JP2013158940A - 積層基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、数平均粒子径が異なる粒子Aと粒子Bとを含む粒子集合層を積層した積層基板、及び導電性を付与した該積層基板を提供することにある。
【解決手段】
基板と粒子を含有する層(粒子を含有する層を、粒子集合層という)とを積層した積層基板であって、該粒子集合層は、数平均粒子径100nm〜10μmの粒子Aと、数平均粒子径1〜100nmの粒子Bとを含み、該粒子Aの数平均粒子径と該粒子Bの数平均粒子径とが異なり、積層基板を粒子集合層側から観察した際に、隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であり、積層基板を粒子集合層側から観察した際に、粒子Bは、粒子Aの周囲に数珠状に存在し(粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在した状態を、数珠状構造という)、複数の数珠状構造が連結したことを特徴とする、積層基板。
【選択図】図1

Description

本発明は、数平均粒子径の異なる2つの粒子を特定構造に配列させた粒子集合層と基板とを積層した積層基板に関するものである。また、本発明は、導電性を有する粒子を用いることにより、導電性を付与した積層基板に関するものである。
近年、科学技術の進歩に伴い、部品や装置の材料にナノオーダーの精度の精密性、緻密性が要求されるようになり、配列や構造を制御した物質・材料の研究が盛んに行われている。
粒子の配列、集積のためには、ナノメートル単位の構造を物質中で自己増幅させて所望の構造をもつ物質や材料を作成する、いわゆる自己組織化、自己配列化といった手法が用いられている。
粒子の自己組織化、自己配列化により集合させて、規則正しく周期的に配列した粒子構造体を形成する方法としては、粒子を溶媒に分散させた粒子分散溶媒中に、粒子に対して親和性の高い基板を垂直に浸した後に引き上げる方法や、粒子分散溶液を塗布又は噴霧する方法が挙げられる。
粒子が規則正しく周期的に配列した粒子構造体では、単一粒子で粒子構造体を形成する方法が主に検討されているが、近年では、2種類の粒子を用いた検討も行われている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1では、ナノ微粒子を溶媒で分散させる工程と、該ナノ微粒子を溶媒で分散させた溶液を基板上に塗布する工程と、該ナノ微粒子を自己組織化的に基板の垂直方向に成長させる工程を有する自己組織化膜の作成方法のナノ微粒子を自己組織化的に成長させる工程では、溶媒の蒸発が他の空間領域よりも遅延する空間領域を形成し、その空間領域でナノ微粒子を自己組織化的に成長させる方法を開示している。前述の溶媒の蒸発を他の空間領域よりも遅延する空間領域は、該ナノ微粒子よりも大きな粒子と基板とで形成する、もしくは、エッチングにより形成し、ナノ微粒子を自己組織化的に成長させて自己組織化膜を形成しており、該自己組織化膜に電圧を印可することにより面上に電子を放出させることができる面電子放出源の発明が開示されている。
また、特許文献2では、粒子径1〜10μmの高分子物質粒子である第一の粒子と、粒子径10〜100nmの金属ナノ粒子である第二のナノ粒子とを準備し、これらを溶媒に分散させた分散溶液を基板上に塗布し、第一の粒子が互いに密接した状態で配列した単層膜を形成させると共に、第二のナノ粒子を、該第一の粒子と基板との当接点を中心とする円状に配列させ、該第一の粒子を除去することによって、該基板上に第二のナノ粒子が、隣り合うナノ粒子と密接した状態、あるいは、密接せずに間隔を開けた状態でリング状に配列したナノ粒子配列構造領域を少なくとも1以上形成させた微粒子集合体配列基板について開示されており、該微粒子集合体配列基板を用いた微量物質の分析方法に関する発明が開示されている。
特許文献3では、サブミクロンの微粒子の集積体の少なくとも表面部分において、隣り合うサブミクロンの微粒子が正方格子構造を形成する方法として、電荷を持つサブミクロンの微粒子を含む分散液に電圧を印加すると、帯電した微粒子が反対側の電荷の方向へ、分散液中を移動する電気泳動現象を利用した、微粒子の集積方法が開示されている。
特開2010−269372号公報 特許第4739859号公報 特開2007−169669号公報
しかしながら、上記の特許文献1や特許文献2に記載の方法では、ナノ粒子は局所的には密接した状態となっているが、基板上全体では、密接していない状態である。そのため、積層基板に導電性を付与することができないという問題がある。また、特許文献3に記載の方法では、電気泳動現象により微粒子を集積させるため、スケールアップすることが難しいという課題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決できる積層基板、および該積層基板に導電性を付与する技術を提供することにある。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような構成を採用するものである。
1)基板と粒子を含有する層(粒子を含有する層を、粒子集合層という)とを積層した積層基板であって、
該粒子集合層は、数平均粒子径100nm〜10μmの粒子Aと、数平均粒子径1〜100nmの粒子Bとを含み、
該粒子Aの数平均粒子径と該粒子Bの数平均粒子径とが異なり、
積層基板を粒子集合層側から観察した際に、隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であり、
積層基板を粒子集合層側から観察した際に、粒子Bは、粒子Aの周囲に数珠状に存在し(粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在した状態を、数珠状構造という)、複数の数珠状構造が連結したことを特徴とする、積層基板。
2)粒子A及び粒子Bの数平均粒子径分布が単分散であり、
該粒子Aの数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)および該粒子Bの数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)が、0≦CV≦20であることを特徴とする、前記1)に記載の積層基板。
ここで、CV=σ/Dn×100である(σ;標準偏差、Dn;数平均粒子径)。
3)粒子Bが、導電性を有することを特徴とする、前記1)または前記2)に記載の積層基板。
4)表面比抵抗値が1,000Ω/□以下であることを特徴とする、前記1)〜3)のいずれかに記載の積層基板。
本発明は、数平均粒子径の異なる2つの粒子を特定構造に配列させた粒子集合層を積層した、従来にない新規の積層基板を提供することができ、本発明の特定構造の粒子集合層とすることで、該粒子集合層を形成する数平均粒子径の異なる2つの粒子の有する機能をいずれも発現することができる。また、導電性を有する粒子を用いることにより、導電性を付与した積層基板を提供することができる。
本発明を粒子集合層側から観察した際の概念図の一例である。 本発明を粒子集合層側から観察した際の概念図の一例である。 本発明の積層基板の断面の概念図の一例である。
本発明は、前記課題を解決した粒子集合層を積層した積層基板であり、より具体的には、基板と粒子を含有する層(粒子を含有する層を、粒子集合層という)とを積層した積層基板であり、該粒子集合層は、数平均粒子径100nm〜10μmの粒子Aと、数平均粒子径1〜100nmの粒子Bとを含み、該粒子Aの数平均粒子径と該粒子Bの数平均粒子径とが異なり、積層基板を粒子集合層側から観察した際に、隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であり、積層基板を粒子集合層側から観察した際に、粒子Bは、粒子Aの周囲に数珠状に存在し(粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在した状態を、数珠状構造という)、複数の数珠状構造が連結した積層基板であり、このような構成にしてみたところ、前記課題を一挙に解決することを究明したものである。
本発明の積層基板の概念図の一例を図1〜3に示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の積層基板は、基板上に粒子集合層が積層され、粒子集合層は数平均粒子径100nm〜10μmの粒子Aと、数平均粒子径1nm〜100nmの粒子Bとを含むことが重要である。粒子集合層が、粒子Aもしくは粒子Bのいずれかしか含まない場合には、本発明の粒子集合層の構造が得られないため、粒子Aと粒子Bとが含まれていることが重要である。
また、粒子集合層中に粒子Aと粒子Bとが含まれることにより、それぞれの粒子単独では発現し得ない特性を有する粒子集合層とすることができる。例えば、透明性を有する粒子Aと、導電性を有する粒子Bとを用いた場合、粒子A単独では、粒子集合層に導電性を、粒子B単独では、粒子集合層に透明性を付与することが出来ないが、それぞれの粒子を含み、本発明の構造の粒子集合層とすることで、透明性と導電性とを付与することが可能となる。
該粒子Aの数平均粒子径は100nm〜10μmであることが重要であり、より好ましくは100nm〜1μm、さらに好ましくは100nm〜500nmである。該粒子Aの数平均粒子径が100nmよりも小さい場合、又は、該粒子Aの数平均粒子径が10μmよりも大きい場合には、本発明の粒子集合層の構造が得られ難い場合がある。
該粒子Bの数平均粒子径は1nm〜100nmであることが重要であり、より好ましくは10nm〜70nm、さらに好ましくは20nm〜50nmである。該粒子Bの数平均粒子径が1nmよりも小さい場合には、粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状構造を形成しにくい場合がある。また、該粒子Bの数平均粒子径が100nmよりも大きい場合には、粒子Bにより形成された複数の数珠状構造が、連結した状態となりにくい場合がある。
ここで、粒子の数平均粒子径は、後述する方法により求めた粒子径をいう。
本発明の積層基板を構成する粒子集合層中の該粒子Aおよび該粒子Bの数平均粒子径は異なることが重要である。同一の数平均粒子径の場合、本発明の粒子集合層の構造が得られない問題がある。そのため、特に限定はされないが、該粒子Aと該粒子Bの数平均粒子径の比率が、粒子Aの数平均粒子径/粒子Bの数平均粒子径=100/1〜10/1であることが好ましいと考えられる。
本発明における積層基板を粒子集合層側から観測した際に、粒子集合層に含まれる隣り合う粒子Aの間隔は、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であることが重要である。
ここで、積層基板を粒子集合層側から観測した際の、粒子集合層に含まれる隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であることは、観察される少なくとも1つの間隔が該当すれば(つまり、観察される少なくとも1つの間隔が粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下になれば)十分である。好ましくは、観察される間隔の半数以上が粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下の間隔になることであり、特に好ましくは、観察される全ての間隔が粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下の間隔となることである。
なお、隣り合う粒子Aの間隔とは、特定の粒子Aを選択し、該選択した粒子Aに最も近接した位置に存在する別の粒子Aを選択し、選択した二つの粒子Aの距離(間隔)を意味する。
また、基板の両面に粒子集合層を有する場合には、いずれかの側から観察した場合に、粒子集合層に含まれる隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であることが重要であり、特に好ましくは、両側から観察した場合に、粒子集合層に含まれる隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であることである。
また、積層基板を粒子集合層側から観測した際に、隣り合う粒子Aの間隔は、粒子Bの数平均粒子径の0.7倍以上3倍以下が好ましく、さらに好ましくは1倍以上2倍以下である。該間隔が0.5倍未満である場合には、粒子Bが数珠状構造を形成せず、複数の数珠状構造が連結しない場合がある。また、該間隔が5倍よりも大きい場合には、粒子Bが数珠状構造を形成しない可能性がある。
本発明の積層基板を粒子集合層側から観察した際、粒子Bは、粒子Aの周囲に数珠状に存在し(粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在した状態を、数珠状構造という)、複数の数珠状構造が連結していることが重要である。粒子Bが数珠状に存在している場合でも、複数の数珠状構造が連結していない場合には、後述する導電性を有する粒子Bを用いた場合に、粒子集合層が導電性を発現しない場合がある。
ここで複数の数珠状構造が連結しているとは、数珠状構造中のいずれかの粒子Bと別の数珠状構造中のいずれかの粒子Bとの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.01倍以下で配列していることを意味する。なお、複数の数珠状構造が連結している状態としては、数珠状構造中のいずれかの粒子Bと別の数珠状構造中のいずれかの粒子Bとが、接していることが特に好ましい。
なお、数珠状構造は、少なくとも2つが連結していれば良いが、積層基板を粒子集合層側から観察した際に、観察される数珠状構造の半数以上が、いずれかの数珠状構造と連結していることがより好ましく、観察される全ての数珠状構造がいずれかの数珠状構造と連結していることが特に好ましい。
また、粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在しない場合には、粒子集合層中で粒子Bが単独、または複数個連結した状態で存在するため、後述する導電性を有する粒子Bを用いた場合に、粒子集合層が導電性を発現しない場合がある。また、粒子が粒子Aの周囲に数珠状に存在しない場合には、粒子集合層の構造にバラツキが生じてしまうため、得られる機能にもバラツキが生じやすくなるという問題が生じることがある。
なお、粒子Bが形成する数珠状構造とは、粒子Aの周囲に存在する複数個の粒子Bが、環状に配列していることを意味する。そして、粒子Bが形成する数珠状構造において、隣り合う粒子Bの間隔は、粒子Bの数平均粒子径の0.01倍以下であることが好ましい。さらに、粒子Bが形成する数珠状構造において、隣り合う粒子Bは、接していることが最も好ましい。ここで、環状とは、部分的に波形のような凹凸状の構造を含んでいても良いが、円または楕円であることが好ましく、より好ましくは、真円であることが好ましい。また、粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在するとは、積層基板を粒子集合層側から観察した際に、粒子Bにより形成された円や楕円の内部に、粒子Aが存在することを意味する。
ここで、導電性を有する粒子Bを用いた場合には、粒子Bが形成する数珠状構造において隣り合う粒子Bが接していること、および、数珠状構造中のいずれかの粒子Bと別の数珠状構造中のいずれかの粒子Bとが接していることは、粒子集合層の導電性の発現有無によって確認することができる。つまり、該粒子集合層が導電性を発現している場合は、粒子Bが形成する数珠状構造において隣り合う粒子Bが接して、さらに、数珠状構造中のいずれかの粒子Bと別の数珠状構造中のいずれかの粒子Bとが接していることを意味し、粒子集合層が導電性を発現しない場合は、いずれかの状態を満足していないと判断することができる。ここで導電性を発現するとは、電気を流すことを意味するが、表面比抵抗値が1,000Ω/□以下であることが好ましい。
なお、粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在する状態については、粒子Bにより形成された円や楕円の内部に、粒子Aが存在し、粒子Aが粒子Bと接していることが好ましい。粒子Bにより形成された円の内部に、粒子Aが全ての粒子Bと接している場合には、粒子Bにより形成された数珠状構造の内部直径は、粒子Aの直径となる。
粒子Aとしては、その組成に特に限定はなく、有機系、無機系、有機/無機のハイブリット系、いずれの粒子を用いることができ、所望する機能に応じた特性を有する粒子を選択することができる。例えば、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニールアルコールなどの透明樹脂粒子、酸化アルミニウム、酸化チタンなどの金属酸化物粒子、ガラス粒子、シリカ粒子などが挙げられる。
粒子Bとしては、その組成に特に限定はないが、好ましい粒子Bは、導電性を有する粒子であり、詳細は後述する。
なお、本発明において、粒子Aと粒子Bとは、その組成が異なることが重要である。数平均粒子径は異なるが、組成が同一である2つの粒子を用いた場合でも、本発明の粒子集合層の構造は形成できるが、単一の機能を発現するのみであり、数平均粒子径が異なる粒子を用いるメリットはない。そのため、粒子Aと粒子Bは、組成が異なることが好ましい。
本発明の積層基板は、前述の粒子集合層と基板とを積層したものである。そして本発明の積層基板に用いられる基板には、熱可塑性樹脂フィルム、ガラスなどの無機基板を用いることができる。
ここでいう熱可塑性樹脂フィルムとは、熱によって溶融もしくは軟化するフィルムの総称であって、特に限定されるものではないが、代表的なものとして、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルムやポリエチレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリ乳酸フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルメタクリレートフィルムやポリスチレンフィルムなどのアクリル系フィルム、ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム、フッ素系フィルム、ポリフェニレンスルフィドフィルムなどを用いることができる。これら熱可塑性樹脂フィルムは、ホモポリマーでも共重合ポリマーであってもよい。これらのうち、機械的特性、寸法安定性、透明性などの点で、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィルムなどが好ましく、更に、機械的強度、汎用性などの点で、ポリエステルフィルムが特に好ましい。
また、該熱可塑性樹脂フィルム中には、各種添加剤、例えば、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機又は無機の微粒子、充填剤、耐電防止剤、核剤などが、その特性を悪化させない程度に添加されていても良い。
なお、本発明では、数珠状構造を得やすくして、さらに、複数の数珠状構造を連結させやすくするために、粒子分散液を塗布する基板の表面を、親水性材料をコーティングして親水化したり、疎水性材料をコーティングして疎水化したり、化学洗浄あるいは化学エッチング、プラズマ処理、コロナ放電処理、オゾン処理、紫外線処理などの物理的表面処理を施しても良い。また、該基板の表面に界面活性剤を含む溶液を塗布し、表面ぬれ張力をコントロールしても良い。
本発明の粒子A及び粒子Bの数平均粒子径分布は、共に単分散であり、該粒子Aの数平均粒度分布のバラツキ値CV及び該粒子Bの数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)が、共に0≦CV≦20であることが好ましい。数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)は、より好ましくは0≦CV≦10であり、さらに好ましくは0≦CV≦5である。該粒子A及び該粒子Bの数平均粒子径分布が多分散である場合には、本発明の粒子集合層の構造が得られ難い場合がある。また、数平均粒度分布のバラツキ値CVが20%よりも大きい場合も同様に、本発明の粒子集合層の構造が得られにくく、隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下の範囲から外れやすくなる。
また、数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)は、数平均粒子径に対する標準偏差の割合であり、以下の式(1)で求めることができ、標準偏差値が小さいほど、CV値が小さくなる。つまり、本発明に用いる粒子の数平均粒子径のバラツキ値が小さく、粒度分布のピークがよりシャープであることを示す。
バラツキ値CV(%)=σ/Dn×100 (σ:標準偏差、Dn:数平均粒子径) 式(1)
本発明で用いる粒子Bは、導電性を有することが好ましい。該粒子Bが導電性を有することで、粒子集合層に導電性を付与することが可能となり、本発明の積層基板を導電性基板として使用することが可能となる。
ここで、導電性を有するとは、電気を流すことができる性質を有することを示し、より電気を通電しやすいものほど、良好な導電性を有することを意味する。
粒子Bが導電性を有する場合、粒子Bとしては、白金、金、銀、銅、ニッケル、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、ビスマス、コバルト、鉄、アルミニウム、亜鉛、錫などの金属、酸化インジウムスズ(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、酸化スズ、酸化インジウム亜鉛(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)などの金属酸化物、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール等の導電性高分子等を用いることができる。
本発明の積層基板の表面比抵抗値は、1,000Ω/□以下であることが好ましい。該表面比抵抗値は、より好ましくは500Ω/□以下、さらに好ましくは100Ω/□以下、特に好ましくは10Ω/□以下である。
該表面比抵抗が1,000Ω/□以下であると、本発明の積層基板を導電性基板として、プラズマディスプレイパネルや液晶テレビなど、フラットパネルディスプレイの電磁波シールド基板や、タッチパネルや電子ペーパーの電極として好適に用いることができる。該表面比抵抗は、低い方が好ましいものの、現実的に0.1Ω/□未満とすることは困難と考えられ、そのため本発明の積層基板の表面比抵抗は0.1Ω/□が下限と考えられる。
積層基板の表面比抵抗値を1,000Ω/□以下に制御するには、粒子Bとして導電性を有する粒子を選択することによって可能であり、粒子Bの導電性の程度によって、適宜積層基板の表面比抵抗値を調整することができる。また、積層基板に対して、有機溶媒処理、酸処理、アルカリ処理、加熱処理、通電処理などの公知の導電化処理方法を施しても良い。
本発明の積層基板を有機溶媒処理、酸処理、アルカリ処理する方法は特に限定されず、例えば、有機溶媒または酸やアルカリの溶液の中に積層基板ごと浸したり、有機溶媒または酸やアルカリの溶液を積層基板の粒子集合層側の面上に塗布したり、有機溶媒または酸やアルカリの溶液の蒸気を粒子集合層の面に当てたりする方法が用いられる。
ここで、有機溶媒処理、酸処理、及びアルカリ処理は、粒子Bを被覆している有機化合物や、粒子集合層中に存在する絶縁性物質の除去を目的として行うため、使用する粒子Bを被覆している有機化合物や、粒子集合層中に残存する絶縁性物質を可溶な有機溶媒や酸やアルカリの溶液、または粒子Bと被覆している有機化合物との結合を分解または切断できる酸やアルカリの溶液を、適宜選択すれば良い。
前述の酸は、特に限定されず、種々の有機酸、無機酸から選択することができ、酸で処理する具体的な方法は、特に限定されず、例えば、酸や、酸の溶液の中に積層基板ごと浸したり、酸や、酸の溶液を積層基板の粒子集合層側の面上に塗布したり、酸や、酸の溶液の蒸気を積層基板の粒子集合層側の面にあてたりする方法が用いられる。
本発明の粒子集合層は、粒子Aと粒子Bとを溶媒に分散させる工程I(以下、粒子Aと粒子Bとを分散させた溶媒を、粒子分散溶液という)と、該粒子分散溶液を基板上に塗布する工程IIと、該粒子Aと該粒子Bとを自己組織化的に基板上で配列させる工程IIIにて、形成することができる。
該工程Iで粒子を溶媒に分散させる方法としては、単に、溶媒に各粒子を添加して、スターラー等での簡易的な分散方法もあるが、撹拌機や超音波発生装置を用いることが好ましい。また、粒子の凝集を抑えるために、分散剤を添加することが好ましい。ここで、分散剤の種類は、特に限定されず、粒子A及び粒子Bの表面特性を考慮した上で、選択することができ、1種類または2種類以上の分散剤を用いることができる。
また、粒子分散溶液には、分散剤以外にも、工程IIIにおいて粒子の自己組織化的な配列性を向上させるために必要であれば、レベリング剤、レオロジーコントロール剤などを添加しても良く、粒子集合層の機械的強度、基板との密着性の観点から、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂なども添加しても良い。
粒子を分散させる溶媒は、水、有機溶媒のいずれであっても良く、粒子の分散性を考慮して、適宜選択すれば良い。2種類以上の溶媒を混和して用いても良い。2種類以上の溶媒を混和して用いる場合は、沸点が異なる溶媒を選択することが好ましく、混合した溶媒の沸点の最大値と最小値の差が、50℃以上あることが望ましい。沸点の最大値と最小値の差が50℃よりも小さい場合においても、粒子Bによる数珠状構造が形成されると考えるが、50℃以上である場合、高沸点溶媒の蒸発遅延により、粒子Bが数珠状構造を形成しやすくなるためである。
工程IIにおける基板上への該粒子分散溶液の塗布方法は、特に限定されず、公知の塗布方法、例えば、リバースコート法、バーコート法、グラビアコート法、ロッドコート法、ダイコート法、スプレーコート法などを用いることができる。
工程IIIにて、各粒子を自己組織化的に配列させるために、用いる粒子の数平均粒子径や粒子分散溶液の粘度特性、レベリング性などに応じて、乾燥時間を適宜選択することができる。乾燥時間が短すぎると、自己組織化的な配列が完了せず、良好な粒子集合層の構造が得られない可能性があるため、乾燥時間は30秒以上であることが好ましく、より好ましくは60秒以上、さらに好ましくは120秒以上と考えられる。
本発明における粒子集合層の構造は、例えば、図1、2に示すような構造が挙げられるが、前述の製造方法の場合には、粒子集合層は自己組織化により形成されるため、図1のように、粒子Aが最密充填のような構造をとり、隣り合う粒子A間に、粒子Bが存在するような構造が好ましい態様と考えられる。このような粒子Bで形成される数珠状構造が複数連結することで、粒子Bとして導電性を有する粒子を選択した際に、本発明の積層基板に導電性を付与することが可能となる。
以下、本発明の積層体をより具体的に例示して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、数平均粒子径の異なる粒子Aと粒子Bとを溶媒に分散させ、公知の方法で基板上に塗布、乾燥することで、本発明の粒子集合層を積層した積層基板を得ることができる。

[特性の測定方法および効果の評価方法]
各実施例・比較例で作成した粒子集合層を積層した積層基板の特性の測定方法及び効果の評価方法は次の通りである。
(1)表面観察(構造観察)
積層基板の粒子集合層の表面観察は、積層基板の粒子集合層側から走査型電子顕微鏡(S−2100A形日立走査電子顕微鏡、(株)日立製作所))にて任意の倍率にて観察し、粒子集合層の構造、隣り合う粒子Aの間隔を確認した。
ここで、粒子集合層の構造とは、観察される少なくとも1つの隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であり、粒子Bが、粒子Aの周囲に数珠状に存在し、複数の数珠状構造が連結している場合を「○」とし、それ以外の場合を「×」とした。また、隣り合う粒子Aの間隔は、任意に選択した10箇所を測定した際の最小値を示す。
(2)粒子の数平均粒子径、数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)
それぞれの粒子を分散させた溶液を銅メッシュ上に塗布、乾燥させて固化したものを、透過型電子顕微鏡(H−7100FA型 (株)日立製作所製)で、倍率5,000倍にて観察し、その画面上から任意に選択した100個の粒子の外径の平均値を各粒子の数平均粒子径とした。なお、5,000倍にて観察した際に、画面上に粒子が100個存在しない場合には、粒子数が100個になるように、複数の異なる場所を観察した。
ここで外径とは、粒子の最大の径(つまり粒子の長径であり、粒子中の最も長い径を示す)を示し、粒子が真球状であれば、粒子の直径であることを意味する。
標準偏差σは、ここで用いた100個の粒子の数平均粒子径から算出した。そして得られた標準偏差を用いて、数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)を求めた。
(3)表面比抵抗
積層基板の粒子集合層側の面の表面比抵抗は、積層基板を常態(23℃、相対湿度65%)において24時間放置後、その雰囲気下で、JIS−K−7194(1994)に準拠した形で、ロレスター−EP(三菱化学株式会社製、型番:MCP−T360)を用いて測定した。そして、3ヶ所について測定し、その平均値を表面比抵抗とした。単位は、Ω/□である。なお、本測定器は1×10Ω/□以下が測定可能である。
(4)粒子の数平均粒子径分布の分散状態の確認
粒子の数平均粒子径分布が単分散であることは、(2)に記載の条件に従って透過型電子顕微鏡を用いて観測した100個の粒子の外径から、粒度分布のグラフを作成した場合に、粒度分布のピークが1つであることを示す。粒度分布のピークが複数ある場合には、多分散であることを示す。
次に、実施例に基づいて本発明を説明する。
(粒子分散溶液1)
粒子Aに単分散の架橋ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化学(株)製、数平均粒子径;1μm)、粒子Bに単分散の銀ナノ粒子を含んだペースト(大研化学工業(株)製、数平均粒子径;50nm)を用い、それぞれ0.45g、0.1gをトルエン7gに分散した。該分散液に、分散剤としてBYK−161(ビックケミー(株)製)を0.2g溶解させた後、2−メチル−2,4−ペンタンジオールを2g添加した後、超音波分散機にて撹拌して得られた粒子分散溶液を、粒子分散溶液1とした。
(粒子分散溶液2)
粒子Aに単分散の架橋ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化学(株)製、数平均粒子径;1μm)、粒子Bに単分散の銀ナノ粒子を含んだペースト(大研化学工業(株)製、数平均粒子径;50nm)を用い、それぞれ0.45g、0.2gをトルエン7gに分散した。該分散液に、分散剤としてBYK−161(ビックケミー(株)製)を0.2g溶解させた後、2−メチル−2,4−ペンタンジオールを2g添加した後、超音波分散機にて撹拌して得られた粒子分散溶液を、粒子分散溶液2とした。
(粒子分散溶液3)
粒子Aに単分散の架橋ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化学(株)製、数平均粒子径;1μm)、粒子Bに単分散の銀ナノ粒子を含んだペースト(大研化学工業(株)製、数平均粒子径;50nm)を用い、それぞれ0.45g、0.3gをトルエン7gに分散した。該分散液に、分散剤としてBYK−161(ビックケミー(株)製)を0.2g溶解させた後、2−メチル−2,4−ペンタンジオールを2g添加した後、超音波分散機にて撹拌して得られた粒子分散溶液を、粒子分散溶液3とした。
(粒子分散液4)
粒子Aに多分散の架橋ポリメタクリル酸メチルの真球状粒子(積水化学(株)製、数平均粒子径;5μm)、粒子Bに単分散の銀ナノ粒子を含んだペースト(大研化学工業(株)製、数平均粒子径;50nm)を用い、それぞれ0.45g、0.2gをトルエン7gに分散した。該分散液に、分散剤としてBYK−161(ビックケミー(株)製)を0.2g溶解させた後、2−メチル−2,4−ペンタンジオールを2g添加した後、超音波分散機にて撹拌して得られた粒子分散溶液を、粒子分散溶液4とした。
(実施例1)
二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、ルミラー(登録商標)U46)に粒子分散液1をwet厚み18μmになるようにバーコート法にて塗布後、3分間常温で乾燥させて、粒子集合層を積層した積層基板を得た。
得られた積層基板は、導電化処理として、170℃に設定した熱風オーブン(タバイエスペック(株)製 PHH−200)で3分間処理した後、25℃のアセトン(佐々木化学薬品(株)製)に1分間浸漬し、次に0.1N塩酸(ナカライテスク(株)製 1N塩酸を希釈)に10分間浸漬した。その後、該積層基板を取り出し、水洗後、170℃に設定した熱風オーブンで10分間熱処理した。
得られた積層基板の粒子集合層中の隣り合う粒子Aの間隔は100nmであり、粒子Bは粒子Aの周囲に数珠状に存在し、複数の数珠状構造が連結した構造を有していた。また、該積層基板の粒子集合層側の面の表面比抵抗値は、5Ω/□であった。
(実施例2)
粒子分散液2を用いた以外は、実施例1と同条件にて、塗工および乾燥により、粒子集合層を積層した積層基板を得た後、実施例1と同条件にて、導電化処理を行った。
得られた積層基板の粒子集合層中の隣り合う粒子Aの間隔は150nmであり、粒子Bは粒子Aの周囲に数珠状に存在し、複数の数珠状構造が連結した構造を有していた。また、該積層基板の粒子集合層側の面の表面比抵抗値は、1Ω/□であった。
(実施例3)
粒子分散液3を用いた以外は、実施例1と同条件にて、塗工および乾燥により、粒子集合層を積層した積層基板を得た後、実施例1と同条件にて、導電化処理を行った。
得られた積層基板の粒子集合層中の隣り合う粒子Aの間隔は200nmであり、粒子Bは粒子Aの周囲に数珠状に存在し、複数の数珠状構造が連結した構造を有していた。また、該積層基板の粒子集合層側の面の表面比抵抗値は、0.3Ω/□であった。
(比較例1)
粒子分散液4を用いた以外は、実施例1と同条件にて、塗工および乾燥により、粒子集合層を積層した積層基板を得た後、実施例1と同条件にて、導電化処理を行った。
得られた積層基板の粒子集合層の粒子Aは、ランダムに集合しており、隣り合う粒子Aの間隔は300nmであった。また、粒子Bは粒子Aの周囲に数珠状に存在しておらず、該積層基板の粒子集合層側の面は、導電性を示さなかった。

実施例1〜3、比較例1の特性評価結果を表1に示す。
Figure 2013158940
本発明の積層基板は、大がかりな装置を必要とせず、安定して、比較的低コストに製造することができる、従来にない新規な粒子集合層を与えるものである。
1 粒子集合層を形成する粒子A
2 粒子集合層を形成する粒子B
3 粒子集合層を積層する基板

Claims (4)

  1. 基板と粒子を含有する層(粒子を含有する層を、粒子集合層という)とを積層した積層基板であって、
    該粒子集合層は、数平均粒子径100nm〜10μmの粒子Aと、数平均粒子径1〜100nmの粒子Bとを含み、
    該粒子Aの数平均粒子径と該粒子Bの数平均粒子径とが異なり、
    積層基板を粒子集合層側から観察した際に、隣り合う粒子Aの間隔が、粒子Bの粒子Bの数平均粒子径の0.5倍以上5倍以下であり、
    積層基板を粒子集合層側から観察した際に、粒子Bは、粒子Aの周囲に数珠状に存在し(粒子Bが粒子Aの周囲に数珠状に存在した状態を、数珠状構造という)、複数の数珠状構造が連結したことを特徴とする、積層基板。
  2. 粒子A及び粒子Bの数平均粒子径分布が単分散であり、
    該粒子Aの数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)および該粒子Bの数平均粒度分布のバラツキ値CV(%)が、0≦CV≦20であることを特徴とする、請求項1に記載の積層基板。
    ここで、CV=σ/Dn×100である(σ;標準偏差、Dn;数平均粒子径)。
  3. 粒子Bが、導電性を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の積層基板。
  4. 表面比抵抗値が1,000Ω/□以下であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の積層基板。
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