから他のレンジに切り換えたときには、直ちに異常診断制御を中止して、モータの目標回転位置を運転者が切り換えた目標レンジに対応する位置に設定してレンジ切換機構のシフトレンジをPレンジから他のレンジに切り換えれば良い。
尚、本発明は、Dレンジで車両が停止しているときに、モータの目標回転位置をレンジ切換機構の可動範囲のDレンジ側の限界位置を越えた位置に設定して異常診断制御を実行するようにしても良い。この場合、異常診断制御が終了するまで車両を再発進できないため、異常診断制御の実行中に運転者がアクセルペダルを踏み込んだときに(又はブレーキペダルの踏み込みを解除したときに)、直ちに異常診断制御を中止して、モータの目標回転位置をDレンジに対応する位置に設定してレンジ切換機構のシフトレンジをDレンジに切り換えれば良い。
或は、エンジン停止後(イグニッションスイッチのオフ操作後)にモータ制御系への電源供給を暫く継続して、モータの目標回転位置をレンジ切換機構の可動範囲のPレンジ側の限界位置(又はDレンジ側の限界位置)を越えた位置に設定して異常診断制御を実行するようにしても良い。
図1は本発明の実施例1を示すレンジ切換装置の斜視図である。 図2はレンジ切換装置の制御システム全体の構成を概略的に示す図である。 図3はモータとその周辺部分の構造を示す断面図である。 図4は実施例1のレンジ切換機構異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図5は実施例1のPレンジ切換動作時にモータに流れる電流値と判定値と温度との関係を説明する図である。 図6は実施例2のレンジ切換機構異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図7は実施例2のPレンジ切換動作に要する時間と判定値と温度との関係を説明する図である。 図8は実施例3のシステム構成を示すブロック図である。 図9は実施例3の異常診断実行条件成否判定プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 図10は実施例3のレンジ切換機構異常診断プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した幾つかの実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1乃至図5に基づいて説明する。
まず、図1乃至図3に基づいてレンジ切換機構11の構成を説明する。
レンジ切換機構11の駆動源となるモータ12は、例えばスイッチトリラクタンスモータにより構成され、減速機構26(図2、図3参照)が内蔵され、その出力軸13の回転位置(回転角)を検出する回転位置検出手段であるシフトポジションセンサ50(図2、図3参照)が設けられている。
このシフトポジションセンサ50は、リニア出力型の回転角センサであり、図3に示すように、モータ12の出力軸13の回転に連動して回転する円筒状の回転部材51と、この回転部材51の内周面に固定された永久磁石52と、回転部材51の内周側に永久磁石52と対向するように配置された固定部材53と、この固定部材53の内部に設けられたホールIC等の磁気検出素子(図示せず)等から構成され、モータ12の出力軸13の回転に連動して円筒状の回転部材51が永久磁石52と一体に回転することで、該永久磁石52から磁気検出素子に作用する磁束密度が変化して、シフトポジションセンサ50の出力電圧(磁気検出素子の出力電圧)が出力軸13の回転位置に応じてリニアに変化する。これにより、シフトポジションセンサ50の出力電圧からモータ12の出力軸13の絶対的な回転位置を連続的に検出できるようになっている。
図1に示すように、モータ12の出力軸13には、ディテントレバー15が固定されている。このディテントレバー15にはL字形のパーキングロッド18が固定され、このパーキングロッド18の先端部に設けられた円錐体19がロックレバー21に当接している。このロックレバー21は、円錐体19の位置に応じて軸22を中心にして上下動してパーキングギヤ20をロック/ロック解除するようになっている。パーキングギヤ20は、自動変速機27の出力軸に設けられ、このパーキングギヤ20がロックレバー21によってロックされると、車両の駆動輪が回り止めされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、ディテントレバー15をP、R、N、Dの各レンジに保持するためのディテントバネ23が支持ベース17に固定され、ディテントレバー15には、P、R、N、D等の各レンジ保持凹部24が形成され、ディテントバネ23の先端に設けられた係合部23aがディテントレバー15の各レンジ保持凹部24に嵌まり込んだときに、ディテントレバー15が各レンジの位置に保持されるようになっている。これらディテントレバー15とディテントバネ23とからディテントレバー15の回転位置を各レンジの位置に係合保持するためのディテント機構14(節度機構)が構成されている。
Pレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21に接近する方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21を押し上げてロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20に嵌まり込んでパーキングギヤ20をロックした状態となり、それによって、自動変速機27の出力軸(駆動輪)がロックされた状態(パーキング状態)に保持される。
一方、Pレンジ以外のレンジでは、パーキングロッド18がロックレバー21から離れる方向に移動して、円錐体19の太い部分がロックレバー21から抜け出てロックレバー21が下降し、それによって、ロックレバー21の凸部21aがパーキングギヤ20から外れてパーキングギヤ20のロックが解除され、自動変速機27の出力軸が回転可能な状態(走行可能な状態)に保持される。
レンジ切換制御装置42には、シフトレバー操作位置検出装置43で検出したシフトレバー操作位置(目標レンジ)の信号が入力される。これにより、レンジ切換制御装置42のマイコン41(制御手段)は、運転者がシフトレバーの操作により目標レンジ(指示レンジ)を切り換えると、その目標レンジに対応するモータ12(出力軸13)の目標回転位置を設定して、モータ12の駆動を開始し、シフトポジションセンサ50の出力電圧(出力軸13の回転位置)に応じてモータドライバ37によってモータ12の通電相を所定の順序で切り換えることでモータ12を回転駆動して、モータ12を目標回転位置まで回転させ、実シフトレンジを目標レンジに切り換える。そして、シフトポジションセンサ50の出力電圧により検出されるシフトレンジがインストルメントパネル(図示せず)に設けられたシフトレンジ表示部45に表示される。
ところで、モータ12の回転伝達系を構成する部品には、レンジ切換動作時の荷重や車両走行中の振動が繰り返し作用したり、車両衝突時の衝撃力が作用することがあるため、これらの繰り返し荷重や衝撃力によってモータ12の回転伝達系のうちの比較的強度が弱い部品(例えば出力軸13等)が折損したり、出力軸13とディテントレバー15と嵌合連結部の回り止め機能が壊れたりして、モータ12が空回りしてレンジ切換機構11のシフトレンジを切り換えることができなくなる場合がある。このような場合でも、モータ12自体は、目標レンジの切り換えに応じて、シフトポジションセンサ50の出力電圧を用いて目標レンジに対応する目標回転位置まで回転できるため、運転席のシフトレンジ表示部45には、モータ12の目標回転位置に対応するシフトレンジ(目標レンジ)が表示され、運転者にはレンジ切換機構11が異常になっていることが分からない。
そこで、本実施例1では、レンジ切換制御装置42のマイコン41によって図4のレンジ切換機構異常診断プログラムを実行することで、目標レンジ(シフトレバーの操作位置)がPレンジである場合に所定の異常診断実行条件が成立したときに、モータ12(出力軸13)の目標回転位置をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるP側ストッパを越えた位置に設定して該モータ12を該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行し、シフトポジションセンサ50の出力電圧から、モータ12がP側ストッパで停止したことが検出された場合に正常と判定し、モータ12がP側ストッパを越えて目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定するようにしている。
本実施例1では、異常診断実行条件が成立するか否かを、Pレンジ切換動作中にモータ12に流れる電流値が判定値を下回るか否かで判定するようにしている。モータ12の回転伝達系の部品(例えば出力軸13等)が折損したり、出力軸13とディテントレバー15と嵌合連結部の回り止め機能が壊れたりして、モータ12が空回りするようになると、モータ12の負荷が軽くなって、モータ12に流れる電流値が小さくなるため、モータ12に流れる電流値が正常範囲の下限電流値以下に設定した判定値(図5参照)を下回るときに、異常の可能性があると判断して、異常診断制御を実行するものである。
また、本実施例1では、目標レンジがPレンジである場合に、上記異常診断実行条件が成立したときに異常診断制御を実行するようにしているが、これは、目標レンジがPレンジである場合は、運転者が暫く停車状態を続ける意向であると考えられるため、その間に異常診断制御を実行する時間を確保できるためである。
以下、図4のレンジ切換機構異常診断プログラムの処理内容を説明する。
図4のレンジ切換機構異常診断プログラムは、レンジ切換制御装置42の電源オン期間中にマイコン41によって所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段として機能する。本プログラムが起動されると、まず、ステップ101で、目標レンジ(シフトレバーの操作位置)がPレンジに切り換えられたか否かを判定し、Pレンジに切り換えられていなければ、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
その後、目標レンジがPレンジに切り換えられた時点で、ステップ101からステップ102に進み、モータ12(出力軸13)の回転位置をPレンジの位置に設定して、モータ12をPレンジの位置まで回転させる。そして、次のステップ103で、Pレンジ切換動作中のモータ12の電流値が判定値を下回ったか否かで、異常診断実行条件が成立しているか否かを判定する。この際、図5に示すように、判定値は、Pレンジ切換動作中のモータ12の電流値の正常範囲の下限電流値以下に設定した一定値であっても良いし、或は、モータ12の電流値が温度に応じて変化することを考慮して、Pレンジ切換動作時のモータ12の温度を検出又は推定して、その温度に応じて判定値を変化させる(高温になるほど判定値を小さくする)ようにしても良い。
上記ステップ103で、Pレンジ切換動作中のモータ12の電流値が判定値を下回らなかったと判定されれば、異常診断実行条件が成立せず、以降の処理を行うことなく、本プログラムを終了する。
これに対し、上記ステップ103で、Pレンジ切換動作中のモータ12の電流値が判定値を下回ったと判定されれば、異常診断実行条件が成立して、ステップ104に進み、モータ12(出力軸13)の目標回転位置をP側ストッパを越えた位置に設定して該モータ12を該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行する。
この後、ステップ105に進み、シフトポジションセンサ50の出力電圧からモータ12の回転位置を検出して、モータ12がP側ストッパで停止しないか否かを判定し、モータ12がP側ストッパで停止したと判定されれば、ステップ106に進み、レンジ切換機構11が正常と判定する。
これに対し、上記ステップ105で、モータ12がP側ストッパで停止しない(P側ストッパを越えて目標回転位置まで回転した)と判定されれば、ステップ106に進み、レンジ切換機構11が異常と判定する。この場合は、ステップ108に進み、運転席のインストルメントパネルの表示部に警告表示したり、或は警告ランプを点灯又は点滅させて、運転者に警告する。
尚、異常診断制御の実行中に運転者がシフトレバーをPレンジから他のレンジに切り換えたときには、直ちに異常診断制御を中止して、モータ12の目標回転位置を運転者が切り換えた目標レンジに対応する位置に設定してレンジ切換機構11のシフトレンジをPレンジから他のレンジに切り換えるようにしても良い。
以上説明した本実施例1によれば、レンジ切換機構11の異常診断を実行する際に、モータ12の目標回転位置をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるP側ストッパを越えた位置に設定して該モータ12を該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行し、シフトポジションセンサ50の出力電圧から、モータ12がP側ストッパを越えて目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定するようにしたので、レンジ切換機構11の異常を検出することができる。
次に、図6及び図7を用いて本発明の実施例2を説明する。
本実施例2では、図6のレンジ切換機構異常診断プログラムを実行する。図6のレンジ切換機構異常診断プログラムは、前記実施例1で実行した図4のレンジ切換機構異常診断プログラムのステップ103をステップ103aに変更しただけであり、他のステップの処理は同じである。
本実施例2では、目標レンジ(シフトレバーの操作位置)がPレンジである場合に、異常診断実行条件が成立するか否かを、Pレンジ切換動作に要する時間が判定値を下回ったか否かで判定する(ステップ103a)。
モータ12の回転伝達系の部品(例えば出力軸13等)が折損したり、出力軸13とディテントレバー15と嵌合連結部の回り止め機能が壊れたりして、モータ12が空回りするようになると、モータ12の負荷が軽くなって、モータ12の回転速度が速くなるため、モータ12が目標回転位置まで回転するのに要する時間が短くなる。このような関係から、Pレンジ切換動作に要する時間が正常範囲の最短時間以下に設定した判定値を下回るときに、異常の可能性があると判断して、異常診断制御を実行するものである。
この場合、図7に示すように、判定値は、Pレンジ切換動作に要する時間の正常範囲の最短時間以下に設定した一定値であっても良いし、或は、Pレンジ切換動作に要する時間が温度に応じて変化することを考慮して、Pレンジ切換動作時のモータ12の温度を検出又は推定して、その温度に応じて判定値を変化させる(高温になるほど判定値を小さくする)ようにしても良い。その他の事項は、前記実施例1と同じである。
以上説明した本実施例2でも、前記実施例1と同様の効果を得ることができる。
次に、図8乃至図10を用いて本発明の実施例3を説明する。
車両衝突時(事故時)の衝撃力によってモータ12の回転伝達系の部品(例えば出力軸13等)が折損したり、出力軸13とディテントレバー15と嵌合連結部の回り止め機能が壊れたりする可能性がある。
そこで、本実施例3では、エアバッグ61の起動装置62を制御するエアバッグ制御回路63に接続された加速度センサ64を、車両に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段として使用して、車両衝突を検出したときに、異常診断制御を実行して、レンジ切換機構11の正常/異常を確認するようにしている。
エアバッグ制御回路63は、加速度センサ64で検出した加速度が判定値を上回ったときに、車両衝突と判断して、エアバッグ61の起動装置62を作動させる。また、エアバッグ制御回路63は、加速度センサ64で検出した加速度の情報をレンジ切換制御装置42に送信する。
レンジ切換制御装置42のマイコン41は、図9の異常診断実行条件成否判定プログラムを所定周期で繰り返し実行することで、異常診断実行条件が成立しているか否かを次のようにして判定する。まず、ステップ201で、エアバッグ制御回路63から送信されてくる加速度の検出情報を読み込み、次のステップ202で、加速度が判定値を上回るか否かで、異常診断実行条件が成立しているか否かを判定する。その結果、加速度が判定値を上回らないと判定されれば、異常診断実行条件が成立せず、そのまま本プログラムを終了する。
これに対し、上記ステップ202で、加速度が判定値を上回ると判定されれば、車両衝突と判断し、異常診断実行条件が成立する。この場合は、ステップ203に進み、異常診断実行フラグを「ON」して、本プログラムを終了する。尚、異常診断実行フラグは、マイコン41の電源投入時に実行される初期化処理により「OFF」にリセットされる。
本実施例3で実行する図10のレンジ切換機構異常診断プログラムは、前記実施例1で実行した図4のレンジ切換機構異常診断プログラムのステップ103をステップ103bに変更しただけであり、他のステップの処理は同じである。
本実施例3では、目標レンジ(シフトレバーの操作位置)がPレンジである場合に、異常診断実行条件が成立するか否かを、異常診断実行フラグが「ON」であるか否かで判定する(ステップ103b)。これにより、本実施例3では、加速度センサ64により車両衝突が検出されたときに、異常診断制御を実行して、レンジ切換機構11の正常/異常を確認する。
尚、本実施例3では、車両に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段として、エアバッグシステムの加速度センサ64を使用したが、異常診断専用の加速度センサを車両に搭載しても良い。
[その他の実施例]
前記各実施例1〜3では、いずれも、目標レンジ(シフトレバーの操作位置)がPレンジである場合に、異常診断実行条件が成立しているときに、モータ12の目標回転位置をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置であるP側ストッパを越えた位置に設定して該モータ12を該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行し、モータ12がP側ストッパを越えて目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定するようにしたが、Dレンジで車両が停止しているときに、モータ12の目標回転位置をレンジ切換機構11の可動範囲のDレンジ側の限界位置であるD側ストッパを越えた位置に設定して異常診断制御を実行し、モータ12がD側ストッパを越えて目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定するようにしても良い。
この場合、異常診断制御が終了するまで車両を再発進できないため、異常診断制御の実行中に運転者がアクセルペダルを踏み込んだときに(又はブレーキペダルの踏み込みを解除したときに)、直ちに異常診断制御を中止して、モータ12の目標回転位置をDレンジに対応する位置に設定してレンジ切換機構11のシフトレンジをDレンジに切り換えれば良い。
或は、エンジン停止後(イグニッションスイッチのオフ操作後)にレンジ切換制御装置42への電源供給を暫く継続して、モータ12の目標回転位置をレンジ切換機構11の可動範囲のPレンジ側の限界位置(又はDレンジ側の限界位置)を越えた位置に設定して異常診断制御を実行し、モータ12が当該限界位置を越えて目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定するようにしても良い。
また、前記実施例1〜3では、モータ12の出力軸13の回転位置を検出するシフトポジションセンサ50の出力電圧に基づいてモータ12をフィードバック制御するようにしたが、モータ12の回転位置を検出する回転位置検出手段として、モータ12の回転に同期して所定角度毎にパルス信号を出力するエンコーダを搭載し、このエンコーダのパルス信号をカウントして、そのカウント値に基づいてモータ12をフィードバック制御する構成のものに対しても本発明を適用して実施できる。この場合、異常診断制御を実行する際に、モータ12の目標回転位置(目標カウント値)をレンジ切換機構11の可動範囲の限界位置を越えた位置のカウント値に設定すれば良い。
また、前記実施例1〜3のレンジ切換装置は、自動変速機のP、R、N、Dの各レンジを切り換えるようにしたが、Dレンジ以外の走行レンジ(Lレンジ、2レンジ等)を追加しても良く、或は、PレンジとNotPレンジの2つのレンジのみを切り換える構成にも本発明を適用して実施できることは言うまでもない。
その他、本発明は、自動変速機(AT、CVT、DCT等)に限定されず、電気自動車用の減速機のシフトレンジを切り換えるレンジ切換装置にも適用して実施できる等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
11…レンジ切換機構、12…モータ、13…出力軸、14…ディテント機構、15…ディテントレバー、18…パーキングロッド、20…パーキングギヤ、21…ロックレバー、23…ディテントバネ、23a…係合部、24…レンジ保持凹部、26…減速機構、27…自動変速機、37…モータドライバ、41…マイコン(制御手段,異常診断手段)、42…レンジ切換制御装置、50…シフトポジションセンサ(回転位置検出手段)、61…エアバッグ、64…加速度センサ(衝撃検出手段)

Claims (5)

  1. モータを駆動源としてシフトレンジを切り換えるレンジ切換機構と、前記モータの回転位置又は該モータと一体的に回転する部材の回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記回転位置検出手段の検出結果に基づいて実シフトレンジを目標レンジに切り換えるように前記モータを該目標レンジに対応する位置まで回転させる制御手段と、前記レンジ切換機構の異常を検出する異常診断手段とを備えたレンジ切換装置の異常診断装置において、 前記異常診断手段は、所定の異常診断実行条件が成立したときに前記モータの目標回転位置を前記レンジ切換機構の可動範囲の限界位置を越えた位置に設定して該モータを該目標回転位置まで回転させる異常診断制御を実行し、前記回転位置検出手段の検出結果から、該モータが該レンジ切換機構の可動範囲の限界位置で停止したことが検出された場合に正常と判定し、該モータが該レンジ切換機構の可動範囲の限界位置を越えて該目標回転位置まで回転したことが検出された場合に異常と判定することを特徴とするレンジ切換装置の異常診断装置。
  2. 前記異常診断手段は、前記異常診断実行条件が成立するか否かを、所定のレンジ切換動作中に前記モータに流れる電流値が判定値を下回るか否かで判定することを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換装置の異常診断装置。
  3. 前記異常診断手段は、前記異常診断実行条件が成立するか否かを、所定のレンジ切換動作に要する時間が判定値を下回るか否かで判定することを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換装置の異常診断装置。
  4. 車両に加わる衝撃を検出する衝撃検出手段を備え、
    前記異常診断手段は、前記異常診断実行条件が成立するか否かを、前記衝撃検出手段で衝撃が検出されたか否かで判定することを特徴とする請求項1に記載のレンジ切換装置の異常診断装置。
  5. 前記異常診断手段は、前記異常診断実行条件が成立し且つ目標レンジがPレンジであるときに前記モータの目標回転位置を前記レンジ切換機構の可動範囲のPレンジ側の限界位置を越えた位置に設定して前記異常診断制御を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレンジ切換装置の異常診断装置。
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