JP2013161334A - 画像形成装置、管理装置、管理方法、および管理プログラム - Google Patents

画像形成装置、管理装置、管理方法、および管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーの利便性を損なうことなく画像形成装置の起動回数を抑えることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像処理システムでは、入力された、処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブのうち上記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定し(S410)、第1のジョブの終了時刻を上記時間帯に含む他のジョブを連続するジョブ群と特定する(S420)。第1のジョブの仮の処理終了時刻を第1のジョブの終了時刻として各ジョブを処理順に連続して処理した場合の各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出し、各ジョブの終了時刻と仮の処理終了予定時刻とに基づいて第1のジョブの処理開始予定時刻を算出して(S430−S460)さらに第1のジョブの処理開始予定時刻に基づいて他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出する(S470−S490)。
【選択図】図11

Description

この発明は画像形成装置、管理装置、管理方法、および管理プログラムに関し、特に、ジョブの管理を管理装置で行なう画像形成装置、管理装置、管理方法、および管理プログラムに関する。
コピー機やプリンターやそれらの複合機であるMFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置では、所定時間、画像形成処理を実行しないと、省電力を実現するためのスリープ状態に移行する。スリープ状態から通常状態への復帰動作に電力が消費されるため、より省電力を実現するためには上記復帰動作を抑えることが効果的である。
たとえば、特開2003−220742号公報(以下、特許文献1)は、ジョブに対して印刷時刻が設定されていると、設定された印刷時刻が印刷時刻の設定されていない通常のジョブの処理後の所定時間内に含まれる場合に、印刷時刻の設定されているジョブの処理を、印刷時刻の設定されていないジョブ処理に連続して開始する技術を開示している。
特開2003−220742号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、ユーザーの設定した時刻までに処理されていなかったり、逆に、ユーザーの設定した時刻よりも以前に処理が完了したりする場合がある。前者の場合、画像形成装置に印刷物を取りに行ったユーザーが、処理後に、再度取りに行かなければならず手間が生じてしまう。また、後者の場合、他のユーザーが印刷物を取る妨げとなってしまう。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、ユーザーの利便性を損なうことなく画像形成装置の起動回数を抑えることのできる画像形成装置、管理装置、管理方法、および管理プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、管理装置は、処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブの、画像形成装置での処理を管理するための管理装置であって、画像形成装置は、通常処理モードと、少なくとも画像形成処理を行なう機構に対する電力供給が抑えられた、通常処理モードよりも電力消費の小さい省電力モードとを有し、管理装置は、ジョブの入力を受け付けるための入力部と、ジョブの画像形成装置での処理計画を計算するための計算手段と、処理計画に従ってジョブの処理を画像形成装置に実行させるための処理手段とを備える。計算手段は、入力部で入力されたジョブのうち、付加された上記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定し、第1のジョブと、第1のジョブの終了時刻を上記時間帯に含む他のジョブとを、第1のジョブの処理時の画像形成装置の通常処理モードを維持したまま処理するジョブ群と特定する処理と、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻に基づいて処理順を特定し、第1のジョブの仮の処理終了時刻を第1のジョブの終了時刻としてジョブ群に含まれる各ジョブを処理順に画像形成装置で連続して処理した場合の、ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出する処理と、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻と仮の処理終了予定時刻とに基づいて第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する処理と、第1のジョブの処理開始予定時刻に基づいて他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出する処理と、ジョブ群に含まれる各ジョブの処理開始予定時刻を処理計画として登録する処理とを実行する。処理手段は、処理計画に従ってジョブ群に含まれる各ジョブを画像形成装置に実行させる。
好ましくは、計算手段は、ジョブ群に含まれる各ジョブの画像形成装置での処理時間を算出する処理をさらに実行し、ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出する処理では、他のジョブそれぞれの画像形成装置での処理時間を第1のジョブの終了時刻に処理順に加算することで、他のジョブそれぞれの仮の処理終了予定時刻を算出し、第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する処理では、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻からの仮の処理終了予定時刻の遅延時間のうちの最大値を特定し、遅延時間のうちの最大値と、第1のジョブの終了時刻と、第1のジョブの画像形成装置での処理時間とから、第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する。
より好ましくは、計算手段は、第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する処理において、第1のジョブの終了時刻を第1のジョブの画像形成装置での処理時間および遅延時間のうちの最大値の分だけ早めた時刻を第1のジョブの処理開始予定時刻とする。
好ましくは、計算手段は、ジョブ群に含まれるジョブのうちの処理順の最終のジョブの仮の処理終了時刻を上記時間帯に含むさらに他のジョブを、ジョブ群に加える処理をさらに実行する。
好ましくは、ジョブの画像形成装置での処理完了をジョブに関連付けられたユーザーに対して通知するための通知手段をさらに備え、通知手段は、ジョブ群に含まれるあるジョブの画像形成装置での処理完了を通知する際に、ジョブ群において当該あるジョブの次の処理順のジョブがある場合に、当該次の処理順のジョブに関連付けられたユーザーに当該次の処理順のジョブの画像形成装置での処理を予告する。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブを処理可能な画像形成装置であって、上述の管理装置を含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、管理方法は、処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブの、画像形成装置での処理の管理方法であって、画像形成装置は、通常処理モードと、少なくとも画像形成処理を行なう機構に対する電力供給が抑えられた、通常処理モードよりも電力消費の小さい省電力モードとを有し、入力されたジョブのうち、付加された上記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定するステップと、第1のジョブと、第1のジョブの終了時刻を上記時間帯に含む他のジョブとを、第1のジョブの処理時の画像形成装置の通常処理モードを維持したまま処理するジョブ群と特定して、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻に基づいて処理順を特定するステップと、第1のジョブの仮の処理終了時刻を第1のジョブの終了時刻としてジョブ群に含まれる各ジョブを処理順に画像形成装置で連続して処理した場合の、ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出するステップと、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻と仮の処理終了予定時刻とに基づいて第1のジョブの処理開始予定時刻を算出するステップと、第1のジョブの処理開始予定時刻に基づいて他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出するステップと、ジョブ群に含まれる各ジョブの処理開始予定時刻を処理計画とし、処理計画に従って画像形成装置でジョブ群に含まれる各ジョブを実行するステップとを備える。
本発明のさらに他の局面に従うと、管理プログラムは、処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブの、画像形成装置での処理の管理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、画像形成装置は、通常処理モードと、少なくとも画像形成処理を行なう機構に対する電力供給が抑えられた、通常処理モードよりも電力消費の小さい省電力モードとを有し、入力されたジョブのうち、付加された上記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定するステップと、第1のジョブと、第1のジョブの終了時刻を上記時間帯に含む他のジョブとを、第1のジョブの処理時の画像形成装置の通常処理モードを維持したまま処理するジョブ群と特定して、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻に基づいて処理順を特定するステップと、第1のジョブの仮の処理終了時刻を第1のジョブの終了時刻としてジョブ群に含まれる各ジョブを処理順に画像形成装置で連続して処理した場合の、ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出するステップと、ジョブ群に含まれる各ジョブの終了時刻と仮の処理終了予定時刻とに基づいて第1のジョブの処理開始予定時刻を算出するステップと、第1のジョブの処理開始予定時刻に基づいて他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出するステップと、ジョブ群に含まれる各ジョブの処理開始予定時刻を処理計画とし、処理計画に従ってジョブ群に含まれる各ジョブを画像形成装置に実行させるステップとをコンピュータに実行させる。
この発明によると、ユーザーの利便性を損なうことなく画像形成装置の起動回数を抑えることができ、ユーザーの利便性と省電力とを両立させることができる。
実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。 画像処理システムに含まれるMFPのハードウェア構成の具体例を示す図である。 画像処理システムに含まれるサーバーのハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態にかかる画像処理システムでの動作概要を表わした図である。 画像処理システムに含まれるPCから印刷ジョブを発行する際に、MFPが省電力モードであった場合にPCのディスプレイに表示される画面例を表わしている図である。 図5の画面にて印刷の保留が選択されたときにPCのディスプレイに表示される画面例を表わす図である。 サーバーの機能構成の具体例を示すブロック図である。 印刷計画テーブルの具体例を表わした図である。 サーバーでの処理の流れを表わすフローチャートである。 図9のステップS300での印刷計画計算処理の流れを表わすフローチャートである。 図9のステップS300での印刷計画計算処理の流れを表わすフローチャートである。 実施の形態にかかる画像処理システムでの処理例と、従来の処理との比較を表わした図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像処理システムの構成の具体例を示す図である。
図1を参照して、画像処理システムは、画像形成装置としてのMFP(Multi-Functional Peripheral)100A,100Bと、プリントジョブのスケジュール管理を行なう管理装置としてのサーバー300と、ジョブ発行装置としての複数台のPC(パーソナルコンピュータ)500A,500B,500Cとを含み、これらがネットワーク400によって通信可能に接続されている。
画像形成装置はMFPに限定されず、コピー機やプリンターなど他の装置であってもよい。MFPは、コピー機やプリンターやファクシミリ送受信機などの機能を複合的に有する画像形成装置を指す。
また、ジョブ発行装置はPCに限定されず、ノート型PCや携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)やデジタルカメラなどの携帯端末であってもよい。
図1では複数台のMFP100A,100Bが含まれる例が示されているが、MFPは1台であってもよい。PC500A,500B,500Cも同様である。なお、MFP100A,100Bを代表させてMFP100とも称しPC500A,500B,500C、を代表させてPC500とも称する。
<装置構成>
図2は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。
図2を参照して、MFP100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データーを得るためのスキャナー13と、画像データーを印刷用紙上に固定するためのプリンター14と、情報を表示したり当該MFP100に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データーを保存するためのメモリー16と、ネットワーク400での通信の制御するためのネットワークコントローラー17とを含む。
操作パネル15は、図示しないタッチパネルと操作キー群とを含む。タッチパネルは、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデーターに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。
MFP100は、電力モードとして、通常の画像形成処理を行ない得る通常モードと、スキャナー13やプリンター14などの画像形成処理を行なう構成に対して電力を供給しない省電力モードとを有する。MFP100は、たとえば通常モードにおいて所定時間、画像形成処理の実行が指示されない場合や、操作パネル15等などによって省電力モードに移行する指示を受け付けた場合などに、通常モードから省電力モードに移行する。
サーバー300は、通常のPCで構成されてよい。そのため、そのハードウェア構成も、一般的なPCのハードウェア構成と同様である。
図3は、一例としての、サーバー300のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3を参照して、サーバー300は、全体を制御するための演算装置であるCPU30と、CPU30で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM31と、CPU30でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM32と、ジョブ等を記憶するための記憶装置としてのHD(Hard Disk)33と、ネットワーク400を介した通信の制御するためのネットワークコントローラー34とを含む。
なお、PC500は通常のPCで構成されてよく、そのハードウェア構成は図3に表わされたような一般的なPCのハードウェア構成と同様である。そのため、本願において特定の構成には限定されない。
<動作概要>
以降の例では、MFP100で行なわれるジョブ処理である画像形成処理が印刷処理であるものとして説明を行なうが、ファクシミリ送信や電子メール送信などのその他の処理でも同様である。
省電力モードであるMFP100が印刷処理を開始するためにはプリンター14に電力を供給し、図示しない各部の温度調整等を行なう必要がある。この動作は起動動作と呼ばれ、起動動作に電力が消費される。そのため、起動動作の実行回数が少ないほど電力消費が抑えられる。
そこで、本画像処理システムでは、MFP100が省電力モードである場合に複数の印刷ジョブを受け取るとこれら印刷ジョブを可能な限り連続して、つまり、MFP100の電力モードを通常モードに維持したまま(省電力モードに移行することなく)処理するように印刷処理の開始のタイミングを制御することで、起動動作の回数を印刷ジョブの個数以下とするようにする。
図4は、実施の形態にかかる画像処理システムでの動作概要を表わした図である。
図4を参照して、各PC500から印刷ジョブがサーバー300に対して発行される。このとき、MFP100が省電力モードであると、印刷ジョブに対して印刷開始の保留が求められ、印刷完了の希望時間帯(以下、希望時間帯とのみ称する場合もある)の入力を受け付ける。希望時間帯は、一例として、その時間帯の開始時刻Aと終了時刻Bとで特定される。
図5は、MFP100が省電力モードであった場合に、PC500のディスプレイに表示される画面例を表わしている。図5を参照して、この場合、当該印刷ジョブを今すぐ印刷するか、印刷を保留するか、印刷をキャンセルするか、の指定が可能である。
図6は、図5の画面にて印刷の保留が選択されたときにPC500のディスプレイに表示される画面例を表わしている。図6を参照して、印刷の保留が選択されると、次に、当該ジョブについての希望時間帯の入力が可能である。
図6の画面で入力された希望時間帯を示す情報は印刷ジョブと共にPC500からサーバー300に送信される(ステップS1)。希望時間帯を示す情報と共に印刷ジョブを送信することは、当該印刷ジョブの処理を予約することとなる。以降の説明において、希望時間帯を付加して発行される印刷ジョブを「予約ジョブ」とも称する。
サーバー300は、各PC500からの予約ジョブの希望時間帯に基づいてジョブ処理のスケジュール管理である、印刷計画計算処理を実行する(ステップS2)。そして、計画された時間に達するとMFP100に対して印刷指示を行なう(ステップS3)。
なお、この説明では、図6の画面は予約ジョブを発行する際に表示されるものとしているが、後述するように予約ジョブがサーバー300に登録された後にそのジョブを指定したときに図6の画面が表示されて、先に設定した希望時間帯を変更可能とするようにしてもよい。
<印刷計画計算処理>
上記ステップS2での印刷計画計算処理では、各予約ジョブの希望時間帯と、各予約ジョブの処理に要する時間(処理時間)とから、MFP100の電力モードを通常モードで維持したまま印刷するジョブ群を特定し、当該ジョブ群に属する各予約ジョブの処理開始時間を決定する。
上記ジョブ群は、希望時間帯の終了時刻Bが現在時刻に最も近い予約ジョブを第1ジョブとして特定し、第1ジョブと、第1ジョブ以外の予約ジョブのうちの第1ジョブの希望時間帯に終了時刻Bが含まれる予約ジョブとで構成される。
各印刷ジョブの処理時間は、印刷ジョブを解析することで計算される。そこで、第1ジョブの終了時刻Bに当該ジョブ群の第1ジョブ以外の予約ジョブの処理時間を加えることで、第1ジョブの終了時刻Bを固定して当該ジョブ群の予約ジョブを連続して印刷した場合の総印刷時間を算出することができる。
そして、この総印刷時間の終了時刻を希望時間帯に含む予約ジョブがある場合、さらに、その予約ジョブもジョブ群に加えられる。
このようにして特定されたジョブ群について、第1ジョブの終了時刻Bを固定して連続して印刷を行なったとして計算される仮の印刷終了時刻が終了時刻Bを越える予約ジョブがある場合には、その遅延時間の最大値Dの時間分、第1ジョブの印刷開始時刻を早め、以降、連続して印刷処理を行なうよう、当該ジョブ群の各予約ジョブの印刷開始時刻が決定される。
これにより、当該ジョブ群に属する予約ジョブが連続して印刷処理されることになり、MFP100での電力モードを通常モードに維持したまま省電力モードに移行することなくこれら予約ジョブを印刷処理することが可能となる。さらに、当該ジョブ群の各予約ジョブの印刷終了時刻が、その予約ジョブの希望時間帯と設定された終了時刻Bを越えないように印刷処理が完了する。
<機能構成>
図7は、上記動作を実行するためのサーバー300の機能構成の具体例を示すブロック図である。図7に示された各機能は、サーバー300のCPU30がROM31に記憶されるプログラムを読み出しRAM32上で展開して実行することによって、主にCPU30上に形成される機能である。しかしながら、少なくとも一部が、図3に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図7を参照して、HD33には、予約ジョブを記憶するための記憶領域であるジョブ記憶部331と、後述する、各予約ジョブの印刷スケジュールを登録するテーブルである印刷計画テーブルを記憶するための記憶領域であるテーブル記憶部332とが設けられる。
さらに図7を参照して、CPU30は、ネットワークコントローラー34を介してPC500から発行された予約ジョブの入力を受け付け、その予約ジョブをジョブ記憶部331に格納するための入力部301と、ジョブ記憶部331に記憶された各予約ジョブについての印刷スケジュール管理を行なうための印刷計画計算部302と、MFP100の省電力モードへの以降または省電力モードからの起動動作を指示し、さらに、テーブル記憶部332に記憶された印刷計画テーブルに基づいて対象の印刷ジョブをネットワークコントローラー34を介してMFP100に送信してその印刷処理を指示するための印刷処理部303と、予約ジョブの発行元であるユーザーに対してネットワークコントローラー34を介して通知を行なうための通知部304とを含む。
さらに、印刷計画計算部302は、ジョブ記憶部331に記憶された各印刷ジョブを解析し、その印刷の所要時間Cを算出するための解析部201と、ジョブ記憶部331に記憶された各予約ジョブの希望時間帯の情報から読み出される開始時刻A・終了時刻B、および算出された所要時間Cを印刷計画テーブルに登録するための登録部202と、連続して印刷するジョブ群を特定するための特定部203と、当該ジョブ群のうちの最も終了時刻Bの早い第1ジョブの印刷終了予定時刻を終了時刻Bに固定して各予約ジョブを連続して印刷したとして計算される当該ジョブ群に含まれる各予約ジョブの仮の処理終了予定時刻が当該予約ジョブの終了時刻Bよりも早いか否かを判断するための判断部204と、当該ジョブ群の各予約ジョブの印刷開始予定時刻を決定するための決定部205とを含む。
図8は、印刷計画テーブルの具体例を表わした図である。登録部202は、図8の情報のうちの時間C、時刻A、および時刻Bを登録する。
特定部203は、希望時間帯の終了時刻Bが現在時刻に最も近い予約ジョブを第1ジョブとして特定する。また、第1ジョブ以外の予約ジョブのうちの第1ジョブの希望時間帯に終了時刻Bが含まれる予約ジョブを特定する。さらに、第1ジョブの終了時刻Bに特定された他の予約ジョブの処理時間を加えて得られる総印刷時間に終了時刻Bが含まれる予約ジョブを特定する。そして、これら特定された予約ジョブ群を連続して印刷するジョブ群として特定する。また、その処理順を、各予約ジョブの終了時刻Bの順に従って特定する。
判断部204は、第1ジョブの印刷終了予定時刻を終了時刻Bに固定して各予約ジョブを連続して処理するとした場合に計算される当該ジョブ群に含まれる各予約ジョブの印刷終了予定時刻と、当該予約ジョブの終了時刻Bとを比較して、印刷終了予定時刻が終了時刻Bよりも遅い予約ジョブがあるか否かを判断する。印刷終了予定時刻が終了時刻Bよりも遅い予約ジョブがある場合、その予約ジョブの終了時刻Bからの遅延時間Dの最大値を特定する。
決定部205は、終了時刻Bから印刷処理に要する時間Cを減じて得られる処理開始予定時刻よりも上記最大値の時間分、第1ジョブの印刷開始予定時刻を早め、第1ジョブ以降に印刷が開始される他の予約ジョブの印刷開始予定時刻を直前の予約ジョブの印刷終了予定時刻として、各ジョブの印刷開始予定時刻を決定する。決定された印刷開始予定時刻は、図8の印刷計画テーブルに登録される。また、その印刷開始予定時刻に各印刷ジョブの印刷処理に要する時間Cを加えて得られる処理終了予定時刻も印刷計画テーブルに登録されてよい。
<動作フロー>
図9は、サーバー300での処理の流れを表わすフローチャートである。図9のフローチャートに表わされた処理は、サーバー300のCPU30がROM31に記憶されるプログラムを読み出しRAM32上で展開して実行し、図7の各機能を発揮させることによって実現される。
図9を参照して、CPU30は、MFP100が省電力モードである状態において印刷計画テーブルに規定されているいずれかの予約ジョブの印刷予定時刻に到達したことを検知すると(ステップS100でYES)、ステップS110でMFP100に対してプリンター14等を起動させる起動動作を実行させる。そして、ステップS120で印刷計画テーブルに従って該当する印刷ジョブの印刷開始をMFP100に対して指示することで、MFP100に当該印刷ジョブの印刷処理を実行させる。
MFP100で当該印刷ジョブの印刷が完了したら、ステップS130でCPU30は、当該印刷ジョブの発行元であるユーザー、または当該印刷ジョブに関連付けられたユーザーに対して印刷完了を通知する。これは、通知部304が予めユーザーに関連付けて電子メールなどでの通知先を記憶しておき、また、予め通知用の電子メールのフォーマットなどを記憶していてもよい。CPU30は印刷ジョブを解析することで発行元であるユーザーまたは関連付けられたユーザーを特定し、そのユーザーに関連付けられている通知先に予め記憶している通知用の電子メールを送信するなどで、印刷完了を通知することができる。
ステップS140でCPU30は、印刷が完了した予約ジョブを印刷計画テーブルから削除する。
印刷計画テーブルにおいてこの予約ジョブに続けて印刷処理を開始するように規定されている他の予約ジョブがある場合(ステップS150でYES)、CPU30は処理を上記ステップS120に戻して、その予約ジョブの処理をMFP100に対して実行させる。なお、このとき、先の予約ジョブの印刷が完了した際に続けて印刷処理を開始する他の予約ジョブがある場合には、ステップS160でCPU30は、その予約ジョブのユーザーに対しても当該印刷ジョブの印刷予告を通知する。これは、当該印刷ジョブの印刷終了予定時刻を通知してもよいし、印刷開始を通知してもよい。このようにすることで、そのユーザーの利便性を高めると共に、印刷物のセキュリティーを高めることもできる。
なお、予約ジョブの印刷処理が印刷計画テーブルで規定された時間Cよりも早く完了した場合、CPU30は、次の予約ジョブの印刷開始を、印刷計画テーブルで規定された印刷開始予定時刻まで待つようにしてもよい。このようにすることで、次の予約ジョブを発行したユーザーの利便性を高めると共に、印刷物のセキュリティーを高めることもできる。
印刷計画テーブルにおいて、印刷が完了した予約ジョブに続けて印刷処理を開始するよう規定された他の予約ジョブがない場合には(ステップS150でNO)、ステップS170でCPU30はCPU100を省電力モードに移行させる。
CPU30は、予約ジョブの登録を検出すると(ステップS200でYES)、ステップS300で印刷計画計算処理を実行し、その予約ジョブの印刷計画を印刷計画テーブルに登録する。上述のように予約ジョブの希望時間帯が変更された場合にも、同様にその予約ジョブに対して印刷計画計算処理が実行される。
なお、図9では、MFP100が省電力モードに移行した後に印刷計画計算処理が実行されるものとしているが、MFP100に予約ジョブの印刷処理を指示している際に予約ジョブの登録を検出した場合には、CPU30は、MFP100に対する印刷処理の指示と並行して印刷計画計算処理をするようにしてもよい。
図10および図11は、上記ステップS300での印刷計画計算処理の流れを表わすフローチャートである。
図10を参照して、予約ジョブの登録(または予約ジョブの変更)を検出すると、ステップS310でCPU30は、その予約ジョブの希望時間帯(開始時刻Aおよび終了時刻B)を確認し、さらに、ステップS320でその印刷ジョブを解析することで、MFP100で印刷処理を実行するのに要する時間Cを計算する。なお、このとき、図1に表わされたように複数のMFPが画像処理システムに含まれる場合、サーバー300は予めMFPごとの処理能力(処理速度)を記憶しておき、印刷ジョブに含まれる印刷を行なうMFPごとの処理能力を用いて時間Cを計算する。
ステップS330でCPU30は、印刷計画テーブルに当該印刷ジョブを登録し、さらにその印刷ジョブについての上記ステップS310,S320で得られた時刻A、時刻B、および時間Cを登録する。
ここで、印刷計画テーブルに他の予約ジョブが登録されていない場合には(ステップS400でNO)、ステップS500でCPU30は、この予約ジョブの印刷開始予定時刻を「時刻B−時間C」で計算し、印刷終了予定時刻を「時刻B」とし、印刷計画テーブルに登録する。これにより、この予約ジョブは、希望時間帯の終了時刻に印刷が完了するよう印刷計画が立てられる。
印刷計画テーブルに他の予約ジョブが登録されている場合(ステップS400でYES)、図11を参照して、ステップS410でCPU30は、印刷計画テーブルに登録されている予約ジョブのうち、時刻Bが最も現在時刻に近い予約ジョブを第1ジョブ(Job1)と特定し、Job1の時刻Bを時刻B1とする。
次に、ステップS420でCPU30は、印刷計画テーブルに登録されている予約ジョブのうち、時刻B1を希望時間帯に含む予約ジョブを抽出する。ここでは、Job1を含めたn個の予約ジョブ(Job1〜Jobn)が抽出されたものとする。抽出されたJob1以外の予約ジョブについて、各時刻Bを時刻B1に近いものから順に並べて時刻B2,B3,…,Bnとし、それぞれに対応するジョブをJob2,Job3,…,Jobnとして、印刷順を特定する。また、Job1,Job2,…,Jobnそれぞれの印刷所要時間を時間C1,C2,…,Cnとする。
ステップS430でCPU30は、上記ステップS420で抽出されたJob2,Job3,…,Jobnを、時刻B1から順に連続して印刷した場合に、各予約ジョブがそれぞれの時刻Bまでに印刷が完了するか否かを判断する。ここで、Job2の仮の印刷終了予定時刻は「時刻B1+時間C2」、Job3の仮の印刷終了予定時刻は「時刻B1+時間C2+時間C3」、…、Jobnの仮の印刷終了予定時刻は「時刻B1+時間C2+時間C3+…時間Cn」と計算されるため、PCU30は、「時刻B1+時間C2」と時刻B2と、「時刻B1+時間C2+時間C3」と時刻B3と、…「時刻B1+時間C2+時間C3+…時間Cn」と時刻Bnとをそれぞれ比較する。
なお、ステップS430での確認の際に、これらすべての予約ジョブの処理終了予定時刻「時刻B1+時間C2+時間C3+…時間Ck(2≦k≦n+p:pは追加分の予約ジョブの数)を希望時間帯に含む予約ジョブが新たにあれば、その予約ジョブも同様に追加して、当該予約ジョブが時刻Bまでに印刷が完了するか否かを判断する(ステップS440)。
上記ステップS430,S440の確認の結果、仮の印刷終了予定時刻が時刻Bよりも後になる予約ジョブがあれば、ステップS450でCPU30は、それら予約ジョブの時刻Bから仮の印刷終了予定時刻までの時間の最大値を時間Dとする。仮の印刷終了予定時刻が時刻Bよりも後になる予約ジョブがない場合には、時間D=0とする。
以上の処理の結果、ステップS450でCPU30は、Job1の印刷開始予定時刻を「時刻B1−時間C1−時間D」、Job1の印刷終了予定時刻およびJob2の印刷開始予定時刻を「時刻B1−時間D」として、印刷計画テーブルに登録する。また、以降、予約ジョブの印刷終了予定時刻およびその次の予約ジョブの印刷開始予定時刻を、当該予約ジョブの印刷開始予定時刻に当該ジョブの所要時間Cを加えた時刻として、当該ジョブ群の最終の予約ジョブまで印刷計画テーブルに登録する(ステップS470〜S490)。
これは、このジョブ群のうちの最初に印刷処理を行なう予約ジョブの印刷開始予定時刻を時間Dだけ早める、つまり、ジョブ群全体の印刷開始予定時刻を時間Dだけ早めることになる。
<実施の形態の効果>
サーバー300で以上の処理がなされて予約ジョブの印刷スケジュールが管理されることで、複数の予約ジョブが各希望時間帯に従って、MFP100の電力モードを通常モードに維持したまま(つまり、省電力モードに移行することなく)まとめて印刷されることになり、予約ジョブごとに印刷動作を行なう場合よりもMFP100の起動動作の回数を抑えることができる。また、各予約ジョブの印刷の完了が当該予約ジョブの希望時間帯の終了時刻よりも早くなるため、ユーザーの利便性を高めることができる。また、印刷時にユーザーに通知を行なうことで、ユーザーの利便性をより高めることができると共に、印刷物のセキュリティーを高めることもできる。
図12は、本実施の形態にかかる画像処理システムでの処理例と、従来の処理との比較を表わした図である。
図12(A)の斜線ハッチングされた太線は各予約ジョブの希望時間帯を表わしており、図12の例では、希望時間帯が11:00〜11:20であり処理の所要時間が3分である予約ジョブ(Job1)、希望時間帯が11:10〜11:30であり処理の所要時間が12分である予約ジョブ(Job2)、希望時間帯が11:30〜11:50であり処理の所要時間が1分である予約ジョブ(Job3)、希望時間帯が11:40〜12:00であり処理の所要時間が1分である予約ジョブ(Job4)、および希望時間帯が11:50〜12:10であり処理の所要時間が1分である予約ジョブ(Job5)、の5つの予約ジョブが登録されている例が表わされている。
このとき、各予約ジョブを、MFP100において当該予約ジョブの希望時間帯の開始時刻Aごとに印刷処理を実行するようにすると、つまり、予約ジョブをまとめずにMFP100においてそれぞれ印刷処理を実行するとすると、図12(B)に表わされているように、予約ジョブごとに5回、MFP100が稼動することとなり、その都度、省電力モードに移行すると5回、起動動作が行なわれることになる。
これに対して、本実施の形態にかかる画像処理システムでは、これら予約ジョブが登録されるとサーバー300で上記印刷予約計画処理が実行され、図12(A)の斜線ハッチングの細線で表わされた印刷開始予定時間帯(印刷開始予定時刻および印刷終了予定時刻)が印刷計画テーブルに登録される。
すなわち、終了時刻Bが現在時刻に最も近い予約ジョブがJob1と特定され(上記ステップS410)、その終了時刻B1を希望時間帯に含む他のジョブとしてJob2が特定される(上記ステップS420)。
Job1を終了時刻B1(11:20)に印刷完了するように印刷処理を行ない、引き続いてJob2を印刷するとすると、Job2の印刷終了予定時刻が11:32となって、Job2の終了時刻B2(11:30)を2分超過することが判断される(上記ステップS430)。一方、これら予約ジョブの印刷終了予定時刻(11:32)を希望時間帯に含む他の予約ジョブとしてJob3が追加される(上記ステップS440)。従って、これら予約ジョブJob1〜Job3が、この順で連続して印刷されるジョブ群として特定される。
なお、Job3を引き続き印刷するとすると、その終了予定時刻が11:33となり、これはJob3の終了時刻B3(11:50)よりも以前であることが判断される。
これら判断より、各予約ジョブの遅延時間の最大時間DがJob2の遅延時間として特定され、時間D=2分と特定される(上記ステップS450)。そして、Job1の印刷開始予定時刻が時刻B1(11:20)−時間C1(3分)−時間D(2分)で11:15、その印刷終了予定時刻および続くJob2の印刷開始予定時刻が時刻B1(11:20)−時間D(2分)で11:18、Job2の印刷終了予定時刻および続くJob3の印刷開始予定時刻が時刻B1(11:20)−時間D(2分)+時間C2(12分)で11:30、ならびにJob3の印刷終了予定時刻が時刻B1(11:20)−時間D(2分)+時間C2(12分)+時間C3(1分)で11:31と、印刷計画テーブルに登録される(上記ステップS460〜S490)。
Job4,Job5に対しても同様に上記印刷予約計画処理が実行されることで、図12(A)の斜線ハッチングの細線で表わされたように、Job4の印刷開始予定時刻が11:49、Job4の印刷終了予定時刻および続くJob5の印刷開始予定時刻が12:00、ならびにJob5の印刷終了予定時刻が12:01と、印刷計画テーブルに登録される。
サーバー300からこの印刷計画テーブルに従った印刷指示がMFP100になされることで、図12(A)に表わされたように、Job1の印刷開始予定時刻(11:15)からJob3の印刷終了予定時刻(11:31)までの16分間、MFP100において連続してJob1〜Job3の印刷動作がなされ、Job4の印刷開始予定時刻(11:49)からJob5の印刷終了予定時刻(12:01)までの2分間、MFP100において連続してJob4,Job5の印刷動作がなされる。すなわち、この場合、MFP100を省電力モードから復帰させるための起動動作を2回とすることができ、図12(B)に表わされた予約ジョブをまとめずにMFP100においてそれぞれ印刷処理を実行する場合と比較して起動動作の回数を格段に抑えることができる。これはすなわち、起動動作のための消費電力を抑えることになる。
なお、先述した特開2003−220742号公報に開示されているように、設定された印刷時刻が印刷ジョブの処理後の所定時間内に含まれる場合に連続して印刷を行なうとすると、図12(C)に表わされたように、Job1〜Job5が連続して印刷処理される場合があり、起動動作の回数をより抑えることが可能となる。
しかしながら、この場合、Job1の印刷処理の後にJob2の印刷処理を開始することになり、Job2の印刷完了が時刻B2(11:30)よりも遅くなってしまう。このとき、Job2を発行したユーザーがその希望時間帯の終了時刻B2にMFP100まで印刷物を取りに来ると、まだ印刷が完了しておらず、再度、取りに来る必要が生じる。または、その時刻から印刷物を使用する予定であった場合には、印刷物の使用ができなくなる。つまり、希望時間帯よりも実際の印刷完了が遅延すると、ユーザーの利便性を著しく低下させることになる。
これに対して、本実施の形態にかかる画像処理システムでは、いずれの予約ジョブもその希望時間帯から遅延することがなく、ユーザーの利便性を向上させることができる。
つまり、本実施の形態にかかる画像処理システムでは、ユーザーの利便性を損なうことなくMFP100の起動動作の回数を抑えることで消費電力の削減が実現される。
<変形例>
なお、以上の説明は図1に表わされたようにサーバー300がMFP100とは別の装置として構成される例に基づいているが、サーバー300が複数のMFP100A,100BのうちのいずれかのMFPに含まれて、そのMFPがサーバーとして機能する場合であっても同様である。
また、サーバー300での管理ではなく、MFP100自体で当該MFP100に対して発行された印刷ジョブに対して印刷予約計画処理を実行することでスケジュール管理を行なうようにしてもよい。
または、サーバー300の上記機能のうちの少なくとも一部がMFP100で行なわれてもよい。
この場合、図7に表わされた各機能のうちの少なくとも一部がMFP100のCPU10がROM11に記憶されるプログラムを読み出して実行することでCPU10で形成されてもよい。
さらに、サーバー300のCPU30やMFP100のCPU10に上述のジョブのスケジュール管理を実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,30 CPU、11,31 ROM、13 スキャナー、14 プリンター、15 操作パネル、16 メモリー、17,34 ネットワークコントローラー、32 RAM、100 MFP、201 解析部、202 登録部、203 特定部、204 判断部、205 決定部、300 サーバー、301 入力部、302 印刷計画計算部、303 印刷処理部、304 通知部、331 ジョブ記憶部、332 テーブル記憶部、400 ネットワーク。

Claims (8)

  1. 処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブの、画像形成装置での処理を管理するための管理装置であって、
    前記画像形成装置は、通常処理モードと、少なくとも画像形成処理を行なう機構に対する電力供給が抑えられた、前記通常処理モードよりも電力消費の小さい省電力モードとを有し、
    前記ジョブの入力を受け付けるための入力部と、
    前記ジョブの前記画像形成装置での処理計画を計算するための計算手段と、
    前記処理計画に従って前記ジョブの処理を前記画像形成装置に実行させるための処理手段とを備え、
    前記計算手段は、
    前記入力部で入力された前記ジョブのうち、付加された前記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定し、前記第1のジョブと、前記第1のジョブの前記終了時刻を前記時間帯に含む他のジョブとを、前記第1のジョブの処理時の前記画像形成装置の前記通常処理モードを維持したまま処理するジョブ群と特定する処理と、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻に基づいて処理順を特定し、前記第1のジョブの仮の処理終了時刻を前記第1のジョブの前記終了時刻として前記ジョブ群に含まれる各ジョブを前記処理順に前記画像形成装置で連続して処理した場合の、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出する処理と、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻と前記仮の処理終了予定時刻とに基づいて前記第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する処理と、
    前記第1のジョブの前記処理開始予定時刻に基づいて前記他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出する処理と、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの処理開始予定時刻を前記処理計画として登録する処理とを実行し、
    前記処理手段は、前記処理計画に従って前記ジョブ群に含まれる各ジョブを前記画像形成装置に実行させる、管理装置。
  2. 前記計算手段は、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記画像形成装置での処理時間を算出する処理をさらに実行し、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出する処理では、前記他のジョブそれぞれの前記画像形成装置での処理時間を前記第1のジョブの前記終了時刻に前記処理順に加算することで、前記他のジョブそれぞれの前記仮の処理終了予定時刻を算出し、
    前記第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する処理では、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻からの前記仮の処理終了予定時刻の遅延時間のうちの最大値を特定し、前記遅延時間のうちの最大値と、前記第1のジョブの前記終了時刻と、前記第1のジョブの前記画像形成装置での処理時間とから、前記第1のジョブの前記処理開始予定時刻を算出する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記計算手段は、前記第1のジョブの処理開始予定時刻を算出する処理において、前記第1のジョブの前記終了時刻を前記第1のジョブの前記画像形成装置での処理時間および前記遅延時間のうちの最大値の分だけ早めた時刻を前記第1のジョブの前記処理開始予定時刻とする、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記計算手段は、前記ジョブ群に含まれるジョブのうちの前記処理順の最終のジョブの前記仮の処理終了時刻を前記時間帯に含むさらに他のジョブを、前記ジョブ群に加える処理をさらに実行する、請求項1〜3のいずれかに記載の管理装置。
  5. 前記ジョブの前記画像形成装置での処理完了を前記ジョブに関連付けられたユーザーに対して通知するための通知手段をさらに備え、
    前記通知手段は、前記ジョブ群に含まれるあるジョブの前記画像形成装置での処理完了を通知する際に、前記ジョブ群において前記あるジョブの次の処理順のジョブがある場合に、前記次の処理順のジョブに関連付けられたユーザーに前記次の処理順のジョブの前記画像形成装置での処理を予告する、請求項1〜4のいずれかに記載の管理装置。
  6. 処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブを処理可能な画像形成装置であって、
    請求項1〜5のいずれかに記載の管理装置を含む、画像形成装置。
  7. 処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブの、画像形成装置での処理の管理方法であって、
    前記画像形成装置は、通常処理モードと、少なくとも画像形成処理を行なう機構に対する電力供給が抑えられた、前記通常処理モードよりも電力消費の小さい省電力モードとを有し、
    入力された前記ジョブのうち、付加された前記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定するステップと、
    前記第1のジョブと、前記第1のジョブの前記終了時刻を前記時間帯に含む他のジョブとを、前記第1のジョブの処理時の前記画像形成装置の前記通常処理モードを維持したまま処理するジョブ群と特定して、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻に基づいて処理順を特定するステップと、
    前記第1のジョブの仮の処理終了時刻を前記第1のジョブの前記終了時刻として前記ジョブ群に含まれる各ジョブを前記処理順に前記画像形成装置で連続して処理した場合の、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出するステップと、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻と前記仮の処理終了予定時刻とに基づいて前記第1のジョブの処理開始予定時刻を算出するステップと、
    前記第1のジョブの前記処理開始予定時刻に基づいて前記他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出するステップと、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの処理開始予定時刻を処理計画とし、前記処理計画に従って前記画像形成装置で前記ジョブ群に含まれる各ジョブを実行するステップとを備える、管理方法。
  8. 処理の完了を希望する時間帯が付加されたジョブの、画像形成装置での処理の管理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記画像形成装置は、通常処理モードと、少なくとも画像形成処理を行なう機構に対する電力供給が抑えられた、前記通常処理モードよりも電力消費の小さい省電力モードとを有し、
    入力された前記ジョブのうち、付加された前記時間帯の終了時刻が現在時刻に最も近いジョブを第1のジョブと特定するステップと、
    前記第1のジョブと、前記第1のジョブの前記終了時刻を前記時間帯に含む他のジョブとを、前記第1のジョブの処理時の前記画像形成装置の前記通常処理モードを維持したまま処理するジョブ群と特定して、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻に基づいて処理順を特定するステップと、
    前記第1のジョブの仮の処理終了時刻を前記第1のジョブの前記終了時刻として前記ジョブ群に含まれる各ジョブを前記処理順に前記画像形成装置で連続して処理した場合の、前記ジョブ群に含まれる各ジョブの仮の処理終了予定時刻を算出するステップと、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの前記終了時刻と前記仮の処理終了予定時刻とに基づいて前記第1のジョブの処理開始予定時刻を算出するステップと、
    前記第1のジョブの前記処理開始予定時刻に基づいて前記他のジョブそれぞれの処理開始予定時刻を算出するステップと、
    前記ジョブ群に含まれる各ジョブの処理開始予定時刻を処理計画とし、前記処理計画に従って前記ジョブ群に含まれる各ジョブを前記画像形成装置に実行させるステップとを前記コンピュータに実行させる、管理プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017084129A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2021043844A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、サーバー装置及び通信システム

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