JP6739592B1 - 設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム - Google Patents

設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6739592B1
JP6739592B1 JP2019099873A JP2019099873A JP6739592B1 JP 6739592 B1 JP6739592 B1 JP 6739592B1 JP 2019099873 A JP2019099873 A JP 2019099873A JP 2019099873 A JP2019099873 A JP 2019099873A JP 6739592 B1 JP6739592 B1 JP 6739592B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equipment
information
image data
deterioration
facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019099873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020194378A (ja
Inventor
大月 計拡
計拡 大月
幸治 秋山
幸治 秋山
健 勝呂
健 勝呂
愛美 田中
愛美 田中
拓也 坂元
拓也 坂元
亮太 中瀬
亮太 中瀬
Original Assignee
エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社 filed Critical エヌ・ティ・ティ・インフラネット株式会社
Priority to JP2019099873A priority Critical patent/JP6739592B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739592B1 publication Critical patent/JP6739592B1/ja
Publication of JP2020194378A publication Critical patent/JP2020194378A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】設備、特にマンホールの内部の状態を簡易に点検できるようにする。【解決手段】本発明の設備情報収集方法は、設備画像データ取得ステップ、設備画像データ記録ステップ、劣化情報付加ステップ、設備状況データ記録ステップを実行する。設備画像データ取得ステップは、収納空間部を有する設備に対して、あらかじめ定めた条件で収納空間部の画像を撮影し、当該設備を識別する識別情報を関連付けて設備画像データとする。設備画像データ記録ステップは、設備画像データを記録する。劣化情報付加ステップは、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、設備画像データに劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする。設備状況データ記録ステップは、設備状況データを記録する。【選択図】図4

Description

本発明は、設備の状態を確認するための設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備情報収集方法、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラムに関する。
マンホールの状態を確認する技術として特許文献1に示された技術が従来技術として知られている。経年劣化の恐れがあるマンホールの点検を限られた稼働と費用の中で効率的に点検するために優先度を示す技術として、特許文献2が知られている。特許文献3には、安価に安全にマンホールの蓋の段差を計測する方法が示されている。
特開昭61−246424号公報 特開2016−12968号公報 特開2014−157117号公報
しかしながら、特許文献1の技術は車両が停止できる場所でなければ利用できない。特許文献2の技術は、点検作業自体を容易にするものではない。特許文献3に示された技術は、マンホールの蓋の点検を簡易に行う技術であるが、マンホール内部の状態は点検できない。
本発明は、設備、特にマンホールの内部の状態を簡易に点検できるようにすることを目的とする。
本発明のマンホールを対象とした設備情報収集方法は、床面と側面と上面とで形成された空間を有する収納空間部と、収納空間部の上部に設けられた通路を形成する首部と、首部の上端に設けられた蓋部を有するマンホールの情報を収集する。マンホールを対象とした設備情報収集方法は、設備画像データ取得ステップ、設備画像データ記録ステップ、劣化情報付加ステップ、設備状況データ記録ステップを実行する。設備画像データ取得ステップは、首部直下の上面が映る位置から撮影した首部および首部と対向する範囲の床面を除く全方向の画像と、床面側から撮影した首部を除く上半球内の全方向の画像と、首部が形成する通路内から撮影した首部の画像とを含む画像を取得し、マンホールを識別する識別情報を関連付けて設備画像データとする。設備画像データ記録ステップは、設備画像データを記録する。劣化情報付加ステップは、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、設備画像データに劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする。設備状況データ記録ステップは、設備状況データを記録する。
本発明の一般的な設備を対象とした設備情報収集方法は、設備画像データ取得ステップ、設備画像データ記録ステップ、劣化情報付加ステップ、設備状況データ記録ステップを実行する。ここで、設備状況データは、複数のランクで補修の必要性の程度を示す情報である補修ランクも劣化に関する情報として関連付けられている。学習モデルは、既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルである。設備画像データ取得ステップは、収納空間部を有する設備に対して、あらかじめ定めた条件で収納空間部の画像を撮影し、当該設備を識別する識別情報を関連付けて設備画像データとする。設備画像データ記録ステップは、設備画像データを記録する。劣化情報付加ステップは、補修ランクが正常であることを示す場合は、学習モデルを用いて取得した劣化に関する情報を設備画像データに関連付けて設備状況データとする。劣化情報付加ステップは、補修ランクが正常であることを示す場合以外は、人から設備画像データに基づいた劣化に関する情報を取得し、設備画像データに劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする。設備状況データ記録ステップは、設備状況データを記録する。
本発明の設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラムによれば、設備、特にマンホールの内部の状態を簡易に点検できる。
代表的なマンホール内部を側面から見た図。 図1に示したマンホール内部をX−X線から床面方向を見た図。 代表的なハンドホール内部を側面から見た図。 本発明の設備情報収集システムの構成例を示す図。 本発明の設備情報収集方法の処理フローの第1の例を示す図。 本発明の設備情報収集方法の処理フローの第2の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
まず、本発明が対象とする設備について説明する。図1に代表的なマンホール内部を側面から見た図を示す。図2に図1に示したマンホール内部をX−X線から床面方向を見た図を示す。図3に代表的なハンドホール内部を側面から見た図を示す。マンホール700は、一般的には、床面711と側面712と上面713とで形成された空間を有する収納空間部710と、収納空間部710の上部に設けられた通路を形成する首部720と、首部720の上端に設けられた蓋部730を有する。収納空間部710は、マンホール700内に収納する装置を配置する場所である。一般的には、側面712の一部に金具715などが取り付けられており、装置を配置しやすい環境になっている。図1,2の場合は、ケーブル920と接続部930が収納する装置に相当する。ケーブル920は、側面712に形成された管路718を通して、マンホール700の外部とつながっている。また、さらに受け金具716が金具715に取り付けられている。受け金具716にケーブル920を固定することで、接続部930とケーブル920とを安定な状態で収納している。なお、金具715は、図1,2では面状に広がった形状で示しているが、一般的な通信用のマンホールの場合、縦方向と横方向に格子状に並んだ金具を用いている。首部720は、道路910から人が出入りするための通路であり、梯子が配置されていることが多い。蓋部730は、通常は蓋によって閉じた状態となっており、マンホール700内に入るときに蓋を移動させる。
図3に示したハンドホール800の場合にも、床面811と側面812とで形成された空間を有する収納空間部810と、収納空間部810の上部に設けられた首部820と、首部820の上端に設けられた蓋部830を有する。図3の例の場合は、収納空間部810には上面はない。収納空間部810の側面812には、金具815が取り付けられている。図示していないが、ハンドホール800の場合も、側面812に管路を形成し、ケーブルや接続部を収納すればよい。本発明は、主にマンホールを対象とする設備情報収集方法に関する発明である。よって、マンホール固有の特徴に依存する効果は、マンホールの場合だけ奏する。しかし、ハンドホール、立坑、トンネルなどのマンホール以外の設備でも、状態を簡易に点検でき、点検で得られた情報を設備管理に利用できる場合がある。したがって、以下ではマンホールを主として説明するが、本発明はマンホール以外の設備でも利用できる。
図4は、本発明の設備情報収集システムの構成例を示す図である。図5,6は本発明の設備情報収集方法の処理フローの例を示す図である。設備情報収集システム10は、少なくとも、設備画像取得装置300と端末400と設備情報収集支援装置100を含む。
設備画像取得装置300は、ポール310、カメラ320、照明部330を備える。ポール310は、画像を撮影する対象の設備に応じた長さを有する。「対象の設備に応じた長さ」とは、マンホール700の深さ、トンネルの高さなど、カメラ320が撮影時の位置に届くために必要な長さを意味している。マンホールの場合であれば、ポール310の長さは、3〜4mが適当である。また、ポール310は伸縮可能であってもよい。カメラ320は、ポール310の一端に配置された魚眼レンズと通信手段を有し、画像を撮影する。例えば、カメラ320には、全天球撮影可能なカメラを用いればよい。通常の全天球撮影可能なカメラでは真上と真下は撮影できないので、ポール310の方向を撮影できない方向と一致させればよい。このようにすれば、立体的な全方向の中でポールの方向以外の画像は1回の撮影で取得できる。つまり、マンホール700の蓋部730付近の道路に作業者が立ち、ポール310を持って、マンホール700の収納空間部710内にカメラ320を挿入すれば、首部720の方向と、首部720と対向する範囲の床面711を除く全方向の画像を取得できる。照明部330は、ポール310のカメラ320側に配置されている。照明部330をカメラ320では撮影できない方向(ポール310の方向)に配置すれば、撮影の邪魔にならないように照明部330を配置できる。通信手段は、図示していないが、無線または有線で端末400と通信できればよい。
端末400は、通信手段を有し、カメラ320を制御し、カメラ320で撮影した画像と設備を識別する識別情報とを関連付け、設備画像データとするカメラ制御部410と、設備画像データを記録する端末記録部490とを備える。図示していないが、端末400の通信手段は、カメラ320との通信および、設備情報収集支援装置100との通信を行う。より具体的には、作業者はマンホール700の蓋部730付近の道路に立ち、設備画像取得装置300のカメラ320をマンホール700内に挿入して画像を撮影する。その際、作業者は、端末400のカメラ制御部410を操作し、撮影すればよい。カメラ制御部410は、撮影した画像を識別情報と関連付け、端末記録部490に記録する(設備画像データ取得ステップS300)。なお、カメラ制御部410は、撮影した日時、撮影した位置の緯度経度情報なども関連付けてもよい。
マンホールを撮影する際は、少なくとも図1の点A、点B、点Cで撮影すればよい。点Aは、首部720直下の上面713が映る位置である。この位置から撮影すれば、首部720および首部720と対向する範囲の床面711を除く全方向の画像を取得できる。鉄筋が使われているマンホールの場合、上面713から鉄筋がむき出しになり、錆びてしまう状態が続くと、マンホールが壊れる恐れがある。点Aの位置は上面713が映る範囲の中で適宜定めればよい。なお、点Aからは下方向も撮影されるので、収納されている装置や金具を上面713側から見た画像も取得できる。点Bは、床面711側に位置する。点Bで撮影すれば、少なくとも首部720を除く上半球内の全方向の画像を取得できる。つまり、点Bで撮影すれば、収納されている装置や金具を床面711側から見た画像が取得できる。金具715、受け金具716が壊れている場合、接続部930とケーブル920がマンホール700の下の方に落ちてしまう可能性もある。よって、下からの画像の方が、金具715、受け金具716が壊れていないかを確認しやすい。点Bはできるだけ床面711に近い方が望ましいが、金具715の最下点よりも下であれば、装置および金具の点検は可能である。点Cは、首部720の中間である。点Cで撮影すれば、首部720が形成する通路内から撮影した、首部720の画像を取得できる。首部720の画像を確認することで、梯子の腐食などを確認しやすい。
つまり、設備画像取得装置300を用いて図1の点A、点B、点Cで撮影すれば、
・首部720直下の上面713が映る位置から撮影した、首部720および首部720と対向する範囲の床面711を除く全方向の画像
・床面711側から撮影した、首部720を除く上半球内の全方向の画像
・首部720が形成する通路内から撮影した、首部720の画像
を含む画像を取得できる。したがって、マンホールにおいて致命的な劣化が生じやすい部分を確認しやすい画像を効率的に取得できる。そして、カメラ制御部410は、撮影した画像を識別情報と関連付け、端末記録部490に記録する(設備画像データ取得ステップS300)。また、道路上の点である点Dでも撮影してもよい。点Dでも撮影すれば、設備画像データにマンホールの外の画像も含めることができる。マンホールの外の画像も取得しておけば、補修作業に行く前に周辺の環境を確認できるため、保守作業を効率化できる。
なお、設備情報収集システム10は、蓋部730を開けたときに作業者の落下を防止する落下防止蓋500も備えてもよい。落下防止蓋500は、設備画像取得装置300のカメラ320と照明部330を通すことができる挿入孔510を備える。落下防止蓋500は、作業者の落下防止だけでなく、画像を撮影するときの逆光を防止する効果がある。したがって、落下防止蓋500を用いれば、天気や太陽の位置によらず、安定して品質のよい画像を撮影できる。
マンホール以外の設備の場合も、致命的な劣化が生じやすい部分を確認しやすい画像を撮影しやすい位置をあらかじめ定めておき、撮影すればよい。例えば、図3に示したハンドホールであれば、点Bと点Cの位置で撮影すればよい。また、点Dでも撮影すれば、マンホールの場合と同様に保守作業の効率化という効果が得られる。
設備情報収集支援装置100は、設備画像データ記録部180、劣化情報付加部110、設備状況データ記録部190を備える。設備情報収集支援装置100は、設備画像データを端末400から取得し、設備画像データ記録部180に記録する(設備画像データ記録ステップS180)。劣化情報付加部110は、設備画像データに基づいた劣化に関する情報を取得し、設備画像データに劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする(劣化情報付加ステップS110)。なお、設備状況データには、補修の必要性の程度を、正常を含む複数のランクで示す情報である補修ランクも、劣化に関する情報として関連付けてもよい。補修ランクも関連付ければ、保守作業の計画を立案する作業を効率化できる。設備情報収集支援装置100は、設備状況データを設備状況データ記録部190に記録する(設備状況データ記録ステップS190)。補修ランクとしては、「正常(通常の定期点検を行えばよいランク)」、「注視(次回の点検までの期間を短くするランク)」、「一般工事(一般的な工事と同等の優先順位で補修工事を計画するランク)」、「緊急工事(優先的に補修工事を行うランク)」などがあり得る。劣化情報付加ステップS110にはいくつかのバリエーションがあり得る。以下では場合分けして説明する。
<人が劣化に関する情報を生成する場合>
第1は、人が劣化の程度を判断し、設備情報収集支援装置100に劣化に関する情報を入力する。つまり、この場合は、劣化に関する情報は人が生成する。設備画像データ取得ステップS300はマンホールなどの設備がある現場で行わなければならないが、設備画像データ記録ステップS180以降の処理は、室内で行えばよい。劣化情報付加ステップS110では、人が、設備画像データを確認しながら画像内の劣化が認められる範囲を特定し、劣化の種類を関連付ける。例えば、ひび割れが認められる範囲を特定し、「ひび割れ」という情報を関連付ける。鉄筋の露出が認められるときは、露出している範囲を特定し、「鉄筋露出」という情報を関連付ける。金具の錆びなども同様に範囲を特定し、劣化の種類を関連付ければよい。補修ランクは、人が判断して設備状況データに含めてもよいし、補修ランクの基準が明確であれば、劣化情報付加部110が関連付けられた劣化の種類と数と基準にしたがって設備状況データに含めてもよい。
<学習モデルを用いて劣化に関する情報を生成する場合>
例えば、マンホールは日本国内だけでも数10万個あり、年間数万個のマンホールの点検を行う。この点検の初期のころは人が劣化に関する情報を生成せざるを得ないが、数年で10万件を超える設備画像データと設備状況データが蓄積される。このような状況になれば、蓄積された設備画像データとその設備画像データに対応する設備状況データとの組を教師データとして、設備画像データから「ひび割れ」、「鉄筋露出」、「錆び」などの劣化に関する情報を生成するための学習モデルを生成できる(学習ステップS200)。この場合、設備情報収集システム10は、既存の設備画像データとその設備画像データに対応する設備状況データとの組を教師データとして、設備画像データから劣化に関する情報を生成するための学習モデルを生成する学習装置200も備えればよい。また、設備情報収集支援装置100は、学習データ170も記録すればよい。
「ひび割れ」、「鉄筋露出」、「錆び」などの劣化に関する情報は、画像を分析する必要があるので、学習モデルを用いて生成することが望ましい。補修ランクの判断の処理では、学習モデルを用いても用いなくてもよい。例えば、論理的な基準にしたがって判断するのであれば、学習モデルではなく、論理的なアルゴリズムで判断してもよい。
そして、劣化情報付加ステップS110は、補修ランクが正常であることを示す場合は、学習モデルを用いて取得した劣化に関する情報を設備画像データに関連付けて設備状況データとし、補修ランクが正常であることを示す場合以外は、人から設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、設備画像データに劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとすればよい。大量の設備画像データと設備状況データとの組が集められたとしても、実際には、それらのほとんどの補修ランクは「通常の定期点検を行えばよいランク(正常)」に分類される。つまり、「通常の定期点検を行えばよいランク」に該当する設備画像データと設備状況データとの組による学習が多いので、学習モデルは「通常の定期点検を行えばよいランク」に該当するときの方が正確である。また、「通常の定期点検を行えばよいランク」の設備の判断を設備情報収集支援装置100が行うことができれば、人は、ほとんどの設備に対する劣化情報付加ステップの処理を省略できるので、効率的である。なお、「通常の定期点検を行えばよいランク」を「正常(高いレベルの正常)」と「準正常(注視に近い正常)」の2つに分ければ、注視に近い正常の場合は、劣化に関する情報は人が生成するようにできる。このようにすれば、学習モデルを用いたことによる判断ミスを予防しやすくなる。
本発明の設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラムによれば、設備、特にマンホールの内部の状態を簡易に点検できる。また、順次蓄積された設備画像データと設備状況データとの組を学習に用いて劣化情報付加ステップにフィードバックすれば(S110,S190,S200)、劣化情報付加ステップの精度の向上が期待できる。また、設備状況データは、設備を管理する情報としても利用できる。例えば、マンホール700の内部にどの程度の量のケーブル920と接続部930が収納されているのか、人が入るスペースはあるのかなどを容易に確認できるようになる。つまり、設備状況データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体があれば、設備内での工事をする際にどのような準備が必要なのかが、実際の設備に行かなくても分かるようにできる。本発明は、設備状況データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の製造にも有効である。
[プログラム、記録媒体]
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータ(処理回路)によって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
10 設備情報収集システム 100 設備情報収集支援装置
110 劣化情報付加部 170 学習データ
180 設備画像データ記録部 190 設備状況データ記録部
200 学習装置 300 設備画像取得装置
310 ポール 320 カメラ
330 照明部 400 端末
410 カメラ制御部 490 端末記録部
500 落下防止蓋 510 挿入孔
700 マンホール 710,810 収納空間部
711,811 床面 712,812 側面
713 上面 715,815 金具
716 受け金具 718 管路
720,820 首部 730,830 蓋部
800 ハンドホール 910 道路
920 ケーブル 930 接続部

Claims (15)

  1. 床面と側面と上面とで形成された空間を有する収納空間部と、前記収納空間部の上部に設けられた通路を形成する首部と、首部の上端に設けられた蓋部を有するマンホールの情報を収集する設備情報収集方法であって、
    前記首部直下の前記上面が映る位置から撮影した、前記首部および前記首部と対向する範囲の床面を除く全方向の画像と、
    前記床面側から撮影した、前記首部を除く上半球内の全方向の画像と、
    前記首部が形成する通路内から撮影した、前記首部の画像と、
    を含む画像を取得し、マンホールを識別する識別情報を関連付けて設備画像データとする設備画像データ取得ステップと、
    前記設備画像データを記録する設備画像データ記録ステップと、
    前記設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする劣化情報付加ステップと、
    前記設備状況データを記録する設備状況データ記録ステップと、
    を実行する設備情報収集方法。
  2. 請求項1記載の設備情報収集方法であって、
    前記設備状況データは、複数のランクで補修の必要性の程度を示す情報である補修ランクも劣化に関する情報として関連付けられている
    ことを特徴とする設備情報収集方法。
  3. 請求項2記載の設備情報収集方法であって、
    学習モデルを、既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルとし、
    前記劣化情報付加ステップは、
    補修ランクが正常であることを示す場合は、前記学習モデルを用いて取得した劣化に関する情報を設備画像データに関連付けて設備状況データとし、
    補修ランクが正常であることを示す場合以外は、人から前記設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする
    ことを特徴とする設備情報収集方法。
  4. 請求項3記載の設備情報収集方法であって、
    既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルを生成する学習モデル生成ステップも有する
    ことを特徴とする設備情報収集方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の設備情報収集方法であって、
    前記設備画像データ取得ステップで取得する画像には、マンホールの外の画像も含まれている
    ことを特徴とする設備情報収集方法。
  6. 収納空間部を有する設備に対して、あらかじめ定めた条件で取得した前記収納空間部の画像と当該設備を識別する識別情報とを関連付けた設備画像データを記録する設備画像データ記録部と、
    前記設備画像データに基づいた劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする劣化情報付加部と、
    前記設備状況データを記録する設備状況データ記録部と、
    を備える設備情報収集支援装置であって、
    前記設備状況データは、複数のランクで補修の必要性の程度を示す情報である補修ランクも劣化に関する情報として関連付けられており、
    学習モデルを、既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルとし、
    前記劣化情報付加部は、
    補修ランクが正常であることを示す場合は、前記学習モデルを用いて取得した劣化に関する情報を設備画像データに関連付けて設備状況データとし、
    補修ランクが正常であることを示す場合以外は、外部からの入力によって前記設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする
    ことを特徴とする設備情報収集支援装置。
  7. 設備画像取得装置と端末と設備情報収集支援装置を含む設備情報収集システムであって、
    前記設備画像取得装置は、
    画像を撮影する対象の設備に応じた長さを有するポールと、
    前記ポールの一端に配置された魚眼レンズと通信手段を有する画像を撮影するカメラと、
    前記ポールの前記カメラ側に配置された照明部と、
    を備え、
    前記端末は、
    通信手段有し、
    前記カメラを制御し、前記カメラで撮影した画像と設備を識別する識別情報とを関連付け、設備画像データとするカメラ制御部と、
    前記設備画像データを記録する端末記録部と、
    を備え、
    前記設備情報収集支援装置は、
    前記端末から取得した前記設備画像データを記録する設備画像データ記録部と、
    前記設備画像データに基づいた劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする劣化情報付加部と、
    前記設備状況データを記録する設備状況データ記録部と、
    を備える、
    ことを特徴とする設備情報収集システム。
  8. 請求項7記載の設備情報収集システムであって、
    前記設備状況データは、複数のランクで補修の必要性の程度を示す情報である補修ランクも劣化に関する情報として関連付けられており、
    学習モデルを、既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルとし、
    前記劣化情報付加部は、
    補修ランクが正常であることを示す場合は、前記学習モデルを用いて取得した劣化に関する情報を設備画像データに関連付けて設備状況データとし、
    補修ランクが正常であることを示す場合以外は、外部からの入力によって前記設備画像データに基づいた劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする
    ことを特徴とする設備情報収集システム。
  9. 請求項8記載の設備情報収集システムであって、
    既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルを生成する学習装置も含む
    ことを特徴とする設備情報収集システム。
  10. 請求項7〜9のいずれかに記載の設備情報収集システムであって、
    前記設備は、床面と側面と上面とで形成された空間を有する収納空間部と、前記収納空間部の上部に設けられた通路を形成する首部と、首部の上端に設けられた蓋部を有するマンホールであり、
    前記設備画像データは、
    前記首部直下の前記上面が映る位置から撮影した、前記首部および前記首部と対向する範囲の床面を除く全方向の画像と、
    前記床面側から撮影した、前記首部を除く上半球内の全方向の画像と、
    前記首部が形成する通路内から撮影した、前記首部の画像と、
    を含む画像とマンホールを識別する識別情報とを関連付けたデータである
    ことを特徴とする設備情報収集システム。
  11. 請求項10記載の設備情報収集システムであって、
    さらに、前記蓋部を開けたときに作業者の落下を防止する落下防止蓋も含み、
    前記落下防止蓋は、前記設備画像取得装置のカメラと照明部を通すことができる挿入孔を備える
    ことを特徴とする設備情報収集システム。
  12. 請求項10または11記載の設備情報収集システムであって、
    前記設備画像データには、マンホールの外の画像も含まれる
    ことを特徴とする設備情報収集システム。
  13. 収納空間部を有する設備に対して、あらかじめ定めた条件で前記収納空間部の画像を撮影し、当該設備を識別する識別情報を関連付けて設備画像データとする設備画像データ取得ステップと、
    前記設備画像データを記録する設備画像データ記録ステップと、
    前記設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする劣化情報付加ステップと、
    前記設備状況データを記録する設備状況データ記録ステップと、
    を実行する設備情報収集方法であって、
    前記設備状況データは、複数のランクで補修の必要性の程度を示す情報である補修ランクも劣化に関する情報として関連付けられており、
    学習モデルを、既存の設備画像データと対応する設備状況データとの組を教師データとし、設備画像データに基づいて劣化に関する情報を取得するための学習モデルとし、
    前記劣化情報付加ステップは、
    補修ランクが正常であることを示す場合は、前記学習モデルを用いて取得した劣化に関する情報を設備画像データに関連付けて設備状況データとし、
    補修ランクが正常であることを示す場合以外は、人から前記設備画像データに基づいた劣化に関する情報を取得し、前記設備画像データに前記劣化に関する情報を関連付けて設備状況データとする
    ことを特徴とする設備情報収集方法。
  14. 請求項1〜5、13のいずれかに記載の設備情報収集方法を用いて設備状況データを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を製造する設備状況データ製造方法。
  15. 請求項6記載の設備情報収集支援装置としてコンピュータを機能させるための設備情報取得支援プログラム。
JP2019099873A 2019-05-29 2019-05-29 設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム Active JP6739592B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019099873A JP6739592B1 (ja) 2019-05-29 2019-05-29 設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019099873A JP6739592B1 (ja) 2019-05-29 2019-05-29 設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6739592B1 true JP6739592B1 (ja) 2020-08-12
JP2020194378A JP2020194378A (ja) 2020-12-03

Family

ID=71949364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019099873A Active JP6739592B1 (ja) 2019-05-29 2019-05-29 設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6739592B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7212335B1 (ja) 2021-11-25 2023-01-25 株式会社オカトク マンホール情報管理システムおよびマンホール情報管理方法、ならびにマンホール情報管理プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013015385A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 3次元デジタル記録システム
JP6333307B2 (ja) * 2016-06-02 2018-05-30 日本電信電話株式会社 劣化部位検知装置、劣化部位検知方法およびプログラム
JP6542282B2 (ja) * 2017-03-10 2019-07-10 日本電信電話株式会社 壁面画像取得装置、壁面画像取得方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7212335B1 (ja) 2021-11-25 2023-01-25 株式会社オカトク マンホール情報管理システムおよびマンホール情報管理方法、ならびにマンホール情報管理プログラム
JP2023077652A (ja) * 2021-11-25 2023-06-06 株式会社オカトク マンホール情報管理システムおよびマンホール情報管理方法、ならびにマンホール情報管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020194378A (ja) 2020-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108027301B (zh) 损伤信息提取装置、损伤信息提取方法及损伤信息提取程序
KR102094341B1 (ko) 인공지능 기반의 도로 노면 불량 객체 정보 분석 시스템 및 방법
CA3099638A1 (en) System and method for construction 3d modeling and analysis
CN109858367B (zh) 工人通过支撑不安全行为的视觉自动化检测方法及系统
JP6807459B2 (ja) 損傷図作成方法、損傷図作成装置、損傷図作成システム、及び記録媒体
WO2016194210A1 (ja) 欠陥画像分類装置および欠陥画像分類方法
JP7065477B2 (ja) 災害状況判定システムおよび災害判定飛行システム
JP2016090547A (ja) ひび割れ情報収集装置及びひび割れ情報を収集するためのサーバ装置
JP6739592B1 (ja) 設備情報収集方法、設備情報収集支援装置、設備情報収集システム、設備状況データ製造方法、設備情報取得支援プログラム
JP2013164786A (ja) 構造物撮影支援方法、構造物撮影支援プログラム及び構造物撮影支援装置
CN113486779A (zh) 输电线路全景智能巡检系统
KR20190061515A (ko) 심층신경망을 이용한 콘크리트 구조물 열화 평가 시스템 및 방법
CN113065462A (zh) 用于电网架空线路的监测方法、装置、设备及存储介质
KR102037713B1 (ko) 현장 정보의 자동 정렬을 통한 모바일 야장 생성 시스템
KR20240051806A (ko) 드론 영상정보를 이용한 딥러닝 기반 구조물 손상 점검 방법
KR20230056006A (ko) 3차원 모델을 통한 인공지능 기반 안전진단 장치 및 그 방법
KR102039666B1 (ko) 사고예방용 시설물 안전점검 시스템 및 방법
KR102387717B1 (ko) 드론 촬영 및 사진첩 기법을 이용한 시설물 손상 진단 및 점검방법
JP7018540B2 (ja) 巡視点検システムおよび巡視点検方法
JP2023112277A (ja) 3次元計測方法
CN114038040A (zh) 机房巡检监督方法、装置、设备
JP6993391B2 (ja) 巡視点検システムおよび巡視点検方法
KR102226001B1 (ko) 하수관로 진단지원 시스템
JP6562116B2 (ja) 情報処理装置
JP7507208B2 (ja) 構造物の損傷診断装置及び損傷診断プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6739592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250