JP2001132033A - ユニットバスの防水パン支持構造 - Google Patents

ユニットバスの防水パン支持構造

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JP2001132033A
JP2001132033A JP2000123135A JP2000123135A JP2001132033A JP 2001132033 A JP2001132033 A JP 2001132033A JP 2000123135 A JP2000123135 A JP 2000123135A JP 2000123135 A JP2000123135 A JP 2000123135A JP 2001132033 A JP2001132033 A JP 2001132033A
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waterproof pan
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waterproof
pan
unit bath
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JP2000123135A
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English (en)
Inventor
Joji Miyajima
譲治 宮島
Koichiro Okamoto
浩一郎 岡本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防水パンの浴槽設置場の裏面における支持脚
によるレベル調整を容易にする。 【解決手段】 ユニットバスの防水パン2を床スラブ1
上に高さ調整可能に支持脚3で支持するユニットバスの
防水パン支持構造において、防水パン2の洗い場2A下
面に防水パン2の周囲から手をさし込んで裏側で高さ調
整する洗い場用の支持脚3Aを設け、防水パン2の浴槽
設置場2Bに複数の開口部4を設け、これら開口部4の
裏側に位置して防水パン2下面に設けた補強材5に支持
脚3Bを設け、この支持脚3Bの高さ調整を開口部4の
上方から行い調整後に開口部4をシールした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユニットバスの
防水パンを床スラブ上に高さ調整可能に支持脚で支持す
るユニットバスの防水パン支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバスユニットの防水パンは、床ス
ラブ上に支持脚でレベル(高さ)調整して設置されてい
た。一般的には、FRP(繊維強化プラスチック)製の
防水パンの下面に鋼材などの補強材を設け、この補強材
に支持脚となるボルトをねじ込み、このボルトのねじ込
み量でレベル調整をしていた。レベル調整のためにボル
トを回転させるには、防水パンの周囲から手をさし込ん
で、すなわちスパナなどの工具を手に持って防水パンの
裏側で作業していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、住居内の生活空
間の段差をなくし、バリアフリー化を図るため、ユニッ
トバスルームへの出入り口段差を低くしたり、浴槽また
ぎ高さも低くしたりするため、防水パンの洗い場の高さ
よりも浴槽設置場を低くする設計が行われたり、ユニッ
トバスの水廻りの床スラブを50〜200mm程度落し
込む設計が行われている。そのため、防水パンの浴槽設
置場の裏側へ手をさし込むことが困難あるいは不可能と
なっていた。また、床スラブの落し込んだ個所(ピッ
ト)とこの周囲の突出する梁とに防水パンがかかると
き、防水パンの梁上の一側を支持する支持脚の調整は周
囲の隙間が狭く、手をさし込むのも困難であった。
【0004】そこで、この発明は、防水パンの浴槽設置
場の裏面における支持脚によるレベル調整を容易にした
ユニットバスの防水パン支持構造を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ユニットバスの防水パンを床スラブ上
に高さ調整可能に支持脚で支持するユニットバスの防水
パン支持構造において、防水パンの洗い場下面に防水パ
ンの周囲から手をさし込んで裏面側で高さ調整をする洗
い場用の支持脚を設け、防水パンの浴槽設置場に複数の
開口部を設け、これら開口部裏面に位置して防水パン下
面に設けた補強材に支持脚を設け、この支持脚の高さ調
整を開口部上方から行い調整後に開口部をシールするよ
う構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1は、床スラブ1上に防水パン2を支持
脚3で支持した状態を示す側断面であり、防水パン2の
洗い場2Aの下面側には防水パン2の周囲から手をさし
込んで裏側で高さ調整するようになっている洗い場用の
支持脚3Aを設けてある。防水パン2の浴槽設置場2B
の下面側には浴槽設置場用の支持脚3Bを設けてある。
この支持脚3Bは防水パン2の浴槽設置場2Bに設けら
れた開口部4から補強材5を貫通するように取付けられ
る。
【0008】防水パン2の浴槽設置場2Bの個所におけ
る支持脚3Bの詳細を図2に示す。この図2によれば、
防水パン2の浴槽設置場2Bの裏側に補強材5を設け、
この補強材5に支持脚3(3B)を取付けてある。補強
材5としては鋼材を用い、より具体的には角パイプを用
いた。この角パイプの開口部4に対向した上面側には直
径40mmの孔を形成しておく。この角パイプは縦横2
6mm×50mmの大きさとし、肉厚を2.3mmとし
た。そしてこの角パイプからなる補強材5の下側の部分
にナット10を溶接しておき、このナット10のねじ孔
にわせて補強材5には孔をあけておく。このナット10
に対しボルト11をねじ込み、このボルト11の頭部1
1Aを床スラブ1上に接地させる。またこのボルト11
の上端にはマイナスドライバー20の刃先がはまり込ん
でボルト11を回転させるための溝を形成しておく。マ
イナスドライバー20で所定の高さに調整した後、治具
21でロックナット22をボルト11の上端側からねじ
込む。このようにして支持脚3即ちボルト11の高さを
調整した後に、開口部4に蓋23を施してシールする。
この蓋23は、50mm×50mmで厚さ1mmのステ
ンレス板を用いた。このときの開口部4の大きさは直径
40mmとした。なお、図2における符号2Cは防水パ
ン2の裏面に形成されたリブの下端を示す。前記開口部
4は防水パン2の上面から立上がらせた隆起部6の頂面
に形成してある。この隆起部6の隆起高さは15mmと
した。この隆起部6の高さ分だけ支持脚3の調整範囲が
大きくなるとともに、防水パン2の浴槽設置場2Bへ水
があふれたときでも、この高さを超えてシールした個所
から支持脚3へ水が侵入することはない。なお、この隆
起部6の大きさは、一辺が60〜80mmの正方形状と
し、設置される浴槽の脚との干渉を避けるようにする。
また、隆起部6の高さは、15〜20mmの範囲内とす
る。この高さが20mm超となると、防水パン2の成形
性を悪化させ、強度低下のおそれが生ずる。
【0009】さらに、施工後にボルト11が回転した
り、ゆるまないようにするため、ナット10とボルト1
1の間に接着剤を充填して接着することが好ましい。こ
れによって、施工後ユニットバス使用時の、ボルト11
の回転やゆるみを防止し、床鳴りなどの経時的な不具合
を防止する。なお、接着剤は塗布後すぐに硬化しないも
のを用い、接着剤を塗布してから数時間は、ボルト11
を回転して防水パン2の高さを調整することが可能であ
ることが好ましい。すなわち塗布してから、ボルト回転
による高さ調整が完了するまでの時間(3〜6時間)は
硬化しない接着剤を用いる。
【0010】図3は、図2と同様に防水パン2の浴槽設
置場2Bの個所における支持脚3Bの詳細を示すもので
ある。この実施例は、ユニットバス支持脚3Bを構成す
るボルト11の頭部を変形したものであり、この頭部1
1Bの床スラブ1に接触する面が球面状に形成されてい
る。これによって、マイナスドライバー20でボルト1
1を回転する際に、床スクラブ1とボルト頭部11Bと
の間で発生する摩擦抵抗が低下し、ボル11を回転する
ために必要な力を軽減することができ、ボルト回転によ
る防水パン2の高さ調整が容易となる。
【0011】図4は、防水パン2の平面図を示し、洗い
場2Aと浴槽設置場2BとをFRPで一体成形し、浴槽
設置場2B側には開口部4を4個所形成してある。ま
た、浴槽またぎ高さを低くするために浴槽設置場2Bの
底を洗い場2Aの底よりもかなり低く形成してある。
【0012】図5は図4に示す防水パン2の裏側から見
た底面図である。この底面図においては補強材5に6個
のボルト11を取付けた状態を示し、洗い場2Aの裏面
の2本のボルト11は洗い場用の支持脚3Aであり、浴
槽設置場2Bの裏面のボルト11は支持脚3Bを示す。
支持脚3Aは防水パン2の裏側でスパナなどの工具で回
転させられ、支持脚3Bは開口部4の上から、すなわち
防水パン2の表側からドライバーで回転させられる。
【0013】図6は図5の側面図を示し、洗い場2Aの
裏面に設ける支持脚3Aはボルト11がねじ込まれる筒
状ナット12を補強材5に溶接しておき、この筒状ナッ
ト12にボルト11をねじ込むことにより支持脚3Aを
構成している。
【0014】図7は図6における補強材5のみを取り出
した図を示すものであり、この補強材5にナット10や
筒状ナット12を溶接し、これらナットにボルト11が
ねじ込まれるようになる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、防水パンの洗い場下面に防水パンの周囲から手をさ
し込んで裏側で高さ調整する洗い場用の支持脚を設け、
防水パンの浴槽設置場に複数の開口部を設け、これら開
口部裏側に位置して防水パン下面に設けた補強材に支持
脚を設け、この支持脚の高さ調整を開口部上方から行い
調整後に開口部をシールしたので、いわゆるバルアフリ
ー化を図った設計においても、支持脚によるレベル調整
を行うことが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図2】浴槽設置場側の支持脚詳細図。
【図3】図2の支持脚における他の実施例を示す詳細
図。
【図4】防水パン全体の平面図。
【図5】底面図。
【図6】防水パンを逆さにした状態の側面図
【図7】図6における状態の補強材のみを示す側面図。
【符号の説明】
1 床スラブ 2 防水パン 2A 洗い場 2B 浴槽設置場 3 支持脚 3A 洗い場側の支持脚 3B 浴槽設置場側の支持脚 4 開口部 5 補強材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスの防水パンを床スラブ上に
    高さ調整可能に支持脚で支持するユニットバスの防水パ
    ン支持構造において、 防水パンの洗い場下面に防水パンの周囲から手をさし込
    んで裏側で高さ調整する洗い場用の支持脚を設け、 防水パンの浴槽設置場に複数の開口部を設け、 これら開口部裏側に位置して防水パン下面に設けた補強
    材に支持脚を設け、 この支持脚の高さ調整を開口部上方から行い調整後に開
    口部をシールしたことを特徴とするユニットバスの防水
    パン支持構造
  2. 【請求項2】 前記開口部を防水パン上面から立上がら
    せた隆起部頂面に形成したことを特徴とする請求項1に
    記載のユニットバスの防水パン支持構造。
JP2000123135A 1999-08-25 2000-04-24 ユニットバスの防水パン支持構造 Pending JP2001132033A (ja)

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JP23865699 1999-08-25
JP11-238656 1999-08-25
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