JP2013158786A - 管曲げ加工方法、曲管及び管曲げ加工装置 - Google Patents

管曲げ加工方法、曲管及び管曲げ加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】直管から曲管への加工前後において管の外径及び肉厚の変化を抑制する。
【解決手段】管曲げ加工装置1は、一対の湾曲したマンドレル10A,10Bと、マンドレル10A,10Bをそれぞれ保持する一対の保持部20A,20Bと、加熱された金属製の管の両端にマンドレル10A,10Bを差し込んだ後に、マンドレル10A,10Bをそれぞれ近づける方向に保持部20A,20Bの少なくとも一方を押圧する油圧シリンダ30を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、管曲げ加工方法、曲管及び管曲げ加工装置に関する。
化学プラント等に用いられる配管は、直管と、エルボ(曲管)、ティー、レジューサ等の管継手とを溶接して構成される。配管を構成する直管と管継手との径及び肉厚は同じである必要がある。
管継手の中でも主要部品の一つであるエルボの主な製造方法は、下記の特許文献1に記載されているマンドレル曲げと呼ばれる手法である。このマンドレル曲げは、直管を必要な長さに切断した素管を、湾曲したマンドレルの後方から挿入し、素管を常温で又は加熱しながら素管の後端をマンドレルの前方に向けて押し出すことにより、素管をマンドレルに沿って曲げるという加工方法である。なお、ここでいうマンドレルとは管曲げに用いられる心棒のことである。
上記の従来技術に係る方法によりエルボを加工する場合には、マンドレルの湾曲した内周側を通過する部分は軸方向に圧縮加工されるため肉厚が厚くなるのに対して、マンドレルの湾曲した外周側を通過する部分は軸方向に引張り加工されるため肉厚が薄くなってしまう。これに対して、マンドレルを後方から前方にかけて次第に大きくなる形状とすることにより、曲げの内周と外周との肉厚の差が生じることを防止する技術も考案されている。
特開2006−247663号公報
しかしながら、マンドレルを後方から前方にかけて次第に大きくした場合には、加工前の素管の径よりも加工後のエルボの径や肉厚が変化してしまうことは避けられない。そのため、エルボを加工するために適切な径及び肉厚の素管を特別に入手する必要があった。
本発明は上記の課題に鑑みて為されたものであって、その目的は、直管から曲管への加工前後において管の肉厚の増減及び不均一の発生を抑制できる管曲げ加工方法、曲管及び管曲げ加工装置を提供することにある。
(1)本発明に係る管の曲げ加工方法は、加熱された金属製の管の両端に一対の湾曲したマンドレルを差し込むとともに、当該一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ近づける方向に当該一対の湾曲したマンドレルに力を加えることで、前記管を曲げる曲げ工程を含むことを特徴とする。
(2)(1)において、前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを、前記管の中央位置に対して面対称に配置することとしてもよい。
(3)(1)において、前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを、前記管の中央位置に対して点対称に配置することとしてもよい。
(4)(1)において、前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを、前記管の中央位置に対して面対称に配置した後に、一方のマンドレルを他方のマンドレルに対してマンドレルの先端部の面を中心として所定角度回転させて配置することとしてもよい。
(5)(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを前記管の中央部分まで押し込むこととしてもよい。
(6)(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを前記管の中央部分よりも端側に設定した停止位置まで押し込んだ時点で押し込みを停止することとしてもよい。
(7)(1)乃至(6)のいずれかにおいて、前記一対の湾曲したマンドレルにおける湾曲部分の各部が概ね同じ径であることとしてもよい。
(8)(1)乃至(7)のいずれかにおいて、前記曲げ工程の後に、前記一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ遠ざける方向に当該一対の湾曲したマンドレルを移動させるとともに、当該移動した各マンドレルの各先端を離す方向に当該各マンドレルを回転させて、前記管から前記各マンドレルをそれぞれ取り外す工程をさらに含むこととしてもよい。
(9)(8)において、前記取り外す工程では、前記曲げ工程で曲げられた管の両端をそれぞれプレートで固定することとしてもよい。
(10)本発明に係る曲管は、(1)乃至(9)のいずれかの方法で加工された曲管である。
(11)本発明に係る管の曲げ加工装置は、一対の湾曲したマンドレルと、前記一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ保持する一対の保持部と、加熱された金属製の管の両端に前記一対の湾曲したマンドレルを差し込んだ後に、当該一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ近づける方向に前記一対の保持部の少なくとも一方を押圧する押圧部を含むことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、管の両側から湾曲した一対のマンドレルを押し込んで管を曲げるようにしたことで、管の曲げ加工前後において管の肉厚の増減及び不均一の発生を抑制できる。
本実施形態に係る管曲げ加工装置の外観図である。 マンドレルの断面形状及びマンドレルの移動・回転機構を説明する図である。 エルボの製造工程の一例を示すフロー図である。 マンドレル曲げ加工の工程(曲げ工程)を説明する図である。 マンドレル曲げ加工の工程(曲げ工程)を説明する図である。 マンドレル曲げ加工の工程(引き抜き工程)を説明する図である。 回転機構を有さない場合にマンドレルを引き抜いた状態の一例を示す図である。 本実施形態に係る管曲げ加工装置により加工される素管の一例を示す図である。 管曲げ加工装置による他のエルボの加工方法を示す図である。 図9による加工方法により製造されるエルボの一例を示す図である。 管曲げ加工装置による他のエルボの加工方法を示す図である。 図11による加工方法により製造されるエルボの一例を示す図である。 管曲げ加工装置により製造されるエルボの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)について、図面を参照して説明する。
図1には、本実施形態に係る管曲げ加工装置1の外観図を示した。図1に示されるように、管曲げ加工装置1は、第1のマンドレル10A、第2のマンドレル10B、第1のマンドレル10Aを保持する第1の保持部20A、第2のマンドレル10Bを保持する第2の保持部20B、油圧シリンダ30、油圧シリンダ保持部40、及び複数のロッド50を備える。なお以下において、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bに共通する内容についてはマンドレル10、第1の保持部20Aと第2の保持部20Bに共通する内容については保持部20と表記して説明する。
第1のマンドレル10Aは第1の保持部20Aに取り付けられ、第2のマンドレル10Bは第2の保持部20Bに取り付けられる。そして、油圧シリンダ30の本体部分は油圧シリンダ保持部40に取り付けられるとともに、油圧シリンダ30のピストンロッド32の先端は第2の保持部20Bに取り付けられている。ここで、油圧シリンダ30のピストンロッド32を伸縮することにより、複数のロッド50により固定された第1の保持部20Aと油圧シリンダ保持部40との間を第2の保持部20Bが摺動(スライド)するスライド機構を有する。このスライド機構により、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを対向させた状態で互いの距離を制御可能としている。
図2には、第1のマンドレル10A及び第2のマンドレル10Bの断面形状及び第1のマンドレル10A及び第2のマンドレル10Bの移動・回転機構を説明する図を示した。図2において、X軸はロッド軸方向、Y軸はマンドレル10の断面においてX軸と垂直な方向、Z軸はマンドレル10の断面と垂直な方向とする。そして、図2(A)〜(C)に示されるように、マンドレル10は湾曲部分12と取付台部分14とを有しており、湾曲部分12における、先端部分の径D1、中間部分の径D2、後端部分の径D3はそれぞれ概ね同じ径となっている。
図2(A)は油圧シリンダ30のピストンロッド32を第1のマンドレル10Aに対して前進させた状態、図2(B)は油圧シリンダ30のピストンロッド32を第1のマンドレル10Aに対して後進させた状態における第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとの相対的位置関係を示している。このように、油圧シリンダ30のピストンロッド32を伸縮させることにより、第1のマンドレル10Aに対して第2のマンドレル10BをX軸方向(ロッド軸方向)に平行移動することができる。
また、図2(C)に示されるように、第1のマンドレル10Aは第1の保持部20Aに対して回転軸16Aを中心としてZ軸回りに回転可能に取り付けられており、同様に第2のマンドレル10Bも第2の保持部20Bに対して回転軸16Bを中心としてZ軸回りに回転可能に取り付けられている。なお、マンドレル10の回転中心(回転軸)は、マンドレル10の取付台部分14に設けることとしてよい。また、保持部20の形状は、マンドレル10の取付台部分14に設定された回転軸を中心として回転する場合にマンドレル10の取付台部分14と保持部20とが接触しない形状とする。例えば、取付台部分14のY軸方向における後端部分が、回転軸16A(16B)を中心とした弧の形状に加工してもよいし、保持部20のうちマンドレル10の取付台部分14が回転した場合に通過する領域をくり抜いて保持部20を成形することとしてもよい。
次に、管曲げ加工装置1を用いてエルボ(曲管)を製造する工程の流れについて説明する。
図3には、エルボの製造工程の一例を示すフロー図を示した。まず、金属製の直管を必要な長さに切断した素管60を用意する(S101)。
次に、用意した素管を所定の温度(例えば約摂氏1000度)まで加熱した後に(S102)、加熱した素管の一部を冷却することとしてもよい(S103)。なお、この冷却工程は省略してもよい。
管局部冷却工程においては、素管を曲げる場合における外周部分の減肉(肉厚が薄くなる現象)を防止するための冷却方法、内周部分の座屈(折れ曲がってしまうこと)を防止するための冷却方法、素管の両端の断面が扁平となることを防止するための冷却方法のいずれか、またはこれらを組み合わせて素管を冷却することとしてよい。
ここで図3のフロー図に戻り説明を続ける。管局部冷却工程を終えると、管曲げ加工装置1に備えられたマンドレル10を用いて、対象の素管に対して曲げ加工を施す(S104)。以下、マンドレル曲げ加工(S104)の手順の詳細を、図4〜図6を参照しながら説明する。なお、以下の図においては、説明の簡単のため、マンドレル10と素管60の関係のみ示している。
図4に示されるように、まず第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを素管60Aの両端に差し込み、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとの間に素管60Aを固定する。
次に、油圧シリンダ30のピストンロッド32を前進させて第2の保持部20Bを第1の保持部20Aに向けて徐々に押し込むことで、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを共に素管60Aの中に差し込んで行く工程を、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとが図5に示される状態になるまで継続する。上記工程により曲げ加工が施された管を曲管60Bと称する。
次に、曲管60Bからマンドレル10を引き抜く工程について説明する。まず、図6(A)に示されるように、曲管60Bから第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを同等の状態で引き抜くため、曲管60Bの両端にプレート80を配置するとともに、配置したプレート80を固定することとしてもよい。なお、プレート80で曲管60Bを固定せずに、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを曲管60Bから引き抜くこととしてもよい。
次に、油圧シリンダ30のピストンロッド32を後退させて、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを互いに離しながら、図6(B)の状態に示されるように、第1のマンドレル10Aを回転軸16Aの回りに、第2のマンドレル10Bを回転軸16Bの回りに互いに回転させる。そして、このまま第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとをさらに回転させ、図6(C)の状態に達すると、曲管60Bからマンドレル10のペアを引き抜くことができる。
なお、もし第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとに回転機構を設けない場合には、図7に示されるように、曲管に差し込んだマンドレル10を引き抜く際に、成形後の曲管が変形してしまう。一方で、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとに回転機構を設けた場合には、図6に示したように、加工後の曲管を変形させることなく、曲管に差し込んだマンドレル10を引き抜くことができる。
ここで図3のフロー図に戻って説明を続ける。S104のマンドレル曲げ加工が終了した後には、曲げ加工後の曲管をフラット金型で扁平化し(S105)、さらに扁平化された曲管を金型でプレスする金型矯正工程を実行する(S106)。金型矯正工程が終了すると、金型でプレスされた曲管を冷却する冷却工程(S107)を実行して、エルボを製造する。冷却工程(S107)は、自然冷却としてもよい。
なお、図3に示したフロー図は、エルボ(曲管)を製造する工程の一例を示したものであり、これに限定されない。例えば、図3に示したフロー図において、素管の加熱工程(S102)、管局部冷却工程(S103)、扁平加工(S105)、冷却工程(S107)のうち少なくとも一部については省略しても構わない。
以上説明した本実施形態に係る管曲げ加工装置1では、加工前の素管60Aの両側からマンドレル10を押し込むようにしたことで、素管60Aの各部に対してせん断による曲げを施して曲げ加工を実現することができる。これにより、マンドレル10の湾曲部分12の径を均一化することができるため、加工前の素管60Aの径及び肉厚と、加工後の曲管(エルボ)70の径及び肉厚とを略同一にできる。また、管曲げ加工装置1に、マンドレル10を回転させる回転機構を設けたことにより、成形後の曲管(エルボ)を変形させることなく、曲管(エルボ)からマンドレル10を引き抜くことができる。なお、本実施形態に係る管曲げ加工装置1により加工されたエルボは、エルボの内周における一対のマンドレル10の対向する箇所(例えばエルボの中央部分)に、マンドレル10が差し込まれた痕(他の部分と表面性状が異なる部分)が形成される。
また、従来の1つのマンドレルを用いた曲げ加工においては、素管60Aを後方から押し出すため、図8(A)に示されるように断面形状が直方形であるものを用いる(又は少なくとも後方に位置する部分が垂直に切断されている)必要があった。これに対して、本実施形態に係る管曲げ加工装置1による曲げ加工においては、加工可能な素管60Aの断面形状は特に限定されない。例えば、本実施形態に係る管曲げ加工装置1による曲げ加工においては、図8(A)に示される形状の素管60Aに加えて、図8(B)に示されるように断面形状が台形である素管61も用いることができる。図8(B)に示される形状の素管61を用いて曲管を作成した場合には、図8(A)に示される形状の素管60Aを用いて曲管を作成した場合に比べて、曲げ加工後の端面付近のトリミング部位(図8(A)における斜線領域)を低減することができるため、歩留まりを向上させることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態においては、第1のマンドレル10Aを保持する第1の保持部20Aと、第2のマンドレル10Bを保持する第2の保持部20Bのうち一方を固定し、一方を移動させることにより第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとの相対距離を制御しているが、第1の保持部20Aと第2の保持部20Bとの両側に油圧シリンダ30を設けて、第1の保持部20Aと第2の保持部20Bと両方を移動させるようにしても構わない。
また、素管の径及び肉厚、成形すべきエルボの角度に応じて利用するマンドレルの形状を選択し、選択したマンドレルのペアを管曲げ加工装置1の保持部20にそれぞれ取り付けて、マンドレル曲げ加工を施すこととしてよい。
以下、本発明に係る管曲げ加工方法による他の加工方法の例、及びそれにより加工されるエルボの形状の例について説明する。
図9に示されるように、第2のマンドレル10Bを、図4に示した第2のマンドレル10BをX軸回りに180度回転(すなわち上下に反転)させて配置し、図9に示した第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを素管60Aの中に左右から押し込むことにより、素管60Aに曲げ加工を施すこととしてよい。
図10には、図9に示される加工方法により加工された曲管200の一例を示した。図10に示されるように、図9に示される加工方法によれば、一方の断面201aと他方の断面201bとが反対方向を向いているZ(S)形状の曲管200の加工が可能となる。なお、従来の従来の1つのマンドレルを用いた曲げ加工においては、素管60Aをマンドレルの後方から前方に向けて押し出すため、図10に示す曲管200は溶接しなければ作成できなかったが、本発明による管曲げ加工方法によれば、マンドレルを用いた加工により図10に示すようなZ形状の曲管200の加工が可能となるため、溶接を不要とすることができる。
また、図11に示されるように、第2のマンドレル10Bを、図4に示した第2のマンドレル10BをY軸回りに90度回転させて配置し、図11に示した第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを素管60Aの中に左右から押し込むことにより、素管60Aに曲げ加工を施すこととしてよい。
図12には、図11に示される加工方法により加工された曲管210の一例を示した。図12に示されるように、図11に示される加工方法によれば、一方の断面211aと他方の断面211bとが90度回転した(すなわちねじれの位置にある)ねじれ形状の曲管80の加工が可能となる。なお、従来の従来の1つのマンドレルを用いた曲げ加工においては、素管60Aをマンドレルの後方から前方に向けて押し出すため、図11に示す曲管210は溶接しなければ作成できなかったが、本発明による管曲げ加工方法によれば、マンドレルを用いた加工により図12に示すようなねじれ形状の曲管210の加工が可能となるため、溶接を不要とすることができる。
また、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを図4に示した状態で配置し、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを素管60Aの中央部分よりも素管60Aの端側の所定位置までで押し込みを停止することにより、図13に示すように湾曲部分90aと、直管部分90b(被湾曲部分)と備えたコの字形状の曲管220を作成することができる。なお、図13に示した曲管90においては、端側に2つの湾曲部分220aが設けられ、湾曲部分220aの間に直管部分220bが設けられる。また、図9及び図11で説明した加工方法においても同様に、第1のマンドレル10Aと第2のマンドレル10Bとを素管60Aの中央部分よりも素管60Aの端側の所定位置までで押し込みを停止することにより、湾曲部分220aと、直線部分220b(被湾曲部分)とを設けることができる。
他にも上記の実施形態で説明した構成を、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成できる構成で置き換えてもよいのはもちろんである。
1 管曲げ加工装置、10 マンドレル、10A 第1のマンドレル、10B 第2のマンドレル、12 湾曲部分、14 取付台部分、20 保持部、20A 第1の保持部、20B 第2の保持部、30 油圧シリンダ、32 ピストンロッド、40 油圧シリンダ保持部、50 ロッド、60A 素管、60B 曲管、61 素管、80 プレート、200 曲管、201a 断面、201b 断面、210 曲管、211a 断面、211b 断面、220 曲管、220a 湾曲部分、220b 直管部分。

Claims (11)

  1. 加熱された金属製の管の両端に一対の湾曲したマンドレルを差し込むとともに、当該一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ近づける方向に当該一対の湾曲したマンドレルに力を加えることで、前記管を曲げる曲げ工程を含む
    ことを特徴とする管の曲げ加工方法。
  2. 前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを、前記管の中央位置に対して面対称に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管の曲げ加工方法。
  3. 前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを、前記管の中央位置に対して点対称に配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管の曲げ加工方法。
  4. 前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを、前記管の中央位置に対して面対称に配置した後に、一方のマンドレルを他方のマンドレルに対してマンドレルの先端部の面を中心として所定角度回転させて配置する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管の曲げ加工方法。
  5. 前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを前記管の中央部分まで押し込む
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管の曲げ加工方法。
  6. 前記曲げ工程では、前記一対の湾曲したマンドレルを前記管の中央部分よりも端側に設定した停止位置まで押し込んだ時点で押し込みを停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管の曲げ加工方法。
  7. 前記一対の湾曲したマンドレルにおける湾曲部分の各部が概ね同じ径である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の管の曲げ加工方法。
  8. 前記曲げ工程の後に、前記一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ遠ざける方向に当該一対の湾曲したマンドレルを移動させるとともに、当該移動した各マンドレルの各先端を離す方向に当該各マンドレルを回転させて、前記管から前記各マンドレルをそれぞれ取り外す工程をさらに含む
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の管の曲げ加工方法。
  9. 前記取り外す工程では、前記曲げ工程で曲げられた管の両端をそれぞれプレートで固定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の管の曲げ加工方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の方法で加工された曲管。
  11. 一対の湾曲したマンドレルと、
    前記一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ保持する一対の保持部と、
    加熱された金属製の管の両端に前記一対の湾曲したマンドレルを差し込んだ後に、当該一対の湾曲したマンドレルをそれぞれ近づける方向に前記一対の保持部の少なくとも一方を押圧する押圧部を含む
    ことを特徴とする管の曲げ加工装置。
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