JP2013162234A - 光加入者通信システムおよび異常復旧方法 - Google Patents

光加入者通信システムおよび異常復旧方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 PONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、誤発光を含む異常状態のONUを特定してその復旧を行う。
【解決手段】 OLTの配下のONUとの間で、PONシステムとして規定されているプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合に、そのプロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンを用いてONUを制御する光パターン信号を送信する光パターン信号発光制御手段と、光パターン信号を受信し、その光の断続パターンに対応するコマンドに基づいてONUの動作を制御する光パターン信号受光制御手段とを含み、各ONUに探索コマンドを光パターン信号により伝達して誤発光を含む異常状態のONUを特定し、特定した異常状態のONUに異常復旧コマンドを光パターン信号により伝達してONUの異常状態を復旧させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光加入者通信システムに関し、特に、誤発光している光加入者装置を特定してその復旧を行う機能を含む光加入者通信システムおよびその異常復旧方法に関する。
光通信網のアクセス系としてユーザ宅内に光ファイバーを伝送路として引き込むFTTH(Fiber To The Home、ファイバー・トゥ・ザ・ホーム)を実現するための技術の一つとして、光加入者通信システムがある。光加入者通信システムは、PON(Passive Optical Network)システムとも称され、網側に設置されるOLT(Optical Line Terminal)を、光分岐器を介して複数のユーザ宅内に設置されるONU(Optical Network Unit)に接続して構成される。なお、OLTは光加入者収容装置、ONUは光加入者装置とも称する。つまり、PONシステムは、1つのOLTに対して複数のONUがP2MP(ポイント・トゥ・マルチポイント)で接続される。高速光アクセス方式としてIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3ahで規格化されているGE-PON(Gigabit Ethernet(登録商標)-PON)では最大1Gbps(Giga bit per second)の高速通信が可能である。また、次世代FTTHとして使われる10GE-PONでは最大10Gbpsの高速通信が可能である。
PONシステムのOLTから光分岐器を介してONUに至る区間では、ONUからOLTへの上り方向と、OLTからONUへの下り方向とは波長分割多重によりそれぞれが独立した通信路となっている。従って、上り方向と下り方向に関して、それぞれの光信号は同時に光ファイバー上を通過できる。また、上り方向と下り方向のそれぞれは、複数の光信号が時分割多重で同一光ファイバー上を通過する。OLTから各ONUに送信される下り方向の光信号はブロードキャスト形式で配下の全ONUに対して送信される。一方、ONUからOLTの上り方向の区間では、各ONUから送信された光信号が時分割多重で同一光ファイバー上を通過する。従って、各ONUから送信された光信号が光分岐器のところで衝突しないように、各ONUが送信する光信号の送信タイミングを調整した送信制御が行われている。なお、光信号はフレーム(フレーム群を含む)、パケットまたはコマンドとも称し、以降の説明では同義として扱う。
PONシステムにおいて、光分岐器を介してOLTに接続されたONUは、ディスカバリ(Discovery)・プロセスによりOLTに登録されることにより使用が可能になる。つまり、OLTに接続されたONUは、OLTから定期的に送信されているディスカバリ・ゲート・フレームを受信し、それに対して登録を要求するレジスタ・リクエスト・フレームを送信する。OLTは、レジスタ・リクエスト・フレームに対して、OLTとONU間の通信経路であるロジカルリンク(LL)を設定し、ロジカルリンク識別子(LLID)を付与するレジスタ・フレームをONUに送信する。LLIDを自装置に登録したONUは、その後送信されてくるゲート・フレームによって指示される時刻・期間内にレジスタ・ACKフレームを送信する。OLTに登録されたONUは、OLTから受信したフレームに含まれるロジカルリンク識別子(LLID)が自装置に付与されているものと一致するフレームを取り込み、自装置宛でないフレームを廃棄する受信動作を行う。そして、ONUは、OLTから送信されるゲート・フレームで指示される時刻・期間内にフレームを送信する送信動作を行う。
このように、各ONUがフレーム送信のための発光をする時刻・期間を指定するゲート・フレームがOLTから送信され、各ONUはその許可された時刻・期間内に上り方向の光信号を送信する。また、OLTは、ゲート・フレームに対するONUの応答が一定時間内に無いと、対応するLLIDを破棄してそのONUの登録を解除し、ロジカルリンクを切断する。
ここで、ONUに障害が発生すると、そのONUは光送受信器や内部回路の異常により送信許可時間外で発光を行うことがある。このようなONUを異常発光ONUとか消光不良ONUと称する。以降、これらのONUを誤発光ONUと称する。この誤発光ONUが生じると、通常の送信許可時間内に発光している正常ONUの上り光信号と、誤発光ONUが誤発光している上り光信号とが衝突して、ONUとOLTの上り方向での通信が不通になる。上り方向での通信が不通になると、下り方向で送信されているゲート・フレームに対するONUの応答がOLTに返らなくなり、応答の無いONUに対するロジカルリンクが全て切断される。このように誤発光ONUが1台発生すると、光分岐器を共用している他の全てのONUがOLTとの間で通信が不可能になり、甚大な通信システム障害を引き起こす。
このような障害を早期に復旧するためには、誤発光ONUを早急に特定し、PONシステムから取り除く必要がある。ONUのようなユーザ宅内に設置される装置に対しては、OLTから誤発光ONUの特定や停止制御が行えることが望ましい。しかし、遠隔からの誤発光ONUの特定や停止制御を行えない場合は、ユーザ宅内に設置されているONUを、網管理者が現地に出向いて1台ずつ確認して対処しなくてはならず、障害復旧に要する時間とコストが大きくなる。そのため、PONシステムでは、迅速な誤発光ONUの特定と、遠隔からのONU制御を行うための技術が求められている。
PONシステムにおける誤発光ONUの特定や遠隔での復旧制御に関する技術として特許文献1〜4に開示されているような技術がある。
特許文献1では、OLTの異常発光検出手段が、配下のONUから送信される光信号のアイドルパターンの長さを測定して異常発光を検出する。そのとき、ロジカルリンクが多数取り消されることも異常発光検出の一因としている。そして、誤発光ONUの存在を確認した際に残っているロジカルリンクに対応するONUを誤発光ONUと特定する。特定した誤発光ONUに対しては、OMA(保守運用管理)プロトコルデータユニットにより、その誤発光ONUのLLIDを付与した発光停止コマンドを下り方向に送信する。発光停止コマンドを受信した誤発光ONUでは、消光手段がその発光停止コマンドに基づいて誤発光を消す制御を実行する。
特許文献2は、ONUの異常発光障害に対処するために、OLTが配下のONUに対して拡張的な機能を適切に実行させることができるPONシステムに関する技術を開示する。つまり、この技術は、誤発光ONUにより上り方向での通信が不通になり、その結果としてロジカルリンクが全て切断されてしまうことに対処して機能拡張用通信路を設けるものである。この技術によれば、ディスカバリ・プロセスの実行にあわせて機能拡張用通信路をONUに対して形成し、固有の機能拡張用識別子を付与する。この機能拡張用通信路や機能拡張用識別子は、保守用のマルチキャストLLIDによる通信経路である。そして、ロジカルリンクが切断されて配下のONUと通信不能に陥った場合に、OMAフレームによりマルチキャストLLIDを使用してONUにコマンドを送信する。ONUではその受信したコマンドで指示された制御を実行する。
特許文献3では、誤発光ONUの発光停止手段として、フレームのプリアンブル中にONUの端末IDと発光停止コマンドを含んだパケットをOLTが送信する。そして、ONUは自分宛のパケット中に発光停止コマンドが含まれていた場合に、発光を停止させる。OLTは、発光停止コマンド送信後に上り光信号が消失すれば、発光を停止させたONUを誤発光ONUと特定する。
特許文献4では、一時消光指示コマンドをOLTから選択的にONUに送信し、それにより他のONUとの通信状態が改善されれば、一時消光指示コマンドを送ったONUが誤発光ONUであると特定する。つまり、誤発光ONUが一時消光指示コマンドにより消光したことにより正常ONUのリンクが再接続されるので、リンクアップ数が増加することで、誤発光ONUの特定を行っている。特定した誤発光ONUには、常時消光指示コマンドを送信するので、常時消光指示コマンドを受信した誤発光ONUはその後の発光を停止する。
特開2008-028451号公報 特開2010−141487号公報 特許第4228693号公報 特許第4722109号公報
しかし、上述した特許文献1〜4に記載の技術には次のような課題がある。
特許文献1と特許文献2は、誤発光ONUが生じると上り方向の通信が不通になり、それによりOLTでのONUの登録が解除されることに起因する課題を解決し、その上で誤発光ONUを復旧させる技術である。つまり、これらの技術は、遠隔制御のためのコマンドを送信する宛先のONUを、いかにして指定するかということに主眼を置いている。そのために、特許文献1と特許文献2が開示する技術は複雑な回路構成を必要としている。特許文献3や特許文献4は、特にそのようなことには言及しておらず、遠隔制御のためのコマンドを特定のONUを指定して送信することを述べている。
このように、特許文献1〜4のいずれも、下り方向の通信は正常であることを前提として、遠隔制御のためのコマンドを通常の下り方向の通信として送信している。上り方向と下り方向とは波長分割多重によりそれぞれが独立した通信路となっているので、誤発光ONUの存在により上り方向の通信が不通になったとしても、OLTからONUを遠隔制御するためのコマンドを送信することは可能としている。
しかし、誤発光と同時にONUの通信機能が正常に動作していない場合には、たとえ遠隔制御コマンドをONUに送信しても、ONUはその制御コマンドをコマンドとして識別することができない。従って、ONUでは遠隔制御コマンドを受信できず、それによる制御を実行することもできない。また、同様にOLTの通信機能が正常に動作しない場合には、遠隔制御コマンドを送信することもできなくなる。つまり、特許文献1〜4のいずれにおいても、PONシステムとして規定された通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合の対処に関しては開示がない。
そこで、本発明の目的は、PONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、誤発光を含む異常状態のONUを特定してその復旧を行う機能を含む光加入者通信システムおよび異常復旧方法を提供することにある。
上記の目的を実現するために、本発明の一形態である光加入者通信システムは、光加入者通信システムの光加入者収容装置に含まれ、前記光加入者収容装置と光ケーブルで接続された配下の光加入者装置との間で、前記光加入者通信システムとして規定されているプロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンを用いて前記光加入者装置を制御するための制御コマンドを伝達する光パターン信号を送信する光パターン信号発光制御手段と、前記光加入者装置に含まれ、前記光加入者収容装置から送信される前記光パターン信号を受信し、前記光パターン信号の光の断続パターンで伝達された前記制御コマンドに基づいて前記光加入者装置の動作を制御する光パターン信号受光制御手段とを含み、前記光加入者収容装置と接続されている配下の前記光加入者装置に誤発光を含む異常が発生した場合、前記光パターン信号発光制御手段は、配下の前記各光加入者装置に前記制御コマンドとして探索コマンドを前記光パターン信号により伝達して前記異常状態の前記光加入者装置を特定し、当該特定した前記異常状態の前記光加入者装置に前記制御コマンドとして異常復旧コマンドを前記光パターン信号により伝達し、前記光パターン信号受光制御手段は、前記光パターン信号により伝達された前記探索コマンドおよび前記異常復旧コマンドに基づいて前記光加入者装置を制御することを特徴とする。
また、本発明の他の形態である異常復旧方法は、光加入者通信システムの光加入者収容装置において、光ケーブルで接続された配下の光加入者装置の誤発光を含む異常発生を検出し、前記光加入者収容装置から配下の前記各光加入者装置に、前記光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いて前記光加入者装置を制御する探索コマンドを伝達し、前記光加入者装置が、前記光加入者収容装置から送信された前記光パターン信号を受信し、前記光パターン信号の光の断続パターンで伝達された前記探索コマンドに基づいて前記光加入者装置の動作を制御し、前記光加入者収容装置が、前記探索コマンドに基づく前記光加入者装置の動作に起因する状況変化から前記異常状態の前記光加入者装置を特定して、当該特定した前記異常状態の前記光加入者装置に異常復旧コマンドを前記光パターン信号により伝達し、前記光加入者装置が、前記光パターン信号により伝達された異常復旧コマンドに基づいて前記光加入者装置を制御することを特徴とする。
本発明は、光加入者通信システムにPONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、誤発光を含む異常状態のONUを特定してその復旧を行うことができる。
第1の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の動作を示すフロー図である。 第2の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における光パターン信号の構成を示す概念図である。 第2の実施形態における光パターン信号の送信と受信に関わるタイミングを示す図である。 第2の実施形態の動作を示すフロー図である。 第3の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態における光パターン信号の構成を示す概念図である。 第3の実施形態の動作を示すフロー図である。 第4の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態の光加入者通信システム100は、光加入者収容装置(OLT)1と光ケーブルで接続された配下の光加入者装置(ONU)2を含む構成になっている。そして、OLT1は光パターン信号発光制御手段3を含み、ONU2は光パターン受光制御手段4を含む。
光パターン信号発光制御手段3は、光の断続パターンを用いてONU2を制御するための制御コマンドを伝達する光パターン信号を送信する。この光パターン信号は、OLT1とONU2との間で、光加入者通信システムとして規定されているプロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンを用いた信号である。
光パターン受光制御手段4は、OLT1から送信される光パターン信号を受信し、その光パターン信号の光の断続パターンで伝達された制御コマンドに基づいてONU2の動作を制御する。
そして、OLT1と接続されている配下のONU2に誤発光を含む異常が発生した場合、光パターン信号発光制御手段3は、配下の各ONU2に制御コマンドとして探索コマンドを光パターン信号により伝達してその異常状態のONU2を特定する。さらに光パターン信号発光制御手段3は、その特定した異常状態のONU2に制御コマンドとして異常復旧コマンドを光パターン信号により伝達する。これにより、ONU2の光パターン信号受光制御手段4は、光パターン信号により伝達された探索コマンドおよび異常復旧コマンドに基づいてONU2を制御する。
また、図2は、第1の実施形態の動作を示すフロー図である。第1の実施形態は次のように動作する。
光加入者通信システムの光加入者収容装置(OLT)において、光ケーブルで接続された配下の光加入者装置(ONU)の誤発光を含む異常発生を検出する(S101)。OLTから配下のONUに、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いてONUを制御する探索コマンドを伝達する(S102)。
ONUが、OLTから送信された光パターン信号を受信し、その光パターン信号の光の断続パターンで伝達された探索コマンドに基づいてONUの動作を制御する(S103)。
OLTが、探索コマンドに基づくONUの動作に起因する状況変化から誤発光を含む異常状態のONUを特定して、当該特定した異常状態のONUに異常復旧コマンドを光パターン信号により伝達する(S104)。つまり、OLTでは、ONUが探索コマンドで指示された動作を行うことによる状況変化から被疑ONUを特定する。
ONUが、光パターン信号により伝達された異常復旧コマンドに基づいてONUを制御する(S105)。
以上に説明したように、第1の実施形態の光加入者通信システムは、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いてONUを制御する制御コマンドを伝達する。そのため、下り方向においてもPONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、OLTからONUへの遠隔操作を行うことができる。そして、伝達した制御コマンドに基づくONUでの動作によって、誤発光を含む異常状態になっているONUを特定してその復旧を行うことができる。
次に、図3〜6を参照して第2の実施形態の光加入者通信システムを説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。
本発明の第2の実施形態の光加入者通信システム200は、光加入者収容装置(OLT)10と光分岐器30を介して光ケーブルで接続された配下の複数の光加入者装置(ONU)20〜23とがP2MPで接続されて構成される。OLT10は、例えば通信局舎設備内等に設置され、光基幹網40と接続されている。また各ONUは(例えばONU20)、ユーザ宅内等に設置され、ユーザ端末50を接続している。ONU20〜23の構成はいずれも同じである。
OLT10は、光送受信器101、PON制御部102、NNI(Network Node Interface)制御部103および光パターン信号発信制御部104を含む。また、光パターン信号発信制御部104を外部から操作する機器として制御端末105を接続することができる。もちろん、制御端末105をOLT10の構成として含めても良い。しかし、制御端末105は、後述するように配下のONU20の異常探索や異常復旧を行う際に使用する端末なので、正常の機器運転時には使用されない。
NNI制御部103は、光基幹網40と当該OLT10との間でデータを送受信する制御部である。図示しない上位装置から受信したデータをPON制御部102に送信し、またPON制御部102から受信したデータを上位装置に送信する。
PON制御部102は上位装置とONUとの間での信号処理、および配下のONUの登録制御を司る。PON制御部102は、NNI制御部103から受信したデータに光加入者通信システムとして規定されたプロトコルの通信用のデータ処理を施して光送受信器101に送信する。そして、光送受信器101から受信した信号から光加入者通信システムとして規定されたプロトコルの通信用のデータ部を取り除いてNNI制御部103に送信する。また、PON制御部102は、ディスカバリ・プロセス用の信号生成、ONUからの応答メッセージの処理、ディスカバリ・プロセスが正常に終了した場合は登録ONU情報を保持する。そして、登録したONU宛に送信許可信号を送信して配下のONU間での上り信号送信タイミングの管理を行う。
光送受信器101は、光ケーブルを介してONUから受信した上り光信号を電気信号に変換してPON制御部102へ送信し、逆に、PON制御部102から受信した下り信号を電気信号から光信号に変換して光ケーブルへ送信する。また、光送受信器101は、上り光信号を受信している場合は光入力検出信号(図3の(a))を光パターン信号発信制御部104に出力して、光ケーブルに上り光信号が存在することを通知する。さらに、光送受信器101は、光パターン信号発信制御部104からの指示に基づく光パターン信号を下り方向に送信する。この光パターン信号は、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンで構成される。光パターン信号には、後述するようにONUを制御するためのONU制御コマンドとそれの宛先を示すアドレス情報が含まれる。
光パターン信号発信制御部104は、制御端末105と接続されて、制御端末105との連携で、後述する誤発光を含む異常状態のONUの探索やその復旧の制御動作を行う。つまり、光パターン信号発信制御部104は、制御端末105で指定したONU制御コマンドとそのコマンドの宛先ONUのアドレス情報を含む光パターン信号の送信を光送受信器101に指示する。光パターン信号発信制御部104は、ONU制御信号(図3の(b))を光送受信器101に出力して光パターン信号の送信を指示する。また、光パターン信号に含まれるONU制御コマンドに基づく制御をONUが実行すると、それに対応して上り回線状態が変化するので、光パターン信号発信制御部104は、その変化に基づいて異常状態になっている被疑ONUの探索を行う。
一方、ONU20は、光送受信器201、PON制御部202、UNI(User Network Interface)制御部203、光パターン信号受信制御部204および記憶部205を含む。
UNI制御部203は、ONU20に接続しているユーザ端末50との間でデータを送受信する制御部である。ユーザー端末50から受信したデータをPON制御部202へ送信し、PON制御部202から受信したデータをユーザー端末50へ送信する。
PON制御部202は、UNI制御部203から受信したデータに光加入者通信システムとして規定されたプロトコルの通信用のデータ処理を施して光送受信器201に送信する。そして、光送受信器201から受信した信号から光加入者通信システムとして規定されたプロトコルの通信用のデータ部を取り除いてUNI制御部203へ送信する。また、PON制御部202は、OLT10から送信されるディスカバリ・プロセス信号の処理、応答信号の生成を行う。そして、OLT10での当該ONUの登録が完了した後は、OLT10から送信されてくる送信許可信号に従ったタイミングで上り光信号の送信を行う。
光送受信器201は、光分岐器30および光ケーブルを介してOLT10から受信した下り光信号を電気信号に変換してPON制御部202に送信し、逆に、PON制御部202から受信した上り信号を電気信号から光信号に変換して光ケーブルへ送信する。また、光送受信器201は、下り光信号を受信している間は光入力検出信号(図3の(c))を光パターン信号受信制御部204へ出力し、下り光信号未受信時は光入力検出信号を出力しない。つまり、光送受信器201は、光ケーブルにおける下り光信号の断続(未受信/受信)に応じてレベルを変化させた光入力検出信号を出力する。
光パターン信号受信制御部204は、光送受信器201から出力される光入力検出信号のレベル変化を監視しており、光入力検出信号のレベル変化状況から光の断続パターンを識別し、光パターン信号の内容を検出する。光パターン信号にONU制御コマンドが含まれていた場合は、宛先ONUのアドレス情報として含まれているMAC(Media Access Control)アドレスの照合を行う。つまり、光パターン信号受信制御部204は、光パターン信号に含まれる宛先MACアドレス情報と記憶部205に保持されている当該ONUのMACアドレスとを比較する。その結果、MACアドレスが一致した場合には、光パターン信号受信制御部204は、光パターン信号に含まれていたONU制御コマンドを実行する。例えば、光送受信器201の発光制御を行う発光制御信号(図3の(d))を光送受信器201に出力する。
記憶部205は、当該ONU20のMACアドレスを保持しており、ONU20の電源が切断された後もMACアドレスを保持し続ける。
以上の構成により、OLT10の光送受信器101から、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンで構成される光パターン信号が送信される。この光パターン信号はONU20の光送受信器201において光入力検出信号のレベル変化を生じさせる。ONU20の光パターン信号受信制御部204でこの光の断続パターンを解析して、ONU制御コマンドとして取得して対応する制御をONU20に対して実行する。
次に、図4の光パターン信号の構成を示す概念図および図5の光パターン信号の送信と受信に関わるタイミングを示す図を参照して光パターン信号について説明する。
前述したように、光加入者通信システムに誤発光ONUが生じると、上り方向の光信号の衝突によって、OLTとONU間の上り方向での通信が不通となる。そのため、OLTから送信されるゲート・フレームに対するONUの応答が返らなくなり、OLTはONUが接続されていないと判断し、対応するONUの登録情報を削除する。ONUの登録情報は、ONUのLLIDやMACアドレスを含む。そのため、これらの情報が消失するとONUを特定するための情報がなくなる。
通常、このような場合、特許文献1〜4が開示する技術のように、下り回線でOLTから制御コマンドをONUに送って遠隔操作する。しかし、ONUに対して通常の光加入者通信システムとして規定された通信プロトコルを用いて制御コマンドを送受信する場合、OLTとONUのいずれのPON制御部も正常に動作している事が必要であり、PON制御部の異常動作時には対処することができない。
本実施形態の光加入者通信システムは、そのような通常の光加入者通信システムとして規定された通信プロトコルが使えない状態であっても、PON制御部を介さずに異常状態に陥っているONUの制御を行い、異常状態を復旧させることができる。つまり、本実施形態の光加入者通信システムは、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンを用いてONU制御コマンドを伝達する。この予め決められた光の断続パターンは、本実施形態の光加入者通信システム内においてはOLTとONUとの間で共通的に認識されているものである。
図4は、光パターン信号の構成を示す概念図である。光パターン信号は、宛先を指定するフィールドに宛先ONUのMACアドレスが、ONUに実施させる制御を指定するフィールドにONU制御コマンドがそれぞれ設定される。それらの前後をスタートビットとフレーム・チェック・シーケンス(FCS)とで挟んで構成される。
OLT10において、制御端末105で入力した宛先MACアドレス情報と制御コマンド情報に基づいて光パターン信号発信制御部104がONU制御信号(図3の(b))を生成し、それを光送受信器101に送信する。光送受信器101は、発光・消光を制御してONU制御信号に示される断続パターンの光信号を光ケーブルへ送信する。なお、制御端末105で入力する宛先MACアドレスはOLT10内の管理情報としては消滅しているが、図示しない保守管理装置に定期的に保守データとして蓄積・更新しているデータが使える。つまり、誤発光ONUによる障害は光分岐器単位で被疑ONUが特定できるので、最新の保守データに基づいて、調査対象とするOLTが収容しているONUのMACアドレスを指定する。
一方、ONU20では、OLT10が送信した光パターン信号を光送受信器201が光ケーブルから受信する。光パターン信号を受信した光送受信器201は、光パターン信号の光の断続に応じてレベル変化する光入力検出信号(図3の(c))を電気信号として光パターン信号受信制御部204に出力する。
光パターン信号受信制御部204は、光入力検出信号のレベル変化を監視しており、光入力検出信号のレベル変化パターンからスタートビットを特定すると、光パターン信号であることを認識する。そして、光パターン信号受信制御部204は、同じく光入力検出信号のレベル変化パターンから当該光パターン信号に含まれる宛先MACアドレスとONU制御コマンドをそれぞれ識別して、取り出す。
取り出した宛先MACアドレスを記憶部205に保持しているMACアドレスと照合し、それが一致した場合は取り出したONU制御コマンドに基づく制御を実行する。図3では発光制御信号(d)を光送受信器201に出力して発光制御(発光/消光)を行っている。取り出した宛先MACアドレスと記憶部205のMACアドレスとが一致しない場合は、取り出した情報を破棄する。
なお、光送受信器201は、通常、下り光信号を受信、又は未受信となってから光入力検出信号のレベルを変化させる。つまり、光ファイバから入ってくる光の断続に応答して100μs程度の立ち上がり時間および立下り時間を必要とする。そのため、本実施形態で用いる光パターン信号のパルス幅(光信号のON時間、OFF時間)は光送受信器201の光入力検出信号のレベル変化の応答速度より長くする。
図5は、光パターン信号の送信と受信に関わるタイミングを示す図である。
OLT10において、光パターン信号発信制御部104はONU制御信号(図3の(b))を光送受信器101に送信する。光送受信器101はONU制御信号を構成する断続情報に基づいて発光/消光を行う。そして、ONU制御信号で示される光の断続に対応した光パターン信号が光ケーブルに送信される。
ONU20において、光送受信器201は光ケーブルから入ってくる光パターン信号を受信する。光送受信器201は、光パターン信号による発光/消光に追随して約100μs程度の遅延時間をもって光入力検出信号(図3の(c))のレベルを変化さる。
以上のように構成された本実施形態の光加入者通信システムの動作を、図6のフロー図を参照して説明する。
誤発光ONUが生じたことによる障害復旧を試みるシステム保守者は、OLT10の光パターン信号発信制御部104に制御端末105を接続して、誤発光している被疑ONUを特定するための処置を行う。前述したように、宛先MACアドレスはOLT10内の管理情報としては消滅しているが、図示しない保守管理装置に定期的に保守データとして蓄積・更新して管理しているデータが使える。
そこでシステム保守者は、OLT10に収容されている配下のONUのMACアドレスと発光停止コマンドを制御端末105から入力する(S201)。この制御端末105の操作により、発光停止コマンドと宛先MACアドレスを含んだ光パターン信号が光ケーブルに送出され、光分岐器において配下の全てのONUに分岐送信される(S202)。光パターン信号を受信したONUは、MACアドレスの照合を行い、自装置宛の指示であれば発光停止コマンドを取り込んで、それを実行する。発光停止コマンドをONUにおいて実行することにより、そのONUによる上り方向の発光が停止する。つまり、ONU20の光パターン受信制御部204は、光送受信器201に発光制御信号を出力して上り方向の発光を停止させる。
調査対象としているOLT10に収容されている全てのONUに対して発光停止コマンドが送信される(S203)。なお、制御端末105は、宛先MACアドレスと発光停止コマンドの組を個々に指定して送信する動作形態だけでなく、発光停止コマンドと一連の複数の宛先MACアドレスを事前に入力してから送信できる動作形態を備えてもよい。その場合は、宛先MACアドレスと発光停止コマンドの組の光パターン信号が、各ONUで最適に受信し制御できる間隔を保って順次送信される。
調査対象としているOLT10に収容されている全てのONUに対して発光停止コマンドが送信されると、OLT10の光送受信器101に接続されている光ケーブルの中に上り光信号は存在しない。そのため、この状態でOLT10の光送受信器101からは光入力検出信号(図3の(a))は出力されない。
発光停止コマンドによって光ケーブルの上り方向に光が存在しないことが確認されると、次に、発光停止中のONUに対して順番に発光停止解除コマンドが送信される(S204、S205)。
発光停止解除コマンドは、送信した発光停止コマンドの実行を解除するコマンドである。例えば、ONU20の光パターン受信制御部204が、光送受信器201に発光制御信号を出力し続けることにより発光停止を行っていた場合は、発光停止解除コマンドを受信することによりその発光制御信号の出力を止める制御でよい。また、光パターン受信制御部204が、光送受信器201に発光制御信号として発光停止/停止解除/発光等の信号をそれぞれ出力するような場合には、発光停止解除コマンドを受信することにより停止解除の発光制御信号を出力すればよい。つまり、発光停止解除コマンドは、発光停止コマンドで強制的に実行していた発光停止状態を解除するもので、発光を指示するものではない。従って、正常であれば強制的に実行していた発光停止を解除しても各ONUの消光状態は保たれる。
制御端末105からの操作中においては、光パターン信号以外の光がOLT10から送信されることは無く、またONUに対しても送信許可信号は送信されていない。そのため、発光停止を解除された状態において正常動作を行っているONUが発光する事は無い。しかし、誤発光が生じているONUは、発光停止コマンドで強制的に実行していた発光停止が解除されると、また誤発光を始める。
よって、発光停止解除コマンドの送信後にOLT10の光送受信器101から光入力検出信号(図3の(a))が出力された場合には、その直前に発光停止解除を行ったONUが誤発光ONUと特定される(S206:YES、S207)。
また、発光停止解除コマンドの送信後に、対応するONUからの発光を光送受信器101からの光入力検出信号として検出しない場合、そのONUは正常であると判断される(S206:NO、S210)。この場合は、発光停止解除コマンドを送信する宛先のONUを変えて、対象とする全てのONUに発光停止解除コマンドを送信するまで、ステップS204以降の操作を繰り返す。
特定された誤発光ONUに対しては、誤発光を停止させるために、発光停止コマンドが送信される(S208)。発光停止コマンドを受信した誤発光ONUは発光を停止状態にする。一つの誤発光ONUに対する処置が終了すると、発光停止解除コマンドを送信する宛先のONUを変えて、対象とする全てのONUに発光停止解除コマンドを送信するまで、ステップS204以降の操作を繰り返す(S209)。
以上に説明した動作により、本実施形態の光加入者通信システムは、誤発光が生じているONUを特定し、特定した誤発光ONUに対して誤発光を停止させる処置を行う。このような処置を行った後、システム保守者は特定した誤発光ONUが設置されているユーザに連絡をとり、当該ONUの光ケーブルからの切り離しの依頼や、ユーザ宅に出向いて誤発光原因の調査や修理を行うなどの次の段階の処置を行う。
以上のように構成することにより、本実施形態の光加入者通信システムは、誤発光ONUが発生した場合であっても、また、そのときに、少なくともOLT10またはONU20のいずれかのPON制御部が正常に動作していなくても対処することができる。つまり、本実施形態の光加入者通信システムは、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いてONUを制御する。光パターン信号には、発光停止コマンドや発光停止解除コマンド等の制御コマンドを含み、MACアドレスで宛先を指定したONUに送信される。そのため、下り方向においてもPONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、OLTからONUへの遠隔操作を行うことができる。そして、異常状態になっているONUを特定してその復旧を行うことができる。
次に、図7〜9を参照して第3の実施形態の光加入者通信システムを説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。
本発明の第3の実施形態の光加入者通信システム300は、光加入者収容装置(OLT)10と光分岐器30を介して光ケーブルで接続された配下の複数の光加入者装置(ONU)21〜24とがP2MPで接続されて構成される。OLT10は、例えば通信局舎設備内等に設置され、光基幹網40と接続されている。ONU21〜24は全て同じ構成である。
この第3の実施形態の光加入者通信システム300が、図3に示した第2の実施形態の光加入者通信システム200と相違する点は、ONUである。図7のONU24に示されるように、第3の実施形態ではONUはロータリースイッチ(ロータリーSW206)で設定された端末番号を保持している。
この端末番号は、第2の実施形態で説明したMACアドレスと同等の情報として、個々のONUを特定するための情報として扱われる。例えば、端末番号は、ONUの製造者が付与してその製造時にロータリーSW206により設定する。もちろん、その他の手段で設定してもかまわない。また、端末番号には製造者を特定する情報や当該ONUの版数等の付加的な情報を含めることができる。
収容しているONUの端末番号は、OLT単位で管理されている。MACアドレスと同様に、端末番号はディスカバリ・プロセスの過程でOLTに登録され、さらに、保守管理装置に定期的に保守データとして蓄積・更新して管理するようにしてもよい。
図8は、第3の実施形態における光パターン信号の構成を示す概念図である。第3の実施形態における光パターン信号は、宛先を指定するフィールドに宛先ONUの端末番号が設定される点において、図4の第2の実施形態における光パターン信号の構成と異なる。
光パターン信号の宛先を指定するフィールドに端末番号が入力される点において第2の実施形態と異なるので、基本的な動作も次のようになる。図7を参照して説明する。
OLT10において、制御端末105で入力した宛先ONUの端末番号と制御コマンド情報に基づいて光パターン信号発信制御部104がONU制御信号(図7の(b))を生成し、それを光送受信器101に出力する。
このとき、宛先ONUの端末番号に含まれる情報から当該ONUの製造者やONUの版数を特定することができる。そのため、ONUに送信する制御コマンドにおいて、基本コマンドは共通でも、製造者特有の条件を付したコマンドや、同一製造者であってもONUの版数に応じて異なる条件のコマンドがあり得る場合に、それらの使い分けが可能になる。つまり、ONUに応じて、その製造者や版数に応じてよりきめの細かい制御が可能なコマンドが使える場合には、使用する制御コマンドの選択肢を増やすことができる。
従って、制御端末105は、システム保守者が入力した宛先ONUの端末番号に応じて、そのような選択肢を表示部に表示するように構成されていてもよい。
光送受信器101は、発光・消光を制御してONU制御信号に示される断続パターンの光信号を光ケーブルの下り方向に送信する。
一方、ONU24では、OLT10が送信した光パターン信号を光送受信器201が光ケーブルから受信する。光パターン信号を受信した光送受信器201は、光パターン信号の光の断続に応じてレベル変化する光入力検出信号(図7の(c))を電気信号として光パターン信号受信制御部204に出力する。
光パターン信号受信制御部204は、光入力検出信号のレベル変化を監視しており、光入力検出信号のレベル変化パターンからスタートビットを特定すると、光パターン信号であることを認識する。そして、光パターン信号受信制御部204は、同じく光入力検出信号のレベル変化パターンから当該光パターン信号に含まれる宛先端末番号とONU制御コマンドをそれぞれ識別して、取り出す。
取り出した宛先端末番号をロータリーSW206に設定されている端末番号と照合し、それが一致した場合は取り出したONU制御コマンドに基づく制御を実行する。図7では発光制御信号(d)を光送受信器201に出力して発光制御(発光/消光)を行っている。取り出した宛先端末番号とロータリーSW206に設定されている端末番号とが一致しない場合は、取り出した情報を破棄する。
図9は、本実施形態の光加入者通信システムの動作を示すフロー図である。本実施形態の動作は、図6を参照して説明した第2の実施形態のフロー図のS201とS204においてMACアドレスを入力したのに対して、S301とS304において端末番号を入力する点が異なるのみである。
図9のS301からS303の動作で、対象となるONUに発光停止コマンドを含む光パターン信号を送信して発光を停止させることは、図6のS201からS203の動作と同じである。また、図9のS304からS310の動作で、個々のONUの発光停止を解除しながら誤発光が生じているONUを特定し、特定した誤発光のONUに対しては発光を停止させる処置を行うことは、図6のS204からS210の動作と同じである。従って、図9における個々の動作ステップの説明は割愛する。
以上のように構成することにより、本実施形態の光加入者通信システムは、誤発光ONUが発生した場合であっても、また、そのときに、少なくともOLT10またはONU24のいずれかのPON制御部が正常に動作していなくても対処することができる。つまり、本実施形態の光加入者通信システムは、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いてONUを制御する。光パターン信号には、発光停止コマンドや発光停止解除コマンド等の制御コマンドを含み、指定した宛先のONUに送信される。そのため、下り方向においてもPONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、OLTからONUへの遠隔操作を行うことができる。そして、異常状態になっているONUを特定してその復旧を行うことができる。
更に、本実施形態の光加入者通信システムは、個々のONUを特定する情報として、例えば、ONUの製造者が付与してその製造時に設定する端末番号を保持している。端末番号には製造者を特定する情報や当該ONUの版数等の付加的な情報を含めることができるので、ONUごとにその製造者や版数に応じてよりきめの細かい制御が可能なコマンドが使える。そのため、ONU制御のためのコマンドの使い分けが可能になり、制御の選択肢を増やすことができる。
次に、上述した第2の実施形態および第3の実施形態の変形例を説明する。
個々のONUを特定する情報として第2の実施形態ではMACアドレスを使用し、第3の実施形態では端末番号を使用した。図6または図9を参照して説明したように、第一段階における処置として、対象となる全てのONUに対して発光停止コマンドを送信する。これは、光分岐器を介して接続されているOLTの配下の全てのONUからの発光を停止させるためである。図6ではS201〜S203、そしてS201に戻る動作で、また、図9ではS301〜S303、そしてS301に戻る動作でこの処理を行っている。
この変形例では、OLTごとに、配下の全てのONUに共通のアドレス情報を設けて記憶部に保持させる。OLTから送信された共通のアドレス情報と発光停止コマンドを含む光パターン信号は、光分岐器を介して全てのONUに伝達される。そして、共通のアドレス情報に基づくアドレス照合により、この光パターン信号で伝達された発光停止コマンドはどのONUにおいても取り込まれる。
従って、OLTの配下の全てのONUに対して共通の制御を実行させる場合には、共通のアドレス情報を用いて制御コマンドを送信するようにしてもよい。
引き続いて、第4の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第4の実施形態の光加入者通信システムの構成を示すブロック図である。
本発明の第4の実施形態の光加入者通信システム400は、光加入者収容装置(OLT)10と光分岐器30を介して光ケーブルで接続された配下の複数の光加入者装置(ONU)21〜23および25とがP2MPで接続されて構成される。OLT10は、例えば通信局舎設備内等に設置され、光基幹網40と接続されている。ONU21〜23および25は全て同じ構成である。
この第4の実施形態の光加入者通信システム400が、図3に示した第2の実施形態の光加入者通信システム200や図7に示した第3の実施形態の光加入者通信システム300と相違する点は、ONUである。
図10のONU25に示されるように、第4の実施形態ではONUの光パターン信号受信制御部204は、PON制御部202やUNI制御部203を制御することができる。なお、ONU25の記憶部205には、当該ONUを特定するONU識別情報が記憶保持されている。このONU識別情報としては、MACアドレス、端末番号および共通アドレス情報を任意に使用することができる。つまり、ONU識別情報は、OLTから送信される光パターン信号に含まれる宛先ONUを指定する情報を照合して、光パターン信号に含まれる制御コマンドの取り込み可否を判定するための情報として使われる。
第4の実施形態の光パターン信号には、ONU内部の回路や機能を制御する制御コマンドを含めて、OLTからONUに伝達することができる。そのため、第4の実施形態の光加入者通信システムは、第2の実施形態や第3の実施形態で説明したような光送受信器201に対する発光制御だけでなく、ONUの他の機能を遠隔で制御することができる。例えば、第4の実施形態によれば、異常となって使用できなくなっているPON制御部202をリセットさせる制御とか、UNI制御部203を介してユーザに、視覚または聴覚による障害警報を発するというような制御が可能になる。
第4の実施形態の光加入者通信システムは、図10を参照すると例えば次のように動作する。
システム保守者は、遠隔制御対象のONUを指定するONU識別情報と遠隔操作したい制御に対応する制御コマンドを制御端末105から入力する。この操作に基づいて光パターン信号発信制御部104が対応するONU制御信号(図10の(b))を生成し、それを光送受信器101に送信する。
つまり、前述したように、異常となって使用できなくなっているPON制御部202をリセットさせる制御コマンドとか、UNI制御部203を介してユーザに障害警報を発する制御コマンド等を含むONU制御信号を送信する。
光送受信器101は、発光・消光を制御してONU制御信号に示される断続パターンの光信号を光ケーブルの下り方向に送信する。
一方、ONU25では、OLT10が送信した光パターン信号を光送受信器201が光ケーブルから受信する。光パターン信号を受信した光送受信器201は、光パターン信号の光の断続に応じてレベル変化する光入力検出信号(図10の(c))を電気信号として光パターン信号受信制御部204へ出力する。
光パターン信号受信制御部204は、光入力検出信号のレベル変化を監視しており、光入力検出信号のレベル変化パターンからスタートビットを特定すると、光パターン信号であることを認識する。そして、光パターン信号受信制御部204は、同じく光入力検出信号のレベル変化パターンから当該光パターン信号に含まれるONU識別情報とONU制御コマンドをそれぞれ識別して、取り出す。
取り出したONU識別情報を記憶保持している自己のONU識別情報と照合し、それが一致した場合は取り出したONU制御コマンドに基づく制御を実行する。図10ではPON制御部制御信号(e)をPON制御部202に送信してPON制御部202のリセットを行っている。また、別の例として、UNI制御部制御信号(f)をUNI制御部203に送信してユーザに障害警報を発する制御を行っている。例えば、警報ランプを点灯させる制御、警報音を発する制御が可能になる。取り出したONU識別情報と記憶保持している自己のONU識別情報とが一致しない場合は、取り出した情報を破棄する。
以上のように構成することにより、本実施形態の光加入者通信システムは、誤発光ONUの探索とその復旧のみならず、ONU内部の回路のリセットや任意の機能を遠隔で制御することができる。つまり、本実施形態の光加入者通信システムは、光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いてONUを制御する制御コマンドを伝達する。そのため、下り方向においてもPONシステムとして規定されたプロトコルの通信機能を実行することができない異常や障害が生じた場合であっても、OLTからONUへの遠隔操作を行うことができる。そして、異常状態になっているONUを特定してその復旧を行うことができる。
1、10 OLT
2、20、21、22、23、24、25 ONU
3 光パターン信号発光制御手段
4 光パターン信号受光制御手段
100、200、300、400 光加入者通信システム
30 光分岐器
40 光基幹網
50 ユーザ端末
101、201 光送受信器
102、202 PON制御部
103 NNI制御部
104 光パターン信号発信制御部
105 制御端末
203 UNI制御部
204 光パターン信号受信制御部
205 記憶部
206 ロータリーSW

Claims (7)

  1. 光加入者通信システムの光加入者収容装置に含まれ、前記光加入者収容装置と光ケーブルで接続された配下の光加入者装置との間で、前記光加入者通信システムとして規定されているプロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンを用いて前記光加入者装置を制御するための制御コマンドを伝達する光パターン信号を送信する光パターン信号発光制御手段と、
    前記光加入者装置に含まれ、前記光加入者収容装置から送信される前記光パターン信号を受信し、前記光パターン信号の光の断続パターンで伝達された前記制御コマンドに基づいて前記光加入者装置の動作を制御する光パターン信号受光制御手段と
    を含み、
    前記光加入者収容装置と接続されている配下の前記光加入者装置に誤発光を含む異常が発生した場合、前記光パターン信号発光制御手段は、配下の前記各光加入者装置に前記制御コマンドとして探索コマンドを前記光パターン信号により伝達して前記異常状態の前記光加入者装置を特定し、当該特定した前記異常状態の前記光加入者装置に前記制御コマンドとして異常復旧コマンドを前記光パターン信号により伝達し、前記光パターン信号受光制御手段は、前記光パターン信号により伝達された前記探索コマンドおよび前記異常復旧コマンドに基づいて前記光加入者装置を制御すること
    を特徴とする光加入者通信システム。
  2. 前記光パターン信号は、送信先となる前記光加入者装置を指定する宛先識別情報として、MAC(Media Access Control)アドレス、当該光加入者装置の製造者が付与した端末番号、および前記光加入者収容装置と接続されている配下の全ての前記光加入者装置が共通して識別可能な任意の識別情報のいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の光加入者通信システム。
  3. 光パターン信号発光制御手段は、
    制御対象とする前記光加入者装置を指定する前記宛先識別情報と前記制御コマンドを含む光加入者装置制御信号を生成して出力する光パターン信号発信制御部と、
    前記光加入者装置制御信号に基づいて光を断続させた前記光パターン信号を光ケーブルの下り方向に送信し、前記光ケーブルに上り方向の光が存在する場合に第1の光入力検出信号を前記光パターン信号発信制御部に出力する第1の光送受信器とを含み、
    前記光パターン信号発信制御部は、発光を強制的に停止させることを指示する発光停止コマンドを前記制御コマンドとして前記光パターン信号により配下の前記光加入者装置の全てに伝達し、引き続いて、発光停止の解除を指示する発光停止解除コマンドを前記制御コマンドとして前記光パターン信号により特定の前記光加入者装置に伝達した結果として、前記第1の光送受信器から前記第1の光入力検出信号の出力を検出すると、前記第1の光入力検出信号の出力を検出した直前に前記発光停止解除コマンドを伝達した前記光加入者装置を、誤発光している前記光加入者装置と特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光加入者通信システム。
  4. 光パターン信号受光制御手段は、
    前記光ケーブルの下り方向の光の断続を検出し、当該光の断続に対応してレベル変化する第2の光入力検出信号を出力する第2の光送受信器と、
    前記第2の光入力検出信号を受信し、前記第2の光入力検出信号のレベル変化のパターンを自装置宛の前記光パターン信号と識別した場合、当該光パターン信号に含まれる前記制御コマンドに基づいて前記第2の光送受信器を制御する光パターン信号受信制御部と、
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の光加入者通信システム。
  5. 前記光加入者装置は、
    前記光加入者通信システムとして規定されているプロトコルの通信機能を実行するPON(Passive Optical Network)制御部と、当該光加入者装置と接続されるユーザ端末とのインタフェース機能を実行するユーザ・インタフェース制御部と、を更に含み、
    前記制御コマンドは、前記PON制御部のリセット指示、又は前記ユーザ・インタフェース制御部を介した警報出力指示を行うコマンドを含むことを特徴とする請求項4に記載の光加入者通信システム。
  6. 光加入者通信システムの光加入者収容装置において、光ケーブルで接続された配下の光加入者装置の誤発光を含む異常発生を検出し、
    前記光加入者収容装置から配下の前記各光加入者装置に、前記光加入者通信システムとして規定されている通信プロトコルとは無関係に予め決められた光の断続パターンによる光パターン信号を用いて前記光加入者装置を制御する探索コマンドを伝達し、
    前記光加入者装置が、前記光加入者収容装置から送信された前記光パターン信号を受信し、前記光パターン信号の光の断続パターンで伝達された前記探索コマンドに基づいて前記光加入者装置の動作を制御し、
    前記光加入者収容装置が、前記探索コマンドに基づく前記光加入者装置の動作に起因する状況変化から前記異常状態の前記光加入者装置を特定して、当該特定した前記異常状態の前記光加入者装置に異常復旧コマンドを前記光パターン信号により伝達し、
    前記光加入者装置が、前記光パターン信号により伝達された異常復旧コマンドに基づいて前記光加入者装置を制御すること
    を特徴とする異常復旧方法。
  7. 前記探索コマンドとして前記光加入者収容装置に発光を強制的に停止させることを指示する発光停止コマンドを、前記光パターン信号により配下の前記光加入者装置の全てに伝達し、
    前記光ケーブルの上り方向の光を検出していないことを確認した後、他の前記探索コマンドとして前記光加入者収容装置に発光停止の解除を指示する発光停止解除コマンドを、前記光パターン信号により特定の前記光加入者装置に伝達し、
    前記発光停止解除コマンドを伝達した特定の前記光加入者装置から上り方向の光を検出すると、当該光加入者装置を誤発光している前記光加入者装置と特定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の異常復旧方法。
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