JP2013165925A - 物品収受装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】停電時にも通常時と同様の物品収受動作が可能であり、さらに停電時に集合住宅共用部のバックアップ電源として機能させることができる物品収受装置を提供する。
【解決手段】居住者に割り当てられた認証手段を用いた認証を介して開錠が制御される電気錠により施錠可能な物品収受ボックスにより物品収受を行なう物品収受装置において、商用交流電源から電源供給が行なわれている間商用交流電源により充電されるバッテリーと、商用交流電源の停電時、バッテリーから供給される電力を装置外部の負荷に給電する給電アウトレットを設け、商用交流電源の停電時、電気錠を含む構成部材がバッテリーから供給される電力により駆動されるよう切り換えるとともに、商用交流電源からの電源供給が遮断状態となった時、前記集合住宅の共用部負荷に対して前記バッテリーから供給される電力を給電する。
【選択図】図3

Description

本発明は物品収受装置、特に集合住宅に配置され、該集合住宅の居住者に割り当てられた認証手段を用いた認証を介してその開錠が制御される電気錠により施錠可能な物品収受ボックスを用いて宅配物または郵便物の収受を行なう物品収受装置に関するものである。
マンションなどの集合住宅などには、郵便受や、いわゆる宅配ボックスなどと呼ばれる物品収受装置(以下、簡略化のため、これらの物品収受装置を単に「宅配ボックス」としても言及する)が設置されることがある。特に、宅配ボックスは、特定の居住者宛ての宅配荷物を受け取ったり、あるいは特定の居住者が発送する宅配荷物を集荷するための、施錠可能な物品収受ボックスを複数有するロッカーに類似した物品収納(収受)装置である。この物品収受ボックスは、居住者に共有的に使用される場合もあるが、個々の居住者にそれぞれ専有的に1つの物品収受ボックスを割り当てる利用形態も考えられ、その場合、物品収受ボックスは郵便物の受け取りなどにも用いることができる(下記の特許文献1)。
この種の宅配ボックスでは、複数の物品収受ボックスに対する宅配荷物などの出し入れに必要な開錠(あるいは施錠)を、IDカード(ICカードなど)などの認証手段をタッチパネルなどを用いたコンソールに設けたカードリーダに提示するような認証操作を介して制御する。
特開2009−273739号公報
上述のような物品収受装置の物品収受ボックスの開錠あるいは施錠制御は電気的に駆動・制御される電気錠を介して制御され、また、物品収受ボックスの扉の開錠/施錠を含む制御・管理を行なう制御部はマイクロプロセッサ(CPU)やメモリその他の回路から構成されており、したがって近年の物品収受装置は、郵便ポスト専用の装置のように純機械的な開錠/施錠手段を用いたものを除くと、運用には商用交流電源などからの電源供給が必須であり、停電が生じると物品収受ボックスの運用に支障をきたす、たとえば着荷した宅配物を取り出せなくなってしまう、という問題があった。
このため、停電(あるいはシステムの誤動作や故障)のような事態を想定して、電源を必要としない機械的な手段によって物品収受ボックスの扉を開錠する非常開錠装置を設けておき、とりあえず着荷した宅配物を取り出せるようにした構成が知られている。しかしながら、非常開錠装置のような手段はあくまでも緊急避難的なものであり、しかも荷物の取り出しという装置の機能のほんの一部を回復させるに過ぎず、停電などによりシステムへの電源供給が途絶えた場合、従来の物品収受装置は製品仕様通りのサービスをフルに提供することはできなかった。
特に、近年の宅配ボックスのような物品収受装置は多機能化が進んでおり、物品収受装置の制御部に集合住宅共用部(以下共用部という)の照明の点灯・消灯や光量の制御などのような電源制御を行なうスマートグリッド機能を統合したり、物品収受に用いられるIDカードを他の認証手段と共用化することによって、エントランスの扉の開閉やレンタルサイクル、電気自動車の充電制御なども統合制御できるように構成されたシステムが考えられている。
このように集合住宅共有部において提供される様々な機能やサービスを統合的に管理・制御できるよう構成された物品収受装置では、当然ながら管理・制御には上述同様に電気的に駆動される制御回路が必須である。このように物品収受装置が集合住宅における様々な機能やサービスを統合的に管理している場合、停電により物品収受装置が止まってしまうと集合住宅に提供していたサービスが停止し、あるいはサービスの質が低下してしまう問題がある。
従来では、停電時に物品収受装置の機能をある程度まで保全するには、コンピュータシステムなどに用いられるのと同様の無停電電源を用いて停電時も物品収受装置の制御部の機能を保証する、たとえば制御部のメモリ内容をバッテリーバックアップするような構成が考えられる。しかしながら、このような構成は、たとえば制御部が管理している制御データの破損を防ぐには有効であるが、非常用の給電手段はあくまでも比較的短い時間の電源遮断にしか対応できず、また、従来のこの種のバックアップ電源は基本的には制御系以外へのバックアップ給電を考慮しておらず、何より制御部以外の負荷への非常給電を行なうことができない。
すなわち、この種の物品収受装置の配置された集合住宅における停電時の課題とは、停電期間中も制御部の動作を保証することはもちろん、さらに物品収受装置の管理する電気駆動式の部材(たとえば物品収受ボックスの電気錠など)の動作を保全し、物品収受装置として停電していない平常時と同等のサービスを設置された集合住宅に提供できること、が挙げられる。
また、停電時に、物品収受装置の制御部の配下の機器、たとえばエントランスの扉の電気錠への給電、レンタルサイクルシステムや電気自動車の充電制御システムや、たとえば制御部が管理するスマートグリッド系の照明器具のような共用部負荷への給電が行なえるのが好ましい。
また、停電時に、物品収受装置が直接制御に係わっていない電気負荷であっても、たとえば物品収受装置近傍の共用部負荷などへの給電、あるいはさらに、照明器具などの共用部負荷のように屋内配線により配線された負荷以外の任意の負荷、たとえば居住者が持参した家電機器や携帯電話やノートパソコンなどの機器へ緊急的に給電を行ないこれらの機器を動作させ、また充電できればより好ましい。
本発明の課題は、以上の問題点に鑑み、停電時にも通常時と同様の物品収受動作が可能であり、さらに停電時には物品収受装置の管理する電気機器や、物品収受装置の制御部の配下の共用部負荷、あるいは物品収受装置近傍の共用部負荷などへの給電も行なえる集合住宅共用部のバックアップ電源としての機能を有する物品収受装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、集合住宅に配置され、該集合住宅の居住者に割り当てられた認証手段を用いた認証を介してその開錠が制御される電気錠により施錠可能な物品収受ボックスを用いて宅配物または郵便物の収受を行なう物品収受装置において、前記物品収受ボックスによる物品収受を制御する制御部と、商用交流電源から電源供給が行なわれている間、商用交流電源により充電されるバッテリーを有し、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記制御部は前記電気錠を含む構成部材が前記バッテリーから供給される電力により駆動されるよう切り換えるとともに、商用交流電源からの電源供給が遮断状態となった時、前記集合住宅の共用部負荷に対して前記バッテリーから供給される電力を給電する構成を採用した。
あるいはさらに、前記バッテリーから供給される電力を装置外部の負荷に給電する給電アウトレットを有し、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記制御部は前記バッテリーから供給される電力を前記給電アウトレットを介して装置外部の任意の負荷に給電する構成を採用した。
あるいはさらに、前記給電アウトレットが前記物品収受ボックスの1つ、または前記物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画内に配置された給電パネル上に配置される構成を採用した。
あるいはさらに、前記給電パネルを収容する収容区画を覆う扉が電気錠によって施錠または開錠可能であり、前記制御部は、商用交流電源から電源供給が行なわれている間、前記扉の電気錠を施錠状態とし、商用交流電源からの電源供給が遮断されると前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いることができるよう前記扉の電気錠を開錠する構成を採用した。
あるいはさらに、前記給電パネルを収容する収容区画を覆う扉が機械的な非常開錠装置により開錠可能な錠前によって施錠され、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いることができるよう前記非常開錠装置を介して前記扉の錠前を開錠する構成を採用した。
あるいはさらに、前記バッテリーが前記物品収受ボックスの1つ、または前記物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画内に収容される構成を採用した。
上記構成によれば、商用交流電源に停電が生じても商用交流電源から電源供給が行なわれている間、商用交流電源により充電したバッテリーの電力を用いて前記電気錠を含む構成部材を動作させ停電時にも通常時と同様の物品収受動作が可能であり、また、前記集合住宅の共用部負荷、特に物品収受装置の管理する電気機器や、物品収受装置の制御部の配下の共用部負荷、あるいは物品収受装置近傍の共用部負荷などに対して前記バッテリーから供給される電力を給電することができ、物品収受装置を集合住宅共用部の停電時のバックアップ電源として機能させることができる、という優れた効果がある。
あるいはさらに、前記バッテリーから供給される電力を装置外部の負荷に給電する給電アウトレットを設けることにより、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記バッテリーから供給される電力を前記給電アウトレットを介して装置外部の任意の負荷に給電することができる。
あるいはさらに、前記給電アウトレットを前記物品収受ボックスの1つ、または前記物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画内に配置された給電パネル上に配置する構成によれば、物品収受装置を集合住宅近傍に非常用の電源を供給するバックアップ電源として動作させることができ、集合住宅の居住者、管理人、あるいは近隣住民など関係者は災害時の停電などの不慮の事態においても物品収受装置から任意の負荷に給電を受けることができる。
さらに前記給電アウトレットの収容区画の扉を電気錠により施錠/開錠するようにし、商用交流電源から電源供給が行なわれている間、前記扉の電気錠を施錠状態とし、商用交流電源からの電源供給が遮断されると前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いることができるよう前記扉の電気錠を開錠する構成とすることにより、必要な場合のみ前記給電アウトレットを使用できるよう制御でき、盗電などの不法行為を防止することができる。
あるいは前記給電アウトレットの収容区画の扉を機械的な非常開錠装置により開錠可能な錠前によって施錠されるようにし、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記非常開錠装置を介して前記扉の錠前を開錠し、前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いられるよう構成することによっても、必要な場合のみ前記給電アウトレットを使用できるよう制御でき、盗電などの不法行為を防止することができる。
あるいはさらに、前記バッテリーは前記物品収受ボックスの1つ、または前記物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画内に収容することができ、これによりバッテリーの収容場所を特別に用意しなくても大容量で大型のバッテリーを配置することができ、非常時や災害時などに長時間、バッテリーの大きな非常用電力を供給することができる。
本発明による物品収受装置の物品収受ボックス部分の構成を示した説明図である。 本発明による物品収受装置の給電パネル部の構成を示した説明図である。 本発明による物品収受装置の制御系の構成を示したブロック図である。 図3の受給電制御部の構成を示したブロック図である。 本発明による物品収受装置の制御の流れを示したフローチャート図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、マンションなどの集合住宅において実施するに好適な物品収受装置に関する実施例を示す。以下の実施例では、物品収受装置の制御部は、物品収受に用いられる物品収受ボックスのような機器の他、集合住宅共用部に配置された機器、たとえば集合住宅共用部の照明機器、電気自動車の充電器といったシステムの制御にも用いられるとともに、以下の実施例ではこれらの制御部配下の機器に対する給電制御も行なう。
図1、および図3の右方に、本発明を採用した物品収受装置100の物品収受ボックス部(いわゆる宅配ボックス部)の構成を示してある。
物品収受装置100は、いわゆる宅配物の授受に用いる宅配ボックス(宅配ロッカー)や、郵便受けなどとして構成される。図1、図3右側では、物品収受装置100は、マンションなどの集合住宅(以下、単に「集合住宅」と称する)の宅配業者や郵便配達員がアクセスできる公共側とは反対側、たとえばプライベート側、すなわちオートロックシステムなどにより制御される集合住宅のエントランス扉の内側の面を示してある。
物品収受装置100は、複数の物品収受ボックス101、101…から構成される。物品収受ボックス101のいずれかが郵便受けとして構成される場合には図3に破線で示すように物品収受ボックス101の公共側の面に投函口102、102…が設けられ、この投函口102とは反対側の面には郵便物を取り出すための電気錠(あるいは番号キーなど)により開閉される扉が設けられる。
また、物品収受ボックス101、101…が宅配ボックスとして構成される場合には、公共側の面は宅配業者が宅配物を収容するための扉(この扉は居住者が宅配物を取り出すための扉を兼ねていてもよい)として構成され、図示したプライベート側の面には居住者が宅配物を取り出すための扉が設けられ、これらの扉の開閉は電気錠(後述する図2の電気錠309を参照)により制御される。
物品収受ボックス101、101…の郵便物を取り出すための扉、あるいは宅配物を収容し、また取り出すための扉の開閉は、コンソール103での居住者(あるいは宅配業者)の操作に応じて制御部200により制御される。
なお、図3の物品収受装置100は、左方にブロック図として示した制御系に関係した図示となっており、図示は概略的であり、物品収受ボックス101のサイズや配置などは必ずしも図1の図示と一致していないが、たとえば物品収受ボックス101のサイズや配置に関しては当業者が任意に決定できる設計的な事項である。
コンソール103は、ここでは便宜上、プライベート側に配置されたものを図示しているが、ほぼ同じ構造のものを公共側(図示した側と反対側)に設けることができる。
コンソール103には、LCDパネルなどから構成されたディスプレイ104、ファンクションキーやテンキーから成るキーボード105、および認証手段としてのIDカード111(図3中に図示)の情報を読み取るカードリーダー106が設けられる。
IDカード111(図3)は、集合住宅の居住者がそれぞれ保有するもので、前記集合住宅の特定の居住者に関連づけられた情報、たとえばその居室番号(あるいはそれに対応する情報を特定の手法でエンコードされた情報など)などがID情報として記録された非接触ICカードなどにより構成される。また、当該集合住宅以外のIDカード111を用いたりできないように、IDカード111には、当該集合住宅で用いることができる正規のカードであることを示す特定の鍵情報を格納したり、あるいは居室番号などのID情報を当該集合住宅のみで通用する鍵情報を用いて暗号化して記録したりすることができる。
また、IDカード111は宅配物(あるいは郵便物や郵便小包)を収容するため物品収受ボックス101、101…の公共側の扉を開錠するために用いる特別なカードとして特定の宅配業者(あるいは郵便配達人)に配布することもできる。さらに、IDカード111は集合住宅のエントランスの扉(不図示。いわゆるオートロック制御される玄関扉)や、居住者個々の居室を開閉する鍵として機能するカードキーを兼ねていてもよい。
また、IDカード111は、物品収受動作に係わる認証のみならず、たとえば電気自動車(自己の保有する車両、あるいはカーシェアリングにより貸与される車両)を充電するための充電サービスを受けるために必要な認証を行なう認証手段としても用いることができる。
このように特定の居住者と1:1に対応づけられたIDカード111を用いることにより、後述のように特定の居住者の電気自動車の充電サービスの利用行動に係わる情報、ないしは、その居住者が充電サービスを受ける電気自動車に係わる情報をデータベース情報として蓄積し、該データベース情報を用いて効率よく迅速に複数の電気自動車を充電することができる。
なお、IDカードは、上記のように物品収受装置や集合住宅に配置される各種システムの認証手段を構成するものであるが、この認証手段としては上記のICカードなどの他、携帯電話やスマートフォン、タブレット端末(あるいはノートPC)のように非接触ICカードと同等のRFID(Radio Frequency IDentification)インターフェースを有する装置などを用いることもできる。
物品収受装置100の制御部200(図3)は、たとえば上記のコンソール103が設けられた筐体内部などに配置される。この制御部200は図3の中央に取り出した形でブロック図として示してある。
物品収受装置100の制御部200は、コンソール103でのIDカード111の提示やキー操作などに応じて、物品収受装置100の物品収受ボックス101、101…を施錠/開錠する電気錠の開閉制御を行なう。
また、上述のように、IDカード111は、物品収受装置100の施錠/開錠操作のほか、集合住宅で提供されるサービス、たとえば居住者(が保有する、あるいは使用の権利のある)電気自動車に対する充電サービスに関する認証に用いられるが、この認証は制御部200によって制御される。
また、制御部200は、集合住宅共用部の照明機器の制御や、集合住宅共用部の電気負荷への給電に関するスマートグリッド制御、(IDカード111を用いた)エントランス扉のオートロック制御などを行なうよう構成することもできる。すなわち、制御部200は、物品収受装置100の制御のみならず、このような集合住宅で提供されるサービスを統合的に制御することができる。
上述の集合住宅共用部の照明機器の制御や、集合住宅共用部の電気負荷への給電に関するスマートグリッド制御、(IDカード111を用いた)エントランス扉のオートロック制御など、集合住宅共用部の機器の制御やそれらの機器を用いて提供されるサービスの制御は共用部制御回路208を介して行なうことができる。
特にIDカード111が用られるサービス、たとえば特定の居住者の電気自動車の充電サービスなどの場合には、IDカード111を保持する居住者の当該サービスの利用行動に係わる情報や居住者が充電サービスを受ける電気自動車に係わる情報などをデータベース情報として蓄積し、該データベース情報を用いて当該サービスの提供形態を制御することができる。
制御部200は、主制御部としてのCPU201、CPU201のプログラムを格納したROM202、ワークエリアとして用いられるRAM203、物品収受装置100の電気錠やコンソール103と通信するためのインターフェース209、後述の給電・充電制御部301と通信するための所定通信方式によるインターフェース205(たとえば IEEE 802.3 ネットワークインターフェース、シリアルインターフェースなど)などから構成される。
さらに制御部200には、HDDや不揮発メモリカードから成る外部記憶装置207が接続されており、後述のプログラム(の全部あるいはその一部)、および充電行動データベース情報はこの外部記憶装置207に格納される。
また、制御部200は、ネットワークインターフェース(たとえば IEEE 802.3 ネットワークインターフェースや所定方式の WAN インターフェースなど)204を有し、ネットワーク206(イントラネット、あるいはインターネット)を介して遠隔地のサーバと通信することができる。後述の制御の一部は、制御部200のみならず、ネットワーク206を介して接続されるサーバによって代行することができる。特に、後述のデータベース情報の蓄積や管理は、このようにネットワーク206を介して接続されるサーバによって実施するようにしてもよい。
本実施例では、停電時にも通常時と同様の物品収受動作を行なえるよう、また、停電時には物品収受装置の管理する電気機器、特に物品収受装置の制御部の配下の共用部負荷、あるいは物品収受装置近傍の共用部負荷などへの給電も行なえる集合住宅共用部のバックアップ電源としての機能を付与するため、図3に示すように2次電池としてバッテリー601を設け、通常時は商用交流電源302によりバッテリー601を充電しておき、停電時にバッテリー601から物品収受装置の制御系および各部に給電するとともに、物品収受装置の管理する電気機器、物品収受装置の制御部の配下の共用部負荷、あるいは物品収受装置近傍の共用部の負荷(通常は交流負荷)などに給電できるようにする。
これらの非常時にバッテリー601から給電を受ける物品収受装置の管理する電気機器、物品収受装置の制御部の配下の共用部負荷、あるいは物品収受装置近傍の共用部負荷などの負荷は図3において符号701〜703のブロックとして示してある(共用部負荷1〜3)。ここでは3つの共用部負荷701〜703のブロックを図示したが、共用部負荷の数や仕様は任意である。
バッテリー601は、できるだけ停電時に大きな電流を供給できるよう、大型の鉛電池(あるいは他の任意の形式の2次電池)などから構成し、物品収受ボックスの1つ(あるいは必要であれば2つ以上の物品収受ボックス)、特にサイズの大きい物品収受ボックス(あるいは物品収受ボックスとほぼ同等の構成を有する筐体内の区画)をバッテリーのコンパートメント(収容区画)600として用い、図1、図3に破線で示すようにバッテリー601はこのバッテリーコンパートメント600に収容する。このような構成により、宅配ボックスとして使用できるスペースは減るが、バッテリーの収容場所を特別に用意しなくてもかなり大容量で大型のバッテリー601を配置することができる。
なお、バッテリーコンパートメント600は開閉可能な扉により覆っておくのが好ましい。この扉は主にメンテナンスのために開閉されるものであるため、電気錠などではなく通常のタンブラーキーや専用工具を用いて開錠される錠前などにより施錠できれば足りる、と考えられるが、電気錠を用いて施錠・開錠されるよう構成し、管理人や管理会社の専用のIDカードを用いて開閉できるよう制御する構成をとってもよい。
バッテリー601の充電、および非常時のバッテリー601からの給電動作は給電・充電制御部301(図4)により行なわれる。給電・充電制御部301はインターフェース205を介して制御部200と接続されており、制御部200の制御を受ける。制御部200および物品収受装置の各部(たとえば物品収受ボックスの電気錠や上記のコンソール103)は通常時は商用交流電源302により動作するが、停電時には給電・充電制御部301からの供給電流により動作する。
給電・充電制御部301は、停電時にバッテリー601の電力を用いて共用部負荷701〜703への給電を行なう他、本実施例では給電パネル300を介して任意の負荷への給電を行なえるよう構成してある。
給電パネル300は、たとえば物品収受ボックスの1つ(あるいは物品収受ボックスとほぼ同等の構成を有する筐体内の区画)を専用のコンパートメント(収容区画)としこの専用コンパートメントの内部に配置し、該コンパートメントの扉を開くことによりアクセスできるようにする。
図3の左側、および図2に示すように給電パネル300の盤面には複数の給電アウトレット(いわゆるコンセント、やプラグ)を配置してある。給電アウトレットは、たとえばAC給電用のもの(303)、DC給電用のもの(304、305)など、ピン配置や出力電圧に関しては任意の仕様のものを配置することができる。
AC給電用の給電アウトレット303は、たとえばAC100Vの供給に用いられる通常の2線式のものとし、これら給電アウトレット303を介して停電時に各種の家電製品やACアダプタへの給電を行なうことができ、たとえば災害時などに生じた停電の場合に、緊急避難的にAC100V駆動の機器に給電し、これを動作させ、あるいは充電することができる。
DC給電用の給電アウトレット304、305は、たとえば数種類の機器(ACアダプタや携帯電話など)のためのケーブル/コネクタを接続できるよう、任意のピン配置/出力電圧仕様のものを複数配置することができる。また、給電アウトレット304、305の形態はUSBコネクタとして構成してもよく、これによりUSB給電により動作ないし充電を行なう機器(スマートフォン、デジタルカメラ、ノートPCなど)への給電を行なうことができる。
たとえば以上のように給電パネル300を構成しておくことにより、たとえば災害時などに生じた停電の場合に、あらかじめ集合住宅構内に設けられた配線を介して給電を行なう共用部負荷701〜703のみならず、それ以外の負荷(上記の各種家電機器、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、ノートPCなど)を給電パネル300の給電アウトレット303〜305に接続して動作させる、あるいは充電することができる。
なお、給電パネル300は、図2に示すように他の物品収受ボックス101と同様に扉1011付きの専用コンパートメント内部に収容しておく構成が考えられる。図3右側は、この専用コンパートメントの扉1011を閉じた状態を示している。
図2の符号308、308は給電パネル300の専用コンパートメントの扉1011を回動支持するヒンジ、309は扉1011を施錠・開錠する電気錠、307は電気錠と係合して扉1011をロックするための施錠フックである。
給電パネル300を覆う扉1011をロックする電気錠309の施錠・開錠は、制御部200により制御するものとし、たとえば通常時は施錠状態とし、停電時に自動的に開放させるよう制御する(後述の図5の処理)。
ただし、通常時/停電時を問わず、他の物品収受ボックス101と同様に制御する、たとえば特定の操作(給電パネル300の扉の開放操作)を行なわない限り施錠状態を保つような仕様も考えられる。この場合、IDカードをコンソール103に提示するなどの認証を行なうか否かは任意である。
あるいは、電気錠309のかわりに、集合住宅や公共施設などに配置される非常通報装置(火災報知器など)などで用いられているのと同様な機械的な非常開錠装置により開錠可能な錠前により扉1011を施錠しておく構成も考えられる。この種の非常開錠装置は、たとえば非常時に破壊的に開放可能なカバーの内側に開錠ボタンを配置する、といった構成を有しており、停電などの非常時にこの非常開錠装置を用いて扉1011を施錠している錠前を開錠できるよう構成しておくのである。
図4は図3の給電・充電制御部301の回路構成例を詳細に示している。
図4において符号3001はたとえば上述の制御部同様にCPU、ROM、RAMなどを用いて構成された電源制御部で、電源制御部3001は制御部200のインターフェース205と同じ接続仕様により構成されたインターフェース3009を介して制御部200と接続されている。
電源制御部3001は、インターフェース3009を介して制御部200と通信し、制御部200と連携して後述の電源制御を行なう。
符号302は上記の商用交流電源で、商用交流電源302の給電状態(通常給電状態か、あるいは停電状態か)はたとえば電圧ないし電流センサなどから成る給電状態センサ3010によって検出され、電源制御部3001は給電状態センサ3010を介して商用交流電源302の給電状態を認識し、あるいはさらに制御部200に対して商用交流電源302の給電状態を報知する。
図4の給電・充電制御部301には、変圧・整流回路、あるいはスイッチングレギュレータなどから構成されたAC/DCコンバータ3003を有し、バッテリー601はAC/DCコンバータ3003が出力する直流(たとえばDC12V)により充電制御回路3006を介して充電できるようにする。
充電制御回路3006は、通常時(非停電時)、バッテリー601の充電状態を検出しながら、バッテリー601の充電電流が最適となるように制御を行なう。
また、給電・充電制御部301には、DC/DCコンバータ3004、およびDC/ACコンバータ3005が設けられている。
DC/DCコンバータ3004はスイッチングレギュレータなどから構成され、バッテリー601の出力する直流(たとえばDC12V)を給電パネル300の出力電圧仕様の異なる直流出力用の給電アウトレット(たとえば304、305)でそれぞれ必要な直流電圧(DC3V、6V、9V、12Vなど)に変換し、それぞれの直流電圧を出力する直流給電ラインD1、D2…を介して給電パネル300(あるいは物品収受ボックスの電気錠など、他の直流負荷)に給電する。
DC/ACコンバータ3005はスイッチングレギュレータなどから構成され、停電時、バッテリー601の出力する直流(たとえばDC12V)を上述の共用部負荷701〜703で必要な交流電圧(たとえば単相AC100V)に変換し、交流給電ラインA1を介して共用部負荷701〜703に給電するために用いられる。
また、給電・充電制御部301には、後述のコンバータ3003〜3005の入出力を制御するアナログスイッチ(不図示)が設けられる。
図3、図4に示した制御系の回路は、たとえばコンソール103の配置されるパネル裏の筐体内部などに配置する。
次に、図5のフローチャートを参照し、上記構成における動作につき説明する。図5は制御部200が停電時に実行する制御ルーチンの流れを示しており、ここでは同制御ルーチンが制御部200のCPU201が実行する割り込みプログラムとして記述した例を示している。
給電・充電制御部301の給電状態センサ3010が商用交流電源302の停電を検出していない通常時の処理は殊更に図示していないが、商用交流電源302からの給電がある平常時は、制御部200のCPU201が給電・充電制御部301の電源制御部3001と通信しながら、給電・充電制御部301のAC/DCコンバータ3003〜充電制御回路3006を介して商用交流電源302の出力によりバッテリー601を充電する処理が行なわれる。バッテリー601がフル充電に近付くにつれ、たとえば充電制御回路3006は充電電流を漸減させるような公知の充電制御を行ない、バッテリー601がフル充電となっている場合には、充電制御回路3006により充電電流がカットオフされる。
給電状態センサ3010が商用交流電源302の停電を検出すると、給電・充電制御部301の電源制御部3001はインターフェース3009〜205を介して特定のコマンドを送信し、商用交流電源302からの給電が遮断された旨を通知する。また、電源制御部3001は商用交流電源302が復旧した時もその旨を表現した特定のコマンドを送信するものとする。
給電・充電制御部301から停電を検知した旨の特定のコマンドが送信されると、制御部200のCPU201に割り込みがかかり、図5のルーチンが実行される。なお、図5のステップS4において、バッテリー601からの給電が給電パネル300や共用部負荷701〜703に本格的に開始されるまでの間も、制御部200や給電・充電制御部301の主要部、特に図5に示した処理に関係するブロックについてはバッテリー601からの電源電圧(必要に応じてDC/DCコンバータ3004で電圧変換される)が供給されており、図5の制御が可能であるものとする。
図5の停電時割込処理では、まずステップS1において、コンソール103の表示出力、ないしコンソール103に音声出力手段が設けられている場合は音声出力(警報音の発生、ないし合成音声によるメッセージ出力など)などによって停電が生じたことを装置近傍に報知する。あるいはこの停電報知はネットワーク206を介して特定の相手先(たとえば管理人や管理会社の宛先)にメールやショートメッセージなどを送信することにより行なうことにしてもよい。
図5のステップS2では、CPU201はインターフェース3009〜205を介して給電・充電制御部301から送信されるコマンドを監視し、商用交流電源302からの給電が復旧したか否かを判定する。商用交流電源302からの電源供給が依然として遮断状態であればステップS3に移行し、商用交流電源302が復旧した場合はステップS7へ移行する。
ステップS3では、AC/DCコンバータ3003〜充電制御回路3006によるバッテリー601の充電を停止する。
ステップS4では、本処理に関係する制御部200や給電・充電制御部301の主要部以外の各部、たとえば物品収受ボックス101の電気錠などに対してバッテリー601〜DC/DCコンバータ3004の出力を給電するよう切り換える。
ステップS5では、給電パネル300の扉1011の電気錠309を開錠し、扉1011を開放し、ステップS6ではバッテリー601の直流出力を用いてDC/DCコンバータ3004およびDC/ACコンバータ3005を駆動し、直流給電ラインD1、D2…および交流給電ラインA1から共用部負荷701〜703と給電パネル300に対し給電を開始する。
これにより、居住者や管理人などが上述のようにして給電パネル300の給電アウトレット303〜305を利用して家電製品や携帯電話、ノートPCなどの情報機器を使用したり充電したりできるようになる。また、共用部負荷701〜703として接続されている制御部200の配下の機器(たとえば制御部200が管理するスマートグリッド系の照明器具、エントランスの扉の電気錠、レンタルサイクルシステムや電気自動車の充電制御システム)などの平常通りの動作が可能となる。
一方、ステップS2で給電・充電制御部301から商用交流電源302の復旧を示すコマンドが送信されるとステップS7に移行し、ステップS3で用いたのと同様の報知方式によって商用交流電源302の復旧を報知する。
ステップS8では、ステップS4と逆の切り換え、すなわち制御部200や給電・充電制御部301の主要部以外の各部、共用部負荷701〜703の給電源をバッテリー601から商用交流電源302に切り換え、ステップS9ではAC/DCコンバータ3003〜充電制御回路3006を用いてバッテリー601の充電を開始(再開)する。
ステップS10では、開放していた給電パネル300の扉1011が施錠状態に戻される。この給電パネル300の扉1011の施錠は、たとえばソレノイドやモータなどの駆動源を用いて扉1011を閉成し、扉1011の施錠フック307が係合させるような構成も考えられるが、あるいは、公知の物品収受ボックスなどと同様に居住者や管理人が手動で扉1011を閉成することにより扉1011の施錠フック307を係合させ、ロック状態にする方式によって施錠を行なうような運用であってもよい。
以上に示したように、本実施例の物品収受装置は、商用交流電源の停電などの非常時の給電用にバッテリー601を設けることにより、停電時にも通常時と同様の物品収受動作が可能であり、さらに停電時には物品収受装置の管理する電気機器や、物品収受装置の制御部の配下の共用部負荷、あるいは物品収受装置近傍の共用部負荷(上記の共用部負荷701〜703)への給電も行なうことができる。すなわち、本実施例の物品収受装置は商用交流電源の停電という障害に強く、集合住宅共用部の停電時のバックアップ電源として機能させることができる、という優れた効果がある。
また、バッテリー601から供給される電力を装置外部の負荷に給電する給電アウトレット303〜305を設けることにより、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、バッテリー601から供給される電力を前記給電アウトレット303〜305を介して装置外部の任意の負荷に給電することができる。
また、給電アウトレット303〜305を物品収受ボックス101(または物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画)内に配置された給電パネル300上に配置する構成によれば、物品収受装置を集合住宅近傍に非常用の電源を供給するバックアップ電源として動作させることができ、集合住宅の居住者、管理人、あるいは近隣住民など関係者は災害時の停電などの不慮の事態においても物品収受装置から任意の負荷に給電を受けることができる。
さらに給電アウトレット303〜305の収容区画の扉1011を電気錠309により施錠/開錠するようにし、商用交流電源302が停電している期間など必要な場合のみ給電アウトレット303〜305を装置外部の負荷に対する給電に用いることができるよう扉1011の電気錠309を開錠する構成とすることによって、必要な場合のみ前記給電アウトレットを使用できるよう制御でき、盗電などの不法行為を防止することができる。
あるいは給電アウトレット303〜305の収容区画の扉1011を機械的な非常開錠装置により開錠可能な錠前によって施錠されるようにし、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記非常開錠装置を介して前記扉の錠前を開錠し、前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いられるよう構成することによっても、必要な場合のみ前記給電アウトレットを使用できるよう制御でき、盗電などの不法行為を防止することができる。
また、バッテリー601は物品収受ボックスの1つ(あるいは必要であれば複数の物品収受ボックスをバッテリー収容に割り当ててもよい)の内部に収納することにより、バッテリーの収容場所を特別に用意しなくてもかなり大容量で大型のバッテリー601を配置することができ、非常時や災害時などに給電パネル300や共用部負荷701〜703に長時間、大きな電力を供給することができる。
100 物品収受装置
101 物品収受ボックス
104 ディスプレイ
105 キーボード
200 制御部
201 CPU
202 ROM
203 RAM
205 インターフェース
207 外部記憶装置
208 共用部制御回路
300 給電パネル
301 給電・充電制御部
302 商用交流電源
303〜305 給電アウトレット
600 バッテリーコンパートメント
601 バッテリー
701 共用部負荷
1011 扉
3001 電源制御部
3003 AC/DCコンバータ
3004 DC/DCコンバータ
3005 DC/ACコンバータ
3006 充電制御回路
3009 インターフェース
3010 給電状態センサ

Claims (6)

  1. 集合住宅に配置され、該集合住宅の居住者に割り当てられた認証手段を用いた認証を介してその開錠が制御される電気錠により施錠可能な物品収受ボックスを用いて宅配物または郵便物の収受を行なう物品収受装置において、
    前記物品収受ボックスによる物品収受を制御する制御部と、
    商用交流電源から電源供給が行なわれている間、商用交流電源により充電されるバッテリーを有し、
    商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記制御部は前記電気錠を含む構成部材が前記バッテリーから供給される電力により駆動されるよう切り換えるとともに、商用交流電源からの電源供給が遮断状態となった時、前記集合住宅の共用部負荷に対して前記バッテリーから供給される電力を給電することを特徴とする物品収受装置。
  2. 請求項1に記載の物品収受装置において、前記バッテリーから供給される電力を装置外部の負荷に給電する給電アウトレットを有し、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記制御部は前記バッテリーから供給される電力を前記給電アウトレットを介して装置外部の任意の負荷に給電することを特徴とする物品収受装置。
  3. 請求項2に記載の物品収受装置において、前記給電アウトレットが前記物品収受ボックスの1つ、または前記物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画内に配置された給電パネル上に配置されることを特徴とする物品収受装置。
  4. 請求項3に記載の物品収受装置において、前記給電パネルを収容する収容区画を覆う扉が電気錠によって施錠または開錠可能であり、前記制御部は、商用交流電源から電源供給が行なわれている間、前記扉の電気錠を施錠状態とし、商用交流電源からの電源供給が遮断されると前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いることができるよう前記扉の電気錠を開錠することを特徴とする物品収受装置。
  5. 請求項3に記載の物品収受装置において、前記給電パネルを収容する収容区画を覆う扉が機械的な非常開錠装置により開錠可能な錠前によって施錠され、商用交流電源からの電源供給が遮断された場合、前記給電アウトレットを装置外部の負荷に対する給電に用いることができるよう前記非常開錠装置を介して前記扉の錠前を開錠することを特徴とする物品収受装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品収受装置において、前記バッテリーが前記物品収受ボックスの1つ、または前記物品収受ボックスとほぼ同等の構造を有する収容区画内に収容されることを特徴とする物品収受装置。
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