JP2013163308A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013163308A
JP2013163308A JP2012027238A JP2012027238A JP2013163308A JP 2013163308 A JP2013163308 A JP 2013163308A JP 2012027238 A JP2012027238 A JP 2012027238A JP 2012027238 A JP2012027238 A JP 2012027238A JP 2013163308 A JP2013163308 A JP 2013163308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
density
forming apparatus
distance
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012027238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5930750B2 (ja
Inventor
Yasutomo Furuta
泰友 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012027238A priority Critical patent/JP5930750B2/ja
Priority to US13/752,603 priority patent/US8953009B2/en
Publication of JP2013163308A publication Critical patent/JP2013163308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5930750B2 publication Critical patent/JP5930750B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/043Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material with means for controlling illumination or exposure
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/04Exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/04Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for exposing, i.e. imagewise exposure by optically projecting the original image on a photoconductive recording material
    • G03G15/04036Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors
    • G03G15/04045Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors for exposing image information provided otherwise than by directly projecting the original image onto the photoconductive recording material, e.g. digital copiers
    • G03G15/04054Details of illuminating systems, e.g. lamps, reflectors for exposing image information provided otherwise than by directly projecting the original image onto the photoconductive recording material, e.g. digital copiers by LED arrays

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】スポット径の変動を簡易な構成で抑制し、画像の画素密度に応じた濃度調整を行うことにより、安価で高画質な画像の形成が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置において、画像間距離計測部103が、画像を構成する所定の画像の注目画素と、注目画素から白地部を挟んで所定の画像部に隣接する隣接画像部との距離である画像間距離d1を計測し、CPU102が、画像間距離d1と感光体ドラム502の表面に照射される光のスポット径とに基づいて、注目画素の濃度調整を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は電子写真方式により画像形成を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真方式を採用した複写機やプリンタ等の画像形成装置として、例えば、レーザ光源から出射されるレーザ光を偏向、走査して画像形成を行うレーザ走査方式を用いたものが知られている。このレーザ走査方式を用いた光学走査系では、一般的に、レーザ光源から出射した光をポリゴンミラーで偏向走査させ、コリメータレンズ、f−θレンズによって感光体ドラム上に集光する構成が用いられている。
これに対して、感光体ドラムの長手方向に配列したLED光源群(LEDアレイ)によって画像形成を行うLED方式を用いた画像形成装置が知られている。LED方式では、一般的に、LEDアレイと、LEDアレイから出射される光を感光体ドラム上に集光するロッドレンズアレイとを一体化したLEDヘッドを、感光体ドラム上に配置する構成が用いられている。
これらいずれの方式であっても、光源とレンズの位置関係やレンズと感光体ドラムの位置関係が所定の条件からずれると、感光体ドラム上での結像スポットが肥大してしまう。例えば、画像形成装置の駆動によって生じる熱によって画像形成装置の枠体等が変形すると、光源、レンズ及び感光体ドラムの位置関係にずれが生じて、光源から感光体ドラムまでの光路長が変化する。これにより、感光体ドラム上での結像スポット径(以下「スポット径」と記す)が変化する。
結像スポットが肥大すると、隣接するドットやラインの間で結像スポットが重なる「結像スポットの干渉」が発生し、これによって中間調の濃度が変化する等の問題が発生する。特にLED方式では、レーザ走査方式に比べてレンズと感光体ドラムとの距離が短いために、レンズと感光体ドラムとの位置関係にずれが生じると、結像スポットが肥大する量が大きい。
そこで、LEDヘッドと感光体ドラムとの間隔を調整する機械的な調整機構を用いて、結像スポットの肥大を抑制する方法が知られている。一方、画像サンプルから結像スポットの状態を検知し、結像スポットの状態に応じた画像処理によって画像濃度調整を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された方法では、機械的な調整機構を用いる必要がないため、調整機構の追加によるコストアップを回避しながら、結像スポットの肥大による中間調の濃度変動を補正することができるとされている。
特開2002−55498号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、スポット径に応じた画像処理により中間調の濃度調整を行っているため、画像データの画像密度によって最適となる濃度調整値が異なる。そのために濃度調整残差が残るという問題がある。ここで、スポット径の変動、画像密度と濃度との関係について説明する。
ハーフトーン画像等のデータのない画素(非点灯画素)とデータのある画素(点灯画素)とが混在する画像では、スポット径の変動によって1画素の露光面積が変動することにより、濃度変動が発生しやすい。特に画像密度が高い場合、例えば、スクリーンの線数が高密度な場合に、スポット径の変動による濃度変動量が大きくなる傾向がある。
図8は、焦点ズレによるスポット径の肥大の様子を模式的示す図である。図8(a)は、2つの点灯画素(発光点A,B)が一定の距離間隔(距離d2)で存在し、点灯画素間の距離d2が短い場合、且つ、感光体ドラム上の結像スポットが最も良好に集光している状態(ジャストピント状態)でのドット形状を示している。図8(b)は、図8(a)と同条件の2つの点灯画素(発光点A,B)のピント位置がずれてしまったことにより、スポット径が肥大した状態のドット形状を示している。図8(a),(b)に示されるように、点灯画素間の距離が短い場合にはスポット径の肥大によってドットの重なりが発生するため、図8(a)のジャストピント状態に比べて,図8(b)の肥大状態では画像濃度が大きく変化する。
図8(c)は、2つの点灯画素(発光点A,B)が一定の距離間隔(距離d3)で存在しており、且つ、感光体ドラム上の結像スポットが最も良好に集光している状態(ジャストピント状態)でのドット形状を示している。図8(d)は、図8(c)と同条件の2つの点灯画素のピント位置がずれてしまったことにより、スポット径が肥大した状態のドット形状を示している。ここで、距離d3は距離d2よりも十分に長いものとする。図8(c),(d)に示すように、このように点灯画素間の距離が長くなると、図8(a),(b)の場合と比較して、スポット径が肥大してもドットが重ならないため、濃度変動量は小さく抑えられる。
このような理由で、スポット径の変動によって発生する濃度変動量は、点灯画素間の距離に依存して異なる。特に高線数スクリーンによって形成されるハーフトーン画像では、点灯画素と非点灯画素が空間的に短い間隔で存在するため、スポット径の肥大による濃度変動が発生しやすい。
特許文献1では、入力される画像データが文字線画か否かを判別して画像処理方法を切り換えているが、線数の異なるスクリーンに対して一律の処理を行うため、濃度変動を正確に補正することができないという問題がある。また、スクリーンや文字等、画像種類を判別して処理方法を切り換える方式では、画像種類を判別する回路や画像種類毎に補正テーブルを持つ必要があるため、回路の複雑化や大規模化が必要になり、コストアップは避けられない。
本発明は、レーザ走査方式或いはLED方式の画像形成装置において、スポット径の変動を簡易な構成で抑制すると共に画像の画素密度に応じた濃度調整を行うことにより、高画質な画像の形成が可能で安価な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、光源から出射される光を帯電された感光体に照射することにより形成された静電潜像を現像剤で現像することで画像形成を行う画像形成装置であって、画像を構成する所定の画像の注目画素と、前記注目画素から白地部を挟んで前記所定の画像部に隣接する隣接画像部との距離である画像間距離を計測する計測手段と、前記計測手段により計測された前記画像間距離と前記感光体の表面における前記光のスポット径とに基づいて前記注目画素の濃度調整を行う調整手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法は、光源から出射される光を帯電された感光体に照射することにより形成された静電潜像を現像剤で現像することで画像形成を行う画像形成装置での画像形成方法であって、前記画像形成装置が備える計測手段が、画像を構成する所定の画像の注目画素と、前記注目画素から白地部を挟んで前記所定の画像部に隣接する隣接画像部との距離である画像間距離を計測する計測ステップと、前記画像形成装置が備える調整手段が、前記計測ステップで計測された前記画像間距離と前記感光体の表面における前記光のスポット径とに基づいて前記注目画素の濃度調整を行う調整ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、光源から出射された光のスポット径の変動を簡易な構成で抑制すると共に画像の画素密度に対応した濃度調整を行うため、画像形成装置のコストアップを抑えることができ、しかも、高画質な画像を形成することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構造を示す断面図である。 図1の画像形成装置における、感光体ドラムに対するLEDヘッドの配置形態及び感光体ドラムに対するLED光の集光状態を示す図である。 図1の画像形成装置において濃度調整を行う制御系のブロック図である。 図1の画像形成装置における濃度調整処理のフローチャートである。 図4のステップS102での判定の態様を模式的に示す画像の例である。 図4のステップS106において設定される濃度調整テーブルの一例を示す図である。 本発明の別の実施形態に係る画像形成装置において濃度調整を行う制御系のブロック図である。 焦点ズレによる結像スポット径の肥大の様子を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態では、LEDヘッドにより露光を行う電子写真方式の画像形成装置を取り上げる。より詳しくは、所定の画像の注目画素におけるLEDヘッドの結像スポット径(スポット径)と、その注目画素から白地部を挟んだ隣の画像(ドット、ライン)との距離に応じて、注目画素の光量を補正し、濃度調整を行う画像形成装置について説明する。
<画像形成装置の概略構成>
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構造を示す断面図である。この画像形成装置は、大略的に、スキャナ部500と、作像部503と、定着部504と、給紙/搬送部505と、画像形成装置の全体的な制御を行う制御部(不図示)とで構成されている。
スキャナ部500は、原稿台にセットされた原稿に対して光を照射して、その反射光から原稿画像を光学像として読み取り、その光学像を電気信号に変換して画像データを作成する。
作像部503は、4連の現像ユニット、すなわち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の現像ユニットを有する。それぞれの現像ユニットは、感光体ドラム502と、感光体ドラム502のそれぞれに対して設けられたLEDヘッド106(106a,106b,106c,106d)とを有する。LEDヘッド106a〜106dはそれぞれ同じ構成を有しており、画像データに応じて発光し、発光したLED光は、ロッドレンズアレイによって、それぞれの感光体ドラム502上に集光される。
各現像ユニットでは、感光体ドラム502を回転駆動させると共に帯電器によって帯電させ、LEDヘッド106によってそれぞれの感光体ドラム502上に形成された静電潜像を各色のトナー(現像剤)により現像することによりトナー像が形成される。各現像ユニットでの作像動作のタイミングを制御して各色のトナー像を中間転写体511に逐次転写することで、中間転写体511上に色ずれのないフルカラートナー像が転写される。なお、中間転写体511へのトナー像の転写後に、転写されずに感光体ドラム502上に残った微少トナーが回収される。
中間転写体511上に形成されたトナー像は、給紙カセット107又は手差しトレイ509から給送された転写材であるシート状の(用紙)に転写される。定着部504は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵し、シート上のトナー像を熱と圧力によって溶解させてシートに定着させる。こうして、定着処理されたシートは、排紙ローラ510によって画像形成装置の外部へ排紙される。
制御部は、ROMに記憶されたプログラムをCPUがRAM上に展開して実行することにより、上述した画像の読み取りからトナー像が転写されたシートの排紙までの一連の動作が円滑に進められるように、画像形成装置内での各種の動作を制御する。
<現像ユニットにおける露光の構成>
図2は、感光体ドラム502に対するLEDヘッド106の配置形態及び感光体ドラム502に対するLED光の集光状態を示す図である。LEDヘッド106と感光体ドラム502はそれぞれ、取り付け部材(不図示)によって、画像形成装置のフレーム(不図示)等に取り付けられている。LEDヘッド106は、概ね、LED素子群601と、LED素子群601を実装したプリント基板602と、ロッドレンズアレイ603と、ロッドレンズアレイ603とプリント基板602を取り付けるハウジング604とで構成されている。LED素子群601の各LED素子から出射したLED光は、ロッドレンズアレイ603の各レンズで集光され、感光体ドラム502の表面に結像する。
ここで、LEDヘッド106はそれ単体で組立調整される。一方、ロッドレンズアレイ603及び感光体ドラム502は、感光体ドラム502とロッドレンズアレイ603との間の距離が、ロッドレンズアレイ603とLED素子群601との間の距離と等しくなるように配置される。ここで、ロッドレンズアレイ603の取付位置を適切に調整しても、プリント基板602やロッドレンズアレイ603の撓み(歪み)、プリント基板602上でのLED素子群601の実装高さのばらつき等に起因して、LED素子毎にLED素子とレンズとの距離に調整残差が残る。この調整残差はスポット径のばらつきの原因となる。そこで、本実施形態では、LEDヘッド106におけるロッドレンズアレイ603の組み付け後に各LED素子の結像スポットに対してスポット径の測定を行う。そして、測定したスポット径の情報を各LED素子の位置情報に関連付けて、メモリ104(図3参照)に記録しておく。
<濃度調整方法>
図3は、画像形成装置において濃度調整を行う制御系のブロック図である。画像データ生成部101は、印字する画像の種類によって使用するスクリーンの線数を選択し、スクリーン処理を行う。具体的には、画像データ生成部101は、文字、ライン、ハーフトーンの判別や、スキャナ部500から読みこまれたコピー画像か否かの判別等の判別結果に基づいて、スクリーン線数の選択、処理を行う。
制御部(以下「CPU」と記す)102は、画像データ生成部101にてスクリーン処理された全体画像について、データが存在する画素(点灯画素)の間隔(後述の“画像間距離d1”)の計測を行う画像間距離計測部103を備えている。なお、画像間距離計測部103は、CPU102が実行する機能の一部であり、後述する図4のフローチャートに示すステップS102,S103,S104の処理の機能ブロックである。濃度調整テーブル105は、画像データ、画像間距離計測部103が計測した画像間距離d1及びスポット径の情報に基づいて画像データの変換を行うテーブルであり、その具体例については後に図6を参照して説明する。
図4は、濃度調整処理のフローチャートである。CPU102が、スキャナ部500に画像形成の開始を指示すると、この指示に応じてスキャナ部500で読み取られた画像の画像データは画像データ生成部101へ送られる。CPU102は、画像データ生成部101からスクリーン処理後の画像データの読み出しを行う(ステップS101)。
CPU102は、ステップS101で読み出した画像データについて、画像を構成する所定の画像部の画素(以下「注目画素」という)が、その画像部の画像エッジか否かを、画像データのマトリックスに基づいて判定する(ステップS102)。図5は、ステップS102での判定の態様を模式的に示す画像の例であり、図5(a)は注目画素が画像エッジではない場合の画像配置を示しており、図5(b)は注目画素が画像エッジであるときの画像配置を示している。ステップS102での判定では、注目画素に隣接する全ての画素にデータがあった場合に、その注目画素は画像エッジではないと判定する(図5(a))。注目画素に隣接する画素のうち1つでもデータのない画素(非点灯画素)がある場合、その注目画素は画像エッジであると判定する。
注目画素が画像エッジである場合(S102:YES)、CPU102は、注目画素と注目画素に最も近い隣の画像部(隣接画像部)との距離である画像間距離d1を計測する(ステップS103)。具体的には、CPU102は、先ず、注目画素の周辺の画素データ(9×9のマトリックスデータ)を取り込み、周辺画素のうち点灯画素の座標及び非点灯画素の座標を抽出する。続いて、点灯画素のうち注目画素との間に非点灯画素(白地部)があるものを選択し、その中で注目画素から最も近い位置にある画素を選択し、その画素の座標と注目画素の座標との間の画素数を画像間距離d1として算出する。
図5(b)の例では、注目画素と隣接する点灯画素との間に非点灯画素が2画素あるので、画像間距離d1は2画素であると計測される。注目画素が画像エッジではない場合(S102:NO)、CPU102は、注目画素と注目画素に最も近い隣接画像部との画像間距離d1がゼロ(0)であると計測する(ステップS104)。
ステップS103,S104の後、CPU102は、注目画素に対応したスポット径情報をメモリ104から読み出す(ステップS105)。スポット径情報は、感光体ドラム502上に形成される光スポットの直径を表す情報であり、画像形成装置の組立工場で計測され、メモリ104に記憶されている。組立工場では、LEDヘッド106から照射される光のプロファイル(位置に対する光強度)が測定され、任意の閾値レベル以上の光強度となる領域の直径がスポット径情報として計測される。
なお、画像形成装置の本体内部に結ポット径情報を測定することができるセンサを設けた構成として、定期的にスポット径情報を測定してメモリ104に記憶する構成としてもよい。感光体ドラム502上に形成される光スポットのプロファイルとして光スポットの直径を表すスポット径情報を用いることで、後述する濃度調整テーブル105に入力するパラメータを簡略化し、構成を簡素化することができる。
CPU102は、注目画素における画像データに対して、画像間距離d1、スポット径情報を濃度調整テーブル105に設定し(ステップS106)、注目画素を隣の画素に切り換えて、ステップS102から処理を再開する。CPU102は、LED素子群601の発光前に、画像データの全ての画素について図4のフローチャートに示した処理を終了させる。これにより、画素毎に光量を調整することが可能になるため、より細やかな濃度調整を行うことができる。なお、CPU102での演算処理に時間が掛かる場合は、同様の機能を持つASICを設けて画像間距離d1の測定を行うようにしてもよい。
図6は、濃度調整テーブル105の一例を示す図である。濃度調整テーブル105に示されるように、複数の画像間距離d1に対して個別に濃度調整係数を記憶させることで、画像間距離d1に応じた適切な濃度調整係数が設定されるので、より高精度な濃度調整が可能になる。
例えば、[スポット径=40μm、画像間距離d1=0]の場合、濃度調整係数a1が選択され、濃度調整係数a1の比率に従って画像データが変換される。ここで、濃度調整係数a1〜e6は、画像の干渉量と画像形成装置の特性に合わせて設定され、LED素子から出射された光の感光体ドラム502上での集光状態がジャストピント状態となっているときの濃度を1とした場合に対する比率である。例えば、ジャストピント状態のスポット径が40μmの場合、濃度調整係数a1〜a6は全て「1」となる。
画像の高濃度部では、スポット径が大きく、隣接画像との干渉量が大きい場合には濃度が高くなり、スポットが小さく、隣接画像との干渉量が小さい場合には濃度が低くなる。したがって、スポット径が80μmに肥大している場合の濃度調整係数e1,e2,e3,e4,e5,e6の値はそれぞれ、例えば、1.0,0.8,0.9,1.0,1.1,1.2となる。より詳しくは、画像間距離d1が0(ゼロ)の場合、すなわち、注目画素が点灯画素に囲まれている場合には、濃度調整は行われず、よって、濃度調整係数e1は「1.0」となる。これに対して、1画素分の非点灯画素を挟んで点灯画素が存在する場合、非点灯画素への干渉の発生によって濃度が大きくなるため、画像間距離d1が「1」の場合の濃度調整係数e2を「0.8」として、濃度を低下させる。また、5画素分の非点灯画素を挟んで点灯画素が存在する場合には、非点灯画素への干渉は少ないが、スポット肥大により注目画素の周辺の濃度が小さくなる。そのため、[スポット径が80μm、画像間距離d1=5]の場合の濃度調整係数e6は、濃度が上がるように「1.2」に設定される。このように、画素毎に感光体ドラム502上に形成される光スポットの干渉を考慮することで、補正の精度を高めて、濃度の最適化を行うことができる。
このような濃度調整は、露光装置であるLEDヘッド106による印字タイミングに合わせて実行される。濃度調整方法としては、スクリーン処理された画像の各画素に対して濃度調整係数を掛け合わせた画像濃度が得られるように、点灯画素を増減させるデータ処理を行う方法がある。一方、LEDヘッド106に対して点灯時間により露光光量を制御(PWM制御)する回路が設けられている場合には、各画素に対するLED素子の発光時間を制御することによって、濃度調整係数に応じて光量を増減させる方法を用いることができる。
以上の説明の通り、本実施形態に係る画像形成装置及び画像形成装置によれば、画像間距離d1とスポット径とに基づいて濃度調整を行う。これにより、画像間距離d1に応じて濃度調整を行うことができるため、スクリーンの線数や、文字ライン画像か誤差拡散画像か等の画像種別によらずに、つまり、画像密度が異なっていても、画像濃度を一定に調整することができる。また、メカニカルな調整機構や複雑な画像判定機能、画像種別による処理内容の切り替えを必要としない。このように簡易な構成で精度よく濃度調整を実行することができるため、画像形成装置を安価に構成することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施形態では、光源にLEDヘッド106を用いた露光装置を備える画像形成装置に本発明を適用したが、図7に示すように、レーザ走査型の露光装置を備える画像形成装置に本発明を適用することができる。図7は、本発明の別の実施形態に係る画像形成装置において濃度調整を行う制御系のブロック図であり、図3と同様の態様で示されており、LEDヘッド106に代えて、レーザスキャナ1006の発光を制御することにより、上記実施形態と同様に画像濃度を安定化させることができる。
また、上記の実施形態では、スポット径と画像間距離d1とから濃度調整係数を選択して濃度調整を行ったが、これに限られず、濃度調整係数が画像濃度に応じた個別のテーブルで設定されるようにしてもよい。その場合、例えば低濃度領域ではスポット径の肥大によって濃度が下がりやすいため、濃度調整係数をより大きく設定する。また、高濃度領域ではスポット径の肥大によって濃度が上がりやすいため、濃度調整係数をより小さく設定する。
更に、上記の実施形態では、画像データの変換による濃度調整方法について述べたが、スポット径と画像間距離d1とに基づいて、LED素子の発光ピーク光量を制御することによって、濃度調整を行ってもよい。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 画像データ生成部
102 制御部(CPU)
103 画像間距離計測部
104 メモリ
105 濃度調整テーブル
106 LEDヘッド
1006 レーザスキャナ

Claims (8)

  1. 光源から出射される光を帯電された感光体に照射することにより形成された静電潜像を現像剤で現像することで画像形成を行う画像形成装置であって、
    画像を構成する所定の画像の注目画素と、前記注目画素から白地部を挟んで前記所定の画像部に隣接する隣接画像部との距離である画像間距離を計測する計測手段と、
    前記計測手段により計測された前記画像間距離と前記感光体の表面における前記光のスポット径とに基づいて前記注目画素の濃度調整を行う調整手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記計測手段は、
    前記注目画素が前記画像の画像エッジであるか否かを判定し、
    前記注目画素が前記画像エッジである場合には、前記画像間距離として、前記注目画素から前記隣接画像部までの画素数を計測し、
    前記注目画素が前記画像エッジではない場合には、前記画像間距離がゼロであると計測することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記調整手段は、前記計測手段が計測した前記画像間距離と前記スポット径とに応じて濃度調整係数が定められた濃度調整テーブルを有し、
    前記濃度調整テーブルに従って前記注目画素の濃度調整を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記調整手段は、前記スポット径が大きくなるに従って前記濃度調整係数が大きくなるように、且つ、前記画像間距離が大きくなるに従って前記濃度調整係数が小さくなるように、前記濃度調整テーブルを設定することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記調整手段は、前記注目画素に対して前記濃度調整係数を掛け合わせた画像濃度が得られるように、前記画像の画像データにおいてデータのある画素を増減させるデータ処理を行うことを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記調整手段は、前記注目画素に対して前記濃度調整係数を掛け合わせた画像濃度が得られるように、前記光源の発光時間を制御することによって前記注目画素の濃度調整を行うことを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  7. 前記調整手段は、前記注目画素に対して前記濃度調整係数を掛け合わせた画像濃度が得られるように、前記光源の発光ピーク光量を制御することによって前記注目画素の濃度調整を行うことを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
  8. 光源から出射される光を帯電された感光体に照射することにより形成された静電潜像を現像剤で現像することで画像形成を行う画像形成装置での画像形成方法であって、
    前記画像形成装置が備える計測手段が、画像を構成する所定の画像の注目画素と、前記注目画素から白地部を挟んで前記所定の画像部に隣接する隣接画像部との距離である画像間距離を計測する計測ステップと、
    前記画像形成装置が備える調整手段が、前記計測ステップで計測された前記画像間距離と前記感光体の表面における前記光のスポット径とに基づいて前記注目画素の濃度調整を行う調整ステップと、を有することを特徴とする画像形成方法。
JP2012027238A 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置及び画像形成方法 Expired - Fee Related JP5930750B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027238A JP5930750B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置及び画像形成方法
US13/752,603 US8953009B2 (en) 2012-02-10 2013-01-29 Electrophotographic image forming apparatus and image forming method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027238A JP5930750B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置及び画像形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013163308A true JP2013163308A (ja) 2013-08-22
JP5930750B2 JP5930750B2 (ja) 2016-06-08

Family

ID=48945254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012027238A Expired - Fee Related JP5930750B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 画像形成装置及び画像形成方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8953009B2 (ja)
JP (1) JP5930750B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133747A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、プログラム。

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI532026B (zh) * 2013-12-18 2016-05-01 原相科技股份有限公司 影像亮度調整方法、物件追蹤方法以及物件追蹤裝置
EP3633462B1 (en) * 2014-10-31 2021-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing apparatus that specify pixels to be subjected to correction, and correct exposure amount
US11966173B2 (en) * 2022-09-09 2024-04-23 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0490264A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Canon Inc 画像形成装置
JPH0895370A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2000198233A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Fujitsu Ltd 電子写真装置及び方法
JP2007140397A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Seiko Epson Corp 画像形成方法および画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5696842A (en) * 1991-07-04 1997-12-09 Ricoh Company, Ltd. Image processing system for adaptive coding of color document images
JP2002055498A (ja) 2000-08-10 2002-02-20 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法
JP5080948B2 (ja) * 2007-11-22 2012-11-21 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法
JP5744391B2 (ja) * 2009-11-27 2015-07-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5029719B2 (ja) * 2010-03-23 2012-09-19 ブラザー工業株式会社 画像処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0490264A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Canon Inc 画像形成装置
JPH0895370A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Minolta Co Ltd 画像形成装置
JP2000198233A (ja) * 1999-01-08 2000-07-18 Fujitsu Ltd 電子写真装置及び方法
JP2007140397A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Seiko Epson Corp 画像形成方法および画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133747A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、プログラム。

Also Published As

Publication number Publication date
US20130208068A1 (en) 2013-08-15
US8953009B2 (en) 2015-02-10
JP5930750B2 (ja) 2016-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5531447B2 (ja) 画像形成装置、制御装置、およびプログラム
US8760724B2 (en) Gradation correction for an image forming apparatus
JP6772182B2 (ja) 画像形成装置
JP5930750B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US8854407B2 (en) Image forming apparatus that forms image using multiple light emitting elements
JP5484614B2 (ja) 画像形成装置
US10281861B2 (en) Image forming apparatus using test images to adjust position of latent image
JP2018063310A (ja) 画像形成装置
JP2008122613A (ja) レーザ走査光学装置
US8963977B2 (en) Image forming apparatus that includes a plurality of light emitting elements arrayed so as to expose different positions in a longitudinal direction of a photosensitive member and configured to control a light amount of a light emitted from the plurality of light emitting elements
US10990029B2 (en) Image forming apparatus correcting exposure amount of photosensitive member
JP2013222037A (ja) 画像形成装置及びテスト画像形成方法
JP2012151336A (ja) 画像形成装置
JP2012011719A (ja) 露光装置及びそれを備える画像形成装置
JP2017211408A (ja) 画像形成装置
JP2020006540A (ja) 画像形成装置
JP6459413B2 (ja) 画像形成装置
JP2019217666A (ja) 光記録装置及び画像形成装置
US20230176497A1 (en) Image forming apparatus
JP5188097B2 (ja) 画像形成装置
JP2022012828A (ja) 画像形成装置
JP2005035197A (ja) 補正データ生成装置、画像形成装置、光プリントヘッドの光量補正方法
JP2016150581A (ja) 画像形成装置
JP5063910B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4337801B2 (ja) 画像形成装置およびその露光制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160426

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5930750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees