JP2013164786A - 構造物撮影支援方法、構造物撮影支援プログラム及び構造物撮影支援装置 - Google Patents

構造物撮影支援方法、構造物撮影支援プログラム及び構造物撮影支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影装置を用いて撮影すべき箇所を適切に通知する。
【解決手段】登録部24が、撮影装置10から取得した位置情報に基づいて、撮影対象の橋梁を特定する。また、撮影可否判断部22は、点検実施基準DB60を参照して、撮影対象の橋梁の撮影箇所を特定し、外部情報源50の各DB52,54を参照して、橋梁の位置近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、特定された撮影箇所のうち、撮影不可な撮影箇所を特定する。また、撮影可否判断部22は、特定された撮影箇所のうち、撮影装置により撮影されていない撮影箇所で、かつ撮影可能とされている撮影箇所を、撮影漏れ箇所とし、通知部26は、当該撮影漏れ箇所を撮影装置に対して通知する。
【選択図】図3

Description

本件は、構造物撮影支援方法、構造物撮影支援プログラム及び構造物撮影支援装置に関する。
従来、橋梁などの構造物に関する点検業務を円滑に行うための点検支援システムが提案されている。この点検支援システムは、構造物の簡易点検、詳細点検などの種々のレベルの点検業務のうち、簡易点検を支援することを主な目的としている。具体的には、従来の点検支援システムは、撮影者(自治体職員など)が構造物を撮影した静止画や動画を、点検者(建設コンサルタントなど)にチェック依頼する処理を簡易かつ円滑に行うことを支援している。
点検対象の構造物が例えば橋梁である場合、撮影者は、橋梁の各点検箇所を撮影する際に、点検箇所の画像を漏れなく撮影する必要がある。点検すべき箇所の画像が撮影されないと、点検者が画像により簡易点検を行うことができないからである。なお、点検箇所を漏れなく点検させる技術として、特許文献1の技術が知られている。
特許文献1には、要点検箇所を端末画面に表示し、作業員が要点検箇所の撮影や点検を行った結果を入力しない箇所を、点検モレの箇所として表示する技術である。
特開2007−280282号公報
上記特許文献1の技術を用いた場合でも、各点検箇所の点検や撮影には危険を伴う場合もあるため、危険な場合には、点検を行わなくても良いという運用がなされていた。
また、一つの自治体が管理する橋梁の数は非常に多く、また、橋梁の設置場所が役所等から比較的遠い場合には、現地に行くだけでも相当な時間が掛かる。そのため、どの橋梁の点検用画像をいつ撮影するかの計画に基づいて撮影を実施していかないと、定期的に行うべき点検を実施しきれなくなってしまう。したがって、撮影者は、台風や河川氾濫などのよほどの悪天候でもない限り、ある程度の悪条件であっても撮影を実施したいと考えるであろうことに発明者らは気づいた。
しかしながら、点検用画像を撮影する場合には、撮影者が河川に足を入れた状態で撮影したり、斜面から撮影したりする必要もある。このため、危険性を考慮すると、悪条件下ではそれらの場所に近づいて撮影を試みることすらも行うべきでない場合が存在することに、発明者らは気づいた。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、撮影装置を用いて撮影すべき箇所を適切に通知することが可能な構造物撮影支援方法、構造物撮影支援プログラム及び構造物撮影支援装置を提供することを目的とする。
本明細書に記載の構造物撮影支援方法は、撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定する構造物特定工程と、複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部を参照して、前記構造物特定工程で特定された撮影対象の構造物の撮影箇所を特定する撮影箇所特定工程と、複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記撮影箇所特定工程で特定された撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定する撮影困難箇所特定工程と、前記撮影装置から取得したデータにより特定される前記撮影装置により撮影された箇所と、前記撮影箇所特定工程で特定された前記構造物の撮影箇所と、前記撮影困難箇所特定工程で特定された前記撮影困難な撮影箇所と、に基づいて、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所を決定する決定工程と、前記決定工程で決定された前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する通知工程と、をコンピュータが実行する構造物撮影支援方法である。
本明細書に記載の構造物撮影支援プログラムは、撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定し、複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部を参照して、前記特定した撮影対象の構造物の撮影箇所を特定し、複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記特定した撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定し、前記構造物の撮影箇所を特定する処理で特定した前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定し、前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する、処理をコンピュータに実行させる構造物撮影支援プログラムである。
本明細書に記載の構造物撮影支援装置は、撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定する構造物特定部と、複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部と、前記撮影箇所記憶部を参照して、前記構造物特定部で特定された撮影対象の構造物の撮影箇所を特定する撮影箇所特定部と、複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記撮影箇所特定工程で特定された撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定する撮影困難箇所特定部と、前記撮影箇所特定部で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定部で特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定する決定部と、前記決定部で決定された前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する通知部と、を備えている。
本明細書に記載の構造物撮影支援方法、構造物撮影支援プログラム及び構造物撮影支援装置は、撮影装置を用いて撮影すべき箇所を適切に通知することができるという効果を奏する。
一実施形態に係る橋梁点検支援システムの構成を概略的に示す図である。 サーバのハードウェア構成を示す図である。 橋梁点検支援システムの機能ブロック図である。 図4(a)は、気象情報DBを示す図であり、図4(b)は、交通情報DBを示す図である。 図5(a)は、点検実施基準DBを示す図であり、図5(b)は、撮影DBを示す図である。 実績DBを示す図である。 撮影可否判断部及び登録部の処理を示すフローチャート(その1)である。 撮影可否判断部及び登録部の処理を示すフローチャート(その2)である。 通知部の処理を示すフローチャートである。 図10(a)は、撮影漏れの通知の一例を示す図であり、図10(b)は、撮影実績がある旨の通知の一例を示す図である。
以下、一実施形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。図1には、構造物撮影支援装置としてのサーバ20を含む、橋梁点検支援システム100が模式的に示されている。
図1に示すように、橋梁点検支援システム100は、撮影装置10と、サーバ20と、コンサルタント端末30と、外部情報源50と、を備える。橋梁点検支援システム100の各装置(10,20,30,50)は、インターネットなどのネットワーク40に接続されている。
撮影装置10は、例えば、静止画を撮影することが可能なカメラである。撮影装置10は、図3に示すように、撮影部14と、表示部15と、入力部16と、位置取得部12と、通信部18と、を有する。
撮影部14は、撮影者(例えば、自治体の職員)が入力部16を介して入力した指示に基づいて、撮影対象の構造物としての橋梁を撮影する。表示部15は、液晶ディスプレイ等を含み、各種メニュー画面を表示したり、ファインダー画像を表示したりする。入力部16は、タッチパネルや各種ボタン含み、撮影者からの指示を受け付け、当該指示を撮影部14や通信部18に対して送信する。位置取得部12は、GPSモジュールを含み、撮影装置10の位置に関する情報(緯度、経度)を取得する。通信部18は、撮影部14で撮影された画像ファイルや、撮影部14が画像を撮影した際の撮影情報(EXIF情報)をサーバ20に対して略リアルタイムに(撮影とほぼ同時(直後)に)送信する。
サーバ20は、撮影装置10から送信されてきた画像ファイルや撮影情報を受信して保持する。また、サーバ20は、撮影者が撮影装置10を用いて撮影すべき箇所(撮影箇所)の情報を、撮影装置10に対して通知する。更に、サーバ20は、コンサルタント端末30からの指示に応じて、撮影装置10によって撮影された画像を表示するための画面を生成し、コンサルタント端末30に対して送信する。
図2には、サーバ20のハードウェア構成が示されている。図2に示すように、サーバ20は、CPU90、ROM92、RAM94、記憶部(ここではHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えており、サーバ20の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ20では、ROM92あるいはHDD96に格納されているプログラム(構造物撮影支援プログラム)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(構造物撮影支援プログラム)をCPU90が実行することにより、図3の各部の機能が実現される。すなわち、サーバ20では、CPU90により、撮影箇所特定部及び撮影困難箇所特定部としての撮影可否判断部22、構造物特定部及び蓄積部としての登録部24、決定部、抽出部及び判定部としての通知部26、画面出力部28としての機能が実現されている。なお、図3には、HDD96等に格納されている、撮影箇所記憶部としての点検実施基準DB60、撮影DB62、実績記憶部としての実績DB64についても図示されている。
撮影可否判断部22は、外部情報源50から得られる情報と、点検実施基準DB60とを用いて、予め定められている橋梁の点検箇所の撮影が可能か不可(撮影困難)かを判断する。また、撮影可否判断部22は、判断結果を撮影DB62に格納する。
登録部24は、撮影装置10において撮影された画像ファイルや撮影情報を受信して撮影DB62に格納する。また、登録部24は、撮影可否判断部22によって撮影不可(撮影困難)と判断された撮影箇所の撮影がされた場合に、当該撮影がされた際の条件を実績DB64に格納する。
通知部26は、撮影DB62に基づいて、撮影装置10を用いて撮影することができるのに未だ撮影されていない箇所(撮影漏れ箇所)を撮影装置10に対して通知する。また、通知部26は、撮影DB62を参照して、撮影可否判断部22によって撮影不可と判断された撮影箇所を特定し、当該特定された撮影箇所が、実績DB64に基づいて撮影できる可能性があると判断できる撮影箇所である場合に、その旨を、撮影装置10に対して通知する。
ここで、外部情報源50は、例えば、気象庁や国土交通省などが保有するデータベースを有する。本実施形態では、外部情報源50が、図3に示すように、気象情報DB52と、交通情報DB54を有しているものとする。なお、外部情報源50は、複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部であるといえる。
気象情報DB52は、図4(a)に示すように、「観測場所」、「日付」、「天気」、「降水量」、「水位」、「風速」の各フィールドを有している。「観測場所」のフィールドには、雨量計、水位計測装置、風速計などが設置された場所の名称が入力される。「日付」のフィールドには、観測日が入力される。「天気」、「降水量」、「水位」、「風速」の各フィールドには、雨量計、水位計測装置、風速計などの実測値等が入力される。
交通情報DB54は、図4(b)に示すように、「観測場所」、「日時」、「交通量」の各フィールドを有している。「観測場所」のフィールドには、交通量を測定する装置の設置場所が入力され、「日時」のフィールドには、観測日時が入力される。また、「交通量」のフィールドには、1時間の間に観測場所を通過した自動車の台数が入力される。
点検実施基準DB60は、各橋梁の撮影箇所(点検のために撮影すべき箇所)を定義するとともに、撮影箇所ごとに予め定められた撮影可能条件を定義したデータベースである。点検実施基準DB60は、図5(a)に示すように、「撮影箇所」、「降水量」、「水位」、「風速」、「交通」の各フィールドを有する。なお、撮影漏れ判断部24は、撮影時点における「降水量」、「水位」、「風速」、「交通」のすべての数値が、点検実施基準DB60の各数値を下回っていた場合に、撮影可能条件を満たしていると判断する。すなわち、撮影漏れ判断部24は、撮影時点における「降水量」、「水位」、「風速」、「交通」のいずれかの数値が、点検実施基準DB60の各数値以上となっていた場合に、当該撮影箇所の撮影をしなくてもよいと判断する。なお、点検実施基準DB60は、撮影箇所のフィールドにおいて、複数の橋梁それぞれの撮影箇所を記憶しているともいえる。
撮影DB62は、撮影装置10を用いて撮影された画像ファイル及び撮影情報を格納するデータベースであり、図5(b)に示すように、「撮影箇所」、「映像」、「撮影日」、「撮影可否」、「画像ファイル」の各フィールドを有する。「撮影箇所」のフィールドには、撮影箇所の情報(撮影者により入力される)が入力される。「映像」のフィールドには、撮影箇所における撮影の有無(画像ファイルの有無)が入力される。「撮影日」のフィールドには、画像ファイルに対応するEXIF情報から得られる撮影日の情報が入力される。また、「撮影可否」のフィールドには、撮影可否判断部24が撮影箇所ごとに撮影可能か否かを判断した結果が入力される。また、「画像ファイル」のフィールドには、画像ファイルのファイル名が格納される。
実績DB64は、撮影可否判断部22によって撮影不可と判断された撮影箇所が撮影された場合に、当該撮影がされた際の条件を格納するデータベースである。実績DB64は、具体的には、図6に示すように、「撮影箇所」、「撮影日」、「天気」、「降水量」、「水位」、「風速」、「交通」の各フィールドを有している。
図3に戻り、画面出力部28は、コンサルタント端末30からの要求に応じて、撮像DB62に格納された情報から生成される画面(画像一覧画面や画像ファイルを表示する画面など)をコンサルタント端末30に対して出力する。
コンサルタント端末30は、橋梁を画面上で点検するユーザ(建設コンサルタントなど)が利用する端末である。このコンサルタント端末30は、サーバ20から提供される画面を表示する。より具体的には、コンサルタント端末30は、図3に示すように、制御部32と、表示部34と、入力部36とを備える。制御部32は、CPU,ROM,RAM等を含み、コンサルタント端末30の各部を統括的に制御するとともに、サーバ20との間におけるデータ等(画面や指示)の送受信を行う。表示部34は、液晶ディスプレイ等を含み、制御部32の指示の下、サーバ20から受信した画面を表示する。入力部36は、建設コンサルタントから入力された指示を受け付け、制御部32を介して、サーバ20に対して送信する。
次に、本実施形態における処理((A)撮影可否判断部22及び登録部24の処理、(B)通知部26の処理)について、詳細に説明する。
(A)撮影可否判断部22及び登録部24の処理
図7には、撮影可否判断部22及び登録部24の処理がフローチャートにて示されている。図7の処理では、まず、ステップS10において、登録部24が、撮影装置10の入力部16から撮影の開始入力がなされるまで待機する。なお、撮影者は、撮影装置10で橋梁の一部を撮影した後に、橋梁のどの箇所を撮影したかを指定して、撮影開始入力を行うものとする。
ステップS12では、登録部24が、撮影装置10から画像ファイル、撮影位置、撮影箇所の情報を受信する。撮影位置の情報は、撮影装置10の位置取得部12で取得される。なお、撮影位置の情報は、画像ファイルに付帯しているEXIF情報に含まれているものとする。
次いで、ステップS13では、登録部24が、撮影位置に基づいてどの橋梁を撮影しているのかを特定する。この場合、登録部24は、不図示の橋梁DB(橋梁名と位置とが関連付けて格納されている)を用いて、ステップS12で取得した撮影位置から、撮影者が撮影した橋梁を特定するものとする。
次いで、ステップS14では、登録部24が、同一の橋梁における最初の撮影画像か否かを判断する。ステップS14の判断が肯定された場合、すなわち、受信した画像ファイルが、特定された橋梁における最初の撮影画像であった場合には、ステップS16に移行する。
ステップS16に移行すると、登録部24は、気象情報DB52及び交通情報DB54から撮影位置(橋梁)付近の観測データを取得する。例えば、撮影位置がA橋である場合には、図4(a)の気象情報DB52及び図4(b)の交通情報DB54から、A橋付近の観測データを取得する。
ステップS16の後、ステップS18に移行すると、撮影可否判断部22は、点検実施基準DB60から橋梁に対応する撮影箇所のデータ(未取得データ)を1つ特定する。例えば、撮影位置がA橋であれば、図5(a)の点検実施基準DB60から、撮影箇所「A橋・路面」、「A橋・橋台」、「A橋・支承」、「A橋・主桁」…のデータのいずれかを特定する。
次いで、ステップS20では、撮影可否判断部22が、ステップS18で特定した観測データ(降水量、水位、風速、交通)のいずれかが、点検実施基準DB60から取得したデータよりも悪条件か否かを判断する。ここでの判断が否定された場合(すべてのデータが撮影にとって好条件である場合(点検実施基準DB60のデータの数値よりも小さい場合))、ステップS22に移行する。一方、点検実施基準DB60のデータの数値が1つでも大きく、ステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS24に移行する。
ステップS22に移行した場合、撮影可否判断部22は、撮影DB62の撮影箇所のフィールドへの入力を行うとともに、撮影可否のフィールドに「可能」を入力する。その後は、ステップS26に移行する。
一方、ステップS24に移行した場合には、撮影可否判断部22は、撮影DB62の撮影箇所のフィールドへの入力を行うとともに、撮影可否のフィールドに「不可」を入力する。その後は、ステップS26に移行する。
ステップS22又はS24を経て、ステップS26に移行すると、撮影可否判断部22は、橋梁に対応する全ての撮影箇所をステップS18において特定したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS18に戻り、ステップS18〜S26の処理、判断を繰り返す。一方、ステップS26の判断が肯定された場合、すなわち、撮影している橋梁のすべての撮影箇所及び撮影可否が撮影DB62に入力された場合には、ステップS28に移行する。
ステップS26の判断が肯定されて、あるいはステップS14の判断が否定されて、ステップS28に移行すると、登録部24は、ステップS12で受信した画像ファイル及び撮影箇所に対応する撮影DB62のレコードを特定し、映像のフィールドを「有」にするとともに、撮影日のフィールドに現在の日付、画像ファイルのフィールドに受信した画像ファイル名を入力する。
次いで、ステップS30では、登録部24が、撮影可否が「不可」で、映像が「有」か否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS32に移行するが、否定された場合には、ステップS32を経ずに、ステップS34に移行する。
ステップS32に移行した場合、登録部24は、実績DB64に対して、撮影箇所及び撮影日を観測データとともに登録し、ステップS34に移行する。なお、ステップS32では、撮影不可な撮影箇所において実際に撮影が行われた場合に、当該撮影箇所の情報と、撮影が行われたときの観測データとを実績DB64に蓄積する処理であるといえる。
ステップS34に移行すると、登録部24は、撮影装置10において撮影者により終了入力がなされたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、図7のステップS12に戻る。その後は、上述したのと同様の処理を繰り返す。一方、撮影者が、現在の橋梁における撮影をすべて終了したと判断し、撮影装置10の入力部16から終了入力を行った場合には、図8の全処理を終了する。
(B)通知部26の処理
次に、図9のフローチャートに沿って、通知部26の処理について説明する。なお、図9の処理は、図8の処理が完了した時点から実行されるものとする。
図9の処理では、まず、ステップS40において、通知部26が、撮影DB62に新たに追加されたレコードのうちの1つのレコード(未取得のレコード)を取得する。
次いで、ステップS42では、通知部26が、取得したレコードの撮影可否が「可能」で、映像が「無」か否かを判断する。例えば、図5(b)の撮影箇所「A橋・路面」のレコードが取得されている場合には、判断は否定されるが、例えば、撮影箇所「A橋・主桁」のレコードが取得されている場合には、判断は肯定される。ステップS42の判断が肯定された場合には、ステップS43に移行する。
ステップS43に移行した場合、通知部26は、取得されているレコードの撮影箇所を撮影漏れ箇所として決定する。そして、次のステップS44において、通知部26は、撮影装置10に対して撮影漏れを通知する。この場合の撮影漏れの通知は、例えば、図10(a)のように撮影漏れ箇所を特定した通知であるものとする。本実施形態では、当該通知が、撮影装置10の表示部15に表示されるものとする。なお、撮影者は、図10(a)のような通知を見ることで、撮影可能であるのに撮影を行なっていない箇所(撮影漏れの箇所)を知ることができる。
一方、ステップS42の判断が否定された場合には、ステップS46に移行する。ステップS46では、通知部26が、取得したレコードの撮影可否が「不可」で、映像が「無」か否かを判断する。例えば、図5(b)の撮影箇所「A橋・支承」のレコードが取得されている場合には、ここでの判断は肯定され、ステップS48に移行する。なお、ステップS46は、橋梁の撮影箇所のうち、撮影装置10により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ撮影不可な撮影箇所を抽出する処理であるといえる。
ステップS48に移行すると、通知部26は、現在の観測データと実績DB64の同一撮影箇所の観測データとを比較する。次いで、ステップS50では、通知部26が、実績DB64の観測データのほうが悪条件であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、すなわち過去に現在よりも劣悪な条件において撮影できている場合には、ステップS52に移行し、通知部26は、撮影装置10に対して撮影実績がある旨を通知する。この場合の通知は、例えば、図10(b)のような通知であるものとする。なお、撮影者は、図10(b)のような通知を見ることで、観測データからは撮影不可であるものの、過去においてより劣悪な条件の下で撮影が行われている箇所(撮影実績のある箇所)を知ることができる。なお、ステップS50は、実績DB64に蓄積されている撮影箇所に関する観測データと、外部情報源50から取得した観測データとに基づいて、撮影できる可能性のある撮影箇所であるか否かを判定する処理であるといえる。
ステップS46又はS50の判断が否定された場合、あるいは、ステップS52の処理が行われた後には、ステップS54に移行し、通知部26は、撮影DB62に新たに追加された全レコードに対する処理が終了したか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS40に戻り、次のレコードに対して、上記と同様の処理を実行する。一方、ステップS54の判断が肯定された場合には、通知部26は、図9の全処理を終了する。
なお、コンサルタント端末30を利用する建設コンサルタントは、コンサルタント端末30の入力部36から、撮影者によって撮影された画像の表示要求を出す。この表示要求は、制御部32を介して、サーバ20の画面出力部28に送信される。そして、画面出力部28は、上述したように撮影者によって撮影された画像を含む画面を生成し、制御部32に対して送信する。これにより、コンサルタント端末30では、制御部32が、表示部34上に撮影された画像を含む画面を表示するので、建設コンサルタントは、当該画面を見ながら、橋梁の各部の簡易点検(端末上での点検)を行うことが可能となっている。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、登録部24が、撮影装置10から取得した位置情報に基づいて、撮影対象の橋梁を特定する(S13)。また、撮影可否判断部22は、点検実施基準DB60を参照して、撮影対象の橋梁の撮影箇所を特定し(S18)、外部情報源50の各DB52,54を参照して、橋梁の位置近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、特定された撮影箇所のうち、撮影不可な撮影箇所を特定する(S20〜S24)。更に、撮影可否判断部22は、ステップS18で特定された撮影箇所のうち、撮影装置10により撮影されていない撮影箇所で、かつ撮影可能とされている撮影箇所を、撮影漏れ箇所とする。そして、通知部26は、撮影漏れ箇所を撮影装置に対して通知する。このように、本実施形態では、観測データ(降水量、水位、風速、交通など)から、危険なため撮影不可な撮影箇所を特定し、実際に撮影されなかった撮影箇所のうち、撮影不可な撮影箇所以外の撮影箇所を撮影漏れ箇所として撮影者に通知することができる。この場合、実際に撮影されなかった撮影箇所のすべてを撮影者に通知してしまうと、撮影者は、危険な撮影箇所の撮影を試みてしまい、危険にさらされるおそれがあるが、本実施形態のように、危険な撮影箇所は通知しないようにすることで、撮影者が危険な状態になるのを未然に防止することができる。このように、本実施形態によれば、撮影装置10を用いて撮影すべき箇所を適切に通知することが可能である。
また、本実施形態では、撮影可否判断部22は、橋梁近傍の観測データが、予め定められている撮影箇所ごとの撮影可能条件(点検実施基準DB60)に定義されているデータ未満か否かに基づいて、撮影箇所の撮影が不可であるか否かを判断するので、簡易な判断により、撮影不可な撮影箇所の特定が可能である。
また、本実施形態では、登録部24は、撮影DB62の撮影可否のフィールドが「不可」で、映像のフィールドが「有」である場合に、その撮影箇所の情報と、撮影が行われたときの観測データとを実績DB64に登録する。また、通知部26は、撮影者による撮影終了後に、撮影DB62の撮影可否のフィールドが「不可」で、映像のフィールドが「無」である撮影箇所に関し、観測データと実績DB60に登録されている観測データとを比較し、実績DB60のほうが悪条件である場合に、撮影実績がある旨(図10(b))を通知する。これにより、本実施形態では、過去の撮影実績に基づいて撮影できる可能性のある撮影箇所を撮影者に通知することが可能となる。
なお、上記実施形態では、撮影者が橋梁の撮影を終了した後に、図10(a)や図10(b)の通知を撮影者に対して行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、撮影している橋梁が判明した時点で、当該橋梁の撮影箇所を特定し、特定された撮影箇所のうち撮影不可な箇所を除く箇所(撮影可能な箇所)を撮影者に通知することとしてもよい。また、撮影している橋梁が判明した時点で、図10(b)のような通知を行うこととしてもよい。
なお、上記実施形態では、実績DB64に、撮影不可な箇所を撮影した場合の実績(その時の観測データ)を登録する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、撮影不可な箇所を撮影した場合と、撮影しなかった場合の両方の実績(その時の観測データ)を登録するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、通知部26が、撮影者に対する通知を、撮影装置10(表示部15)を介して行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、撮影者が携帯端末(携帯電話やスマートフォン、点検用端末など)を保持している場合には、当該携帯端末を介して撮影者に対する通知を行うこととしてもよい。
なお、上記実施形態では、ステップS13において、登録部22が、画像を撮影したときの位置(撮影位置)から、橋梁を特定する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像撮影の際に撮影者に橋梁名を入力させ、撮影者によって入力された橋梁名から、橋梁を特定することとしてもよい。また、撮影者が撮影した画像から橋梁を特定することとしてもよい。この場合、各橋梁の画像を予め取得しておき、画像間のテンプレートマッチング等の処理を行うことで、橋梁を特定することとしてもよい。
なお、撮影装置10は、カメラ機能を有する携帯端末などであってもよい。また、上記実施形態では、撮影対象の構造物が橋梁である場合について説明したが、これに限られるものではなく、天候等によって撮影可能、不可な状況が変化する構造物であれば、いかなる構造物であってもよい。
なお、上記実施形態では、撮影可否判断部22は、降水量、水位、風速、交通の各観測データに基づいて、各撮影箇所の撮影が可能か不可かを判断することとしたが、これに限られるものではない。例えば、上記観測データのうちの少なくとも1つに基づいて判断することとしてもよいし、その他の観測データに基づいて判断することとしてもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定する構造物特定工程と、
複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部を参照して、前記構造物特定工程で特定された撮影対象の構造物の撮影箇所を特定する撮影箇所特定工程と、
複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記撮影箇所特定工程で特定された撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定する撮影困難箇所特定工程と、
前記撮影箇所特定工程で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定工程で特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定する決定工程と、
前記決定工程で決定された前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する通知工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする構造物撮影支援方法。
(付記2) 前記撮影困難箇所特定工程では、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データが、予め定められている撮影箇所ごとの撮影可能条件を満たしているか否かに基づいて、前記撮影困難な撮影箇所を特定することを特徴とする付記1に記載の構造物撮影支援方法。
(付記3) 前記撮影困難箇所特定工程において前記撮影困難な撮影箇所と特定された撮影箇所において撮影が行われた場合に、当該撮影箇所の情報と、撮影が行われたときの観測データとを実績記憶部に蓄積する蓄積工程と、
前記撮影箇所特定工程で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定工程で特定された前記撮影困難な撮影箇所を抽出する抽出工程と、
前記実績記憶部に蓄積されている前記抽出工程で抽出された撮影箇所に関する観測データと、前記観測データ記憶部から取得した観測データとに基づいて、前記抽出工程で抽出された撮影箇所が撮影できる可能性のある撮影箇所であるか否かを判定する判定工程と、を前記コンピュータが更に実行し、
前記通知工程では、前記判定工程における判定結果も、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知することを特徴とする付記1又は2に記載の構造物撮影支援方法。
(付記4)
撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定し、
複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部を参照して、前記特定した撮影対象の構造物の撮影箇所を特定し、
複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記特定した撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定し、
前記構造物の撮影箇所を特定する処理で特定した前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定し、
前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする構造物撮影支援プログラム。
(付記5) 前記撮影困難な箇所を特定する処理は、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データが、予め定められている撮影箇所ごとの撮影可能条件を満たしているか否かに基づいて、前記撮影困難な撮影箇所を特定することを特徴とする付記4に記載の構造物撮影支援プログラム。
(付記6) 前記撮影困難な箇所を特定する処理において前記撮影困難な撮影箇所と特定された撮影箇所において撮影が行われた場合に、当該撮影箇所の情報と、撮影が行われたときの観測データとを実績記憶部に蓄積し、
前記撮影箇所を特定する処理で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難な箇所を特定する処理で特定された前記撮影困難な撮影箇所を抽出し、
前記実績記憶部に蓄積されている前記抽出する処理で抽出された撮影箇所に関する観測データと、前記観測データ記憶部から取得した観測データとに基づいて、前記抽出する処理で抽出された撮影箇所が撮影できる可能性のある撮影箇所であるか否かを判定する、処理を前記コンピュータに更に実行させ、
前記通知する処理では、前記判定する処理における判定結果も、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知することを特徴とする付記4又は5に記載の構造物撮影支援プログラム。
(付記7)
撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定する構造物特定部と、
複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部と、
前記撮影箇所記憶部を参照して、前記構造物特定部で特定された撮影対象の構造物の撮影箇所を特定する撮影箇所特定部と、
複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記撮影箇所特定工程で特定された撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定する撮影困難箇所特定部と、
前記撮影箇所特定部で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定部で特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定する決定部と、
前記決定部で決定された前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する通知部と、を備える構造物撮影支援装置。
(付記8) 前記撮影困難箇所特定部では、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データが、予め定められている撮影箇所ごとの撮影可能条件を満たしているか否かに基づいて、前記撮影困難な撮影箇所を特定することを特徴とする付記7に記載の構造物撮影支援装置。
(付記9) 前記撮影困難箇所特定部において前記撮影困難な撮影箇所と特定された撮影箇所において撮影が行われた場合に、当該撮影箇所の情報と、撮影が行われたときの観測データとを実績記憶部に蓄積する蓄積部と、
前記撮影箇所特定部で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定部で特定された前記撮影困難な撮影箇所を抽出する抽出部と、
前記実績記憶部に蓄積されている前記抽出部で抽出された撮影箇所に関する観測データと、前記観測データ記憶部から取得した観測データとに基づいて、前記抽出部で抽出された撮影箇所が撮影できる可能性のある撮影箇所であるか否かを判定する判定部と、を更に備え、
前記通知部は、前記判定部における判定結果も、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知することを特徴とする付記7又は8に記載の構造物撮影支援装置。
20 サーバ(構造物撮影支援装置)
22 撮影可否判断部(撮影箇所特定部、撮影困難箇所特定部)
24 登録部(構造物特定部、蓄積部)
26 通知部(決定部、抽出部、判定部)
60 点検実施基準DB(撮影箇所記憶部)
64 実績DB(実績記憶部)

Claims (5)

  1. 撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定する構造物特定工程と、
    複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部を参照して、前記構造物特定工程で特定された撮影対象の構造物の撮影箇所を特定する撮影箇所特定工程と、
    複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記撮影箇所特定工程で特定された撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定する撮影困難箇所特定工程と、
    前記撮影箇所特定工程で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定工程で特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定する決定工程と、
    前記決定工程で決定された前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する通知工程と、をコンピュータが実行することを特徴とする構造物撮影支援方法。
  2. 前記撮影困難箇所特定工程では、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データが、予め定められている撮影箇所ごとの撮影可能条件を満たしているか否かに基づいて、前記撮影困難な撮影箇所を特定することを特徴とする請求項1に記載の構造物撮影支援方法。
  3. 前記撮影困難箇所特定工程において前記撮影困難な撮影箇所と特定された撮影箇所において撮影が行われた場合に、当該撮影箇所の情報と、撮影が行われたときの観測データとを実績記憶部に蓄積する蓄積工程と、
    前記撮影箇所特定工程で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定工程で特定された前記撮影困難な撮影箇所を抽出する抽出工程と、
    前記実績記憶部に蓄積されている前記抽出工程で抽出された撮影箇所に関する観測データと、前記観測データ記憶部から取得した観測データとに基づいて、前記抽出工程で抽出された撮影箇所が撮影できる可能性のある撮影箇所であるか否かを判定する判定工程と、を前記コンピュータが更に実行し、
    前記通知工程では、前記判定工程における判定結果も、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の構造物撮影支援方法。
  4. 撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定し、
    複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部を参照して、前記特定した撮影対象の構造物の撮影箇所を特定し、
    複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記特定した撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定し、
    前記構造物の撮影箇所を特定する処理で特定した前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定し、
    前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する、処理をコンピュータに実行させることを特徴とする構造物撮影支援プログラム。
  5. 撮影装置から取得したデータに基づいて、前記撮影装置による撮影対象の構造物を特定する構造物特定部と、
    複数の構造物の撮影箇所を記憶する撮影箇所記憶部と、
    前記撮影箇所記憶部を参照して、前記構造物特定部で特定された撮影対象の構造物の撮影箇所を特定する撮影箇所特定部と、
    複数の観測地点ごとの観測データを記憶する観測データ記憶部を参照して、前記構造物の存在する位置又は当該位置の近傍における観測データを取得し、当該取得した観測データに基づいて、前記撮影箇所特定工程で特定された撮影箇所のうち、撮影困難な撮影箇所を特定する撮影困難箇所特定部と、
    前記撮影箇所特定部で特定された前記構造物の撮影箇所のうち、前記撮影装置により撮影された箇所以外の撮影箇所で、かつ前記撮影困難箇所特定部で特定された前記撮影困難な撮影箇所でない撮影箇所を、前記撮影装置を用いて撮影すべき撮影箇所として決定する決定部と、
    前記決定部で決定された前記撮影すべき撮影箇所を、前記撮影装置を利用するユーザに対して通知する通知部と、を備える構造物撮影支援装置。

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