JP2013167103A - 排水トラップ取付用治具及び取付方法 - Google Patents

排水トラップ取付用治具及び取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排水トラップを容易に取付することができる排水トラップ取付用治具と、この治具を用いた排水トラップ取付方法とを提供する。
【解決手段】フレーム1を躯体床上に設置してレベル出しし、次いで、フレーム1にガイドブラケット2を取り付け、このガイドブラケット2に排水トラップ3を係止し、排水トラップ3を跨ぐようにガイドブラケット2上にダミー体4を載置し、締付フランジ5を排水トラップ3の洗い場排水受入口30内周面の雌螺子に締めこんで排水トラップ3をダミー体4に連結固定する。排水トラップ3に排水管7を接続した後、締付フランジ5を取り外し、ダミー体4を撤去し、次いで防水パンをフレーム1上に設置し、締付フランジ5を排水トラップ3の洗い場排水受入口30の雌螺子にねじ込み、防水パンと排水トラップ3とを連結固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユニットバス等の防水パンに排水トラップを取り付ける際に用いる治具と、この治具を用いた排水トラップの取付方法に関する。
ユニットバスルームなどのユニットルームの床を構成する防水パンの下側に排水トラップを設置し、排水トラップを躯体側排水管と接続する工事を行う場合、排水トラップを取り付けた防水パンを設置した後、防水パンに設けた作業口(点検口)を通して排水トラップと躯体側排水管とを配管接続することが多い。作業終了後は作業口(点検口)を蓋で閉鎖する。
かかる従来工法では、防水パンに大きな点検口が必要となる。このような点検口を有しない防水パンの取付方法として、特許文献1には、防水パンの排水口に仮留め可能であると共に排水口上側から手を差し込んで仮留め解除することができる治具を用いた排水トラップの取付方法が記載されている。
特許文献1では、治具に排水トラップを保持させ、この治具を起立状態の防水パンの排水口に仮留めする。この防水パンを躯体床上に倒伏させた後、排水口から手を差し込んで仮留めを解除し、次いで防水パンを起立させる。排水トラップ及びそれを保持した治具は躯体床上に残置される。この躯体床上の排水トラップを躯体排水管に対し配管で接続する。その後、防水パンを再度躯体床上に倒伏させ、その排水口を排水トラップに合致させ、締付フランジを防水パン上方から排水口を通して排水トラップの雌螺子部にねじ込み、排水トラップを防水パンに緊結する。
特開2004−353403
上記特許文献1では、防水パンの倒伏及び起立を2回行う必要があり、作業に手間がかかる。また、防水パンを2回目に倒伏させたときに、1回目の倒伏時と防水パンの位置がずれてしまい、防水パン排水口と排水トラップとが芯ズレするおそれもある。
本発明はこのような問題が生ずることなく、排水トラップを容易に取付することができる排水トラップ取付用治具と、この治具を用いた排水トラップ取付方法とを提供することを目的とする。
本発明の排水トラップ取付用治具は、防水パンを支承するためのフレームに対し取り付けられるガイドブラケットと、該ガイドブラケット上に着脱可能に設置されるダミー体とを備えてなる排水トラップ取付用治具であって、該ガイドブラケットには、排水トラップが支持される排水トラップ支持部が設けられており、該ダミー体は、該排水トラップ支持部を跨ぐ大きさを有しており、該ダミー体には、該防水パンの排水口と同一口径の開口が設けられており、該開口は、該ダミー体が該ガイドブラケット上に設置された状態において、該防水パンを該フレーム上に設置したときの該防水パン排水口と同一位置及び高さに配置されることを特徴とするものである。
前記ダミー体の前記開口の上面側に環状壁が周設されてもよい。
前記ダミー体に、下方に延在するガイドロッドが設けられており、前記ガイドブラケットに、該ガイドロッドが挿通されるガイド孔が設けられており、該ガイドロッドが上方から該ガイド孔に差し込まれるようにして該ダミー体が該ガイドブラケット上に設置されるように構成されていてもよい。
本発明の排水トラップの取付方法は、上記本発明の排水トラップ取付用治具を用いて防水パンに排水トラップを取り付ける方法であって、防水パンを支持するフレームを躯体床上に設置し、レベル出しする工程と、該フレームに前記ガイドブラケットを取り付ける工程と、該フレームに取り付けられたガイドブラケットに対し排水トラップを支持させ、次いで該ガイドブラケット上に前記ダミー体を設置する工程と、該ダミー体の前記開口を通して締付フランジの雄螺子部を排水トラップの雌螺子に締め込む工程と、次いで該排水トラップと躯体排水管とを配管で接続する工程と、次いで該締付フランジを取り外し、ダミー体を撤去する工程と、次いで該フレーム上に防水パンを設置し、防水パンの排水口を通して該締付フランジの該雄螺子部を排水トラップの前記雌螺子に締め込む工程とを有する。
前記ダミー体を前記ガイドブラケット上に設置した状態において、該ダミー体の開口の位置及び高さは、後に該フレーム上に設置される防水パンの排水口の位置及び高さに合致することが好ましい。
本発明の治具を用いて排水トラップの取付を行うには、まずフレームを躯体床上に設置し、レベル出しする。次いで、このフレームの規定位置にガイドブラケットを取り付ける。なお、ガイドブラケットをフレームに予め取り付けておき、ガイドブラケット付きのフレームを躯体床上に設置し、レベル出ししてもよい。
このガイドブラケットに対し排水トラップを係止させて仮置きすると共に、排水トラップを跨ぐようにダミー体をガイドブラケット上に載置する。
前記ダミー体に下方に延在するガイドロッドを設け、前記ガイドブラケットに、該ガイドロッドが挿通されるガイド孔を設け、該ガイドロッドを上方から該ガイド孔に差し込むようにして該ダミー体を該ガイドブラケット上に設置するように構成することにより、該ダミー体の該ガイドブラケットへの設置作業を容易なものとすることができる。また、ガイドロッドがガイド孔に差し込まれているので、ガイドブラケット上に設置されたダミー体の水平方向の位置ずれも防止される。なお、ガイドロッドはガイド孔に対し上方から差し込まれているだけなので、必要に応じ、ダミー体の設置高さの調整も容易に行うことができる。
このダミー体には、締付フランジが上方から差し込まれる開口が設けられている。この開口は、後に該フレーム上に設置される防水パンの排水口と同一口径である。また、該ダミー体を該ガイドブラケット上に載置した状態においては、該防水パン排水口の位置及び高さと該開口の位置及び高さとは合致している。
このダミー体の該開口を通して締付フランジを排水トラップの受入口内周面の雌螺子にねじ込む。これにより、排水トラップは締付フランジによって引き上げられる。締付フランジの取付け方法はスナップフィットやビスによる固定でもよい。
締付フランジを十分に締め付けると、排水トラップはダミー体に緊結されてダミー体と一体化され、このダミー体がガイドブラケット上に載っている状態となる。この状態では、排水トラップは、防水パンの排水口に連結された最終設置位置及びレベルと同一位置及びレベルに位置する。
次に、この排水トラップの流出口と躯体排水管とを配管で接続する。なお、この状態で、排水トラップ内に水を注入して排水状況を確認してもよい。受入口に環状壁を設けておくと、この環状壁内にまで水を張ることができる。
その後、締付フランジを外し、ダミー体を撤去する。締付フランジを外すと、排水トラップはガイドブラケット上に降下する。
次に、このフレーム上に防水パンを配置する。防水パンの排水口と排水トラップの受入口とは同軸状となっているので、締付フランジを防水パン排水口を通して排水トラップ受入口内周面の雌螺子にねじ込む。これにより、排水トラップが上方に引き上げられ、締付フランジのフランジ部と排水トラップの受入口上縁との間で防水パン排水口周縁部が挟持され、排水トラップが防水パンに固定される。この排水トラップには、既に排水管が接続されているので、排水トラップの取付が終了する。
なお、前記ダミー体の開口を通して締付フランジの雄螺子部を排水トラップの雌螺子に締め込んだ際に排水トラップが引き上げられる高さと、前記防水パンの排水口を通して締付フランジの雄螺子部を排水トラップの雌螺子に締め込んだ際に排水トラップが引き上げられる高さとを同等とすることにより、排水管等に残留応力が生じることが防止される。
フレームの斜視図である。 ガイドブラケットを取り付けたフレームの斜視図である。 ガイドブラケットに排水トラップを係止した状態におけるフレームの斜視図である。 ガイドブラケット上にダミー体を載置して締付フランジを締め付けた状態におけるフレームの斜視図である。 フレーム上に防水パンを設置したときの斜視図である。 ガイドブラケットとダミー体とを示す斜視図である。 図6のVII−VII線断面図である。 ダミー体への排水トラップ締付方法を示す断面図である。 防水パンへの排水トラップ締付方法を示す断面図である。 排水トラップの平面図である。 排水トラップの側面図である。 排水トラップの本体部の縦断面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
[治具及び取付法の概要]
この実施の形態では、本発明の治具は、ガイドブラケット2と、該ガイドブラケット2上に載置されるダミー体4とを有する。ガイドブラケット2は、防水パン6支持用のフレーム1に取り付けられる。このガイドブラケット2の設置位置は、防水パン6の排水口15の下方位置である。このガイドブラケット2は、排水トラップ3を一時的に係止しておくためのものである。ガイドブラケット2に係止された排水トラップ3は、ダミー体4に連結されることにより、該排水トラップ3が防水パン6の排水口15に連結された最終設置位置及びレベルに保持される。この状態で排水トラップ3に配管接続作業が施される。その後、排水トラップ3がダミー体4と分離され、ガイドブラケット2上に載置され、ダミー体4が撤去される。その後、フレーム1上に防水パン6が設置され、排水トラップ3が防水パン6の排水口15と連結される。
[実施の形態の詳細な説明]
この実施の形態では、図1の通り、フレーム1を躯体床上に設置してレベル出しし、次いで図2の通り、フレーム1にガイドブラケット2を取り付け、図3の通りこのガイドブラケット2に排水トラップ3を係止し、図4の通り排水トラップ3を跨ぐようにガイドブラケット2上にダミー体4を載置し、締付フランジ5を排水トラップ3の洗い場排水受入口30に締めこんで排水トラップ3をダミー体4に連結固定する。なお、フレーム1を躯体床上に設置する前に該フレーム1にガイドブラケット2を取り付けておいてもよい。このガイドブラケット2とダミー体4とによって排水トラップ取付用治具が構成されている。
その後、排水トラップ3に排水管7(図4)を接続した後、締付フランジ5を取り外し、ダミー体4を撤去し、次いで図5の通り防水パン6をフレーム1上に設置する。そして、防水パン6の排水口15(図9(b))を通して締付フランジ5を排水トラップ3の洗い場排水受入口30にねじ込み、防水パン6と排水トラップ3とを連結固定する。
この実施の形態では、フレーム1は、図1の通り、洗い場防水パン6の設置部1aと浴槽用防水パン(図示略)の設置部1bとを有している。洗い場防水パン設置部1aは長辺アングル8と短辺アングル9とを有した長方形状である。フレーム1には上下方向に螺進可能な足ボルト11が設けられている。
このフレーム1の洗い場防水パン設置部1aのうち浴槽用防水パン設置部1b側の長辺アングル8の側面(枠状の設置部1aの枠内側を向く側面)には、ガイドブラケット2を取り付けるための小孔12(図1)が設けられている。この小孔12の位置は、該フレーム1に取り付けられたガイドブラケット2上に対しダミー体4を係合させたときに、ダミー体4の円形開口14(図6等)が防水パン6の排水口15(図9(b)等)と同軸となるように設定されている。
ガイドブラケット2は、図6に明示の通り、水平板部16と、該水平板部16の一辺から起立する起立板部17と、該水平板部16の両側辺から起立する補強板部18と、該水平板部16に切欠状に設けられた排水トラップ支持部としての排水トラップ係止口19と、水平板部16に設けられたガイド孔20と、前記起立板部17に設けられたビス孔21とを備えている。このビス孔21同士の間隔は前記小孔12,12間の間隔に合致している。
排水トラップ係止口19は、水平板部16の起立板部17と反対側の辺から切り込まれた形状となっている。水平板部16は、排水トラップ係止口19の両側に沿って延在する2本の腕状部を有した略々U字形平面視形状となっている。排水トラップ係止口19の入口側(即ち、この2本の腕状部の前端側)には、互いに接近方向に突出した接近片部19aが設けられている。この接近片部19aは、排水トラップ係止口19に係合させた排水トラップ3が腕状部から前方へ脱落しにくくするためのものである。ガイド孔20は、水平板部16の4コーナー部近傍にそれぞれ設けられている。
ダミー体4は、環状壁としての円環状壁23と、該円環状壁23から張り出す水平な主板部24と、該主板部24の4コーナー部から下方に突設されたガイドロッド25等を有している。
円環状壁23は、筒軸心方向を上下方向とした短い筒状である。図7の通り、円環状壁23の下端内周面からは求心方向に張り出す鍔部26が設けられており、この鍔部26にリップパッキン27が装着されている。円環状壁23の内側が前記円形開口14となっている。この円形開口14は、防水パン6の排水口15と同一口径である。また、ダミー体4をガイドブラケット2上に載置した状態において、円形開口14の位置(水平方向位置)及び高さ(レベル)は、後にフレーム1上に設置される防水パン6の排水口15の位置及び高さに合致している。
主板部24の外周縁からは下方にスカート部28が垂設されている。このスカート部28の高さh(図7)は、後述の図9(b)の高さhに合致する。
図10〜12に示すように、排水トラップ3の長手方向の略中央の上面には、洗い場からの排水が流入する洗い場排水受入口30が設けられている。図12の通り、この洗い場排水受入口30の内周面に雌螺子が刻設され、締付フランジ5の雄螺子部5b(図8,図9(c))が螺着可能とされている。この洗い場排水受入口30の外周にトップフランジ部32が設けられている。排水トラップ3の長手方向一端側の上面には、浴槽からの排水が流入する浴槽排水流入口33が設けられている。浴槽排水は、ダクト部35を介して本体部36に流入する。
排水トラップ3の他端側には、排水トラップ流出口37が設けられている。この排水トラップ流出口37に排水管7(図4)が接続される。
この排水トラップ3の本体部36内には、洗い場排水受入口30の下側に円筒形の受入室が設けられている。洗い場排水はヘアキャッチャー38を通ってこの受入室に流入する。この受入室には、ダクト部35からの浴槽排水の一部が上側分岐流路40a(図11,12)を介して接線方向に導入され、受入室内に旋回流を形成した後、排水トラップ流出口37に流出するよう構成されている。浴槽排水の残部は、下側分岐流路40bを介して、受入室を迂回するバイパス流路40、その上昇流路40c及びその合流口40dを経て流出口37へ流出する。
フレーム1を設置した後、防水パン6を設置し、排水トラップ3を防水パン6に取り付ける工法について以下に詳細に説明する。
フレーム1をユニットバスルーム構築エリアに搬入し、躯体床上に設置し、位置決めし、足ボルト11を調節し、レベル出しする。次いで、図2の通り、フレーム1にガイドブラケット2をビス50で固定する。このビス50は、ビス孔21(図6)を通して小孔12にねじ込まれる。これにより、図1の通り、長辺アングル材8に沿う水平X方向及び上下方向(Z方向)並びに長辺アングル材8と直交する水平Y方向のいずれにおいてもフレーム1に対して規定位置となるようにガイドブラケット2がフレーム1に固定される。
次いで、図3及び図8(a)のように、ガイドブラケット2の排水トラップ係止口19に排水トラップ3を挿入し、そのトップフランジ部32を排水トラップ係止口19の周囲の水平板部16に上方から係合させるようにして排水トラップ3を該ガイドブラケット2に係止させる。この段階では、締付フランジ5は排水トラップ3にまだ螺着されていない。なお、図8(a)は図3のVIIIa−VIIIa線断面図である。図8(a),(b)において、排水トラップ係止口19の内周面と排水トラップ3の外周面との間に多少の遊びが存在しており、排水トラップ3はX,Y方向に若干移動可能となっている。
次いで、図8(b)のように、この排水トラップ3の洗い場排水受入口30を跨ぐようにしてダミー体4を配置し、4本のガイドロッド25をそれぞれガイドブラケット2の各ガイド孔20に挿入し、スカート部28が水平板部16の上面に当接するようにダミー体4をガイドブラケット2上に載置する。ダミー体4は、各ガイドロッド25を各ガイド孔20に挿入することにより、X−Y方向に位置決めされた状態となり、スカート部28が水平板部16の上面に当接することによりZ方向に位置決めされた状態となる。なお、必要に応じ、ダミー体4の設置高さを調整してもよい。
次いで、締付フランジ5の雄螺子部5bをダミー体4の円形開口14を通して排水トラップ3の受入口30の内周面の雌螺子に締め込む。締付フランジ5を回転させるに従って、排水トラップ3は引き上げられ、遂には、図8(c)及び図4の通り、締付フランジ5のフランジ部5aとトップフランジ部32との間でリップパッキン27を介して鍔部26を上下から強力に締め付けた状態となる。図8(c)は図4のVIIIc−VIIIc線断面図である。この状態における排水トラップ3の位置及び高さは、排水トラップ3を、フレーム1に設置した防水パン6の排水口15に取り付けた状態における位置及び高さと合致する。
そこで、排水管7(図4)をこの排水トラップ3の流出口37と躯体側排水管との双方に接続するようにして引き回す。このように排水管7の引き回しが終了した後、ダミー体4の円形開口14を通して排水トラップ3内に水を注ぎ、排水が滞りなく行われるかチェックしてもよい。この実施の形態では、ダミー体4に円環状壁23が設けられているので、円環状壁23内にまで水を張ることができる。
必要に応じこの通水試験を行った後、締付フランジ5を緩めて取り外し、さらにダミー体4を撤去する。これにより、図9(a)のように排水トラップ3のトップフランジ部32がガイドブラケット2の水平板部16上に再び載置された状態となる。
次に、図5及び図9(b)のように、防水パン6をフレーム1の洗い場フレーム1a上に載せる。防水パン6の排水口15は排水トラップ3の洗い場排水受入口30と正確に同軸位置を占める。そこで、図9(c)の通り、締付フランジ5の雄螺子部5bを防水パン6の上方から排水口15を通して排水トラップ3の洗い場排水受入口30内周面の雌螺子に締め込む。これにより、排水トラップ3は再び引き上げられ、トップフランジ部32と締付フランジ5のフランジ部5aとの間で排水口15の縁部がリップパッキン42を介して強力に挟持され、図5及び図9(c)の通り排水トラップ3が防水パン6に連結固定された状態となる。その後は、浴槽用防水パン設置部1bの上に浴槽パンを設置し、浴槽排水口を浴槽排水流入口33に接続する。
このように、この実施の形態によると、防水パン6に点検口を設けることなく、排水トラップ3と躯体側排水管との配管接続を行うことができる。この実施の形態によると、防水パン6をフレーム1上に倒伏させて設置する作業は1回で足りる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。
1 フレーム
2 ガイドブラケット
3 排水トラップ
4 ダミー体
5 締付フランジ
5a フランジ部
5b 雄螺子部
6 防水パン
7 排水管
11 足ボルト
14 円形開口
15 排水口
19 排水トラップ係止口(排水トラップ支持部)
20 ガイド孔
23 円環状壁
25 ガイドロッド
26 鍔部
30 洗い場排水受入口
32 トップフランジ部
40 ビス

Claims (5)

  1. 防水パンを支承するためのフレームに対し取り付けられるガイドブラケットと、
    該ガイドブラケット上に着脱可能に設置されるダミー体とを備えてなる排水トラップ取付用治具であって、
    該ガイドブラケットには、排水トラップが支持される排水トラップ支持部が設けられており、
    該ダミー体は、該排水トラップ支持部を跨ぐ大きさを有しており、
    該ダミー体には、該防水パンの排水口と同一口径の開口が設けられており、
    該開口は、該ダミー体が該ガイドブラケット上に設置された状態において、該防水パンを該フレーム上に設置したときの該防水パン排水口と同一位置及び高さに配置されることを特徴とする排水トラップ取付用治具。
  2. 請求項1において、前記ダミー体の前記開口の上面側に環状壁が周設されていることを特徴とする排水トラップ取付用治具。
  3. 請求項1又は2において、前記ダミー体に、下方に延在するガイドロッドが設けられており、
    前記ガイドブラケットに、該ガイドロッドが挿通されるガイド孔が設けられており、
    該ガイドロッドが上方から該ガイド孔に差し込まれるようにして該ダミー体が該ガイドブラケット上に設置されることを特徴とする排水トラップ取付用治具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の排水トラップ取付用治具を用いて防水パンに排水トラップを取り付ける方法であって、
    防水パンを支持するフレームを躯体床上に設置し、レベル出しする工程と、
    該フレームに前記ガイドブラケットを取り付ける工程と、
    該フレームに取り付けられたガイドブラケットに対し排水トラップを支持させ、次いで該ガイドブラケット上に前記ダミー体を設置する工程と、
    該ダミー体の前記開口を通して締付フランジの雄螺子部を排水トラップの雌螺子に締め込む工程と、
    次いで該排水トラップと躯体排水管とを配管で接続する工程と、
    次いで該締付フランジを取り外し、ダミー体を撤去する工程と、
    次いで該フレーム上に防水パンを設置し、防水パンの排水口を通して該締付フランジの該雄螺子部を排水トラップの前記雌螺子に締め込む工程と
    を有する排水トラップの取付方法。
  5. 請求項4において、前記ダミー体を前記ガイドブラケット上に設置した状態において、該ダミー体の開口の位置及び高さは、後に該フレーム上に設置される防水パンの排水口の位置及び高さに合致することを特徴とする排水トラップの取付方法。
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