JP2005012947A - 振動モータおよび振動モータの駆動回路 - Google Patents

振動モータおよび振動モータの駆動回路 Download PDF

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Kazutoshi Hirai
和年 平井
Sadatoshi Uno
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Abstract

【課題】携帯電話のように比較的大きな機器に対しても、例えば十分な振動を発生可能な振動モータとする。
【解決手段】振動モータはモータ3のロータ軸5に偏心重りが取付けられている。モータ3は、ロータ軸5に装着された2極のマグネット9からなるロータ11と、マグネット9の対向面とギャップGを介して磁気結合する2極のステータコア13A,13Bに分割された単相巻線17A,17Bが巻かれたコイル19A,19Bと、からなる。各単相巻線17A,17Bは前記ステータコア13A,13BにギャップGの近傍で180°対向して直接卷回され、2極のステータコア13A,13Bの外側もしくは軸方向端面はモータ構造材料を継鉄23として接続されている。ステータコア13A,13Bの2極に到達するまでの磁路が短いので、磁束は少ないロスでロータ11に流れ、ギャップ磁束密度が大きくなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータのロータ軸に取付けた偏心重りを回転せしめて振動を発生する振動モータに関し、特に回転駆動源となるブラシを有さないモータ構成とステータ構造とを備えた振動モータ、並びにロータ位置検出手段を持たない振動発生用駆動回路を備えた振動モータおよび振動モータの駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話などの電子機器に使用されている着信検知用の振動モジュールは、ブラシ付きコアレスモータ、ブラシ付きコアードモータ、ブラシレスモータの構造を用いている小型モータが主流であり、上記の小型モータの回転軸に偏心重りが搭載されている。
【0003】
その中でもブラシの付いた小形モータに偏心重りを付けたものが多い。このようなブラシ付きモータが用いられるのは、振動発生を2端子接続のON−OFFで制御でき、往復運動より回転運動の方がイナーシャも利用できるのでエネルギー効率が良いからである。しかし、ブラシ付きモータは構造が複雑になり生産コストが掛かってしまう。
【0004】
一方、ブラシレスモータはブラシ・整流子がないので部品点数が少なく機械的構造が比較的シンプルで、故障率が低くて低コストであるが、ロータ位置を検出するセンサを用い、電機子に印加する電圧のタイミングをロータ位置に合わせるための駆動回路が必要であり、駆動回路を外部に設けても、2相、3相のブラシレスモータは接続端子数が増えてコストと設置スペースに影響し、1相モータであってもセンサが付けば接続端子数が増えるので、2端子接続で且つブラシのないモータ構成が要求されていた。この要求に応えるものとして単相ステップモータを用いた振動モータが開発されている。
【0005】
従来、振動モータに用いられている単相ステップモータとしては、時計に使われている時計用振動発生装置の回転駆動装置として単相2極ステップモータが開発されている。この単相2極ステップモータ101は図7に示されているような概略的な原理構成となっており、ロータ軸103に装着された2極の永久磁石105からなるロータ107と、このロータ107の対向面と不均一なギャップGを介して磁気結合する2極のステータ磁極109A,109Bを有するステータコア111と、このステータコア111に単相巻線が巻かれて接続端子113A,113Bに接続されているコイル115と、から構成されている。この図7と併せて同様の構成部材は同符号を用いてその具体的な例を以下に示す。
【0006】
図8を参照するに、このステップモータ117は扁平型のモータであり、ロータ軸103に装着された2極の永久磁石105からなるロータ107と、このロータ107とギャップGを介して磁気結合するステータコア111と、コイル115と、から構成される。前記コイル115は駆動コイルとロータ位置を検出する逆起電圧検出コイルとからなり、この逆起電圧検出コイルからのロータ位置検出信号に基づいてロータ107が高速で回転駆動される。なお、このステップモータ101はロータ軸103に偏心重り119が固定されることによって振動モータとして使用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
図9を参照するに、このステップモータ121は円筒型のモータであり、ロータ軸103に装着された2極の永久磁石105からなるロータ107と、励磁コイルと前記ロータ107の回転位置を検出する検出コイルからなるコイル115と、前記ロータ107と不均一なギャップGを介して磁気結合し、前記ロータ107を収納配置するためのロータ穴部123を有する平坦部125と、該平坦部125に対して略直角に折り曲げて形成された2箇所の接続部127A,127Bと、コイル115の巻心端部129に接続するために、折り曲げられた接続端部131A,131Bを有する2極のステータコア111と、から構成されている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
また、従来の他の例としては、1コイルで、複数極マグネットロータを備え、変形クローポールステータ磁極で構成されているステップモータがある。クローポール構成は多極着磁のロータで1パルス当たりの回転角が小さい用途に有利である(例えば、特許文献3参照)。
【0009】
さらに、従来の他の例としては、多極着磁多相駆動用のブラシレスモータがある。ロータの回転位置を検出する位置検出センサを持たないセンサレス方式のブラシレスモータ駆動回路を搭載したものである。定速回転時は各相のコイルに発生する逆起電圧の位相を位相検出アンプで検出し、次の出力段のONタイミングを決めるようにしている。モータの負荷変動があり、それに応じて逆起電圧の位相も変化した場合には、それに合わせて回転速度をコントロールし、安定した回転駆動を図っている(例えば、特許文献4参照)。
【0010】
さらに、従来の他の例としては、2極着磁単相駆動用のステップモータがある。1コイルで、2極マグネットロータを備え、逆起電圧によるロータ位置検出駆動回路を備えている(例えば、特許文献5参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開平9−93990号公報
【0012】
【特許文献2】
特開平9−252573号公報
【0013】
【特許文献3】
特開2002−263575号公報
【0014】
【特許文献4】
特開2003−61387号公報
【0015】
【特許文献5】
特開平6−235777号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の振動モータに用いられている単相2極ステップモータ101は2端子接続でブラシのないモータ構成であるが、例えば単相2極ステップモータ121は、腕時計などのように質量が軽く容積の小さなところへ装着されるように小型化と生産性が考えられているので、コイル115が発生する磁束をロータ107と対向するステータ磁極109A,109Bまでヨークで運んでいるように磁路長が長い磁路構成となっている。さらに、コイル115は生産性を考慮して外部で卷回したものを装着する構造になっている。このモータ121は、携帯電話のように腕時計より質量のある機器に装着され、振動を感じさせるのに十分な偏心重りを回転させるには不十分であった。
【0017】
つまり、図7に示されているように、通電によりコイル115で発生した磁束が、ロータ107とエアギャップGで対向するステータコア111の2極のステータ磁極109A,109Bに到達するまでの磁路が長く、磁束のロスが多い構成になっている。たとえ、コイル115が細い線材で多数巻きされても、抵抗値が大きくなり電流が流れず磁束数は増えないという問題点があった。
【0018】
ちなみに、図8及び図9に示されているステップモータ117,121は、図7の原理図を実装容積に合わせて生産性が考慮されたものであり、ステータコア111に単相巻線したコイル115が例えば図9では接続端部131A,131Bへ接続されて磁気回路を形成している。1コイル構成で、コイル115からロータ107の外周までの磁路に長い距離があり、磁気抵抗もあるという問題点があった。
【0019】
鉄心にコイル115を巻いた状態で、鉄心端とコイル端との距離が鉄心端における磁束密度にどのように影響するかは、芯入り着磁ヨークでマグネットを面着磁させて、前記距離と着磁後のマグネットの表面磁束密度との関係を測定すれば明らかである。まして、途中に磁気抵抗の大きい部分があると、そのロスが大きいものである。つまり、磁束は、飽和磁束密度内であれば継鉄内に磁束が閉じ込められてしまい、水道管の中を水が流れるように流れるのではないものと考えられる。
【0020】
また、従来の振動モータに用いられている特許文献3におけるステップモータは、1コイルで、変形クローポールステータ磁極のユニークな構成であるが、このクローポール構成は多極着磁のロータで、1パルス当たりの回転角が小さい用途には有利である。しかし、少ないステータ磁極で回転角が大きい使い方であるので、磁束のロスが大きく、同じターン数でステータ磁極に直接卷回されたコイルより有効磁束の利用効率が悪く、トルクは出にくいという問題点があった。トルクが出ないと、例え回転してもロータのイナーシャが大きな負担となり、設定回転数、つまり設定振動量に到達するまでに時間がかかることになる。
【0021】
なお、1相4極のファンモータ構成がインナーロータにしてセンサレスで回転されると、駆動回路を外部に設けても2端子接続でブラシのないモータ構成となるが、このモータ構成ではファンモータよりはるかに小型化してインナーロータにしたマグネットに4極着磁をすることが難しく、センサレス駆動回路が複雑になり高コストになるという問題点が生じる。上述した特許文献3におけるステップモータは、インナーロータ構成ではないが、小径多極着磁とセンサレス駆動回路という点では、上記のファンモータの場合と同様の問題点が生じる。
【0022】
また、前述した従来のブラシレス駆動回路を搭載したモータは、逆起電圧を利用し、センサレス駆動のために起動引き入れ回路を有しているので多少複雑な回路となっている。したがって、逆起電圧を利用しないでモータを回転せしめることができ、逆起電圧を検出することなく、起動後の引き入れ回路も設けることなく、単相2極ステップモータ構成のモータを連続回転させるための駆動回路を開発する必要があった。
【0023】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、腕時計などのような小さな機器に比べて比較的大きな機器に対しても、例えば携帯電話機などで小型振動モータに用いられたときに十分に振動を発生可能となるステップモータを用いた振動モータ、および逆起電圧を利用せずに回転し、起動後の引き入れ回路を設けずに連続回転させる駆動回路を備えた振動モータの駆動回路を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の振動モータは、モータのロータ軸に取付けた偏心重りを回転せしめて振動を発生する振動モータにおいて、
前記モータは、ロータ軸に装着された2極のマグネットからなるロータと、前記マグネットの対向面とギャップを介して磁気結合する2極のステータコアに単相巻線が巻かれたコイルと、からなるステップモータであり、
前記単相巻線は分割され、この分割された各単相巻線を前記2極のステータコアに前記ギャップの近傍で180°対向して直接卷回し、前記2極のステータコアの外側もしくは軸方向端面に配設されたモータ構造材料を継鉄としてステータ磁路を形成してなることを特徴とするものである。
【0025】
したがって、単相巻線が分割されているためにコイル設置の自由度が増加するので、同じ外形範囲内で無効なスペースを少なくして巻線のための容積が大きくなる。しかも、ロータの対向面とエアギャップで対向するステータコアの2極に到達するまでの磁路が短いので、分割されたコイルで発生した磁束は少ないロスでロータに流れ、ギャップ磁束密度が大きくなる。結果として、携帯電話機などのような比較的大きな振動発生装置や他の機器のモータとして幅広く適用可能となる。
【0026】
また、分割されたコイルが同じ方向の単相巻線であると巻線工程が簡略化され、構造が簡単であるのでコストダウンに寄与する。また、ロータの長さを短くすれば、扁平モータにも適用可能である。
【0027】
また、ロータの回転に有効に作用しない側の磁路は、ステータコアの外側に配設されたモータ構造部材が継鉄として利用されるので構造が簡単で安価となる。
【0028】
請求項2によるこの発明の振動モータは、請求項1記載の振動モータにおいて、前記ステータコアは、複数枚の分割コアをロータ回転面と直角方向または水平方向に組み合わせて構成してなることを特徴とするものである。
【0029】
したがって、ステータコアは複数枚の分割コアとして組み合わされることにより、鉄損が軽減され、効率アップに寄与する。さらには厚さの違うステ−タコアを容易に作ることができる。
【0030】
請求項3によるこの発明の振動モータの駆動回路は、モータのロータ軸に取付けた偏心重りを回転せしめて振動を発生する振動モータの駆動回路において、
前記モータを駆動する駆動回路が、タイマ回路と、このタイマ回路で設定された設定時間に自起動最大周波数以下の単相発振周波数を供給して起動させる起動発振回路と、振動発生時間の間に設定回転数となる最大応答周波数以下の単相発振周波数を供給してモータを一定回転数で回転させる定常発振回路と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0031】
したがって、駆動回路が、振動モータに許容される適用範囲内で、タイマ回路と起動発振回路と定常発振回路との各回路に集約されているので、簡素化が図られ、電圧変動などの外乱による回転数変動がなく一定振動量が得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0033】
この実施の形態に係る振動モータ1は、図2に示されているように回転駆動装置であるモータとしての例えばステップモータ3において突出したロータ軸としての例えばシャフト5に偏心重り7が装着され、前記シャフト5の回転駆動により偏心重り7が回転して振動が発生するものである。
【0034】
まず、この実施の形態に係る振動モータ1に用いられるステップモータ3の原理について説明する。
【0035】
ステップモータ3は、図1に示されているような概略的な原理構成となっており、ロータ軸としての例えばシャフト5に装着された2極の永久磁石としての例えばマグネット9からなるロータ11と、このロータ11の対向面と不均一な(均一でない)ギャップGを介して磁気結合する2極のステータコア13A,13Bからなるステータ15と、前記ステータコア13A,13Bに2以上に分割された単相巻線が巻かれたコイル、この実施の形態では2つの単相巻線17A,17Bに分割されたコイル19A,19Bと、から構成されている。上記の分割した各単相巻線17A,17Bはステータコア13A,13Bの2極に前記ギャップGの近傍で180°対向して同一方向に巻かれ、並列にそれぞれ接続端子21A,21Bに接続されている。
【0036】
図7の従来のステップモータ3の原理図と比較すると、図1のこの実施の形態の原理図は、2分割されたコイル19A,19Bの間にロータ11を挟んだ構造となっている。また、上記の2極のステータコア13A,13Bは、当該ステータコア13A,13Bの外側に配設されたモータ構造部材が継鉄23となって接続される磁路が形成されている。つまり、単相巻線17A,17Bのロータ11側と反対側は外側に継鉄23が形成されて、ロータ11の回転に有効に作用しない側の磁路が長くなっている。
【0037】
次に、上記構成のステップモータ3の回転の原理について図1を参照して説明する。
【0038】
コイル19A,19Bに通電されていないとき、2極のロータ11の磁極N、Sは、図1の位置か、あるいは180°回転してN、S極が逆になった位置かのどちらかである。ギャップGが不均一であるので、ギャップGの狭い部分に磁束が集中して、自由に回転するロータ11は上記の位置で安定する。
【0039】
コイル19A,19Bには極性を入れ替える発振波形が通電されるので、コイル19A,19BにはN、S極が交互に励磁され、ロータ11と対向しているステータ磁極25A,25Bには、N、S極が交互に励磁される。
【0040】
今、図1の状態で、ロータN極側のステータ磁極25AにN極が励磁されたとすると、N極同士、180°反対側ではS極同士が反発してロータ11は矢印の方向に回転しようとする。ロータ11とステータ磁極25A,25Bとの磁気吸引力より大きい反発力を発生する磁力が励磁されることによりロータ11は回転を開始する。
【0041】
回転したロータN極は、次のステータ磁極25Bの磁極の中心に引き寄せられるが、励磁が終了してもイナーシャとギャップGの狭い部分への吸引力とにより回転が続けられ、図1より180°回転した位置で安定する。半回転のたびに励磁の極性が入れ替わって繰り返され、発振波形が一周期で一回転の回転数が得られることになる。
【0042】
なお、コイル19A,19Bに通電開始時にロータN極側のステータ磁極25AにS極が励磁された場合は、ロータ11はステータ磁極25AのS極内から脱出できず、次のN極が励磁された時点から回転が始まる。
【0043】
なお、通常の単相モータでは回転子が起動できないポイントが存在するが、この欠点を回避するために、ステップモータ3ではロータ11とステータ磁極25A,25BとのギャップGが不均一にされているので、停止時のロータ11の位置が起動し易いポイントヘ容易に移動される。また、駆動させたい回転数のサイン波が入力されるだけで駆動可能となる。
【0044】
上記構成により、ロータ11とエアギャップGで対向するステータコア13A,13Bの2極のステータ磁極25A,25Bに到達するまでの磁路が短く形成されているので、磁束のロスが少なくなり、ギャップ磁束密度を大きくすることができる。
【0045】
さらに、コイルが分割されていることの効果について説明すると、コイルが発生する磁束数は電流A×巻き数Tで決まる。巻き数Tを多くすると線材の長さも増加するので、一般的には抵抗値が増加し電流Aが減少するので磁束数は変わらない。したがって、磁束数を増加させるためには、電流Aを減少させないように太い線材を多く巻かなければならないが、それに伴って必要な巻線容積も増加するので限られた容積では困難な課題となる。
【0046】
しかし、上述したように一つの単相コイルをコイル19A,19Bに2分割すると、コイル設置の自由度が増加するため、同じ外形範囲内に一つだけのコイルブロックの配置場所を考えるのとは違って、同一外形範囲の中で無効なスペースを少なくして巻線のための容積を大きくとることができる。このことは、図1のこの実施の形態の構成と図7の従来の構成がそれぞれ同じ外形範囲に入れた場合であるので、この両者を比較してみれば容易にわかる。
【0047】
より詳しく説明すると、この実施の形態では、同一外形範囲の中で磁束発生端であるコイル19A,19Bの端と磁束利用場所であるロータ11の外周との距離が短くなるので、コイル19A,19Bで発生した磁束は少ないロスでロータ11に流れることになる。つまり、磁束発生端と磁束利用場所との距離が短い方が磁束を有効に活用できるので、この現象を利用してギャップ有効磁束数をより大きくした構成である。つまり、磁路を短くしたモータ構成と、コイル容積を大きくできるコイル配置が行われている。
【0048】
以上のように、このステップモータ3は2端子接続且つブラシレス、センサレスのモータ構成で、分割された単相巻線17A,17Bがステータ磁極25A,25Bに直接卷回されることにより、励磁磁束を高効率で利用することができる。
【0049】
しかも、上記のような顕著な効果を図ることができたにもかかわらず、構造が簡単であるのでコストダウンが容易である。また、コイルが2つのコイル19A,19Bに分かれているが、同じ方向の単相巻線17であるので、巻線工程が簡略化できる。
【0050】
また、この実施の形態のステップモータ3は、時計のような小型の振動発生装置の回転駆動装置としてだけでなく、携帯電話機などのような比較的大きな振動発生装置の回転駆動装置としても、あるいは他の機構装置の回転駆動装置として幅広く適用される。また、ステップモータ3のロータ11の長さを短くすれば、扁平モータにも変更が可能である。
【0051】
次に、上記のステップモータ3を駆動する駆動回路27について図面を参照して説明する。
【0052】
図1において左側は駆動回路ブロック図を示しており、駆動回路27としては、起動発振回路29と、定常発振回路31と、タイマ回路33と、増幅回路35と、から構成されている。
【0053】
上記の起動発振回路29はCR発振回路で、被駆動モータとしてのステップモータ3の自起動最大周波数以下に設定された周波数が発振される。なお、ステップモータ3は、偏心重り7を装着した状態において自起動最大周波数で起動することが保証されているモータを使用する。
【0054】
定常発振回路31はCR発振回路で、ステップモータ3の最大応答周波数以下に設定された周波数が発振される。なお、ステップモータ3は、偏心重り7を装着した状態において最大応答周波数で回転することが保証されているモータを使用する。
【0055】
タイマ回路33は、CRとコンパレータで構成されており、ステップモータ3の最大起動時間以上に設定された時間に起動発振回路29からの起動発振周波数をモータに供給し、その以後、定常発振回路31からの定常発振周波数に切り替えてモータに供給する回路である。なお、ステップモータ3は、偏心重り7を装着した状態において最大起動時間内で起動することが保証されているモータを使用する。
【0056】
増幅回路35は、2端子に双方向通電可能な1相全波通電駆動出力回路になっており、発振波形を増幅してコイル19A,19Bに給電する回路である。
【0057】
また、駆動回路27は2端子37A,37Bの接続で、DC電源から直流電流がスイッチSW1を経て供給される電線39と、アース線41とが接続されている。
【0058】
上記構成により、SW1が閉じて駆動回路27にDC電圧が印加されると、起動発振回路29にて起動発振が始まり、タイマ回路33で設定された設定時間の間に起動発振周波数波形が増幅回路35で増幅され、出力端子43A,43Bに接続された接続端子21A,21Bを経てコイル19A,19Bに供給される。その後、タイマ回路33内のスイッチSW2で定常発振回路31に切り替えられ、定常発振回路31からの定常発振周波数波形が増幅回路35で増幅され、コイル19A,19Bに供給されることにより、ステップモータ3は設定回転数で回転することになる。
【0059】
したがって、駆動回路27が、振動モータ1に許容される適用範囲内で、起動発振回路29と、定常発振回路31と、タイマ回路33と、増幅回路35と、からなる各回路に集約されたことにより、この簡素化された駆動回路27によって電圧変動などの外乱による回転数変動がなく一定振動量が得られる。
【0060】
次に、この発明の実施の形態のステップモータ3の上述した構成原理に基づいて製作したステップモータ3の構成部品と組み立て方について、図面を参照して説明する。
【0061】
単相ステップモータ3は、回転するロータ11の部分と回転しないステータ15の部分とから構成されているので、各部分ごとに説明する。
【0062】
図2及び図3を参照するに、ロータ11は、シャフト5に永久磁石としての例えばプラスチックマグネット9(以下、単に「マグネット」という)を円筒状に一体成形した構成であり、小型のステップモータには多用されているものである。ロータ11の着磁は2極なので、モータ組立て後に外部から着磁した方がステータ15への挿入時には組立て易いので、シャフト5にマグネット9を一体成形した組立品がロータ11として準備される。
【0063】
図2ないしは図5を参照するに、ステータ15の構成と巻線方法について説明すると、ステータ15の核となるステータコア13A,13Bは、通常は鉄損を減少させるために積層鋼板が使われるが、この実施の形態では非常に面積が小さいのでステータコア13A,13Bはそれぞれ後述する2分割コアの一体品とされている。
【0064】
ステータコア13A,13Bの形状とその配置は図1のステップモータ3の原理構成図に基づいているが、図1で示されている形状ではコイル19A,19Bの位置に線材を巻くことが困難なので、図2及び図3に示されているように巻線をするステータコア13A,13Bと外周部分のモータ構造部材としての例えばハウジング45とが分離されている。
【0065】
なお、図2及び図3では、ハウジング45が継鉄23となってステータコア13A,13Bに図3において上下のロータ11側と反対側で接続されているが、継鉄23の部分としては、モータ3の厚み方向(ロータ11の軸線方向)、つまり図2において左右方向でステータコア13A,13Bの外側にハウジング45以外の他の部材で接続されていても構わない。いずれにしても、ステータコア13A,13Bはコイル19A,19Bのロータ11側と反対側の外側が継鉄23で接続されている。
【0066】
さらに、巻線を容易とするために、図4(A),(B)に示されているようにステータコア13A,13Bのステータ磁極25A,25B側を樹脂で固めてコアブロック47とした。このコアブロック47は樹脂の両側に巻芯部49A,49Bが突き出た形状であり、巻芯部49A,49Bに直接巻線をしてコイル19A,19Bが形成されている。コアブロック47の中心部にはロータ11のマグネット9が回転可能なロータ用穴部51が設けられている。
【0067】
なお、この実施の形態ではステータコア13A,13Bはそれぞれ、2枚の分割コア53A,53Bが組み合わされて構成されている。例えば、ステータコア13Bを例にとって説明すると、図5(A),(B)に示されているように、分割コア53A,53Bがロータ回転面と直角方向に組み合わされてロータ11のマグネット9の外周面と不均一なギャップGでステータ磁極25Bを形成するように構成されている。
【0068】
なお、ステータコア13A,13Bとしては、複数枚の分割コアが上記のようにロータ回転面と直角方向に組み合わされるものに限らず、ロータ回転面に対して水平方向に組み合わせて構成されても構わない。このように、ステータコア13A,13Bは2つ以上の分割コアとして組み合わされることにより、鉄損が軽減でき、効率アップを図ることができる。
【0069】
また、上記のコアブロック47には様々な機能が備えられている。例えば、図4(A),(B)に示されているように、コアブロック47はステータコア13A,13Bのステータ磁極25A,25Bを埋め込む形で固定され、ステータ磁極25A,25Bの間に前述したロータ用穴部51が形成された筒状になっている。コアブロック47の図4(A)において左側はロータ11のシャフト5の回転を軸承するための軸受穴部55が形成されており、ロータ用穴部51の図4(A)において右側はロータ11のマグネット9を挿入して内装することを可能とするために開口されている。なお、前記軸受穴部55は振動発生装置として用いられるときの偏心重り7を装着する側のシャフト5の軸受部であり、同一金型によりコアブロック47と同一樹脂で一体成形されているので、安定した強度と良好な同軸度が得られる。
【0070】
また、ロータ11のマグネット9がコアブロック47のロータ用穴部51内で回転されるとき、精度が良好な同軸となるために、ロータ用穴部51には図2に示されているようにロータ11のシャフト5を軸承するための軸受57がロータ用穴部51の内径と略同径で圧入される。なお、上記のロータ11及び軸受57は、後述するモータ部組立時に装着される。
【0071】
なお、コアブロック47の製法としては、絶縁塗装されたステータコア13A,13Bと、詳述していない接続端子21A,21Bとが成形金型内で位置決めされた後に、流動性と潤滑性が良く高強度のエンジニアリングプラスチックなどの樹脂で一体成形される。
【0072】
また、コイル19A,19Bの巻線方法としては、コアブロック47のロータ用穴部51の内周面と巻芯部49A,49Bが突き出ていない側の2面とが巻線機に固定され、図1を併せて参照すると、コイル19Aの線材が一方の接続端子21Aに絡げられた後に、一方のステータコア13Aの巻芯部49Aの外側から設定ターン数だけ巻線されてから、他方の接続端子21Bに絡げられる。次いで、コアブロック47が180°ターンされてから、他方のステータコア13Bの巻芯部49Bの外側から同一方向に設定ターン数だけ巻線されてから、一方の接続端子21Aに絡げられる。以上のようにして図1に示されているような並列配線となる。
【0073】
ステータ15の組立としては、上記のように巻線されたコアブロック47が継鉄23を兼ねるハウジング45に挿入され、コアブロック47の例えば図2の左側の樹脂の一部が熱カシメされてハウジング45に固定されて終了する。
【0074】
次に、モータ部組立としては、上記の準備したロータ11がコアブロック47のロータ用穴部51内に挿入される。つまり、ロータ11のシャフト5の図2において左側は軸受穴部55に挿通されてコアブロック47の図2において左端面から左方へ突出される。なお、シャフト5が回転時に軸心方向の位置を規制するためのストッパ部材69が軸受穴部55の左側でシャフト5に装着されている。
【0075】
次いで、軸受57がシャフト5の図2において右端側とロータ用穴部51内に圧入される。絶縁性で可撓性のある材質からなるエンドキャップ63がハウジング45の図2において右側から被せるように装着されると共に、コアブロック47の図2において右端側が前記エンドキャップ63により支持され、空芯着磁器で着磁されてステップモータ3の組立が完成する。
【0076】
図2及び図6を参照するに、この発明の実施の形態の振動モータ1は、前述したステップモータ3において突出したロータ11のシャフト5に偏心重り7が装着されて完成する。この偏心重り7は、例えばタングステン製からなり、図6に示されているように扇形状をしており、この扇形状の中心部にはシャフト5のほぼ半円周上に嵌入可能な凹部65が設けられており、図2において左右方向の中間部には溝部67が扇形状の前記凹部65を除く他の外周面に形成されている。
【0077】
偏心重り7の装着方法としては、上記のシャフト5に例えばアルミ製の金属リング69が軽圧入される。また、偏心重り7は、金属リング69に抱かせるようにして凹部65がシャフト5の半円周上に接触された状態で設置される。この状態で前記溝部67とシャフト5に例えばステンレス製の薄板のバンド71が巻かれ、このバンド71がシャフト5に接触している部分で溶接され、この溶接部73により偏心重り7がシャフト5に確実に固定される。
【0078】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0079】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、単相巻線が分割されているためにコイル設置の自由度が増加するので、同じ外形範囲内で無効なスペースを少なくして巻線のための容積を大きくとることができる。しかも、ロータの対向面とエアギャップで対向するステータコアの2極に到達するまでの磁路が短いので、分割されたコイルで発生した磁束は少ないロスでロータに流れ、ギャップ磁束密度を大きくできる。その結果、携帯電話などのような比較的大きな振動発生装置や他の機器のモータとして幅広く適用できる。
【0080】
また、分割されたコイルが同じ方向の単相巻線であると巻線工程を簡略化でき、構造が簡単であるためコストダウンを図ることができる。また、ロータの長さを短くすれば、扁平モータにも変更が可能である。
【0081】
また、ロータの回転に有効に作用しない側の磁路は、ステータコアの外側に配設されたモータ構造部材を継鉄として利用できるので、構造が簡単で安価である。
【0082】
請求項2の発明によれば、ステータコアは複数枚の分割コアとして組み合わされることにより、鉄損が軽減でき、効率アップを図ることができる。さらには厚さの違うステータコアを容易に作ることができる。
【0083】
請求項3の発明によれば、駆動回路を、振動モータに許容される適用範囲内で、タイマ回路と起動発振回路と定常発振回路との各回路に集約したので、簡素化を図ることができ、電圧変動などの外乱による回転数変動がなく一定振動量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のステップモータの原理構成図及び駆動回路ブロック図である。
【図2】図1の原理構成に基づいたこの発明の実施の形態のステップモータを用いた小型振動モータの要部断面を含む正面図である。
【図3】図2の右側面図で、エンドキャップと軸受を図示しない図である。
【図4】(A)はコアブロックを示すもので図3のIII−III線の断面図で、(B)は(A)の矢視IV−IV線の断面図である。
【図5】(A)は図2におけるステータコアの一部を示す正面図で、(B)は(A)の矢視V−V線の断面図である。
【図6】図2の左側面図で、エンドキャップを図示しない図である。
【図7】従来のステップモータの原理構成図である。
【図8】図7の原理構成に基づいた従来のステップモータを用いた小型振動モータの平面図である。
【図9】図7の原理構成に基づいた従来の他のステップモータの部分的な斜視図である。
【符号の説明】
1 振動モータ
3 ステップモータ
5 シャフト(ロータ軸)
7 偏心重り
9 マグネット(永久磁石)
11 ロータ
13A,13B ステータコア
15 ステータ
17A,17B 単相巻線
19A,19B コイル
21A,21B 接続端子
23 継鉄
25A,25B ステータ磁極
27 駆動回路
29 起動発振回路
31 定常発振回路
33 タイマ回路
35 増幅回路
43A,43B 出力端子
45 ハウジング(モータ構造部材)
47 コアブロック
49 巻芯部
51 ロータ用穴部
53A,53B 分割コア
63 エンドキャップ
71 バンド
G ギャップ

Claims (3)

  1. モータのロータ軸に取付けた偏心重りを回転せしめて振動を発生する振動モータにおいて、
    前記モータは、ロータ軸に装着された2極のマグネットからなるロータと、前記マグネットの対向面とギャップを介して磁気結合する2極のステータコアに単相巻線が巻かれたコイルと、からなるステップモータであり、
    前記単相巻線は分割され、この分割された各単相巻線を前記2極のステータコアに前記ギャップの近傍で180°対向して直接卷回し、前記2極のステータコアの外側もしくは軸方向端面に配設されたモータ構造材料を継鉄としてステータ磁路を形成してなることを特徴とする振動モータ。
  2. 前記ステータコアは、複数枚の分割コアをロータ回転面と直角方向または水平方向に組み合わせて構成してなることを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
  3. モータのロータ軸に取付けた偏心重りを回転せしめて振動を発生する振動モータの駆動回路において、
    前記モータを駆動する駆動回路が、タイマ回路と、このタイマ回路で設定された設定時間に自起動最大周波数以下の単相発振周波数を供給して起動させる起動発振回路と、振動発生時間の間に設定回転数となる最大応答周波数以下の単相発振周波数を供給してモータを一定回転数で回転させる定常発振回路と、からなることを特徴とする振動モータの駆動回路。
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