JP2016046563A - 子局、子局再起動方法、および通信システム - Google Patents

子局、子局再起動方法、および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】子局が何らかの理由でフリーズしてしまった場合でも、親局から遠隔指示で子局を再起動させる。【解決手段】ONU(子局)10において、再起動指示検出回路15が、プロセッサ13に入力されるフレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、当該ONU10の再起動を指示する再起動信号RESを出力し、電源スイッチ14が、この再起動信号RESに応じて当該当該ONU10内での電源供給を制御することにより当該ONU10を再起動する。【選択図】 図2

Description

本発明は、通信端末技術に関し、特に親局と子局で構成される通信システムにおいて、親局からの遠隔指示により子局の再起動を行う子局再起動技術に関する。
親局と複数子局とで構成する通信システムの1つにPON(Passive Optical Network)システムがある。本システムは、局舎に設置されるOLT(Optical Line Terminal)を親局、各ユーザー宅に設置されるONU(Optical Network Unit)を子局として通信を行う。
図6は、従来のPONシステムの構成例である。図6において、PONシステムは、それぞれユーザーネットワーク70に接続されたm個(mは2以上の整数)のONU(子局)50と、外部ネットワーク73と接続されたOLT(親局)60と、これらOLT60およびm個のONU50を1:mに接続する光スプリッタ71および光ファイバ72とから構成されている。
PONシステムでは、図6に示したように、各ONU50から送信される信号が、光スプリッタ72で束ねられてOLT60に届く。そのため、各ONU50からの信号が互いに衝突しないように、各ONU50は時分割多重方式でOLT60と通信を行う(例えば、非特許文献1−6など参照)。特に、PONシステムは、光アクセスネットワークを構成するインフラシステムであるため、本システムには保守費用や保守の煩雑性を抑えることが求められている。
図7は、従来のPONシステムにおけるONUの構成例である。従来構成のONU50は、フレームを送受信するトランシーバ51,52、転送先制御、出力タイミング制御、フレーム変換などのフレーム処理を行うプロセッサ53、および電源スイッチ54から構成されている。PON区間を通してOLT60から送信されてくるフレームは、トランシーバ51で受信されプロセッサ53でフレーム処理された後、トランシーバ52からユーザーネットワーク70へと送信される。逆に、ユーザーネットワーク70から送信されてくるフレームは、トランシーバ52で受信されプロセッサ53でフレーム処理された後、トランシーバ51からPON区間を通してOLT60へと送信される。電源スイッチ54は、ONU50の電源をON/OFFする機能を有し、外部入力によりONU50の電源を遮断したり、再起動したりすることができる。
図8は、従来のOLTの構成例である。OLT60の構成もONU50とほぼ同様である。従来構成のOLT60も、トランシーバ61,62、プロセッサ63、および電源スイッチ64から構成されている。PON区間を通してONU50から送信されてくるフレームは、トランシーバ62で受信されプロセッサ63でフレーム処理された後、トランシーバ61から外部ネットワーク73へと送信される。逆に、外部ネットワーク73から送信されてくるフレームは、トランシーバ61で受信されプロセッサ63でフレーム処理された後、トランシーバ62からPON区間を通してONU50へ送信される。電源スイッチ64は、OLT60の電源をON/OFFする機能を有し、外部入力によりOLT60の電源を遮断したり、再起動したりすることができる。
IEEE Std 802.3avTM -2009: Part3: Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection (CSMA/CD) Access Method and Physical Layer Specifications 技術基礎講座[GE-PON技術]、NTT技術ジャーナル、2005.8、p72-74 技術基礎講座[GE-PON技術]、NTT技術ジャーナル、2005.9、p91-94 技術基礎講座[GE-PON技術]、NTT技術ジャーナル、2005.10、p67-70 技術基礎講座[GE-PON技術]、NTT技術ジャーナル、2005.11、p59-61 技術基礎講座[GE-PON技術]、NTT技術ジャーナル、2005.12、p51-54
しかしながら、このような従来技術では、ONUのプロセッサは一般的にソフトウェアで動作しているため、パーソナルコンピュータ等と同様に、フリーズしてしまうことがある。ここでいうフリーズとは、プロセッサの動作を監視するウォッチドックタイマ等の監視処理が実行されているが、フレームを正常に送受信できない状態、すなわちプロセッサが通信に関わる処理の一部を正常に実行できなくなっている状態を指す。
このような場合、プロセッサがフリーズすることで、ONUがOLTと通信できなくなってしまい、OLTからの遠隔指示でONUを再起動させることができなくなる。このため、ユーザーからサービス提供者に対する連絡により、保守担当者がユーザー宅に出向き、ONUに対して外部入力、例えばリセットスイッチを押すなどの操作を行って、ONUを再起動することにより通信が回復することになる。したがって、従来技術によれば、保守担当者がユーザー宅に出向く必要があるため、保守費用が高くなってしまうという問題点がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、子局が何らかの理由でフリーズしてしまった場合でも、親局から遠隔指示で子局を再起動できる通信端末技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる子局は、通信回線を介して親局と接続されて、当該親局から当該通信回線を介して受信したフレームをプロセッサに入力して処理する子局であって、前記プロセッサに入力される前記フレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、当該子局の再起動を指示する再起動信号を出力する再起動指示検出回路と、前記再起動信号に応じて当該子局内での電源供給を制御することにより当該子局を再起動する電源スイッチとを備えている。
また、本発明にかかる上記子局の一構成例は、前記再起動指示検出回路が、前記フレームのうち予め指定された各フィールドの値をそれぞれ識別子として抽出する識別子抽出器と、前記識別子ごとに当該識別子と当該識別子に対して予め設定されている条件値とを照合し、これら識別子と条件値とがすべて一致して当該フレームが前記再起動指示フレームであると判定された場合に、前記再起動信号を出力する照合器とを備えるものである。
また、本発明にかかる上記子局の一構成例は、前記親局が、光回線を介して前記フレームを送受信するPONシステムで用いられるOLTからなり、前記子局は、前記PONシステムで用いられるONUからなるものである。
また、本発明にかかる上記子局の一構成例は、前記再起動指示フレームが、前記PONシステムで用いられるRegisterフレーム、拡張MACコントロールフレーム、または拡張OAMフレームからなるものである。
また、本発明にかかる上記子局の一構成例は、前記識別子抽出器が、前記PONシステムのフレームに含まれる、Assigned Port,Length/Type,Opcode,およびFlagsからなる4つの判定用フィールドの値を前記識別子として抽出するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記子局の一構成例は、前記親局から受信した前記フレームを誤り訂正/暗号処理した後、前記再起動指示検出回路へ入力する訂正/暗号処理回路をさらに備えている。
また、本発明にかかる子局再起動方法は、通信回線を介して親局と接続されて、当該親局から当該通信回線を介して受信したフレームをプロセッサに入力して処理する子局で用いられる子局再起動方法であって、前記プロセッサに入力される前記フレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、当該子局の再起動を指示する再起動信号を出力するステップと、前記再起動信号に応じて当該子局内での電源供給を制御することにより当該子局を再起動するステップとを備えている。
また、本発明にかかる通信システムは、通信回線を介して接続された親局および子局からなり、これら親局と子局との間でフレームを送受信することによりデータ通信を行う通信システムであって、前記子局が上記した子局のいずれか1つからなるものである。
本発明によれば、ONUのプロセッサがフリーズしてしまった場合でも、プロセッサとは独立した再起動指示検出回路により、OLTから送信した再起動指示フレームが検出されるため、再起動指示検出回路から電源スイッチに再起動信号が出力される。したがって、プロセッサフリーズしてOLTからのフレームがプロセッサで処理できなくなった場合でも、OLTからの遠隔指示でONUを再起動させることができる。このため、従来のように、保守担当者がユーザー宅に出向いてONUを再起動する必要がなくなり、結果として保守費用を大幅に削減することが可能となる。
第1の実施の形態にかかるPONシステム(通信システム)の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるONU(子局)の構成を示すブロック図である。 再起動指示フレームのフレームフォーマット例である。 再起動指示検出回路の構成例である。 第2の実施の形態にかかるONUの構成を示すブロック図である。 従来のPONシステムの構成例である。 従来のPONシステムにおけるONUの構成例である。 従来のOLTの構成例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるPONシステム(通信システム)1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるPONシステム(通信システム)の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態にかかるPONシステム1は、それぞれ個別のユーザーネットワーク30に接続されたm個(mは2以上の整数)のONU(子局)10と、外部ネットワーク33と接続されたOLT(親局)20と、これらOLT20とm個のONU10とを、1:mに接続する光スプリッタ31および光ファイバ32とから構成されている。
本実施の形態は、ONU10のうち、OLT20から受信したフレームに対してフレーム処理を行うプロセッサの前段に、当該プロセッサに入力するフレームのうちから、OLT20から送信された再起動を指示する再起動指示フレームを検出する再起動指示検出回路を設け、この再起動指示フレームの受信に応じてONU10を再起動することを特徴とする。
[ONU(子局)の構成]
次に、図2を参照して、本実施の形態にかかるONU(子局)10について説明する。図2は、第1の実施の形態にかかるONU(子局)の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態にかかるONU10には、主な回路部として、トランシーバ11,12、プロセッサ13、電源スイッチ14、および再起動指示検出回路15が設けられている。
トランシーバ11は、PON区間を通してOLT20から送信されてくるフレームを受信して、プロセッサ13へ入力する前に再起動指示検出回路15へ入力する機能と、プロセッサ13でフレーム処理されたフレームを、PON区間を通してOLT60へ送信する機能とを有している。
トランシーバ12は、ユーザーネットワーク30から送信されてくるフレームを受信してプロセッサ13へ入力する機能と、プロセッサ13でフレーム処理されたフレームを、ユーザーネットワーク30へ送信する機能とを有している。
プロセッサ13は、CPUおよびその周辺回路を有し、トランシーバ11から再起動指示検出回路15を介して入力されたフレームに対して、転送先制御や出力タイミング制御などのフレーム処理を行った後、トランシーバ12へ出力する機能と、トランシーバ12から入力されたフレームに対してフレーム処理を行った後、トランシーバ11へ出力する機能とを有している。
電源スイッチ14は、外部入力や再起動指示検出回路15から出力された再起動信号RESに応じて、ONU10内での電源供給を制御することにより、ONU10を再起動する機能を有している。この際、電源スイッチ14で、ONU10全体に対する電源供給を一時遮断してもよいが、プロセッサ13に対する電源供給のみを一時遮断して、プロセッサ13のみをリセットするようにしてもよい。この場合、プロセッサ13の電源系統とは別系統で再起動指示検出回路15へ電源供給するようにしてもよい。これにより、プロセッサ13の電源供給に依存することなく、再起動指示検出回路15の安定動作を維持しておくことができる。
再起動指示検出回路15は、プロセッサ13とは独立した回路部として設けられて、プロセッサ13に入力される前にトランシーバ11で受信したフレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームを検出する機能と、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、ONU10の再起動を指示する再起動信号RESを電源スイッチ14へ出力する機能とを有している。
この際、再起動指示検出回路15に、再起動指示フレーム以外のフレームを受信した場合は、当該フレームをプロセッサ13へ入力する機能を設けてもよい。なお、再起動指示フレームをプロセッサ13へ入力しても問題ない場合には、トランシーバ11で受信されたフレームのすべてを再起動指示検出回路15とプロセッサ13へ分配してもよい。
図3は、再起動指示フレームのフレームフォーマット例である。ここでは、OLT20からONU10へ再起動を指示するための再起動指示フレームとして、一般的なPONシステムで用いられるRegisterフレームのうち、通信の切断を指示するフレームを使用する場合について説明する。
一般的なPONシステムでは、1台のOLTに複数台のONUが接続され1対多の通信が行われるため、各ONUにLLID(Logical Link ID)という端末識別子が付与される。この端末識別子は、図3に示す本フレームフォーマットにおいて「Assigned Port」というフィールドに記載される。したがって、受信した再起動指示フレームが自己宛である条件は、フィールド「Assigned Port」の値が自己のLLIDと一致する場合である。
また、本フレームフォーマットにおいて、受信したフレームがRegisterフレームであることを示す条件は、フィールド「Length/Type」の値が「0x8808」(「0x…」は「…」が16進表記であることを示す)であり、かつ、フィールド「Opcode」の値が「0x0005」である。さらに、Registerフレームが通信の切断を指示することを示す条件は、フィールド「Deregister」の値が「0x02」の場合である。
本実施の形態では、再起動指示検出回路15で、受信したフレームのフレームフォーマットのうち、「Assigned Port」,「Length/Type」,「Opcode」,および「Flags」からなる4つの判定用フィールドの値を識別子として抽出し、これら識別子を予め設定されている条件値「自LLID」、「0x8808」、「0x0005」、および「0x02」と照合し、
「Assigned Port=自LLID」
「Length/Type=0x8808」
「Opcode=0x0005」
「Flags=0x02」
という条件が満たされた場合、電源スイッチ14に再起動信号RESを出力するようにしたものである。
図4は、再起動指示検出回路の構成例である。図4に示すように、本実施の形態にかかる再起動指示検出回路15には、主な回路部として、識別子抽出器15Aと照合器15Bが設けられている。
識別子抽出器15Aは、トランシーバ11で受信されたOLT20からのフレームから、「Assigned Port」、「Length/Type」、「Opcode」、および「Flags」からなる4つの判定用フィールド値を抽出し、照合器15Bへ入力する機能を有している。
照合器15Bは、識別子抽出器15Aから入力された判定用フィールド値と、予め設定されているこれら判定用フィールド値に対応する条件値、すなわち「自LLID」、「0x8808」、「0x0005」、および「0x02」と照合する機能と、これら判定用フィールド値と条件値とがすべて一致した場合にのみ電源スイッチ14へ再起動信号RESを出力する機能とを有している。
なお、ここでは、OLT20からONU10へ送信されるRegisterフレームのうちDeregister種別のフレームを再起動指示フレームとして用いる場合を例として説明したが、これに限定されるわけではない。例えば、図3のフレームフォーマットにおけるフィールド「Pad/Reserved」に専用の識別子を用意したフレームや、フィールド「Flags」の「Reserved」値に専用の識別子を定義したフレームを、再起動指示フレームとして用いてもよい。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図2および図4を参照して、本実施の形態にかかるONU10の動作について説明する。
ONU10が正常動作している場合、OLT20から送信されたフレームは、PON区間を通してトランシーバ11で受信され、再起動指示検出回路15に入力される。
ここで、当該フレームが再起動指示フレームではない場合、当該フレームが再起動指示検出回路15からプロセッサ13へ入力されてフレーム処理された後、トランシーバ12からユーザーネットワーク30へと送信される。逆に、ユーザーネットワーク30から送信されてくるフレームは、トランシーバ12で受信されプロセッサ13でフレーム処理された後、トランシーバ11からPON区間を通してOLT20へと送信される。
ここで、ONU10のプロセッサ13が何らかの理由でフリーズした場合、再起動指示検出回路15から入力されたフレームがプロセッサ13で正常にフレーム処理されなくなって、例えばトランシーバ12へ出力されなくなる。また、トランシーバ12から入力されたフレームがプロセッサ13で正常にフレーム処理されなくなり、例えばトランシーバ11へ出力されなくなる。ここでいうフリーズとは、プロセッサ13の動作を監視するウォッチドックタイマ等の監視処理が実行されているが、フレームを正常に送受信できない状態、すなわちプロセッサ13が通信に関わる処理の一部を正常に実行できなくなっている状態を指す。
このため、ONU10配下のユーザーネットワーク30に接続されているユーザ端末で、PONシステム1により提供されている通信サービスに不具合が発生することになる。
これに応じて、ユーザーがサービス提供者に通信サービスの不具合を連絡すると、サービス提供者により、再起動指示検出回路15が検知できる再起動指示フレームが、フリーズしたONU10に対してOLT20から送信されることになる。
これにより、OLT20から送信された再起動指示フレームは、PON区間を通してONU10のトランシーバ11で受信され、再起動指示検出回路15に入力される。
再起動指示検出回路15の識別子抽出器15Aは、トランシーバ11から入力された再起動指示フレームから、「Assigned Port」,「Length/Type」,「Opcode」,および「Flags」からなる4つの判定用フィールド値を抽出し、照合器15Bへ入力する。
これに応じて、照合器15Bは、識別子抽出器15Aから入力された判定用フィールド値と、予め設定されているこれら判定用フィールド値に対応する条件値、すなわち「自LLID」、「0x8808」、「0x0005」、および「0x02」と照合する。
ここで、トランシーバ11から入力されたフレームが再起動指示フレームであり、これら判定用フィールド値と条件値とがすべて一致した場合、照合器15Bは、電源スイッチ14へ再起動信号RESを出力する。
電源スイッチ14は、再起動指示検出回路15から出力された再起動信号RESに応じて、ONU10の電源を一時遮断して再投入する。これにより、ONU10が再起動し、プロセッサ13のフリーズがリセットされて、正常なフレーム処理が開始される。
したがって、ONU10でフレーム処理を行うプロセッサ13がフリーズしてしまった場合でも、OLT20からの再起動指示フレームを再起動指示検出回路15が受信して電源スイッチ14に再起動を指示することができるため、OLT20からの遠隔指示でONU10を再起動させることが可能となる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、ONU(子局)10において、再起動指示検出回路15が、プロセッサ13に入力されるフレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、当該ONU10の再起動を指示する再起動信号RESを出力し、電源スイッチ14が、この再起動信号RESに応じて当該当該ONU10内での電源供給を制御することにより当該ONU10を再起動するようにしたものである。
これにより、ONU10のプロセッサ13がフリーズしてしまった場合でも、プロセッサ13とは独立した再起動指示検出回路15により、OLT20から送信した再起動指示フレームが検出されるため、再起動指示検出回路15から電源スイッチ14に再起動信号RESが出力される。したがって、プロセッサ13フリーズしてOLT20からのフレームがプロセッサ13で処理できなくなった場合でも、OLT20からの遠隔指示でONU10を再起動させることができる。このため、従来のように、保守担当者がユーザー宅に出向いてONUを再起動する必要がなくなり、結果として保守費用を大幅に削減することが可能となる。
本実施の形態では、再起動指示検出回路15をハードウェアのみで構成する例を示したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、フレームを処理するプロセッサ13から独立した構成であればよい。例えば、フレームを処理するプロセッサ13とは物理的に別のプロセッサで再起動指示検出回路15を構成してもよい。
また、本実施の形態では、フレームの処理はプロセッサ13上のソフトウェアで全てを処理する構成例を説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではなく、部分的にハードウェアで処理する構成であってもよいことは言うまでもない。
また、本実施の形態では、再起動指示検出回路15が再起動を検知するフレームとして、PONシステムのRegister(種別:Deregister)フレームを例として用いているが、再起動指示フレームについてはこのフレームに限定されるものではない。例えば、一般的なPONシステムで用いられる拡張MACコントロールフレームや、拡張OAMフレームでもよいし、専用のフレームを定義してもよいことはいうまでもない。
本実施の形態では、親局と子局で構成する通信システムとしてPONシステムを例にとり説明を行ったが、本発明はPONシステムに限定されるものではない。例えば、データセンターにおける管理サーバーを親局とし各データサーバーを子局としたシステムであってもよく、構内LANシステムにおいて、各スイッチやユーザー端末を子局としLANシステムを管理するサーバーを親局としたシステムであってもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるONU(子局)10について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかるONUの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、プロセッサ13がフレーム処理の全てを実行し、その前段に再起動指示検出回路15を設ける構成を例として説明した。本実施の形態では、再起動指示検出回路15の前段でフレーム処理の一部を実施する構成例について説明する。
一般的な通信装置では、信号の伝送中にエラーが入ってしまった場合にそれを訂正する誤り訂正機能や、伝送中に他人に通信内容を読み取られないようにするための暗号機能を搭載している。
したがって、第1の実施の形態において、受信した信号にエラーが含まれている場合や、暗号がかけられている場合には、再起動指示検出回路15でOLT20からの再起動指示フレームを正確に検知できなくなってしまう場合がある。
本実施の形態では、このような子局であるONU10に誤り訂正機能や暗号機能を搭載する場合を考慮して、図5に示すように、再起動指示検出回路15の前段に誤り訂正処理や暗号処理を行う誤り訂正/暗号処理回路16を設けたものである。
すなわち、本実施の形態において、訂正/暗号処理回路16は、トランシーバ11から入力されたフレームを誤り訂正/暗号処理した後、再起動指示検出回路15へ入力する機能と、プロセッサ13でフレーム処理されたフレームを誤り訂正/暗号処理した後、トランシーバ11へ出力する機能とを有している。
また、訂正/暗号処理回路17は、トランシーバ12から入力されたフレームを誤り訂正/暗号処理した後、プロセッサ13へ入力する機能と、プロセッサ13でフレーム処理されたフレームを誤り訂正/暗号処理した後、トランシーバ12へ出力する機能とを有している。誤り訂正/暗号処理回路17については、本実施の形態を適用する上で必須の構成ではないが、一般的にはONU10に誤り訂正機能や暗号機能を搭載する場合、OLT20側だけでなく、ユーザーネットワーク30側と送受信するフレームについても、訂正/暗号処理回路17を設けて誤り訂正処理や暗号処理を行うものとなっている。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図2および図5を参照して、本実施の形態にかかるONU10の動作について説明する。
ONU10が正常動作している場合、OLT20から送信されたフレームは、PON区間を通してトランシーバ11で受信され、訂正/暗号処理回路16で誤り訂正/暗号処理された後、再起動指示検出回路15に入力される。
ここで、ONU10のプロセッサ13が何らかの理由でフリーズした場合、ユーザーがサービス提供者に通信サービスの不具合を連絡すると、サービス提供者により、再起動指示検出回路15が検知できる再起動指示フレームが、フリーズしたONU10に対してOLT20から送信されることになる。
これにより、OLT20から送信された再起動指示フレームは、PON区間を通してONU10のトランシーバ11で受信され、訂正/暗号処理回路16で誤り訂正/暗号処理された後、再起動指示検出回路15に入力される。
この際、再起動指示フレームにエラーが含まれている場合や、再起動指示フレームが暗号化されている場合でも、訂正/暗号処理回路16で誤り訂正/暗号処理された再起動指示フレームが再起動指示検出回路15に入力されることになる。
したがって、再起動指示検出回路15で、プロセッサ13に入力されるフレームのうちから再起動指示フレームが検出されて、当該ONU10の再起動を指示する再起動信号RESが出力され、電源スイッチ14が、この再起動信号RESに応じて当該当該ONU10内での電源供給を制御することにより当該ONU10を再起動することになる。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、ONU(子局)10において、再起動指示検出回路15が、OLT20から受信したフレームを誤り訂正/暗号処理した後、再起動指示検出回路15に入力するようにしたものである。
これにより、再起動指示フレームにエラーが発生した場合や暗号化されている場合には、受信したフレームが誤り訂正/暗号処理された後、再起動指示検出回路15に入力されるため、ONUを正しく再起動させることが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…PONシステム(通信システム)、10…ONU(子局)、11,12…トランシーバ、13…プロセッサ、14…電源スイッチ、15…再起動指示検出回路、15A…識別子抽出器、15B…照合器、16,17…誤り訂正/暗号処理回路、20…OLT(親局)、30…ユーザーネットワーク、31…光スプリッタ、32…光ファイバ、33…外部ネットワーク。

Claims (8)

  1. 通信回線を介して親局と接続されて、当該親局から当該通信回線を介して受信したフレームをプロセッサに入力して処理する子局であって、
    前記プロセッサに入力される前記フレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、当該子局の再起動を指示する再起動信号を出力する再起動指示検出回路と、
    前記再起動信号に応じて当該子局内での電源供給を制御することにより当該子局を再起動する電源スイッチと
    を備えることを特徴とする子局。
  2. 請求項1に記載の子局において、
    前記再起動指示検出回路は、
    前記フレームのうち予め指定された各フィールドの値をそれぞれ識別子として抽出する識別子抽出器と、
    前記識別子ごとに当該識別子と当該識別子に対して予め設定されている条件値とを照合し、これら識別子と条件値とがすべて一致して当該フレームが前記再起動指示フレームであると判定された場合に、前記再起動信号を出力する照合器と
    を備えることを特徴とする子局。
  3. 請求項1または請求項2に記載の子局において、
    前記親局は、光回線を介して前記フレームを送受信するPONシステムで用いられるOLTからなり、前記子局は、前記PONシステムで用いられるONUからなることを特徴とする子局。
  4. 請求項3に記載の子局において、
    前記再起動指示フレームは、前記PONシステムで用いられるRegisterフレーム、拡張MACコントロールフレーム、または拡張OAMフレームからなることを特徴とする子局。
  5. 請求項3に記載の子局において、
    前記識別子抽出器は、前記PONシステムのフレームに含まれる、Assigned Port,Length/Type,Opcode,およびFlagsからなる4つの判定用フィールドの値を前記識別子として抽出することを特徴とする子局。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の子局において、
    前記親局から受信した前記フレームを誤り訂正/暗号処理した後、前記再起動指示検出回路へ入力する訂正/暗号処理回路をさらに備えることを特徴とする子局。
  7. 通信回線を介して親局と接続されて、当該親局から当該通信回線を介して受信したフレームをプロセッサに入力して処理する子局で用いられる子局再起動方法であって、
    前記プロセッサに入力される前記フレームを監視し、これらフレームのうちから再起動指示フレームが検出された場合には、当該子局の再起動を指示する再起動信号を出力するステップと、
    前記再起動信号に応じて当該子局内での電源供給を制御することにより当該子局を再起動するステップと
    を備えることを特徴とする子局再起動方法。
  8. 通信回線を介して接続された親局および子局からなり、これら親局と子局との間でフレームを送受信することによりデータ通信を行う通信システムであって、前記子局が請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の子局からなることを特徴とする通信システム。
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