JP2002055498A - 画像処理装置およびその制御方法 - Google Patents

画像処理装置およびその制御方法

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JP2002055498A
JP2002055498A JP2000243329A JP2000243329A JP2002055498A JP 2002055498 A JP2002055498 A JP 2002055498A JP 2000243329 A JP2000243329 A JP 2000243329A JP 2000243329 A JP2000243329 A JP 2000243329A JP 2002055498 A JP2002055498 A JP 2002055498A
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JP2000243329A
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Tomohisa Itagaki
智久 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真プロセスに使用される露光光学系の
結像位置がずれると、粒状感の発生、濃度の変動、細線
や文字の再現性低下など、画質劣化現象が生じる。結像
位置がずれる状況は、組み立て初期の誤差だけではな
く、感光ドラムの偏心、長時間の使用に伴う感光ドラム
の表層削れ、振動などに起因するずれなど、複写機の使
用中にも発生する可能性がある。 【解決手段】 プリンタ部にサンプル画像を形成させ(S
1)、形成されたサンプル画像の画質の評価に基づき(S2-
S4)、電子写真プロセスに使用される露光結像系の結像
位置のずれを検知し(S5, S8)、その検知結果に基づきプ
リンタ部に供給すべき画像データを生成する際の画像処
理方法を設定し、検知結果に基づき電子写真プロセスに
おける露光光量を調整する(S9, S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置および
その制御方法に関し、例えば、電子写真プロセスにより
画像を形成する画像処理装置およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用するディジタル複写
機やプリンタなどの画像形成装置は、一般に、露光用の
光源として半導体レーザを用いる。つまり、半導体レー
ザ素子から出力されたレーザ光を回転多面鏡などから構
成される光偏向器により偏向し、f-θレンズを介して感
光ドラムの面上を走査することで静電潜像を形成する。
【0003】一方、露光用の光源として発光ダイオード
アレイ(以下「LEDアレイ」と呼ぶ)を用いる画像形成
装置もある。これはLEDから出力される光をロッドレン
ズアレイを介して感光ドラムの面上に結像し、静電潜像
を形成する。
【0004】図1は露光用の光源としてLEDアレイを用い
た画像形成装置における感光ドラム周辺の概略図であ
る。
【0005】図1において、感光ドラム73の回転方向に
直交する方向にLEDアレイ71の長手方向が配置される。
そしてLEDを選択的に発光させ、LEDの前方に配設された
結像光学系72を介して感光ドラム73の面上に光を結像す
ると同時に、感光ドラム73を回転させることで、二次元
的に静電潜像を形成する。
【0006】このようなLEDアレイ71を用いる画像形成
装置の結像光学系72には、一般に、ロッドレンズアレイ
が用いられる。従って、LEDアレイ、並びに、二枚の板
の間にロッドレンズが一列または二列で規則正しく直線
状に整列されたロッドレンズアレイが一体化されたLED
ヘッドが、露光光学系として用いられる。
【0007】図2はロッドレンズ721を説明する図であ
る。
【0008】図2においてロッドレンズ721自体の長さを
Z0、ロッドレンズ721の端面から物体あるいは像面まで
の距離である作動距離をL0とすると、ロッドレンズ721
の共役長TcはZ0+2L0である。
【0009】ロッドレンズアレイ72の画像伝送特性は、
送られる画像の質、つまり解像力で評価される。これを
表すのがMTF(Modulation Transfer Function)である。M
TFは、例えば図3に示すような矩形波パターンで表され
る原画像をロッドレンズアレイ72を通過させて形成する
場合に、形成される画像がどの程度原画像に忠実に再現
されるかを示す指標である。図3よりMTFは次のように定
義される。MTF(ω) = {i(ω)max - i(ω)min}/{I(ω)ma
x - I(ω)min}×100%
【0010】ここで、i(ω)maxおよびi(ω)minはそれぞ
れ空間周波数ω(lp/mm)における矩形波応答の極大値お
よび極小値である。MTFが100%に近いほど原画像に忠実
に画像が再現される。
【0011】MTFは、ロッドレンズアレイ72の焦点位置
で測定した場合と、焦点位置からずれて測定した場合と
では大きく異なる。また、一般に、Tcは10mm前後なの
で、焦点距離の比較的長いレーザ光学系と比べて、焦点
位置のずれに対して敏感な光学系になる。従って、感光
ドラム73とLEDヘッドとの距離は常に一定になるように
工夫されている。
【0012】このような、LEDアレイ71およびロッドレ
ンズアレイ72を用いてLEDヘッドを構成し、露光用の光
源とすることで、感光ドラム73近傍に露光用の光源を配
設することが可能になり、露光用の光源に半導体レーザ
素子を用いる光学系に比べて、画像形成装置を小型化す
ることが可能になる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】LEDヘッドの結像位置
(Tc長)を感光ドラム73の表面上に正確に設定する、ま
た、結像位置を正確に検知することは大変難しく、画像
形成装置の組み立て初期においてさえ、結像位置を正確
に合わせることは困難である。
【0014】さらに、組み立て初期における結像位置の
誤差に加え、LEDヘッドの機械的な歪みなどにより、LED
ヘッドの長手方向の手前奥で結像位置が異なる。結像位
置が正確に設定されないと、粒状感の目立つ低画質の画
像が出力される。この粒状感はMTFの劣化により生じ
る。
【0015】図4に示す実線はTc=9.9mmにおける理想的
な結像における光スポットのプロファイル例を示し、図
4に示す破線は結像位置が100μmずれた場合の光スポッ
トのプロファイルを示す図である。結像位置(Tc=9.9mm)
から100μmずれた場合(破線)、光強度のピークが弱ま
るとともに、光スポットの端部でブロードな強度分布を
示すことになる。
【0016】一方、感光ドラム73の特性は、図5に示す
ように、光量が少ない場合に敏感に反応する。また、電
子写真の特性上、現像特性は、図6に示すように、コン
トラスト電位が中間的な値で敏感になる。つまり、光量
が少ない場合、画像濃度の変化が急激な領域で画像を形
成することになり、画質が劣化した画像が形成され易い
ことになる。
【0017】組み立て初期における結像位置からさらに
ずれた場合、光強度が弱くなって1ドット幅のラインを
形成できなくなり、細線や文字が欠ける現象が起きる。
【0018】このように、結像位置がずれると、粒状感
の発生、濃度の変動、細線や文字の再現性低下など、画
質劣化現象が生じる。結像位置が設定値(Tc)からずれる
状況は、組み立て初期の誤差だけではなく、感光ドラム
73の偏心、長時間の使用に伴う感光ドラム72の表層削
れ、振動などに起因するTcのずれなど、画像形成装置の
使用中にも発生する可能性がある。
【0019】本発明は、上述の問題を個々に、または、
まとめて解決するためのものであり、電子写真プロセス
に使用される露光結像系の状態を検知して、必要ならば
補正を行い、画質の劣化を防ぐことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0021】本発明にかかる画像処理装置は、電子写真
プロセスにより画像を形成する形成手段にサンプル画像
を形成させ、形成されたサンプル画像の画質の評価に基
づき、前記電子写真プロセスに使用される露光結像系の
状態を検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果に
基づき、前記形成手段に供給すべき画像データを生成す
る画像処理手段の画像処理方法を設定する設定手段と、
前記検知結果に基づき、前記電子写真プロセスにおける
露光光量を調整する調整手段とを有することを特徴とす
る。
【0022】また、電子写真プロセスにより画像を形成
する形成手段にサンプル画像を形成させ、形成されたサ
ンプル画像の画質の評価に基づき、前記電子写真プロセ
スに使用される露光結像系の状態を検知する検知手段
と、前記形成手段に形成させる画像の特徴を判定する判
定手段と、前記検知手段の検知結果および前記判定手段
の判定結果に基づき、前記形成手段に供給すべき画像デ
ータを生成する画像処理手段の画像処理方法を設定する
設定手段と、前記検知結果および前記判定結果に基づ
き、前記電子写真プロセスにおける露光光量を調整する
調整手段とを有することを特徴とする。
【0023】本発明にかかる制御方法は、電子写真プロ
セスにより画像を形成する画像処理装置の制御方法であ
って、画像を形成する形成手段にサンプル画像を形成さ
せ、形成されたサンプル画像の画質の評価に基づき、前
記電子写真プロセスに使用される露光結像系の状態を検
知し、その検知結果に基づき、前記形成手段に供給すべ
き画像データを生成する画像処理手段の画像処理方法を
設定し、前記検知結果に基づき、前記電子写真プロセス
における露光光量を調整することを特徴とする。
【0024】また、電子写真プロセスにより画像を形成
する画像処理装置の制御方法であって、画像を形成する
形成手段にサンプル画像を形成させ、形成されたサンプ
ル画像の画質の評価に基づき、前記電子写真プロセスに
使用される露光結像系の状態を検知し、前記形成手段に
形成させる画像の特徴を判定し、前記検知手段の検知結
果および前記判定手段の判定結果に基づき、前記形成手
段に供給すべき画像データを生成する画像処理手段の画
像処理方法を設定し、前記検知結果および前記判定結果
に基づき、前記電子写真プロセスにおける露光光量を調
整することを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
【第1実施形態】[構成]図7は実施形態の画像形成装置
の構成を示す概観図である。図7に示す画像形成装置
は、図1に示した、感光ドラム73の回転軸方向に複数のL
EDを直線状に配列したLEDアレイ71を露光用の光源に用
いる。また、結像素子として正立等倍の複数のロッドレ
ンズを感光ドラム73の回転軸方向に直線状に配列したロ
ッドレンズアレイ72を用いて、LEDから出力される光を
感光ドラム73の面上に等倍に結像させる。LEDアレイ71
およびロッドレンズアレイ72は一体化され、露光部(LE
Dヘッド)として使用される。
【0027】また、詳細は後述するが、スキャナユニッ
ト211およびCCD210で読み取られた原稿画像は、画像処
理部209によって、プリンタ部212で画像を形成するため
の画像データに画像処理される。
【0028】次に、画像形成プロセスを簡単に説明す
る。
【0029】感光ドラム10の表面は、一次帯電器5によ
って均一に帯電された後、LEDヘッド6により入力画像信
号に応じた露光が実行され、静電潜像が形成される。静
電潜像は、現像器7によりトナーで現像される。現像さ
れたトナー像は、転写手段8により記録紙に転写され
る。搬送ベルト12により搬送され、各ステーション1か
ら4において各色のトナー像が重畳転写された記録紙
は、定着器9によりトナー像が定着される。なお、一色
成分一画素当りの再現階調数は二である。
【0030】LEDヘッド6のLEDアレイ71は、素子密度が6
00dpiで、LEDの電極サイズは約20μmである。ロットレ
ンズアレイ72は、ロッドの直径が0.6mmで、そのロッド
を二列に配列した図8に示す構成を有する。なお、ロッ
ドレンズアレイ72のTcは9.9mmである。
【0031】図9は感光ドラム10の部分断面図である。
感光ドラム10は、OPC機能分離積層タイプで、アルミ管
の心材に下引き層を塗り、その上にキャリア発生層であ
るCGLがサブミクロンオーダで塗られ、さらにその上に
キャリア輸送層であるCTL(20μm)および保護膜であるOC
Lがサブミクロンの厚みで塗られている。
【0032】[Tc]Tcは、LEDの発光点から感光ドラム1
0の表層までの設定すべき距離を示すが、この距離は様
々な因子により変動し易い。例えば、感光ドラム10の偏
心や図9に示す各層の塗りむら、組み立て時におけるLED
ヘッド6の位置決め誤差、使用中における感光ドラム10
の表層削れなどの影響を受ける。画質劣化が許容範囲に
収まる上記変動は、発明者の実験によれば土50μmであ
る。
【0033】結像点がベストピント状態にある状態、言
い換えれば設定距離がTcの9.9mmのときのスポットプロ
ファイルを図4に実線で示し、設定距離がTcから100μm
ずれた場合(デフォーカス)、つまり設定距離が10mmの
時のスポットプロファイルを図4に破線で示した。上記
スポットプロファイルに、感光ドラム10の露光強度に対
する電位減衰量を示す特性であるE-V特性、および、現
像器7における現像バイアスの直流電位と潜像電位の差
分であるV-D特性を考慮すると、プリンタの出力特性は
図10に示すようになる。
【0034】図10および図11は、図4に示すようなスポ
ットプロファイルにおいて、E-VおよびV-D特性を介し
て、孤立ドットおよび複数ドットの潜像を形成する様子
を模式的に表す図である。なお、図10および図11では1
ドットの幅を仮に50μmとしている。
【0035】デフォーカス時は光強度が弱く、潜像形成
がブロードになるため、孤立ドットが充分に再現がされ
ない。つまり、図8に示すように、隣接画素位置から孤
立ドットの形成が開始され、隣接画素位置で孤立ドット
の形成が終了する。この結果、デフォーカス時における
プリンタの出力特性は、ハイライト部の濃度は低く、形
成される複数のドットが塊になると急激に濃度が上昇す
る勾配が急峻な特性を示し、階調数や安定性に問題が生
じる。
【0036】さらに、デフォーカス時は孤立ドットが充
分に再現されず、複数のドットが塊になると充分な再現
が得られるようになる。その結果、画像の低周波成分が
増大し、孤立ドットおよび複数のドットの塊が混在する
中間調において粒状感(がさつき感)が生じる。
【0037】さらに、±150μmを超える取付位置のずれ
が発生すると、複数のドットの塊でも光強度が弱く、4
ドットスクエアのような潜像はどうにか形成されるが、
図11に示すようなドットが連続して並ぶ1ドット幅の細
線や文字は再現されない現象が生じる。
【0038】図10に示す4ドットスクエアの中心部を考
えると、4ドット分の裾が重なり合うので光強度が増加
したのと同じ効果が得られ、潜像を形成することができ
る。一方、図11に示す1ドットが連続に並ぶ細線や文字
などの場合、ドットの裾が重なり合うのは隣接する2ド
ット分しかなく、4ドットスクエアよりも浅い潜像(電
位の変化が小さい潜像)になり、±150μmを超える設定
値のずれが発生すれば1ドット幅のラインは形成されな
い。
【0039】[デフォーカス対策]上記の画質劣化にお
ける1ドット幅のラインが形成されない不具合に対し
て、何らかの方法で1ドットラインを形成させれば、線
画や文字の画質劣化を改善することができる。そこで、
デフォーカス状態における孤立ドットの潜像が、光強度
が弱いために浅くブロードな潜像を形成することに着目
し、その補正方法として露光光量を増加させる方法を採
用する。露光光量を増加させれば、孤立ドットの潜像形
成はブロードであるが、通常よりも深い潜像(電位の変
化が大きい潜像)になり、1ドット幅のラインの再現が
可能になる。すなわち、文字や線画の画質において、デ
フォーカスの影響を最低限に抑えることができる。
【0040】次に、デフォーカスにおける粒状感は、再
現できない孤立ドットと、再現可能な複数のドットの塊
とが混在することで生じる。この原理から、なるべく孤
立ドットを形成しないように、画像処理の早い段階から
ドットを集中させる処理を行い粒状感を軽減することが
できる。また、ドットを集中させれば、潜像も安定し、
濃度変動を起こし難くなるという長所もある。
【0041】第1実施形態では、デフォーカスにおける
画質劣化を起こさせない画像処理として、133線および
スクリーン角ありで画像をディザリングする二値化処理
を採用する。この画像処理によれば、最初の孤立ドット
を囲むようにドットを成長させるため、粒状感が発生す
る孤立ドットと複数のドットの塊の混在がなくなり、画
質劣化を起こさない。図12はそのドット成長パターンを
示す図である。このようなディザを「ドット集中型ディ
ザ」と呼ぶ。
【0042】さらに、第1実施形態では、上記の画質劣
化の補正理論を活用し、デフォーカスにおける画質劣化
現象を最小限に抑える。以下、デフォーカスの検知およ
び上記の理論を組み合わせた画質劣化の補正方法につい
て説明する。
【0043】[LEDヘッド6の取付位置の検知]LEDヘッ
ド6の取付位置がベストピント状態であれば、孤立ドッ
ト、複数のドットの塊ともに良好に再現され、マクロ観
察すれば一様な濃度の画像と認識される。しかし、デフ
ォーカスでは、孤立ドットが再現されず、複数のドット
の塊しか再現されないので、マクロ観察においても複数
のドットの塊が目立ち、粒状感が強い画像になり、視覚
特性(VTF)上も認識され易い低周波成分を多く含む。一
方、ベストピント状態の画像は、孤立ドットも、複数の
ドットの塊も安定して再現されるため、高周波成分を多
く含み、粒状感を感じない。この粒状感の違いを利用
し、LEDヘッド6の取付位置が許容範囲(例えばTC±50μ
m)内か否かの判別、および、取付位置のずれの検知を
行うことができる。
【0044】粒状感の評価に、第1実施形態では、FFT
(高速フーリエ変換)およびVTFフィルタを用いる。中
間調サンプル画像を、600dpiのRGB信号として画像処理
装置に入力する。そして、粒状感を与えるのは明度成分
であるから、RGB信号からL*成分を抽出して、FFTにより
周波数成分に変換する。得られた周波数成分上において
VTFフィルタ処理を行い、視覚的に認識されない高周波
成分をカットする。高周波成分をカットした周波数成分
にIFFT(高速逆フーリエ変換)を施して、実空間の画像
に戻し、その標準偏差を求めれば、その画像に対する粒
状感を数値(粒状度)として把握することができる。粒
状感の強い画像は、明度にばらつきがある画像で、標準
偏差値が大きい。
【0045】第1実施形態で使用するVTFフィルタには視
認距離30cmのものを用いる。上記一連の処理を式で示す
と下式のようになる。 G1 = √[{Σ(Pij - Pa)2}/(N2 - 1)] Pa = (ΣPij)/N2 P'ij = IFFT{FFT(Pij)ΣV(f)} V(f) = 5.05×exp(-0.138f)×{1 - exp(-0.1f)} ここで、G1: 粒状度 Pa: FFT後の画像データの平均値 P'ij: IFFT後の画像データ V(f): VTFフィルタ またΣ演算はi,j=1からNまで
【0046】発明者の実験の結果、信号値が50H(16進
数)のときに孤立ドットと複数のドットの塊がバランス
よく混在し、また、図13に示すプリンタ出力特性の急唆
な階調変化が50Hで合うため、50Hのパッチ画像を出力し
評価サンプルとしたところ、図14に示すような、取付位
置のずれと粒状度との関係が得られた。この関係から、
LEDヘッド6の取付位置が許容範囲(例えばTc±50μm)
における粒状度は0.10であり、この値を超える場合、そ
の画像形成装置はデフォーカス状態であるといえる。ま
た、LEDヘッド6の取付位置のずれが±150μmを超える場
合、1ドット幅のラインが形成されないことが実験結果
から明らかになっている。
【0047】すなわち、図15に示すように、LEDヘッド6
の取付位置のずれが±50μmであれば粒状度0.10未満の
通常状態にあり、LEDヘッド6の取付位置のずれが-150か
ら-50μmおよび+50から+150μmの範囲であれば粒状度0.
10から0.40でがさつき感が発生し、LEDヘッド6の取付位
置のずれが±150μmを超えれば粒状度0.40以上でがさつ
き感および文字や線画の画質低下を招く。
【0048】第1実施形態においては、デフォーカス状
態における文字や線画の画質を安定させるために、粒状
度が0.40以上ある場合は、デフォーカス補正を実行す
る。また、粒状度が0.10以上0.40未満の範囲にあれば、
文字や線画の画質は劣化せずに粒状感のみが発生するか
ら、画像処理をドット集中型ディザ法に変更する。
【0049】[画像処理部]次に、画像処理部209の構
成を説明する。図16は画像処理部209の詳細な構成例を
示すブロック図である。
【0050】図16において、CCD210は、原稿画像を600d
piで読み取り、読み取った画像をRGB信号として画像処
理部209へ入力する。画像処理部209に入力されたRGB信
号は、A/D変換器102によりディジタルRGB信号に変換さ
れる。シェーディング補正部103は、照明光量やレンズ
光学系で発生する光量むらおよびCCD210の画素の感度む
らを補正する。入力マスキング部104は、読取系の色空
間に依存するRGB信号を標準色空間のRGB信号に補正す
る。
【0051】変倍部105は、読取画像を拡大縮小する。L
OG変換部106は、RGB信号をCMY信号に変換する。UCR・出
力マスキング部107は、CMY信号から下色を除去してK
(黒成分)信号を生成するとともに、トナーの発色特性
に応じたマスキング処理を行い、CMYK四色のCMYK信号を
出力する。
【0052】解像度変換部108は、600dpiの画像信号を1
200dpiに変換するが、CPU110の制御により解像度変換の
オン/オフ制御が可能である。二値変換部109は、平均濃
度保存法による誤差拡散処理、および、ドット集中型デ
ィザ法による画像二値化機能を有し、CPU110の制御によ
り二値化処理のオン/オフ制御が可能である。二値変換
部109から出力されるCMYKの各二値信号はプリンタ部212
へ送られる。なお、二値変換部109においてプリンタ部2
12のガンマ特性を補正するためのLUTを用いた処理も行
われる。
【0053】CPU110は、ROM111に保持された制御プログ
ラムに基づき、RAM112をワークメモリに使用して、画像
処理部209の各構成を統括的に制御し、例えば、UCR・出
力マスキング部106や解像度変換部108などへパラメータ
を設定する制御も行う。なお、CPU110は、操作・表示部
114や、外部装置と通信を行うための外部インタフェイ
ス(I/F)113へ接続される。
【0054】さらに、CPU110が実行するプログラムに
は、上述したデフォーカス検知および補正を行う機能が
含まれている。つまり、明度・色相分離部34は、変倍部
105の出力から明度信号L*と色相信号a*b*を分離する。
デフォーカス検知部35は、分離された明度信号L*に対し
てFFT、VTFフィルタ、IFFT、標準偏差算出を行う粒状度
測定部50、並びに、LEDヘッド6の取付位置がベストピン
ト位置(Tc)に対して±50μmずれた場合および±150μm
ずれた場合の粒状度データを記憶し、算出された粒状度
と比較を行うデフォーカス判定部51を有する(図17参
照)。
【0055】デフォーカス検知部110は、デフォーカス
判定部51により±50μmを超えるデフォーカス状態であ
ると判定される場合、操作・表示部114へデフォーカス
状態であることを警告するメッセージを表示させるとと
もに、補正部36を介して二値変換部109を操作してドッ
ト集中型ディザ法による二値化を行わせる。さらに、±
150μmを超えるデフォーカス状態であると判定される場
合、光強度が弱く文字や線画の画質が劣化するため、光
量調整部37を介して光量を増加させる信号をプリンタ部
212へ出力させる。
【0056】図18はデフォーカス検知およびデフォーカ
ス補正を説明するフローチャートで、デフォーカス検知
モードが指定された場合にCPU110が実行する処理であ
る。
【0057】CPU110は、YMCKそれぞれ信号値50Hの中間
調サンプル画像をLUT補正せずに誤差拡散処理してプリ
ンタ部212へ供給し、サンプル画像をプリントさせる(S
1)。出力されたサンプル画像はオペレータによって原稿
台に載置され、その画像が読み取られる(S2)。読み取ら
れた画像は画像処理部209に入力され、明度・色相分離
部34により明度信号L*が抽出され(S3)、デフォーカス検
知部33により明度信号L*から粒状度G1の算出が行われる
(S4)。
【0058】算出された粒状度G1が0.1未満、つまりLED
ヘッド6の取付位置がベストピント位置(Tc±50μm)だ
と判断される場合(S5)は、操作・表示部114へデフォー
カス状態ではない旨を示すメッセージ、例えば「ピント
は合っています」を表示して(S6)、デフォーカス検知モ
ードを終了する。
【0059】一方、算出された粒状度G1が0.1以上、つ
まりLEDヘッド6の取付位置がTc±50μmを超えると判断
される場合(S5)は、操作・表示部114へデフォーカス状
態である旨を示すメッセージ、例えば「ピントがずれて
います、サービスへ連絡してください」を表示する(S
7)。そして、粒状度G1が0.4以上、つまりLEDヘッド6の
取付位置がTc±150μm以上か否かを判定し(S8)、0.1≦G
1<0.4であればステップS9で補正1(図19)を行い、0.4
≦G1であればステップS10で補正2(図20)を行う。
【0060】補正1においては、次の画像形成時(例え
ばコピーが命令された場合(S21))に文字線画モードが
選択されていないと判定される(S22)場合のみ、二値化
処理を誤差拡散処理法からドット集中型ディザ法へ切り
替え(S23)、ディザ用LUTを設定する(S24)ように、補正
部36を介して二値変換部109を制御する。また、文字線
画モードの場合は既定の誤差拡散二値化処理に設定する
(S25)ように、補正部36を介して二値変換部109を制御す
る。そして、画像形成が終了した後、サービスマンによ
るLEDヘッド6の取付位置の調整が行われたか否かを判定
し(S26)、未調整であればステップS21へ戻り、調整済み
であればデフォーカス検知モードを終了する。
【0061】補正2においては、次の画像形成時(例え
ばコピーが命令された場合(S31))に文字線画モードが
選択されていないと判定される(S32)場合は、二値化処
理を誤差拡散処理法からドット集中型ディザ法へ切り替
え(S33)、ディザ用LUTを設定する(S34)ように、補正部3
6を介して二値変換部109を制御する。また、文字線画モ
ードの場合は露光光量を通常の画像形成時に比べて例え
ば10%上げる(S35)ように、光量調整部37を介してプリン
タ部212を制御する。さらに、既定の誤差拡散二値化処
理に設定する(S36)ように、光量調整後用のLUTを設定す
る(S37)ように、補正部36を介して二値変換部109を制御
する。そして、画像形成が終了した後、サービスマンに
よるLEDヘッド6の取付位置の調整が行われたか否かを判
定し(S38)、未調整であればステップS31へ戻り、調整済
みであればデフォーカス検知モードを終了する。
【0062】なお、LUTの変更は、露光光量や二値化方
法を変更すれば、出力階調特性が変化するので、これに
対処して出力階調特性を補正するためのものである。つ
まり、デフォーカス判定部51から信号が送られて画像処
理および/または露光光量が変更された場合は、ドット
集中型ディザ処理用のLUTおよび/または光量調整後用の
LUTに切り替えて、画像濃度を忠実に再現するように調
節する。
【0063】このように、デフォーカスが検知された場
合、サービスマンによるLEDヘッド6の取付位置の調整が
行われるまでの期間、デフォーカスの状態および画像形
成モードに応じた補正を行うことにより、デフォーカス
により画質が劣化した画像の出力を抑制して、通常の業
務に支障をきたさないようにすることができる。
【0064】なお、上述したデフォーカスの状態、具体
的にはLEDヘッド6の取付位置のずれと、補正方法との関
係、並びに、露光光量の増加分(初期+10%)は、発明者
の実験により導かれた値である。当然のことながら、装
置の構造、感光ドラム10の状態、露光光学系の違いなど
により、これらの値は変化するから、装置それぞれに応
じた値を実験などに基づき求める必要がある。
【0065】
【第2実施形態】以下、本発明にかかる第2実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第2実施形態において、
第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付
して、その詳細説明を省略する。
【0066】第2実施形態では、図21に示すプリンタ213
においてデフォーカスの検知および補正を行う例を説明
する。
【0067】図21に示す本実施形態のプリンタ213は、
図7に示したプリンタ部212と同様の構成を有している。
ただし、サンプル画像を読み取るための構成を備えてい
る。つまり、定着器9を通過して排紙トレイへ搬送され
る記録紙に形成された画像を読み取るために、搬送ベル
ト14上に例えば600dpiの読取解像度を有する3ラインCCD
などの画像読取部13を設ける。そして、画像読取部13か
ら出力されるRGB信号は画像処理部209へ入力される。
【0068】また、画像処理部209の構成は第1実施形態
とほぼ同様であるが、通常の画像形成における二値化処
理をドット集中型ディザ法により行い、文字線画モード
が選択された場合に、ドット集中型ディザ法よりも文字
再現性に優れる誤差拡散法を用いる。これは、複写機で
はなくプリンタであるために可能な構成であり、複写原
稿のスクリーン線数や角度などとの関係により発生する
モアレを考慮する必要がないからである。言い換えれ
ば、ドット集中型ディザ法が使用できるから、LEDヘッ
ド6の取付位置がTc±150μmを超えるまではデフォーカ
ス補正およびサービスマンコールは不要である。
【0069】また、図にはとくに示さないが、画像読取
部13に3ラインCCDを使う場合は、各色成分が読み取られ
たタイミングを補正するためのディレー回路が画像処理
部209に設けられる。
【0070】図22はデフォーカス検知およびデフォーカ
ス補正を説明するフローチャートで、デフォーカス検知
モードが指定された場合にCPU110が実行する処理であ
る。
【0071】CPU110は、YMCKそれぞれ信号値50Hの中間
調サンプル画像をLUT補正せずに二値化処理してプリン
タ部へ供給し、サンプル画像をプリントさせる(S41)。
そして、画像読取部13にサンプル画像を読み取らせ(S4
2)、読み取られた画像は画像処理部209に入力され、明
度・色相分離部34により明度信号L*が抽出され(S43)、
デフォーカス検知部33により明度信号L*から粒状度G1の
算出が行われる(S44)。
【0072】算出された粒状度G1が0.4未満、つまりLED
ヘッド6の取付位置が調整不要(Tc±150μm未満)だと
判断される場合(S45)は、操作・表示部114へデフォーカ
ス状態ではない旨を示すメッセージ、例えば「ピントは
合っています」を表示して(S46)、デフォーカス検知モ
ードを終了する。
【0073】一方、算出された粒状度G1が0.4以上、つ
まりLEDヘッド6の取付位置がTc±150μmを超えると判断
される場合(S45)は、操作・表示部114へデフォーカス状
態である旨を示すメッセージ、例えば「ピントがずれて
います、サービスへ連絡してください」を表示する(S4
7)。そして、ステップS48で補正3(図23)を行う。
【0074】補正3においては、次の画像形成時(例え
ばプリントが命令された場合(S51))に文字線画モード
が選択されている場合(S52)は露光光量を通常の画像形
成時に比べて例えば10%上げる(S53)ように、光量調整部
37を介してプリンタ部を制御し、光量調整後用のLUTを
設定する(S54)ように、補正部36を介して二値変換部109
を制御する。そして、画像形成が終了した後、サービス
マンによるLEDヘッド6の取付位置の調整が行われたか否
かを判定し(S55)、未調整であればステップS51へ戻り、
調整済みであればデフォーカス検知モードを終了する。
【0075】
【第3実施形態】以下、本発明にかかる第3実施形態の画
像処理装置を説明する。なお、第3実施形態において、
第1および第2実施形態と略同様の構成については、同一
符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0076】第3実施形態は、図7に示す第1実施形態の
複写機に、第2実施形態で説明した画像読取部13を設け
て、デフォーカス検知モードを電源オン時などに自動的
に実行する。そして、デフォーカス状態が検知された場
合、必要に応じてデフォーカス補正を行う。第1および
第2実施形態では、文字線画モードが選択された場合を
デフォーカス補正が必要な場合としたが、第3実施形態
では、形成すべき画像が文字主体の画像か否かを判別し
て、その判別に応じてデフォーカス補正が必要な場合を
判断する。
【0077】図24はCPU110の機能を説明するブロック図
である。なお、画像処理部209の他の構成は図7に示した
第1実施形態の構成と略同様であるから、その説明を省
略する。
【0078】CPU110のOCR部38は、CCD210によって読み
取られた原稿画像をOCR(Optical Character Reading)処
理を施して、原稿画像から文字を抽出する。主題判別部
39は、OCR部38の出力に基づき、原稿画像の主題(文字
主体の画像か否か)を判別する。この判別結果は、補正
部36および光量調整部37に供給され、二値変換部109お
よびプリンタ部212の制御に利用される。
【0079】主題判別部39は、原稿画像に例えば30個以
上の文字が存在するか否かを判別し、30個以上の文字が
存在すれば文字主体の画像と判断する。なお、文字主体
の画像と判断する閾値である文字30個は、写真の題名、
ヘッダ、フッタおよび頁数など、文字主体の画像でなく
ても文字が存在するからである。さらに、文字の大き
さ、文字の並び方や文字の集中具合などから文字主体の
画像か否かを判断していもよい。
【0080】図25はデフォーカス検知およびデフォーカ
ス補正を説明するフローチャートで、装置の電源がオン
された直後に、CPU110によって実行される。
【0081】CPU110は、YMCKそれぞれ信号値50Hの中間
調サンプル画像をLUT補正せずに誤差拡散処理してプリ
ンタ部212へ供給し、サンプル画像をプリントさせる(S6
1)。そして、画像読取部13にサンプル画像を読み取らせ
(S62)、読み取られた画像は画像処理部209に入力され、
明度・色相分離部34により明度信号L*が抽出され(S6
3)、デフォーカス検知部33により明度信号L*から粒状度
G1の算出が行われる(S64)。
【0082】算出された粒状度G1が0.1未満、つまりLED
ヘッド6の取付位置がベストピント位置(Tc±50μm)だ
と判断される場合(S65)は、操作・表示部114へデフォー
カス状態ではない旨を示すメッセージ、例えば「ピント
は合っています」を表示して(S66)、デフォーカス検知
モードを終了する。
【0083】一方、算出された粒状度G1が0.1以上、つ
まりLEDヘッド6の取付位置がTc±50μmを超えると判断
される場合(S65)は、操作・表示部114へデフォーカス状
態である旨を示すメッセージ、例えば「ピントがずれて
います、サービスへ連絡してください」を表示する(S6
7)。そして、粒状度G1が0.4以上、つまりLEDヘッド6の
取付位置がTc±150μm以上か否かを判定し(S68)、0.1≦
G1<0.4であればステップS69で補正4(図26)を行い、
0.4≦G1であればステップS70で補正5(図27)を行う。
【0084】補正4においては、次の画像形成時(例え
ばコピーが命令された場合(S81))は、文字主体の画像
か否かを判定し(S82)、文字主体の画像でなければ二値
化処理を誤差拡散処理法からドット集中型ディザ法へ切
り替え(S83)、ディザ用LUTを設定する(S84)ように、補
正部36を介して二値変換部109を制御する。また、文字
主体の画像の場合は、既定の誤差拡散二値化処理に設定
する(S85)ように、補正部36を介して二値変換部109を制
御する。そして、画像形成が終了した後、サービスマン
によるLEDヘッド6の取付位置の調整が行われたか否かを
判定し(S86)、未調整であればステップS81へ戻り、調整
済みであればデフォーカス検知モードを終了する。
【0085】補正5においては、次の画像形成時(例え
ばコピーが命令された場合(S91))は、文字主体の画像
か否かを判定し(S92)、そうでなければに二値化処理を
誤差拡散処理法からドット集中型ディザ法へ切り替え(S
93)、ディザ用LUTを設定する(S94)ように、補正部36を
介して二値変換部109を制御する。また、文字主体の画
像の場合は、露光光量を通常の画像形成時に比べて例え
ば10%上げる(S95)ように、光量調整部37を介してプリン
タ部212を制御する。さらに、既定の誤差拡散二値化処
理に設定する(S96)ように、光量調整後用のLUTを設定す
る(S97)ように、補正部36を介して二値変換部109を制御
する。そして、画像形成が終了した後、サービスマンに
よるLEDヘッド6の取付位置の調整が行われたか否かを判
定し(S98)、未調整であればステップS91へ戻り、調整済
みであればデフォーカス検知モードを終了する。
【0086】なお、デフォーカス状態が検知された後
は、サービスマンによるLEDヘッド6の取付位置の調整が
行われるまで、言い換えればデフォーカス検知モードか
ら抜けるまで、装置の電源オン時にデフォーカス状態の
検知を行うことはない。
【0087】このように、装置の電源がオンされると、
上記の一連のフローにより、デフォーカス状態を検知し
て、デフォーカス状態にあればデフォーカス補正を実施
することができる。従って、より迅速なサービスマンコ
ールなどデフォーカス発生時の対処を迅速化することが
できる。
【0088】上述した各実施形態によれば、デフォーカ
スが発生した場合に、使用中の複写機やプリンタにおい
てデフォーカスに起因する画質劣化を最小に抑え、サー
ビスマンによる処置が行われるまでの期間、通常の業務
に支障をきたさないようにすることができる。
【0089】さらに、デフォーカス状態の検知を自動化
することで、ユーザの負担を最小限に抑えることができ
る。
【0090】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0091】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることはいうまでもない。
【0092】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることはいうまでもない。
【0093】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真プロセスに使用される露光結像系の状態を検知
して、必要ならば補正を行い、画質の劣化を防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光用の光源としてLEDアレイを用いた画像形
成装置における感光ドラム周辺の概略図、
【図2】ロッドレンズを説明する図、
【図3】MTFを説明する図、
【図4】理想的な結像、および、結像位置がずれた場合
の光スポットのプロファイルを示す図、
【図5】感光ドラムの感光特性を示す図、
【図6】電子写真プロセスの現像特性を示す図、
【図7】実施形態の画像形成装置の構成を示す概観図、
【図8】ロットレンズアレイを示す図、
【図9】感光ドラムの部分断面図、
【図10】孤立ドットの潜像を形成する様子を模式的に
表す図、
【図11】複数ドットの潜像を形成する様子を模式的に
表す図、
【図12】ドット集中型ディザのドット成長パターンを
示す図、
【図13】プリンタの出力特性を示す図、
【図14】LEDヘッドの取付位置のずれと粒状度との関
係を示す図、
【図15】LEDヘッドの取付位置のずれに対して発生す
る画質劣化およびその補正方法を説明する図、
【図16】画像処理部の詳細な構成例を示すブロック
図、
【図17】デフォーカス検知部の詳細を示す図、
【図18】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図19】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図20】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図21】第2実施形態のプリンタの構成例を示すブロ
ック図、
【図22】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図23】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図24】第3実施形態におけるCPU110の機能を説明す
るブロック図、
【図25】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図26】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャート、
【図27】デフォーカス検知およびデフォーカス補正を
説明するフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/043 G03G 15/04 120 5C074 15/04 H04N 1/40 B 5C077 H04N 1/036 1/23 103 1/405 Fターム(参考) 2C162 AE28 AF43 AF47 AF83 FA04 FA17 FA45 2C262 AA04 AA24 AB13 BB01 BB06 BB08 BB23 BB36 BC01 BC10 EA04 EA07 GA02 GA38 2H027 DB01 EA02 EA18 EB01 EF01 FA30 GB01 HA07 HA10 2H076 AB42 AB51 AB60 DA21 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB22 DB29 DE06 DE30 EA01 FA01 5C074 AA02 AA07 BB02 BB04 BB26 CC26 DD03 DD08 DD16 EE01 EE11 FF02 FF03 FF13 GG03 GG16 HH02 5C077 MM27 MP01 NN19 PP15 PP74 PQ08 PQ23 SS02 TT02 TT06

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真プロセスにより画像を形成する
    形成手段にサンプル画像を形成させ、形成されたサンプ
    ル画像の画質の評価に基づき、前記電子写真プロセスに
    使用される露光結像系の状態を検知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果に基づき、前記形成手段に供給
    すべき画像データを生成する画像処理手段の画像処理方
    法を設定する設定手段と、 前記検知結果に基づき、前記電子写真プロセスにおける
    露光光量を調整する調整手段とを有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画質は、中間調領域における画像の
    粒状度によって評価されることを特徴とする請求項1に
    記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記露光結像系の状態とは焦点の状態で
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載され
    た画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記露光結像系はLEDアレイおよびロッ
    ドレンズアレイを有することを特徴とする請求項3に記
    載された画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記検知結果により焦点は合っていると
    示される場合、前記設定手段は前記画像処理方法として
    誤差拡散二値化を設定し、前記調整手段は露光光量の調
    整を行わないことを特徴とする請求項3または請求項4に
    記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記検知結果により焦点が所定範囲内で
    ずれていると示される場合、前記調整手段は露光光量の
    調整を行わず、前記設定手段は、前記形成手段に設定さ
    れた画像形成モードに応じた画像処理方法を設定するこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4に記載された画像
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、前記形成手段に文字や
    線画の画像形成モードが設定されている場合は前記画像
    処理方法として誤差拡散二値化を設定し、前記形成手段
    に文字や線画以外の画像形成モードが設定されている場
    合は前記画像処理方法としてドット集中型ディザを設定
    することを特徴とする請求項6に記載された画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記検知結果により焦点が所定範囲内を
    超えてずれていることが示される場合、前記調整手段お
    よび前記設定手段は、前記形成手段に設定された画像形
    成モードに応じた露光光量の調整および画像処理方法の
    設定を行うことを特徴とする請求項3または請求項4に記
    載された画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記形成手段に文字や線画の画像形成モ
    ードが設定されている場合、前記調整手段は露光光量を
    増加させ、前記設定手段は前記画像処理方法として誤差
    拡散二値化を設定することを特徴とする請求項8に記載
    された画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記形成手段に文字や線画以外の画像
    形成モードが設定されている場合、前記調整手段は露光
    光量の調整を行わず、前記設定手段は前記画像処理方法
    としてドット集中型ディザを設定することを特徴とする
    請求項8または請求項9に記載された画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記設定手段は、設定した画像処理方
    法および調整された露光光量に応じた、画像濃度補正用
    のテーブルを前記画像処理手段に設定することを特徴と
    する請求項1から請求項10の何れかに記載された画像処
    理装置。
  12. 【請求項12】 さらに、前記検知手段の検知結果に基
    づくメッセージを表示する表示手段を有することを特徴
    とする請求項1から請求項11の何れかに記載された画像
    処理装置。
  13. 【請求項13】 前記露光結像系の状態に不具合が検知
    された場合、その不具合が解消されるまで、前記設定手
    段および/または前記調整手段の動作が継続されること
    を特徴とする請求項1から請求項12の何れかに記載され
    た画像処理装置。
  14. 【請求項14】 電子写真プロセスにより画像を形成す
    る形成手段にサンプル画像を形成させ、形成されたサン
    プル画像の画質の評価に基づき、前記電子写真プロセス
    に使用される露光結像系の状態を検知する検知手段と、 前記形成手段に形成させる画像の特徴を判定する判定手
    段と、 前記検知手段の検知結果および前記判定手段の判定結果
    に基づき、前記形成手段に供給すべき画像データを生成
    する画像処理手段の画像処理方法を設定する設定手段
    と、 前記検知結果および前記判定結果に基づき、前記電子写
    真プロセスにおける露光光量を調整する調整手段とを有
    することを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記判定手段は文字主体の画像か否か
    を判定することを特徴とする請求項14に記載された画像
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記画質は、中間調領域における画像
    の粒状度によって評価されることを特徴とする請求項14
    または請求項15に記載された画像処理装置。
  17. 【請求項17】 前記露光結像系の状態とは焦点の状態
    であることを特徴とする請求項14から請求項16の何れか
    に記載された画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記露光結像系はLEDアレイおよびロ
    ッドレンズアレイを有することを特徴とする請求項17に
    記載された画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記検知結果により焦点は合っている
    と示される場合、前記設定手段は前記画像処理方法とし
    て誤差拡散二値化を設定し、前記調整手段は露光光量の
    調整を行わないことを特徴とする請求項17または請求項
    18に記載された画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記検知結果により焦点が所定範囲内
    でずれていると示される場合、前記調整手段は露光光量
    の調整を行わず、前記設定手段は、前記判定結果に応じ
    た画像処理方法を設定することを特徴とする請求項17ま
    たは請求項18に記載された画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記設定手段は、前記判定結果が文字
    主体の画像を示す場合は前記画像処理方法として誤差拡
    散二値化を設定し、文字主体以外の画像を示す場合は前
    記画像処理方法としてドット集中型ディザを設定するこ
    とを特徴とする請求項20に記載された画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記検知結果により焦点が所定範囲内
    を超えてずれていることが示される場合、前記調整手段
    および前記設定手段は、前記判定結果に応じた露光光量
    の調整および画像処理方法の設定を行うことを特徴とす
    る請求項17または請求項18に記載された画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記判定結果が文字主体の画像を示す
    場合、前記調整手段は露光光量を増加させ、前記設定手
    段は前記画像処理方法として誤差拡散二値化を設定する
    ことを特徴とする請求項22に記載された画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記判定結果が文字主体以外の画像を
    示す場合、前記調整手段は露光光量の調整を行わず、前
    記設定手段は前記画像処理方法としてドット集中型ディ
    ザを設定することを特徴とする請求項22または請求項23
    に記載された画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記設定手段は、設定した画像処理方
    法および調整された露光光量に応じた、画像濃度補正用
    のテーブルを前記画像処理手段に設定することを特徴と
    する請求項14から請求項24の何れかに記載された画像処
    理装置。
  26. 【請求項26】 さらに、前記検知手段の検知結果に基
    づくメッセージを表示する表示手段を有することを特徴
    とする請求項14から請求項25の何れかに記載された画像
    処理装置。
  27. 【請求項27】 前記露光結像系の状態に不具合が検知
    された場合、その不具合が解消されるまで、前記判定手
    段、並びに、前記設定手段および/または前記調整手段
    の動作が継続されることを特徴とする請求項14から請求
    項26の何れかに記載された画像処理装置。
  28. 【請求項28】 前記検知手段の動作は、前記露光結像
    系の状態に不具合が検知されるまで、前記装置がオンさ
    れる度に実行されることを特徴とする請求項14から請求
    項27の何れかに記載された画像処理装置。
  29. 【請求項29】 電子写真プロセスにより画像を形成す
    る画像処理装置の制御方法であって、 画像を形成する形成手段にサンプル画像を形成させ、形
    成されたサンプル画像の画質の評価に基づき、前記電子
    写真プロセスに使用される露光結像系の状態を検知し、 その検知結果に基づき、前記形成手段に供給すべき画像
    データを生成する画像処理手段の画像処理方法を設定
    し、 前記検知結果に基づき、前記電子写真プロセスにおける
    露光光量を調整することを特徴とする制御方法。
  30. 【請求項30】 電子写真プロセスにより画像を形成す
    る画像処理装置の制御方法であって、 画像を形成する形成手段にサンプル画像を形成させ、形
    成されたサンプル画像の画質の評価に基づき、前記電子
    写真プロセスに使用される露光結像系の状態を検知し、 前記形成手段に形成させる画像の特徴を判定し、 前記検知手段の検知結果および前記判定手段の判定結果
    に基づき、前記形成手段に供給すべき画像データを生成
    する画像処理手段の画像処理方法を設定し、 前記検知結果および前記判定結果に基づき、前記電子写
    真プロセスにおける露光光量を調整することを特徴とす
    る制御方法。
  31. 【請求項31】 電子写真プロセスにより画像を形成す
    る画像処理装置を制御するプログラムコードが記録され
    た記録媒体であって、前記プログラムコードは少なくと
    も、 画像を形成する形成手段にサンプル画像を形成させ、形
    成されたサンプル画像の画質の評価に基づき、前記電子
    写真プロセスに使用される露光結像系の状態を検知する
    ステップのコードと、 その検知結果に基づき、前記形成手段に供給すべき画像
    データを生成する画像処理手段の画像処理方法を設定す
    るステップのコードと、 前記検知結果に基づき、前記電子写真プロセスにおける
    露光光量を調整するステップのコードとを有することを
    特徴とする記録媒体。
  32. 【請求項32】 電子写真プロセスにより画像を形成す
    る画像処理装置を制御するプログラムコードが記録され
    た記録媒体であって、前記プログラムコードは少なくと
    も、 画像を形成する形成手段にサンプル画像を形成させ、形
    成されたサンプル画像の画質の評価に基づき、前記電子
    写真プロセスに使用される露光結像系の状態を検知する
    ステップのコードと、 前記形成手段に形成させる画像の特徴を判定するステッ
    プのコードと、 前記検知手段の検知結果および前記判定手段の判定結果
    に基づき、前記形成手段に供給すべき画像データを生成
    する画像処理手段の画像処理方法を設定するステップの
    コードと、 前記検知結果および前記判定結果に基づき、前記電子写
    真プロセスにおける露光光量を調整するステップのコー
    ドとを有することを特徴とする記録媒体。
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