JP6241686B1 - 浴室ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】浴室ユニットの床パンの高さ調整に関して作業性の低下を抑制できる浴室ユニットを提供する。【解決手段】浴室ユニット10は、浴槽架台60および床パン20を備える。浴槽架台60は、支持台61、支持台61を支持する複数の支持脚62、および、支持脚62に設けられて支持台61の床面Fからの高さ位置を調整可能な調整機構63を備える。床パン20は、支持台61よりも上方で支持台61に連結されている。調整機構63は、支持脚62に設けられるボルト64、および、床パン20よりも下方に配置され、ボルト64の回転を規制するロックナット66を備える。床パン20は、支持脚62の少なくとも1つの上方に調整機構63を操作可能な貫通孔35を備える。【選択図】図6
Description
本発明は、架台に支持されている床パンを備える浴室ユニットに関する。
従来より、架台に支持されている床パンを備える浴室ユニットが知られている。従来の浴室ユニットの一例は、特許文献1のユニットバスである。特許文献1のユニットバスは、防水パンおよび浴槽を支持する支持架台を備える。特許文献1の支持架台は、高さ調整可能に防水パンおよび浴槽を支持する。支持架台は、防水パンおよび浴槽の底面に連結されているため、作業者は支持架台の側方から支持架台の高さを調整することによって防水パンおよび浴槽の高さを調整する。
上記ユニットバスが設置される空間が狭いとき、作業者が側方から支持架台の高さを調整することが不可能な場合がある。この場合、作業者は防水パンおよび浴槽の高さが適切でないと判断したとき、一旦防水パンおよび浴槽を作業が行えるように移動させて支持架台の高さや傾きを調整する。このため、ユニットバスの設置作業が煩雑になり、作業性が低下するおそれがある。
本発明に関する浴室ユニットの一形態は、支持台、前記支持台を支持する複数の支持脚、および、前記支持脚に設けられて前記支持台の床面からの高さ位置を調整可能な調整機構を備える架台と、前記支持台よりも上方で前記支持台に連結されている床パンとを備え、前記調整機構は、前記支持脚に設けられるボルト、および、前記床パンよりも下方に配置され、前記ボルトの前記支持台に対する回転を規制するロックナットを備え、前記床パンは、浴槽を設置する浴槽設置部と、前記支持脚の少なくとも1つの上方に前記調整機構を操作可能な貫通孔とを備え、前記浴槽設置部は、浴槽設置面から上方に突出した凸部を備え、前記貫通孔は、前記浴槽設置部の前記凸部に形成され、前記凸部は、前記浴槽設置部の縁部と連続する。
上記浴室ユニットは、浴室ユニットの床パンの高さ調整に関して作業性の低下を抑制できる。
(浴室ユニットが取り得る形態の一例)
〔1〕本発明に従う浴室ユニット10の一形態は、支持台61、前記支持台61を支持する複数の支持脚62、および、前記支持脚62に設けられて前記支持台61の床面Fからの高さ位置を調整可能な調整機構63を備える架台60と、前記支持台61よりも上方で前記支持台61に連結されている床パン20とを備える。前記調整機構63は、前記支持脚62に設けられるボルト64、および、前記床パン20よりも下方に配置され、前記ボルト64の回転を規制するロックナット66を備える。前記床パン20は、前記支持脚62の少なくとも1つの上方に前記調整機構63を操作可能な貫通孔35を備える。
〔1〕本発明に従う浴室ユニット10の一形態は、支持台61、前記支持台61を支持する複数の支持脚62、および、前記支持脚62に設けられて前記支持台61の床面Fからの高さ位置を調整可能な調整機構63を備える架台60と、前記支持台61よりも上方で前記支持台61に連結されている床パン20とを備える。前記調整機構63は、前記支持脚62に設けられるボルト64、および、前記床パン20よりも下方に配置され、前記ボルト64の回転を規制するロックナット66を備える。前記床パン20は、前記支持脚62の少なくとも1つの上方に前記調整機構63を操作可能な貫通孔35を備える。
上記浴室ユニットによれば、架台および床パンを床面に設置した状態で貫通孔から調整装置を操作して支持台の床面の高さ位置を調整できる。このため、浴室ユニットの床パンの高さ調整に関して作業性の低下を抑制できる。
〔2〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記床パン20は、浴槽12を設置する浴槽設置部30を備え、前記貫通孔35は、前記浴槽設置部30に形成されている。
上記浴室ユニットによれば、調整が困難になりやすい支持脚の調整機構を架台および床パンを床面に設置した状態で操作できる。
上記浴室ユニットによれば、調整が困難になりやすい支持脚の調整機構を架台および床パンを床面に設置した状態で操作できる。
〔3〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記貫通孔35は、前記浴槽設置部30の角33に形成されている。
上記浴室ユニットによれば、浴槽設置部の角に支持脚を配置できるため、浴槽設置部が安定する。
上記浴室ユニットによれば、浴槽設置部の角に支持脚を配置できるため、浴槽設置部が安定する。
〔4〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記浴槽設置部30は、浴槽設置面31から上方に突出した凸部34を備え、前記貫通孔35は、前記凸部34に形成されている。
上記浴室ユニットによれば、貫通孔が浴槽設置面よりも上方に設けられるため、浴槽設置部に流れ込んだ水が貫通孔から床パンの下方に漏れることを抑制できる。
上記浴室ユニットによれば、貫通孔が浴槽設置面よりも上方に設けられるため、浴槽設置部に流れ込んだ水が貫通孔から床パンの下方に漏れることを抑制できる。
〔5〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記床パン20は、前記浴槽設置部30と連結されている洗い場50を備え、前記凸部34は、前記洗い場50よりも低い。
上記浴室ユニットによれば、貫通孔からロックナットまでの距離を短くできるため、調整機構の操作性が向上する。
上記浴室ユニットによれば、貫通孔からロックナットまでの距離を短くできるため、調整機構の操作性が向上する。
〔6〕前記浴室ユニット10の一例によれば、前記貫通孔35を閉鎖する蓋40、および、前記蓋40に取り付けられて前記貫通孔35を包囲可能なシール部41を備える。
上記浴室ユニットによれば、シール部によって浴槽設置部に流れ込んだ水が貫通孔から床パンの下方に漏れることを抑制できる。
上記浴室ユニットによれば、シール部によって浴槽設置部に流れ込んだ水が貫通孔から床パンの下方に漏れることを抑制できる。
(実施の形態)
図1に示されるとおり、浴室ユニット10は、壁部11、浴槽12、床パン20、蓋40(図2参照)、浴槽架台60、および、洗い場架台70を備える。浴槽架台60は、「架台」に相当する。壁部11は、床パン20の上方に設置されて浴室ユニット10を囲う。壁部11の一部には、出入口部(図示略)が設けられている。浴槽12は、平面視において長手方向および短手方向を有する。
図1に示されるとおり、浴室ユニット10は、壁部11、浴槽12、床パン20、蓋40(図2参照)、浴槽架台60、および、洗い場架台70を備える。浴槽架台60は、「架台」に相当する。壁部11は、床パン20の上方に設置されて浴室ユニット10を囲う。壁部11の一部には、出入口部(図示略)が設けられている。浴槽12は、平面視において長手方向および短手方向を有する。
図2に示されるとおり、床パン20は、長方形状を有する。床パン20は、浴槽設置部30および洗い場50を備える。床パン20の大きさは、例えば長方形状の長辺が1.6メートル、かつ、短辺が1.2メートルである。この場合、浴槽設置部30の大きさは、例えば長方形状の長辺が1.2メートル、かつ、長方形状の短辺が0.8メートルである。また、洗い場50の大きさは、例えば長方形状の長辺が1.2メートル、かつ、長方形状の短辺が0.8メートルである。つまり、浴槽設置部30と洗い場50の大きさはほぼ等しい。
浴槽設置部30は、樹脂材料によって構成されている。浴槽設置部30は、成形型を用いて一体に形成されている。浴槽設置部30は、長方形状を有する。浴槽設置部30は、第1の縁部30A、第2の縁部30B、第3の縁部30C、および、第4の縁部30Dを備える。第1の縁部30Aおよび第2の縁部30Bは、浴槽設置部30の長方形状の長辺に相当する。第3の縁部30Cおよび第4の縁部30Dは、浴槽設置部30の長方形状の短辺に相当する。
図3に示されるとおり、浴槽設置部30の縁部30A〜30Dに囲まれた部分には、縁部30A〜30Dよりも低い浴槽12(図1参照)を設置するための浴槽設置面31が形成されている。浴槽設置面31には、2つの浴槽側排水口32が形成されている。浴槽側排水口32の一方は、浴槽設置面31のうちの第2の縁部30Bかつ第3の縁部30C寄りに形成されている。浴槽側排水口32の他方は、浴槽設置面31のうちの第2の縁部30B寄りかつ第4の縁部30D寄りに形成されている。浴槽12の底壁には、図示しない複数の排水口が形成されている。浴槽12の排水口は、それぞれ浴槽側排水口32と対応する位置に形成されている。
浴槽設置面31は、隣り合う縁部30A〜30Dが交差する部分に4つの角33を備える。図5に示されるとおり、各角33には、浴槽設置面31よりも上方に突出した凸部34が設けられている。凸部34の頂面には貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、蓋40によって閉鎖されている。凸部34は、角33に設けられるため、貫通孔35は、浴槽設置部30の角33に形成されている。貫通孔35の周りには、蓋40を貫通孔35に取り付けるためのねじ孔36が設けられている。ねじ孔36には、ワッシャ42が配置されている。ワッシャ42は、例えばシリコン等の弾性材料によって構成されている。
蓋40の裏面にはシール部41が取り付けられている。シール部41は、貫通孔35を包囲可能に蓋40の裏面の外周部に取り付けられている。シール部41の大きさは、蓋40よりも小さい。シール部41は、例えば樹脂材料等の弾性材料によって構成されている。蓋40は、ねじ43がねじ孔36にねじ込まれることによって、凸部34の頂面に取り付けられ、貫通孔35を閉鎖する。蓋40が凸部34の頂面に取り付けられているとき、ねじ孔36はシール部41の外周よりも内側に位置する。
図2に示される洗い場50は、樹脂材料によって構成されている。洗い場50は、成形型を用いて一体に形成されている。洗い場50は、長方形状を有する。洗い場50は、第1の縁部50A、第2の縁部50B、第3の縁部50C、および、第4の縁部50Dを備える。第1の縁部50Aおよび第2の縁部50Bは、洗い場50の長方形状の長辺に相当する。第3の縁部50Cおよび第4の縁部50Dは、洗い場50の長方形状の短辺に相当する。洗い場50の第1の縁部50Aは、浴槽設置部30の第2の縁部30Bに連結されている。
洗い場50には、2つの排水口51が形成されている。排水口51の一方は、洗い場50のうちの第1の縁部50A寄り、かつ、第3の縁部50C寄りに形成されている。排水口51の他方は、洗い場50のうちの第1の縁部50A寄り、かつ、第4の縁部50D寄りに形成されている。各排水口51は、第2の縁部30Bおよび第1の縁部50Aを挟んで浴槽側排水口32と対応する位置に配置されている。図4に示される凸部34は、洗い場50よりも低い。
図1に示されるとおり、浴槽架台60は、床面Fの上方に設置されて浴槽設置部30を下方から支持する。浴槽架台60は、支持台61、複数の支持脚62、および、調整機構63を備える。支持台61は、金属材料によって構成されている。支持台61は、柱状部材および板状部材が組み合わされることによって浴槽設置部30の裏面を支持する。支持台61は、グラスファイバー等によって浴槽設置部30に固定されている。浴槽設置部30および支持台61は、いわゆるハンドレイアップ成形によって一体に形成されている。支持脚62は、金属材料によって構成されている。支持脚62は、支持台61に取り付けられる。支持脚62は、例えば4つ設けられる。支持脚62は、浴槽設置部30の貫通孔35(図3参照)と対応する部分に取り付けられる。支持脚62は、支持台61を浴室ユニット10の高さ方向に貫通する。
調整機構63は、支持脚62に設けられるボルト64、ナット65、および、ロックナット66を備える。ナット65は、支持台61の下方に溶接等によって支持台61に取り付けられている。支持脚62のボルト64は、ナット65に挿入されている。ロックナット66は、床パン20よりも下方かつ支持台61よりも上方においてボルト64に挿入されている。ロックナット66は、ボルト64の支持台61に対する回転を規制する状態と、ボルト64の支持台61に対する回転を許容する状態とを切り替えることができる。具体的には、ロックナット66は、ボルト64を締め付けることによってボルト64の支持台61に対する回転を規制する。ロックナット66は、ボルト64への締め付けを緩めることによってボルト64の支持台61に対する回転を許容する。浴槽設置部30に設けられる貫通孔35の内径は、支持脚62の外径よりも大きい。貫通孔35の内径は、浴槽架台60の調整機構63を操作するための工具の貫通孔35を通過する部分の外径よりも十分に大きい。
図6に示されるとおり、支持脚62をナット65内において回転させることによって支持脚62がボルト64に沿って上または下に移動する。このため、支持脚62の下端部62Bが設置される床面Fから支持台61までの高さが変化する。
図2に示されるとおり、洗い場架台70は、床面Fの上方に設置されて洗い場50を下方から支持する。洗い場架台70は、支持台71、複数の支持脚72、および、調整機構(図示略)を備える。洗い場架台70の調整機構は、浴槽架台60の調整機構と同様の構造を有する。支持台71は、金属材料によって構成されている。支持台71は、柱状部材および板状部材が組み合わされることによって洗い場50の裏面を支持する。支持台71は、グラスファイバー等によって洗い場50に固定されている。洗い場50および支持台71は、いわゆるハンドレイアップ成形によって一体に形成されている。支持脚72は、金属材料によって構成されている。支持脚72は、支持台71に取り付けられる。支持脚72は、例えば4つ設けられる。
図2および図5〜図9を参照して、調整機構63の操作手順について説明する。
作業者は、図2に示されるとおり、浴槽設置部30および浴槽架台60を床面Fの上方に設置した状態を形成する。このとき、図6に示す調整機構63のロックナット66は緩めておく。作業者は、図7に示されるとおり、凸部34から図6に示す蓋40を取り外す。次に作業者は、図8に示されるとおり、支持脚62の上端部62Aに形成される溝または穴に貫通孔35を通過させたドライバDの先端を嵌め込み、支持脚62を支持台61に対して回転させる。これによって図6に示す支持脚62の支持台61から床面Fまでの高さまたは浴槽設置部30の傾きを変更し、浴槽設置部30の床面Fからの高さを調整する。次に作業者は、図9に示されるとおり、貫通孔35を通過させたソケットレンチWをロックナット66(図6参照)に嵌め込み、ロックナット66を締める。次に、作業者は、図5に示されるとおり、蓋40およびねじ43を凸部34に取り付けて貫通孔35を閉鎖する。
作業者は、図2に示されるとおり、浴槽設置部30および浴槽架台60を床面Fの上方に設置した状態を形成する。このとき、図6に示す調整機構63のロックナット66は緩めておく。作業者は、図7に示されるとおり、凸部34から図6に示す蓋40を取り外す。次に作業者は、図8に示されるとおり、支持脚62の上端部62Aに形成される溝または穴に貫通孔35を通過させたドライバDの先端を嵌め込み、支持脚62を支持台61に対して回転させる。これによって図6に示す支持脚62の支持台61から床面Fまでの高さまたは浴槽設置部30の傾きを変更し、浴槽設置部30の床面Fからの高さを調整する。次に作業者は、図9に示されるとおり、貫通孔35を通過させたソケットレンチWをロックナット66(図6参照)に嵌め込み、ロックナット66を締める。次に、作業者は、図5に示されるとおり、蓋40およびねじ43を凸部34に取り付けて貫通孔35を閉鎖する。
作業者は、図2に示す浴槽設置部30および浴槽架台60を床面F(図4参照)の上方に設置した後、洗い場50を浴槽設置部30に連結し、洗い場50および洗い場架台70を床面Fの上方に設置する。作業者は、洗い場架台70の支持脚72の調整機構(図示略)を洗い場架台70の側方、または、洗い場50の排水口51から手および工具を差し入れて調整機構を操作する。
浴室ユニット10によれば、以下の作用および効果が得られる。
浴槽設置部30および浴槽架台60は、ハンドレイアップ成形によって製造される。このため、浴槽設置部30および浴槽架台60の形状の自由度が高い。他方、樹脂の内部にロックナットを埋め込むことができないため、浴槽設置部および架台がインサート成形によって一体に成形される場合と比較して、浴槽設置面からロックナットまでの距離が長くなり、調整機構が操作しにくくなる。浴室ユニット10によれば、貫通孔35を洗い場50よりも低い凸部34に形成しているため、浴槽設置面31からロックナット66までの距離を短くすることができる。このため、浴槽設置部30および浴槽架台60の形状の自由度を高めることと、調整機構63の操作性の低下を抑制することとを両立できる。
浴槽設置部30および浴槽架台60は、ハンドレイアップ成形によって製造される。このため、浴槽設置部30および浴槽架台60の形状の自由度が高い。他方、樹脂の内部にロックナットを埋め込むことができないため、浴槽設置部および架台がインサート成形によって一体に成形される場合と比較して、浴槽設置面からロックナットまでの距離が長くなり、調整機構が操作しにくくなる。浴室ユニット10によれば、貫通孔35を洗い場50よりも低い凸部34に形成しているため、浴槽設置面31からロックナット66までの距離を短くすることができる。このため、浴槽設置部30および浴槽架台60の形状の自由度を高めることと、調整機構63の操作性の低下を抑制することとを両立できる。
また、浴槽設置部30および浴槽架台60は、ハンドレイアップ成形によって製造されるため、浴槽設置部および架台がインサート成形によって一体に成形される場合と比較して支持脚62と浴槽設置部30との位置ずれが生じやすい。浴槽設置部30の貫通孔35の内径は、浴槽架台60の調整機構63を操作するための工具(ドライバDおよびソケットレンチW)の貫通孔35を通過する部分の外径よりも十分に大きい。このため、支持脚62と浴槽設置部30との位置ずれが生じた場合であっても調整機構63を操作することができる。また、貫通孔35は、シール部41を有する蓋40によって閉鎖されるため、調整機構63の操作性の低下の抑制と、貫通孔35を大きくすることによって貫通孔35から浴槽設置部30の下方に水が漏れることの抑制とを両立できる。
一般的に床パン20は、浴槽設置部30を出入口から遠い側の壁面に沿わせて設置する。洗い場50が出入口側に位置するため、洗い場50の支持脚72の調整機構(図示略)は側方から操作することができる。上記浴室ユニット10によれば、側方から操作可能な調整機構が設けられる支持脚72の上方には貫通孔35を形成していない。このため、床パン20の全ての支持脚72の上方に貫通孔35を形成する場合と比較して、蓋40等を省略できるため、部品点数を削減することができる。
(変形例)
上記実施の形態に関する説明は本発明に従う浴室ユニットが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う浴室ユニットは実施の形態以外に例えば以下に示される実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
上記実施の形態に関する説明は本発明に従う浴室ユニットが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従う浴室ユニットは実施の形態以外に例えば以下に示される実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・浴室ユニット10の構成は、図10に示す床パン120に変更可能である。図10の床パン120は、浴槽設置部130および洗い場150を備える。洗い場150は、L字形状を有する。浴槽設置部130の第2の縁部30Bおよび第3の縁部30Cには、洗い場150が連結されている。床パン120は、方形状を有する。この場合、床パン120のサイズは、例えば一辺が1.6メートル四方である。浴槽設置部130の浴槽設置面31のうち、第1の縁部30Aと第4の縁部30Dとが交差する角133C、および、第2の縁部30Bと第4の縁部30Dとが交差する角133Dに凸部34および貫通孔35が設けられる。浴槽設置部130の浴槽設置面31のうち、第1の縁部30Aと第3の縁部30Cとが交差する角133A、および、第2の縁部30Bと第3の縁部30Cとが交差する角133Bには、凸部34および貫通孔35が設けられない。角133Aおよび角133Bは、洗い場150および洗い場架台70が設置されない状態において、作業者が側方から手および工具を差し込んで調整機構63を操作しやすい。このため、角133Aおよび角133Bの貫通孔35を省略することによって蓋40等の部品点数の削減に貢献できる。
・凸部34の構成は、任意に変更可能である。例えば、凸部34を洗い場50よりも高くすることもできる。また、凸部34を省略することもできる。
・蓋40を省略することもできる。この場合、貫通孔35を樹脂材料等によって閉鎖することもできる。
・蓋40を省略することもできる。この場合、貫通孔35を樹脂材料等によって閉鎖することもできる。
・洗い場架台70の構成は、任意に変更可能である。例えば、洗い場架台70の支持脚72の上方に調整機構を操作するための貫通孔が形成されている。この場合、洗い場架台70は、「架台」に相当する。また、浴槽設置部30に形成されている貫通孔35を省略することもできる。
・浴槽設置部30および浴槽架台60の構成は、任意に変更可能である。例えば、接着剤または締結部材等を用いて浴槽設置部30を浴槽架台60に取り付けることができる。
10:浴室ユニット
12:浴槽
20,120:床パン
30,130:浴槽設置部
31:浴槽設置面
33:角
34:凸部
35:貫通孔
40:蓋
41:シール部
60:浴槽架台(架台)
61:支持台
62:支持脚
63:調整機構
64:ボルト
66:ロックナット
F :床面
12:浴槽
20,120:床パン
30,130:浴槽設置部
31:浴槽設置面
33:角
34:凸部
35:貫通孔
40:蓋
41:シール部
60:浴槽架台(架台)
61:支持台
62:支持脚
63:調整機構
64:ボルト
66:ロックナット
F :床面
Claims (4)
- 支持台、前記支持台を支持する複数の支持脚、および、前記支持脚に設けられて前記支持台の床面からの高さ位置を調整可能な調整機構を備える架台と、
前記支持台よりも上方で前記支持台に連結されている床パンとを備え、
前記調整機構は、前記支持脚に設けられるボルト、および、前記床パンよりも下方に配置され、前記ボルトの前記支持台に対する回転を規制するロックナットを備え、
前記床パンは、浴槽を設置する浴槽設置部と、前記支持脚の少なくとも1つの上方に前記調整機構を操作可能な貫通孔とを備え、
前記浴槽設置部は、浴槽設置面から上方に突出した凸部を備え、
前記貫通孔は、前記浴槽設置部の前記凸部に形成され、
前記凸部の上面は、前記浴槽設置部の縁部と連続し、
前記貫通孔は、前記浴槽設置部の角に形成されている
浴室ユニット。 - 前記凸部は、平面視が矩形状に形成され、前記矩形状の2つの辺が前記浴槽設置部の縁部よりも前記浴槽設置部の内側に位置する
請求項1に記載の浴室ユニット。 - 前記床パンは、前記浴槽設置部と連結されている洗い場を備え、
前記凸部は、前記洗い場よりも低い
請求項1または2に記載の浴室ユニット。 - 前記貫通孔を閉鎖する蓋、および、前記蓋に取り付けられて前記貫通孔を包囲可能なシール部を備える
請求項1〜3のいずれか一項に記載の浴室ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016132909A JP6241686B1 (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016132909A JP6241686B1 (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 浴室ユニット |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016132909A Active JP6241686B1 (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | 浴室ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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