JP2013158256A - 刈取収穫機 - Google Patents

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山形  浩司
Shinroku Nakajima
伸六 中島
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Abstract

【課題】搭乗運転部を走行車体の前部側で且つ高い位置に備えるようにしながらも、走行車体の構造の簡素化を図ることが可能となる刈取収穫機を提供する。
【解決手段】左右一対の走行装置を備えた走行車体に、搭乗運転部と、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部とが備えられ、走行車体の前部に、前後方向に延びる左右一対の前後向きフレーム17R,17Lと、この左右一対の前後向きフレーム17R,17L夫々から立設された左右一対の縦フレームFtとが備えられ、左右一対の縦フレームFtの上端部にて搭乗運転部が支持され、刈取搬送部が、左右一対の縦フレームFtの間で且つ搭乗運転部の下方側に位置する状態で備えられる。
【選択図】図8

Description

本発明は、左右一対の走行装置を備えた走行車体に、搭乗運転部と、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部とが備えられている刈取収穫機に関する。
従来の刈取収穫機の一例として、左右一対の走行装置として左右一対の前輪と左右一対の後輪とを備えた4輪式の走行車体を有する収穫機において、搭乗運転部及び駆動用のエンジン等の車体を構成する主要な構成要素を載置支持する平面視で略矩形状の機台が備えられ、その機台が下方に向けて一体的に延設された複数の縦フレーム部を介して左右一対の走行装置に支持されるように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では示されていないが、刈取収穫機としてコンバインに適用する場合には、機台上に脱穀装置や穀粒タンク等の大重量の装置を載置支持することになる。
特開昭61−215110号公報
搭乗運転部は、刈取作業状況を目視しやすくするために、走行車体の前部側で且つ高い位置に備える必要があるが、上記従来構成では、搭乗運転部を機台にて支持する構成となっており、搭乗運転部を機台に支持させるために機台を高い位置に備える必要がある。しかし、機台は、搭乗運転部以外の車体の主要な構成要素を載置支持するものであるから大きな荷重を有するものであり、このような大きな荷重を支持する機台を複数の縦フレーム部にて支持するので、次のような不利がある。
すなわち、刈取収穫機は凹凸の多い作業地を走行するので、複数の縦フレームに対して大きな荷重を支持する機台側から車体前後方向や車体横幅方向に沿う力が掛かる場合があり、そのような力が加わると縦フレームと機台部分との接続部分が損傷し易いおそれがある。又、剛性を高めるためには、縦フレームの個数を多くさせたり、縦フレームと機台部分との連結部分の強度を向上させるために特別な構造を付加する必要があり、走行車体の構造が複雑になる不利があった。
本発明の目的は、搭乗運転部を走行車体の前部側で且つ高い位置に備えるようにしながらも、走行車体の構造の簡素化を図ることが可能となる刈取収穫機を提供する点にある。
本発明に係る刈取収穫機は、左右一対の走行装置を備えた走行車体に、搭乗運転部と、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部とが備えられているものであって、その第1特徴構成は、前記走行車体の前部に、前後方向に延びる左右一対の前後向きフレームと、この左右一対の前後向きフレーム夫々から立設された左右一対の縦フレームとが備えられ、前記左右一対の縦フレームの上端部にて前記搭乗運転部が支持され、前記刈取搬送部が、前記左右一対の縦フレームの間で且つ前記搭乗運転部の下方側に位置する状態で備えられている点にある。
第1特徴構成によれば、走行車体の前部において、前後方向に延びる左右一対の前後向きフレームが設けられ、この左右一対の前後向きフレーム夫々から左右一対の縦フレームが立設されて、左右一対の縦フレームの上端部にて搭乗運転部が支持される。このように構成することで、走行車体の前部側で且つ高い位置に搭乗運転部を備えることができる。
左右一対の縦フレームは、搭乗運転部を支持するものであり、搭乗運転部以外の他の装置を支持するものではなく、比較的簡素な構成であっても搭乗運転部を支持するのに充分な支持強度を備えさせることができる。尚、搭乗運転部以外の他の装置は、左右一対の前後向きフレームあるいは他のフレーム等によって支持される。
又、刈取搬送部が、左右一対の縦フレームの間で且つ搭乗運転部の下方側に位置する状態で備えられる。つまり、上述したように走行車体の前部側で且つ高い位置に搭乗運転部を備えるために備えられる左右一対の縦フレームの間で且つ搭乗運転部の下方側に形成される空間を有効利用して、刈取搬送部を配備することができ、走行車体の外形寸法を大型化して車体全体の構造を複雑にすることを回避し易いものとなる。
従って、搭乗運転部を走行車体の前部側で且つ高い位置に備えるようにしながらも、走行車体の構造の簡素化を図ることが可能となる刈取収穫機を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、前記左右一対の前後向きフレームが前記左右一対の走行装置の車体横幅方向内方側に備えられている点にある。
第2特徴構成によれば、左右一対の前後向きフレームが左右一対の走行装置の車体横幅方向内方側に備えられるから、左右一対の前後向きフレームを左右一対の走行装置に支持させることにより、走行装置に備えられる搭乗運転部以外の他の装置の重量のうち少なくとも前部側の重量を、左右一対の前後向きフレームを介して左右の走行装置にて支持させることができる。
本発明の第3特徴構成は、前記搭乗運転部が、正面視において前記左右一対の走行装置夫々の上方箇所に亘って設けられている点にある。
第3特徴構成によれば、左右一対の走行装置夫々の上方側の空間を有効に利用して、搭乗運転部を左右一対の走行装置夫々の上方箇所に亘る幅広に構成することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記搭乗運転部が、その前端部を前記左右一対の前後向きフレームの前端部よりも車体前方側に変位させた前方突出状態で設けられている点にある。
第4特徴構成によれば、搭乗運転部が左右一対の前後向きフレームの前端部よりも前方に向けて突出する状態で設けられるので、搭乗運転部が車体前方側の作物刈取箇所に近づくので、搭乗運転部にて運転している運転者が機体前方側の刈取搬送部による刈取作業状況を確認し易いものとなる。
本発明の第5特徴構成は、前記搭乗運転部は、キャビンにより覆われている点にある。
第5特徴構成によれば、搭乗運転部がキャビンにより覆われるので、刈取作業に伴って発生する細かなワラ屑等の塵埃が搭乗運転部に飛散することがなく、運転者は操作環境がよい状態で運転を行うことができる。
本発明の第6特徴構成は、前記刈取搬送部が、車体横幅方向において、車体横幅方向中央に対して変位した位置に配備されている点にある。
第6特徴構成によれば、刈取搬送部は、左右一対の縦フレームの間で且つ前記搭乗運転部の下方側に位置する状態で、車体横幅方向において車体横幅方向中央に対して変位する状態で備えられることになる。つまり、左右一対の縦フレームの間で且つ搭乗運転部の下方側における刈取搬送部が変位している側とは反対側箇所に、大きめの空き領域が形成されることになり、その空き領域を利用して種々の装置を備えさせることができる。
本発明の第7特徴構成は、前記走行車体にエンジンが配備されており、前記刈取搬送部は、車体横幅方向において、前記エンジンとは反対側に変位した位置に配備されている点にある。
第7特徴構成によれば、刈取搬送部が車体横幅方向においてエンジンとは反対側に変位した位置に配備されるから、上記したような空き領域にエンジンからの動力が伝えられる伝動系の装置を備える構成であれば、伝動構造を簡素なものにし易い利点がある。
本発明の第8特徴構成は、トランスミッションが前記搭乗運転部の下方に配備されており、前記トランスミッションは、前記刈取搬送部と前記縦フレームとの間に配備されている点にある。
第8特徴構成によれば、左右一対の縦フレームの間で且つ搭乗運転部の下方側に形成される空間を有効利用してトランスミッションを配備することができる。又、トランスミッションが刈取搬送部と縦フレームとの間に配備されるので、刈取搬送部が刈高さを変更するために昇降自在に設けられる構成とする場合であっても、刈取搬送部の昇降操作の邪魔になることがない状態でトランスミッションを配備することができる。
本発明の第9特徴構成は、前記左右一対の走行装置が左右一対の前輪と左右一対の後輪とで構成されている点にある。
第9特徴構成によれば、左右一対の前輪と左右一対の後輪とにより走行装置が構成され、前輪あるいは後輪を縦軸芯周りで揺動させて操向操作することにより小回り旋回させることが可能となり、作業地にて収穫作業を行なっているような場合に旋回走行を行い易いものになる。
本発明の第10特徴構成は、前記縦フレームが、前記左右一対の前輪の車体横幅方向内方側にて立設された内側フレーム体と、前記左右一対の前輪の車体後方側にて立設された外側フレーム体とを備えて構成されている点にある。
第10特徴構成によれば、縦フレームが、左右一対の前輪の車体横幅方向内方側にて立設された内側フレーム体と、左右一対の前輪の車体後方側にて立設された外側フレーム体という立設される位置が互いに異なるフレーム体を備えて構成されるから、縦フレーム全体として充分な支持強度を有するものでありながら、上記各フレーム体の構造を簡素なものにできる。
すなわち、内側フレーム体は前輪の車体横幅方向内方側箇所から立設され、外側フレーム体は前輪の車体後方側箇所から立設されるのであり、それら内側フレーム体と外側フレーム体とは上部にて連結されることにより縦フレームを構成するので、側面視で略三角形状の支持構造体を形成することになり、上記各フレーム体の構造を簡素なものにしても、強固に搭乗運転部を支持することができるのである。
本発明の第11特徴構成は、前記内側フレーム体は、前記左右一対の前輪の車軸に支持されている点にある。
第11特徴構成によれば、内側フレーム体が左右一対の前輪の車軸に支持されるので、搭乗運転部の重量を内側フレーム体及び車軸を介して前輪にて直接に支持させることができる。その結果、左右一対の前後向きフレームの支持強度を必要以上に高める必要がなく、構成の簡素化を図ることが可能となる。
本発明の第12特徴構成は、前記左右一対の前後向きフレームに車体幅方向横外側に延びる張り出しフレームが設けられており、前記外側フレーム体は、前記張り出しフレームに支持されている点にある。
第12特徴構成によれば、内側フレーム体を支持する左右一対の前後向きフレームから車体幅方向横外側に延びる状態で張り出しフレームが設けられ、外側フレーム体がその張り出しフレームにて支持される。このように、左右一対の前後向きフレームから車体幅方向横外側に延びる張り出しフレームに外側フレーム体を支持させるようにしたので、左右夫々の前輪と左右夫々の後輪との間の前後中間の空間を利用して、外側フレーム体を強固に支持させることができる。
本発明の第13特徴構成は、前記外側フレーム体は、前記内側フレーム体に連結されている点にある。
第13特徴構成によれば、外側フレーム体と内側フレーム体とが連結されるので、それらが一体的に連結されて構造体を構成することで、上記各フレーム体が夫々単独で搭乗運転部を支持するものに比べて、縦フレーム全体としての支持強度が大きいものでありながら、各フレーム体の構成を簡素にできる。
本発明の第14特徴構成は、前記内側フレーム体が、前記左右一対の前後向きフレームから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体と、前記左右一対の前後向きフレームから直上方に向けて立設された直立状内側フレーム体とで構成され、前記傾斜状内側フレーム体の上端部と前記直立状内側フレーム体の上端部とが前後向き連結体にて連結されている点にある。
第14特徴構成によれば、左右一対の前後向きフレームから車体前方上方に向けて傾斜状内側フレーム体が立設され、左右一対の前後向きフレームから直上方に向けて直立状内側フレーム体が立設されて、それらの傾斜状内側フレーム体の上端部と直立状内側フレーム体の上端部とを前後向き連結体にて連結して、内側フレーム体が構成される。
このように、内側フレーム体が、傾斜状内側フレーム体、直立状内側フレーム体、及び、連結体を、側面視で略三角形状に一体的に連結して構成されるので、トラス構造に相当する構造体を形成して大きな支持強度を有する。
従って、内側フレーム体は、全体として充分な支持強度を有するものでありながら、各フレーム体及び連結体夫々の構造を簡素なものにできる。
本発明の第15特徴構成は、前記外側フレーム体は、前記直立状内側フレーム体に連結されている点にある。
第15特徴構成によれば、直立状内側フレーム体は直上方に向けて立設されるものであるから、搭乗運転部の重量を前後向きフレームに対して略直下方に向けてそのまま受け止め支持するものであり、内側フレーム体のうちで主要な強度メンバーとなるものであるが、外側フレーム体がこの直立状内側フレーム体に連結されるので、縦フレーム全体としての支持強度を充分大きなものにできる。
本発明の第16特徴構成は、前記外側フレーム体は、前記直立状内側フレーム体に左右向きの連結体によって連結されている点にある。
第16特徴構成によれば、外側フレーム体と直立状内側フレーム体とが左右向きの連結体によって連結される。この左右向きの連結体を利用して搭乗運転部を支持する構成にすると、搭乗運転部を支持する箇所を連結体の左右方向の幅のうちのいずれか任意の位置に設定することができ、搭乗運転部を左右方向に広い範囲で安定した状態で支持させることが可能となる。
コンバインの右側全体側面図である。 コンバインの左側全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 コンバインの全体背面図である。 コンバインの全体正面図である。 フレーム構造を示す斜視図である。 フレーム構造を示す平面図である。 フレーム構造を示す斜視図である。 フレーム構造を示す背面図である。 車体前部のフレーム構造を示す平面図である。 フレーム構造を示す正面図である。 フレーム構造を示す側面図である。 エンジンの吸排気構造を示す図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る刈取収穫機をコンバインに適用した場合について説明する。
図1〜図3に示すように、コンバインは、左右一対の操向不能な前輪1と左右一対の操向操作可能な後輪2とを備えた走行車体3の前部に、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部4が昇降用アクチュエータとしての刈取昇降シリンダ5により横向き支点P1周りで駆動昇降自在に支持され、走行車体3には、前部側にキャビン6にて覆われた搭乗運転部7、刈取搬送部4にて刈り取られた作物の脱穀処理を行う脱穀部8、その脱穀部8にて脱穀処理されて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク9、駆動用のエンジン10等が備えられている。又、走行車体3の左右両側部はカバー体62にて覆われる構成となっている。
刈取搬送部4は、植立する作物を刈り取ったのち刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める刈取部11と、刈り取られて中央に寄せ集められた作物を機体後方の脱穀部8に向けて搬送するフィーダ12とを備えて構成されている。
図3に示すように、刈取部11は、作物の株元を切断して刈り取るバリカン型の刈刃13、刈り取った作物を刈幅方向の中央部に寄せ集める横送りオーガ14、刈取対象となる作物の穂先側を後方に向けて掻込む回転リール15等を備えて構成されている。フィーダ12は、図示はしないが、角筒状のフィードケース内に、前後方向に亘って左右一対の無端回動チェーンが巻回張設され、左右の無端回動チェーンにわたり周方向に沿って適宜間隔をあけて搬送体を架設してあり、搬送体によって刈取部11から受け渡された作物を後方上方に向けて搬送するように構成されている。
次に、走行車体3における車体支持構造について説明する。
図6〜図8に示すように、走行車体3の車体フレームFは、走行車体3の左右両側に位置し且つ走行車体3の前後方向にわたって延びる状態で配備された複数の前後向きフレーム体17、及び、走行車体3の横方向に沿って延びる複数の横向きフレーム体18を備えて構成されている。
具体的には、複数の前後向きフレーム体17の一例として、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lが備えられ、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、夫々、断面形状が略コの字形に形成されて、車体側面視で左右前輪1の略中心部に相当する位置から左右後輪2の略中心部に相当する位置まで車体前後方向の全長にわたって長く延びる状態で備えられている。
図9に示すように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、夫々、断面形状が略コの字形に形成されて、車体側面視で左右前輪1の略中心部に相当する位置から左右後輪2の略中心部に相当する位置まで車体前後方向の略全長にわたって長く延びる状態で備えられている。
又、一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、一対の前輪1及び一対の後輪2よりも車体横幅方向内方側に位置する状態で備えられ、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体横幅方向の中央部CLから前後向きフレーム体(17R又は17L)までの車体横幅方向の間隔L1が、前後向きフレーム体(17R又は17L)と前輪1及び後輪2との間での車体横幅方向の間隔(L2,L3)よりも大になるように構成されている。
すなわち、図9に示すように、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体横幅方向の中央部CLから前後向きフレーム体(17R又は17L)までの車体横幅方向の間隔L1が、左右の前後向きフレーム体(17R又は17L)と左右の前輪1との間での車体横幅方向の間隔L2よりも大となり、又、前記車体横幅方向の中央部CLから前後向きフレーム体(17R又は17L)までの車体横幅方向の間隔L1が、左右の前後向きフレーム体(17R又は17L)と左右両側の後輪2との間での車体横幅方向の間隔L3よりも大となるように構成されている。
このように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、走行車体3の横幅方向に広い間隔をあける状態で且つ左右両側の前輪1及び後輪2に極力近づけた状態で配備されている。
図7及び図8に示すように、複数の横向きフレーム体18として、走行車体3の横方向に沿って延びる状態で且つ前後方向に間隔をあけた状態で6個の横向きフレーム体18a〜18fが備えられ、これらの横向きフレーム体18a〜18fと一対の前後向きフレーム体17R,17Lとを平面視で格子状に組み合わせて車体フレームFが構成されている。
一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体前端部同士が、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうちの車体前後方向の最前部に位置する前部側横向きフレーム体18aによって連結されており、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの車体後端部同士が、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうちの車体前後方向の最後部に位置する後部側横向きフレーム体18fによって連結されている。
又、車体フレームFは、車体前後方向において前輪1と後輪2との間に位置する箇所に、一対の前後向きフレーム体17R,17Lから車体横幅方向外方側に張り出す張り出しフレーム部Fhを備えて構成されている。
すなわち、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうち、前輪1と後輪2との間に位置する3本の横向きフレーム体18c〜18eが、前後向きフレーム体17R,17Lから車体横幅方向外方側に張り出すように構成され、これらの張り出し型の横向きフレーム体18c〜18eにおける前後向きフレーム体17R,17Lから車体横幅方向外方側に張り出す部分が前記張り出しフレーム部Fhを構成している。
図7に示すように、3本の張り出し型の横向きフレーム体18c〜18eのうち、車体前部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18dにおける右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhに支持される状態でエンジン10が配備されている。
具体的に説明すると、図8及び図9にも示すように、車体前部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18dの右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhの上部、及び、右側の前後向きフレーム体17Rの上部にわたってエンジン10が搭載されて支持される構成となっている。そして、2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18dの外方側端部同士を前後向き連結フレーム体19にて連結する構成となっており、この前後向き連結フレーム体19の後端部と右側の前後向きフレーム体17Rとの間が補強用フレーム体20が連結されている。
このように右側の前後向きフレーム体17R、2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d、前後向き連結フレーム体19、補強用フレーム体20等によって、充分な支持強度を有する状態でエンジン10を支持する構成となっている。ちなみに、補強用フレーム体20の下面側には縦向きの面を備えた補強リブ21が設けられている。
3本の張り出し型の横向きフレーム体18c〜18eのうちの車体後部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18d,18e同士の間は、車体前部に位置する2本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d同士の間隔よりも広くなるように設けられている。
図7に示すように、前部側横向きフレーム体18aの左右両側端部に、左右両側の前輪1に動力を伝達するための駆動用の前輪駆動ケース22が各別に固定連結され、この前輪駆動ケース22は、エンジン10の動力がトランスミッションMを介して伝達され、前輪1を駆動回転自在且つ操向不能な状態で支持する構成となっている。従って、前部側横向きフレーム体18aの左右両側端部にて、左右一対の前輪1が駆動回転自在に且つ操向不能な状態で支持される構成となっている。図12の記載から明らかなように、前部側横向きフレーム体18aは、左右の前輪1の車軸に相当する部材であるということができる。
図5に示すように、刈取搬送部4におけるフィーダ12がキャビン6の下方に配備されており、そのフィーダ12が、車体横幅方向中央に対して、車体横幅方向左側、つまり、エンジン10が配備される側とは反対側に変位した位置に配備されている。又、トランスミッションMは、キャビン6の下方に位置する状態で、且つ、刈取搬送部4におけるフィーダ12に対して進行方向視で右側(図5では左側)に位置する状態で配備されている。
図4に示すように、左右一対の後輪2を支持する後車軸ケース23が、後部側横向きフレーム体18fに対して車体前後軸芯X1周りで揺動自在に支持されている。つまり、車体横方向に延びる円筒状の後車軸ケース23の左右両側部に左右の後輪2が縦軸芯Y1周りで操向揺動自在に支持されるとともに、後車軸ケース23の左右中間部が後部側横向きフレーム体18fに備えられた支持ブラケット25に対して車体前後軸芯X1周りで揺動自在に枢支連結されている。従って、左右の後輪2は後車軸ケース23と一体的に車体前後軸芯X1周りで揺動自在に支持される構成となっている。
図8に示すように、後車軸ケース23は、後部側横向きフレーム体18fの下方側に位置する状態で備えられており、一対の前後向きフレーム体17R,17Lにおける後部側横向きフレーム体18fが架設連結される車輪支持部H1は、それよりも車体前部側に位置して後車軸ケース23と略同じ高さに位置する本体部H2に対して、上方側に位置するように形成されている。すなわち、一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、後車軸ケース23と略同じ高さに位置する本体部H2と、後車軸ケース23の上方側に位置するように本体部H2から後方上方に延設された車輪支持部H1とを備えて構成されている。
図7及び図8に示すように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lの左右中間部において、車体後部側に位置する2本の横向きフレーム体18d,18e同士にわたって、前後向きの補助フレーム体26が架設連結されている。そして、左側の前後向きフレーム体17L、補助フレーム体26、三本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d,18eの夫々により載置支持される状態で脱穀部8が備えられている。この脱穀部8は、エンジン10の左横側方に位置する状態で、その横幅方向中心が走行車体3の横幅方向中心よりも左側に変位した状態で備えられている。
従って、エンジン10が一対の前後向きフレーム体17R,17Lのうち一方(右側)の前後向きフレーム体17Rに支持され、脱穀部8が一対の前後向きフレーム体17R,17Lのうち他方(左側)の前後向きフレーム体17Lに支持される構成となっている。
図9に示すように、穀粒タンク9は、脱穀部8の上方に位置する状態で且つ脱穀部8の上方並びにエンジン10を含む右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhの上方にわたる横方向に幅広に構成されている。そして、図8に示すように、右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhに相当する箇所において、車体フレームFから立設する状態で延設されたタンク支持用フレーム体27により支持される構成となっている。
図7及び図8に示すように、タンク支持用フレーム体27は、補強用フレーム体20における横外方側箇所と機体内方側箇所(右側の前後向きフレーム体17Rとの連結箇所)、及び、車体最後部に位置する張り出し型の横向きフレーム体18eにおける横外方側箇所と機体内方側箇所(右側の前後向きフレーム体17Rとの連結箇所)の夫々(4箇所)に設けられ、穀粒タンク9は、これら4本のタンク支持用フレーム体27によって支持される構成となっている。尚、車体最後部に位置する張り出し型の横向きフレーム体18eの下部には、補強用フレーム体20と同様な補強リブ28が設けられている。
刈取搬送部4を昇降駆動する刈取昇降シリンダ5の基端部が車体フレームFの車体前部側箇所に支持されている。
すなわち、図10及び図11に示すように、6個の横向きフレーム体18a〜18fのうち、前部側から2番目に位置する横向きフレーム体18bが、一対の前後向きフレーム体17R,17Lの下面側に位置して、それら一対の前後向きフレーム体17R,17L同士を連結する構成となっており、その横体横幅方向の途中部から機体前方に向けてシリンダ用ブラケット29が固定延設されている。このシリンダ用ブラケット29の前端部に刈取昇降シリンダ5の基端部が横軸芯P2周り(図12参照)で揺動自在に枢支連結されている。
シリンダ用ブラケット29は、前部側横向きフレーム体18aから斜め下方に延設された補強部材30が連結固定されるとともに、左側の前後向きフレーム体18Lから横向きに延設された補強部材31が連結固定されて、支持強度を向上させるようにしてあり、刈取搬送部4の重量を良好に受け止め支持することができるように構成されている。
車体フレームFが上記したように構成されることから、図7に示すように、車体フレームFは、一対の前後向きフレーム体17R,17Lと張り出しフレーム部Fhとにより、平面視で走行車体3の四隅に対応する位置に凹入部Qが形成される状態で設けられることになり、この凹入部Qに、左右の前輪1及び左右の後輪2が夫々配備される構成となっている。
次に、キャビン6にて覆われる搭乗運転部7の支持構造について説明する。
図6及び図8に示すように、走行車体3の前部において、車体フレームFにおける左右一対の前後向きフレーム体17R,17L夫々から立設された左右一対の縦フレームFtが備えられ、左右一対の縦フレームFtの上端部にて搭乗運転部7(キャビン6)が支持される構成となっている。左右一対の縦フレームFtは、夫々、左右一対の前輪1の車体横幅方向内方側にて立設された内側フレーム体33と、左右一対の前輪1の車体後方側にて立設された外側フレーム体34とを備えて構成されている。
前記内側フレーム体33について説明する。
左右両側の内側フレーム体33は、夫々、車体フレームFにおける前後向きフレーム体17R,17Lから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体33Aと、前後向きフレーム体17R,17Lから直上方に向けて立設された直立状内側フレーム体33Bとで構成されている。又、傾斜状内側フレーム体33Aの上端部と直立状内側フレーム体33Bの上端部とが前後向き連結体37にて連結されている。
説明を加えると、図12に示すように、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lの前部側箇所に一体的に連結された取付ブラケット38R,38Lの夫々から上方に向けて延びる状態で3本の内側フレーム体33が固定立設されている。
3本の内側フレーム体33のうち前後方向の中間に位置する内側フレーム体33は、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lから直上方に向けて立設された直立状内側フレーム体33Bにて構成され、残りの2本の内側フレーム体33は、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体33Aにて構成されている。
そして、図11にも示すように、3本の内側フレーム体33の上端部同士が車体前後方向に延びる前後向き連結体37によって一体的に連結固定されている。前後向き連結体37はチャンネル材にて構成され、そのコの字形の内部空間に3本の内側フレーム体33が嵌り込み一体的に連結される構成となっている。
図12に示すように、前部側の2本の内側フレーム体33は、下部が連結されており、そのうちの後部側に位置する直立状内側フレーム体33Bが直上方に向けて立設され、前部側に位置する傾斜状内側フレーム体33Aが上方に向かうほど前方に向かう傾斜姿勢になり、それら2本の内側フレーム体33(33A,33B)が上方に向かうほど離間するような状態で設けられている。又、後端側の内側フレーム体33(後部側の傾斜状内側フレーム体33A)は、下部の取り付け位置が直立状内側フレーム体33Bよりも後方側に離間した位置であり、上方に向かうほど直立状内側フレーム体33Bの上端部に近づくように斜め姿勢となるように設けられている。
直立状内側フレーム体33B、前部側の傾斜状内側フレーム体33A、及び、前後向き連結体37によって側面視で略三角形が形成されており、又、後部側の傾斜状内側フレーム体33A、直立状内側フレーム体33B、及び、前後向きフレーム体17R,17Lの前部側箇所に一体的に連結された取付ブラケット38R,38Lとによって、側面視で略三角形が形成されており、これらの各フレーム体によりトラス構造に相当するような支持構造が形成されている。従って、充分な支持強度を有する状態で搭乗運転部7(キャビン6)が支持される構成となっている。
図12に示すように、内側フレーム体33のうち、直立状内側フレーム体33B及び前部側の傾斜状内側フレーム体33Aは、左右一対の前輪1の車軸に相当する前部側横向きフレーム体18aの近傍に支持されることになる。
次に、外側フレーム体34について説明する。
図10、図11及び図12に示すように、左右両側の外側フレーム体34は、夫々、3本の張り出し型の横向きフレーム体18c,18d,18eのうちの車体最前部に位置する横向きフレーム体18cの横幅方向の両端部に連結ブラケット39を介して下端部が連結され、その下端部から車体前方上方に向けて略円弧状に屈曲させた状態で延設する状態で設けられている。
外側フレーム体34の上端部には、車体前後方向に沿って延びる角筒状の前後向き連結部材40が固定され、この前後向き連結部材40の車体前後方向両側部と前後向き連結体37とにわたって前後一対の横向き連結部材41が架設連結されている。そして、この横向き連結部材41に対して左右両側で各2箇所ずつ合計4箇所にて、クッション材42を介して搭乗運転部7(キャビン6)が支持される構成となっている。
このように、外側フレーム体34と内側フレーム体33とが、前後向き連結部材40、前後一対の横向き連結部材41、及び、前後向き連結体37の夫々によって一体的に連結されて、縦フレームFtが構成されており、キャビン6は、左右一対の前後向きフレーム体17R、17L夫々から立設された左右一対の縦フレームFtの上端部にて支持される構成となっている。
上述したように、縦フレームFtとして、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体33Aを備える構成としてあり、図12に示すように、搭乗運転部7(キャビン6)が、その前端部を左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lの前端部よりも車体前方側に変位させた前方突出状態で設けられる構成となっている。
又、図12の記載から明らかなように、内側フレーム体33は、左右一対の前輪1の車軸に支持される
このように搭乗運転部7(キャビン6)が、左右両側の縦フレームFtによってその下方側に空間が形成される状態で支持されており、刈取搬送部4におけるフィーダ12が左右両側の縦フレームFtの間であって且つ搭乗運転部7(キャビン6)の下方側箇所を通して刈り取った作物を後方に搬送するように構成されている。
図1及び図2に示すように、キャビン6には、車体前方外方側及び車体横幅方向外方側を照明する照明装置としての複数の照明ランプ43が備えられている。
図5に示すように、キャビン6の前面部の下部には、左右両側に2個ずつ合計4個の車体前方側の遠方を照らす前方照射ランプ43aが設けられ、キャビン6の前面部の上部には、左右両側に2個ずつ合計4個の車体前方の刈取対象箇所を照らす刈取箇所照射ランプ43bが設けられている。そして、キャビン6の左右側面部における前側上部箇所には、夫々、1個ずつ車体横幅方向外方側を照明する側方照射ランプ43cが設けられている。
図5に示すように、搭乗運転部7(キャビン6)は、正面視において左右一対の前輪1夫々の上方箇所に亘って設けられており、キャビン6における右側(車体横幅方向一方側の一例)のドア44よりも外側箇所にステップ部45が備えられ、キャビン6における左側(車体横幅方向他方側の一例)の端部位置6Lと走行車体3の左側の端部位置3Lとが、車体横幅方向で略同じ位置に設定され、且つ、ステップ部45における右側の端部位置45Rと走行車体3の右側の端部位置3Rとが、車体横幅方向で略同じ位置に設定されている。キャビン6における左側のドア46よりも外側箇所には、車体外方から搭乗運転部7に対して運転者が乗り降りするための乗降用の梯子60が設けられている。
そして、図3に示すように、キャビン6における右側の乗降用のドア44が車体前部側の縦向き揺動支点Y2周りで開閉自在に設けられ、キャビン6における左側の乗降用のドア46が車体後部側の縦向き揺動支点Y3周りで開閉自在に設けられている。
キャビン6には、左右両側部に後方確認用のサイドミラー47が備えられており、このサイドミラー47は、角度調節自在であり、作業状況に応じて角度を調節できるようになっている。そのうち、ステップ部45が設けられていないキャビン6の左側のサイドミラー47は、左側のドア46が車体後部側の縦向き揺動支点Y3周りで開閉自在であることから、搭乗運転部7からドア46をあけた状態で調節作業を行える。一方、キャビン6の右側のサイドミラー47は、ドア44を開けた状態で調節することはできないが、ドア44を締めて作業者がステップ部45上を移動することで作業を行える。
上述したように、エンジン10は、右側外方側に張り出している張り出しフレーム部Fhの前側部分に支持されており、キャビン6の車体後方下方側に位置する状態で配備される構成となっている。
そして、エンジン10の排気ガスが通流する排気管49、及び、エンジン10に吸気される燃焼用の空気が通流する吸気管50が、キャビン6の後側面6Aに沿って上下方向に延びる状態で、且つ、排気管49の上端に形成された排気ガス排出部51を吸気管50の上端に形成された空気取り入れ部としてのプレクリーナ52よりも上方に離間して位置させた状態で備えられている。
又、図3に示すように、脱穀部8から穀粒を穀粒タンク9に搬送する穀粒搬送装置53が、穀粒タンク9とキャビン6との間に位置する状態で備えられ、その穀粒タンク9とキャビン6との間において、穀粒搬送装置53における機体横幅方向の右側方箇所に排気管49及び吸気管50が備えられている。
具体的には、図13に示すように、エンジン10の排気をエンジン10の上方に位置する排気マフラー54を通過した後にキャビン6の後側面6Aに沿うように上方に案内する排気管49が設けられている。排気管49は、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の右側端部に対応する箇所に備えられ、その上端部に形成された排気ガス排出部51がキャビン6の天井部6Bと略同じ高さになる状態で備えられている。
排気管49及び吸気管50は夫々、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の右側端部に対応する箇所に備えられるが、吸気管50は、キャビン6の右側端部のうち、キャビン6における機体横幅方向外方側に寄った箇所に備えられる。一方、排気管49は、キャビン6の右側端部のうち、キャビン6における機体横幅方向中央側に寄った箇所に備えられている。
図13に示すように、エンジン10に燃焼用空気を供給するための吸気管50が、排気管49と同様に、キャビン6の後側面6Aに沿う箇所であって且つキャビン6の右側端部に対応する箇所に備えられており、プレクリーナ52がキャビン6の上下中間部と略同じ高さに位置する状態で備えられている。
吸気管50により形成される燃焼用の空気の吸気経路途中に空気を清浄作用を発揮するエアークリーナ55が介装されている。この吸気経路途中に介装されるエアークリーナ55が、キャビン6の後部に搭乗運転部7の運転部ステップ56と略同じ高さに形成された載置台57に支持される状態で備えられている。
説明を加えると、キャビン6の後側面6Aにおける右側端部に、運転部ステップ56の高さと略同じ高さに載置台57が形成されており、この載置台57に、キャビン6の右側面6Cよりも右側外方に突出させた状態で、エアークリーナ55を載置させて位置固定状態で支持する構成となっている。
このようにエアークリーナ55を載置台57に支持する構成とすることで、運転者がエアークリーナ55の清掃やメンテナンス作業を行う場合には、車体から降りることなく、キャビン6における右側のドア44よりも外側箇所に備えられたステップ部45から作業を能率よく行うことができる。又、エアークリーナ55だけでなく、プレクリーナ52もキャビン6の右側面6Cよりも右側外方に突出させた状態で設けられるので、プレクリーナ52のメンテナンス作業も行い易いものとなる。
又、具体的な構成については詳述はしないが、穀粒タンク9に貯留される穀粒を機体外部に排出させるための穀粒排出部58が、車体横幅方向の右側方箇所に位置する状態で備えられ、穀粒タンク9の穀粒排出状態をステップ部45から確認することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lは、走行車体3の全長にわたって延びるように設けられる構成としたが、走行車体3の全長よりも短い範囲にわたって設けられるものでもよく、走行車体3の前部側だけに備えられる構成としてもよい。このように左右一対の前後向きフレーム体17R,17Lが走行車体3の前部側だけに備えられる場合には、走行車体3の後部側箇所には、別途、フレーム体が備えられることになる。
(2)上記実施形態では、搭乗運転部7が、その前端部を左右一対の前後向きフレーム17R,17Lの前端部よりも車体前方側に変位させた前方突出状態で設けられる構成としたが、搭乗運転部7の前端部が左右一対の前後向きフレーム17R,17Lの前端部と同じ位置あるいは後方側に変位した位置に設けられる構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、搭乗運転部7がキャビン6にて覆われる構成の刈取収穫機を示したが、搭乗運転部7がキャビン6にて覆われていない構成の刈取収穫機でもよい。
(4)上記実施形態では、縦フレームFtを構成する内側フレーム体33が、左右一対の前輪1の車軸に支持される構成としたが、左右一対の前後向きフレーム17R,17Lが前輪1の車軸から片持ち状に延出された箇所に内側フレーム体33を支持する構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、搭乗運転部7を支持する縦フレームFtが、左右一対の前輪1の車体横幅方向内方側にて立設された内側フレーム体33と、左右一対の前輪1の車体後方側にて立設された外側フレーム体34とを備えて構成されるものを示したが、このような構成に代えて、内側フレーム体33と外側フレーム体34のうちのいずれか一方により構成されるものでもよい。
(6)上記実施形態では、左右一対の後輪2を支持する後車軸ケース23が車体前後軸芯X1周りで揺動自在に支持される構成を示したが、後車軸ケース23や後輪2を姿勢固定状態で備える構成としてもよい。
(7)上記実施形態では、左右一対の走行装置として、左右一対の前輪1と左右一対の後輪2とが備えられる構成としたが、このような構成に代えて、左右一対のクローラ式の走行装置を備える構成としてもよい。
(8)上記実施形態では、刈取収穫機としてコンバインを示したが、コンバインに限らず、トウモロコシ収穫機など刈り取った作物を脱穀することなくそのまま積載収納した状態で収穫する刈取収穫機であってもよい。
本発明は、コンバインやトウモロコシ収穫機等、走行車体に作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部を備えた刈取収穫機に適用できる。
1 前輪
2 後輪
3 走行車体
4 刈取搬送部
6 キャビン
7 搭乗運転部
10 エンジン
17R,17L 前後向きフレーム体
18c 張り出しフレーム
23 後車軸ケース
33 内側フレーム体
33A 傾斜状内側フレーム体
33B 直立状内側フレーム体
34 外側フレーム体
37 前後向き連結体
41 左右向きの連結体
F 車体フレーム
Ft 縦フレーム
M トランスミッション

Claims (16)

  1. 左右一対の走行装置を備えた走行車体に、搭乗運転部と、作物を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部とが備えられている刈取収穫機であって、
    前記走行車体の前部に、前後方向に延びる左右一対の前後向きフレームと、この左右一対の前後向きフレーム夫々から立設された左右一対の縦フレームとが備えられ、
    前記左右一対の縦フレームの上端部にて前記搭乗運転部が支持され、
    前記刈取搬送部が、前記左右一対の縦フレームの間で且つ前記搭乗運転部の下方側に位置する状態で備えられている刈取収穫機。
  2. 前記左右一対の前後向きフレームが前記左右一対の走行装置の車体横幅方向内方側に備えられている請求項1記載の刈取収穫機。
  3. 前記搭乗運転部が、正面視において前記左右一対の走行装置夫々の上方箇所に亘って設けられている請求項1又は2記載の刈取収穫機。
  4. 前記搭乗運転部が、その前端部を前記左右一対の前後向きフレームの前端部よりも車体前方側に変位させた前方突出状態で設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  5. 前記搭乗運転部は、キャビンにより覆われている請求項1〜4のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  6. 前記刈取搬送部が、車体横幅方向において、車体横幅方向中央に対して変位した位置に配備されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  7. 前記走行車体にエンジンが配備されており、
    前記刈取搬送部は、車体横幅方向において、前記エンジンとは反対側に変位した位置に配備されている請求項6に記載の刈取収穫機。
  8. トランスミッションが前記搭乗運転部の下方に配備されており、
    前記トランスミッションは、前記刈取搬送部と前記縦フレームとの間に配備されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  9. 前記左右一対の走行装置が左右一対の前輪と左右一対の後輪とで構成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  10. 前記縦フレームが、前記左右一対の前輪の車体横幅方向内方側にて立設された内側フレーム体と、前記左右一対の前輪の車体後方側にて立設された外側フレーム体とを備えて構成されている請求項9記載の刈取収穫機。
  11. 前記内側フレーム体は、前記左右一対の前輪の車軸に支持されている請求項10記載の刈取収穫機。
  12. 前記左右一対の前後向きフレームに車体幅方向横外側に延びる張り出しフレームが設けられており、
    前記外側フレーム体は、前記張り出しフレームに支持されている請求項10又は11記載の刈取収穫機。
  13. 前記外側フレーム体は、前記内側フレーム体に連結されている請求項10〜12のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  14. 前記内側フレーム体が、前記左右一対の前後向きフレームから車体前方上方に向けて立設された傾斜状内側フレーム体と、前記左右一対の前後向きフレームから直上方に向けて立設された直立状内側フレーム体とで構成され、
    前記傾斜状内側フレーム体の上端部と前記直立状内側フレーム体の上端部とが前後向き連結体にて連結されている請求項10〜13のいずれか1項に記載の刈取収穫機。
  15. 前記外側フレーム体は、前記直立状内側フレーム体に連結されている請求項14記載の刈取収穫機。
  16. 前記外側フレーム体は、前記直立状内側フレーム体に左右向きの連結体によって連結されている請求項15に記載の刈取収穫機。
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