JP2013158251A - 養殖方法 - Google Patents

養殖方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013158251A
JP2013158251A JP2012020314A JP2012020314A JP2013158251A JP 2013158251 A JP2013158251 A JP 2013158251A JP 2012020314 A JP2012020314 A JP 2012020314A JP 2012020314 A JP2012020314 A JP 2012020314A JP 2013158251 A JP2013158251 A JP 2013158251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
growth
shellfish
juvenile
fry
larvae
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012020314A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5971456B2 (ja
Inventor
Norio Yamaguchi
典生 山口
Reiko Aritomi
礼子 有冨
Koji Shimizu
巧治 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012020314A priority Critical patent/JP5971456B2/ja
Publication of JP2013158251A publication Critical patent/JP2013158251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5971456B2 publication Critical patent/JP5971456B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
    • Y02P60/87Re-use of by-products of food processing for fodder production

Landscapes

  • Fodder In General (AREA)
  • Feed For Specific Animals (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

【課題】近年、地球温暖化に伴い、熱帯性及び亜熱帯性の微生物や貝類が沿岸に住み着き、従来、日本近海に生息する稚貝の成長を阻害しており、特に瀬戸内海では河川から魚介類の栄養源となる成分の流入が少なく、海洋が貧栄養化となり稚魚又は稚貝の養殖に支障をきたしている。
【解決手段】電子部品製造工場1で使用される窒素ガス製造装置6からの酸素富化ガス、蒸気ボイラ9から排気する二酸化炭素ガス、純水製造装置2からでる濃縮水3、工場の食堂から排出する有機排水等の廃棄物を、稚貝の成長促進用物質として夫々を配管で供給することで、成長に必要な溶存酸素等の成長促進用物質を供給できる稚貝または稚魚の養殖方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は電子部品製造工場から排出する排ガスを利用した魚介類の養殖方法であり、特にカキ、ホタテ貝、アコヤ貝、シロチョウ貝、クロチョウ貝、アオヤギ、トコブシ及びアワビの稚貝の成長を著しく促進させることができる養殖方法に関するものである。
カキ、ホタテ貝、アコヤ貝、シロチョウ貝、クロチョウ貝、アオヤギ、トコブシ及びアワビの稚貝養殖では、これらの貝を網製の養殖用篭等の中に入れて海中に吊るしている。養殖用篭は稚貝の大きさによって網目のサイズを任意に選定することができる。
たとえば、ホタテ貝では、養殖をしてから販売できる大きさに成長するまでの期間は2年から3年かかり、その期間中の成長する貝の大きさによって、網目のサイズを大きくした養殖用篭に取り替えたり、篭の中の貝の数量を減らしたりしている。
また、海中での養殖時に篭に海草や浮遊ゴミが付着することが多いため、潮の通りがよく、且つ、貝への栄養分が充分確保できる場所で養殖筏を組むが、篭に海草や浮遊ゴミが付着することは完全に避けられない為、その場合も篭を取り替えている。
養殖用篭の取り替え期間は設置場所にもよるが、1ヶ月から12ヶ月程度であり、養殖する稚貝が小さい時は成長が著しいため、この取り替え期間も短い。
このような背景のなかで、養殖する貝を入れる養殖用篭の内部または外部に海草を植生したり、海草をシートに植生させて、海草の光合成の作用で発生する酸素を養殖用篭内の貝に供給して酸欠防止を図ることが知られている(特許文献1)。
また、地上にて飼育水槽を用いて、その水槽の遮光率を80%から100%になるように遮光するとともに、海水を稚貝の生育に適した温度調整をして酸素を供給し、水槽内の溶存酸素量9mg/l〜15mg/lの範囲とする方法が知られている(特許文献2)。
特開平7−194270号 特開2007−190014号
近年、地球温暖化に伴い、熱帯性及び亜熱帯性の微生物や貝類が沿岸に住み着き、従来から日本近海に生息するカキ、ホタテ貝、アコヤ貝、シロチョウ貝、クロチョウ貝、アオヤギ、トコブシ及びアワビの稚貝の成長を阻害している。
理由は、海水温度の上昇により、熱帯性及び亜熱帯性の微生物や貝類が沿岸に住み着き、これらの微生物や貝類が多く繁殖して、酸素消費を行う為に酸素欠乏状態となるためである。
また、河川等から海洋への流入に際して、水質汚濁防止法、都道府県の条例で排出規制があり、浄化された水が汽水域に流れ、栄養分が乏しくなっている。
また海洋においては、海洋表層水の溶存酸素は稚貝の成長に充分の酸素(3mg/l以上)があるが、太陽光の影響により、熱帯性及び亜熱帯性の微生物が活性繁殖し結局、酸素不足に陥る。
海洋に深層部では無機質等のミネラル成分は豊富にあるが溶存酸素量が低い場所であり、この場所での稚貝の養殖は不向きであり、魚介類の稚魚及び稚貝の餌となる藻類等の植物プランクトンが充分に光合成できないため大量に繁殖できる環境ではなく、前記植物プランクトンの存在が少ないためにその植物プランクトンを捕食する動物プランクトンの存在が少なく、稚魚の養殖には不向きである。
また、稚魚又は稚貝の成長には昼夜を問わず酸素を供給が必要であり、その酸素供給の費用と成長した貝の出荷価格で採算性が合わない為である。
特許文献1は、海草と稚貝をほぼ同一の場所に設置して、海草の光合成の作用で発生する酸素を養殖用篭内の貝に供給して酸欠防止を図るものであるが、海洋の深層では、太陽光の透過量が低く、海草の光合成による酸素の発生を期待できなく、少ない溶存酸素を海草が消費してしまい、稚貝の成長に必要な酸素量が充分に供給できない。
また、稚貝の貝殻の成長に必要なカルシウム成分については海水や植物プランクトンからの摂取であり、稚貝の成長促進を強制して実施していない。
また、特許文献2は、地上にて飼育水槽を用いて、その水槽の遮光率を80%から100%になるように遮光するとともに、海水を稚貝の生育に適した温度調整をして酸素を供給し、水槽内の溶存酸素量9mg/l〜15mg/lの範囲とする方法であり、その設備が大きくなり設備が複雑化しコストもかかる。
また、海洋の自然条件化での稚貝の養殖ではなく、自然界の微量なミネラル分を成長する稚貝が摂取することが困難の為、成長した貝は完全に人工の貝となり、自然界の貝との食感や風味も異なる。
本発明は上記課題に鑑みて想到されたものであり、電子部品製造工場で使用される窒素ガス製造装置からの排出する排ガス(酸素濃度約30%の酸素富化ガス)、蒸気ボイラから排気する二酸化炭素ガス、純水製造のRO膜からでる濃縮水に含まれるカルシウム成分、工場の食堂から排出する有機排水等の廃棄物を、稚貝の成長促進用物質として夫々を配管により海底に供給することで、稚魚又は稚貝に対して自然界でストレスを極力抑えながら、成長に必要且つ、充分な溶存酸素等の成長促進用物質を供給できる稚貝の養殖方法を提供するものである。
近年、電子部品製造工場は、瀬戸内海などの湾岸地域で立地しているため、この電子部品製造の生産工程で使われる薬液やガス等の廃液及び排気ガスを一次産業である水産業、特に貝の養殖用の栄養源や基質に使用することで、廃棄物を資源化することができ、自然界に近い状態での魚介類の成長速度が早まることを発明者は見出した。
電子部品製造工場(例えば、半導体製造工場、液晶モジュール製造工場等)では、製造工程で用いる窒素ガスを大気中の空気から精製する深冷式や、PSA式の窒素ガス製造装置が設置されている。
この窒素ガスを製造する際の副産物として、初めに二酸化炭素が排出され、その後、酸素濃度が約30%で温度が3℃から5℃程度の低温の酸素富化ガスが排気ガスとして放出される。
この酸素富化ガスを海洋に設置した貝の養殖用の筏の海底まで供給することで、貝の養殖用の筏近傍の溶存酸素濃度を上昇させることができ、カキ、ホタテ貝、アコヤ貝、シロチョウ貝、クロチョウ貝、アオヤギ、トコブシ及びアワビの稚貝の成長促進、言い換えれば貝のエラ呼吸を速めることができる。
貝のエラ呼吸が速くなると植物プランクトンを摂取する量が増え、貝の成長に必要な基質成分(例えば、酸素、窒素、水素、炭素)や、無機質(例えばリン、カリウム、カルシウム、マグネシウム等)の吸収が促進する。
また、電子部品製造工場の蒸気ボイラから排気する40℃から80℃の二酸化炭素ガスを、海洋に設置した貝の養殖用の筏の海底まで供給することで、海水の温度を約20℃から25℃に調整でき、貝の活性化の環境を生み出すことができると同時に、海草、藻類の光合成を促進することとなり、植物プランクトンが増え、貝の成長に役立てることができる。
貝の種類でトコブシ及びアワビは光を好まないため、海洋に設置した貝の養殖用の筏に連係した養殖用篭には遮光性、且つ、透水性の繊維を貼ることで成長促進ができる。
また、純水製造工程で用いるRO膜からの濃縮水にはカリウム成分、カルシウム成分及びマグネシウム成分が含まれる為、この濃縮水と、工場の食堂から排出する有機排水処理工程での処理水(窒素、リンが含まれる)を混合して別の系統の配管で、海洋に設置した貝の養殖用の篭の近傍に供給することで、マグネシウム成分及びカルシウム成分はポリカルボン酸と合成しているが、海水によってカルシウム溶液及びマグネシウム溶液に分離され、貝の殻の成長を促進させることができ、窒素、リン等は海草、藻類の生育を促進させることができる。
尚、海洋に窒素及びリンの供給には地域による排出規制があるため、陸上で藻類である植物プランクトンに有機排水処理工程での処理水の窒素及びリン等を供給して、植物プランクトンを生育してから、海洋に設置した貝の養殖用の篭の近傍に供給することで、稚貝の成長を促進させることができる。
さらに前記酸素富化ガスの供給において、任意の配管の位置で海水と前記酸素富化ガスを用いてマイクロバブル発生装置において、酸素富化の微細気泡をさらに細かい気泡として海洋に設置した稚魚または稚貝の養殖用の筏の海底から供給することで海水中の溶存酸素の濃度を高めることができる。
このように、海洋に設置した稚魚または稚貝の養殖用の筏周囲に稚魚または稚貝の栄養分を供給することで、藻類である植物プランクトンが増殖し、それを稚貝や、動物プランクトンが捕食する食物連鎖を人工的に行える環境状態とすることができる。
次に魚介類の養殖用筏については、従来海洋に使用している筏を用いるが、筏を構成する枠材の外周部に海底から約20cmまで到達するナイロンやポリエステルの樹脂製の通気可能な網状の覆いを外周の周囲に設け、この覆いの海底部での端部には棒状の錘を具備することで、海底等での波の圧力でこの覆いが浮遊することを抑制できる。
これにより、潮流を妨げることがなく、電子部品製造工場から廃棄された酸素富化ガスの微細気泡や、二酸化炭素ガスの微細気泡等を稚貝及び海草、藻類に必要な基質成分を筏の外周から海洋に流出することを抑制できる。
尚、ナイロンやポリエステルの樹脂製の通気可能な網状の覆いの目開きのサイズは任意のサイズでよいが、潮流を妨げることなく、微細気泡が覆いで囲われた部分に留まる効率を考慮すると覆いの目開きのサイズは0.3mmから0.5mmが好ましく、海底まで敷き詰める袋形状のものが好ましい。
また、養殖用の筏に連係した篭の目開きのサイズは、稚貝の成長に応じて交換することが好ましく、少なくとも、篭の目開きのサイズは稚貝が篭から落ちることがないサイズが好ましい。
また、養殖用の筏に連係した篭の大きさは、養殖用の筏に応じたサイズが好ましく、
少なくとも、連係した篭と篭が接触しないサイズが好ましい。なぜなら、接触による振動は、稚貝が成長を妨げる働きをするからである。
また、養殖用の筏に連係した篭の内側の底部には、海草や藻類を植生する市販の海草種苗付リングが具備されている。
さらに、植生する海草はワカメが良く、稚貝が成長し、産卵期に卵を産み付けるにはワカメが最適であり、日本の殆どの沿岸で生育させることができるからである。
また、貝の殻の表面にフジツボが付着することがあるが、酸素富化ガスまたは二酸化炭素ガスの微細気泡(例えば0.2〜0.5μmの気泡)が貝の殻に接触することで、貝の殻を洗浄でき、フジツボの付着を防止できる。
この微細気泡は稚貝が成長に対して、振動等のストレスとはならず、特に酸素富化ガスの微細気泡は貝の殻に接触することで海洋に溶存酸素として溶け込みやすくなる。
本発明において、電子部品製造工場から排出する排ガス、廃液を利用した魚介類の養殖方法で稚魚または稚貝の生育環境を整え、一例として海洋である自然界で稚貝を短期間(約11ヶ月)に出荷できる大きさに成長させることができた。
本発明によれば、電子部品製造工場から排出する排ガス及び廃液の供給を制御して海洋の養殖筏に連係した篭の中の稚貝または養殖筏の中の稚魚を短期間で成長させることができた。
また、本発明によれば、電子部品製造工場からの廃棄物を稚貝の養殖に成長促進用物質として有効活用できるため、安価で大量の貝および魚類(例えば鯛、ヒラメ)を短期間で出荷できる。
また、必要以上の成長促進用物質を供給しないように制御することで、海洋汚染の防止にも寄与できる。
本発明の稚貝の養殖の概略構成図である。 本発明の稚貝の養殖に係る概略平面図である。 本発明の稚貝の養殖用篭の内部の状態図である。 海洋における本発明と自然界の溶存酸素の濃度比較図である。 海洋における本発明と自然界の稚貝の成長比較図である。
以下に本発明を実施例を用いて説明する。
本発明の一例として稚貝の養殖に係る実施形態を図1から図5を用いて説明する。
図1は本発明の稚貝の養殖の概略構成図であり、電子部品製造工場(例えば、半導体製造工場、液晶モジュール製造工場、有機ELディスプレイ製造工場等)1には、様々な製造過程で、ガス、薬液、用水を用い各々の製造工程に供給される。
例えば液晶モジュールの製造工場では、その製造工程で洗浄や、薬液濃度の希釈用に純水が用いられるため純水製造装置2が具備されている。
純水製造時には純水製造装置2にはRO膜(逆浸透膜)からの透過水と濃縮水3が得られ、透過水は必要な工程で用いられるが濃縮水3は排水される。
この排水される濃縮水3には、透過水を得る為のスケール分散剤(高分子薬剤)等が入っており、例えば、ポリカルボン酸とカリウム及びカルシウム又はマグネシウムが化合した塩である高分子化合物が存在する。
この高分子化合物であるポリカルボン酸塩は難分解性であるが、海水に投入すると前記高分子化合物は分解されカリウム溶液や、カルシウム溶液又は、マグネシウム溶液として養殖筏4に連係した養殖篭5の中の稚貝の成長促進用物質となる。
このカリウム溶液やカルシウム溶液又はマグネシウム溶液は、稚貝の殻の成長に必要な成長促進用物質であり、殻が成長し大きくなれば貝の身の部分も大きくなる。
また電子部品製造工場1で使用する窒素ガス製造装置6は、空気を純度の高い窒素ガスを精製するものであり、深冷分離法や、吸着法があり、吸着法にはTSA式やPSA式があり、最近ではPSA式が主流である。
この窒素精製時には空気中の窒素以外の物資である酸素や二酸化炭素等を低温の排気ガスとして大気中に放出している。
この排気ガスは酸素が約30%の酸素富化ガスであり、窒素製造は圧力をかけて精製する為、前記酸素富化ガスの温度は窒素ガス製造装置6から排出した配管出口温度は約3℃から5℃の低温の気体である。
この酸素富化ガスを窒素ガス製造装置6の窒素製造の性能に支障がないように、先端がフレア加工された配管で接続し、その配管を海洋まで伸ばし、海中に入る前段で、樹脂をコーティングしたゴム製配管7と接続する。
ゴム製配管7は、海洋に設置した貝の養殖筏4直下の海底で、図2に示すように外周の四辺を接続し、海洋からの供給用の辺以外の3辺の配管に各々1箇所ずつ分岐管を接続し、養殖筏4の中心部に向けて配管を延ばし、夫々分岐した配管と3辺の配管が任意の距離を持って並行に散気配管8を配置して前記酸素富化ガスを供給する。なお、図2では養殖筏4は省略している。
この場合、養殖筏4から海底までの深度が深いと圧力が高くなり、供給された酸素が約30%の酸素富化ガスは、微細気泡となり、ガス自体の温度及び海洋の深度の圧力、海水温度の関係から溶存酸素濃度を高くすることができる。
また、電子部品製造工場1では熱源の製造のため、蒸気ボイラ9が具備されており、この蒸気ボイラ9の排ガスは高温(40℃から80℃)の二酸化炭素ガスが多く含まれる為、この二酸化炭素ガスを、蒸気ボイラ9の排気煙突にフレアー配管を接続し、酸素富化ガスを供給する配管と地上で配管接続し、海底に高温の二酸化炭素ガスを供給する。
海底に酸素富化ガスを供給する配管と同じ配管で、酸素富化ガスと二酸化炭素ガスを個別または両方混合して供給することで、養殖筏4直下の海底の温度を13℃〜25℃の間に調整することができ、好ましくは19℃から22℃に調整することができ、この温度は、カキ、ホタテ貝、アコヤ貝、シロチョウ貝、クロチョウ貝、アオヤギ、トコブシ及びアワビの稚貝の成長を促進させる最適な温度である。
また、養殖筏4直下の海底の温度を13℃〜25℃の間に調整し、溶存酸素濃度を高くすることができ、二酸化炭素ガスを供給することで、海草(特にワカメ)の成長が早くなり、稚貝の餌となる藻類等の植物プランクトンも活性化させることができる。
養殖筏4は大きさが、1辺が約10mから20mの正方形に組んだものを海洋に複数個設置し、海底までアンカー(錘)を降ろして固定する。海洋の水深については、約5mから30mが良く、貝の種類や貝の成長により水深を変化させることが好ましい。
この養殖筏4に任意の間隔で海底に届くまでのロープを降し海底部分でアンカー(錘)によって固定し、そのロープに任意の間隔を開けて養殖篭5を係止する。
このとき、養殖篭5同士が接触しない距離で潮流を妨げないように養殖篭5をロープに係止することで、自然界に近い状態で稚貝の成長を促進することができる。
また、トコブシ及びアワビの稚貝は光を嫌う性質があるため、日光の透過度が低い場所に養殖篭5を係止するか、養殖篭5の内側に遮光性の樹脂繊維(例えば、ポリエチレン:PE、ポリエチレンテレフタレート:PET)を設置することで通気性があり、遮光できる環境を作ることができ、トコブシ及びアワビの稚貝の成長を促進できる。
さらに、養殖筏4を構成する枠材の外周部に海底まで到達するナイロンやポリエステルの樹脂製の通気可能な網状の覆いを外周の周囲に設け、この覆いの海底部付近の端部には棒状の錘を具備することで、海底等での波の圧力でこの覆いが浮遊することを抑制できる。
この網状の覆いにより、外部からの大きな異物が養殖筏4に進入して、養殖篭5を破壊することを防止できる。
また、潮流を妨げることがなく、電子部品製造工場1から廃棄された酸素富化ガスの微細気泡や、二酸化炭素ガスの微細気泡等を稚貝及び海草、藻類に必要な基質成分を筏の外周から海洋に流出することを抑制でき、漁礁にもなる。
尚、ナイロンやポリエステルの樹脂製の通気可能な網状の覆いの目開きのサイズは任意のサイズでよいが、潮流を妨げることなく、微細気泡が覆いで囲われた部分に留まる効率を考慮すると覆いの目開きのサイズは0.3mmから0.5mmが好ましい。
つぎに養殖篭5の内側の構成について図3を用いて説明する。
養殖篭5の材質は通気性のあるナイロンやポリエステルが好ましく、形状を維持する為の芯材がステンレスであるSUS316にポリエステル塗装を施したものが耐候性や防錆製の観点から優れている。また、形状は潮流の影響を抑制できる蓋つきの円筒形が好ましい。
養殖篭5の内側底部には市販の海草種苗付リング10を設置し、ワカメの種苗を植生する。この海草種苗付リング10の主成分はカルシウムが好ましく、海草種苗付リング10に替えてサンゴを敷き詰めても良い。
養殖篭5には稚貝を入れるが、成長に応じて養殖篭5の大きさを変えることで、稚貝の成長のばらつきを抑制することができる。
また、電子部品製造工場1の食堂から排出する有機排水には窒素やリンが含まれており、有機排水処理工程での生物処理(嫌気性処理)後の処理水12を流量調整して、純水製造装置2で用いるRO膜からの濃縮水3と混合して、別の系統の配管で、海洋に設置した貝の養殖用の篭の近傍に供給する。
これにより、カルシウム溶液及びマグネシウム溶液は貝の殻の成長を促進させることができ、窒素、リン等は海草、植物プランクトンの生育を促進させることができる。
次に養殖筏4を設置する海洋における水深別の溶存酸素濃度について、自然界における海洋の溶存酸素濃度と本発明での溶存酸素濃度は図4に示すように、水深が30mの深い場所での自然界での溶存酸素濃度は、水温15℃において5.0mg/lと低いが、本発明での水温15℃における溶存酸素の濃度は水深が10mから30mでの溶存酸素濃度を平均11.5mg/lの環境を作ることができ、稚貝、植物プランクトンの生育を促進させることができる。
このように、電子部品製造工場1から排出する、排ガス、廃液を海洋において稚貝の養殖に用いることで、図5に示すように自然界での稚貝の成長と、本発明の稚貝の成長を比較した結果12ヶ月の時点で、自然界でのアワビの大きさは約5cm程度であったが、本発明でのアワビの大きさは9cmを超えていた。
次の溶存酸素濃度を高くする方法について、実施例1との違いについて説明する。
図1及び図2の窒素ガス製造装置6からの酸素が約30%の酸素富化ガスと二酸化炭素ガスの海底への供給配管の中段で、海洋から海水を取込む配管を具備し、酸素富化ガスと二酸化炭素ガスを加圧ポンプで押し込みインジェクションを配管内に設けることで、微細気泡の平均径が0.2から0.5μmのマイクロバブルを発生させるマイクロバブル発生装置11を設置することで、養殖筏4直下の海底近傍から海面までの溶存酸素濃度を上昇させることができる。
本発明は、稚魚や稚貝の養殖に好適に利用することができる。
1 電子部品製造工場
2 純水製造装置
3 濃縮水
4 養殖筏
5 養殖篭
6 窒素ガス製造装置
7 ゴム製配管
8 散気配管
9 蒸気ボイラ
10 海草種苗付リング
11 マイクロバブル発生装置
12 処理水

Claims (12)

  1. 電子部品製造工場から排出される廃棄物を、海洋で養殖される稚貝または稚魚の成長促進の栄養素として用いる前記稚貝または前記稚魚の養殖方法。
  2. 養殖される稚貝がカキ、ホタテ貝、アコヤ貝、シロチョウ貝、クロチョウ貝、アオヤギ、トコブシ及びアワビであることを特徴とする請求項1記載の養殖方法。
  3. 養殖される稚魚が鯛、ヒラメであることを特徴とする請求項1記載の前記稚魚の養殖方法。
  4. 電子部品製造工程で用いる窒素ガス製造装置からの排気ガスを、海底に供給して溶存酸素濃度を高くして、稚貝または稚魚の成長を促進させることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の養殖方法。
  5. 電子部品製造工程で用いる蒸気ボイラの排ガスを、海底に供給して海洋の水温を制御するとともに、海草の光合成及び植物プランクトンを増殖させて稚貝または稚魚の成長を促進させることを特徴とする請求項1乃至4記載の養殖方法。
  6. 電子部品製造工程で用いる純水製造装置から排出する濃縮水を海洋に供給し、稚貝の殻の成長を促進させるカルシウム源及びマグネシウム源としたことを特徴とする請求項1乃至請求項2及び請求項4乃至5記載の養殖方法。
  7. 有機排水処理工程において、生物処理をする嫌気処理した後処理水に含まれる窒素およびリン成分を、稚貝または稚魚及び海草に供給して成長を促進させることを特徴とする請求項1乃至6記載の養殖方法。
  8. 養殖される稚貝の種類によって、前記稚貝の養殖篭を遮光性又は光透過性を選択することを特徴とする請求項1または請求項6記載の稚貝の養殖方法。
  9. 養殖篭の中に海草種苗付リングまたはサンゴを具備していることを特徴とする請求項1または請求項6または請求項8記載の稚貝の養殖方法。
  10. 稚貝の養殖篭の中に海草を共生させて、成長を促進させることを特徴とする請求項1または請求項6または請求項8または請求項9記載の稚貝の養殖方法。
  11. 稚貝の養殖筏の周囲に海底まで樹脂製の網を具備したことを特徴とする請求項1乃至10記載の養殖方法。
  12. 稚貝の成長を促進させる方法であって、窒素ガス製造装置からの排気ガスをマイクロバブル発生装置で微細気泡となった前記排ガスを用いて溶存酸素濃度を高くして、稚貝または稚魚の成長を促進させることを特徴とする請求項1乃至11記載の稚貝または稚魚の養殖方法。
JP2012020314A 2012-02-01 2012-02-01 養殖方法 Active JP5971456B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012020314A JP5971456B2 (ja) 2012-02-01 2012-02-01 養殖方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012020314A JP5971456B2 (ja) 2012-02-01 2012-02-01 養殖方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013158251A true JP2013158251A (ja) 2013-08-19
JP5971456B2 JP5971456B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=49171027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012020314A Active JP5971456B2 (ja) 2012-02-01 2012-02-01 養殖方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5971456B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105265356A (zh) * 2015-10-05 2016-01-27 王小凤 一种缩短有核珍珠培育期的珍珠核
JP2019131969A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 アサヒ産業有限会社 シルトフェンス
CN111374075A (zh) * 2020-03-20 2020-07-07 中国水产科学研究院黄海水产研究所 一种促进贝类幼虫外壳生成的方法及装置

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5281298A (en) * 1975-12-28 1977-07-07 Kiyoshi Furuya Process for purifying sea water of fish farm
JPS53139357A (en) * 1977-05-10 1978-12-05 Tomoki Nakayama Method of and device for producing marine protein and treating waste water
JPH02200132A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Nishizuka Sadao 海面通気養殖法
JPH03160938A (ja) * 1989-11-20 1991-07-10 Iwatani Internatl Corp 底物魚介類養殖池への酸素供給装置
JPH07194270A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Hiroaki Sugiyama 貝類養殖装置
JPH09121711A (ja) * 1995-10-27 1997-05-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 海洋食料生産方法
JPH10136812A (ja) * 1996-11-09 1998-05-26 Okabe Co Ltd 海藻種苗の着生化方法及び海藻種苗の担持用具
JP2000070933A (ja) * 1998-08-27 2000-03-07 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法
JP2002125507A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Yoshiaki Ikuta 二枚貝の生産システム
JP2004033133A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Setsuo Kobayashi 養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法
JP2005333910A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Nakajima Kogyo:Kk カキ等の貝類の養殖方法
JP2007190014A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Narita Zenichi 稚貝の養殖方法、養殖装置
JP2008229436A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 排水処理方法及び排水処理装置
US20100051450A1 (en) * 2007-05-11 2010-03-04 Masataka Murahara Onsite integrated production factory

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5281298A (en) * 1975-12-28 1977-07-07 Kiyoshi Furuya Process for purifying sea water of fish farm
JPS53139357A (en) * 1977-05-10 1978-12-05 Tomoki Nakayama Method of and device for producing marine protein and treating waste water
JPH02200132A (ja) * 1989-01-30 1990-08-08 Nishizuka Sadao 海面通気養殖法
JPH03160938A (ja) * 1989-11-20 1991-07-10 Iwatani Internatl Corp 底物魚介類養殖池への酸素供給装置
JPH07194270A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Hiroaki Sugiyama 貝類養殖装置
JPH09121711A (ja) * 1995-10-27 1997-05-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 海洋食料生産方法
JPH10136812A (ja) * 1996-11-09 1998-05-26 Okabe Co Ltd 海藻種苗の着生化方法及び海藻種苗の担持用具
JP2000070933A (ja) * 1998-08-27 2000-03-07 Kurita Water Ind Ltd 純水製造方法
JP2002125507A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Yoshiaki Ikuta 二枚貝の生産システム
JP2004033133A (ja) * 2002-07-04 2004-02-05 Setsuo Kobayashi 養殖魚介類への栄養補給体及びその製造方法
JP2005333910A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Nakajima Kogyo:Kk カキ等の貝類の養殖方法
JP2007190014A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Narita Zenichi 稚貝の養殖方法、養殖装置
JP2008229436A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 排水処理方法及び排水処理装置
US20100051450A1 (en) * 2007-05-11 2010-03-04 Masataka Murahara Onsite integrated production factory

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105265356A (zh) * 2015-10-05 2016-01-27 王小凤 一种缩短有核珍珠培育期的珍珠核
JP2019131969A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 アサヒ産業有限会社 シルトフェンス
CN111374075A (zh) * 2020-03-20 2020-07-07 中国水产科学研究院黄海水产研究所 一种促进贝类幼虫外壳生成的方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5971456B2 (ja) 2016-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN203999152U (zh) 一种由水生动植物立体配置的水体净化系统
US10834907B2 (en) Method for cultivating oysters on land
WO2012108456A1 (ja) 二枚貝等の底棲生物の多段式養殖装置及び養殖方法並びにこれを用いたバイオフィルター
CN104108797A (zh) 一种由水生动植物立体配置的水体净化系统及其净化方法
KR20210121088A (ko) 근해 자유 부유식 거대 조류 양식을 위한 장치 및 방법
KR200485957Y1 (ko) 육상수조를 이용한 해삼양식장
JP4185973B2 (ja) 陸上における有用海生生物養殖方法、その装置およびその方法により得られた有用海生生物
JP5954629B2 (ja) 二枚貝類の養殖兼富栄養化水域の水質及び底質浄化システム
JP5971456B2 (ja) 養殖方法
JP2011244795A (ja) アサリ等の潜砂性二枚貝の陸上生産方法
Gökalp et al. Design for large-scale maricultures of the Mediterranean demosponge Chondrosia reniformis Nardo, 1847 for collagen production
JP2009195848A (ja) 水質浄化構造物
KR101710301B1 (ko) 제주도 용암 해수로부터 분리된 부착성 규조류를 이용한 해삼양식방법
KR101170304B1 (ko) 양식어류와 갯지렁이의 복합양식 시스템 및 방법
JP6980210B2 (ja) 良質な海洋環境を創出して海洋生態系の持続的保持を可能とする水生生物生産インフラシステム及び水生生物生産方法
JP2006217895A (ja) クルマエビの養殖方法および養殖システム
JP2015149985A (ja) 鰻の養殖方法
CN106145370A (zh) 通过卤虫养殖处理污水中富营养化物质的方法及净水系统
JP2008023508A (ja) 立体的植物用床及びそれを用いる水質浄化装置
CN103288219B (zh) 一种用于室内海洋生物养殖水处理的藻屏系统
CN109329040A (zh) 一种凡纳滨对虾工厂化养殖的氨氮生物转化方法
JP2008193928A (ja) 埋在性二枚貝の養殖方法
JP2008092946A (ja) 潜砂性二枚貝の養殖装置
JP2011000530A (ja) 水質改善装置
JP6390349B2 (ja) 貝類の養殖方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141215

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5971456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151