JP2013162174A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影条件を迅速に決定すること。
【解決手段】カメラ100は、被写体に応じた画像信号を出力する撮像素子と、画像信号により生成される画像から主要被写体領域を検出する被写体領域検出手段と、被写体領域検出手段によって検出された主要被写体領域を含み、画像を示す範囲よりも狭い範囲の画像信号を撮像素子から読み出す画像信号読み出し手段と、画像信号読み出し手段によって読み出された画像信号に基づいて、撮影条件を決定する撮影条件決定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
次のような自動合焦装置が知られている。この自動合焦装置は、被写体の変化により合焦レンズの速度を変化させている(例えば、特許文献1)。
特開2008−197286号公報
しかしながら、従来の自動合焦装置では、焦点調節に要する処理時間を短縮することについては検討されていなかった。
本発明による撮像装置は、被写体に応じた画像信号を出力する撮像素子と、前記画像信号により生成される画像から主要被写体領域を検出する被写体領域検出手段と、前記被写体領域検出手段によって検出された前記主要被写体領域を含み、前記画像を示す範囲よりも狭い範囲の画像信号を前記撮像素子から読み出す画像信号読み出し手段と、前記画像信号読み出し手段によって読み出された画像信号に基づいて、撮影条件を決定する撮影条件決定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影条件決定に要する処理時間を短縮することができる。
カメラの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるフレーム画像の具体例を示した図である。 コントラストスキャン時のレンズ位置の変化を模式的に示した第1の図である。 1フレーム当たりの転送と露光に要する時間を模式的に示した第1の図である。 コントラストスキャン時のレンズ位置の変化を模式的に示した第2の図である。 1フレーム当たりの転送と露光に要する時間を模式的に示した第2の図である。 第2の実施の形態におけるフレーム画像の具体例を示した図である。 第2の実施の形態におけるAF処理の前半の流れを示すフローチャート図である。 第2の実施の形態におけるAF処理の後半の流れを示すフローチャート図である。 第3の実施の形態における処理の具体例を模式的に示した図である。
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態におけるカメラの一実施の形態の構成を示すブロック図である。カメラ100は、操作部材101と、レンズ102と、撮像素子103と、制御装置104と、メモリカードスロット105と、モニタ106とを備えている。操作部材101は、使用者によって操作される種々の入力部材、例えば電源ボタン、レリーズボタン、ズームボタン、十字キー、決定ボタン、再生ボタン、削除ボタンなどを含んでいる。
レンズ102は、不図示のマウント部を介してカメラ100に着脱可能な構成となっていてもよいし、カメラ100と一体となっていてもよい。なお、レンズ102は、複数の光学レンズから構成されるが、図1では代表して1枚のレンズで表している。撮像素子103は、例えばCMOSなどのイメージセンサにより構成され、レンズ102を通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成し、生成したアナログ画像信号を制御装置104へ出力する。
制御装置104は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路により構成され、カメラ100を制御する。なお、制御装置104を構成するメモリには、SDRAMやフラッシュメモリが含まれる。SDRAMは、揮発性のメモリであって、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリとして使用されたり、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、フラッシュメモリは、不揮発性のメモリであって、制御装置104が実行するプログラムのデータや、プログラム実行時に読み込まれる種々のパラメータなどが記録されている。
制御装置104は、撮像素子103から入力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、種々の画像処理を施した後に所定の画像形式、例えばJPEG形式の本画像データを生成する。また、制御装置104は、生成した本画像データに基づいて、表示用画像データ、例えばサムネイル画像データを生成する。制御装置104は、本画像データとサムネイル画像データとを含み、さらにヘッダ情報を付加した画像ファイルを生成してメモリカードスロット105へ出力する。
メモリカードスロット105は、記憶媒体としてのメモリカードを挿入するためのスロットであり、制御装置104から出力された画像ファイルをメモリカードに書き込んで記録する。また、メモリカードスロット105は、制御装置104からの指示に基づいて、メモリカード内に記憶されている画像ファイルを読み込む。
モニタ106は、カメラ100の背面に搭載された液晶モニタ(背面モニタ)であり、当該モニタ106には、メモリカードに記憶されている画像やカメラ100を設定するための設定メニューなどが表示される。また、制御装置104は、使用者によってカメラ100のモードがライブビューモードに設定されると、撮像素子103から時系列で取得した画像の表示用画像データをモニタ106に出力する。これによってモニタ106にはスルー画が表示される。
本実施の形態におけるカメラ100は、動画再生時やスルー画表示時に、フレーム内から主要被写体を検出して、フレーム間で追尾する被写体追尾機能を備えている。制御装置104は、被写体追尾中に、検出した主要被写体を含む主要被写体領域を対象としAF(オートフォーカス)制御を行うことにより、主要被写体に合焦させながら被写体追尾を行う。AF制御の方法としては、例えば、レンズ102に含まれるAFレンズを至近側から無限遠側に駆動して焦点距離を変えながら(コントラストスキャンを行いながら)、フレーム内に設定したAF評価エリアのコントラスト評価値が最も高くなるAFレンズ位置を合焦位置として検出する方法、すなわちコントラスト評価値を用いた山登り制御による方法が用いられる。
このように、フレーム間で被写体を追尾する場合、被写体の移動に伴って焦点距離を変える必要がある。例えば、被写体がカメラ100に近づく方向に移動した場合には、制御装置104は、手前(前ピン)方向にAFレンズを移動させて合焦位置を特定する必要があり、被写体がカメラ100から遠ざかる方向に移動した場合には、制御装置104は、奥側(後ピン)方向にAFレンズを移動させて合焦位置を特定する必要がある。
このとき、上述したコントラスト評価値を用いた山登り制御による方法により、撮影画面内に設定されたAF評価エリアの全領域を対象としてAFレンズを至近側から無限遠側に全域スキャンを行って合焦位置を特定すると、処理に時間がかかり被写体の動きに追随できない可能性が生じる。
例えば、図2に示すフレームを例に考えると、フレーム中に枠で示した9つのAF評価エリアを対象としてコントラストスキャンを行って合焦位置を特定する必要がある。この場合、例えば、図3(a)に示すように、AFレンズを至近側3aから無限遠側3bに駆動してコントラストスキャンを行って合焦位置(合焦点)3cを特定するためには、時間t1を要する。また、図3(b)に示すように、ローリングシャッターによる任意のラインの転送と露光には、転送に要する時間(転送時間)Tと露光に要する時間(露光時間)Cの合計T+Cの時間がかかる。
このため、複数ライン(nライン)で構成される1フレーム当たりの転送と露光に要する時間Vは、次式(1)によって表され、これを模式的に図示すると図4のようになる。
V=転送時間T×ライン数n+露光時間C ・・・(1)
そこで、本実施の形態では、制御装置104は、フレーム内で主要被写体が存在する領域を特定し、特定した領域をAF評価エリアに設定する。そして、制御装置104は、撮像素子103から、設定したAFエリア内のみを部分的に読み出して、上記コントラスト評価値を用いた山登り制御による方法により、焦点調節を行う。この場合、例えば、図5(a)に示すように、AFレンズを至近側3aから無限遠側3bに駆動してコントラストスキャンを行って合焦位置(合焦点)3cを特定するための時間は、上記t1よりも短い時間t2で済む。また、図5(b)に示すように、ローリングシャッターによる任意のラインの転送と露光には、転送画素数の減少にともなって転送に要する時間が減少するため、転送画素数を1/4にすると、合計T/4+Cの時間に減少する。なお、露光時間をC/2に短縮した場合には、図5(c)に示すように、合計T/4+C/2の時間で済む。
転送時間がT/4である場合、1フレーム当たりの部分的に読み出した領域の転送と露光に要する時間Vは、次式(2)によって表され、これを模式的に図示すると図6のようになる。但し、m<nである。
V=転送時間T/4×ライン数m+露光時間C ・・・(2)
以上のように、第1の実施の形態によれば、制御装置104は、フレーム内で主要被写体が存在する領域を特定し、特定した領域をAF評価エリアに設定した上で、該設定したAFエリア内のみを部分的に読み出して、コントラスト評価値を用いた山登り制御による焦点調節を行うことにより、AF処理に要する時間を短縮することができる。
―第2の実施の形態―
第2の実施の形態では、フレーム内から主要被写体を含む領域(主要被写体領域)を抽出し、抽出した領域をROI(Region Of Interest)に設定してコントラスト評価値を得ることにより、主要被写体に合焦させながら主要被写体追尾を行う方法について説明する。第2の実施の形態は、基本的な考えは第1の実施の形態と同様であるが、主要被写体領域を抽出するための方法としてラベリング処理を用いる例について説明する。
なお、ラベリング処理とは、フレーム内の画像を色相、輝度、または色差を評価値として用い、該評価値を所定の閾値を用いて2値化することによって、画像内から白画素のまとまり(島)を抽出する。さらに、抽出した島を所定の評価値を用いて評価することにより、複数の島の中から主要被写体である可能性が高い島を選択し、選択した島をラベル領域として検出する方法をいう。本実施の形態では、このラベリング処理によって検出されたラベル領域を主要被写体領域として扱う。
例えば、図7(a)に示すフレームに対して、図7(b)に示すような白画素のまとまり、すなわち島7b(ラベル領域7b)が抽出された場合には、図7(c)に示すように、島7bに外接する包絡枠を設定して、これを主要被写体領域7cとして検出する。これにより、フレーム全体を対象としてAF処理を行う場合には、図7(d)に示す全画面内を対象としてAFスキャンを行う必要があるが、本実施の形態の方法によれば、図7(e)に示すように、主要被写体領域7c内だけを対象としてAFスキャンを行えばよいため、AF処理の速度を向上させることができる。
図8A及び図8Bは、本実施の形態におけるAF処理の流れを示すフローチャートである。図8A及び図8Bに示す処理は、使用者によってスルー画上での被写体追尾の開始が指示されると起動するプログラムとして、制御装置104によって実行される。
ステップS10において、制御装置104は、AFのモードをマニュアル設定モードに設定する。このステップS10の処理は、制御装置104が自動的に行ってもよいし、使用者からの指示に基づいて行ってもよい。その後、ステップS20へ進む。
ステップS20では、制御装置104は、撮像素子103からフレーム画像を取り込んで、ステップS30へ進む。ステップS30では、制御装置104は、撮像素子103から取り込んだフレーム画像を背面パネル、すなわちモニタ106に表示する。
その後、ステップS40へ進み、制御装置104は、AFのマニュアル設定により、使用者から現在のフレーム内における被写体位置が指定されたか否かを判断する。ステップS30で否定判断した場合には、ステップS20へ戻る。これに対して、ステップS30で肯定判断した場合には、ステップS50へ進む。
ステップS50では、制御装置104は、使用者によって指定された被写体位置を含む所定の範囲を対象として、上述したラベリング処理を行って、白画素によって構成される島をラベル領域として抽出する。その後、ステップS60へ進み、制御装置104は、ラベル領域が抽出できたか否かを判断する。ステップS60で否定判断した場合には、ステップS70へ進む。この場合には、図7(c)や(e)に示した主要被写体領域を検出することができないため、制御装置104は、図7(a)に示した通常のオートエリアにおける従来のコントラスト評価値を用いたAF処理を行って処理を終了する。これに対して、ステップS60で肯定判断した場合には、ステップS80へ進む。
ステップS80では、制御装置104は、ステップS50で抽出したラベル領域7bの外接矩形を算出する。この外接矩形内の領域が上述した主要被写体領域7cに相当する。そして、制御装置104は、外接矩形の重心位置Gを算出し、算出した重心位置Gの座標値をバッファメモリに記録する。その後、ステップS90へ進む。ステップS90では、制御装置104は、ステップS80で算出した外接矩形をモニタ106に表示中のフレーム画像上に表示する。これによって、フレーム画像内には、主要被写体を含む被写体枠が表示される。その後、ステップS100へ進む。
ステップS100では、制御装置104は、ステップS50で実行したラベリング処理の条件(ラベリング条件)をバッファメモリに記録する。例えば、ラベリング条件としては、色相、輝度、または色差のいずれを評価値として用いたかを示す情報や、2値化する際に用いた閾値を特定するための情報等がバッファメモリに記録される。その後、ステップS110へ進む。
ステップS110では、制御装置104は、ステップS50で抽出したラベル領域7bのフレーム内における位置、例えば重心位置Gと、ラベル領域7bの大きさとを特定するための情報、例えば面積をバッファメモリに記録する。その後、ステップS120へ進み、制御装置104は、撮像素子103から次フレームの画像を取り込んで、ステップS130へ進む。
ステップS130では、制御装置104は、ステップS100で記録した前フレームにおけるラベリング条件をバッファメモリから読み出して、ステップS140へ進む。ステップS140では、制御装置104は、ステップS130で読み出したラベリング情報を用いて、ステップS120で取り込んだフレーム画像内のステップS40で使用者によって指定された被写体位置を含む所定の範囲を対象として、ラベリング処理を行い、白画素によって構成される島をラベル領域7bとして抽出する。その後、ステップS150へ進む。
ステップS150では、制御装置104は、ステップS140で抽出したラベル領域7bの外接矩形を算出する。この外接矩形内の領域が上述した主要被写体領域7cに相当する。そして、制御装置104は、外接矩形の重心位置Gを算出し、算出した重心位置Gの座標値をバッファメモリに記録する。その後、ステップS160へ進む。
ステップS160では、制御装置104は、ステップS80で記録した前フレームにおけるラベル領域の重心位置および大きさと、ステップS140で抽出した現フレームにおけるラベル領域の重心位置および大きさとを比較して、それぞれの重心位置と大きさの変化量を演算する。その後、ステップS170へ進む。
ステップS170では、制御装置104は、ステップS160の演算結果に基づいて、前フレームと現フレームとの間の主要被写体の動き量が所定量以上か否かを判断する。具体的には、制御装置104は、前フレームにおけるラベル領域の重心位置と現フレームにおけるラベル領域の重心位置との変化量が所定値以上であり、前フレームにおけるラベル領域の大きさと現フレームにおけるラベル領域の大きさとの変化量が所定値以上である場合に、前フレームと現フレームとの間の主要被写体の動き量が所定量以上であると判断する。ステップS170で否定判断した場合には、後述するステップS190へ進む。
これに対して、ステップS170で肯定判断した場合には、ステップS180へ進む。ステップS180では、制御装置104は、主要被写体の動き状態を判定するための動きフラグをセットする。例えば、制御装置104は、主要被写体が所定量以上移動している場合には、動きフラグに1をセットする。その後、ステップS190へ進む。
ステップS190では、制御装置104は、モニタ106に現フレームの画像を表示するとともに、現フレームの画像内にステップS150で算出したラベル領域の外接矩形を表示する。これによって、現フレーム画像内にAF枠が表示される。その後、ステップS200へ進む。
ステップS200では、制御装置104は、使用者によってレリーズスイッチが全押し(S2)されたことにより撮影が指示されたか否かを判断する。ステップS200で否定判断した場合には、ステップS120へ戻る。これに対して、ステップS200で肯定判断した場合には、ステップS210へ進む。ステップS210では、制御装置104は、AFレンズ(合焦レンズ)をAFスキャン時の初期位置に駆動させる。その後、ステップS220へ進む。
ステップS220では、制御装置104は、被写体あるいはAE値に基づいて、現在の撮影シーンのLV値を判定可能か否かを判断する。ステップS220で否定判断した場合には、ステップS230へ進む。ステップS230では、制御装置104は、ステップS180において、動きフラグがセットされているか否かを判断する。ステップS230で否定判断した場合には、ステップS240へ進む。ステップS240とステップS250では、動きのない通常の主要被写体に対して、AFスキャンを高速化させるための処理を行う。
まず、ステップS240では、制御装置104は、現在のAF評価エリア、すなわち主要被写体領域7cを縮小した後に、ゲインを変えずに1H(水平方向の走査ライン)の露光蓄積転送時間(以下、「露光蓄積時間」と呼ぶ)を算出する。その後、ステップS250へ進み、制御装置104は、フレーム内における読み出し領域を特定するための情報と、ステップS240で算出した1Hの露光蓄積時間をフラッシュメモリに記録する。ここでは、読み出し領域として、上述した主要被写体領域7cを用いる。その後、後述するステップS340へ進む。
一方、ステップS230で肯定判断した場合には、ステップS310へ進む。ステップS310〜ステップS330では、動きのある主要被写体に対して、AFスキャンを高速化させるための処理を行う。まず、ステップS310において、制御装置104は、上述した主要被写体領域7c内の読み出し画素を間引きして、転送数を1/2に設定する。その後、ステップS320へ進み、制御装置104は、SNを確保できる範囲でゲインを上げ、露光蓄積時間を短縮する。その後、ステップS330へ進み、制御装置104は、ゲイン設定、画素加算数、読み出し領域、1Hの露光蓄積時間をフラッシュメモリに記録する。その後、後述するステップS340へ進む。
これに対して、ステップS220で肯定判断した場合には、ステップS260へ進む。ステップS260では、制御装置104は、現在のAF評価エリア7c、すなわち主要被写体領域7cを縮小して転送時間を短縮させ、この縮小により余った時間、すなわち転送時間の短縮に伴って生じた余り時間を露光蓄積時間に振り分ける。その後、ステップS270へ進み、制御装置104は、SNを確保できるようにゲインを設定して、ステップS280へ進む。
ステップS280では、制御装置104は、ステップS270で設定したゲインでは得られる信号レベルが低いと判断した場合には、画素加算にて感度を上げて、ステップS290へ進む。ステップS290では、制御装置104は、画素加算により転送数が減少するため、ゲインを再調整して、ステップS300へ進む。ステップS300では、制御装置104は、ゲイン設定、画素加算数、読み出し領域、1Hの露光蓄積時間をフラッシュメモリに記録する。その後、ステップS340へ進む。
ステップS340では、制御装置104は、ステップS300またはステップS330で記録したゲイン設定、画素加算数、読み出し領域、1Hの露光蓄積時間をフラッシュメモリから読み出して、ステップS350へ進む。ステップS350では、制御装置104は、1Hの露光蓄積時間からSTMのレートを計算してドライバに設定する。その後、ステップS360へ進む。
ステップS360では、制御装置104は、ゲインをAFE(Analog Front End)に設定する。その後、ステップS370へ進み、制御装置104は、撮像素子103、例えばCMOSセンサに読み出し領域、読み出し間隔をセットして、ステップS380へ進む。ステップS380では、制御装置104は、露光タイミングをタイマにセットしてステップS390へ進む。
ステップS390では、制御装置104は、次フレームの画像を撮像素子103から取り込んで、ステップS400へ進む。ステップS400では、制御装置104は、AFレンズ(焦点調整レンズ)をあらかじめ設定された量だけ駆動させる。その後、ステップS410へ進み、制御装置104は、AFレンズを至近側から無限遠側へ移動させながらAFスキャンを行ってAF評価エリア7c内のコントラスト評価値を算出し、フラッシュメモリに記録する。その後、ステップS420へ進む。
ステップS420では、制御装置104は、モニタ106に表示しているフレーム画像内のAF評価エリアに相当する領域内の画像のみを現フレームのAF評価エリア内の画像に置き換えて更新する。その後、ステップS430へ進み、制御装置104は、AFスキャンによって得られたコントラスト評価値のピーク位置を求めて、ステップS440へ進む。ステップS440では、制御装置104は、ピーク位置が得られたか否かを判断する。
ステップS440で肯定判断した場合には、ステップS450へ進む。ステップS450では、制御装置104は、ピーク位置が得られたレンズ位置へAFレンズを駆動させて主要被写体に合焦させる。その後、ステップS460へ進み、制御装置104は、撮影露光を行って処理を終了する。
一方、ステップS440で否定判断した場合には、ステップS470へ進む。この場合には、細かいテクスチャの被写体に対応するために、ステップS470〜ステップS490の処理を行う。ステップS470では、制御装置104は、AF評価エリア7cの解像度を上げるため、画素加算の比率を下げるか、フル解像にて評価値の元データを採取する。その後、ステップS480へ進み、制御装置104は、ゲインを上げて、露光蓄積時間を算出し、ステップS490へ進む。ステップS490では、制御装置104は、ゲイン設定、画素加算数、読み出し領域、1Hの露光蓄積時間をフラッシュメモリに記録して、ステップS340へ戻る。
以上説明した第2の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)制御装置104は、主要被写体の動き状態を判定し、動きのある主要被写体であると判定した場合には、読み出し範囲内の画素を間引いて画像信号の読み出しを行うようにした。これによって、AFスキャンを高速化させることができる。
(2)制御装置104は、コントラスト評価値がピークとなるAFレンズ位置が検出できない場合には、制御装置104は、AF評価エリア7cの解像度を上げるため、画素加算の比率を下げるか、フル解像にて評価値の元データを採取するようにした。これにより、細かいテクスチャの被写体にも対応することができる。
―第3の実施の形態―
上述したラベリング処理により検出されたラベル領域を主要被写体領域として設定し、該主要被写体領域をAF評価エリアに設定して、スルー画または動画でウォブリングを行う場合には、AFレンズを動かした場合の露光蓄積時間が短くて済む。このため、第3の実施の形態では、ウォブリング中はモニタ106にフレーム画像は表示せず、インナーレンズの像変倍の影響を低減する方法について説明する。
具体的には、制御装置104は、図9に示すように処理を行う。すなわち、AFレンズを至近側9bから無限遠側9cに駆動させながらレンズ位置9aを変化させているときに、最も撮影レンズの倍率変化が大きくなる区間9dについては、その間に撮像素子103から取得したフレーム画像は、モニタ106に表示しないようにする。これにより、最も倍率変化が大きくなる区間9dにおいて、モニタ106に表示したフレーム画像にインナーレンズの像変倍の影響が出ることを防ぐことができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態のカメラは、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1〜第3の実施の形態では、AF(焦点調整)処理に本発明を適用する例について説明した。しかしながら、本発明は、露出調整処理、ホワイトバランス調整処理等の他の撮影条件を決定するための処理にも適用することができる。
(2)上述した第3の実施の形態では、AFレンズを至近側9bから無限遠側9cに駆動させながらレンズ位置9aを変化させているときに、最も撮影レンズの倍率変化が大きくなる区間9dについては、その間に撮像素子103から取得したフレーム画像は、モニタ106に表示しないようにする例について説明した。同様に、使用者によってレリーズボタンが押下される前に取得される撮影準備用のフレーム画像もモニタ106に表示しないようにしてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
100 カメラ、101 操作部材、102 レンズ、103 撮像素子、104 制御装置、105 メモリカードスロット、106 モニタ

Claims (7)

  1. 被写体に応じた画像信号を出力する撮像素子と、
    前記画像信号により生成される画像から主要被写体領域を検出する被写体領域検出手段と、
    前記被写体領域検出手段によって検出された前記主要被写体領域を含み、前記画像を示す範囲よりも狭い範囲の画像信号を前記撮像素子から読み出す画像信号読み出し手段と、
    前記画像信号読み出し手段によって読み出された画像信号に基づいて、撮影条件を決定する撮影条件決定手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記撮影条件決定手段は、焦点調整、露出調整、ホワイトバランス調整のための条件を決定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記撮影条件が焦点調整のための条件である場合には、
    AFレンズを駆動させながら前記画像信号読み出し手段によって読み出された画像信号に基づいてコントラスト評価値を算出し、前記コントラスト評価値がピークとなるAFレンズ位置を合焦位置として検出する焦点調節手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    被写体の動き状態を判定する動き状態判定手段をさらに備え、
    前記動き状態判定手段によって、動きのある被写体であると判定された場合には、前記画像信号読み出し手段は、読み出し範囲内の画素を間引いて画像信号の読み出しを行うことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項3または4に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子から取得したフレーム画像をモニタに表示する表示手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記AFレンズを至近側から無限側に駆動させているときに、AFレンズの位置が最も撮影レンズの倍率変化が大きくなる位置にある間は、前記フレーム画像の表示を停止することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記コントラスト評価値がピークとなるAFレンズ位置が検出できない場合には、前記画像信号読み出し手段による読み出し範囲内の画像の解像度を上げるための処理を実行する実行手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記被写体領域検出手段は、前記撮影画像内を対象としてラベリング処理を行うことにより、前記被写体領域を検出することを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102855A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 株式会社ニコン レンズ駆動制御装置、電子カメラ及びレンズ駆動制御プログラム

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