JP2013163568A - 乗客コンベアの警告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動手摺部の内側の直近にある乗客の体の一部を手であると誤検知せず、また、センサの配置工事および調整に手間がかからない乗客コンベアの警告装置を提供する。
【解決手段】乗客コンベアの移動しない固定部分に配置されたセンサにより構成され、乗客コンベアの手摺4a,4b付近のステップ1上の乗客を検知する人検知センサ部5a,5bと、手摺4a,4bの外側で乗客コンベアの移動しない固定部分に配置されたセンサにより構成され、乗客による手摺4a,4bの掴みを検知する手摺掴み検知センサ部7a,7bと、人検知センサ部5a,5bおよび手摺掴み検知部センサ部7a,7bに基きステップ1上の乗客が手摺を掴んでいないことを判定し警告信号を出力する判定部10とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、手摺を掴んでいない乗客に対して警告を実施する乗客コンベアの警告装置に関するものである。
エスカレータやトラベータのような乗客コンベアは、一般的にステップと同じスピードで移動する手摺を有しており、乗客コンベアに乗っている間、乗客はこの手摺を手で掴むことによって自分の体を支えることができ、安全を確保する。
また、例えば、乗客コンベアに備えられた安全装置が作動して緊急停止などの制御がされた場合、手摺を掴んでいないと乗客に危険が及ぶ可能性がある。
これらの理由により、乗客コンベアにおいて、手摺を掴んでいない乗客に対して手摺を掴むように警告する技術が必要とされている。
例えば、特許文献1に記載の従来の乗客コンベアの警告装置では、乗客を検知するセンサと手摺を掴んでいるか否かを検知するセンサとを用い、人を検知するセンサが「ステップ上に乗客がいる」と検知しかつ手摺を掴んでいるか否かを検知するセンサが「手摺を掴んでいる」と検知しない場合に、「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判断して音声と光により警告を実施している。
ここで、特許文献1において、乗客を検知するセンサは天井部に配置され、複数のステップを検知範囲とするものであり、手摺を掴んでいるか否かを検知するセンサは投光部と受光部からなり、いずれか一方が手摺より内側(ステップ側)かつ手摺より下に配置され、もう一方が天井に配置されるものであり、投光部と受光部間の光が体の一部によって遮られることにより手摺を掴んでいるか否かを判定するものであった。
特開2009−196733号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の乗客コンベアの警告装置は、手摺を掴んでいるか否かを検知するセンサが手摺より内側(ステップ側)かつ手摺より下に配置されているため、乗客コンベアの内側の直近の乗客の体の一部を検知してしまうことがあり、体の一部が手摺に接近している乗客や体の一部が手摺に接触している乗客について、手摺を掴んでいると誤検知してしまい、手摺を掴んでいない乗客に対して警告が実施されないという課題があった。
また、人を検知するセンサがステップの左右を区別していないため、同じステップに2人の乗客が横並びに並んでいる場合、一方の乗客が手摺を掴んでいると、他方の乗客が手摺を掴んでいなくても警告が実施されないという課題があった。
さらに、人を検知するセンサおよび手摺を掴んでいるか否かを検知するセンサの受光部または投光部を天井に配置する必要があるために、配置工事及びセンサの調整を実施するのに手間がかかる等の課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、手摺の内側の直近にある乗客の体の一部を手であると誤検知せず、また、同じステップに2人の乗客が横並びに並んでいる場合に、一方の乗客が手摺を掴んでおり、他方の乗客が手摺を掴んでいない場合に、他方の乗客が手摺を掴んでいないことを検知して警告することが可能であり、さらに、センサの配置工事や調整に手間がかからない乗客コンベアの警告装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明に係る乗客コンベアの警告装置は、乗客コンベアの移動しない固定部分に配置された距離センサにより構成され、乗客コンベアの手摺付近のステップ上の乗客を検知する人検知センサ部と、前記手摺の外側で乗客コンベアの移動しない固定部分に配置された距離センサにより構成され、乗客による前記手摺の掴みを検知する手摺掴み検知センサ部と、前記人検知センサ部および前記手摺掴み検知部センサ部に基き前記ステップ上の乗客が前記手摺を掴んでいないことを判定し警告信号を出力する判定部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、手摺の内側の直近にある乗客の体の一部を手であると誤検知せず、また、同じステップに2人の乗客が横並びに並んでおり、一方の乗客が手摺を掴んでおり、他方の乗客が手摺を掴んでいない場合に、他方の乗客が手摺を掴んでいないことを検知して警告することが可能であり、さらに、センサの配置工事や調整に手間がかからない。
この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の乗り口方向から見た外観図を示す。 この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の手摺掴み検知センサ部による手摺の掴みの検知についての説明図を示している。 この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の構成図を示す。 この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の処理のフローチャートを示す。 この発明の実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置の左側半分について乗り口方向から見たセンサの配置図を示す。 この発明の実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置の処理のフローチャートを示す。 この発明の実施の形態3に係る乗客コンベアの警告装置の左側半分について乗り口方向から見たセンサの配置図を示す。 この発明の実施の形態3に係る乗客コンベアの警告装置の処理のフローチャートを示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の乗り口方向から見た外観図を示す。この乗客コンベアの警告装置は、乗客コンベアの乗り口と降り口の間を移動するステップ1、デッキボード2a,2b、側面パネル3a,3b、乗客コンベアの乗り口と降り口の間をステップ1と同じ速度で移動する手摺4a,4b、ステップ1よりも上かつ手摺4a,4bよりも下の高さに配置されるとともに、光軸6a,6bが水平方向かつ乗客コンベアの進行方向に対して垂直方向を向くようにかつ乗客コンベアの内側を向くように配置され、ステップ1の中央よりもセンサ側にいる乗客を検知する人検知センサ部5a,5b、手摺4a,4bよりも下の高さに配置されるとともに、光軸8a,8bが鉛直上方向を向くように、乗客コンベアの外側に配置され、手摺の掴みを検知する手摺掴み検知センサ部7a,7bとを備えている。
人検知センサ部5a,5bは、所定の距離内に物体が存在するか否かを検知するものであり、例えば、光学式の距離センサである。人検知センサ部5a,5bは、通常は側面パネル3a,3bよりも内側の固定部分に配置するが、側面パネル3a,3bがガラス製である場合、図1に示すように、側面パネル3a,3bよりも外側の固定部分に配置してもよい。
人検知センサ部5a,5bはそれぞれその光軸6a,6b上の物体を検知するものである。人検知センサ部5a,5bの具体的な検知範囲は、例えば、ステップ1上に人が2人並べるタイプのステップ1の幅1000mm前後のエスカレータの場合、0〜500mm前後とする。すなわち、ステップ1の中央部より人検知センサ部5a,5b側の乗客コンベアの手摺付近を検知範囲とする。
乗客がステップ1の中央よりも人検知センサ部5a側に立っている場合、ステップ1の移動に伴って乗客が人検知センサ部5aの前を通過する。この際に、人検知センサ部5aの検知範囲を示す光軸6a上を乗客が通過することにより、人検知センサ部5aは乗客を検知する。
手摺掴み検知センサ部7a,7bは、所定の距離以内の光軸8a,8b上に物体が存在するか否かを検知するもので、例えば、光学式の距離センサである。
手摺掴み検知センサ部7a,7bは、手摺4a,4bより下の高さに、光軸8a,8bが鉛直上方向を向くように、手摺4a,4bの外側(ステップ1とは反対側)乗客コンベアの移動しない固定部分に配置され、その光軸8a,8bを手摺4a,4bに当たらない範囲で手摺4a,4bにできるだけ近づけるように配置する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の手摺掴み検知センサ部7aによる手摺の掴みの検知についての説明図を示している。図2に示すように、乗客が手摺4aを掴んでいる場合、乗客の手9が手摺掴み検知センサ部7aの検知範囲である光軸8a上を通過することにより、手摺掴み検知センサ部7aは乗客の手9を検知して手摺の掴みを検知する。また、乗客が手摺4aを掴んでいない場合は、乗客の手9が手摺掴み検知センサ部7aの光軸8a上を通過しないために、手摺掴み検知センサ部7aが乗客の手9を検知せず、乗客が手摺4aを掴んでいないと判定する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の構成図を示す。この乗客コンベアの警告装置は、人検知センサ部5a,5bの出力および手摺掴み検知センサ部7a,7bの出力を受信し、人検知センサ部5a,5bが乗客を検知しておりかつ手摺掴み検知センサ部7a,7bが手摺の掴みを検知していない場合に「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判定し、警告信号を出力する判定部10、判定部10により出力された警告信号を受信すると乗客に対して音または音声で警告する警告部11を備える。
次に動作について説明する。図4は、この発明の実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置の処理のフローチャートを示す。まず、人検知センサ部5aが乗客を検知したか判定し(ステップST11)、人検知センサ部5aが乗客を検知していない場合(ステップST11がNOの場合)、ステップST11に戻って処理を繰り返す。一方、人検知センサ部5aが乗客を検知した場合(ステップST11がYESの場合)には、手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知していないか判定する(ステップST12)。
手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知した場合(ステップST12がNOの場合)、ステップST11に戻って処理を繰り返す。一方、手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知していない場合(ステップST12がYESの場合)には、判定部10は「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判定し(ステップST13)、警告部11へ警告信号を出力する(ステップST14)。警告部11は警告信号を受信すると、手摺4aを掴んでいない乗客に対して音または音声で警告を実施して(ステップST15)、ステップST11に戻って、処理を繰り返す。
なお、乗客が乗客コンベアのステップ1の人検知センサ部5b側に立っている場合についても、人検知センサ部5bおよび手摺掴み検知センサ部7bによって同様の検知が行われ、人検知センサ部5bおよび手摺掴み検知センサ部7bの検知結果は判定部10に送られ、判定部10において同様に判定される。
なお、実施の形態1では、人検知センサ部5a,5bおよび手摺掴み検知センサ部7a,7bとして、光学式の距離センサであるとしているが、反射光の強度を計測する光学式の反射型センサ、光を照射してから反射光が戻るまでの時間から距離を計測する光学式の反射型距離センサ、超音波を照射してから反射波が戻るまでの時間から距離を計測する距離センサなど、所定の距離内に物体が存在するか否かを検知することができるセンサであればよい。
なお、この乗客コンベアの警告装置は、1台の乗客コンベアに対して1台だけ設置してもよいし複数台設置してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、乗客コンベアの移動しない固定部分に配置された距離センサにより構成され、乗客コンベアの手摺付近のステップ1上の乗客を検知する人検知センサ部5a,5bと、手摺4a,4bの外側で乗客コンベアの移動しない固定部分に配置された距離センサにより構成され、乗客による手摺の掴みを検知する手摺掴み検知センサ部7a,7bと、人検知センサ部5a,5bおよび手摺掴み検知部センサ部7a,7bに基きステップ1上の乗客が手摺を掴んでいないことを判定し警告信号を出力する判定部10とを備えるように構成した。それにより、乗客の体の一部が手摺4a,4bに接近または手摺4a,4bに接触している人について手摺4a,4bを掴んでいると誤検知することを避け、手摺4a,4bを掴んでいない人に対して警告をすることができ、また、同じステップ1に2人の乗客が横並びに並び、一方の乗客が手摺4aを掴んでおり、他方の乗客が手摺4bを掴んでいない場合であっても、他方の乗客が手摺4bを掴んでいないことを検知することができ、さらに、センサ類を手摺4a,4bより上部の天井等に配置しないため配置工事及びセンサの調整に手間がかからない。
実施の形態2.
実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置の構成は、図1,3に示す実施の形態1に係る乗客コンベアの警告装置と同様であるが、次の点において異なる。
実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置においては、手摺掴み検知センサ部7a,7bが光軸8a,8b上の手摺の掴みを検知するだけでなく、手摺の掴みの検知の継続時間を検知する。また、判定部10は、人検知センサ部5a,5bの検知結果および手摺掴み検知センサ部7a,7bの検知結果に基いて判定を行い、判定結果に応じた警告信号を警告部11へ出力し、警告部11は判定部10により出力された警告信号に応じて警告を実施する。なお、実施の形態1において説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図5は、この発明の実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置の左側半分について乗り口方向から見たセンサの配置図を示す。図5に示すように、乗客の胴体12が手摺4aに乗り出している場合、乗客が転落したり外部の障害物等と衝突する恐れがあり、危険である。
乗客の胴体12が手摺4aに乗り出した状態で手摺掴み検知センサ部7aを通過すると、手摺掴み検知センサ部7aの検知範囲を示す光軸8a上を乗客の胴体12が通過し、手摺掴み検知センサ部7aが乗客の胴体12を検知する。このとき、手摺掴み検知センサ部7aが検知する乗客の胴体12の検知時間は手摺4aの速度と検知した乗客の胴体12の幅の大きさで決定され、手摺4aの速度が一定であれば、検知時間は乗客の胴体12の幅の大きさに比例すると考えることができる。
例えば、乗客の手9の幅が100mmで乗客の胴体12の幅が400mmの場合、手摺掴み検知センサ部7aの検知時間は乗客の手9が通過する場合の検知時間に比べて、乗客の胴体12が通過する場合の検知時間は4倍となる。そこで、判定部10において、人検知センサ部5aが乗客を検知しており、手摺掴み検知センサ部7aが検知した検知時間が所定の閾値(所定の時間)以上である場合に「手摺に乗り出した乗客がいる」と判定し、判定結果に応じた警告信号を警告部11に出力する。
また、実施の形態1の場合と同様に、人検知センサ部5aが乗客を検知しており、手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知しない場合、判定部10は「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判定し、判定結果に応じた警告信号を警告部11に出力する。
警告部11は、判定部10により出力された警告信号を受信すると、受信した警告信号に応じて、ステップ1上の乗客に音または音声により警告する。例えば、判定部10が、「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判定している場合、乗客に対して手摺4a,4bを掴むように警告し、「手摺に乗り出した乗客がいる」と判定している場合、乗客に対して手摺4a,4bから降りるように警告する。
次に動作について説明する。図6は、この発明の実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置の処理のフローチャートを示す。まず、人検知センサ部5aが乗客を検知したか判定し(ステップST21)、人検知センサ部5aが乗客を検知していない場合(ステップST21がNOの場合)、ステップST21に戻って処理を繰り返す。一方、人検知センサ部5aが乗客を検知した場合(ステップST21がYESの場合)には、手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知していないか判定する(ステップST22)。
手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知しない場合(ステップST22がYESの場合)、判定部10が「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判定する(ステップST23)。一方、手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知した場合(ステップST22がNOの場合)には、手摺掴み検知センサ部7aが光軸8aの検知時間を算出し(ステップST24)、判定部10が手摺掴み検知センサ部7aにより検知された検知時間が所定の閾値よりも長いか判定する(ステップST25)。
検知時間が所定の閾値よりも短い場合(ステップST25のNOの場合)、ステップST21に戻って処理を繰り返す。一方、検知時間が所定の閾値よりも長い場合(ステップST25のYESの場合)には、判定部10が「手摺に胴体を乗り出した乗客がいる」と判定する(ステップST26)。
次に、判定部10は判定結果に応じた警告信号を出力し(ステップST27)、警告部11は判定部10により出力された警告信号に応じた警告を実施して(ステップST28)、ステップST21に戻って処理を繰り返す。
なお、実施の形態2では、人検知センサ部5a,5bおよび手摺掴み検知センサ部7a,7bとして、光学式の距離センサであるとしているが、反射光の強度を計測する光学式の反射型センサ、光を照射してから反射光が戻るまでの時間から距離を計測する光学式の反射型距離センサ、超音波を照射してから反射波が戻るまでの時間から距離を計測する距離センサなど、所定の距離内に物体が存在するか否かを検知することができるセンサであればよい。
なお、この乗客コンベアの警告装置は、1台の乗客コンベアに対して1台だけ設置してもよいし複数台設置してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、手摺掴み検知センサ部7a,7bが乗客による手摺の掴みを所定時間以上検知した場合に、判定部10は乗客が手摺に乗り出したと判定し警告信号を出力するように構成したので、手摺4a,4bに乗り出した乗客に対して乗り出しをやめるように警告することができるため、より乗客の安全に寄与することができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る乗客コンベアの警告装置の構成は、実施の形態2に係る乗客コンベアの警告装置と次の点において異なる。実施の形態3に係る乗客コンベアの警告装置においては、人検知センサ部5a,5bがより低い位置に設置されている。また、判定部10は、手摺掴み検知センサ部7a,7bが乗客による手摺の掴みを所定時間以上検知し、人検知センサ部5a,5bが乗客を検知していない場合に、警告信号を出力する。なお、実施の形態1,2において説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図7は、この発明の実施の形態3に係る乗客コンベアの警告装置を乗り口方向から見たセンサの配置図である。図7に示すように、人検知センサ部5aは、デッキボード2aの内側に配置されており、ステップ1の通過を検知しない範囲でステップ1に近づけられている。人検知センサ部5aをこのようにステップ1に近づけて設置することにより、ステップ1から足が浮いている場合、人検知センサ部5aの光軸6a上を乗客の足が通過しないため、人検知センサ部5aは乗客を検知しない。
また、判定部10は、実施の形態2の「手摺に胴体を乗り出した乗客がいる」と判定する条件に、人検知センサ部5a,5bが乗客を検知していないことを追加する。
次に動作について説明する。図8は、この発明の実施の形態3に係る乗客コンベアの警告装置の処理のフローチャートを示す。まず、手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知していないか判定する(ステップST31)。
手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知しない場合(ステップST31がYESの場合)、人検知センサ部5aが乗客を検知したか判定し(ステップST32)、人検知センサ部5aが乗客を検知していない場合(ステップST32がNOの場合)、ステップST31に戻って処理を繰り返す。一方、人検知センサ部5aが乗客を検知した場合(ステップST32がYESの場合)、判定部10が「手摺を掴んでいない乗客がいる」と判定する(ステップST33)。
手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みを検知した場合(ステップST31がNOの場合)、手摺掴み検知手摺掴み検知センサ部7aが手摺の掴みによる光軸8aの検知時間を算出し(ステップST34)、判定部10が手摺掴み検知センサ部7aにより検知された検知時間が所定の閾値よりも長いか判定する(ステップST35)。
検知時間が所定の閾値よりも短い場合(ステップST35のNOの場合)、ステップST31に戻って処理を繰り返す。一方、検知時間が所定の閾値よりも長い場合(ステップST35のYESの場合)には、人検知センサ部5aが乗客を検知していないかを判定する(ステップST36)。人検知センサ部5aが乗客を検知した場合(ステップST36がNOの場合)、ステップST31に戻って処理を繰り返す。一方、人検知センサ部5aが乗客を検知していない場合(ステップST36がYESの場合)には、判定部10が「手摺に胴体を乗り出した乗客がいる」と判定する(ステップST37)。
次に、判定部10は判定結果に応じた警告信号を出力し(ステップST38)、警告部11は判定部10により出力された警告信号に応じた警告を実施して(ステップST39)、ステップST31に戻って処理を繰り返す。
なお、実施の形態3では、人検知センサ部5a,5bおよび手摺掴み検知センサ部7a,7bとして、光学式の距離センサであるとしているが、反射光の強度を計測する光学式の反射型センサ、光を照射してから反射光が戻るまでの時間から距離を計測する光学式の反射型距離センサ、超音波を照射してから反射波が戻るまでの時間から距離を計測する距離センサなど、所定の距離内に物体が存在するか否かを検知することができるセンサであればよい。
なお、この乗客コンベアの警告装置は、1台の乗客コンベアに対して1台だけ設置してもよいし複数台設置してもよい。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、実施の形態2と同様の効果が得られると共に、手摺掴み検知センサ部7a,7bが乗客による手摺の掴みを所定時間以上検知し、人検知センサ部5a,5bが乗客を検知していない場合に、判定部は乗客が手摺に乗り出したと判定し警告信号を出力するように構成したので、身長の低い子供による手摺4a,4bへの乗り出しを検知して警告することが可能となり、より安全に寄与することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ステップ、2a,2b デッキボード、3a,3b 側面パネル、4a,4b 手摺、5a,5b 人検知センサ部、6a,6b 光軸、7a,7b 手摺掴み検知センサ部、8a,8b 光軸、9 乗客の手、10 判定部、11 警告部、12 乗客の胴体。

Claims (4)

  1. 乗客コンベアの移動しない固定部分に配置されたセンサにより構成され、乗客コンベアの手摺付近のステップ上の乗客を検知する人検知センサ部と、
    前記手摺の外側で乗客コンベアの移動しない固定部分に配置されたセンサにより構成され、乗客による前記手摺の掴みを検知する手摺掴み検知センサ部と、
    前記人検知センサ部および前記手摺掴み検知センサ部の検知に基き前記ステップ上の乗客が前記手摺を掴んでいないことを判定し警告信号を出力する判定部とを備える
    ことを特徴とする乗客コンベアの警告装置。
  2. 前記人検知センサ部と前記手摺掴み検知センサ部が乗客コンベアの両側の前記固定部分のそれぞれに配置されることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの警告装置。
  3. 前記手摺掴み検知センサ部が乗客による前記手摺の掴みを所定時間以上検知した場合に、前記判定部は乗客が前記手摺に乗り出したと判定し警告信号を出力することを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの警告装置。
  4. 前記手摺掴み検知センサ部が乗客による前記手摺の掴みを所定時間以上検知し、前記人検知センサ部が乗客を検知していない場合に、前記判定部は乗客が前記手摺に乗り出したと判定し警告信号を出力することを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの警告装置。
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