JP2013161054A - 車両用ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高める。
【解決手段】駆動信号を印加される通電により、反射鏡32を回転駆動して虚像36の表示位置を調整するステッピングモータ40は、通電時に電気的に安定する電気安定点θeと、非通電時に機械的に安定する機械安定点θmを現出させる。制御系70は、ステッピングモータ40へ印加する駆動信号を、調整指令に応じて制御する。以上の構成下、非通電時に回転子41との間に発生する磁気吸引力が他相の極歯451,452よりも大きい特定相の極歯441,442を安定極歯と定義すると、制御系70は、通電時にホールディングトルクを与える磁気吸引力が安定極歯441,442と回転子41との間に発生する電気安定点θeを目標安定点θetに設定して、調整指令の入力が停止した場合に目標安定点θetへの到達まで駆動信号の印加を継続する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両用のヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD装置」という)に関する。
従来、表示器により発光像を表示させ、その表示像をウインドシールド等の投影部材へ投影することにより、車両関連情報の虚像を表示する車両用HUD装置が、知られている。こうしたHUD装置の一種として特許文献1には、表示器の表示像を凹面鏡等の反射鏡により反射して、その反射像を投影部材へ投影する装置が、開示されている。このように反射鏡を利用することによれば、車両においてHUD装置が占有する設置スペースを小さくすることが、可能となる。
例えば特許文献1に開示のHUD装置では、虚像の表示位置を調整するために、外部からの調整指令に従う駆動信号をステッピングモータに印加して、回転可能に設けた反射鏡を当該ステッピングモータにより回転駆動する構成が、採用されている。このような構成によれば、車両の乗員は調整指令をHUD装置へ入力することにより、車両関連情報の虚像を視認し易い状態にて表示させることが、可能となる。
また、特許文献1に開示のHUD装置では、調整指令の入力が停止した場合に、電気安定点に到達するまで、ステッピングモータへの駆動信号の印加による通電が継続されるようになっている。これは、電気安定点から外れた状態のまま駆動信号の印加が停止されると、外力作用や振動等による衝撃力に起因して脱調を惹起するおそれがあったため、当該脱調を回避するためである。
特開2011−207431号公報
さて、特許文献1に開示のHUD装置では、通電時のホールディングトルクにより電気的に安定する複数の電気安定点に対して、非通電時のディテントトルクにより機械的に安定する複数の機械安定点がそれぞれ一致している理想構造を、前提としている。かかる前提下、電気安定点への到達まで駆動信号の印加を継続することで、その後に印加を停止した非通電状態となっても、到達した電気安定点にて発生するディテントトルクにより、ステッピングモータが安定することになる。
しかし、一般に製造公差等に起因して、電気安定点と機械安定点との間に位相差が生じる実際の製品では、到達した電気安定点にて駆動信号の印加が継続されてから停止するような場合、ステッピングモータは、一旦停止した後に機械安定点側への回転を開始することになる。これは、虚像の表示位置が一旦止まったにも拘らず再度変位する事態を招来するので、車両の乗員に違和感を与える等、虚像による車両関連情報の表示に対して信頼性の低下を招来するおそれがあった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高める車両用HUD装置を、提供することにある。
請求項1に記載の発明は、発光像を表示する表示器と、回転可能に設けられて表示器の表示像を反射する反射鏡を有し、当該反射鏡の反射像を投影部材へ投影することにより、車両関連情報の虚像を表示させる光学系と、駆動信号を印加される通電により、反射鏡を回転駆動して虚像の表示位置を調整するステッピングモータであって、通電時のホールディングトルクにより電気的に安定する電気安定点と、非通電時のディテントトルクにより機械的に安定する機械安定点とが、それぞれ複数ずつ現出するステッピングモータと、ステッピングモータへ印加する駆動信号を、外部から入力される調整指令に応じて制御する制御系とを、備えた車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、ステッピングモータは、互いの極歯が回転方向にずれて配置される複数相の固定子と、極歯との間に発生する磁気吸引力に応じて回転位置が決まる回転子とを、有し、非通電時に回転子との間に発生してディテントトルクを与える磁気吸引力が他相の極歯よりも大きい特定相の極歯は、安定極歯として定義され、制御系は、通電時にホールディングトルクを与える磁気吸引力が安定極歯と回転子との間に発生する電気安定点を、目標安定点に設定して、調整指令の入力が停止した場合に、ステッピングモータの電気角が目標安定点に到達するまで駆動信号の印加を継続する。
この発明において外部からの調整指令の入力が停止した場合には、ホールディングトルクによる電気安定点のうち目標安定点に電気角が到達するまで、ステッピングモータへの駆動信号の印加が制御系により継続される。このとき、非通電時に回転子との間に発生してディテントトルクを与える磁気吸引力が他相の極歯よりも大きい特定相の安定極歯に着目し、通電時にホールディングトルクを与える磁気吸引力が当該安定極歯と回転子との間に発生する電気安定点を、目標安定点に設定する。その結果、非通電時の安定極歯が大きな磁気吸引力によりディテントトルクを与えて現出させる機械安定点は、通電時の安定極歯がホールディングトルクを与えて現出させる目標安定点に対して、位相差の小さなものなる。これによれば、目標安定点に到達した後、駆動信号の印加の継続を停止させても、安定極歯に直近の機械安定点側へ向かう回転子の慣性回転量は、小さく抑えられ得る。故に、ステッピングモータが反射鏡を回転駆動するのに応じて調整される虚像の表示位置に関し、目標安定点に対応する位置からの変位量を低減できるので、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高めることが可能となる。
請求項2に記載の発明によると、制御系は、調整指令の入力が停止した場合に、目標安定点に到達するまで駆動信号の印加を継続し、電気角が目標安定点に到達するのに伴って駆動信号の印加を停止する。
この発明において外部からの調整指令の入力が停止した場合には、駆動信号の印加の継続により電気角が目標安定点に到達するのに伴って、制御系が駆動信号の印加を停止することで、回転子が慣性回転することになる。故に回転子を、目標安定点では停止させることなく、機械安定点側へと向かって連続回転させ得るだけでなく、それら目標安定点及び機械安定点の間での慣性回転量を上述の原理によって小さく抑え得る。したがって、虚像の表示位置に関しては、目標安定点に対応する位置を跨いで連続調整できると共に、当該対応位置からの変位量を低減できるので、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高める上で有利となる。
請求項3に記載の発明によると、複数の磁性要素がエアギャップを介して組み合わされてなる各相の固定子は、それぞれ異なる数のエアギャップを通過する磁気回路を形成することにより、極歯と回転子との間の磁気吸引力を発生させる。
この発明において各相の固定子は、複数の磁性要素間にてエアギャップを通過する磁気回路の形成により、極歯と回転子との間に磁気吸引力を発生させることになる。ここで各相の固定子の間では、エアギャップの数が異なることで、磁気回路における磁気抵抗の大きさ、ひいては極歯及び回転子間の磁気吸引力の大きさに、違いが生まれる。これによれば、非通電時に回転子との間に発生してディテントトルクを与える磁気吸引力が他相の極歯よりも大きい特定相の安定極歯を、確実に得ることができる。故に、安定極歯が現出させる目標安定点及び機械安定点の間の小さな位相差により、虚像の表示位置に関して目標安定点の対応位置からの変位量を抑制する効果を、確固たるものとなし得るので、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高める上で有利となる。
本発明の一実施形態による車両用HUD装置の概略的構成を示す構成図である。 図1のHUD装置による虚像の表示状態を示す模式図である。 図1のステッピングモータ及び減速ギア機構を示す断面図である。 図1のステッピングモータ及び制御系の接続状態を示す電気ブロック図である。 図3の固定子の回転方向における構成を平面に展開して示す模式図である。 図1のステッピングモータへ印加される駆動信号について説明するための特性図である。 図1のステッピングモータの特性及び作動を説明するための模式図である。 図1のステッピングモータの特性を説明するための模式図である。 図1の表示制御回路が実施する駆動信号制御のフローを示すフローチャートである。 図1のステッピングモータへの駆動信号の印加例を示す特性図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明の一実施形態による車両用HUD装置1は、ハウジング10、表示器20、光学系30、ステッピングモータ40、減速ギア機構50、調整スイッチ60及び制御系70を備えている。
ハウジング10は、装置1における他の要素20,30,40,50等を収容する中空形状に形成され、車両のインストルメントパネル2に設置される。ハウジング10は、車両の運転席前方に固定された「投影部材」としてのウインドシールド4と上下方向に対向する箇所に、透光性の出射窓14を有している。
表示器20は、本実施形態では透過照明式の液晶パネルであり、画像を表示する画面22を有している。表示器20は、内蔵のバックライト(図示しない)により画面22が透過照明されることで、当該画面22の表示像を発光させる。このようにして表示器20に表示される発光像は、車両運転乃至は車両状態に関連した車両関連情報を報知するものであり、本実施形態では、例えば車両進行方向等のナビゲーション情報(図2参照)を報知する。但し、表示器20の表示像については、ナビゲーション情報以外にも、車速、燃料残量、冷却水温度等の物理量情報や、交通状況、安全状況等の車外状況情報を報知するものであってもよい。
光学系30は、反射鏡32を含む複数の光学部材(図1において、反射鏡32以外は図示しない)からなり、表示器20の表示像を出射窓14へ出射する。ここで反射鏡32は、本実施形態では凹面鏡からなり、滑らかな曲面状に凹んだ反射面34を有している。反射鏡32は、表示器20から反射面34へ直接的乃至は間接的に入射される光学像としての表示像を、拡大して出射窓14側へと反射する。かかる反射鏡32の反射像は、出射窓14を通過してウインドシールド4へ投射されることにより、当該シールド4の前方にて結像される。その結果、表示器20の表示像により指示される車両関連情報は、虚像36(図2参照)として車両内の運転席側に表示されることとなる。
反射鏡32は、ハウジング10に回転自在に支持された回転軸38を、有している。反射鏡32は、回転軸38が回転駆動されることにより、図2に示す如き虚像36の表示位置をウインドシールド4に対して上下方向に変化させる。ここで、光学系30及びウインドシールド4の光学特性に起因して本実施形態では、図2に実線で示す虚像36の下限表示位置Dlと、図2に破線で示す虚像36の上限表示位置Duとの間において、虚像36の表示が実現されるようになっている。
図3に示すようにステッピングモータ40は、本実施形態ではクローポール構造の永久磁石型であり、磁性ケーシング46、回転子41及び固定子44,45を有している。磁性ケーシング46は、磁性材から中空形状に形成されている。回転子41は、モータ軸42の外周部にロータ磁石43を組み付けてなる。ここでモータ軸42は、磁性ケーシング46により回転自在に支持されている。ロータ磁石43は、N,Sの各磁極を回転方向に交互に複数ずつ形成する永久磁石である。
二相の固定子44,45は、回転子41の外周側において磁性ケーシング46に保持されている。図3,4に示すようにA相の固定子44は、磁性ヨーク441,442及びコイル443を有し、またB相の固定子45は、磁性ヨーク451,452及びコイル453を有している。ここで、磁性材から円環状に形成される各磁性ヨーク441,442,451,452は、それぞれ爪状の極歯(クローポール)441a,442a,451a,452aを、複数ずつ有している。図5に展開して示すように、A相において磁性ヨーク441,442の極歯441a,442a同士は、回転子41の回転方向に交互に並んでおり、またB相において磁性ヨーク451,452の極歯451a,452a同士は、回転子41の回転方向に交互に並んでいる。さらに、図5に示すように磁性ヨーク441,442,451,452は、回転子41の回転方向において極歯441a,451a,442a,452aがこの順で1/2ピッチずつずれるように、配置されている。
図3に示すように、A相において磁性ヨーク441,442と同軸上に配置されるコイル443と、B相において磁性ヨーク451,452と同軸上に配置されるコイル453とは、互いに軸方向にずれて配置されている。以上の構成によりステッピングモータ40は、A,B各相のコイル443,453が駆動信号による通電を受けて励磁することで、ロータ磁石43をモータ軸42と共に回転させる。
減速ギア機構50は、磁性ケーシング46内にて複数のギア52〜59を直列に噛合させてなる。ここで、初段のギア52はモータ軸42に形成され、最終段のギア59は反射鏡32の回転軸38に形成されている。したがって、各ギア52〜59間のギア比に応じてモータ軸42の回転運動が減速されて回転軸38へと伝達されることで、反射鏡32が回転駆動されることになる。ここで本実施形態では、ステッピングモータ40が正回転するとき、虚像36の表示位置が上方へ移動するように反射鏡32が正回転駆動され、ステッピングモータ40が逆回転するとき、虚像36の表示位置が下方へ移動するように反射鏡32が逆回転駆動される。
図1,4に示す調整スイッチ60は、車両内の運転席上の乗員により押し操作可能に設置されている。調整スイッチ60は、虚像36の表示位置を上方向に移動させるためのアップ調整指令と、虚像36の表示位置を下方向に移動させるためのダウン調整指令との二種類を乗員により選択的に入力可能に、例えばプッシュ式等の二つの操作部材62,63を有している。調整スイッチ60は、操作部材62の乗員操作により入力されるアップ調整指令に応じた指令信号と、操作部材63の乗員操作により入力されるダウン調整指令に応じた指令信号とを、それぞれ区別して出力可能となっている。
制御系70は、表示制御回路72及び複数のスイッチング素子74を組み合わせてなり、ハウジング10の内部乃至は外部に配置されている。表示制御回路72は、本実施形態ではマイクロコンピュータを主体に構成された電気回路であり、表示器20及び調整スイッチ60に電気接続されている。図4に示すように各スイッチング素子74は、本実施形態ではコレクタがいずれかのコイル443,453に電気接続されるトランジスタであり、エミッタ及びベースがそれぞれアース端子(図示しない)及び表示制御回路72に電気接続されている。各スイッチング素子74は、表示制御回路72から入力されるベース信号に従って、A,B各相のコイル443,453へ印加する駆動信号の振幅を変化させる。そこで以下では、表示制御回路72によりスイッチング素子74へのベース信号を制御することを、コイル443,453へ印加する駆動信号を制御することとして、説明する。
こうした構成の制御系70において表示制御回路72は、表示器20による画像の表示を制御する。それと共に表示制御回路72は、調整スイッチ60から入力される指令信号に応じて、A,B各相のコイル443,453へ印加する駆動信号を制御する。具体的には、操作部材62の操作によるアップ調整指令に応じて表示制御回路72は、各相コイル443,453へ印加する駆動信号の電気角を、反射鏡32を正回転駆動する電気角に制御することで、虚像36の表示位置を上方へと変化させる。また一方、操作部材63の操作によるダウン調整指令に応じて表示制御回路72は、各相コイル443,453へ印加する駆動信号の電気角を、反射鏡32を逆回転駆動する電気角に制御することで、虚像36の表示位置を下方へと変化させるのである。
(特徴)
次に、装置1の特徴を説明する。ステッピングモータ40の通電時にA,B各相のコイル443,453へ印加される駆動信号は、図6に示すように固定子44,45を二相励磁するために、それぞれ電気角に応じた振幅(本実施形態では電圧振幅)に制御される。これにより各相コイル443,453への駆動信号は、通電時にモータ軸42を保持するホールディングトルクを発生する複数の電気安定点θe毎に、最大振幅(Vmax,−Vmax)又は最小振幅(0)となる。電気安定点θeは、理想的には図6に示すように90度間隔にて現出するものであるが、極歯441a,442a,451a,452aの形状や位置等に公差が存在する製品上は、図7に模式的に示すように90度よりも広い乃至は狭い間隔にて現出し易くなる。
また、各相コイル443,453への駆動信号の印加が停止される非通電時には、モータ軸42を保持するディテントトルクを発生させる複数の機械安定点θmが、現出する。機械安定点θmは、理想的には電気安定点θeと一致するものであるが、図7に模式的に示すように製品上は、電気安定点θeからの位相が回転子41の回転方向にずれて現出し易くなる。このずれは、電気安定点θeにおける通電対象相の極歯(図7の例では極歯441a,442a)と、当該通電対象相の極歯に回転方向にて隣り合う極歯(図7の例では極歯451a,452a)とが、それぞれ非通電時にロータ磁石43との間に発生させる磁気吸引力の違いに、起因している。
ここで図3,8に示すように、A相の固定子44は、磁性材から磁性ケーシング46の円筒部46aと一体形成されて複数の極歯441aを有する磁性ヨーク441と、複数の極歯442aを有する磁性ヨーク442とを、微小なエアギャップ444を介して組み合わせてなる。一方、B相の固定子45は、複数の極歯451aを有する磁性ヨーク451と、複数の極歯452aを有する磁性ヨーク452と、磁性ケーシング46の円筒部46aとを、微小なエアギャップ454を介して組み合わせてなる。こうした構成の違いの結果、図8に示すようにB相の固定子45では、円筒部46aと双方のヨーク451,452間にエアギャップ454が存在しているが、A相の固定子44では、円筒部46aと一方のヨーク442間にのみエアギャップ444が存在している。これにより、各相コイル443,453への非通電時にロータ磁石43の形成する磁気回路MC(図8参照)が通過することになるエアギャップ444,454の数は、各相固定子44,45で異なっている。故に、それら固定子44,45とロータ磁石43との間では、磁気吸引力に違いが生じているのである。そこで本実施形態では、非通電時にロータ磁石43との間に発生してディテントトルクを与える磁気吸引力が、B相固定子45の極歯451a,452aよりも大きいA相固定子44の極歯441a,442aを、安定極歯441a,442aとして定義している。尚、模式図としての図8は、説明の理解を容易にするため、A相の極歯441a,442aがロータ磁石43の各磁極N,Sと正対する状態と、B相の極歯451a,452aがロータ磁石43の各磁極N,Sと正対する状態とを、一図面に示している。
さらに、上述の如き安定点θe,θmを有したステッピングモータ40に対して表示制御回路72は、調整スイッチ60から入力される指令信号に応じて各相コイル443,453への駆動信号を制御することにより、虚像36の表示位置を調整する。そこで、以下では、表示制御回路72がコンピュータプログラムの実行によって実施する駆動信号制御のフローにつき、図9を参照しつつ説明する。尚、図9の駆動信号制御フローは、車両のエンジンスイッチがオンされるのに応じて開始され、当該エンジンスイッチがオフされるのに応じて終了する。
駆動信号制御フローのS101では、アップ調整指令及びダウン調整指令の入力の有無を、調整スイッチ60からの指令信号に基づき判定する。双方の調整指令の無判定が下される間は、各相コイル443,453のいずれに対しても駆動信号の印加を停止したまま、S101を繰り返すのに対し、いずれか一方の調整指令に関して有判定が下された場合には、S102へ移行する。
アップ調整指令又はダウン調整指令の有判定により移行するS102では、操作部材62,63のうち当該有判定対象の調整指令に対応した一方の操作が、その開始から閾時間Tth以上継続しているか否かを、調整スイッチ60からの指令信号に基づき判定する。尚、閾時間Tthについては、調整スイッチ60の操作の開始から虚像36の表示位置が変化するまでの時間に起因して乗員に違和感やストレスを感じさせることがないように、例えば0.5秒程度に予設定されるが、他の値に予設定されても勿論よい。
操作部材62,63のうち一方の長押しにより当該一方の操作が閾時間Tth以上継続した場合には、当該一方の操作に対応するアップ調整指令又はダウン調整指令が虚像36の表示位置の連続調整を指令するものとして、S102からS103へ移行する。S103では、各相コイル443,453へ印加する駆動信号を図10(a)に示す如く制御することで、ステッピングモータ40をマイクロステップ駆動する。即ち、調整指令のアップ又はダウンに従う方向において現在の電気角から、マイクロステップ駆動のステップ角Δθeだけ離れた次の電気角まで、設定時間Tsをかけて駆動信号を変化させる。ここで、マイクロステップ駆動のステップ角Δθeは、電気安定点θe同士の間隔である90度より小さな角度、例えば本実施形態では18度に予設定されている。
図9に示すようにS103から続くS104では、操作部材62,63の一方の操作による調整指令の入力が停止したか否かを、調整スイッチ60からの指令信号に基づき判定する。その結果、操作部材62,63のうち一方の長押し中は、S104での否定判定によりS103へ戻って、設定時間Tsあたり一ステップ角Δθeのマイクロステップ駆動が繰り返されることで、虚像36の表示位置が連続調整される。一方、操作部材62,63の長押し操作が終了すると、S104での肯定判定によりS105へ移行して、図6に示す特定の電気安定点θesの中から目標安定点θetを設定し、当該目標安定点θetに現在の電気角が到達したか否かを判定する。ここで特定の電気安定点θesとは、各相コイル443,453への駆動信号の印加による通電時にホールディングトルクを与える磁気吸引力を、安定極歯441a,442aとロータ磁石43との間に発生させる電気安定点θeである(図7参照)。例えば本実施形態では、電気安定点θeの零点(0度)と、当該零点から180度おきの電気角とが、特定の電気安定点θesとなっている。したがって、こうした複数の電気安定点θesのうち、直前のS103により電気角が変化する方向にて現在の電気角から直近となる電気安定点θesを、S105では目標安定点θetに設定するのである。
S105において現在の電気角が目標安定点θetに到達していない場合には、S103と実質同一内容のS106へ移行して、設定時間Tsあたり一ステップ角Δθeのマイクロステップ駆動を実行する。さらにこの後、S107へ移行して、現在の電気角が目標安定点θetに到達したか否かを判定する。その結果、現在の電気角が未だ目標安定点θetに到達していない場合には、S107での否定判定によりS106へ戻って、設定時間Tsあたり一ステップ角Δθeのマイクロステップ駆動を図10(a)の如く繰り返すことで、虚像36の表示位置の連続調整が継続される(図10(a)の矢印MS参照)。一方、現在の電気角が目標安定点θetに到達すると、S107での肯定判定によりS108へ移行して、各相コイル443,453に対する駆動信号の印加を停止する。
したがって、S105において現在の電気角が目標安定点θetよりも一ステップ角Δθe手前(図10(a)のθb)にある場合には、S106のマイクロステップ駆動及びS107の判定を経てS108を実行するまでの時間が、実質的に設定時間Tsと一致する。即ち、目標安定点θetよりも一ステップ角Δθe手前に電気角が到達した後における駆動信号の印加は、設定時間Ts分だけ継続されてから、目標安定点θetに到達するのに伴って停止することとなる。また、こうして駆動信号の印加が停止すると、ステッピングモータ40の回転子41は、図7の白抜き矢印の如く目標安定点θetから安定極歯441a,442aに直近の機械安定点θm側へと向かって、慣性により回転することで、当該機械安定点θm又はその近傍にて停止することとなる。
以上、操作部材62,63のうち一方の長押しにより当該一方の操作が閾時間Tth以上継続した場合について、説明した。これに対し、操作部材62,63のうち一方の短押しにより当該一方の操作が閾時間Tth内に終了した場合には、当該一方の操作に対応するアップ調整指令又はダウン調整指令が虚像36の表示位置の微調整を指令するものであり且つ当該指令の入力は停止したものとして、S102からS109へ移行する。S109では、各相コイル443,453へ印加する駆動信号を図10(b)に示す如く制御することで、ステッピングモータ40をフルステップ駆動する。即ち、調整指令のアップ又はダウンに従う方向において、現在の電気角である電気安定点θeから、フルステップ駆動のステップ角である90度だけ離れた次の電気安定点θeまで、駆動信号を変化させる。その結果、ステッピングモータ40の電気角変化に応じて反射鏡32が回転駆動され、短押しに応じた短い時間にて虚像36の表示位置が微調整される。
図9に示すようにS109から続くS110では、現在の電気角が目標安定点θetに到達したか否かを判定する。ここで目標安定点θetは、S105の場合と同様、ホールディングトルクを与える磁気吸引力を発生させる複数の電気安定点θesのうち、直前のS109により電気角が変化する方向にて現在の電気角から直近となる電気安定点θesに、設定される。
S110において現在の電気角が目標安定点θetに到達していない場合には、S109へと戻って、各相コイル443,453への駆動信号の印加により90度のフルステップ駆動を継続する(図10(b)の矢印MS参照)。一方、S110において現在の電気角が目標安定点θetに到達している場合には、S108へ移行して、各相コイル443,453に対する駆動信号の印加を停止する。また、S105において現在の電気角が目標安定点θetに到達している場合にも、S108へ移行して、各相コイル443,453に対する駆動信号の印加を停止する。このようにS110,S105の肯定判定を経て駆動信号の印加が停止する場合にも、ステッピングモータ40の回転子41は、安定極歯441a,442aに直近の機械安定点θm側へと向かう慣性回転により、当該機械安定点θm又はその近傍にて停止することとなる。尚、図9に示すように、駆動信号の印加を停止するS108の実行後には、S101へと戻ることにより、エンジンスイッチがオフされるまで駆動信号制御フローが繰り返される。
(作用効果)
以上説明した装置1の作用効果を、以下に説明する。
装置1において、長押し操作又は短押し操作による調整指令の入力が停止した場合には、ホールディングトルクによる電気安定点θeのうち目標安定点θetに電気角が到達するまで、ステッピングモータ40への駆動信号の印加が制御系70によって継続される。このとき、目標安定点θetの設定に関して本実施形態では、非通電時に回転子41のロータ磁石43との間に発生してディテントトルクを与える磁気吸引力がB相の極歯451a,452aよりも大きいA相の安定極歯441a,442aに、着目する。即ち、通電時にホールディングトルクを与える磁気吸引力が安定極歯441a,442aとロータ磁石43との間に発生する電気安定点θesのうちいずれかを、目標安定点θetに設定する。その結果、非通電時の安定極歯441a,442aが大きな磁気吸引力によりディテントトルクを与えて現出させる機械安定点θmは、通電時の安定極歯441a,442aがホールディングトルクを与えて現出させる目標安定点θetに対して、位相差の小さなものなる。これによれば、目標安定点θetに到達した後、駆動信号の印加の継続を停止させても、安定極歯441a,442aに直近の機械安定点θm側へ向かう回転子41の慣性回転量Δθm(図7参照)は、小さく抑えられ得る。故に、ステッピングモータ40が反射鏡32を回転駆動するのに応じて調整される虚像36の表示位置に関し、目標安定点θetに対応する位置からの変位量を低減できるので、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高めることが可能となる。
また、装置1において、長押し操作又は短押し操作による調整指令の入力が停止した場合には、駆動信号の印加の継続により電気角が目標安定点θetに到達するのに伴って、制御系70が駆動信号の印加を停止することで、回転子41が慣性回転することになる。故に回転子41を、目標安定点θetでは停止させることなく、機械安定点θm側へと向かって連続回転させ得るだけでなく、それら目標安定点θe及び機械安定点θmの間での慣性回転量Δθmを上述の原理によって小さく抑え得る。したがって、虚像36の表示位置に関しては、目標安定点θetに対応する位置を跨いで連続調整できると共に、当該対応位置からの変位量を低減できるので、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高める上で有利となるのである。
さらに、装置1において各相の固定子44,45は、複数の磁性要素441,442,46又は磁性要素451,452,46間にてエアギャップ444又はエアギャップ445を通過する磁気回路、例えば非通電時には磁気回路MCを形成する。こうした磁気回路の形成により各相の固定子44,45は、極歯441a,442a又は極歯451a,452aと、ロータ磁石43との間に磁気吸引力を発生させる。ここで各相の固定子44,45の間では、エアギャップ444,454の数が異なることで、磁気回路MCにおける磁気抵抗の大きさ、ひいては極歯441a,442a又は極歯451a,452aとロータ磁石43との間の磁気吸引力の大きさに、違いが生まれる。これによれば、非通電時にロータ磁石43との間に発生してディテントトルクを与える磁気吸引力がB相の極歯451a,452aよりも大きいA相の安定極歯441a,442aを、確実に得ることができる。故に、安定極歯441a,442aが現出させる目標安定点θet及び機械安定点θmの間の小さな位相差により、虚像36の表示位置に関して目標安定点θetの対応位置からの変位量を抑制する効果を、確固たるものとなし得る。したがって、車両関連情報の虚像表示に対する信頼性を高める上で有利となるのである。
尚、装置1において目標安定点θetとなる特定の電気安定点θes間の間隔は、全電気安定点θe間の間隔に対して2倍となるので、モータ軸42の回転方向の分解能は、例えば特許文献1の開示装置に比べて1/2となる。そこで、減速ギア機構50におけるギア52〜59間のギア比を特許文献1の開示装置に比べて2倍とすることで、虚像36の表示位置の変位速度と分解能とを従来と同様な適正値に設定することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的には、S102〜S107の省略によりマイクロステップ駆動を実行しない駆動信号制御フロー、もしくはS102,S109,S110の省略によりフルステップ駆動を実行しない駆動信号制御フローを、採用してもよい。また、S102から短押し操作によりS103へ移行する一方、S102から長押し操作によりS109へ移行する駆動信号制御フローを、採用してもよい。さらにS108では、駆動信号の印加による通電状態を所定時間保持した後、当該印加を停止してもよい。またさらにステッピングモータ40としては、ホールディングトルクによる電気安定点θeとディテントトルクによる機械安定点θmとの間に位相差が現出し且つ極歯と回転子との間の磁気吸引力の大きさに各相固定子間で違いを有するものであれば、上記実施形態の永久磁石型以外にも、例えば可変リラクタンス型等のモータを、採用してもよい。ここで、各相固定子間での磁気吸引力の違いについては、上記実施形態のようにエアギャップの数を異ならせることにより生じさせる以外にも、例えば各相固定子を構成する磁性要素の形状を異ならせること等により生じさせてもよい。加えて、表示器20としては、上記実施形態の液晶パネル以外にも、例えばEL(Electro-Luminescence)パネルやインジケータ等により発光像を表示するものを、採用してもよい。さらに加えて、反射鏡の反射像を投影させる「投影部材」としては、上記実施形態の如く車両に固定されたウインドシールド4以外にも、例えばHUD装置1に専用に設けられるコンバイナ等を、採用してもよい。
1 車両用HUD装置、4 ウインドシールド(投影部材)、10 ハウジング、20 表示器、30 光学系、32 反射鏡、36 虚像、40 ステッピングモータ、41 回転子、42 モータ軸、43 ロータ磁石、44,45 固定子、46 磁性ケーシング(磁性要素)、46a 円筒部、50 減速ギア機構、60 調整スイッチ、62,63 操作部材、70 制御系、441,442,451,452 磁性ヨーク(磁性要素)、441a,442a 極歯・安定極歯、451a,452a 極歯、443,453 コイル、444,454 エアギャップ、MC 磁気回路、Ts 設定時間、Δθe ステップ角、Δθm 慣性回転量、θe 電気安定点、θes 特定の電気安定点、θet 目標安定点、θm 機械安定点

Claims (3)

  1. 発光像を表示する表示器と、
    回転可能に設けられて前記表示器の表示像を反射する反射鏡を有し、当該反射鏡の反射像を投影部材へ投影することにより、車両関連情報の虚像を表示させる光学系と、
    駆動信号を印加される通電により、前記反射鏡を回転駆動して前記虚像の表示位置を調整するステッピングモータであって、通電時のホールディングトルクにより電気的に安定する電気安定点と、非通電時のディテントトルクにより機械的に安定する機械安定点とが、それぞれ複数ずつ現出するステッピングモータと、
    前記ステッピングモータへ印加する駆動信号を、外部から入力される調整指令に応じて制御する制御系とを、
    備えた車両用ヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記ステッピングモータは、互いの極歯が回転方向にずれて配置される複数相の固定子と、前記極歯との間に発生する磁気吸引力に応じて回転位置が決まる回転子とを、有し、
    前記非通電時に前記回転子との間に発生して前記ディテントトルクを与える前記磁気吸引力が他相の前記極歯よりも大きい特定相の前記極歯は、安定極歯として定義され、
    前記制御系は、前記通電時に前記ホールディングトルクを与える前記磁気吸引力が前記安定極歯と前記回転子との間に発生する前記電気安定点を、目標安定点に設定して、前記調整指令の入力が停止した場合に、前記ステッピングモータの電気角が前記目標安定点に到達するまで前記駆動信号の印加を継続することを特徴とする車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記制御系は、前記調整指令の入力が停止した場合に、前記目標安定点に到達するまで前記駆動信号の印加を継続し、前記電気角が前記目標安定点に到達するのに伴って前記駆動信号の印加を停止することを特徴とする請求項1に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 複数の磁性要素がエアギャップを介して組み合わされてなる前記各相の固定子は、それぞれ異なる数のエアギャップを通過する磁気回路を形成することにより、前記極歯と前記回転子との間の前記磁気吸引力を発生させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ヘッドアップディスプレイ装置。
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