JP2013158692A - 中空糸膜モジュールの製造方法および製造装置 - Google Patents

中空糸膜モジュールの製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーシング等を含む中空糸膜モジュール中間体の切断面が良好な状態となる製造方法および製造装置を提供すること。
【解決手段】本発明の中空糸膜モジュール製造方法は、多数本の中空糸膜からなる中空糸膜束が固定用樹脂で底部に固定された筒状ケーシング10の一端の所定長部分を、筒状ケーシングの側壁と固定用樹脂と中空糸膜束とが含まれる切断面に沿って、切断手段で切断する工程を有する中空糸膜モジュール製造方法において、切断手段が、上下動するブレード30であり、切断工程における所定長部分の切断が、ブレードによる複数回の切断によって構成されている。
【選択図】図10

Description

本発明は概略的には中空糸膜モジュールの製造方法および製造装置に関し、詳細に、浄水器に使用される中空糸膜モジュールの製造方法およびこのような製造方法で使用される製造装置に関する。
無菌水、飲料水、高度純水の製造等の数多くの用途で使用される浄水器の浄水カートリッジには、中空糸膜モジュールが収容されている。このような中空糸膜モジュール1には、両端側にかがり糸2を織り込みながら中空糸膜4を折り返すことによって形成された中空糸膜の長尺状の編地6(図1)が使用されている。
中空糸膜モジュールの製造では、このような中空糸膜の編地6をロール状に捲いた円柱体8(図2)を、図3の矢印Aで示すように、円筒状のケーシング10内の開口端10aから挿入している。さらに、円柱体8の下部が接着剤(固定用樹脂)12で固定され、底部に接着剤12が充填された中空糸膜モジュール中間体14とする(図4)。
そして、中空糸膜モジュール中間体14を構成するケーシング12の底部分Bを内部に収容された円柱体8および接着剤12とともに点線Cに沿って径方向に切断し、下端16aで中空糸膜4の開口端が露出した中空糸膜モジュール16(図5)を得ている。
この中空糸膜モジュール16は、中空糸膜の円柱体8の上方空間Sに活性炭が充填される等して浄水器の浄水カートリッジとなる。
このような中空糸膜モジュールの製造においてケーシング12の底部分B等を切断する方法として、例えば、上下動するブレード刃による方法が提案されている(特許文献1)。
特開2004−223398号公報
この引用文献1の方法では、ブレード刃の破損等を回避するため、中空糸膜モジュール中間体を所定温度まで加熱して切断作業を行っている。しかしながら、特許文献1の方法には、ブレード刃による切断面が粗くなるため後処理が必要となる、切断面がケーシングの軸線と直交する面に対して傾斜してしまう等の問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、ケーシング等を含む中空糸膜モジュール中間体の切断面が良好な状態となる製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、
多数本の中空糸膜からなる中空糸膜束が固定用樹脂で底部に固定された筒状ケーシングの一端の所定長部分を、前記筒状ケーシングの側壁と前記固定用樹脂と前記中空糸膜束とが含まれる切断面に沿って、切断手段で切断する工程を有する中空糸膜モジュール製造方法において、
前記切断手段が、上下動するブレードであり、前記切断工程における前記所定長部分の切断が、前記ブレードによる複数回の切断によって構成されている、
ことを特徴とする中空糸膜モジュール製造方法が提供される。
このような構成によれば、一回の切断で切断される筒状ケーシングの長さが短くなるので、最終的な切断面の表面が、後処理が必要のない状態となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記複数回の切断における切断部分の厚さが、互いに異なっている。
このような構成によれば、切断部分の厚さを適宜、調整することによって、最終的な切断面の表面が、後処理が必要のないより良い状態とすることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記複数回の切断における切断部分の厚さは、第1回目の切断時の切断部分の厚さが最も厚く、その後、順次、薄くなるように設定されている、
このような構成によれば、最終的な切断面の表面が、後処理が必要のない、さらに良い状態とすることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記ブレードによる切断速度が変化する。
このような構成によれば、切断速度を適宜、変化させることによって、ブレードの破損を防止しつつ、最終的な切断面の表面が、後処理が必要のない状態とすることができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記切断速度が、前記ブレードによる一回の切断中に変化する。
このような構成によれば、ブレードにかかる負荷に応じて切断速度が調整されるので、ブレードの損傷を抑制できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記切断速度が、前記ブレードによる複数回の切断の間で異なっている。
このような構成によれば、ブレードにかかる負荷に併せてブレードの速度が調整されるので、ブレードの損傷を抑制できる。
本発明の他の態様によれば、
多数本の中空糸膜からなる中空糸膜束が固定用樹脂で底部に固定された筒状ケーシングの一端の所定長部分を、前記筒状ケーシングの側壁と前記固定用樹脂と前記中空糸膜束とが含まれる切断面に沿って、切断手段で切断する中空糸膜モジュール製造装置であって、
前記切断手段が、上下動するブレードであり、
前記前記筒状ケーシングを前記ブレードが上下動する軌道に向けて断続的に押し出す機構を備え、前記切断工程における前記所定長部分の切断が、前記ブレードによる複数回の切断によって構成されている、
ことを特徴とする中空糸膜モジュール製造装置が提供される。
このような構成によれば、一回の切断で切断される筒状ケーシングの長さが短くなるので、最終的な切断面の表面が、後処理が必要のない状態となる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記ブレードの降下速度が変更可能とされている。
本発明によれば、ケーシング等を含む中空糸膜モジュール中間体の切断面が良好な切断面となる製造方法および製造装置が提供される。
中空糸膜モジュール製造方法で使用される長尺状編地(中空糸膜束)の平面図である。 図1の長尺状編地(中空糸膜束)を捲くことによって形成された中空糸膜の円柱体の斜視図である。 中空糸膜モジュールの製造工程を説明する図面である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で使用される中空糸膜モジュール中間体の縦断面図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で製造される中空糸膜モジュールの縦断面図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で使用される切断装置の要部を示す概略的な斜視図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で使用される切断装置の要部を示す概略的な斜視図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で使用される切断装置のブレード刃の正面図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で使用される切断装置のブレード刃の断面図である。 本発明の実施形態の中空糸膜モジュールの製造方法で使用される切断装置の要部を示す概略的な斜視図である。 図10の切断装置による切断の一例を示す図面である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態の中空糸膜モジュール製造方法において使用される製造装置の1つである切断装置20について説明する。この切断装置20は、中空糸膜モジュール中間体16の底部を切断する装置である。
まず、切断装置20で底部が切断される中空糸膜モジュール中間体の一例の中空糸膜モジュール中間体16の構成を説明する。
中空糸膜モジュール16は、図5に示されているように、両端が開口した円筒状のケーシング10の内部の一端側に、中空糸膜4の長尺状編地6を巻回することによって形成された中空糸膜の円柱体(中空糸膜の円柱体)8が、ケーシング10に底部に充填された接着剤(固定用樹脂すなわちポッティング樹脂)12で固定された構成を備えている。中空糸膜の円柱体8を構成する中空糸膜4は、中空糸膜モジュール16の一端側の開口部(下端16a)で外方に向かって開口している。
ケーシング10の材質は、機械的強度および耐久性を有するものであればよく、例えばポリカーボネート、ポリスルフォン、ポリオレフィン、PVC(ポリ塩化ビニル)、アクリル樹脂、ABS樹脂、変成PPE(ポリフェニレンエーテル)等が用いられる。
中空糸膜の円柱体8を構成する中空糸膜としては、種々のものが使用でき、例えばセルロース系、ポリオレフィン系、ポリビニルアルコール系、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)系、ポリスルフォン系など、各種材科からなる中空糸膜が使用できる。とくに、ポリエチレン等の強伸度の高い材質からなる中空糸膜が好ましい。
なお、中空糸膜の孔径、空孔率、膜厚、外径等は、中空糸膜を濾過膜として使用可能な寸法であれば、特に限定されるものではないが、例えば、外径20〜2000μm、孔径は0.01〜1μm、空径率20〜90%、膜厚5〜300μm程度が好ましい。
次に、本実施形態の中空糸膜モジュール製造方法で使用される中空糸膜モジュール中間体の切断装置20について説明する。
図6および図7は、中空糸膜モジュール中間体の切断装置20の主要部の正面方向(作業者側O)からの概略斜視図である。
図6および図7に示されているように、切断装置20は、基部22と、基部22上に配置されたターンテーブル24とを備えている。ターンテーブル24は、略中心に接続された上下方向に延びる回転軸26によって、水平面内を矢印Dで示す方向に回転されるように構成されている。
ターンテーブル24の上面には、底部が切断される中空糸膜モジュール中間体16を固定する2台の固定装置28、28’が設けられている。2台の固定装置28、28’は、同一構造を有し、ターンテーブル24の直径方向に対向した位置に反対向きに取付けられている。
切断装置20の背面側には、中空糸膜モジュール中間体16の底部を切断するブレード刃30を備えた切断機構が設けられている。ブレード刃30は、上下動することによって、固定装置28、28’に固定された中空糸膜モジュール中間体16の底部を切断するように構成されている。
ターンテーブル24は、回転軸26による回転で、一方の固定装置28が切断機構側(S)に配置され他方の固定装置28’が切断機構と反対側の作業者側(O)に配置される第1位置と、他方の固定装置28’が切断機構側(S)に配置され一方の固定装置28が作業者側(O)に配置される第2位置(図6、図7)のいずれかに配置される。
固定装置28は、ターンテーブル24に固定され半円筒状の凹部32が設けられた下側部分34と、下側部分34の一側に配置された軸36を中心に開放位置(図6)と閉鎖位置(図7)との間に揺動可能な上側部分38とを備えている。
下側部分34には、3つの半円筒状の凹部32が設けられている。各凹部32は、中空糸膜モジュール中間体16を構成するケーシング10の外形の一部と相補的な形状を有し、図6乃至図7に示されているように、それぞれが中空糸膜モジュール中間体16を収容できるように構成されている。
図6の固定装置28のように、上側部分38が開放位置にあるときには、下側部分34の3つの半円筒状の凹部32が露出され、凹部32に対して中空糸膜モジュール中間体14の着脱が可能となる。
一方、図7の固定装置28のように、上側部分38が閉鎖位置にあるときには、下側部分34の3つの半円筒状の凹部32に収容された中空糸膜モジュール中間体14は、上側部分38によって下側部分34の凹部32に押しつけられて、固定装置28内で固定される。
なお、上側部分38は、固定装置28、28’が作業者側(O)に配置されたときのみ、開放位置を採るように構成されている。
さらに、本実施形態では、切断機構側(S)に配置された固定装置28(28’)の上側部分36の上方位置に棒状のストッパ40が設けられている。ストッパ40は、下端が上側部分38を上方から押圧する下方位置と、下端が上側部分38から離間する上方位置との間を移動可能である。
ストッパ40は、下方位置で、上側部分36を下方に押圧して下側部分34に押しつけ、固定装置28(28’)内に収容された中空糸膜モジュール中間体14がブレード刃による切断中に移動しないようにする機能を有する。
さらに、本実施形態の切断装置20では、基部22が、切断機構方向(矢印E方向)に前後動できるように構成されている。この結果、基部22上に配置されたターンテーブル24、固定装置28等も切断機構に対して並進し、離間接近可能となる。
図8は、切断機構に取付けられているブレード刃30の正面図であり、図9は断面図である。
図8に示されているように、ブレード刃30は、先端の刃部30aが刃の前後方向軸線に直交する線に対して傾斜しており、その傾斜角θが50乃至80度に設定されている。
また、図9の断面図に示されているように、刃部30aは、表側面30bが裏側面30cに対して所定角δだけ傾斜して配置されることにより形成され、傾斜角δが5乃至30度に設定されている。
次に、切断装置20の動作について説明する。
図6に示されているように、先ず、作業者側(O)に配置された固定装置28の上側部分38が揺動して開から開放位置に配置される。次いで、露出している下側部分34の3箇所の凹部32内に、中空糸膜モジュール中間体14をケーシング10の開口端10aを凹部32の最奥部に当接するようにして、セットする(図6では1本の中空糸膜モジュール中間体14のみを図示)。次いで、固定装置28の上側部分38が閉鎖位置に揺動させる(図7)。セットされる中空糸膜モジュール中間体は、40℃程度に加熱されているのが好ましい。
凹部32は、中空糸膜モジュール中間体14のケーシング10の開口端を凹部の最奥部に当接させたとき中空糸膜モジュール中間体14の底側部分が、切断長さより長いだけ突出するような長さを備えている。
したがって、この状態で、中空糸膜モジュール中間体14の底側部分は、切断長さより長いだけ固定装置28の下側部分34および上側部分38の間から外方に突出している。
次いで、ターンテーブル24を180度、回転させ、固定装置28を切断機構側(S)に配置する。さらに、ストッパ40を下方位置に降下させ、上側部分38を押圧する。
この状態で、切断機構を作動させ、ブレード刃30を降下させ(図10)、切断長さより長いだけ下側部分34と上側部分38の間から外方に突出している中空糸膜モジュール中間体14の底側部分の先端側の一部分を、図11の点線C1に沿って、切断する。
この点線C1で示される切断面(切断線)は、中空糸膜モジュール中間体14のケーシング10の側壁と固定用樹脂12と中空糸膜束である円柱体(中空糸膜の円柱体)8とが含まれる面となる。
このときの切断厚さは、基部22とブレード刃30との位置関係によって決定されるが、本実施形態では、例えば、8mmとされている。この1回目の切断が終了すると、ブレード刃30を上昇させ、上方の初期位置に戻す。
ブレード刃の硬化速度は、例えば10乃至500mm/秒程度が好ましく、100乃至200mm/秒程度がより好ましい。
1回目の切断が終了すると、ストッパを上方位置に上昇させ、基部22を所定量(例えば5mm)、ブレード刃30に近づく方向(図10の矢印E1方向)に並進移動させる。この並進移動量は、1回目の切断で切断された厚さ(8mm)より小さい値(5mm)に設定される。
並進移動に続いて、ストッパ40を下方位置に降下させ、上側部分38を押圧する。
この状態で、切断機構を作動させ、ブレード刃30を再度、降下させ、図11の点線C2に沿った2回目の切断を行う。1回目の切断後、基部22は所定量(5mm)だけブレード刃方向に移動しているので、2回目の切断では、ブレード刃の降下によって、中空糸膜モジュール中間体14の底部は、基部22の移動量に等しい厚さ即ち5mmだけ切断される。
2回目の切断が終了すると、ストッパ40を上方位置に上昇させ、基部22を所定量(例えば3mm)、ブレード刃30に近づく方向(図10の矢印E1方向)に移動させる。次いで、ストッパ40を下方位置に降下させ、上側部分38を押圧する。
この状態で、切断機構を作動させ、ブレード刃30を再度、降下させる、図11の点線C3に沿った3回目の切断を行う。第2回の切断後、基部22は所定量(3mm)だけブレード刃方向に移動しているので、第3回目のブレード刃30の降下によって、中空糸膜モジュール中間体14の底部は、厚さ3mmだけ切断される。
本実施形態では、このようなブレード刃による切断とブレード刃方向への基部の並進移動とがさらに3回、繰り返され、即ち、図11の点線C4乃至C6に沿った3回の切断が行われ、合計6回の切断が行われる。
本実施形態では、各切断における切断部分の厚さは、1回目の切断で最大とされ、2回目以降、順次、小さくされ6回目で最小となる。
また、本実施形態では、1回の切断中のブレード刃30の降下速度すなわち切断速度は、一定であり、且つ、1回目から6回目までの切断におけるブレード刃30の降下速度すなわち切断速度は同一である。
6回目の切断が終了すると、ストッパ40が上昇され、次いで、ターンテーブル24が180度回転し、固定装置28が作業者側(O)に戻り、固定装置28の上側部分38が開放位置に揺動する。この状態で、底部が切断された中空糸膜モジュール中管体14すなわち中空糸膜モジュール16が取り外される。
固定装置28が切断機構側(S)に配置され、固定装置28に固定された中空糸膜モジュール中間体14が切断されている間、作業者側(O)に配置された他方の固定装置28’は、上側部分28が開かれ、凹部32に3本の中空糸膜モジュール中間体がセットされる。
次いで、切断作業か完了した一方の固定装置28がターンテーブル24の回転によって作業者側(O)に配置されると、この他方の固定装置28’は切断機構側(S)に配置され、固定装置28’内に固定された中空糸膜モジュール中間体14の底部の切断が行われる。
このような作業が繰り返され、中空糸膜モジュール中間体から中空糸膜モジュールが製造され、さらに、中空糸膜モジュールは下流側の処理工程に送られ中空糸膜カートリッジとされる。
本発明の前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内で種々の変更、変形が可能である。
上記実施形態では、中空糸膜モジュール中間体の底部の切断を6回の切断工程によって実施しているが、切断回数は、6回に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、中空糸膜モジュール中間体の底部の切断における切断厚さは、1回目の切断で最大とされ、2回目以降、順次、小さくされているが、2回目以降の切断における厚さが同一でもよい。また、1回目から3回目まで順次、薄くしていき、その後、一定としてもよい。さらに、複数回の切断、全てで、同一の切断厚さとしてもよい。
さらに、上記実施形態では、1回の切断中のブレード刃30の降下速度すなわち切断速度は、一定であるが、一回の中空糸膜モジュール中間体14の切断中に速度が変化するようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態では、6回、行われる切断の全てで、切断速度は、同一且つ一定であるが、複数回の切断の相互間で、異なる切断速度としてもよい。
20:切断装置
22:基部
24:ターンテーブル
26:回転軸
28、28’:固定装置
30:ブレード刃
32:凹部
34:下側部分
38:上側部分

Claims (8)

  1. 多数本の中空糸膜からなる中空糸膜束が固定用樹脂で底部に固定された筒状ケーシングの一端の所定長部分を、前記筒状ケーシングの側壁と前記固定用樹脂と前記中空糸膜束とが含まれる切断面に沿って、切断手段で切断する工程を有する中空糸膜モジュール製造方法において、
    前記切断手段が、上下動するブレードであり、前記切断工程における前記所定長部分の切断が、前記ブレードによる複数回の切断によって構成されている、
    ことを特徴とする中空糸膜モジュール製造方法。
  2. 前記複数回の切断における切断部分の厚さが、互いに異なっている、
    請求項1に記載の中空糸膜モジュール製造方法。
  3. 前記複数回の切断における切断部分の厚さは、第1回目の切断時の切断部分の厚さが最も厚く、その後、順次、薄くなるように設定されている、
    請求項2に記載の中空糸膜モジュール製造方法。
  4. 前記ブレードによる切断速度が変化する、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の中空糸膜モジュール製造方法。
  5. 前記切断速度が、前記ブレードによる一回の切断中に変化する、
    請求項4に記載の中空糸膜モジュール製造方法。
  6. 前記切断速度が、前記ブレードによる複数回の切断の間で異なっている、
    請求項4に記載の中空糸膜モジュール製造方法。
  7. 多数本の中空糸膜からなる中空糸膜束が固定用樹脂で底部に固定された筒状ケーシングの一端の所定長部分を、前記筒状ケーシングの側壁と前記固定用樹脂と前記中空糸膜束とが含まれる切断面に沿って、切断手段で切断する中空糸膜モジュール製造装置であって、
    前記切断手段が、上下動するブレードであり、
    前記前記筒状ケーシングを前記ブレードが上下動する軌道に向けて断続的に押し出す機構を備え、前記切断工程における前記所定長部分の切断が、前記ブレードによる複数回の切断によって構成されている、
    ことを特徴とする中空糸膜モジュール製造装置。
  8. 前記ブレードの降下速度が変更可能とされている、
    請求項7に記載の中空糸膜モジュール製造装置。
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