JPH07223195A - 紙巻ロールの切断方法 - Google Patents

紙巻ロールの切断方法

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JPH07223195A
JPH07223195A JP3413994A JP3413994A JPH07223195A JP H07223195 A JPH07223195 A JP H07223195A JP 3413994 A JP3413994 A JP 3413994A JP 3413994 A JP3413994 A JP 3413994A JP H07223195 A JPH07223195 A JP H07223195A
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JP
Japan
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roll
paper roll
paper
holder body
insertion holder
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Application number
JP3413994A
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English (en)
Inventor
Sukesada Watanabe
輔貞 渡辺
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Kasuga Paper Industry Co Ltd
Original Assignee
Kasuga Paper Industry Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D2210/00Machines or methods used for cutting special materials
    • B26D2210/11Machines or methods used for cutting special materials for cutting web rolls

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  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙巻ロールの原紙を適正寸法に切断刃にて切
断してトイレットペーパー等の完成ロール紙を仕上げる
ときにその紙巻ロール心孔の切り口の形状を崩すことな
く、極めて整然とした単位ロール紙を提供すること。 【構成】 紙巻ロール心孔R1 の内径に略等しく且つ前
記紙巻ロール心孔R1 に挿通可能な浮芯棒体Bを紙巻ロ
ールRの紙巻ロール心孔R1 に挿通するとともに、紙巻
ロール移送装置H上に配置して紙巻ロールRを挿通ホル
ダー体Aの設置方向に移送すること。次いで前記紙巻ロ
ール心孔R1 に挿通ホルダー体Aを挿通し、挿通ホルダ
ー体Aの自由端Afと前記浮芯棒体Bの先端Bfとは適
宜の離間手段Dを介して離間状態とすること。前記挿通
ホルダー体Aの自由端Afと浮芯棒体Bの先端Bfとの
離間部分の紙巻ロールRを切断刃体Fにて切断するこ
と。挿通ホルダー体Aの拡開部Cにて紙巻ロール心孔R
1 を押圧支持することもある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙巻ロールの原紙を適
正寸法に切断刃にて切断してトイレットペーパー等の単
位ロール紙を仕上げるときにその紙巻ロール心孔の切り
口の形状を崩すことなく、極めて整然とした単位ロール
紙を提供することができる紙巻ロールの切断方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より長尺な紙巻ロールの原紙を切断
刃により所定寸法に切断してトイレットペーパー等の単
位ロール紙を大量に製造する切断作業方法が存在してい
る。具体的には複数の紙巻ロールの原紙をガイドに沿っ
て切断刃の位置に移送させ切断刃をスイングさせて所定
間隔に切断作業を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その従来の紙巻ロール
原紙から切断刃Foにて切断し、トイレットペーパー等
のロール紙Roを製造するときには、その切り口面に切
断刃Foの切断圧力がかかり、その切り口面の形状が崩
れやすいものである。これが特に紙巻ロール心孔に厚紙
等で形成した芯材を設けず且つ従来の芯材と同一内径を
有する紙巻ロールとしたものでは、切断刃による切断時
になお一層、形状が崩れやすくなる(図21,図22参
照)。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を紙巻
ロール心孔の内径に略等しく且つ前記紙巻ロール心孔に
挿通可能な浮心棒体を紙巻ロールの紙巻ロール心孔に挿
通するとともに、紙巻ロール移送装置上に配置して紙巻
ロールを挿通ホルダー体の設置方向に移送し、次いで前
記紙巻ロール心孔に挿通ホルダー体を挿通させ、挿通ホ
ルダー体の自由端と前記浮心棒体の先端とは適宜の離間
手段を介して離間状態とし、前記挿通ホルダー体の自由
端と浮心棒体の先端との離間部分に向けて切断刃体を入
れて切断してなる紙巻ロールの切断方法としたことによ
り、長尺な紙巻ロールの原紙を切断刃により切断する際
には、その切り口面の形状を崩すことなく、形状の整っ
た良質な単位ロール紙を製造することができ、上記課題
を解決したものである。
【0005】
【作用】紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 に浮心棒体
Bを挿通するとともに、該紙巻ロールRを紙巻ロール移
送装置H上に載置して、挿通ホルダー体Aの方向に移送
する〔図1(a)参照〕。その紙巻ロールRには紙巻ロ
ール移送装置Hに載置する前に予め紙巻ロール心孔R1
に浮心棒体Bを挿通しておいても、或いは紙巻ロール移
送装置Hに載置してから浮心棒体Bを紙巻ロール心孔R
1 に挿通してもどちらであってもかまわない。その紙巻
ロールRを挿通ホルダー体Aの方向に移送することによ
り紙巻ロール心孔R1 に挿通ホルダー体Aが自由端Af
側より挿通し、紙巻ロール心孔R1 内にて浮心棒体Bの
先端Bfとが当接する〔図1(b)参照〕。
【0006】その紙巻ロール心孔R1 内に挿通ホルダー
体A全体が挿通完了すると、次に離間手段Dが作動し
て、当接していた挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心
棒体Bの先端Bfとの間に離間個所Lを形成し、該離間
個所Lには紙巻ロールR以外には何の物体も存在しない
ようにする〔図1(c)参照〕。そして、その離間個所
Lに切断刃体Fを入れて、切断作業を行うものである
〔図1(d)参照〕。また上記離間手段Dは挿通ホルダ
ー体Aと浮心棒体Bとが接近するときに既に作動させて
おくこともできる。紙巻ロールRから切断刃体Fにより
切断された単位ロール紙Rnは、挿通ホルダー体Aに支
持された状態で、該挿通ホルダー体Aが次の工程に移動
することで、短くなった紙巻ロールRがさらに上記同様
の工程を繰り返す〔図1(e)参照〕。なお、切断完了
した単位ロール紙Rnを支持した挿通ホルダー体Aはそ
の後、挿通ホルダー体送り装置Eにより移動して単位ロ
ール紙Rnを所定個所に送りだすものである。
【0007】また、挿通ホルダー体Aに拡開部Cを設け
た実施例の場合には、紙巻ロール心孔R1 内に挿通ホル
ダー体A全体が挿通完了後、挿通ホルダー体Aの自由端
Af側に設けた拡開部Cを動作させ紙巻ロール心孔R1
をその内周側面から押圧支持する。次いで離間手段Dが
作動し、挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの
先端Bfとの間に離間個所Lを形成し、該離間個所Lに
は紙巻ロール心孔R1以外何の物体も存在しないように
する。そして、その離間個所Lに切断刃体Fを入れて、
切断作業を行い、挿通ホルダー体A側に単位ロール紙R
nが残ることとなる。
【0008】次に、紙巻ロールRから単位ロール紙Rn
が順次製造されることにより、次第に紙巻ロールRは短
くなり、その紙巻ロールRの後端(移送方向と反対側の
端部)から浮心棒体Bの後端Brが突出しはじめる〔図
2(a)参照〕。その状態でさらに新たな紙巻ロールR
を紙巻ロール移送装置Hの紙巻ロール受ガイド20上に
載置し〔図2(b)〕、その紙巻ロール心孔R1 に前位
の紙巻ロールR後端より突出した浮心棒体Bを挿通させ
る〔図2(b)参照〕。その新たな紙巻ロールRはチェ
ーン駆動体22により一巡してきた送り駒21によって
後端を押圧され、単位ロール紙Rnが順次製造される
〔図2(d)参照〕。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず本発明の紙巻ロールの切断方法に使用する装
置について簡単に述べると、主に挿通ホルダー体Aと、
前記挿通ホルダー体Aを複数設けて、これらの挿通ホル
ダー体A,A,…を適宜の個所に移送可能な挿通ホルダ
ー体送り装置Eと浮心棒体Bと紙巻ロール移送装置Hと
離間手段Dと切断刃体Fとから構成されている(図3乃
至図6参照)。前記挿通ホルダー体Aには拡開部Cを設
けることもある。紙巻ロールRは、図4,図5等に示す
ように、長尺に形成され、これを所定寸法に切断して単
体のトイレットペーパー等の単位ロール紙Rnが多数製
造されるものである。トイレットペーパーとして製造す
る紙巻ロールRの長さは約1.7mのものが、両端は耳
部として切除され、その中間部がトイレットペーパーな
る単位ロール紙Rnとして114mmになるように切断さ
れる。
【0010】その挿通ホルダー体Aは、紙巻ロール心孔
1 に挿通することで紙巻ロールRの軸方向一端側を支
持するものであり、その挿通ホルダー体Aは、図3,図
6に示すように、挿通ホルダー体送り装置Eに装着され
ている。その挿通ホルダー体Aは、挿通ホルダー体送り
装置Eとの連結側を固定端Asと称し、その反対側のフ
リーとした部分を自由端Afと称する。
【0011】その挿通ホルダー体Aの自由端Af側に拡
開部Cが設けられており、該拡開部Cは、挿通ホルダー
体Aが紙巻ロール心孔R1 に十分に挿通完了したとき
に、自由端Af側が外部に向かって拡開動作を行い、紙
巻ロール心孔R1 の内周側面を適宜の押圧力にて押圧支
持することができる〔図7(b)等参照〕。
【0012】次に、本発明の紙巻ロール切断装置によっ
て紙巻ロールRを所定長さに切断してゆく工程を説明す
る。まず、その紙巻ロールRから単位ロール紙Rnを製
造する工程の概略図を図1(a)乃至(e)に示す。即
ち、紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 に浮心棒体Bを
挿通するとともに、該紙巻ロールRを紙巻ロール移送装
置H上に載置して、挿通ホルダー体Aの方向に移送する
〔図1(a)参照〕。その紙巻ロールRを挿通ホルダー
体Aの方向に移送することにより紙巻ロール心孔R1
挿通ホルダー体Aの自由端Af側より挿通し、紙巻ロー
ル心孔R1 内にて浮心棒体Bの先端Bfとを当接する
〔図1(b)参照〕。
【0013】その紙巻ロール心孔R1 内に挿通ホルダー
体Aが十分に挿通完了すると、次に離間手段Dが作動し
て、挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端
Bfとの間に離間個所Lを形成し、該離間個所Lには紙
巻ロールR以外には何の物体も存在しないようにし〔図
1(c)参照〕、その離間個所Lに切断刃体Fを入れ
て、切断作業を行うものである〔図1(d)参照〕。紙
巻ロールRから切断刃体Fにより切断された単位ロール
紙Rnは、挿通ホルダー体Aに支持された状態で、該挿
通ホルダー体Aが次の工程に移動することで、短くなっ
た紙巻ロールRがさらに上記同様の工程を繰り返す〔図
1(e)参照〕。
【0014】以上は紙巻ロールRから単位ロール紙Rn
を製造する工程の概略であるが、次にその製造工程につ
いて詳述すると、原紙である紙巻ロールRの紙巻ロール
心孔R1 内に浮心棒体Bを挿通して、この紙巻ロールR
を紙巻ロール移送装置Hの紙巻ロール受ガイド20上に
載置する〔図1(a)及び図6(a)参照〕。また、こ
のとき紙巻ロール心孔R1 内に挿通した浮心棒体Bの先
端Bfは、図8(a)等に示すように、紙巻ロールRの
端部寄りにし、且つ挿通ホルダー体Aの自由端Afに対
向させて設置する。
【0015】さらに、その紙巻ロール受ガイド20上に
載置した状態の紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 と挿
通ホルダー体Aの軸芯とは水平上にて一致している〔図
6(a)参照〕。次に、図19に示すように、紙巻ロー
ル移送装置Hのチェーン駆動体22を駆動させて、送り
駒21により紙巻ロール受ガイド20上の紙巻ロールR
を挿通ホルダー体Aに向かって移送させる。このとき、
前述したように紙巻ロール心孔R1 と挿通ホルダー体A
の軸芯とが一致していることから図8(b)に示すよう
に、紙巻ロールRはその紙巻ロール心孔R1 に挿通ホル
ダー体Aを挿通させつつ移送される。
【0016】同時に挿通ホルダー体Aの自由端Afが紙
巻ロール心孔R1 内の浮心棒体Bの先端Bfを押圧する
こととなる〔図1(b)及び図8(b)参照〕。即ち、
浮心棒体Bは挿通ホルダー体Aの自由端Afに当接した
ときから、紙巻ロールRの移送状態に対して停止状態と
なる。
【0017】次に、紙巻ロール心孔R1 内に挿通ホルダ
ー体A全体が挿通し、図8(b)に示すように、紙巻ロ
ールRの端部が受座2に当接し、紙巻ロールRの移送が
一旦停止する。そして、次に挿通ホルダー体Aの拡開部
Cが作動して、紙巻ロール心孔R1 の内周側面を拡開部
Cにより押圧支持するものである。この状態を図示した
ものは拡開部Cの実施例として後述する膨張体3が示さ
れており(図7参照)、挿通ホルダー体Aの外部から空
気注入機19により空気が注入され、膨張体3が膨張し
て紙巻ロール心孔R1 の内周側面を押圧支持するもので
ある。
【0018】次に、離間手段Dが作動して挿通ホルダー
体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとの間に離間
個所Lを形成するものである〔図1(c)参照〕。その
離間手段Dは、図9(a)に示すように、出入体D1
突出により浮心棒体Bが押し出され、次いで、突出した
出入体D1 が引き込み挿通ホルダー体Aの自由端Afと
浮心棒体Bの先端Bfとの間には、図9(b)に示すよ
うに、離間による空間が生じ、これが離間個所Lとな
る。
【0019】次いで、挿通ホルダー体Aの自由端Afと
浮心棒体Bの先端Bfとの離間個所Lに、図1(d)及
び図10(a)に示すように、切断刃体Fが通過して紙
巻ロールRを所定寸法に切断すると、図11に示すよう
に、挿通ホルダー体A側には単位ロール紙Rnが支持さ
れた状態で残るものである。また、上記離間個所Lの詳
細は、図10(b)に拡大断面図として示されている。
【0020】また、紙巻ロールRが紙巻ロール移送装置
Hの紙巻ロール受ガイド20上を移送して挿通ホルダー
体Aの方向に向かって行くときに、既に離間手段Dが作
動している工程の実施例も存在する。該実施例では紙巻
ロールR及び浮心棒体Bが挿通ホルダー体Aの自由端A
fに接近するときには、既に離間手段Dの出入体D1
自由端Af側から突出しており、その出入体D1 の先端
部分(前述した突出押圧部15a等)が浮心棒体Bの先
端Bfに当接する。
【0021】このときに、挿通ホルダー体Aの自由端A
fと浮心棒体Bの先端Bfとは、出入体D1 の突出量だ
け離間している。その出入体D1 は紙巻ロールR内に挿
通ホルダー体Aが挿通完了した時点で挿通ホルダー体A
側に引き込み、離間個所Lを形成するものである。図1
2(a)乃至(c)にその一連の動作を示した。
【0022】次に、その単位ロール紙Rnを支持してい
る挿通ホルダー体Aは挿通ホルダー体送り装置Eが駆動
して、次の工程に移送される。ここで、挿通ホルダー体
Aからの単位ロール紙Rnの取り外しをロール紙取外し
装置Gにより行う。このようにして、紙巻ロールRから
切断刃体Fにより順次単位ロール紙Rnが製造され、紙
巻ロールRは次第に短くなってゆく〔図1(e)参
照〕。
【0023】また、新たな紙巻ロールRの補充について
は、順次単位ロール紙Rnの製造により短くなった紙巻
ロールRの後端(紙巻ロールRの移送方向と反対側の端
部)より浮心棒体Bが突出しはじめる〔図2(a)参
照〕。次に新たな紙巻ロールRを紙巻ロール移送装置H
の紙巻ロール受ガイド20上に載置し〔図2(b)参
照〕、前位紙巻ロールRの後端部より突出した浮心棒体
Bを新たな紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 に挿通さ
せる〔図2(c)参照〕。このようにして、前位の紙巻
ロールRから完全に単位ロール紙Rnが製造され尽くす
と、新たな紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 に挿通ホ
ルダー体Aが挿通し、前述した工程が繰り返される〔図
2(d)参照〕。実際には、紙巻ロールRの両端は、耳
部として適宜の長さ切除されるように紙巻ロール移送装
置Hにて移送される。
【0024】次に、挿通ホルダー体Aに拡開部Cを設け
ていない実施例を使用した工程を説明すると、原紙であ
る紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 内に浮心棒体Bを
挿通して、この紙巻ロールRを紙巻ロール移送装置Hの
紙巻ロール受ガイド20上に載置し、次に図17(a)
乃至(c)に示すように、紙巻ロール心孔R1 内に挿通
ホルダー体A全体が挿通し、紙巻ロールRの端部が受座
2に当接し、次いで離間手段Dが作動して挿通ホルダー
体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとの間に離間
個所Lを形成し、該離間個所Lに切断刃体Fを入れて切
断作業を行うものである。
【0025】次に、本発明において使用する紙巻ロール
切断装置について説明する。まず挿通ホルダー体Aの自
由端Af側に拡開部Cが設けられた実施例については、
具体的な実施例は種々存在し、その第1実施例としては
空気圧により膨張可能な膨張体3を設けたものである
(図7乃至図12参照)。該膨張体3は、ゴム材又は弾
性を有する合成樹脂材から形成され、空気圧によって膨
張伸縮自在な風船状のものである。その挿通ホルダー体
Aの自由端Af側で略円筒状に直径方向に膨張するもの
であって、膨張体3の膨張により紙巻ロール心孔R1
内周側面を押圧支持するものである。
【0026】その膨張体3が膨張して、次第に紙巻ロー
ル心孔R1 の内周側面を押圧する状態は図7(b)に示
されている。その膨張体3への空気輸送は挿通ホルダー
体A内に空気輸送路4が形成され、その挿通ホルダー体
Aの固定端Asの外部に備えた空気注入機19により行
われる。また、該空気注入機19と後述する押圧体18
とが外部作動装置Jとして一体化されている。
【0027】その拡開部Cの別の実施例としては、図1
3(a)に示すように、前記挿通ホルダー体Aの自由端
Af側において直径方向に伸縮自在にとなるように円周
方向に所定間隔をおいて複数の拡開腕片5,5,…が形
成されている。該拡開腕片5,5,…は挿通ホルダー体
Aの軸芯に向かう性質の弾性が与えられている。そして
そのそれぞれの拡開腕片5,5,…の内面側に形成され
た傾斜ガイド5a,5a,…に挿通ホルダー体Aの軸方
向に沿って摺動自在に設けられたピストン体6が摺動し
つつ当接し、その拡開腕片5,5,…が拡開動作を行う
ものである。そして、拡開腕片5,5,…がピストン体
6によって拡開したときに、図14に示すように、紙巻
ロール心孔R1 を支持することができる。
【0028】さらに、挿通ホルダー体Aに拡開部Cが設
けられない実施例については、紙巻ロールRの紙巻ロー
ル心孔R1 に挿通し易いように、種々の加工がなされて
いる。その具体的な実施例としては、挿通ホルダー体A
のホルダー部1の自由端Af側の円周端縁は面取1aが
形成されたものである(図16,図17等参照)。さら
に、挿通ホルダー体Aの別の実施例としてはホルダー部
1が僅かにテーパー形成されたテーパー状円柱としたも
の等が存在する。
【0029】次に、挿通ホルダー体Aは、挿通ホルダー
体送り装置Eに支持固定されたものであって、その挿通
ホルダー体送り装置Eが移動することにより、挿通ホル
ダー体Aと紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 との軸芯
とが一致するように適正位置に設置するものである。そ
の挿通ホルダー体送り装置Eには普通複数の挿通ホルダ
ー体A,A,…が支持固定され、挿通ホルダー体送り装
置Eが駆動することにより挿通ホルダー体Aが移動し単
位ロール紙Rnを順次送りだすものである。その挿通ホ
ルダー体Aのホルダー部1の挿通ホルダー体送り装置E
との固定端As側には紙巻ロールRの端面を受ける受座
2が形成され、紙巻ロールRの端部側面が当接する(図
5参照)。また、前記拡開部Cにおけるピストン体6の
軸内には離間手段Dの出入体D1 が摺動自在に構成さ
れ、このピストン体6と出入体D1とがそれぞれ独立し
て作動するようになっている。
【0030】次に、挿通ホルダー体送り装置Eの具体的
な実施例としては、図3,図6に示すように、回転自在
な円板状に形成された回転円板体9がモータ等の原動機
及び減速機等を介して回転駆動するものであり、その挿
通ホルダー体Aは所定間隔をおいて固着され、その回転
円板体9が回転して所定位置で停止したときに挿通ホル
ダー体Aは常時所定個所にて停止するものである。
【0031】また、その挿通ホルダー体送り装置Eは、
図示しないが水平方向に移動自在な帯板状体とした実施
例が存在し、帯板状体に所定間隔に挿通ホルダー体A,
A,…が支持固定され、帯板状体が前記モータ等の原動
機及び減速機にて水平方向或いは垂直方向に移動するも
のである。
【0032】次に、浮心棒体Bは図4等に示すように、
紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1内に挿通可能とした
棒状として形成されたものであり、その棒状本体10の
軸径は紙巻ロール心孔R1 の内径に等しく(略等しいを
含む)形成されている。且つ紙巻ロール心孔R1 内を一
定以上の押圧力にて摺動することができるものである。
また、例えば、トイレットペーパー製造用の紙巻ロール
Rの長さは約1.7mのものである場合には、その浮心
棒体Bの長さは、約70cm乃至約1mに形成されてい
る。また、その浮心棒体Bは紙巻ロール心孔R1 に挿通
完了した状態で紙巻ロールRを適正に設置したときに、
前記挿通ホルダー体Aの自由端Afに対向する軸端を先
端Bfとし、他端側を後端Brと称する(図1,図2参
照)。先端Bfは直角(周囲に僅かな面取部が形成され
る。)に裁断され、その後端Brは先鋭状に形成されて
いる。
【0033】次に、離間手段Dは挿通ホルダー体Aの自
由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとの間に切断刃体Fが
通過自在となる離間個所Lを生じさせるものである。そ
の離間手段Dは前記挿通ホルダー体Aの自由端Af側或
いは浮心棒体Bの先端Bf側のいずれか一方に装着され
たものであり、その離間手段Dの実施例は種々存在し、
具体的には該離間手段Dを前記挿通ホルダー体A内を摺
動する出入体D1 としたものである。該出入体D1 には
種々の実施例が存在し、その第1実施例としては、挿通
ホルダー体A側に装着されたもので、図7(a),
(b)に示すように、ホルダー部1内に摺動自在な摺動
出入体15を設けたものである。該摺動出入体15はそ
の摺動軸杆部15cの軸端一方に突出押圧部15aが形
成され、他端側に被押圧部15bが形成されたものであ
る。
【0034】その摺動出入体15の突出押圧部15a
は、挿通ホルダー体Aの自由端Afから所定の寸法が突
出し離間個所Lを生じさせ、該離間個所Lに切断刃体F
が通過以前に引っ込むようになっている。その摺動出入
体15の引込みの構造としてはコイルスプリング等の弾
性体14が摺動軸杆部15cに装着されており、摺動出
入体15は被押圧部15bからの押圧が解除されること
で挿通ホルダー体A内に引き込むことができる。そし
て、突出押圧部15aの突出量が、図9(a),(b)
に示すように、離間個所Lの離間距離に等しくなるもの
である。また、被押圧部15bは挿通ホルダー体Aの固
定側端より前記挿通ホルダー体送り装置Eを介して外部
に突出するもので、後述する押圧体18によってその被
押圧部15bを押圧し、摺動出入体15を挿通ホルダー
体A内で摺動させて、突出押圧部15aを挿通ホルダー
体Aの自由端Afより突出させるものである。
【0035】その離間手段Dは、浮心棒体B側に装着さ
れる実施例も存在し、該実施例を述べると、図15
(a)及び(b)に示すように、浮心棒体Bの棒状本体
10の先端Bf側に軸方向に沿った収容穴10aが形成
され、該収容穴10a内にソレノイドコイル部16及び
可動鉄心摺動部17が装着されたものである。該実施例
では、浮心棒体Bの先端Bf側から可動鉄心摺動部17
の突出押圧部17aが突出するようになっている。
【0036】そのソレノイドコイル部16は棒状本体1
0の収容穴10a内に固着され、可動鉄心摺動部17は
前記ソレノイドコイル部16内を摺動自在に設けられて
いる。その可動鉄心摺動部17の突出押圧部17aの突
出量が前述同様に離間個所Lの離間距離に等しくなる。
また、上記ソレノイドコイル部16と可動鉄心摺動部1
7からなる離間手段Dを挿通ホルダー体A側に設けても
よい。
【0037】上述したように、離間手段Dは挿通ホルダ
ー体Aと浮心棒体Bとのいずれか一方に備えられ、挿通
ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとが
当接するとともに、離間手段Dの摺動出入体15或いは
可動鉄心摺動部17が動作する。次いで、その突出押圧
部15a或いは17aが挿通ホルダー体Aの自由端Af
或いは浮心棒体Bの先端Bfより突出し、挿通ホルダー
体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとを離間さ
せ、次いで、その突出押圧部15a或いは17aが元の
位置に戻って前述した離間個所Lには紙巻ロール心孔R
1 以外何の物体も存在しないようして、後述する切断刃
体Fが入り込み紙巻ロールRのみを切断することができ
る構造としたものである。また、離間手段Dの出入体D
1 には前記拡開部Cの実施例として空気圧により膨張す
る膨張体3を使用する場合においては、摺動出入体15
或いは可動鉄心摺動部17の内部に空気輸送路4が形成
されることになる(図7参照)。
【0038】その紙巻ロール移送装置Hは、紙巻ロール
Rを前記挿通ホルダー体Aの方向に移送させる役目をな
すものであり、紙巻ロール受ガイド20が設けられ、該
紙巻ロール受ガイド20の幅方向中央部分から紙巻ロー
ルRの送り方向に沿って送り駒21が移動自在に設けら
れている〔図19(a)及び(b)参照〕。該送り駒2
1は、チェーン駆動体22により駆動するものである。
その紙巻ロール受ガイド20上に紙巻ロールRの原紙が
載置され、チェーン駆動体22を始動させることで送り
駒21が紙巻ロールRを端部より押して移動させるもの
である。
【0039】次に、切断刃体Fには種々の実施例が存在
するが具体的には、図3,図6(b)に示すように、円
板状に形成された円板状切断刃30であり、その円板状
切断刃30は周囲が刃先となっており、モータ等の原動
機にて高速回転することにより前記紙巻ロールRを切断
するものである。さらに切断刃体Fの別の実施例では、
図6(c)に示すように、帯状刃31が使用されること
もある。上記円板状切断刃30或いは帯状刃31は前述
した挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端
Bfとの離間個所Lに向かって切断を行うものである。
【0040】さらに、ロール紙取外し装置Gは、図3に
示すように、挿通ホルダー体Aから単位ロール紙Rnを
取り外すものである。具体的な構造としては、図20
(a)に示すように、外し棒材40が往復動可能な空気
圧シリンダー装置等により駆動する取外し駆動部41に
装着されたものであって、前記挿通ホルダー体Aの受座
2及び挿通ホルダー体送り装置Eに貫通穴2a,2aが
形成されたものである。
【0041】その貫通穴2aに前記外し棒材40が遊挿
自在に設けられている。そのロール紙取外し装置Gは挿
通ホルダー体送り装置Eの裏面側(挿通ホルダー体Aの
装着側と反対側となる)配置され、紙巻ロールRが前記
切断刃体Fにより切断されて挿通ホルダー体Aに支持さ
れた単位ロール紙Rnを、その挿通ホルダー体Aが移動
してロール紙取外し装置Gの個所に達すると、該ロール
紙取外し装置Gが作動し、図20(b)に示すように、
前記外し棒材40が貫通穴2a,2aに挿入し、その外
し棒材40の先端が単位ロール紙Rnに当接し、挿通ホ
ルダー体Aから単位ロール紙Rnを外すものである。
【0042】
【発明の効果】請求項1おいては、紙巻ロール心孔R1
の内径に略等しく且つ前記紙巻ロール心孔R1 に挿通可
能な浮心棒体Bを紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1
挿通するとともに、紙巻ロール移送装置H上に配置して
紙巻ロールRを挿通ホルダー体Aの設置方向に移送し、
次いで前記紙巻ロール心孔R1 に挿通ホルダー体Aを挿
通させ、挿通ホルダー体Aの自由端Afと前記浮心棒体
Bの先端Bfとは適宜の離間手段Dを介して離間状態と
し、前記挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの
先端Bfとの離間部分に向けて切断刃体Fを入れて切断
してなる紙巻ロールの切断方法としたことにより、先ず
第1に長尺の紙巻ロールRの原紙から所定間隔に切断し
て単位ロール紙Rnを製造するときに、その切り口面の
形状を崩すことなく切断することができるし、第2に紙
巻ロールRから単位ロール紙Rnを切断作業を極めて効
率的に行うことができる等の優れた効果を奏する。
【0043】これらの効果を詳述すると、本発明き紙巻
ロールの切断方法では、その手順において、紙巻ロール
心孔R1 に浮心棒体Bを挿通して、該紙巻ロールRを挿
通ホルダー体Aに向けて送り、離間手段Dにより前記挿
通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfと
を所定間隔に離間個所Lを生じさせることにより、紙巻
ロールRの切断部分の両切り口面は一方の挿通ホルダー
体A側では、その挿通ホルダー体Aの自由端Afによっ
て、型崩れを防止することができ、また他方の切り口面
では浮心棒体Bの先端Bfにより切り口面の型崩れを防
止することができるものである。特に、浮心棒体Bを単
に紙巻ロールR内に浮かせておく状態にすることのみ
で、何らの制御をすることなく、整然とした加工ができ
ることが大きな利点である。
【0044】以上のように、紙巻ロールRの切断個所両
面に離間個所Lを介して挿通ホルダー体Aの自由端Af
及び浮心棒体Bの先端Bfが存在することで、切断刃体
Fの切断圧力で紙巻ロール心孔R1 が潰れることを防止
でき、良好な単位ロール紙Rnを提供することができ
る。特に、特に紙巻ロール心孔に厚紙等で形成した芯材
を設けず且つ従来の芯材と同一内径を有する紙巻ロール
Rの紙巻ロール心孔R1を潰さないで行うことができ
る。
【0045】請求項2においては、紙巻ロール心孔R1
の内径に略等しく且つ前記紙巻ロール心孔R1 に挿通可
能な浮心棒体Bを紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1
挿通するとともに、紙巻ロール移送装置H上に配置して
紙巻ロールRを挿通ホルダー体Aの設置方向に移送し、
次いで前記紙巻ロール心孔R1 に挿通ホルダー体Aを挿
通させ、挿通ホルダー体Aの自由端Afと前記浮心棒体
Bの先端Bfとは適宜の離間手段Dを介して離間状態に
するとともに挿通ホルダー体Aの自由端Af側に設けた
拡開部Cにより紙巻ロール心孔R1 内周側面を押圧支持
し、前記挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの
先端Bfとの離間部分に向けて切断刃体Fを入れて切断
してなる紙巻ロールの切断方法としたことにより、切断
刃体Fの切断作業を極めて安定した状態で行うことがで
きる。
【0046】即ち、挿通ホルダー体Aに拡開部Cを設け
たことで紙巻ロールRの紙巻ロール心孔R1 の内周側面
を押圧支持しつつ、切断刃体Fにより、その離間個所L
を切断することができるもので、これによって、切断作
業時には挿通ホルダー体Aの拡開部Cが紙巻ロールRを
動かないようにしっかり支持することができ、切断面の
均一性をなお一層良好にすることができる。
【0047】次に、請求項3においては、前記離間手段
Dは挿通ホルダー体A内を摺動自在な出入体D1 からな
り、挿通ホルダー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端
Bfとが当接後に出入体D1 が突出し、挿通ホルダー体
Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとの間に離間個
所Lを生じた後、出入体D1 が引き込むものとした紙巻
ロールの切断方法としたことにより、挿通ホルダー体A
の自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとの間の離間個所
Lの形成を正確に行うことができる。即ち、挿通ホルダ
ー体Aの自由端Afと浮心棒体Bの先端Bfとが一旦当
接し、その後に離間手段Dの出入体D1 が突出するため
に、その突出量がそのまま離間距離とすることができ、
出入体D1 の突出量を適正に設定しておくのみで、正確
な離間距離を有する離間個所Lを形成すくことができ
る。
【0048】次に、請求項4においては、前記離間手段
Dは挿通ホルダー体A内を摺動自在な出入体D1 からな
り、挿通ホルダー体Aと浮心棒体Bとの当接以前に出入
体D1 が突出し、所定の離間個所Lを生じた後、出入体
1 が引き込むことを特徴とした紙巻ロールの切断方法
としたことにより、離間個所Lにおける予め設定した離
間距離を極めて迅速且つ正確に生じさせることができ
る。即ち、その離間手段Dは出入体D1 が突出し、所定
の離間個所Lを生じた後、出入体D1 が引き込むことを
構成としたものであるから挿通ホルダー体Aの自由端A
fと浮心棒体Bの先端Bfとが接近して当接するときに
は出入体D1 により既に離間個所Lの離間距離が設定さ
れ、一連の動作を迅速にすることがでる。さらに出入体
1 が予め突出した状態とした工程ゆえに、出入体D1
が勢い良く飛び出して突出したときのように浮心棒体B
が弾かて挿通ホルダー体Aの自由端Afから離れ過ぎる
こと等の不都合な状態をなくすることができる。
【0049】次に、請求項5においては、前記挿通ホル
ダー体Aの自由端Af側に設けた拡開部Cにより紙巻ロ
ール心孔R1 内周側面を押圧支持することを挿通ホルダ
ー体Aの自由端Afと前記浮心棒体Bの先端Bfとは適
宜の離間手段Dを介して離間状態にする動作より先に行
う紙巻ロールの切断方法としたことにより、切断作業時
の適正状態を維持することができる。
【0050】上記効果を詳述すると、挿通ホルダー体A
の自由端Af側に設けた拡開部Cにより紙巻ロール心孔
1 内周側面を押圧支持することを挿通ホルダー体Aの
自由端Afと前記浮心棒体Bの先端とは適宜の離間手段
Dを介して離間状態にする動作より先に行うことで、一
旦、挿通ホルダー体Aに挿通した紙巻ロールRは、離間
手段Dが動作するより先に拡開部Cにより紙巻ロール心
孔R1 を押圧支持するもので、その後の離間手段Dによ
る離間作業等による衝撃に対して紙巻ロールRが挿通ホ
ルダー体Aから外れることなく、切断作業にもっとも適
した状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(e)は紙巻ロールを切断して単位
ロール紙を製造する工程を示す略示図
【図2】(a)乃至(d)は一つの紙巻ロールから単位
ロール紙を製造し、次の紙巻ロールを移送す状態を示す
略示図
【図3】本発明の全体を示す略示斜視図
【図4】浮心棒体を挿通した紙巻ロールが挿通ホルダー
体に向かっている状態を示す斜視図
【図5】本発明の構成を示す一部断面にした要部斜視図
【図6】(a)は本発明の構成を示す略示側面図 (b)は本発明の構成を示す略示正面図 (c)は切断刃体に帯状刃を使用した実施例の略示正面
【図7】(a)は拡開部が膨張しておらず、且つ出入体
が収まっている状態を示す挿通ホルダー体の縦断側面図 (b)は拡開部が膨張し、且つ出入体が突出している状
態を示す挿通ホルダー体の縦断側面図
【図8】(a)は挿通ホルダー体に浮心棒体を挿通した
紙巻ロールを送りだそうとする状態を示す要部縦断側面
図 (b)は浮心棒体を挿通した紙巻ロールの紙巻ロール心
孔に挿通ホルダー体を挿通完了した状態を示す要部縦断
側面図
【図9】(a)は挿通ホルダー体から出入体が突出して
挿通ホルダー体の自由端と浮心棒体の先端とを離間させ
た状態の要部縦断側面図 (b)は出入体を挿通ホルダー体内に収容させた状態を
示す要部縦断側面図
【図10】(a)は離間個所に切断刃体が入り込んだ状
態を示す要部縦断側面図 (b)は離間個所に切断刃体が入り込んだ状態を示す拡
大断面図
【図11】紙巻ロールの切断が完了し、挿通ホルダー体
には完成ロール紙が支持された状態を示す要部縦断側面
【図12】(a),(b),(c)は挿通ホルダー体か
ら予め出入体を突出させてから浮心棒体を挿通した紙巻
ロールを切断刃体にて切断するまでの工程を示す要部縦
断側面図
【図13】(a)は別の実施例の挿通ホルダー体の斜視
図 (b)は別の実施例の挿通ホルダー体の縦断側面図
【図14】別の実施例の挿通ホルダー体の拡開腕片が開
いた状態を示す斜視図
【図15】(a),(b)は浮心棒体側に離間手段を設
けた実施例にて紙巻ロールの切断を行う工程を示す要部
縦断側面図
【図16】(a)は浮心棒体を挿通した紙巻ロールが挿
通ホルダー体に向かっている状態及び挿通ホルダー体の
ホルダー部の形状の実施例を示す斜視図 (b)は挿通ホルダー体のホルダー部の表面形状の実施
例を示す斜視図
【図17】(a)は挿通ホルダー体に浮心棒体を挿通し
た紙巻ロールを送りだそうとする状態を示す要部縦断側
面図 (b)は浮心棒体を挿通した紙巻ロールの紙巻ロール心
孔に挿通ホルダー体を挿通完了した状態を示す要部縦断
側面図 (c)は出入体を挿通ホルダー体内に収容させた状態を
示す要部縦断側面図
【図18】(a),(b)は浮心棒体側に離間手段を設
けた実施例にて紙巻ロールの切断を行う工程を示す要部
縦断側面図
【図19】(a)は紙巻ロール移送装置の要部斜視図 (b)は紙巻ロール移送装置の送り駒が紙巻ロールの端
部に当接している状態を示す縦断正面図
【図20】(a)はロール紙取外し装置の一部断面にし
た平面図 (b)はロール紙取外し装置にて挿通ホルダー体から紙
巻ロールを取り外した状態を示す一部断面にした平面図
【図21】従来の切断装置にて製造された紙巻ロール完
成品の不良状態を示す斜視図
【図22】従来の切断装置にて紙巻ロールが切断される
状態を示す略示正面図
【符号の説明】
A…挿通ホルダー体 Af…自由端 B…浮心棒体 Bf…先端 D…離間手段 D1 …出入体 F…切断刃体 H…紙巻ロール移送装置 L…離間個所 R…紙巻ロール R1 …紙巻ロール心孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙巻ロール心孔の内径に略等しく且つ前
    記紙巻ロール心孔に挿通可能な浮心棒体を、紙巻ロール
    の紙巻ロール心孔に挿通するとともに、紙巻ロール移送
    装置上に配置して紙巻ロールを挿通ホルダー体の設置方
    向に移送し、次いで前記紙巻ロール心孔に挿通ホルダー
    体を挿通させ、挿通ホルダー体の自由端と前記浮心棒体
    の先端とは適宜の離間手段を介して離間状態とし、前記
    挿通ホルダー体の自由端と浮心棒体の先端との離間部分
    の紙巻ロールを切断刃体にて切断してなることを特徴と
    した紙巻ロールの切断方法。
  2. 【請求項2】 紙巻ロール心孔の内径に略等しく且つ前
    記紙巻ロール心孔に挿通可能な浮心棒体を紙巻ロールの
    紙巻ロール心孔に挿通するとともに、紙巻ロール移送装
    置上に配置して紙巻ロールを挿通ホルダー体の設置方向
    に移送し、次いで前記紙巻ロール心孔に挿通ホルダー体
    を挿通させ、挿通ホルダー体の自由端と前記浮心棒体の
    先端とは適宜の離間手段を介して離間状態にするととも
    に挿通ホルダー体の自由端側に設けた拡開部により紙巻
    ロール心孔内周側面を押圧支持し、前記挿通ホルダー体
    の自由端と浮心棒体の先端との離間部分の紙巻ロールを
    切断刃体にて切断してなることを特徴とした紙巻ロール
    の切断方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記離
    間手段は挿通ホルダー体内を摺動自在な出入体からな
    り、挿通ホルダー体の自由端と浮心棒体の先端とが当接
    後に出入体が突出し、挿通ホルダー体の自由端と浮心棒
    体の先端との間に離間個所を生じた後、出入体が引き込
    むことを特徴とした紙巻ロールの切断方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、前記離
    間手段は挿通ホルダー体内を摺動自在な出入体からな
    り、挿通ホルダー体と浮心棒体との当接以前に出入体が
    突出し、所定の離間個所を生じた後、出入体が引き込む
    ことを特徴とした紙巻ロールの切断方法。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記挿通ホルダー体
    の自由端側に設けた拡開部により紙巻ロール心孔内周側
    面を押圧支持することを挿通ホルダー体の自由端と前記
    浮心棒体の先端とは適宜の離間手段を介して離間状態に
    する動作より先に行うことを特徴とした紙巻ロールの切
    断方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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