JP6496832B2 - 画像登録装置及び画像登録方法及び画像登録システム - Google Patents

画像登録装置及び画像登録方法及び画像登録システム Download PDF

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Description

本発明は、点検対象物の撮像画像をデータベースに登録する画像登録装置及び画像登録方法及び画像登録システム、並びにこの画像登録システムで用いられる撮像端末に関する。
橋梁、道路、トンネル、ダム、及びビル等などの各種の建造物(建築物又は構造物又は構築物又はインフラともいう、点検対象物)の点検が専門知識を有する点検員により行われている。点検員は、スマートフォン、タブレット端末、及びデジタルカメラ等の各種の撮像端末を用いて建造物の点検箇所を撮像する。この撮像により得られた点検画像は建造物管理用のデータベースに登録され、建造物の管理(保守点検、点検管理)に用いられる。
特許文献1には、撮像端末から取得した位置情報に基づき撮像対象の建造物を特定した後、この建造物の点検基準を参照して建造物の点検箇所を特定することにより、撮像端末により撮像されていない点検箇所に関する情報を、撮像端末へ出力する撮像支援装置が開示されている。これにより、様々な建造物の点検画像を点検漏れなく取得して建造物管理用のデータベースに登録することができる。
近年、点検員の数に対して点検対象の建造物の数が大幅に増加しているため、点検員による建造物の点検を十分に行うことができない。このため、近年では、一般人から損傷が発生している建造物の撮像画像を取得して、この撮像画像を建造物管理用のデータベースに登録する取り組みが行われている(非特許文献1参照)。この非特許文献1には、損傷が発生している建造物を撮像した一般人の撮像端末から撮像画像データを建造物管理システムが取得し、この建造物管理システムが撮像端末から取得した撮像画像データを建造物管理用のデータベースに登録することが記載されている。
特開2013−164786号公報
"ちばレポ〜市民と行政をつなぐ新しいコミュニケーションツール〜(千葉県千葉市)"、[online]、[平成27年8月31日検索]、インターネット〈http://www.applic.or.jp/pdf/futuer_18/04/10.pdf〉
ところで、非特許文献1に記載されているような一般人が撮像した撮像画像は、画質が悪かったり、画像内で建造物が特定できなかったりなどの理由により、点検員が撮像した点検画像の代わりとして利用できない場合も多い。また、一般人から送信されてくる撮像画像の全てを建造物管理用のデータベースに登録しようとする場合、データベースに登録される撮像画像データの数が膨大になってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、一般人の撮像端末から点検対象物の管理に利用できる撮像画像を取得してデータベースに登録する画像登録装置及び画像登録方法及び画像登録システム、並びにこの画像登録システムで用いられる撮像端末を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための画像登録装置は、点検対象物を撮像した撮像端末から取得した点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録装置において、撮像端末から、撮像画像及び撮像画像の撮像位置を取得する取得部と、取得部が取得した撮像位置に基づき、撮像端末の撮像対象の点検対象物を特定する点検対象物特定部と、取得部が取得した撮像画像が、点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価部と、第1の評価部が基準を満たしていると評価した撮像画像を、点検対象物特定部が特定した点検対象物を示す情報に関連付けてデータベースに登録する登録部と、を備える。
この画像登録装置によれば、一般人の撮像端末から取得した撮像画像が点検対象物の管理に利用される画像としての基準を満たすか否かを評価し、基準を満たす撮像画像だけをデータベースに登録することができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、登録部は、第1の評価部が基準を満たしていると評価した撮像画像を、撮像画像の撮像日時及び撮像位置を含む情報に関連付けてデータベースに登録する。撮像画像にその撮像日時及び撮像位置を含む情報を関連付けることにより、この撮像画像を点検対象物の管理に利用することができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、第1の評価部により撮像画像が基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに点検対象物特定部が特定した点検対象物に対する撮像画像がデータベースに登録されている場合に、予め定めた比較評価項目に基づいて、データベース内の撮像画像と、基準を満たしていると評価された撮像画像とを比較評価する第2の評価部を備え、登録部は、第2の評価部による比較評価においてデータベース内の撮像画像よりも基準を満たしていると評価された撮像画像の評価が高い場合に、基準を満たしていると評価された撮像画像をデータベースに登録する。これにより、データベース内の既存の撮像画像よりも評価が低い撮像画像がデータベースに登録されることが防止されるので、データベースに登録される撮像画像の数を抑えることができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、取得部は、撮像端末から撮像画像の撮像日時をさらに取得し、データベースには点検対象物の保守点検がなされた日時が点検対象物ごとに登録されており、第1の評価部により撮像画像が基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに点検対象物特定部が特定した点検対象物に対する撮像画像がデータベースに登録されている場合に、点検対象物に対する保守点検の日時をデータベースから取得し、取得した保守点検の日時よりも取得部により取得された撮像日時が後であるか否かを評価する第3の評価部を備え、登録部は、第3の評価部が保守点検の日時よりも撮像日時が後であると評価した場合、基準を満たしていると評価された撮像画像をデータベースに登録する。これにより、保守点検前の点検対象物の撮像画像、すなわち、現行の点検対象物の状態を表してはいない撮像画像をデータベースに登録することが防止されるので、データベースに登録される撮像画像の数を抑えることができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、取得部は、撮像端末から撮像画像の撮像日時をさらに取得し、データベースには、点検対象物に損傷が発生した場合に、点検対象物の損傷が発生した日時である損傷日時が登録されており、第1の評価部により撮像画像が基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに点検対象物特定部が特定した点検対象物に対する撮像画像がデータベースに登録されている場合に、点検対象物における損傷日時をデータベースから取得し、取得した損傷日時よりも取得部により取得された撮像日時が後であるか否かを評価する第4の評価部を備え、登録部は、第4の評価部が損傷日時よりも撮像日時が後であると評価した場合、基準を満たしていると評価された撮像画像をデータベースに登録する。これにより、災害や事故等による損傷発生前の点検対象物の撮像画像、すなわち、現行の点検対象物の状態を表してはいない撮像画像をデータベースに登録することが防止されるので、データベースに登録される撮像画像の数を抑えることができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、基準には、予め定められた撮像画像の画質の基準が含まれており、第1の評価部は、撮像画像の画質を解析した結果に基づき、撮像画像の画質が画質の基準を満たしているか否かを評価する。これにより、画質の基準を満たしていない撮像画像がデータベースに登録されることが防止される。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、基準には、撮像画像が点検対象物で発生した特定の種類の損傷を撮像した画像であることが含まれており、第1の評価部は、撮像画像に特定の種類の損傷の像が含まれているか否かを解析した結果に基づき、撮像画像が基準を満たしているか否かを評価する。これにより、特定の種類の損傷を撮像した撮像画像だけをデータベースに登録することができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、基準には、撮像画像に点検対象物特定部による点検対象物の特定に用いられる特定情報が付加されていることが含まれており、第1の評価部は、撮像画像に特定情報が付加されているか否かに基づき、撮像画像が基準を満たしているか否かを評価する。これにより、点検対象物特定部が点検対象物を特定できない撮像画像をデータベースに登録することが防止される。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、基準には、撮像画像の撮像日時が特定可能であることが含まれており、第1の評価部は、撮像画像の撮像日時が特定可能であるか否かに基づき、撮像画像が基準を満たしているか否かを評価する。これにより、撮像日時が不明な撮像画像をデータベースに登録することが防止される。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、基準には、撮像画像が編集処理前の画像であることが含まれており、第1の評価部は、撮像画像が編集処理前の画像であるか否かに基づき、撮像画像が基準を満たしているか否かを評価する。これにより、編集処理された撮像画像をデータベースに登録することが防止される。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、登録部により撮像画像をデータベースに登録する場合に、撮像画像の出力元の撮像端末に対して、撮像端末のユーザに付与する特典を示す特典情報を出力する特典情報出力部を備える。これにより、撮像端末のユーザ(一般人)に対して、損傷が発生している点検対象物の撮像と、撮像画像の画像登録装置への出力とを促すことができる。
本発明の他の態様に係る画像登録装置において、取得部が予め定めた特定のユーザの撮像端末から撮像画像を取得した場合、第1の評価部による評価を停止し、且つ登録部により撮像画像をデータベースに登録する。これにより、画像登録装置の演算負荷を減らすことができる。
本発明の目的を達成するための画像登録システムは、点検対象物を撮像する撮像端末と、上述の画像登録装置とを備え、撮像端末は、点検対象物の撮像画像及び撮像画像の撮像位置を画像登録装置へ出力する端末側出力部を備える。
本発明の目的を達成するための撮像端末は、上述の画像登録システムを構成するものである。
本発明の目的を達成するための画像登録方法は、点検対象物を撮像する撮像端末から取得した点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録方法において、撮像端末から、撮像画像及び撮像画像の撮像位置を取得する取得ステップと、取得ステップで取得した撮像位置に基づき、撮像端末の撮像対象の点検対象物を特定する点検対象物特定ステップと、取得ステップで取得した撮像画像が、点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価ステップと、第1の評価ステップで基準を満たしていると評価した撮像画像を、点検対象物特定ステップで特定した点検対象物を示す情報に関連付けてデータベースに登録する登録ステップと、を有する。
本発明の画像登録装置及び画像登録方法及び画像登録システム及び撮像端末は、一般人の撮像端末から点検対象物の管理に利用できる撮像画像を取得してデータベースに登録することができる。
第1実施形態の画像登録システムの概略図である。 第1実施形態の画像登録システムの構成を示すブロック図である。 撮像端末に表示される画像登録画面の一例を示す正面図である。 第1の評価部による撮像画像データの評価内容を説明するための説明図である。 第1の評価部による画像評価の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の評価部による画像付随情報評価の処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態の画像登録システムにおける点検画像データのデータベースへの登録処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の画像登録システムの構成を示すブロック図である。 第2の評価部、第3の評価部、及び第4の評価部による撮像画像データと、データベース情報との比較評価項目を説明するための説明図である。 第2の評価部、第3の評価部、及び第4の評価部による撮像画像データとデータベース内のデータベース情報との比較評価の処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の画像登録システムにおける点検画像データのデータベースへの登録処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態の画像登録システムの構成を示すブロック図である。 第3実施形態の画像登録システムによる撮像端末への特典情報の出力処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態の画像登録システムの構成を示すブロック図である。
[第1実施形態の画像登録システム]
図1は、本発明の第1実施形態の画像登録システム10の概略図である。図1に示すように、画像登録システム10では、不特定の一般人が所有する撮像端末12から建造物9の撮像画像データ13を取得し、この撮像画像データ13を建造物9の点検画像データ14としてデータベース16に登録する。なお、建造物9は本発明の点検対象物(点検や管理の対象となり得る物)に相当するものであり、橋梁、道路、トンネル、ダム、堤防、及びビル等を含む。また、一般人とは、建造物9の点検に関する専門知識を有していない者を指す。また、点検画像データ14とは、本発明の点検対象物の管理に利用される画像に相当するものであり、建造物9の点検に関する専門知識を有する点検員(専門家)が撮像端末12で撮像した画像データのように、建造物9の管理(保守点検、点検管理、維持管理)に利用できる撮像画像データ13であって且つデータベース16に登録される撮像画像データ13を指す。さらに、建造物9の管理に利用するとは、少なくとも点検画像データ14(データベース16に登録された撮像画像データ13)に基づいて、建造物9に発生している損傷Dの程度を把握したり、保守点検(補修や点検)の必要性及び頻度などを決定したりすることである。
画像登録システム10は、撮像端末12と、撮像端末12で撮像された撮像画像データ13の中で建造物9の管理に利用される点検画像データ14として予め定めた基準を満たしているものをデータベース16に登録する画像登録装置18と、を含んで構成されている。画像登録装置18は、例えばパーソナルコンピュータやサーバなどが好適に用いられる。
本発明において「端末」とは情報の通信機能(好ましくは無線通信機能)を備えたデバイスを意味する撮像端末12は、例えばスマートフォン、タブレット端末、及び携帯型のパーソナルコンピュータなどの撮像機能を有する各種の携帯端末、或いは通信機能(好ましくは無線通信機能)を備えたデジタルカメラなどが好適に用いられる。撮像端末12は、建造物9を撮像して建造物9の撮像画像データ13を生成し、この撮像画像データ13を画像登録装置18へ出力する。例えば、損傷Dが発生している建造物9を発見した一般人は、この建造物9を自己が所有する撮像端末12により撮像して撮像画像データ13を撮像端末12から画像登録装置18へ出力する。
撮像画像データ13には、タグ情報が付加されている。このタグ情報には、撮像画像データ13の撮像日時、撮像画像データ13の撮像位置を示す位置情報、撮像画像データ13の撮像時の撮像端末12の撮像方向、及び付帯情報などが含まれている。撮像日時は、撮像端末12に内蔵されている時計部から取得可能である。位置情報は、撮像端末12に内蔵されているGPS(Global Positioning System)センサ又はジャイロセンサ及び加速度センサ等から取得可能である。撮像方向は、撮像端末12に内蔵されている地磁気センサや姿勢検出センサ等から取得可能である。付帯情報は、撮像端末12のユーザ(すなわち、撮影者)を示す識別番号であるID(identification)、撮影者の電子メールアドレス、及び撮像端末12の機種名などの情報を含む。
図2は、第1実施形態の画像登録システム10(撮像端末12及び画像登録装置18)の構成を示すブロック図である。図2に示すように、撮像端末12は、撮像部21及び本発明の端末側出力部に相当する出力部22を備えると共に登録用プログラム23を格納している。
撮像部21は、光学系とイメージセンサとを有しており、撮像端末12に撮像操作が入力された場合に建造物9を撮像して本発明の撮像画像である撮像画像データ13(前述のタグ情報を含む)を生成する。出力部22は、後述の登録用プログラム23の制御の下、撮像部21にて生成された撮像画像データ13を画像登録装置18へ出力する。
登録用プログラム23は、撮像端末12にて撮像された撮像画像データ13を撮像端末12から画像登録装置18へ出力するためのアプリケーションプログラム(ソフトウェア)である。撮像端末12にて登録用プログラム23を起動すると、撮像端末12の表示部に画像登録画面25(図3参照)が表示される。
図3は、撮像端末12に表示される画像登録画面25の一例を示す正面図である。画像登録画面25には、撮像端末12のユーザ(すなわち、撮影者)の情報が表示される撮影者情報欄25aと、画像登録装置18へ出力する撮像画像データ13が表示される画像表示欄25bと、画像登録装置18への撮像画像データ13の出力操作を行う操作欄25cと、が設けられている。
撮影者情報欄25aには、撮影者(適宜、ユーザ又は一般人という)のIDを示す「撮影者ID」が表示される。本例では、さらに、撮影者の持つ撮像端末12の機種名を示す「撮像端末機種」と、撮影者の電子メールアドレスを示す「アドレス」が表示される。なお、撮影者情報は、本例の撮影者情報欄25aに表示される内容に限定されるものではない。
画像表示欄25bには、画像登録装置18へ出力される撮像画像データ13が表示される。また、画像表示欄25bには、画像登録装置18へ出力する撮像画像データ13を選択するための画像選択ボタン26が設けられている。この画像選択ボタン26を操作することで、撮像端末12内に格納されている撮像画像データ13の一覧が表示され、この一覧の中から画像登録装置18へ出力する撮像画像データ13を選択できる。
操作欄25cには、登録ボタン27とキャンセルボタン28とが設けられている。登録ボタン27が操作された場合、画像表示欄25bに表示されている撮像画像データ13が出力部22によって画像登録装置18へ出力される。一方、キャンセルボタン28が操作された場合、画像登録装置18への撮像画像データ13の出力が停止される。
なお、撮像端末12から画像登録装置18へ撮像画像データ13を出力する方法は、画像登録画面25(登録用プログラム23)を介して行う方法に限定されるものではなく、例えば電子メールに添付して送付するなどの各種方法が用いられる。
<第1実施形態の画像登録装置の構成>
図2に戻って、画像登録装置18は、CPU(Central Processing Unit)を含む各種の演算部及び処理部及び記憶部等により構成されたものであり、取得部30と、本発明の点検対象物特定部に相当する建造物特定部31と、データクレンジング(Data Cleansing)部32と、第1の評価部32aと、設定部34と、登録部35と、情報登録部36とを備えている。
取得部30は、例えば、撮像端末12に有線又は無線で通信接続可能な通信インタフェースである。取得部30は、撮像端末12から取得した撮像画像データ13をデータクレンジング部32へ出力すると共に、撮像画像データ13のタグ情報(図1参照)に含まれる「位置情報」及び「撮像方向」を建造物特定部31へ出力する。
建造物特定部31は、取得部30から入力された撮像画像データ13の「位置情報」及び「撮像方向」と、複数の建造物9の位置が記録された既知の地図情報(図示せず)とに基づき、撮像端末12の撮像対象の建造物9(すなわち、撮像画像データ13内の建造物9)を特定する。そして、建造物特定部31は、建造物9の特定結果として、建造物9に予め付された識別番号であるID、建造物9の地図上での位置座標(住所でも可)、及び建造物9の名称などを含む「建造物情報」を登録部35へ出力する。
データクレンジング部32は、取得部30から入力された撮像画像データ13の中で点検画像データ14としての予め定められた基準を満たしてないものを削除して、この基準を満たす撮像画像データ13のみを登録部35へ出力する。撮像画像データ13が予め定められた基準を満たすか否かの評価は、データクレンジング部32内に設けられている後述の第1の評価部32aにより実行される。また、第1の評価部32aが撮像画像データ13を評価する際の「予め定められた基準」は、後述の設定部34により設定される(図4参照)。
登録部35は、データクレンジング部32から入力された撮像画像データ13を、建造物特定部31が特定した建造物9を撮像した点検画像データ14としてデータベース16に登録する。ここでは、第1の評価部32aにより予め定められた基準を満たすと評価された撮像画像データ13(点検画像データ14)を、その撮像日時及び撮像位置を含む情報と、建造物特定部31が特定した建造物9を示す情報とにそれぞれ関連付けてデータベース16に登録する。具体的に登録部35は、点検画像データ14、元の撮像画像データ13のタグ情報(図1参照)に含まれる「撮像日時」、タグ情報の付帯情報に含まれる撮影者IDやアドレス等で構成される「撮影者情報」、及び建造物特定部31から入力された「建造物情報」を含む点検画像情報38をデータベース16に登録する。ここで、「建造物情報」は本発明の点検対象物を示す情報に相当するものであり、さらにこの「建造物情報」の中の「位置座標」は「撮像位置」を示す情報である。なお、点検画像情報38に他の情報(例えば撮像端末12の機種情報等)を加えてもよい。
情報登録部36は、画像登録システム10の管理者からの情報入力操作を受けてデータベース16内の点検画像情報38(点検画像データ14)毎に、「損傷情報」、「保守点検情報」、及び「災害事故情報」を含む関連情報39を登録する。
「損傷情報」は、点検画像データ14に撮像された建造物9に発生している損傷Dの「種類」及び「評価」を含むものであり、点検員などの建造物9の点検に専門の知識を有する者がデータベース16に登録された点検画像データ14を確認することで得られる。
損傷Dの「種類」は、亀裂(ひび割れ)、腐食、ゆるみ、破断、たわみ、漏水などの建造物9に発生する公知の損傷の種類を示す。損傷Dの「評価」は、建造物9に発生している損傷Dの程度を評価したものである。本例では損傷Dの程度を、区分1(建造物9の機能に支障が生じていない状態)と、区分2(建造物9の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状態)と、区分3(建造物9の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態)と、区分4(建造物9の機能に支障が生じている、又は生じる可能性が著しく高く、緊急に措置を講ずべき状態)との4種類の区分に分けて評価している。これら4種類の区分の詳細については、国土交通省の道路局発行の道路橋定期点検要領や橋梁定期点検要領を参照されたい。なお、損傷Dの「評価」の方法は上記区分に特に限定はされない。
「保守点検情報」は、点検画像データ14に撮像された建造物9に対して行われた保守点検(補修、点検員による点検)の履歴を示す情報であり、保守点検の「日時」と「内容」とを含む。なお、「内容」に保守点検前後の建造物9の画像データを追加してもよい。
「災害事故情報」は、点検画像データ14に撮像された建造物9に対して発生した災害や事故による損傷Dの履歴を示す情報であり、災害や事故により建造物9に損傷Dが発生した「日時」と損傷Dの「内容」(原因)とを含む。なお、「災害事故情報」に、災害や事故による損傷Dの発生前後の建造物9の画像データを追加してもよい。
図4は、第1の評価部32aによる撮像画像データ13の評価内容を説明するための説明図である。図4に示すように、第1の評価部32aは、取得部30から入力された撮像画像データ13が、設定部34により設定された基準であって且つ点検画像データ14としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する。設定部34は、例えば画像登録装置18のキーボードやマウス等の操作部であり、画像登録システム10の管理者からの基準設定操作の入力を受けて、第1の評価部32aに対して「点検画像データ14としての予め定められた基準」を設定する。この基準には、撮像画像データ13の画像自体の評価基準である「画像評価基準41」と、撮像画像データ13の画像以外の評価基準である「画像付随情報評価基準42」とが含まれる。
画像評価基準41は、プレ評価基準44と、損傷種類評価基準45と、詳細評価基準46とを含む。なお、プレ評価基準44及び詳細評価基準46は、本発明の撮像画像の画質の基準に相当する。
プレ評価基準44は、像構造評価基準44aと色評価基準44bとを含む。像構造評価基準44aは、撮像画像データ13のブレ及びボケ評価の基準である。撮像画像データ13のボケ及びブレについては、撮像画像データ13に含まれる高周波成分が少ないほどボケ及びブレが多くなり、逆に高周波成分が多いほどボケ及びブレが少なくなる。このため、本例における像構造評価基準44a(ブレ及びボケ評価の基準)は、撮像画像データ13に含まれる高周波成分の成分量の下限値である。
色評価基準44bは、撮像画像データ13の露出評価の基準と、ホワイトバランス(WB:White Balance)評価の基準と、階調評価の基準と、コントラスト評価の基準と、を含む。露出評価の基準は、撮像端末12による建造物9の撮像が適正露出で行われたか否かを評価するための基準である。例えば、撮像画像データ13を解析して得られる露出評価値の平均値が所定の下限値未満である場合には、撮像端末12による撮像環境が低照度環境であると判断できる。このため、本例における露出評価の基準は、撮像画像データ13を解析して得られる露出評価値の平均値の下限値である。
WB評価の基準は、撮像画像データ13のホワイトバランスが適正か否かを評価するための基準である。例えば、撮像画像データのG(Green)信号を基準としてR(Red)信号とG信号、B(Blue)信号とG信号のそれぞれの和及び差が規定範囲内にあればホワイトバランスが適正であると判断できる。このため、本例におけるWB評価の基準は、撮像画像データのR信号とG信号、B信号とG信号のそれぞれの和及び差の規定範囲である。
階調評価の基準は、撮像画像データ13の階調分布が適正であるか否かを評価するための基準である。例えば、撮像画像データ13の階調分布を示す輝度ヒストグラム(横軸が輝度値、縦軸が画素数)における横軸の両端側の画素数が多くなるほど、撮像画像データ13に黒つぶれ領域や白とび領域が発生し易くなる。このため、本例における階調評価の基準は、撮像画像データ13の輝度ヒストグラムの両端側の画素数の上限値である。
コントラスト評価の基準は、撮像画像データ13のコントラストが適正であるか否かを評価するための基準である。例えば、撮像画像データ13の全体の明るさに差が無い場合、すなわち、撮像画像データ13の輝度ヒストグラムにおける輝度値(濃度)の分布範囲が狭い場合、撮像画像データ13は見難い画像となってしまう。このため、本例におけるコントラストの評価の基準は、撮像画像データ13の輝度ヒストグラムにおける輝度値の分布範囲の下限値である。
損傷種類評価基準45は、撮像画像データ13に撮像された建造物9に発生している損傷Dが予め定めた特定の損傷Dであるか否かを評価するための基準であり、複数種類の損傷Dの中から1以上の損傷D(本例では「亀裂」)を特定の損傷Dとして選択したものである。
詳細評価基準46は、撮像画像データ13が損傷Dの種類毎に予め定められた適正な解像度を有しているか否かを評価するための基準である。例えば、損傷Dの種類が「亀裂」である場合、撮像画像データ13の解像度が4pixel/mmであれば撮像画像データ13の解像度は適正である(なお、10pixel/mmがより好ましい)。
画像付随情報評価基準42は、「建造物特定可能性有」と「撮像日時有」と「画像編集履歴無」とを含む。
「建造物特定可能性有」は、前述の建造物特定部31よる建造物9の特定が可能な本発明の特定情報として、撮像画像データ13のタグ情報に「位置情報」と「撮像方向」(図1参照)が含まれていることである。「撮像日時有」は、撮像画像データ13の撮像日時を特定可能であることであり、具体的には撮像画像データ13のタグ情報に「撮像日時」(図1参照)を含むことである。「画像編集履歴無」は、撮像画像データ13が編集処理前の画像データであることであり、具体的には撮像画像データ13のタグ情報に画像データの編集日時等が登録されていないことである。
第1の評価部32aは、取得部30からデータクレンジング部32に入力された撮像画像データ13が、設定部34により設定された「画像評価基準41」を満たしているか否かを評価する画像評価と、設定部34により設定された「画像付随情報評価基準42」を満たしているか否かを評価する画像付随情報評価と、を行う。
<画像評価>
図5は、第1の評価部32aによる画像評価の処理の流れを示すフローチャートである。図5に示すように、第1の評価部32aは、撮像画像データ13が画像評価基準41に含まれるプレ評価基準44を満たしているか否かのプレ評価を行う。
第1の評価部32aは、撮像画像データ13に含まれる高周波成分を検出し、この高周波成分の成分量がプレ評価基準44の像構造評価基準44aで設定されている下限値以上であるか否かを評価する像構造評価(ブレ及びボケ評価)を行う(ステップS1)。そして、第1の評価部32aは、撮像画像データ13の高周波成分の成分量が下限値以上である場合、撮像画像データ13は適正であると評価する(ステップS2でYES)。また、第1の評価部32aは、撮像画像データ13の高周波成分の成分量が下限値未満である場合、撮像画像データ13は不適正であると評価する(ステップS2でNO)。
第1の評価部32aは、ステップS2でYESである場合、撮像画像データ13を解析して得られる露出評価値の平均値がプレ評価基準44の色評価基準44bで設定されている平均値の下限値以上であるか否かを評価する露出評価を行う。
また、第1の評価部32aは、撮像画像データ13のR信号とG信号、B信号とG信号のそれぞれの和及び差を求め、求めた和及び差が色評価基準44bで設定されている規定範囲内であるか否かを評価するWB評価を行う。さらに、第1の評価部32aは、撮像画像データ13の輝度ヒストグラムの両端側の画素数が、色評価基準44bで設定されている画素数の上限値以内であるか否かを評価する階調評価を行う。
さらにまた、第1の評価部32aは、撮像画像データ13の輝度ヒストグラムにおける輝度値の分布が色評価基準44bで設定されている輝度値の分布範囲の下限値以上であるか否かを評価するコントラスト評価を行う(ステップS3)。
第1の評価部32aは、露出評価、WB評価、階調評価、及びコントラスト評価の全てにおいて否と評価しなかった場合、撮像画像データ13は適正であると評価する(ステップS4でYES)。逆に第1の評価部32aは、各評価のいずれかで否と評価した場合、撮像画像データ13は不適正であると評価する(ステップS4でNO)。以上で第1の評価部32aによるプレ評価が完了する。
第1の評価部32aは、ステップS4でYESである場合、画像評価基準41の損傷種類評価基準45で設定された特定の損傷D(本例では亀裂)の像が撮像画像データ13に含まれているか否かを解析することにより、撮像画像データ13が損傷種類評価基準45を満たしているか否かを評価する損傷種類評価を開始する(ステップS5)。
例えば第1の評価部32aは、各種の損傷Dのテンプレート画像を用いてテンプレートマッチング法を行うことで、撮像画像データ13から建造物9に発生している損傷Dの種類を特定する。なお、損傷Dの種類の特定方法は特に限定はされない。次いで、この特定結果に基づき、第1の評価部32aは、撮像画像データ13に含まれている建造物9の損傷Dの像が、画像評価基準41に含まれる損傷種類評価基準45で設定された特定の損傷D(本例では亀裂)の像であるか否かを評価する。
第1の評価部32aは、撮像画像データ13に含まれる建造物9の損傷Dの像が亀裂の像である場合、撮像画像データ13は適正であると評価する(ステップS5でYES)。逆に第1の評価部32aは、撮像画像データ13に含まれる建造物9の損傷Dの像が亀裂の像ではない場合、撮像画像データ13は不適正であると評価する(ステップS5でNO)。以上で第1の評価部32aによる損傷種類評価が完了する。
第1の評価部32aは、ステップS5でYESである場合、撮像画像データ13の解像度が、画像評価基準41の詳細評価基準46で設定された解像度を満たしているか否かを評価する詳細評価(解像度評価)を開始する(ステップS6)。
具体的に、第1の評価部32aは、先のステップS5で特定した特定の損傷Dが亀裂である場合、撮像画像データ13の解像度が詳細評価基準46で設定された亀裂に対応する解像度以上であるか否かを評価する。そして、第1の評価部32aは、撮像画像データ13の解像度が詳細評価基準46で設定された亀裂に対応する解像度以上である場合、撮像画像データ13は適正であると評価する(ステップS7でYES)。逆に第1の評価部32aは、撮像画像データ13の解像度が亀裂に対応する解像度未満である場合、撮像画像データ13は不適正であると評価する(ステップS7でNO)。以上で第1の評価部32aによる詳細評価(解像度評価)が完了する。
第1の評価部32aは、ステップS7でYESの場合、撮像画像データ13がプレ評価及び損傷種類評価及び詳細評価を含む画像評価の基準を満たす旨の適正評価を行う(ステップS8)。一方、第1の評価部32aは、ステップS2、ステップS4、ステップS5、及びステップS7のいずれかでNOの場合、撮像画像データ13が画像評価の基準を満たさない旨の不適正評価を行う(ステップS9)。以上で、第1の評価部32aによる画像評価が全て完了する。
<画像付随情報評価>
図6は、第1の評価部32aによる画像付随情報評価の処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すように、第1の評価部32aは、画像付随情報評価基準42に含まれる「建造物特定可能性有」に基づき、撮像画像データ13のタグ情報に位置情報と撮像方向が含まれているか否かを評価する建造物特定可能性評価を開始する(ステップS11)。そして、第1の評価部32aは、タグ情報に位置情報と撮像方向が含まれている場合、次の評価を開始する(ステップS12でYES)。
第1の評価部32aは、ステップS12でYESの場合、画像付随情報評価基準42に含まれる「撮像日時有」に基づき、撮像画像データ13のタグ情報に撮像日時が含まれているか否かを評価する撮像日時有無評価を開始する(ステップS13)。そして、第1の評価部32aは、タグ情報に撮像日時が含まれている場合、次の評価を開始する(ステップS14でYES)。
第1の評価部32aは、ステップS14でYESの場合、画像付随情報評価基準42に含まれる「画像編集履歴無」に基づき、撮像画像データ13が編集処理前の画像データであるか否かを評価する画像編集履歴有無評価を行う(ステップS15)。具体的に、第1の評価部32aは、撮像画像データ13のタグ情報に画像データの編集日時等の編集履歴が登録されていない場合には編集処理前であると評価する(ステップS16でYES)。逆に第1の評価部32aは、タグ情報に画像データの編集履歴が登録されている場合には編集処理後であると評価する(ステップS16でNO)。
第1の評価部32aは、ステップS16でYESの場合、撮像画像データ13が画像付随情報評価の基準を満たす旨の適正評価を行う(ステップS17)。一方、第1の評価部32aは、ステップS12、ステップS14、及びステップS16のいずれかでNOの場合、撮像画像データ13が画像付随情報評価の基準を満たさない旨の不適正評価を行う(ステップS18)。以上で第1の評価部32aによる画像付随情報評価が全て完了する。
<点検画像データの登録>
図2に戻って、データクレンジング部32は、取得部30から入力された撮像画像データ13の中で、第1の評価部32aが画像評価又は画像付随情報評価で不適正評価を行ったもの(すなわち、点検画像データ14としての予め定めた基準を満たしていないもの)は削除する。
一方、データクレンジング部32は、取得部30から入力された撮像画像データ13の中で、第1の評価部32aが画像評価及び画像付随情報評価の両方で適正評価を行ったもの(すなわち、点検画像データ14としての予め定めた基準を満たしているもの)を登録部35へ出力する。これにより、登録部35によって撮像画像データ13が点検画像データ14(点検画像情報38)としてデータベース16に登録される。
なお、登録部35が撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録する場合、この撮像画像データ13のタグ情報の付帯情報に含まれる電子メールアドレスに基づき、撮像画像データ13の出力元の撮像端末12に対して、撮像画像データ13がデータベース16に登録された旨を示す登録情報を送信してもよい。
また、データクレンジング部32により撮像画像データ13が削除された場合(第1の評価部32aが不適正評価を行った場合)、その旨を示す情報を撮像画像データ13の出力元の撮像端末12に対して出力してもよい。これにより、撮像端末12のユーザに対して建造物9の撮像のやり直しを促すことができる。
[第1実施形態の画像登録システムの作用]
次に、図7を用いて第1実施形態の画像登録システム10の作用について説明する。図7は、第1実施形態の画像登録システム10(画像登録装置18)における点検画像データ14のデータベース16への登録処理(本発明の画像登録方法)の流れを示すフローチャートである。なお、画像登録システム10の管理者が事前に画像登録装置18に対して基準設定操作を行うことで、設定部34が既述の図4に示したように第1の評価部32aに対して、画像評価基準41及び画像付随情報評価基準42を設定する(ステップS21)。
<撮像端末>
建造物9の損傷Dを発見した撮像端末12のユーザ(一般人)は、自身の所有する撮像端末12の撮像範囲内にこの建造物9(損傷Dの発生箇所)が含まれるように、撮像端末12の位置や姿勢を調整した後、撮像端末12に対して撮像操作を入力する。この撮像操作の入力を受けて、撮像端末12の撮像部21が建造物9を撮像して撮像画像データ13
を生成する(ステップS23)。
次いで、撮像端末12のユーザが登録用プログラム23の起動操作を行うと、撮像端末12において登録用プログラム23が起動され、撮像端末12の表示部に既述の図3に示した画像登録画面25が表示される(ステップS24)。撮像端末12のユーザは、画像登録画面25上で画像選択ボタン26を操作して画像登録装置18へ出力する撮像画像データ13を選択した後、登録ボタン27を操作する。これにより、撮像端末12の出力部22から画像登録装置18へ撮像画像データ13が出力される(ステップS25)。
<画像登録装置>
画像登録装置18の取得部30は、撮像端末12から出力された撮像画像データ13を取得してデータクレンジング部32へ出力すると共に、撮像画像データ13のタグ情報に含まれる「位置情報」及び「撮像方向」を建造物特定部31へ出力する(ステップS27、本発明の取得ステップに相当)。
取得部30から「位置情報」及び「撮像方向」の入力を受けた建造物特定部31は、「位置情報」及び「撮像方向」と既知の地図情報とに基づき、撮像端末12の撮像対象の建造物9を特定し、この特定結果である建造物情報(図2参照)を登録部35へ出力する(ステップS28、本発明の点検対象物特定ステップに相当)。
また、取得部30からデータクレンジング部32に撮像画像データ13が入力されると、第1の評価部32aにより、撮像画像データ13が点検画像データ14としての予め定めた基準(画像評価基準41、画像付随情報評価基準42)を満たしているか否かの評価が開始される。
第1の評価部32aは、既述の図5に示したように、撮像画像データ13が画像評価基準41を満たしているか否かを評価する画像評価(プレ評価、損傷種類評価、詳細評価)を行う(ステップS29、本発明の第1の評価ステップに相当)。
プレ評価及び詳細評価により撮像画像データ13が点検画像データ14としての画質の基準を満たしているか否かを評価することができる。また、損傷種類評価によって撮像画像データ13に予め定めた特定の種類の損傷Dの像が含まれているか否かを評価することができる。第1の評価部32aは、撮像画像データ13が画像評価基準41を満たしている場合には適正評価を行い(ステップS30でYES)、画像評価基準41を満たしていない場合には不適正評価を行う(ステップS30でNO)。
第1の評価部32aは、ステップS30がYESの場合、既述の図6に示したように、撮像画像データ13が画像付随情報評価基準42を満たしているか否かを評価する画像付随情報評価(建造物特定可能性評価、撮像日時有無評価、画像編集履歴有無評価)を行う(ステップS31、本発明の第1の評価ステップに相当)。なお、本例では、画像評価が画像付随情報評価よりも先に実行されているが、その順序が逆でもよい。
建造物特定可能性評価により、建造物特定部31が建造物9を特定できない撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録することが防止される。また、撮像日時有無評価により、撮像日時が不明な撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録することが防止される。さらに、画像編集履歴有無評価により、編集処理された撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録することが防止される。第1の評価部32aは、撮像画像データ13が画像付随情報評価基準42を満たしている場合には適正評価を行い(ステップS32でYES)、画像付随情報評価基準42を満たしていない場合には不適正評価を行う(ステップS32でNO)。
データクレンジング部32は、第1の評価部32aが画像評価又は画像付随情報評価のいずれかで不適正評価を行った場合(ステップS30又はステップS32でNO)、取得部30から入力された撮像画像データ13を削除して、データベース16への登録を中止させる(ステップS33)。
一方、データクレンジング部32は、第1の評価部32aが画像評価及び画像付随情報評価の両方で適正評価を行った場合(ステップS30及びステップS32でYES)、取得部30から入力された撮像画像データ13を登録部35へ出力する。
データクレンジング部32から撮像画像データ13の入力を受けた登録部35は、この撮像画像データ13を、建造物特定部31が特定した建造物9を撮像した点検画像データ14とする。そして、登録部35は、この点検画像データ14及び建造物特定部31から入力された建造物情報などを含む点検画像情報38をデータベース16に登録する(ステップS34、本発明の登録ステップに相当)。これにより、撮像端末12から取得した撮像画像データ13の中で点検画像データ14としての基準を満たすと評価されたものだけをデータベース16に登録することができる。その結果、一般人の撮像端末12から取得した撮像画像データ13を点検画像データ14として建造物9の管理に利用することができる。
なお、点検画像情報38のデータベース16への登録後、このデータベース16には、画像登録システム10の管理者よって、既述の図2に示した関連情報39が必要に応じて登録される。この関連情報39についても上述の点検画像データ14と共に建造物9の管理に利用することができる。
[第1実施形態の効果]
以上のように第1実施形態の画像登録システム10(画像登録装置18)では、撮像端末12から取得した撮像画像データ13が点検画像データ14としての基準を満たすか否か評価することにより、一般人の撮像端末12から建造物9の管理に利用可能な点検画像データ14(撮像画像データ13)を取得してデータベース16に登録することができる。また、撮像端末12から取得した撮像画像データ13の中で点検画像データ14としての基準を満たさないものはデータベース16に登録しないので、データベース16に登録される点検画像データ14の数を抑えることができる。
[第2実施形態の画像登録システム]
次に、図8を用いて本発明の第2実施形態の画像登録システム10Aについて説明を行う。図8は、第2実施形態の画像登録システム10Aの構成を示すブロック図である。この画像登録システム10Aでは、第1の評価部32aが撮像画像データ13の適正評価を行った場合、撮像画像データ13とデータベース16に登録されている各種のデータベース情報との比較評価を行って、撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録するか否かを決定する。ここでいうデータベース情報とは、点検画像情報38(点検画像データ14)及び関連情報39を含む。
第2実施形態の画像登録システム10Aは、画像登録装置18Aのデータクレンジング部32内に第2の評価部32b、第3の評価部32c、第4の評価部32d、及び判定部51を備える点を除けば、第1実施形態の画像登録システム10と基本的に同じ構成である。このため、上記第1実施形態と機能や構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
判定部51は、第1の評価部32aが撮像画像データ13の適正評価を行った場合、建造物特定部31から前述の建造物情報を取得し、この建造物情報に基づき、建造物特定部31が特定した建造物9(撮像画像データ13に撮像された建造物9)に対する点検画像データ14がデータベース16に登録済みであるか否かを判定する。例えば、判定部51は、建造物情報の建造物9のIDを含む点検画像情報38がデータベース16に登録されているか否かに基づき、建造物特定部31が特定した建造物9に対する点検画像データ14がデータベース16に登録済みであるか否かを判定する。なお、判定部51による判定方法は前述の方法に限定されるものではない。以下、第2実施形態では、「建造物特定部31が特定した建造物9に対する点検画像データ14」を単に「既存の点検画像データ14」と略す。
第2の評価部32b、第3の評価部32c、及び第4の評価部32dは、第1の評価部32aにより撮像画像データ13の適正評価(前述の基準を満たしているとの評価)がなされ、且つ判定部51が登録済みであると判定した場合、撮像画像データ13とデータベース16に登録されているデータベース情報との比較評価を行う。第2の評価部32b、第3の評価部32c、及び第4の評価部32dが比較評価を行う際の比較評価項目は設定部34により設定される。
図9は、第2の評価部32b、第3の評価部32c、及び第4の評価部32dによる撮像画像データ13と、データベース情報との比較評価項目を説明するための説明図である。図9に示すように、第2実施形態の設定部34は、画像登録システム10の管理者からの比較項目設定操作の入力を受けて、第2の評価部32b、第3の評価部32c、及び第4の評価部32dに対して、「データベース情報との比較評価項目53」を設定する。このデータベース情報との比較評価項目53には、「既存画像との比較評価項目53a」と、「保守点検情報との比較評価項目53b」と、「災害事故情報との比較評価項目53c」とが含まれる。
「既存画像との比較評価項目53a」は、設定部34により第2の評価部32bに設定される。この「既存画像との比較評価項目53a」には、撮像画像データ13と、データベース16内の既存の点検画像データ14(データベース内の撮像画像に相当)との比較評価項目として、「新旧比較評価」、「解像度比較評価」、「カバー率比較評価」、「撮影者比較評価」、及び「撮像端末比較評価」が含まれている。
「新旧比較評価」は、撮像画像データ13と、既存の点検画像データ14との撮像日時の新旧を比較評価することである。撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで撮像日時が新しい方が現在の建造物9の状態を表す画像データであるので、比較評価では高く評価される。
「解像度比較評価」は、撮像画像データ13と、既存の点検画像データ14との解像度の高低を比較評価することである。撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで解像度が高い方が建造物9の細部の状態まで確認できるので、比較評価では高く評価される。
「カバー率比較評価」は、撮像画像データ13内の建造物9の面積(カバー率)と、既存の点検画像データ14内の建造物9の面積との大小を比較することである。撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで建造物9の面積が大きい方が建造物9の細部の状態まで確認できるので、比較評価では高く評価される。
「撮影者比較評価」は、撮像画像データ13の撮影者と、既存の点検画像データ14の撮影者との優劣を比較評価することである。撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで、撮影技量等が優れている撮影者により撮像された画像データの方が撮影技量等の劣る撮影者により撮像された画像データよりも建造物9の状態を確認し易いので、比較評価では高く評価される。この撮影者の優劣は、撮影者によってデータベース16に登録された点検画像データ14の登録数で判断できる。また、撮影者の優劣は、画像登録システム10Aの管理者等により優れた撮影者(点検員を含む)であると認定されているか否かによっても判断できる。この場合、第2の評価部32bには、例えば管理者により優れた撮影者と認定されている者の撮影者IDを含む撮影者認定情報55が事前に入力されている。なお、撮影者の優劣を比較する方法は上記方法に限定されるものではない。
「撮像端末比較評価」は、撮像画像データ13を撮像した撮像端末12と、既存の点検画像データ14を撮像した撮像端末12との撮像性能の優劣を比較評価することである。ここでいう撮像性能とは、例えば光学系やイメージセンサの性能(能力)、手振れ補正機能の有無、及び画像処理性能などのような画像データの画質や品質に係る性能が例として挙げられる。撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで撮像性能が優れている方の撮像端末12で撮像された画像データは、撮像性能が劣る撮像端末12で撮像されたものよりも画質が良くなるため、比較評価では高く評価される。この場合、データベース16内の点検画像情報38には撮像端末12の機種情報が含まれる。また、第2の評価部32bには、各種の撮像端末12の撮像性能を示す撮像端末性能情報56が事前に入力されている。なお、撮像端末12の優劣を比較する方法は上記方法に限定されるものではない。
「保守点検情報との比較評価項目53b」は、設定部34により第3の評価部32cに設定される。「保守点検情報との比較評価項目53b」では、撮像画像データ13の撮像日時と、既存の点検画像データ14の関連情報39の保守点検情報の「日時」(図8参照)との前後を比較評価する。保守点検前の建造物9と保守点検後の現行の建造物9とは状態が異なるため、保守点検前に撮像された撮像画像データ13を、点検画像データ14としてデータベース16に登録する必要性が低いためである。
「災害事故情報との比較評価項目53c」は、設定部34により第4の評価部32dに設定される。この「災害事故情報との比較評価項目53c」では、撮像画像データ13の撮像日時と、データベース16内の点検画像データ14に対応する関連情報39内の「災害事故情報の損傷日時」(図8参照)との前後を比較評価する。災害事故による損傷発生前の建造物9と災害事故により損傷を受けた現行の建造物9とは状態が異なるため、損傷発生前に撮像された撮像画像データ13を、点検画像データ14としてデータベース16に登録する必要性が低いためである。
<データベース情報との比較評価>
図10は、第2の評価部32b、第3の評価部32c、及び第4の評価部32dによる撮像画像データ13とデータベース16内のデータベース情報との比較評価の処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、第2の評価部32bは、設定部34が設定した「既存画像との比較評価項目53a」に基づき、「既存画像との比較評価」を開始する(ステップS41)。第2の評価部32bは、撮像画像データ13と既存の点検画像データ14とをそれぞれ解析して、撮像日時の新旧を比較評価する新旧比較評価、解像度の高低を比較評価する解像度比較評価、及び建造物9の面積の大小を比較評価するカバー率比較評価を行う。第2の評価部32bは、撮像画像データ13及び点検画像データ14のうちで、撮像日時が新しい方、解像度の高い方、建造物9の面積の大きい方をそれぞれ高く評価する。
また、第2の評価部32bは、撮像画像データ13の撮影者と、既存の点検画像データ14の撮影者との優劣を比較する撮影者比較評価を行う。例えば第2の評価部32bは、データベース16を参照して、撮像画像データ13の撮影者によりデータベース16に登録された点検画像データ14の登録数と、既存の点検画像データ14の撮影者によりデータベース16に登録された点検画像データ14の登録数とを比較して、登録数が多い撮影者の方を優れていると評価する。或いは第2の評価部32bは、撮像画像データ13の撮影者のID及び既存の点検画像データ14の撮影者のIDのうちの一方が既述の撮影者認定情報55に登録されている場合、IDが登録されている方の撮影者を優れていると評価する。そして、第2の評価部32bは、撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで、優れている撮影者により撮影された方を高く評価する。
さらに、第2の評価部32bは、「既存画像との比較評価項目53a」に基づき、撮像画像データ13を撮像した撮像端末12と、既存の点検画像データ14を撮像した撮像端末12との撮像性能の優劣を比較する撮像端末比較評価を行う。この第2の評価部32bは、撮像画像データ13のタグ情報の付帯情報(図1参照)に記録されている撮像端末12の機種情報と、既存の点検画像データ14の点検画像情報38に含まれる撮像端末12の機種情報とに基づき、前述の撮像端末性能情報56を参照して、撮像端末12の撮像性能の優劣を比較評価する。そして、第2の評価部32bは、撮像画像データ13及び既存の点検画像データ14のうちで、撮像性能の高い撮像端末12により撮影された方を高く評価する。
第2の評価部32bは、例えば「既存画像との比較評価項目53a」の5つの比較評価項目の中で、撮像画像データ13の方が既存の点検画像データ14よりも高く評価された比較評価項目の数が多い場合、「既存画像との比較評価」において既存の点検画像データ14よりも撮像画像データ13を高く評価する(ステップS42でYES)。逆に第2の評価部32bは、撮像画像データ13の方が既存の点検画像データ14よりも高く評価された比較評価項目の数が少ない場合、「既存画像との比較評価」において既存の点検画像データ14よりも撮像画像データ13を低く評価する(ステップS42でNO)。
なお、第2の評価部32bは、前述の5つの比較評価項目にそれぞれ重みを付ける重み付けを行い、撮像画像データ13の方が既存の点検画像データ14より重みの合計値が高くなる場合に、撮像画像データ13を既存の点検画像データ14よりも高く評価してもよい。また、第2の評価部32bは、前述の5つの比較評価項目の全てにおいて撮像画像データ13の方が既存の点検画像データ14よりも高く評価された場合、既存の点検画像データ14よりも撮像画像データ13を高く評価してもよい。以上で第2の評価部32bによる「既存画像との比較評価」が完了する。
第3の評価部32cは、ステップS42でYESの場合、設定部34が設定した「保守点検情報との比較評価項目53b」に基づき、「保守点検情報との比較評価」を開始する(ステップS43)。第3の評価部32cは、撮像画像データ13のタグ情報から「撮像日時」を取得する。また、第3の評価部32cは、建造物特定部31が特定した建造物9に対するデータベース16内の関連情報39から保守点検情報の「日時」(図8参照)を取得する。そして、第3の評価部32cは、撮像画像データ13の撮像日時が、既存の点検画像データ14の保守点検情報の「日時」よりも後であるか(ステップS44でYES)、或いは前であるか(ステップS44でNO)を評価する。なお、第3の評価部32cは、建造物特定部31が特定した建造物9に対する保守点検情報がデータベース16に未登録である場合、撮像画像データ13の撮像日時が「後」であると評価する。以上で第3の評価部32cによる「保守点検情報との比較評価」が完了する。
第4の評価部32dは、ステップS44でYESの場合、設定部34が設定した「災害事故情報との比較評価項目53c」に基づき、災害事故情報との比較評価を開始する(ステップS45)。第4の評価部32dは、撮像画像データ13のタグ情報から「撮像日時」を取得する。また、第4の評価部32dは、建造物特定部31が特定した建造物9に対するデータベース16内の関連情報39から災害事故情報の「損傷日時」(図8参照)を取得する。そして、第4の評価部32dは、撮像画像データ13の撮像日時が、既存の点検画像データ14の災害事故情報の「損傷日時」よりも後であるか(ステップS46でYES)、或いは前であるか(ステップS46でNO)を評価する。なお、第4の評価部32dは、建造物特定部31が特定した建造物9に対する災害事故情報がデータベース16に未登録である場合、撮像画像データ13の撮像日時が「後」であると評価する。以上で第4の評価部32dによる「災害事故情報との比較評価」が完了する。
以上で「データベース情報との比較評価」が完了する。データクレンジング部32は、ステップS46でYESの場合、撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録する旨の登録決定を行う(ステップS47)。一方、データクレンジング部32は、ステップS42、ステップS44、及びステップS46のいずれかでNOの場合、撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録しない旨の不登録決定を行う(ステップS48)。
図8に戻って、第2実施形態のデータクレンジング部32は、登録決定を行った場合には取得部30から入力された撮像画像データ13を登録部35へ出力し、逆に不登録決定を行った場合には取得部30から入力された撮像画像データ13を削除する。
[第2実施形態の画像登録システムの作用]
次に、図11を用いて第2実施形態の画像登録システム10Aの作用について説明する。図11は、第2実施形態の画像登録システム10A(画像登録装置18A)における点検画像データ14のデータベース16への登録処理(本発明の画像登録方法)の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS21からステップS32までの処理の流れは、既述の図7に示した第1実施形態と基本的には同じであるので、ここでは具体的な説明を省略する。
第1の評価部32aにより撮像画像データ13が既述の基準を満たしているとの適正評価がなされた場合(ステップS32でYES)、画像登録装置18Aの判定部51は、建造物特定部31から建造物情報(建造物9のID等)を取得する。そして、判定部51は、データベース16を参照して、取得した建造物情報に対応する既存の点検画像データ14がデータベース16に登録済みであるか否かを判定する(ステップS50)。そして、判定部51が否と判定した場合(ステップS50でNO)、既述の第1実施形態と同様にデータクレンジング部32から登録部35へ撮像画像データ13が出力される。
一方、判定部51により既存の点検画像データ14がデータベース16に登録済みであると判定された場合(ステップS50でYES)、既述の図10に示したように、第2の評価部32bによる「既存画像との比較評価」、第3の評価部32cによる「保守点検情報との比較評価」、及び第4の評価部32dによる「災害事故情報との比較評価」が実行される(ステップS51)。
「既存画像との比較評価」により、既存の点検画像データ14よりも情報の新しさの面(撮像日時)や質の面(解像度、建造物9の面積、撮影者、及び撮像端末12の撮像性能)で劣る撮像画像データ13を、点検画像データ14としてデータベース16に登録することが防止される。また、「保守点検情報との比較評価」や「災害事故情報との比較評価」により、保守点検前や災害事故前の建造物9の撮像画像データ13、すなわち、現行の建造物9の状態を表してはいない撮像画像データ13を、点検画像データ14としてデータベース16に登録することが防止される。
データクレンジング部32は、不登録決定を行った場合(ステップS52でNO)、既述の図7に示した第1実施形態と同様に、取得部30から入力された撮像画像データ13を削除して、データベース16への登録を中止させる(ステップS53)。
一方、データクレンジング部32は、登録決定を行った場合(ステップS52でYES)、或いは既述のステップS50でNOの場合、取得部30から入力された撮像画像データ13を登録部35へ出力する。これにより、登録部35により撮像画像データ13が新たな点検画像データ14としてデータベース16に登録される(ステップS54)。
[第2実施形態の効果]
以上のように第2実施形態の画像登録システム10Aでは、第1の評価部32aによる撮像画像データ13の適正評価が行われた場合に、さらに撮像画像データ13とデータベース16に登録されている各種のデータベース情報との比較評価を行うので、既存の点検画像データ14よりも情報の新しさの面や質の面で劣る撮像画像データ13や、保守点検前や災害事故前の建造物9の撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録することが防止される。その結果、データベース16に登録される点検画像データ14の数を抑えることができる。
[第3実施形態の画像登録システム]
次に、図12を用いて本発明の第3実施形態の画像登録システム10Bについて説明を行う。図12は、第3実施形態の画像登録システム10Bの構成を示すブロック図である。画像登録システム10Bでは、撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録した場合、この撮像画像データ13の送信元の撮像端末12に対して特典情報62の付与を行う。
第3実施形態の画像登録システム10Bは、画像登録装置18Bが特典情報出力部61を備えると共に、撮像端末12Bが特典情報取得部63を備える点を除けば、第1実施形態の画像登録システム10と基本的に同じ構成である。このため、上記第1実施形態と機能や構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
画像登録装置18Bの特典情報出力部61は、登録部35が撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録する場合、この撮像画像データ13の出力元(送信元)の撮像端末12に対して、撮像端末12のユーザ(撮像画像データ13の撮影者)に付与する特典を示す特典情報62を出力する。例えば、本例の特典情報出力部61は、撮像画像データ13のタグ情報の付帯情報(図1参照)に含まれる電子メールアドレスに基づき、この電子メールアドレスに対して特典情報62を添付した電子メールを送信する。なお、撮像画像データ13の出力元の撮像端末12に対して特典情報62を出力する方法は特に限定はされない。
特典情報62は、各種の商品の購入や役務の提供を受ける際に利用できる電子クーポン、電子商取引に用いられる電子マネー、アプリケーションプログラムなどの撮像端末12に配信可能な商品、及び一般には非公開の情報が掲載されているインターネット上のホームページ等へのアクセス手段などが例として挙げられるが、これらに限定されるものではない。
撮像端末12Bの特典情報取得部63は、画像登録装置18Bに有線又は無線で通信接続可能な通信インタフェースであり、特典情報出力部61から出力された特典情報62を取得する。なお、特典情報取得部63は前述の出力部22と一体の通信インタフェースであってもよい。
次に、図13を用いて第3実施形態の画像登録システム10Bの作用について説明する。図13は、第3実施形態の画像登録システム10B(画像登録装置18B)による撮像端末12への特典情報62の出力処理の流れを示すフローチャートである。なお、ステップS21からステップS34までの処理の流れは、既述の図7に示した第1実施形態と基本的には同じであるので、ここでは具体的な説明を省略する。
ステップS34において登録部35が撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録する場合、特典情報出力部61は、撮像画像データ13のタグ情報の付帯情報(図1参照)に含まれる電子メールアドレスに基づき、この電子メールアドレスに対して特典情報62を添付した電子メールを送信する。これにより、画像登録装置18Bから撮像画像データ13の出力元の撮像端末12に対して特典情報62が出力される(ステップS60)。
そして、撮像端末12Bの特典情報取得部63において、特典情報出力部61から出力された特典情報62が取得される(ステップS61)。これにより、撮像端末12のユーザは特典情報62を取得することができる。
[第3実施形態の効果]
以上のように第3実施形態の画像登録システム10Bでは、撮像画像データ13が点検画像データ14としてデータベース16に登録される場合に、この撮像画像データ13の出力元の撮像端末12に対して特典情報62を出力するので、撮像端末12のユーザ(一般人)に対して、損傷Dが発生している建造物9の撮像と、撮像画像データ13の画像登録装置18Bへの出力とを促すことができる。
[第3実施形態の変形例]
なお、上記第2実施形態の画像登録システム10Aにおいても、上記第3実施形態と同様に、データベース16に登録される撮像画像データ13の出力元の撮像端末12に対して特典情報62を出力してもよい。
[第4実施形態の画像登録システム]
次に、図14を用いて本発明の第4実施形態の画像登録システム10Cについて説明を行う。図14は、第4実施形態の画像登録システム10Cの構成を示すブロック図である。上記各実施形態の画像登録システム10,10A,10Bでは、一般人の所有する撮像端末12から取得した撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録している。これに対して、第4実施形態の画像登録システム10Cでは、一般人の所有する撮像端末12以外に点検員(本発明の特定のユーザに相当)の所有する撮像端末12から取得した撮像画像データ13を点検画像データ14としてデータベース16に登録する。
第4実施形態の画像登録システム10Cは、画像登録装置18Cが取得部30Cを備える点を除けば、第1実施形態の画像登録システム10と基本的に同じ構成である。このため、上記第1実施形態と機能や構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
取得部30Cは、撮像端末12から撮像画像データ13を取得した場合、この撮像画像データ13が点検員の所有する撮像端末12にて撮像された撮像画像データ13であるか否かを判定する。例えば取得部30Cは、既知の点検員のIDを含む点検員情報65を取得し、この点検員情報65と、撮像端末12から取得した撮像画像データ13のタグ情報の付帯情報(図1参照)に含まれる撮影者のIDとを比較することで、撮像画像データ1
3が点検員の所有する撮像端末12にて撮像されたものか否かを判定する。なお、撮像画像データ13が点検員の所有する撮像端末12にて撮像されたものであるか否かを判定する方法は、前述の方法に限定はされるものではない。
そして、取得部30Cは、撮像端末12から取得した撮像画像データ13が、点検員の所有する撮像端末12にて撮像された撮像画像データ13である場合、この撮像画像データ13をそのまま登録部35へ出力すると共に、撮像画像データ13のタグ情報に含まれる「位置情報」及び「撮像方向」を建造物特定部31へ出力する(図中、点線で表示)。
専門知識を有する点検員の撮像端末12にて撮像された撮像画像データ13は、点検画像データ14のそのものに相当する画像データであるため、データクレンジング部32を経由することなく、登録部35によりデータベース16に登録することができる。なお、撮像画像データ13には、点検員により損傷情報等が付加されていてもよい。
一方、撮像端末12から取得した撮像画像データ13が一般人の所有する撮像端末12にて撮像された撮像画像データ13である場合は、上記第1実施形態と同様の処理が実行される。
[第4実施形態の効果]
以上のように第4実施形態の画像登録システム10Cでは、点検員の所有する撮像端末12から取得した撮像画像データ13についてはそのまま点検画像データ14としてデータベース16に登録するので、データクレンジング部32による評価処理を省略することができ、画像登録装置18Cの演算負荷を減らすことができる。
[第4実施形態の変形例]
なお、点検員以外に画像登録システム10Cの管理者等が認定した撮影者(本発明の特定のユーザに相当)の所有する撮像端末12から取得した撮像画像データ13についてもそのまま点検画像データ14としてデータベース16に登録してもよい。この場合には、取得部30Cは、点検員情報65の代わりに既述の図9に示した撮影者認定情報55を取得する。また、上記第2実施形態及び上記第3実施形態の画像登録システム10A,10Bにもいても、上記第4実施形態と同様に、点検員等の所有する撮像端末12から取得した撮像画像データ13についてはそのまま点検画像データ14としてデータベース16に登録してもよい。
[その他]
上記各実施形態では、第1の評価部32aが撮像画像データ13を評価する際の「予め定められた基準」として、既述の図4に示した画像評価基準41及び画像付随情報評価基準42を例に挙げたが、撮像画像データ13が点検画像データ14として利用可能であることを評価可能な内容であれば、画像評価基準41及び画像付随情報評価基準42の内容を適宜変更又は増減してもよい。また、画像評価基準41及び画像付随情報評価基準42のいずれか一方を削除してもよい。
上記第2実施形態では、既述の図9に示したように、第2の評価部32b、第3の評価部32c、及び第4の評価部32dにより撮像画像データ13とデータベース情報との比較評価を行うが、第2の評価部32bから第4の評価部32dの全てを備える必要はなく、少なくともいずれか1つにより比較評価を行ってもよい。また、既述の図9に示した「データベース情報との比較評価項目53」の評価項目の内容についても適宜変更又は増減してもよい。
上記各実施形態では、データベース16が画像登録装置18等と別体に設けられている
が、画像登録装置18等に内蔵されていてもよい。
上記各実施形態では、本発明の点検対象物として建造物9を例に挙げて説明を行ったが、例えば樹木などの自然物、建造物以外の人工物、土砂崩れ等の災害や事故の発生現場など各種点検(管理も含む)の対象となり得る物も本発明の点検対象物に含まれる。
上記各実施形態で説明した画像登録装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムをCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)や磁気ディスクやその他のコンピュータ可読媒体(有体物たる非一時的な情報記憶媒体)に記録し、情報記憶媒体を通じてプログラムを提供することが可能である。また、情報記憶媒体にプログラムを記憶させて提供する態様に代えて、インターネットなどの通信ネットワークを利用してプログラムをダウンロードサービスとして提供することも可能である。
9…建造物,10,10A,10B,10C…画像登録システム,12,12B…撮像端末,13…撮像画像データ,14…点検画像データ,16…データベース,18,18A,18B,18C…画像登録装置,30,30C…取得部,32a…第1の評価部,32b…第2の評価部,32c…第3の評価部,32d…第4の評価部,35…登録部,61…特典情報出力部,62…特典情報

Claims (19)

  1. 点検対象物を撮像した撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録装置において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定部と、
    前記取得部が取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価部と、
    前記第1の評価部が前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録部と、
    前記第1の評価部により前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、予め定めた比較評価項目に基づいて、前記データベース内の前記撮像画像と、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像とを比較評価する第2の評価部と、を備え、
    前記登録部は、前記第2の評価部による比較評価において前記データベース内の前記撮像画像よりも前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像の評価が高い場合に、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、画像登録装置。
  2. 前記取得部は、前記撮像端末から前記撮像画像の撮像日時をさらに取得し、
    前記データベースには前記点検対象物の保守点検がなされた日時が前記点検対象物ごとに登録されており、
    前記第1の評価部により前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、当該点検対象物に対する前記保守点検の日時を前記データベースから取得し、取得した前記保守点検の日時よりも前記取得部により取得された前記撮像日時が後であるか否かを評価する第3の評価部を備え、
    前記登録部は、前記第3の評価部が前記保守点検の日時よりも前記撮像日時が後であると評価した場合、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、請求項1に記載の画像登録装置。
  3. 点検対象物を撮像した撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録装置において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定部と、
    前記取得部が取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価部と、
    前記第1の評価部が前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録部と、を備え、
    前記取得部は、前記撮像端末から前記撮像画像の撮像日時をさらに取得し、
    前記データベースには前記点検対象物の保守点検がなされた日時が前記点検対象物ごとに登録されており、
    前記第1の評価部により前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、当該点検対象物に対する前記保守点検の日時を前記データベースから取得し、取得した前記保守点検の日時よりも前記取得部により取得された前記撮像日時が後であるか否かを評価する第3の評価部を備え、
    前記登録部は、前記第3の評価部が前記保守点検の日時よりも前記撮像日時が後であると評価した場合、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、画像登録装置。
  4. 前記取得部は、前記撮像端末から前記撮像画像の撮像日時をさらに取得し、
    前記データベースには、前記点検対象物に損傷が発生した場合に、当該点検対象物の損傷が発生した日時である損傷日時が登録されており、
    前記第1の評価部により前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、当該点検対象物における前記損傷日時を前記データベースから取得し、取得した損傷日時よりも前記取得部により取得された前記撮像日時が後であるか否かを評価する第4の評価部を備え、
    前記登録部は、前記第4の評価部が前記損傷日時よりも前記撮像日時が後であると評価した場合、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、請求項1からのいずれか1項に記載の画像登録装置。
  5. 点検対象物を撮像した撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録装置において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定部と、
    前記取得部が取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価部と、
    前記第1の評価部が前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録部と、を備え、
    前記取得部は、前記撮像端末から前記撮像画像の撮像日時をさらに取得し、
    前記データベースには、前記点検対象物に損傷が発生した場合に、当該点検対象物の損傷が発生した日時である損傷日時が登録されており、
    前記第1の評価部により前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、当該点検対象物における前記損傷日時を前記データベースから取得し、取得した損傷日時よりも前記取得部により取得された前記撮像日時が後であるか否かを評価する第4の評価部を備え、
    前記登録部は、前記第4の評価部が前記損傷日時よりも前記撮像日時が後であると評価した場合、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、画像登録装置。
  6. 前記基準には、前記撮像画像が編集処理前の画像であることが含まれており、
    前記第1の評価部は、前記撮像画像が編集処理前の画像であるか否かに基づき、前記撮像画像が前記基準を満たしているか否かを評価する、請求項1からのいずれか1項に記載の画像登録装置。
  7. 点検対象物を撮像した撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録装置において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定部と、
    前記取得部が取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価部と、
    前記第1の評価部が前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定部が特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録部と、を備え、
    前記基準には、前記撮像画像が編集処理前の画像であることが含まれており、
    前記第1の評価部は、前記撮像画像が編集処理前の画像であるか否かに基づき、前記撮像画像が前記基準を満たしているか否かを評価する、画像登録装置。
  8. 前記登録部は、前記第1の評価部が前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、当該撮像画像の撮像日時及び撮像位置を含む情報に関連付けて前記データベースに登録する、請求項1から7のいずれか1項に記載の画像登録装置。
  9. 前記基準には、予め定められた撮像画像の画質の基準が含まれており、
    前記第1の評価部は、前記撮像画像の画質を解析した結果に基づき、前記撮像画像の画質が前記画質の基準を満たしているか否かを評価する、請求項1からのいずれか1項に記載の画像登録装置。
  10. 前記基準には、前記撮像画像が前記点検対象物で発生した特定の種類の損傷を撮像した画像であることが含まれており、
    前記第1の評価部は、前記撮像画像に前記特定の種類の損傷の像が含まれているか否かを解析した結果に基づき、前記撮像画像が前記基準を満たしているか否かを評価する、請求項1からのいずれか1項に記載の画像登録装置。
  11. 前記基準には、前記撮像画像に前記点検対象物特定部による前記点検対象物の特定に用いられる特定情報が付加されていることが含まれており、
    前記第1の評価部は、前記撮像画像に前記特定情報が付加されているか否かに基づき、前記撮像画像が前記基準を満たしているか否かを評価する、請求項1から10のいずれか1項に記載の画像登録装置。
  12. 前記基準には、前記撮像画像の撮像日時が特定可能であることが含まれており、
    前記第1の評価部は、前記撮像画像の撮像日時が特定可能であるか否かに基づき、前記撮像画像が前記基準を満たしているか否かを評価する、請求項1から11のいずれか1項に記載の画像登録装置。
  13. 前記登録部により前記撮像画像を前記データベースに登録する場合に、前記撮像画像の出力元の前記撮像端末に対して、当該撮像端末のユーザに付与する特典を示す特典情報を出力する特典情報出力部を備える請求項1から12のいずれか1項に記載の画像登録装置。
  14. 前記取得部が予め定めた特定のユーザの前記撮像端末から前記撮像画像を取得した場合、前記第1の評価部による評価を停止し、且つ前記登録部により当該撮像画像を前記データベースに登録する、請求項1から13のいずれか1項に記載の画像登録装置。
  15. 点検対象物を撮像する撮像端末と、請求項1から14のいずれか1項に記載の画像登録装置とを備え、
    前記撮像端末は、前記点検対象物の撮像画像及び前記撮像画像の撮像位置を前記画像登録装置へ出力する端末側出力部を備える、画像登録システム。
  16. 点検対象物を撮像する撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録方法において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価ステップと、
    前記第1の評価ステップで前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録ステップと、
    前記第1の評価ステップで前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、予め定めた比較評価項目に基づいて、前記データベース内の前記撮像画像と、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像とを比較評価する第2の評価ステップと、を有し、
    前記登録ステップでは、前記第2の評価ステップでの比較評価において前記データベース内の前記撮像画像よりも前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像の評価が高い場合に、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、画像登録方法。
  17. 点検対象物を撮像する撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録方法において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価ステップと、
    前記第1の評価ステップで前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録ステップと、を有し、
    前記取得ステップでは、前記撮像端末から前記撮像画像の撮像日時をさらに取得し、
    前記データベースには前記点検対象物の保守点検がなされた日時が前記点検対象物ごとに登録されており、
    前記第1の評価ステップで前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、当該点検対象物に対する前記保守点検の日時を前記データベースから取得し、取得した前記保守点検の日時よりも前記取得ステップで取得された前記撮像日時が後であるか否かを評価する第3の評価ステップを有し、
    前記登録ステップでは、前記第3の評価ステップで前記保守点検の日時よりも前記撮像日時が後であると評価した場合、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、画像登録方法。
  18. 点検対象物を撮像する撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録方法において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価ステップと、
    前記第1の評価ステップで前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録ステップと、を有し、
    前記取得ステップでは、前記撮像端末から前記撮像画像の撮像日時をさらに取得し、
    前記データベースには、前記点検対象物に損傷が発生した場合に、当該点検対象物の損傷が発生した日時である損傷日時が登録されており、
    前記第1の評価ステップで前記撮像画像が前記基準を満たしているとの評価がなされた場合において、さらに前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物に対する撮像画像が前記データベースに登録されている場合に、当該点検対象物における前記損傷日時を前記データベースから取得し、取得した損傷日時よりも前記取得ステップで取得された前記撮像日時が後であるか否かを評価する第4の評価ステップを有し、
    前記登録ステップでは、前記第4の評価ステップで前記損傷日時よりも前記撮像日時が後であると評価した場合、前記基準を満たしていると評価された前記撮像画像を前記データベースに登録する、画像登録方法。
  19. 点検対象物を撮像する撮像端末から取得した前記点検対象物の撮像画像を、データベースに登録する画像登録方法において、
    前記撮像端末から、前記撮像画像及び当該撮像画像の撮像位置を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像位置に基づき、前記撮像端末の撮像対象の前記点検対象物を特定する点検対象物特定ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記撮像画像が、前記点検対象物の管理に利用される画像としての予め定められた基準を満たしているか否かを評価する第1の評価ステップと、
    前記第1の評価ステップで前記基準を満たしていると評価した前記撮像画像を、前記点検対象物特定ステップで特定した前記点検対象物を示す情報に関連付けて前記データベースに登録する登録ステップと、を有し、
    前記基準には、前記撮像画像が編集処理前の画像であることが含まれており、
    前記第1の評価ステップでは、前記撮像画像が編集処理前の画像であるか否かに基づき、前記撮像画像が前記基準を満たしているか否かを評価する、画像登録方法。
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