JP2013159848A - スパッタリングターゲット及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーキングの発生を回避し、スパッタリングを行う際に安定性の優れたスパッタリングターゲット及びその製造方法を提供する。
【解決手段】酸化亜鉛と、亜鉛と錫の複合酸化物とからなり、主面のL*a*b*表色系による色差ΔEが7.5以下である主面を有することを特徴とするスパッタリングターゲットであり、酸化亜鉛(ZnO)及び酸化錫(SnO2)のそれぞれの原料粉末を配合した配合物に、所定のバインダー及び分散剤を添加し、溶媒を加え、所定時間混合することによりスラリーを調製し、前記スラリーを用いて所定形状の成形体を形成する工程と、大気雰囲気下で、1250℃〜1550℃の範囲の温度で、5〜50時間にわたり前記成形体を焼成し焼結体を形成する工程と、前記焼結体の主面のL*a*b*表色系による色差ΔEが7.5以下になるように、前記焼結体の表面を研削して前記主面を形成する工程とを含む方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、スパッタリングターゲット及びその製造方法に関する。
スパッタリングターゲットを用いた酸化物等の成膜速度の向上のためには、交流スパッタリング法等よりも直流スパッタリング法が採用されることが好ましい。その一方、直流スパッタリング法が採用されることにより、膜質の低下を招来するアーキングが発生しやすくなる。
そこで、直流スパッタリング法が成膜に際して採用された場合でも、アーキングの発生を防止するため、亜鉛及び錫を含有する酸化物焼結体からなり、錫(Sn)と亜鉛(Zn)との原子数比Sn/(Zn+Sn)等が調節されたターゲットが提案されている(特許文献1及び2参照)。
特許第4552950号公報 特開2010−248547号公報
しかしながら、特許文献1及び2のターゲットを用いてスパッタリングを行った場合、ターゲット各々の密度、表面粗さ、電気抵抗が同一であっても、アーキングが発生し、安定したスパッタリングを行うことができないものが存在する。そのため、アーキングの発生防止の観点から、ターゲットのさらなる改善が求められている。
そこで、本発明は、アーキングの発生を回避し、スパッタリングを行う際に安定性の優れたスパッタリングターゲット及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、ターゲットの体積抵抗率及び微構造と色調との関係は一定の傾向を示すものではないが、色調が一定範囲内に収まるターゲットを用いてスパッタリングを行うと、アーキングの発生を回避して安定したスパッタリングを行うことができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明のスパッタリングターゲットは、酸化亜鉛と、亜鉛と錫の複合酸化物とからなり、主面のL表色系による色差ΔEが7.5以下である主面を有することを特徴とする。
本発明のスパッタリングターゲットによれば、色差ΔEが7.5以下である、スパッタリング雰囲気に曝される主面の色調が一定したスパッタリングターゲットを用いてスパッタリングを行うと、アーキングの発生頻度を著しく低減させることができる。
本発明において、前記主面の明度指数の差ΔLが7.5以下であることが好ましい。本発明によれば、さらに、アーキングの発生頻度を低減させることができる。
本発明において、前記主面の明度指数Lが54.9〜95.0の範囲内の値で、aが−2.8〜0.3の範囲内の値で、bが2.5〜10.4の範囲内の値であることが好ましい。
本発明によれば、L,aそしてbで表現されるL表色系における色空間の色のターゲットを用いてスパッタリングを行うことにより、アーキングの発生頻度を確実に低減することができる。尚、ターゲットの錫(Sn)と亜鉛(Zn)との原子数比Zn/(Zn+Sn)が0.65〜0.97の範囲内の値であってもよい。
また、本発明のターゲットを製造する方法は、酸化亜鉛(ZnO)及び酸化錫(SnO)のそれぞれの原料粉末を配合した配合物に、所定のバインダー及び分散剤を添加し、溶媒を加え、所定時間混合することによりスラリーを調製する工程と、前記スラリーを用いて所定形状の成形体を形成する工程と、大気雰囲気下で、1250℃〜1550℃の範囲の温度で、5〜50時間にわたり前記成形体を焼成し焼結体を形成する工程と、前記焼結体の主面のL表色系による色差ΔEが7.5以下になるように、スパッタリング雰囲気に露出させる前記焼結体の表面を研削して前記主面を形成する工程とを含むことを特徴とする。
本発明のターゲットを製造する方法によれば、アーキングの発生頻度を著しく低減させることができる主面の色調が一定したターゲットを製造することができる。
本発明のターゲットの色差ΔEと原子数比Zn/(Zn+Sn)との関係を示す図。
本発明の一実施形態としてのターゲットの製造方法について説明する。
初めに、SnO原料粉末及びZnO原料粉末の配合物に、バインダー及び分散剤が添加され、溶媒が加えられ、ボールミル等を用いてバインダー等とともに所定時間混合され、スラリーが調製される。溶媒としては、例えば、水、アルコール、石油類等が採用される。
次に、スラリーを用いて、所定形状の成形体が形成される。具体的には、調製されたスラリーをスプレードライヤーで乾燥造粒して顆粒が作成され、顆粒をプレス成形やCIP(コールド・アイソスタティック・プレス)成形により所定形状の成形体が形成される。成形方法としては、プレス成形やCIP成形に限られず、鋳込み方法等を用いることもできる。鋳込み方法の場合は、スラリーが石膏型等の吸湿性の型に流し込まれ、原料粉末が型の形状にしたがって着肉することによって成形体が形成される。
次に、大気雰囲気下で成形体を焼成し、焼結体が形成される。昇温速度は1[℃/min]以上であることが好ましい。ZnOは揮発しやすいため、昇温速度は速いほど揮発量が減る。1350[℃]になるまでは昇温速度は3[℃/min]以下に調節されることが望ましい。これは、添加されたSnO2の全てをZnOと反応させるためである。
焼成温度は1250〜1550[℃]、好ましくは1350〜1500[℃]の温度範囲に収まるように調節される。これは、当該温度範囲の下限値より低温で成形体が焼成された場合、焼結体の緻密化が不十分になるためである。また、当該温度範囲の上限値より高温で成形体が焼成された場合、ZnOの揮発によって焼結体における気孔が多くなるからである。
焼成時間は5〜50時間、好ましくは5〜25時間の範囲に調節される。これは、焼成時間が当該時間範囲の下限値より短いと焼結体の緻密化が不十分になるためである。また、焼成時間が当該時間範囲の上限値より長いとZnOの揮発によって焼結体における気孔率が高くなるからである。焼成時間は、ターゲットの形状によって左右されるので、例えばターゲットが厚いほど、焼成時間は長く調節されることが好ましい。
焼成雰囲気としては、通常の空気雰囲気が好ましい。ZnOの揮発を抑えつつ、ZnO中の酸素欠損が生じにくくなることで焼結体の抵抗が高くなることを回避するため、焼成雰囲気における酸素濃度が高くならないように調節される。焼成炉の内部の空気は循環させてもよいし、焼成炉が密閉されていてもよい。
そして、焼結体の主面のL表色系による色差ΔE値が7.5以下になるように、スパッタリング雰囲気に露出させる焼結体の表面を研削し、ターゲットが作成される。焼結体の表面の研削は、明度指数の差ΔLが7.5より大きな値の色空間にある色(すなわち、比較的明るい色)の焼結体の表面部分を選択し、焼結体の表面を研削する領域を調整することにより、計測された色差ΔEが7.5以下になるように制御する。焼結体の主面の色差ΔEは分光色差計を用いて計測される。
なお、色差ΔEは、1976年に国際照明委員会で規定され、JIS Z 8729に採用されているL表色系による色差ΔEである。また、本発明における色差ΔEは、ターゲットの主面内を2箇所以上測定し、色差ΔEが最大になる測定点2箇所から得られる値をいう。ΔEは、以下の式(1)で表される。
・・・(1)
ここで、式中のLはL表色系における明度指数、a及びbはそれぞれ同表色系におけるクロマティクネス指数である。
尚、本実施形態では、色の表示方法としてL表色系を採用したが、ターゲットの色調を表現できる表色系、例えば、L表色系等を用いることができる。
また、本実施形態では、表面抵抗率を1.0[Ω/□]以下になるように平面研削する。焼結体の主面を、1.0[Ω/□]以上の高い表面抵抗率では直流スパッタリング法が利用できないからである。製造された焼結体の表面の表面抵抗率は1.0[Ω/□]より大きく、主面から1mm以深での深さで検出される表面抵抗率は1.0[Ω/□]以下であった。尚、表面抵抗率の測定は四探針法により行うことができる。
また、主面の表面抵抗率は、関係式(log(表面抵抗率の最大値)−log(表面抵抗率の最小値))≦1を満たすことが好ましい。前記関係式が示す値が1を超えると、安定したスパッタリングを行うことができないからである。
さらに、主面の表面粗さを1.0[μm]以下、好ましくは0.5[μm]以下になるように加工する。主面の表面粗さが1.0[μm]より大きい場合、スパッタリングを行う際、アーキングが発生しやすくなるからである。
(ターゲットの構成)
上述した方法によって製造された酸化物焼結体としてのターゲットは、酸化亜鉛と、亜鉛と錫の複合酸化物とからなる。そして、主面のL表色系による色差ΔEが7.5以下で、明度指数の差ΔLが7.5以下である。
また、ターゲット中にポアはほとんど存在せず、相対密度は95%以上であった。相対密度が95%未満、すなわちポアが存在すると、スパッタリングを行う際、ポアを起点にアーキングが発生しやすくなる。
ターゲットの微構造が、酸化亜鉛と、亜鉛及び錫の複合酸化物とからなることは、ターゲットの一部についてXRD(X線回折)強度の測定結果において、酸化亜鉛、そして亜鉛及び錫の複合酸化物由来のピークのみが観察されることによって確認された。従って、ターゲット中に、Zn及びSnは金属として存在しないことが確認された。
(実施例)
(実施例1)
原料として、平均粒径1.0[μm]以下のZnO原料(純度99.5%以上)と、平均粒径2.0[μm]以下のSnO原料(純度99.0%以上)とを用いた。適当なバインダー及び分散剤を原料粉末に添加し、原子数比Zn/(Zn+Sn)が「0.81」になるようにスラリーを調整した。スプレードライヤーを用いてスラリーを乾燥造粒して顆粒を得た。
当該顆粒をCIP成形により成形体を形成した上で、この成形体を大気中雰囲気で、1400℃で10時間焼成し、110×110×12[mm]の焼結体を製造した。
また、焼結体の主面を、表面抵抗率を1.0[Ω/□]以下になるように平面研削し、主面の表面粗さを0.3[μm]〜0.5「μm」の範囲内になるように加工した。
そして、焼結体の主面において、暗い色の焼結体の主面の部分を選択し、焼結体の主面を研削する深さを調整することにより、色差ΔEが「7.5」の焼結体を製造した。分光色差計として、分光測色計(ミノルタ(株):現コニカミノルタセンシング(株)製CM−2002)を用いて色差ΔEを測定した。
さらに、焼結体を銅製のバッキングプレートにインジウムで接合することにより、実施例1のターゲットを製造した。
(実施例2)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「3.5」の焼結体を製造したほかは、実施例1と同一条件で実施例2のターゲットを製造した。
(実施例3)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「1.9」の焼結体を製造したほかは、実施例1と同一条件で実施例3のターゲットを製造した。
(実施例4)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「1.1」の焼結体を製造したほかは、実施例1と同一条件で実施例4のターゲットを製造した。
(比較例1)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「8.1」の焼結体を製造したほかは、実施例1と同一条件で比較例1のターゲットを製造した。
(実施例5)
原子数比Zn/(Zn+Sn)が「0.65」になるように原料が調製され、色差ΔEが「7.5」の焼結体を製造したほかは、実施例1と同一条件で実施例5のターゲットを製造した。
(実施例6)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「3.8」の焼結体を製造したほかは、実施例5と同一条件で実施例6のターゲットを製造した。
(実施例7)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「2.0」の焼結体を製造したほかは、実施例5と同一条件で実施例7のターゲットを製造した。
(実施例8)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「0.7」の焼結体を製造したほかは、実施例5と同一条件で実施例8のターゲットを製造した。
(実施例9)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「0.3」の焼結体を製造したほかは、実施例5と同一条件で実施例9のターゲットを製造した。
(比較例2)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「9.4」の焼結体を製造したほかは、実施例5と同一条件で比較例2のターゲットを製造した。
(実施例10)
原子数比Zn/(Zn+Sn)が「0.97」になるように原料が調製され、色差ΔEが「3.6」の焼結体を製造したほかは、実施例1と同一条件で実施例10のターゲットを製造した。
(実施例11)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「2.2」の焼結体を製造したほかは、実施例10と同一条件で実施例11のターゲットを製造した。
(実施例12)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「0.5」の焼結体を製造したほかは、実施例10と同一条件で実施例12のターゲットを製造した。
(比較例3)
焼結体の主面において、焼結体の主面を研削する領域を調整し、色差ΔEが「12.5」の焼結体を製造したほかは、実施例10と同一条件で比較例3のターゲットを製造した。
表1には、実施例1〜12及び比較例1〜3それぞれのターゲットにおける主面の2点の色について、L表色系におけるL、a及びbそれぞれの値が示されている。
表2には、実施例1〜12及び比較例1〜3それぞれのターゲットについて、原子数比Zn/(Zn+Sn)、L表色系における色差ΔE、|ΔL|、|Δa|,|Δb|、そしてアーキングの発生回数の測定結果が示されている。ここで、アーキングの発生回数は、直流スパッタリング法により、ターゲットに対して投入電力150[W]で10分間のスパッタリングを行い、スパッタリング中にアーキングが発生した回数を測定したものである。
図1に、実施例1〜12及び比較例1〜3のターゲットにおける原子数比Zn/(Zn+Sn)と色差ΔEとの関係を示す。図1において、実施例については実施例の番号を丸(○)で囲み、比較例については比較例の番号を四角(□)で囲んで表した。
表2及び図1から、破線で囲まれた矩形で示された領域S(原子数比Zn/(Zn+Sn)が0.65〜0.97で、色差ΔEが7.5以下である領域)のターゲットの場合(実施例1〜12)、アーキングの発生回数が10回以下であることがわかる。
また、一点鎖線で囲まれた矩形で示された領域S(原子数比Zn/(Zn+Sn)が0.65〜0.97で、色差ΔEが3.8以下である領域)のターゲットの場合(実施例2〜4,6〜12)、アーキングの発生回数が4回以下であることがわかる。
さらに、実線で囲まれた矩形で示された領域S(原子数比Zn/(Zn+Sn)が0.65〜0.97で、色差ΔEが1.9以下である領域)のターゲット、すなわち色差が均一なターゲットの場合(実施例3〜4,8〜9,12)、アーキングが発生せず、安定性の優れたターゲットが得られたことがわかる。
これは、酸化亜鉛と、亜鉛と錫の複合酸化物との各々の粒子の酸素欠損の程度が均一であると色差が小さくなると推測されるので、酸素欠損の程度が均一である、つまり特異な部分が少なくなるほど、スパッタリング中に電荷が集中する点が少なくなるため、アーキングが発生し難くなるものと考えられる。
尚、色差ΔEが7.5を超える値であるターゲットの場合(比較例1〜3)、スパッタリングの際、アーキングの発生回数が10回を超えた。従って、スパッタリングターゲットとして用いることは好ましくない。
従って、本発明によれば、製造した焼結体に対して、スパッタリング雰囲気に露出させる焼結体の表面を研削して色差を制御することで、ターゲットのアーキングの発生頻度を著しく低減することができる。

Claims (5)

  1. 酸化亜鉛と、亜鉛と錫の複合酸化物とからなり、
    主面のL表色系による色差ΔEが7.5以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  2. 請求項1記載のスパッタリングターゲットであって、
    前記主面の明度指数の差ΔLが7.5以下であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  3. 請求項1又は2記載のスパッタリングターゲットであって、
    前記主面の明度指数Lが54.9〜95.0の範囲内の値で、aが−2.8〜0.3の範囲内の値で、bが2.5〜10.4の範囲内の値であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパッタリングターゲットであって、
    錫(Sn)と亜鉛(Zn)との原子数比Zn/(Zn+Sn)が0.65〜0.97の範囲内の値であることを特徴とするスパッタリングターゲット。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパッタリングターゲットを製造する方法であって、
    酸化亜鉛(ZnO)及び酸化錫(SnO)のそれぞれの原料粉末を配合した配合物に、所定のバインダー及び分散剤を添加し、溶媒を加え、所定時間混合することによりスラリーを調製する工程と、
    前記スラリーを用いて所定形状の成形体を形成する工程と、
    大気雰囲気下で、1250℃〜1550℃の範囲の温度で、5〜50時間にわたり前記成形体を焼成し焼結体を形成する工程と、
    前記焼結体の主面のL表色系による色差ΔEが7.5以下になるように、スパッタリング雰囲気に露出させる前記焼結体の表面を研削して前記主面を形成する工程とを含むことを特徴とする方法。
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