JP2013165335A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 FDD方式でP2Pにより通信を行う無線通信装置の回路規模を小さくする。
【解決手段】 第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号を出力する第1の局部発振手段と、第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を出力する第2の局部発振手段とを備える。局部発振接続手段により、第1の局部発振手段または第2の局部発振手段を送信手段に含まれる高周波送信ミキサに接続し、高周波送信ミキサに接続しない方の局部発振手段を受信手段に含まれる高周波受信ミキサに接続する。送信手段は、高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力する。受信手段は、アンテナから受信した受信高周波信号を高周波受信ミキサでダウンコンバートして送信手段が選択していない側の上側波帯または下側波帯を選択的に出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周波数分割複信方式で無線通信を行う無線通信装置および無線通信方法に関する。
FDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)は通信路として使われる周波数帯を半分に分けて、送信と受信とに別々の周波数を割り当てることで同時に送受信が可能な全二重通信を行う技術である。このFDDは、3G(3rd Generation)、HSPA(High Speed Packet Access)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信規格に採用されている。また、近年の急速な通信データの容量増大に伴い、光ファイバ等で構成される基幹通信網に無線基地局をP2P(Point-to-Point:ポイント・ツー・ポイント)で接続して、大容量で通信を行う装置が開発されている。
非特許文献1は、FDD方式でP2PによりEバンド(70/80GHz)での無線通信を行う2セットの送受信機を開示している。非特許文献1が開示する送受信機は、2つのPLO(Phase Locked Oscillator)に36.75GHzと41.75GHzを用い、OOK(On-Off Keying)による変調方式を採用した。そして、出力Powerが5dBmで利得20dBのホーンアンテナを使用して屋内環境で10mの全二重通信ができたことを報告している。
また、指向性アンテナを介し、分離した伝送路および受信周波数上で部分的伝送時間間隔を用いて通信を行うためのポイントツーポイント・リンクに関する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1の通信リンクは、指向性アンテナを用いて2つの通信システムを接続する。2つのリンク方向は時分割に多重化されており、通信は2つの異なる周波数上で伝送される。そのため、各通信システムは、いつでも送信または受信をするが、同時に送信および受信することはない。
特許文献2には、低コストでかつ小型・軽量化を実現することが可能なFDD・TDMA(Time Division Multiple Access)通信方式のデュアルバンド対応通信装置が開示されている。この通信装置は、2つのIF(中間周波数信号)発振器を備え、IF帯でのミキサに供給する局部発振信号の周波数を複数用意し、使用する周波数帯域に応じて切り替える構成となっている。そして、この通信装置は、受信用中間周波数を2つの受信バンドの差の半分程度に設定し、高周波可変周波数発振器およびIF発振器の周波数を適正な周波数に設定し、IF発振器の周波数を使用帯域に合わせて切り替えることを行っている。(例えば、第12頁、第21〜28行目の記載、第24頁、第4〜21行目の記載参照。)
M.Kang, B.Kim, K.Kim, W.Byun, M.Song, S.Oh, "Wireless PtP System in E-band for Gigabit Ethernet(登録商標)," proceeding of ICACT, pp.733-736, Feb. 2010.
特開2008−029010号公報 再特WO1999000910号公報
上述した各先行技術文献に記載の技術を用いた無線通信装置は、以下に述べるような課題が残されている。
FDD方式を採用している全二重通信方式においては、2台の無線通信装置間の送信回線および受信回線が干渉することなく存在しなければならないので、2台の無線通信装置間で異なる周波数帯域により送信及び受信する。一般に、無線通信装置をFDD方式によりP2Pで全二重通信する場合、送受信の周波数帯域割り当てが装置ごとに異なってくる。
例えば、通信する一方の無線通信装置に対して第1の周波数帯域が送信に、第2の周波数帯域が受信にそれぞれ割り当てられているとすると、もう一方の通信相手先の無線通信装置は第1の周波数帯域が受信に、第2の周波数帯域が送信にそれぞれ割り当てられることになる。
図12は、このようなFDD方式によりP2Pで全二重通信する一般的な無線通信装置の構成を示すブロック図である。FDD方式によりP2Pで全二重通信する双方の無線通信装置のそれぞれは、2つの送受信装置100、200を備える。それぞれの送受信装置は異なる周波数帯域で使用され、例えば、送受信装置100は第1の周波数帯域で使用され、送受信装置200は第2の周波数帯域で使用される。つまり、通信する双方の無線通信装置のそれぞれに、第1の周波数帯域に対応した送信回路101、第1の周波数帯域に対応した受信回路102、第2の周波数帯域に対応した送信回路201、第2の周波数帯域に対応した受信回路202の計4種類の回路を必要とする。
例えば、片方の無線通信装置では、第1の周波数帯域が送信に、第2の周波数帯域が受信にそれぞれ割り当てられているとすると、送受信装置100の送信回路101と送受信装置200の受信回路202が相手の無線通信装置との通信で使用される。そして、もう一方の通信相手先の無線通信装置では、第1の周波数帯域が受信に、第2の周波数帯域が送信にそれぞれ割り当てられ、送受信装置100の受信回路102と送受信装置200の送信回路201が通信で使用される。
このように、無線通信装置のそれぞれが2つの送受信装置を備えるそのため、装置が大型化し、装置の製造コストが増大するという問題がある。非特許文献1や特許文献1には、この課題については言及されていない。
特許文献2は、デュアルバンドのそれぞれの通信システムごとに異なる中間周波数を持たなければならないという課題に対して、IF帯でのミキサに供給する局部発振信号の周波数を複数用意し、使用する周波数帯域に応じて切り替えている。しかし、特許文献2に記載の方法によると、受信ミキサにおいてダウンコンバートした際に他通信の送信信号がイメージ信号として干渉する虞がある。
そこで、本発明の目的は、FDD方式でP2Pにより全二重通信を行う回路規模を小さくした無線通信装置を提供することにある。
上記の目的を実現するために、本発明の一形態である無線通信装置は、周波数分割複信方式でポイント・ツー・ポイントにより全二重通信を行う無線通信装置であって、第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号を出力する第1の局部発振手段と、第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を出力する第2の局部発振手段と、前記第1の局部発振手段または前記第2の局部発振手段を送信手段に含まれる高周波送信ミキサに接続し、前記高周波送信ミキサに接続しない方の前記第1の局部発振手段または前記第2の局部発振手段を受信手段に含まれる高周波受信ミキサに接続する局部発振接続手段と、を含み、前記送信手段は、前記高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力し、前記受信手段は、前記アンテナから受信した受信高周波信号を前記高周波受信ミキサでダウンコンバートして前記送信手段が選択していない側の前記上側波帯または前記下側波帯を選択的に出力することを特徴とする。
また、本発明の他の形態である無線通信方法は、周波数分割複信方式でポイント・ツー・ポイントにより全二重通信を行う無線通信方法であって、第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号または第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を高周波送信ミキサに接続し、前記高周波送信ミキサに接続しない方の前記第1の局部発振信号または前記第2の局部発振信号を高周波受信ミキサに接続し、前記高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力し、
前記アンテナから受信した受信高周波信号を前記高周波受信ミキサでダウンコンバートして前記送信高周波信号で選択されていない側の前記上側波帯または前記下側波帯を選択的に出力することを特徴とする。
本発明は、FDD方式でP2Pにより全二重通信を行う無線通信装置の回路規模を小さくすることができる。
本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかる無線通信方法の動作を示すフロー図である。 第2の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線通信装置における信号周波数帯域の割当て例を示す図である。 側波帯選択部の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態の送信回路の構成例と側波帯選択機能の動作例を示すブロック図である。 送信側移相スイッチの接続と選択される側波帯の関連を示す図である。 第3の実施形態の受信回路の構成例と側波帯選択機能の動作例を示すブロック図である。 受信側移相スイッチの接続と選択される側波帯の関連を示す図である。 本発明の第4の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。 FDD方式によりP2Pで全二重通信する一般的な無線通信装置の構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の無線通信装置1は、FDD方式でP2Pにより全二重通信を行う無線通信装置であって、第1の局部発振手段11、第2の局部発振手段12、局部発振接続手段20、送信手段31および受信手段32を含む構成になっている。
第1の局部発振手段11は、第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号を出力する。第2の局部発振手段12は、第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を出力する。
局部発振接続手段20は、これらの第1の局部発振手段11と第2の局部発振手段12を、送信手段31に含まれる高周波送信ミキサ311と受信手段32に含まれる高周波受信ミキサ321にそれぞれ接続する。高周波送信ミキサ311には、第1の局部発振手段11と第2の局部発振手段12のいずれかが接続され、高周波受信ミキサ321には、高周波送信ミキサ311に接続されない方の第1の局部発振手段11または第2の局部発振手段12が接続される。例えば、局部発振接続手段20は、高周波送信ミキサ311に第1の局部発振手段11を接続した場合は、高周波受信ミキサ321に第2の局部発振手段12を接続する。
送信手段31は、高周波送信ミキサ311がアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナ50に出力する。また、受信手段32は、アンテナ50から受信した受信高周波信号を高周波受信ミキサ321でダウンコンバートして送信手段31が選択していない側の上側波帯または下側波帯を選択的に出力する。
図2は、第1の実施形態にかかる無線通信方法の動作を示すフロー図である。
まず、通信に使用する周波数帯域の送受信での割り当て方法に応じて、2種類の局部発振信号のそれぞれの供給先を任意に接続する。つまり、第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号または第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を高周波送信ミキサに接続する(S101)。そして、高周波送信ミキサに接続しない方の第1の局部発振信号または第2の局部発振信号を高周波受信ミキサに接続する(S102)。
次に、通信に使用する周波数帯域の割り当てに応じて、送信信号と受信信号のそれぞれで使用する側波帯を選択する。つまり、高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力する(S103)。一方、アンテナから受信した受信高周波信号を高周波受信ミキサでダウンコンバートして送信高周波信号で選択されていない側の上側波帯または下側波帯を選択的に出力する(S104)。
このように、第1の実施形態の無線通信装置1は高周波信号処理回路の構成において特徴を有する。そして、通信に使用する周波数帯域の送受信での割り当て方法に応じて、2種類の局部発振信号のそれぞれの供給先を任意に接続することができる局部発振接続手段を備えている。また、通信に使用する周波数帯域の割り当てに応じて、送信手段と受信手段は、送信信号と受信信号のそれぞれで使用する側波帯を選択して出力する。これにより、送信回路と受信回路をそれぞれ1つ含む送受信装置が1セットの無線通信装置であっても、FDD方式でP2Pにより全二重通信を行うことができ、無線通信装置の回路規模を小さくすることができる。
次に、第2の実施形態の無線通信装置を説明する。
図3は、第2の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態の無線通信装置2は、高周波信号処理回路の構成として、第1の局部発振器13、第2の局部発振器14、局部発振器接続スイッチ21、送信回路33、受信回路34、側波帯選択部40、アンテナ50を含む。更に、中間周波数信号処理回路60、D/A(Digital/Analog)変換部71、A/D(Analog/Digital)変換部72およびベースバンド信号処理回路80を含む。また、無線通信装置2の信号周波数変換方式としては、スーパーヘテロダイン方式を前提としている。
送信回路33の出力端及び受信回路34の入力端は、それぞれカプラを介してアンテナ50に接続されている。なお、送信回路33においては、高周波送信ミキサ331の出力が側波帯選択部40を介して出力される。そして、受信回路34においては、アンテナ50からの入力が側波帯選択部40を介して高周波受信ミキサ341に入力する。側波帯選択部40は、送信信号として使用される信号の周波数帯の上側波帯または下側波帯、および受信信号として使用される信号の周波数帯の上側波帯または下側波帯をそれぞれ通過させるバンドパスフィルタを含む。そして、当該無線通信装置に割り当てられた周波数帯、側波帯に応じて任意に接続を切り替えることができる。
第2の実施形態の無線通信装置2は、このような構成によりP2Pの通信相手の無線通信装置とFDD方式による全二重通信を行う。
ベースバンド信号処理回路80から出力された送信信号は、D/A変換部71でアナログ信号に変換されて中間周波数信号処理回路60を介して送信回路33に供給される。
送信回路33の高周波送信ミキサ331は、中間周波数信号処理回路60から供給される送信用中間周波数信号(周波数fif_tx)と送信用局部発振信号(周波数flo_tx)をミキシングしてアップコンバートすることにより送信高周波信号(周波数frf_tx)を生成する。アップコンバートされた送信高周波信号は側波帯選択部40に供給される。
側波帯選択部40は送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的に通過させるバンドパスフィルタを含む。従って、側波帯選択部40を通過した側の側波帯の送信高周波信号がアンテナ50を介して送信される。
同様に、アンテナ50から受信した受信高周波信号(周波数frf_rx)は、側波帯選択部40に入力する。側波帯選択部40は受信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的に通過させるバンドパスフィルタを含む。従って、側波帯選択部40を通過した側の側波帯の受信高周波信号が受信回路34の高周波受信ミキサ341に入力する。なお、側波帯選択部40は、カプラを介してはいるが、送信回路33が出力する送信高周波信号が高周波受信ミキサ341に回り込まないようにカットするという役割も持つ。
高周波受信ミキサ341は、側波帯選択部40を介して供給される受信高周波信号と受信用局部発振信号(周波数flo_rx)をミキシングしてダウンコンバートすることにより受信用中間周波数信号(周波数fif_rx)を生成する。ダウンコンバートされた受信用中間周波数信号は中間周波数信号処理回路60に供給される。
中間周波数信号処理回路60で処理された受信信号はA/D変換部72でデジタル信号に変換されてベースバンド信号処理回路80に入力する。
また、第1の局部発振器13からは第1の周波数帯域に対応する周波数flo1の局部発振信号が発生し、第2の局部発振器14からは第2の周波数帯域に対応する周波数flo2の局部発振信号が発生する。そして、局部発振器接続スイッチ21は、第1の局部発振器13または第2の局部発振器14を、高周波送信ミキサ331または高周波受信ミキサ341に接続する。図3では、第1の局部発振器13を高周波受信ミキサ341に接続し、第2の局部発振器14を高周波送信ミキサ331に接続する例を示している。従って、この場合、送信用局部発振信号(周波数flo_tx)は周波数flo2となり、受信用局部発振信号(周波数flo_rx)は周波数flo1となる。
図4は、本発明の実施形態の無線通信装置における信号周波数帯域の割当て例を示す図である。
上述したように、FDD方式においては第1の周波数帯域と第2の周波数帯域の2種類の周波数帯域を通信に使用する。そして、どちらか一方の周波数帯域を送信用に、もう一方の周波数帯域を受信用として使用する。なお、P2Pで通信する相手側の無線通信装置においては、送信用と受信用の周波数帯域割り当てが逆になる。
図4の(a)はP2Pで通信する片方の無線通信装置(例えば無線通信装置A)における送信用と受信用の周波数帯域割り当てを示し、(b)は相手側の無線通信装置(例えば無線通信装置B)における送信用と受信用の周波数帯域割り当てを示す。
無線通信装置Aでは、送信用(周波数frf_tx)として第1の周波数帯域の上側波帯を使用し、受信用(周波数frf_rx)として第2の周波数帯域の下側波帯を使用するように割り当てられている。
また、無線通信装置Bでは、送信用(周波数frf_tx)として第2の周波数帯域の下側波帯を使用し、受信用(周波数frf_rx)として第1の周波数帯域の上側波帯を使用するように割り当てられている。
従って、無線通信装置Aでは、第1の局部発振器13から生成される周波数flo1の局部発振信号が、局部発振器接続スイッチ21により送信用局部発振信号(周波数flo_tx)として送信回路33の高周波送信ミキサ331に供給されている。そして、側波帯選択部40においては、第1の周波数帯域の上側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタが送信用として選択される。また、第2の局部発振器14から生成される周波数flo2の局部発振信号が、局部発振器接続スイッチ21により受信用局部発振信号(周波数flo_rx)として受信回路34の高周波受信ミキサ341に供給されている。そして、側波帯選択部40においては、第2の周波数帯域の下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタが受信用として選択される。
一方、無線通信装置Bでは、第2の局部発振器14から生成される周波数flo2の局部発振信号が、局部発振器接続スイッチ21により送信用局部発振信号(周波数flo_tx)として送信回路33の高周波送信ミキサ331に供給されている。そして、側波帯選択部40においては、第2の周波数帯域の下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタが送信用として選択される。また、第1の局部発振器13から生成される周波数flo1の局部発振信号が、局部発振器接続スイッチ21により受信用局部発振信号(周波数flo_rx)として受信回路34の高周波受信ミキサ341に供給されている。そして、側波帯選択部40においては、第1の周波数帯域の上側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタが受信用として選択される。
このように設定された無線通信装置Aと無線通信装置Bは、次のようにしてFDD方式によるP2P通信を行う。
無線通信装置Aからは、第1の周波数帯域の上側波帯の高周波信号(周波数frf_tx)が送信される。この信号は無線通信装置Bにおいて第1の周波数帯域の上側波帯の高周波信号(周波数frf_rx)として受信される。また、無線通信装置Bからは、第2の周波数帯域の下側波帯の高周波信号(周波数frf_tx)が送信される。この信号は無線通信装置Aにおいて第2の周波数帯域の下側波帯の高周波信号(周波数frf_rx)として受信される。
なお、側波帯選択部40は、例えば図5のように構成されていてもよい。
図5は側波帯選択部40の構成例を示すブロック図である。第1の周波数帯域の各側波帯に対応するバンドパスフィルタAとバンドパスフィルタBおよび第2の周波数帯域の各側波帯に対応するバンドパスフィルタCとバンドパスフィルタDの4種類のバンドパスフィルタ、およびフィルタ接続スイッチ401を備える。
つまり、バンドパスフィルタAは、例えば無線通信装置Aが送信高周波信号として使用する第1の周波数帯域の上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第1のバンドパスフィルタである。
バンドパスフィルタCは、無線通信装置Aの通信相手である無線通信装置Bが送信高周波信号として使用する、第2の周波数帯域の上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第2のバンドパスフィルタである。これは、第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯と反対側の側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタである。つまり、第1のバンドパスフィルタが上側波帯の信号を通過させる場合、第2のバンドパスフィルタは下側波帯の信号を通過させる。逆に、第1のバンドパスフィルタが下側波帯の信号を通過させるように使用する場合、第2のバンドパスフィルタは上側波帯の信号を通過させるものを使用する。もちろん、それぞれが対応する周波数帯域は、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域と異なった周波数帯域である。
バンドパスフィルタDは、無線通信装置Aが受信高周波信号として使用する、第1の周波数帯域の上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第3のバンドパスフィルタである。これは、第2のバンドパスフィルタに対応する側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタである。つまり、無線通信装置Bにおける第2のバンドパスフィルタが下側波帯の信号を通過させる場合、無線通信装置Aにおける第3のバンドパスフィルタも下側波帯の信号を通過させる。逆に、無線通信装置Bにおける第2のバンドパスフィルタが上側波帯の信号を通過させるように使用する場合、無線通信装置Aにおける第3のバンドパスフィルタも上側波帯の信号を通過させるものを使用する。そして、それぞれが対応する周波数帯域は同じ第2の周波数帯域である。
バンドパスフィルタBは、無線通信装置Bが受信高周波信号として使用する、第1の周波数帯域の上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第4のバンドパスフィルタである。これは、第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタである。つまり、無線通信装置Aにおける第1のバンドパスフィルタが下側波帯の信号を通過させる場合、無線通信装置Bにおける第4のバンドパスフィルタも下側波帯の信号を通過させる。逆に、無線通信装置Aにおける第1のバンドパスフィルタが上側波帯の信号を通過させるように使用する場合、無線通信装置Bにおける第4のバンドパスフィルタも上側波帯の信号を通過させるものを使用する。そして、それぞれが対応する周波数帯域は同じ第1の周波数帯域である。
フィルタ接続スイッチ401は、当該無線通信装置に割り当てられた信号周波数帯域に応じて、これらの4種類のバンドパスフィルタを適宜接続して側波帯選択部40を構成する。
図5のフィルタ接続スイッチ401における点線の接続は、上述した無線通信装置Aの場合の接続例を示す。つまり、送信側は第1の周波数帯域の、例えば上側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタAを使い、受信側は第2の周波数帯域の下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタDを使う構成を形成する。
そして、図5のフィルタ接続スイッチ401における実線の接続は、上述した無線通信装置Bの場合の接続例を示す。つまり、送信側は第2の周波数帯域の上側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタCを使い、受信側は第1の周波数帯域の下側波帯の信号を通過させるバンドパスフィルタBを使う構成を形成する。
このように、FDD方式でP2Pによる全二重通信を行う1組の無線通信装置Aと無線通信装置Bにおいて、周波数帯域の割り当てと第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯を決めておけば、4種類のバンドパスフィルタを設置するだけでよい。
また、図4において、例えば、第1の周波数帯域の下側波帯が第1の周波数帯域に含まれるとして示したが、送信高周波信号の帯域と送信用局部発振信号の条件によっては、下側波帯の部分が割り当てられた第1の周波数帯域から外れる場合もある。そのような場合には当該条件における第1の周波数帯域の下側波帯に対応するバンドパスフィルタを省略することができる。
このように、第2の実施形態の無線通信装置2は、その無線通信装置で使用する周波数帯域の送受信での割り当てに応じて、局部発振器接続スイッチにより2種類の局部発振信号のそれぞれの供給先を任意に接続することができる。また、通信に使用する周波数帯域の割り当てに応じて、フィルタ接続スイッチにより送信信号と受信信号のそれぞれで使用する側波帯を任意に選択して用いることができる。これにより、送信回路と受信回路をそれぞれ1つ含む送受信装置が1セットの無線通信装置であっても、FDD方式でP2Pにより全二重通信を行うことができ、無線通信装置の回路規模を小さくすることができる。
続いて、第3の実施形態の無線通信装置を説明する。
図6は、第3の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。
第3の実施形態の無線通信装置3が第2の実施形態の無線通信装置2と相違する点は、送信回路及び受信回路においてイメージ抑圧ミキサを用いて側波帯を選択することである。そして、送信回路及び受信回路のそれぞれにおいて、各回路の2つのミキサに供給する局部発振信号に適用する90度移相を移相スイッチで切り替えることにより、上側波帯または下側波帯を任意に選択できるように構成している。
図6において、第3の実施形態の無線通信装置3は、送信回路36および受信回路37を主要な構成とする。第1の局部発振器13、第2の局部発振器14、局部発振器接続スイッチ21およびアンテナ50は第2の実施形態の無線通信装置2と同じである。なお、中間周波数信号処理回路、D/A変換部、A/D変換部およびベースバンド信号処理回路の構成についても第2の実施形態の無線通信装置2と同じなので図示を省略する。
無線通信装置3は、当該無線通信装置に割り当てられた周波数帯域に応じて、送信回路36または受信回路37で使用する局部発振信号として、第1の局部発振器13または第2の局部発振器14を局部発振器接続スイッチ21により適宜接続して使用する。また、送信側で使用する側波帯、受信側で使用する側波帯に応じて、それぞれの局部発振信号に適用する90度移相を、送信側の移相スイッチおよび受信側の移相スイッチにおいて適宜接続して上側波帯または下側波帯を選択する。
図7〜図10を参照して、側波帯選択機能の動作例を説明する。
図7は、第3の実施形態の送信回路36の構成例と側波帯選択機能の動作例を示すブロック図であり、イメージ抑圧ミキサによる送信回路が構成される。通常のイメージ抑圧ミキサの回路構成と相違する点は、送信側移相スイッチ365において、相互に位相を90度ずらせた局部発振信号の供給先の高周波送信ミキサを任意に切り替えることができる構成になっていることである。
送信回路36に入力する局部発振信号(flo_tx)は、当該無線通信装置の送信側に割り当てられた周波数帯域に対応して局部発振器接続スイッチ21(図6参照)により接続された第1の局部発振器13または第2の局部発振器14の発振信号となる。
送信回路36に入力する局部発振信号は2分岐され、片方はそのまま送信側移相スイッチ365に入力し、他の片方は90度移相器364で位相が90度遅延させられた局部発振信号として送信側移相スイッチ365に入力する。そして、送信側移相スイッチ365において、相互に位相が90度ずれた2つの局部発振信号の供給先の高周波送信ミキサを任意に切り替えることができる。
図8は、送信側移相スイッチ365における接続とそのときに選択される側波帯の関連を示す図である。
送信側移相スイッチ365が、例えば図8(a)に示すように設定されているとして説明する。つまり、90度移相器364により位相が90度遅延させられた局部発振信号は、送信回路36の高周波送信ミキサ362に供給されているものとする。なお、90度移相器を介すことにより位相が90度遅れた信号が出力するので、例えば、cosθの局部発振信号はcos(θ―90°)=sinθとなる。
送信回路36に入力する中間周波数信号(fif_tx)を2分岐し、片方の信号に対して90度移相器363を介すことによりXa(t)信号とXb(t)信号が生成される。Xb(t)信号が90度移相器363を介した信号で、Xa(t)信号より位相が90度遅れている。ここで中間周波数信号の振幅をAif、角周波数をωif(=2×π×fif)とすると、Xa(t)信号とXb(t)信号はそれぞれ次のようになる。
Xa(t)=Aif・cos(ωif・t)
Xb(t)=Aif・sin(ωif・t)
それぞれの信号は高周波送信ミキサ361、高周波送信ミキサ362で局部発振信号(flo_tx)によりアップコンバートされる。ここで、高周波送信ミキサ361にはcos(ωlo・t)、高周波送信ミキサ362にはsin(ωlo・t)の局部発振信号が供給されている。そのため、アップコンバートされたあとの信号はそれぞれ次のようになる。
X’a(t)=Aif・cos(ωif・t)×sin(ωlo・t)=(Aif/2){sin(ωlo+ωif)t+sin(ωlo−ωif)t}
X’b(t)=Aif・sin(ωif・t)×cos(ωlo・t)=(Aif/2){sin(ωlo+ωif)t−sin(ωlo−ωif)t}
従って、それぞれを加算した送信回路36の出力信号となるXc(t)は次のようになる。
Xc(t)=X’a(t)+X’b(t)=Aif・sin(ωlo+ωif)t
つまり、送信側移相スイッチ365を図8(a)に示すように設定すると、送信回路36からは上側波帯の信号が出力される。
送信側移相スイッチ365を図8(b)に示すように設定すると、上記は次のようになる。
つまり、90度移相器365により位相が90度遅延させられた局部発振信号は、送信回路36の高周波送信ミキサ361に供給される。また、入力信号のXa(t)信号とXb(t)信号はそれぞれ次のようになっている。
Xa(t)=Aif・cos(ωif・t)
Xb(t)=Aif・sin(ωif・t)
ここで、高周波送信ミキサ361にはsin(ωlo・t)、高周波送信ミキサ362にはcos(ωlo・t)の局部発振信号が供給されているので、アップコンバートされたあとの信号はそれぞれ次のようになる。
X’a(t)=Aif・cos(ωif・t)×cos(ωlo・t)=(Aif/2){cos(ωlo+ωif)t+cos(ωlo−ωif)t}
X’b(t)=Aif・sin(ωif・t)×sin(ωlo・t)=−(Aif/2){cos(ωlo+ωif)t−cos(ωlo−ωif)t}
従って、それぞれを加算した送信回路36の出力信号となるXc(t)は次のようになる。
Xc(t)=X’a(t)+X’b(t)=Aif・cos(ωlo−ωif)t
つまり、送信側移相スイッチ365を図8(b)に示すように設定すると、送信回路36からは下側波帯の信号が出力される。
一方、受信回路側では次のように動作する。
図9は、第3の実施形態の受信回路37の構成例と側波帯選択機能の動作例を示すブロック図であり、イメージ抑圧ミキサにより受信回路が構成される。通常のイメージ抑圧ミキサの回路構成と相違する点は、受信側移相スイッチ377において、相互に位相を90度ずらせた局部発振信号の供給先の高周波受信ミキサを任意に切り替えることができる構成になっていることである。
受信回路37に入力する局部発振信号(flo_rx)は、当該無線通信装置の受信側に割り当てられた周波数帯域に対応して局部発振器接続スイッチ21(図6参照)により接続された第1の局部発振器13または第2の局部発振器14の発振信号となる。
受信回路37に入力する局部発振信号は2分岐され、片方はそのまま受信側移相スイッチ377に入力し、他の片方は90度移相器376で位相が90度遅延させられた局部発振信号として受信側移相スイッチ377に入力する。そして、受信側移相スイッチ377において、相互に位相が90度ずれた2つの局部発振信号の供給先の高周波受信ミキサを任意に切り替えることができる。
図10は、受信側移相スイッチ377における接続とそのときに選択される側波帯の関連を示す図である。
まず、受信側移相スイッチ377が、例えば図10(a)に示すように設定されているとして説明する。つまり、90度移相器376により位相が90度遅延させられた局部発振信号は、受信回路37の高周波受信ミキサ371に供給されているものとする。従って、高周波受信ミキサ371にはsin(ωlo・t)、高周波受信ミキサ372にはcos(ωlo・t)の局部発振信号が供給されている。そして、受信回路37の入力には入力高周波信号として上側波帯=A’rf・cos(ω’rf・t)と下側波帯=Arf・cos(ωrf・t)の双方の信号が入力されているとする。ここで、上側波帯の振幅をA’rf、角周波数をω’rf(2×π×f’rf)とし、下側波帯の振幅をArf、角周波数をωrf(=2×π×frf)としている。
高周波受信ミキサ371の出力Xa(t)と高周波受信ミキサ372の出力Xb(t)はそれぞれ次のようになる。
Xa(t)={Arf・cos(ωrf・t)+A’rf・cos(ω’rf・t)}×sin(ωlo・t)
=(Arf/2){sin(ωlo+ωrf)t−sin(ωrf−ωlo)t}+(A’rf/2){sin(ωlo+ω’rf)t−sin(ω’rf−ωlo)t}
Xb(t)={Arf・cos(ωrf・t)+A’rf・cos(ω’rf・t)}×cos(ωlo・t)
=(Arf/2){cos(ωlo+ωrf)t+cos(ωrf−ωlo)t}+(A’rf/2){cos(ωlo+ω’rf)t+cos(ω’rf−ωlo)t}
後段のローパスフィルタ373およびローパスフィルタ374により、それぞれの高周波成分をカットすることにより、それぞれのローパスフィルタの出力X’a(t)とX’b(t)はそれぞれ次のようになる。
X’a(t)=(Arf/2)sin(ωlo−ωrf)t−(A’rf/2)sin(ω’rf−ωlo)t
X’b(t)=(Arf/2)cos(ωlo−ωrf)t+(A’rf/2)cos(ω’rf−ωlo)t
ここで、ローパスフィルタ373の出力のX’a(t)に対して90度移相器375により90度移相を適用する。
90度移相器375の出力X’’a(t)は次のようになる。
X’’a(t)=−(Arf/2)cos(ωlo−ωrf)t+(A’rf/2)cos(ω’rf−ωlo)t
従って、受信回路37の出力は、X’b(t)とX’’a(t)を加算して得られる次の信号Xc(t)となる。
Xc(t)=X’’a(t)+X’b(t)=A’rf・cos(ω’rf−ωlo)t
ゆえに、上側波帯の信号のみが受信ミキサによってダウンコンバートされることになる。
同様に、図10(b)に示す例は、位相が90度遅延させられた局部発振信号が受信回路37の高周波受信ミキサ372に供給されるように受信側移相スイッチ377が接続されている。この場合は、高周波受信ミキサ371にはcos(ωlo・t)、高周波受信ミキサ372にはsin(ωlo・t)の局部発振信号が供給される。そして、高周波受信ミキサ371の出力信号をXa(t)、高周波受信ミキサ372の出力信号をXb(t)とすると、各高周波受信ミキサの出力は次のようになる。
Xa(t)={Arfcos(ωrf・t)+A’rfcos(ω’rf・t)}×cos(ωlo・t)
=(Arf/2){cos(ωrf+ωlo)t+cos(ωrf−ωlo)t}+(A’rf/2){cos(ω’rf+ωlo)t+cos(ω’rf−ωlo)t}
Xb(t)={Arfcos(ωrf・t)+A’rfcos(ω’rf・t)}×sin(ωlo・t)
=(Arf/2){sin(ωrf+ωlo)t−sin(ωrf−ωlo)t}+(A’rf/2){sin(ω’rf+ωlo)t−sin(ω’rf−ωlo)t}
高周波成分をカットして、X’a(t)とX’b(t)は次のようになる。
X’a(t)=(Arf/2)cos(ωlo−ωrf)t+(A’rf/2)cos(ω’rf−ωlo)t
X’b(t)=(Arf/2)sin(ωlo−ωrf)t−(A’rf/2)sin(ω’rf−ωlo)t
90度移相器375の出力X’’a(t)は次のようになる。
X’’a(t)=(Arf/2)sin(ωlo−ωrf)t+(A’rf/2)sin(ω’rf−ωlo)t
受信回路37の出力Xc(t)は次のようになる。
Xc(t)=X’’a(t)+X’b(t)=Arf・sin(ωlo−ωrf)t
ゆえに、この場合は下側波帯の信号のみが受信ミキサによってダウンコンバートされることになる。
例えば、無線通信装置Aの送信回路36の送信側移相スイッチ365を図8(a)のように接続し、受信回路37の受信側移相スイッチ377を図10(b)のように接続する。そして、無線通信装置Aの対向装置となる無線通信装置Bの送信回路36の送信側移相スイッチ365を図8(b)のように接続し、受信回路37の受信側移相スイッチ377を図10(a)のように接続する。なお、無線通信装置Aにおいて第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号を送信に、第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を受信に用いるものとする。また、無線通信装置Bにおいては、第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を送信に、第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号を受信に用いるものとする。このように設定された第3の実施形態の無線通信装置3は、無線通信装置Aにおいて、第1の周波数帯域の上側波帯が送信に、第2の周波数帯域の下側波帯が受信に使われる。そして、無線通信装置Bにおいて、第2の周波数帯域の下側波帯が送信に、第1の周波数帯域の上側波帯が受信に使われる。
このように、第3の実施形態の無線通信装置3は、その無線通信装置で使用する周波数帯域の送受信での割り当てに応じて、局部発振器接続スイッチにより2種類の局部発振信号のそれぞれの供給先を任意に接続することができる。また、第3の実施形態の無線通信装置3はイメージ抑圧ミキサに供給する相互に位相を90度ずらせた局部発振信号の供給先を移相スイッチで任意に切り替えることにより、送信信号と受信信号のそれぞれで使用する側波帯を任意に選択して用いることができる。これにより、送信回路と受信回路をそれぞれ1つ含む送受信装置が1セットの無線通信装置であっても、FDD方式でP2Pにより全二重通信を行うことができ、無線通信装置の回路規模を小さくすることができる。
続いて、第4の実施形態の無線通信装置を説明する。
図11は、第4の実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図である。
第4の実施形態の無線通信装置4は、第1の実施形態乃至第3の実施形態の無線通信装置における2つの局部発振回路に換えて1つの局部発振器10と2つの周波数逓倍器(周波数逓倍器91および周波数逓倍器92)で構成される。
周波数逓倍器91は、局部発振器10が発振する信号(周波数flo3)にもとづいて第1の周波数帯域に対応する局部発振信号(周波数flo1)を生成する。周波数逓倍器92は、局部発振器10が発振する信号(周波数flo3)にもとづいて第2の周波数帯域に対応する局部発振信号(周波数flo2)を生成する。それぞれの周波数逓倍器91、92から出力された局部発振信号(flo1とflo2)は局部発振接続手段20に入力する。
このように、第4の実施形態の無線通信装置4は、局部発振信号の発振器が1つで済むため、無線通信装置の回路規模を更に小さくすることができる。
以上に説明したように、本実施形態の無線通信装置は、当該無線通信装置の送信と受信で使用する2種類の周波数帯域を、割り当てられた周波数帯域に応じて局部発振接続手段や局部発振器接続スイッチにより任意に設定することができる。また、本実施形態の無線通信装置は、当該無線通信装置の送信と受信で使用する下側波帯または上側波帯を、その割当状況に応じて側波帯選択部、フィルタ接続スイッチまたは移相スイッチを用いて任意に設定することができる。そのため、送信回路と受信回路をそれぞれ1つ含む1セットの送受信装置で、FDD方式によりP2Pで全二重通信する無線通信装置に対応することができる。また、2つの周波数逓倍器により、1つの発振器から2種類の周波数帯域に対応する局部発振信号を生成することができる。したがって、本実施形態の無線通信装置は、FDD方式によりP2Pで全二重通信する環境下において、P2P通信する双方の無線通信装置の回路構成を共通化して製造することができ、回路規模を小さくした小型の装置を実現することができる。
なお、局部発振接続手段や局部発振器接続スイッチ、そして側波帯選択部、フィルタ接続スイッチおよび移相スイッチのそれぞれは、当該無線通信装置および通信相手先となる無線通信装置において、割り当てられた周波数帯域に応じて予め設定する。その設定は、製造時に行ってもよいし、通信運用を行う際に設定してもよい。
1、2、3、4 無線通信装置
10 局部発振器
11 第1の局部発振手段
12 第2の局部発振手段
13 第1の局部発振器
14 第2の局部発振器
20 局部発振接続手段
21 局部発振器接続スイッチ
31 送信手段
32 受信手段
33、36、101、201 送信回路
34、37、102、202 受信回路
40 側波帯選択部
50 アンテナ
60 中間周波数信号処理回路
71 D/A変換部
72 A/D変換部
80 ベースバンド信号処理回路
91、92 周波数逓倍器
100、200 送受信装置
311、331、361、362 高周波送信ミキサ
321、341、371、372 高周波受信ミキサ
363、364、375、376 90度移相器
365 送信側移相スイッチ
373、374 ローパスフィルタ
377 受信側移相スイッチ
401 フィルタ接続スイッチ

Claims (7)

  1. 周波数分割複信方式でポイント・ツー・ポイントにより全二重通信を行う無線通信装置であって、
    第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号を出力する第1の局部発振手段と、
    第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を出力する第2の局部発振手段と、
    前記第1の局部発振手段または前記第2の局部発振手段を送信手段に含まれる高周波送信ミキサに接続し、前記高周波送信ミキサに接続しない方の前記第1の局部発振手段または前記第2の局部発振手段を受信手段に含まれる高周波受信ミキサに接続する局部発振接続手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力し、
    前記受信手段は、前記アンテナから受信した受信高周波信号を前記高周波受信ミキサでダウンコンバートして前記送信手段が選択していない側の前記上側波帯または前記下側波帯を選択的に出力する
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 側波帯選択手段を備え、
    前記側波帯選択手段は、
    前記送信高周波信号として使用する前記第1の周波数帯域の上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第1のバンドパスフィルタと、
    前記送信高周波信号として使用する前記第2の周波数帯域の、前記第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯と反対側の側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第2のバンドパスフィルタと、
    前記受信高周波信号として使用する前記第2の周波数帯域の、前記第2のバンドパスフィルタに対応する側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第3のバンドパスフィルタと、
    前記受信高周波信号として使用する前記第1の周波数帯域の、前記第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第4のバンドパスフィルタと、
    前記高周波送信ミキサと前記第1のバンドパスフィルタまたは前記第2のバンドパスフィルタを接続して前記送信高周波信号を前記アンテナに出力し、前記高周波受信ミキサと前記第3のバンドパスフィルタまたは前記第4のバンドパスフィルタを接続して前記アンテナから受信した前記受信高周波信号を前記高周波受信ミキサに出力するフィルタ接続スイッチ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信手段は、
    互いに直交する中間周波数信号をそれぞれアップコンバートする2つの高周波送信ミキサと、
    2つの前記高周波送信ミキサのそれぞれに供給する局部発振信号の互いに直交する信号の供給先を、出力する前記上側波帯または前記下側波帯に応じて切替接続する送信側移相スイッチ
    を含み、
    前記受信手段は、
    前記受信高周波信号の前記上側波帯および前記下側波帯をそれぞれダウンコンバートする2つの高周波受信ミキサと、
    2つの前記高周波受信ミキサのそれぞれに供給する局部発振信号の互いに直交する信号の供給先を、出力する前記上側波帯または前記下側波帯に応じて切替接続する受信側移相スイッチ
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の局部発振手段と前記第2の局部発振手段は、
    第3の局部発振信号を発信する局部発振器と、前記第3の局部発振信号を入力して前記第1の局部発振信号を出力する第1の周波数逓倍手段と、前記第3の局部発振信号を入力して前記第2の局部発振信号を出力する第2の周波数逓倍手段と
    を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかの請求項に記載の無線通信装置。
  5. 周波数分割複信方式でポイント・ツー・ポイントにより全二重通信を行う無線通信方法であって、
    第1の周波数帯域に対応する第1の局部発振信号または第2の周波数帯域に対応する第2の局部発振信号を高周波送信ミキサに接続し、
    前記高周波送信ミキサに接続しない方の前記第1の局部発振信号または前記第2の局部発振信号を高周波受信ミキサに接続し、
    前記高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力し、
    前記アンテナから受信した受信高周波信号を前記高周波受信ミキサでダウンコンバートして前記送信高周波信号で選択されていない側の前記上側波帯または前記下側波帯を選択的に出力する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  6. 前記前記高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力するステップは、
    前記高周波送信ミキサと、前記送信高周波信号として使用する前記第1の周波数帯域の上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第1のバンドパスフィルタまたは前記送信高周波信号として使用する前記第2の周波数帯域の、前記第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯と反対側の側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第2のバンドパスフィルタを接続して、前記送信高周波信号を前記アンテナに出力し、
    前記アンテナから受信した受信高周波信号を前記高周波受信ミキサでダウンコンバートして前記送信高周波信号で選択されていない側の前記上側波帯または前記下側波帯を選択的に出力するステップは、
    前記高周波受信ミキサと、前記受信高周波信号として使用する前記第2の周波数帯域の、前記第2のバンドパスフィルタに対応する側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第3のバンドパスフィルタまたは前記受信高周波信号として使用する前記第1の周波数帯域の、前記第1のバンドパスフィルタに対応する側波帯である上側波帯または下側波帯の信号を通過させる第4のバンドパスフィルタを接続して、前記アンテナから受信した前記受信高周波信号を前記高周波受信ミキサに出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信方法。
  7. 前記前記高周波送信ミキサがアップコンバートした送信高周波信号の上側波帯または下側波帯を選択的にアンテナに出力するステップは、
    互いに直交する中間周波数信号をそれぞれアップコンバートする2つの高周波送信ミキサのそれぞれに供給する、互いに直交する局部発振信号の供給先を、出力する前記上側波帯または前記下側波帯に応じて切り替えて接続し、
    前記アンテナから受信した受信高周波信号を前記高周波受信ミキサでダウンコンバートして前記送信高周波信号で選択されていない側の前記上側波帯または前記下側波帯を選択的に出力するステップは、
    前記受信高周波信号の前記上側波帯および前記下側波帯をそれぞれダウンコンバートする2つの高周波受信ミキサのそれぞれに供給する、互いに直交する局部発振信号の供給先を、出力する前記上側波帯または前記下側波帯に応じて切り替えて接続する
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信方法。
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