JP2013164432A - ポジ型感光性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、低熱膨張性であり、シリコンウェハや銅などの基材との熱膨張係数の差が小さいために基板との反りが少なくて接着性が良く、優れた感光性と膜特性を有するポジ型感光性樹脂組成物を得ることを目的とする。
【解決手段】
(a)ポリイミド前駆体および(b)キノンジアジド化合物を含有するポジ型感光性樹脂組成物であって、(a)ポリイミド前駆体が少なくとも(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基および(a−2)ジアミン残基を有し、(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を含み、(a−2)ジアミン残基が4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基および2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を含むことを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリイミド前駆体およびキノンジアジド化合物を含有するポジ型感光性樹脂組成物に関するものである。より詳しくは、半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などに適した、紫外線で露光した部分がアルカリ現像液に溶解するポジ型感光性樹脂組成物に関するものである。
ポリイミド樹脂はその優れた耐熱性や電気絶縁性といった特性から、LSIなどの半導体素子の表面保護膜、層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などに用いられている。近年、半導体素子の微細化に伴い、表面保護膜、層間絶縁膜などにも数μmの解像度が要求されており、このような用途において、微細加工可能なポジ型の感光性ポリイミド樹脂が用いられている。
しかし、ポリイミド樹脂の熱膨張係数が大きい場合、シリコンウェハや銅などの基材に塗布すると熱膨張係数の差に起因する熱応力によって、クラックや剥離が生じたり、基材に反りが発生するなどという問題が起こる。
また、一般的にポリマー主鎖の分子構造が直線で剛直な構造であれば低熱膨張性を達成できるが、剛直構造の場合、膜特性や感光性が低下し、良好な膜特性と感度を維持することが困難である。
このような問題に対して、基板との密着性が高く成形時の反りの小さい感光性ポリイミド樹脂組成物や感光性ポリイミド前駆体組成物が提案されている(特許文献1〜3)。
しかしながら、これらの従来技術では、ポリイミド樹脂が露光に用いられるとi線を吸収してしまう構造をもつために良好な感度や微細なパターン加工性が損なわれてしまう等の問題があり、低熱膨張性でなおかつ高感度で良好なポジ型パターンが形成可能なポジ型感光性樹脂組成物が望まれていた。
特開平11−282157号公報 特開2009−155609号公報 特開2009−300578号公報
本発明は、低熱膨張性であり、シリコンウェハや銅などの基材との熱膨張係数の差が小さいために基板との反りが少なくて接着性が良く、優れた感光性と膜特性を有するポジ型感光性樹脂組成物を提供することを目的としたものである。
本発明は、以下のとおりである。
(1)(a)ポリイミド前駆体および(b)キノンジアジド化合物を含有するポジ型感光性樹脂組成物であって、(a)ポリイミド前駆体が少なくとも(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基および(a−2)ジアミン残基を有し、(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を含み、(a−2)ジアミン残基が4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基および2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を含むことを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物である。
(2)前記(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が、さらにピロメリット酸二無水物(PMDA)残基を含むことを特徴とする上記(1)記載のポジ型感光性樹脂組成物である。
(3)前記(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が、3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を10%以上70%以下、ピロメリット酸二無水物(PMDA)残基を30%以上90%以下含み、前記(a−2)ジアミン残基が、4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基を25%以上95%以下、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を5%以上75%以下含むことを特徴とする上記(2)記載のポジ型感光性樹脂組成物である。
(4)さらに(c)光酸発生剤として、スルホニウム塩、ホスホニウム塩およびジアゾニウム塩から選ばれる1以上の光酸発生剤を含有することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のポジ型感光性樹脂組成物である。
本発明において、上述したポリマー構造および添加剤を用いることで、低熱膨張性であり、シリコンウェハや銅などの基材との熱膨張係数の差が小さいために基板との反りが少なくて接着性が良く、優れた感光性と膜特性を有するポジ型感光性樹脂組成物を提供することができる。
本発明によれば、低熱膨張性であり、シリコンウェハや銅などの基材との熱膨張係数の差が小さいために基板との反りが少なくて接着性が良く、優れた感光性と膜特性を有するポジ型感光性樹脂組成物を得ることができる。
<(a)ポリイミド前駆体>
本発明のポジ型感光性樹脂組成物に用いられる(a)ポリイミド前駆体は、少なくとも(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基および(a−2)ジアミン残基を有し、(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を含み、(a−2)ジアミン残基が4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基および2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を含むポリアミド酸またはそのポリアミド酸エステルである。この(a)ポリイミド前駆体は加熱あるいは適当な触媒により、イミド環、オキサゾール環、その他の環状構造を有するポリマーとなり得るものであり、耐熱性、耐溶剤性の飛躍的向上と同時に低熱膨張性や良好なi線透過率を持つポリマーが得られる。
さらに、(a)前記ポリイミド前駆体の前記(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が、ピロメリト酸二無水物(PMDA)残基を含むことが熱膨張係数の低減にとって好ましい。
さらに(a)前記ポリイミド前駆体の前記(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が、3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を10%以上70%以下、ピロメリット酸二無水物(PMDA)残基を30%以上90%以下含み、前記(a−2)ジアミン残基が、4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基を25%以上95%以下、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を5%以上75%以下含むことが好ましい。
本発明の(a)ポリイミド前駆体は、構造単位の繰り返し数が10〜100,000の範囲であることが好ましい。繰り返し数が10〜100,000の範囲にあることで、アルカリ現像液への適度な溶解性と、熱処理後の低熱膨張性樹脂の良好な伸度が得られる。低熱膨張性樹脂前駆体のアルカリ現像液への溶解性の面から、繰り返し数は1,000以下が好ましく、100以下がより好ましい。また、伸度向上の面から、繰り返し数は20以上が好ましい。
本発明の(a)ポリイミド前駆体の重量平均分子量(以下、Mwという)は、アルカリ現像液への溶解性の面から、100,000以下が好ましく、50,000以下がより好ましい。さらに、伸度向上の面から、10,000以上が好ましく、20,000以上がより好ましい。また、数平均分子量(以下、Mnという)は50,000以下が好ましく、30,000以下がより好ましい。さらに、3,000以上が好ましく、5,000以上がより好ましい。
(a)ポリイミド前駆体の重量平均分子量Mw、および数平均分子量Mnは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)や光散乱法、X線小角散乱法などでポリスチレン換算の値として容易に測定することができる。また、(a)ポリイミド前駆体の構造単位の繰り返し数nは、構造単位の分子量をM、ポリマーの重量平均分子量をMwとすると、n=Mw/Mである。本発明における繰り返し数nは、最も簡便なポリスチレン換算によるGPC測定を用いて算出する値をいう。
さらに、基板との接着性を向上させるために、耐熱性や低熱膨張性を低下させない範囲でシロキサン構造を有する脂肪族の基を共重合してもよい。具体的には、ジアミン成分として、ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、ビス(p−アミノ−フェニル)オクタメチルペンタシロキサンなどを1〜10%共重合したものなどが挙げられる。
<(a)ポリイミド前駆体の製造方法>
本発明の(a)ポリイミド前駆体は、公知のポリアミド酸またはポリアミド酸エステルの製造方法に準じて製造することができ、その方法は特に限定されない。
例えば、低温中でテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物、末端封止に用いるモノアミノ化合物を反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後ジアミン化合物、モノアミノ化合物と縮合剤の存在下で反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとによりジエステルを得、その後残りのジカルボン酸を酸クロリド化し、ジアミン化合物、モノアミノ化合物と反応させる方法などが挙げられる。さらに、上記の方法で得られたポリマーを、多量の水やメタノール/水の混合液などに投入し、沈殿させてろ別乾燥し、単離することが望ましい。この沈殿操作によって未反応のモノマーや、2量体や3量体などのオリゴマー成分が除去され、熱硬化後の膜特性が向上する。
以下、好ましい具体例として(a)ポリイミド前駆体を製造する方法について述べる。
まずジアミン化合物を重合溶媒中に溶解し、この溶液に実質的に等モル量の酸無水物類を徐々に添加する。メカニカルスターラーを用い、好ましくは0〜100℃、より好ましくは40〜50℃で、好ましくは0.5〜50時間、より好ましくは2〜24時間撹拌する。末端封止剤を用いる場合には、酸無水物類を添加後、所定温度、所定時間で撹拌した後、末端封止剤を徐々に添加し、撹拌する。
重合反応に用いられる溶媒は、原料モノマーである酸無水物類とジアミン類を溶解できればよく、その種類は特に限定されないが、プロトン性溶媒が好ましい。具体的には、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドンのアミド類、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン、ε−カプロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラクトンなどの環状エステル類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなどのカーボネート類、トリエチレングリコールなどのグリコール類、m−クレゾール、p−クレゾールなどのフェノール類、アセトフェノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、スルホラン、ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。重合溶媒量は、ジアミン化合物と酸無水物類の合計量100重量部に対して好ましくは100〜1900重量部、より好ましくは150〜950重量部の範囲である。
<(b)キノンジアジド化合物>
本発明に使用する(b)キノンジアジド化合物としては、ポリヒドロキシ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がエステルで結合したもの、ポリアミノ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がスルホンアミド結合したもの、ポリヒドロキシポリアミノ化合物にキノンジアジドのスルホン酸がエステル結合および/またはスルホンアミド結合したものなどが挙げられる。露光部と未露光部のコントラストの観点から、これらポリヒドロキシ化合物やポリアミノ化合物の官能基全体の50モル%以上がキノンジアジドで置換されていることが好ましい。このようなキノンジアジド化合物を用いることで、一般的な紫外線である水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)に感光するポジ型のポジ型感光性樹脂組成物を得ることができる。
ポリヒドロキシ化合物は、Bis−Z、BisP−EZ、TekP−4HBPA、TrisP−HAP、TrisP−PA、TrisP−SA、TrisOCR−PA、BisOCHP−Z、BisP−MZ、BisP−PZ、BisP−IPZ、BisOCP−IPZ、BisP−CP、BisRS−2P、BisRS−3P、BisP−OCHP、メチレントリス−FR−CR、BisRS−26X、DML−MBPC、DML−MBOC、DML−OCHP、DML−PCHP、DML−PC、DML−PTBP、DML−34X、DML−EP,DML−POP、ジメチロール−BisOC−P、DML−PFP、DML−PSBP、DML−MTrisPC、TriML−P、TriML−35XL、TML−BP、TML−HQ、TML−pp−BPF、TML−BPA、TMOM−BP、HML−TPPHBA、HML−TPHAP(以上、商品名、本州化学工業(株)製)、BIR−OC、BIP−PC、BIR−PC、BIR−PTBP、BIR−PCHP、BIP−BIOC−F、4PC、BIR−BIPC−F、TEP−BIP−A、46DMOC、46DMOEP、TM−BIP−A(以上、商品名、旭有機材工業(株)製)、2,6−ジメトキシメチル−4−t−ブチルフェノール、2,6−ジメトキシメチル−p−クレゾール、2,6−ジアセトキシメチル−p−クレゾール、ナフトール、テトラヒドロキシベンゾフェノン、没食子酸メチルエステル、ビスフェノールA、ビスフェノールE、メチレンビスフェノール、BisP−AP(商品名、本州化学工業(株)製)などが挙げられるが、これらに限定されない。
ポリアミノ化合物は、1,4−フェニレンジアミン、1,3−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィドなどが挙げられるが、これらに限定されない。
ポリヒドロキシポリアミノ化合物は、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジヒドロキシベンジジンなどが挙げられるが、これらに限定されない。
なかでも4−ナフトキノンジアジドスルホニル基、5−ナフトキノンジアジドスルホニル基が好ましく、特にスルホン酸が発生して分解して熱膨張係数が維持できる4−ナフトキノンジアジドスルホニル基が好ましい。
また、(b)キノンジアジド化合物の分子量は1500以下が好ましく、1200以下がより好ましい。分子量が1500以下であれば、パターン形成後の熱処理においてキノンジアジド化合物が十分に熱分解し、耐熱性、機械特性、接着性に優れた硬化膜を得ることができる。一方、300以上が好ましく、350以上がより好ましい。
また、(b)キノンジアジド化合物の含有量は、(a)ポリイミド前駆体100重量部に対し、好ましくは1重量部以上、より好ましくは3重量部以上であり、また、好ましくは50重量部以下、より好ましくは40重量部以下である。
本発明で用いる(b)キノンジアジド化合物の合成方法としては、例えば、5−ナフトキノンジアジドスルホニルクロライドとフェノール化合物をトリエチルアミン存在下で反応させる方法などがある。フェノール化合物の合成方法は、酸触媒下で、α−(ヒドロキシフェニル)スチレン誘導体を多価フェノール化合物と反応させる方法などがある。
<(c)光酸発生剤>
本発明のポジ型感光性樹脂組成物には、(c)光酸発生剤として、スルホニウム塩、ホスホニウム塩およびジアゾニウム塩から選ばれる1以上の光酸発生剤を含有することもできる。該光酸発生剤を含有させることで、露光後放置による感度低下が低減できる。本発明のポジ型感光性樹脂組成物から得られる樹脂硬化膜は永久膜として使用するため、リン等が残存することは環境上好ましくなく、また膜の色調も考慮する必要があることから、これらの中ではスルホニウム塩が好ましく用いられる。スルホニウム塩のうち、特に好ましいものとして、トリアリールスルホニウム塩が挙げられる。本発明のポジ型感光性樹脂組成物において、(c)光酸発生剤の含有量は、後述するノボラック樹脂を含まない場合は(a)ポリイミド前駆体100重量部に対して、ノボラック樹脂を含む場合は(a)ポリイミド前駆体とノボラック樹脂の総量100重量部に対して、好ましくは0.01〜50重量部である。さらに好ましくは0.05〜10重量部の範囲である。
<ノボラック樹脂>
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、上記成分に加えてノボラック樹脂を含有してもよい。ノボラック樹脂を含むことにより、感度、解像度をより向上させることができる。
本発明に用いられるノボラック樹脂は、フェノール類とアルデヒド類とを公知の方法で重縮合することによって得られる。上記フェノール類としては、フェノール、m−クレゾール、p−クレゾール、2,3−キシレノール、2,5−キシレノール、3,4−キシレノール、3,5−キシレノールおよび2,3,5−トリメチルフェノールが好ましい。これらのフェノール類は、単独でまたは2種以上組合せて用いられる。アルカリ現像液への適度な溶解性から、m−クレゾール、p−クレゾールの組み合わせが好ましい。m−クレゾールとp−クレゾールのモル比m/pは1.0以上が好ましい。この範囲であればアルカリ現像液への適度な溶解性を示し、感度がより向上する。
また、上記アルデヒド類としては、例えば、ホルマリン、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、クロロアセトアルデヒドなどを好ましいものとして挙げることができる。これらのうち、ホルマリンが特に好適に用いることができる。これらのアルデヒド類も単独でまたは2種以上を組合せて用いることができる。
フェノール類とアルデヒド類との重縮合の反応には、通常、酸性触媒が使用される。この酸性触媒としては、例えば塩酸、硝酸、硫酸、ギ酸、シュウ酸、酢酸、p−トルエンスルホン酸などを挙げることができる。
本発明に用いられるノボラック樹脂の重量平均分子量(Mw)は、本発明の組成物を基板へ塗布する際の作業性、アルカリ現像液への溶解性の点から、1,000〜20,000であることが好ましく、2,000〜10,000であることが特に好ましい。また、ノボラック樹脂の含有量は、(a)ポリイミド前駆体100重量部に対して、好ましくは30重量部以上、より好ましくは100重量部以上であり、好ましくは1000重量部以下、より好ましくは500重量部以下である。
<シラン化合物>
本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、下地基板との接着性を向上させる目的でシラン化合物を含有することができる。シラン化合物の具体例としては、N−フェニルアミノエチルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノエチルトリエトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニルアミノブチルトリメトキシシラン、N−フェニルアミノブチルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリクロルシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシランや以下のシラン化合物を用いることができるがこれらに限定されない。
上記のシラン化合物は、ノボラック樹脂を含まない場合は(a)ポリイミド前駆体100重量部に対して、ノボラック樹脂を含む場合は(a)ポリイミド前駆体とノボラック樹脂の総量100重量部に対して、0.001重量部以上含有することが好ましく、より好ましくは0.005重量部以上、さらに好ましくは0.01重量部以上である。また、30重量部以下が好ましく、より好ましくは20重量部以下、さらに好ましくは15重量部以下である。この範囲内であれば、組成物の耐熱性を保ったまま接着助剤として十分な効果を得ることができる。
<フェノール性水酸基を有する化合物>
また、必要に応じて上記ポジ型感光性樹脂組成物の感度を向上させる目的で、フェノール性水酸基を有する化合物を含有することができる。フェノール性水酸基を有する化合物を含有することで、得られるポジ型感光性樹脂組成物は、露光前はアルカリ現像液にほとんど溶解せず、露光すると容易にアルカリ現像液に溶解するために、現像による膜減りが少なく、かつ短時間で現像が容易になる。
このようなフェノール性水酸基を有する化合物の含有量は、ノボラック樹脂を含まない場合は(a)ポリイミド前駆体100重量部に対して、ノボラック樹脂を含む場合は(a)ポリイミド前駆体とノボラック樹脂の総量100重量部に対して、好ましくは1重量部以上、より好ましくは3重量部以上であり、また、好ましくは50重量部以下、より好ましくは40重量部以下である。
<その他の成分>
また、必要に応じて上記、ポジ型感光性樹脂組成物と基板との塗れ性を向上させる目的で界面活性剤、乳酸エチルやプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、エタノールなどのアルコール類、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類を含有してもよい。また、二酸化ケイ素、二酸化チタンなどの無機粒子、あるいはポリイミドの粉末などを含有することもできる。
<ポジ型感光性樹脂組成物の製造方法>
本発明のポジ型感光性樹脂組成物の製造方法を例示する。例えば、(a)〜(c)成分、および必要によりその他成分をガラス製のフラスコやステンレス製の容器に入れてメカニカルスターラーなどによって撹拌溶解させる方法、超音波で溶解させる方法、遊星式撹拌脱泡装置で撹拌溶解させる方法などが挙げられる。組成物の粘度は1〜10000mPa・sが好ましい。また、異物を除去するために0.1μm〜5μmのポアサイズのフィルターで濾過してもよい。
<耐熱性樹脂パターンの形成方法>
次に、本発明のポジ型感光性樹脂組成物を用いて耐熱性樹脂パターンを形成する方法について説明する。
ポジ型感光性樹脂組成物を基板上に塗布する。基板はシリコンウェハー、セラミックス類、ガリウムヒ素、金属、ガラス、金属酸化絶縁膜、窒化ケイ素、ITOなどが用いられるが、これらに限定されない。塗布方法はスピンナを用いた回転塗布、スプレー塗布、ロールコーティング、スリットダイコーティングなどの方法が挙げられる。塗布膜厚は、塗布手法、組成物の固形分濃度、粘度などによって異なるが、通常、乾燥後の膜厚が0.1〜150μmになるように塗布される。
次に、ポジ型感光性樹脂組成物を塗布した基板を乾燥して、感光性樹脂膜を得る。乾燥はオーブン、ホットプレート、赤外線などを使用し、50℃〜150℃の範囲で1分〜数時間行うことが好ましい。
次に、この感光性樹脂膜上に所望のパターンを有するマスクを通して化学線を照射し、露光する。露光に用いられる化学線としては紫外線、可視光線、電子線、X線などがあるが、本発明では水銀灯のi線(365nm)、h線(405nm)、g線(436nm)を用いることが好ましい。
感光性樹脂膜から耐熱性樹脂のパターンを形成するには、露光後、現像液を用いて露光部を除去すればよい。現像液は、テトラメチルアンモニウムの水溶液、ジエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ジエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、酢酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミノエタノール、ジメチルアミノエチルメタクリレート、シクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミンなどのアルカリ性を示す化合物の水溶液が好ましい。また場合によっては、これらのアルカリ水溶液にN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、ジメチルアクリルアミドなどの極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類、シクロペンタノン、シクロヘキサノン、イソブチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類などを単独あるいは数種を組み合わせたものを添加してもよい。現像後は水にてリンス処理をする。ここでもエタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、乳酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエステル類などを水に加えてリンス処理をしてもよい。
現像後、200℃〜500℃の温度を加えて耐熱性樹脂被膜に変換する。この加熱処理は温度を選び、段階的に昇温するか、ある温度範囲を選び連続的に昇温しながら5分〜5時間実施する。一例としては、130℃、200℃、350℃で各30分ずつ熱処理する。あるいは室温より320℃まで2時間かけて直線的に昇温するなどの方法が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。なお、以下の例における各測定は、以下の方法で行った。
(1)プロトンNMRスペクトル
ジアミン化合物を重水素化クロロホルムに溶解し、濃度0.5重量%のサンプルを作製した。NMR分光光度計(日本電子データム(株)製、EX−270)を用いて、ジアミン化合物のプロトンNMRスペクトルを測定した。
(2)赤外吸収スペクトル
フーリエ変換赤外分光光度計(堀場製作所(株)製、FT−720)を用い、KBr法によりジアミン化合物、それを用いて各実施例および比較例で得られたポリマーの赤外吸収スペクトルを測定した。
(3)分子量(数平均分子量:Mn、重量平均分子量:Mw)
各実施例および比較例で得られたポリマーをN−メチル−2−メチルピロリドンに溶解し、濃度0.1重量%のサンプルを作製した。ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(Waters社製、Model510)を用い、カラムを3本直列に連結し、下記測定条件にてこのサンプルを測定し、標準ポリスチレンの校正曲線により数平均分子量Mnおよび重量平均分子量Mwを求めた。
(GPC設定条件)
カラム:TSKガードカラムα、TSK−GELα2500、TSK−GELα40000(以上東ソー(株)製)
カラム温度:40℃
展開溶媒:N−メチル−2−メチルピロリドン
LiCl(0.05mol/l)、りん酸(0.05mol/l)
流速:0.4ml/分。
(4)膜厚
大日本スクリーン製造(株)製ラムダエースSTM−602を使用して測定した。屈折率1.629で測定した。
(5)感度(露光量(mJ/cm))
露光および現像後、露光部分が完全に溶出してなくなった露光量(最小露光量Ethという)を感度とした。
(6)熱膨張係数
各実施例および比較例で得られた耐熱性樹脂被膜(キュア膜)をシリコンウェハから剥がし、TMA(熱機械分析)法により25〜500℃の範囲で昇温速度10℃/分で測定し、熱膨張係数を算出した。
(7)ガラス転移温度:Tg
各実施例および比較例で得られたポリマーをγ−ブチロラクトンに溶解し、濃度約40重量%のポリマー溶液を作製した。アルミ製標準容器にポリマー溶液を入れ、ホットプレート(大日本スクリーン製造(株)製、D−SPIN SKW−636−BVP)を用いて、120℃で3分プリベークした。次にオーブン(光洋サーモシステム(株)製、イナートオーブンINH−21CD)を用いて、窒素気流下(酸素濃度20ppm以下)、150℃で30分熱処理し、その後320℃まで1時間で昇温して各温度で30分熱処理をし、耐熱性硬化物を得た。
示差走査熱量計(島津製作所(株)製、DSC−50)を用い、得られた耐熱性硬化物を250℃で予備乾燥した後、昇温速度20℃/分で測定し、得られたDSC曲線の変曲点からガラス転移温度を計算した。
(8)5%重量減少温度:Td5%
各実施例および比較例で得られたポリマーをγ−ブチロラクトンに溶解し、濃度約40重量%のポリマー溶液を作製した。アルミ製標準容器にポリマー溶液を入れ、ホットプレート(大日本スクリーン製造(株)製、D−SPIN SKW−636−BVP)を用いて、120℃で3分プリベークした。次にオーブン(光洋サーモシステム(株)製、イナートオーブンINH−21CD)を用いて、窒素気流下(酸素濃度20ppm以下)、150℃で30分熱処理し、その後320℃まで1時間で昇温して各温度で30分熱処理をし、耐熱性硬化物を得た。
熱重量分析装置(島津製作所(株)製、TGA−50)を用い、得られた耐熱性硬化物を窒素雰囲気下、150℃で30分予備乾燥した後、昇温速度10℃/分での昇温過程で、重量が初期重量に対して5%減少した時の温度(Td5%)を測定した。
(9)伸度、弾性率
各実施例および比較例で得られた耐熱性樹脂被膜(キュア膜)を47%フッ化水素酸に室温で7分間浸積した後、水洗し、慎重にシリコンウエハーから剥離した。剥離したキュア膜を片刃で幅1cm、長さ約9cmの短冊状にカットし、測定サンプルとした。オリエンテック製テンシロンRTM−100に、各測定サンプルを初期試料長50mmにセットし、引っ張り速度50mm/分で引っ張り試験を行った。測定は12回行い、得られた伸度、弾性率の上位5点の平均値を耐熱性樹脂被膜(キュア膜)の伸度、弾性率とした。
<実施例1>
乾燥窒素気流下、4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)10.49g(0.0462mol)、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)6.72g(0.021mol)、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(SiDA)0.70g(0.0028mol)をN−メチル−2ピロリドン(NMP)130gに溶解させ、その後40度℃に昇温してここに3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)6.18g(0.021mol)、3ピロメリット酸二無水物(PMDA)10.69g(0.049mol)、をNMP100gとともに加えて、60℃で4時間反応させた。反応終了後、溶液を水2Lに投入して、ポリマー固体の沈殿をろ過で集めた。ポリマー固体を80℃の真空乾燥機で20時間乾燥しポリマーを得た。前記のように重量平均分子量(Mw)を測定したところ、Mw=45000のポリマー(ポリマーA)が得られた。
このようにして得られたポリマーAの固体10gとキノンジアジド化合物1.5g、スルホニウム塩0.2g、をγーブチロラクトン(GBL)7g、乳酸エチル(EL)10gに溶解させて感光性ポリイミド前駆体組成物のワニスAを得た。
6インチシリコンウエハー上に、プリベーク後の膜厚が10μmとなるようにワニスAを塗布し、ついでホットプレート(東京エレクトロン(株)製、塗布現像装置Mark−7)を用いて120℃で3分プリベークすることにより、感光性樹脂膜Aを得た。
上記感光性樹脂膜Aを乾燥後、露光機(GCA社製、i線ステッパーDSW−8570i)にパターンの切られたレチクルをセットし、365nmの強度で感光性樹脂膜Aをi線で露光した。
次に露光後の膜を東京エレクトロン(株)製Mark−7の現像装置を用い、水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38%水溶液で45秒現像を2回行い、ついで純水でリンス処理し、振りきり乾燥した。
得られた現像後の感光性樹脂膜Aを、光洋サーモシステム(株)製イナートオーブンINH−21CDを用いて、窒素気流下(酸素濃度20ppm以下)、140℃で30分、その後350℃まで1時間で昇温して350℃で1時間熱処理をし、耐熱性樹脂被膜(キュア膜)Aを作製した。
各評価を行った結果を表1に示す。
<実施例2>
実施例1で得られたワニスAにさらにフェノール樹脂を15g溶解させてワニスBを得た。
次にワニスAの代わりにワニスBを用い、またプリベーク後の膜厚が10μmとなるようにする代わりにプリベーク後の膜厚が8.5μmとなるようにした以外は実施例1と同様にして、耐熱性樹脂被膜(キュア膜)Bを作製した。各評価を行った結果を表1に示す。
<比較例1>
4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)10.90g(0.048mol)、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)15.37g(0.048mol)、1,3−ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(SiDA)0.99g(0.004mol)をN−メチル−2ピロリドン(NMP)100gに溶解させ、その後40度℃に昇温してここに3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物14.71g(0.050mol)、ピロメリット酸二無水物(PMDA)10.09g(0.050mol)をNMP100gとともに加えて、60℃で4時間反応させた。反応終了後、溶液を水2Lに投入して、ポリマー固体の沈殿をろ過で集めた。ポリマー固体を80℃の真空乾燥機で20時間乾燥しポリマーを得た。前記のように重量平均分子量(Mw)を測定したところ、Mw=35000のポリマー(ポリマーC)が得られた。
このようにして得られたポリマーCの固体10gとキノンジアジド化合物1.5g、スルホニウム塩0.2g、をγーブチロラクトン(GBL)7g、乳酸エチル(EL)10gに溶解させて感光性ポリイミド前駆体組成物CのワニスCを得た。
次にワニスAの代わりにワニスCを用いた以外は実施例1と同様にして、耐熱性樹脂被膜(キュア膜)Cを作製した。各評価を行った結果を表1に示す。
Figure 2013164432
本発明のポジ型感光性樹脂組成物により形成したポリイミド被膜は、半導体のパッシベーション膜、半導体素子の保護膜、高密度実装用多層配線の層間絶縁膜、有機電界発光素子の絶縁層などの用途に好適に用いられる。

Claims (4)

  1. (a)ポリイミド前駆体および(b)キノンジアジド化合物を含有するポジ型感光性樹脂組成物であって、(a)ポリイミド前駆体が少なくとも(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基および(a−2)ジアミン残基を有し、(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を含み、(a−2)ジアミン残基が4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基および2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を含むことを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物。
  2. 前記(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が、さらにピロメリット酸二無水物(PMDA)残基を含むことを特徴とする請求項1記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  3. 前記(a−1)テトラカルボン酸二無水物残基が、3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)残基を10%以上70%以下、ピロメリット酸二無水物(PMDA)残基を30%以上90%以下含み、前記(a−2)ジアミン残基が、4,4’−ジアミノベンズアニリド(DABA)残基を25%以上95%以下、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル(TFMB)残基を5%以上75%以下含むことを特徴とする請求項2記載のポジ型感光性樹脂組成物。
  4. さらに(c)光酸発生剤として、スルホニウム塩、ホスホニウム塩およびジアゾニウム塩から選ばれる1以上の光酸発生剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポジ型感光性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017081922A1 (ja) * 2015-11-11 2017-05-18 東レ株式会社 半導体装置およびその製造方法
US20180230271A1 (en) * 2017-02-10 2018-08-16 Samsung Display Co., Ltd. Polyamic acid, polyimide film and fabrication method of the polyimide film

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