JPH02200132A

JPH02200132A - 海面通気養殖法

Info

Publication number: JPH02200132A
Application number: JP1022780A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Seki; 関　哲夫; Takeshi Suzuki; 剛鈴木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1989-01-30
Filing date: 1989-01-30
Publication date: 1990-08-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、魚貝類、海草等の養
殖法に関する。

（従来の技術）従来、海苔、かき、わかめ、はたて、は
や等は、筏から海中に吊り下げ、自然界で発生するプラ
ンクトンを餌にして養殖していた。

（発明が解決しようとする！！題）このような従来の養
殖法では、海水の流動が潮の流れによって起こるだけで
、養殖している生物の排泄物が拡散しにくく、また、プ
ランクトンを含んだ新鮮な海水が供給されにくい。

この発明は、海水を流動化して、海面の養殖生産能力を
向上させることを目的とするものである。

（課題を解決するための手段）この発明の海面通気養殖
法は、魚貝類、海草等を養殖している海面において、養
殖生物がいるところの直下に導設された送気管から海水
中に空気を噴き出すようにしたものである。

この方法は、プランクトンを餌料とする動物、栄養塩を
吸収して成育する海草、ざらに、投餌によって飼育する
魚貝類にも適用できる。

（作用）送気管から噴き出された空気は、海水をかき混
ぜ、准となって海中を登っていく。この結果、１Ｍ生物
の排泄物による汚れを希釈化し、プランクトン等の餌料
を行き渡らせる。また、海水中に酸素を補給し、養殖生
産性を向上させる。

（実施例）図面において、符号１は養殖海面に固定され
た筏、符号２はフロートである。この筏ｌにいくつかの
１１３が吊り下げられており、６籠の中にアワビの稚貝
が養殖されている。籠３は網製で、１．８ｍ長さＸｏ、
６５ｍ輻ｘ２．ｏａ＋深さの箱形である。ｉｔ３の中に
はアワビが付着するプラスチツり製の波板４が置かれて
いる。

符号５ａは送気主管であり、陸側に設置された送風機（
図示しない）から筏１の上まで導かれている。送気主管
５ａからは、弁６を経てビニール製の送気枝管５ｂが延
びており、枝管５ｂは１１３の直下に位置するよう索７
で吊り下げられている。

送気枝Ｗｅｂにはほぼ１０ｃ＋＋間隔で小さな穴がおい
ており、ここから空気が噴き出すようになっている。各
式から噴き出す空気の流量は、毎分２リツトルはどであ
る。

このように送気枝管５ｂから噴き出した空気は、図面に
示すように泡となって、籠３の中を立ち上る。このため
、海水が流動し、籠の中の導水が外の海水と混ざり合い
、排泄物が、ｔｌ：除される。また、枝管６ｂから噴き
出した空気中の酸素が、海水に解ける。

上記の装置を用いて、通気した場合としない場合のアワ
ビの成長率を比較する実験を行なった。

実験は、海草を餌料とすることができる１５ｍ５以上の
膜長のアワビの稚貝を１つの籠に約２０００個体づつ収
容して飼育した。餌料としては、コンブを飽食させるよ
うに与えた。

実験結果をまとめたのが表１であり、これから分るよう
に、空気を噴き込むことにより、アワビの成長率が著し
く良くなることが分かる。

（効果）この発明によれば、簡単な設備で、養殖海面の
海水をかき混ぜ、排泄物を排除し、プランクトンや酸素
を供給し、養殖生物の成長を促すことができる。また、
ポンプを用いて海水をかき混ぜるのに比べ、少ない電力
で済な。

【図面の簡単な説明】

第１図は養殖装置の断面図、第２図は第１図の■−■断
面図である。５ｂ・・・・・・送気管

Claims

【特許請求の範囲】

１、魚貝類、海草等を養殖している海面において、養殖
している生物がいるところの直下に導設した送気管から
海水中に空気を噴き出すことを特徴とする海面通気養殖
法。