JPH06327375A - 水産生物の養殖方法及びその装置 - Google Patents

水産生物の養殖方法及びその装置

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JPH06327375A
JPH06327375A JP5144354A JP14435493A JPH06327375A JP H06327375 A JPH06327375 A JP H06327375A JP 5144354 A JP5144354 A JP 5144354A JP 14435493 A JP14435493 A JP 14435493A JP H06327375 A JPH06327375 A JP H06327375A
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JP
Japan
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water
aquaculture
tank
aquaculture tank
air
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JP5144354A
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English (en)
Inventor
Takeshi Toma
武 当真
Munekazu Meikari
宗和 銘苅
Yoshimi Higa
義視 比嘉
Tomomatsu Toyohira
朝松 豊平
Ryuichi Chinen
隆一 知念
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AOIUMI KK
ONNASON GYOGYO KYODO KUMIAI
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AOIUMI KK
ONNASON GYOGYO KYODO KUMIAI
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水上、水中又は陸上に設置した養殖タンクの
水に垂直対流を起して養殖タンク外の水と外部の水を循
環させ、水面の汚染等の影響を受けずに高密度、且つ効
率的に魚介類や藻類の養殖、又は種苗保存及び飼料培養
ができる。 【構成】 養殖タンク1はシートカバー3で外部と隔離
され、下端の取水排水口4のみを介して養殖タンク外の
水と連通し、送気管7により取水排水口から送気するこ
とにより、養殖タンク内中央に水の上昇流が発生し、取
水排水口から海底側の水との垂直循環がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この本発明は、藻類、貝類、魚類
等の養殖、及び水産生物の種苗生産と保存、飼料培養等
を効果的に行うための水産生物養殖方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水産生物の養殖において種々の養
殖方法が実施されているが、従来の養殖方法において、
例えば海での養殖の場合、養殖環境を形成する海水の流
動は、自然の潮流に頼っており、海面と海底との海水の
循環は行われない。そのため、養殖環境を形成する海水
の流動が天候によって左右される一方、赤潮や流出油等
の海面汚染による影響を直接受ける。そして、魚類の養
殖では、残餌によるいけす網内及び周辺漁場が汚染され
る等養殖環境が悪化しやすく、また網スレの発生等で高
密度飼育ができない等の問題点がある。また、藻類の養
殖の場合は、藻体からの採苗、種苗保存、中間育成、本
養成等種苗保存に係る多岐の煩雑さがあり、また波浪等
による養殖藻類が流出する等の問題点がある。さらに、
貝類の養殖では、籠等の養殖施設の流出、種苗生産密度
が低い等の問題点がある。また、飼料生物培養は上記の
ように波浪の影響を受ける海上での培養は困難であり、
一般に陸上で行っているが、陸上での飼料生物培養は海
上と比べて小規模培養とならざる得ず、また飼料管理が
煩雑である等の問題点がある。
【0003】一方、海上養殖において、養殖している生
物がいる所の直下に多数の送気穴が形成された送気管を
配設して空気を吹き出して、海水を流動化するようにし
た養殖方法も提案されている(特開平2−20013
2)。この方法は、生物が位置している直下から空気を
吹き出す事によって海水をかき混ぜて排泄物による汚れ
を希釈化すると共に、水中に酸素を補給するものである
が、養殖域は網で仕切られているだけであるので、海水
の垂直対流は起こりにくく養殖域に海底側から海水を導
入し養殖域の海水を養殖域外に排水することはできず、
上記問題点を解決するに到っていない。さらに、従来海
中に区画された特定の閉区画内の海水を垂直循環させて
区画外の海水を特定の導入口から導入しながら、海中の
閉区画内で養殖する方法は知られていない。従って、従
来深い位置で生殖している魚介類を同様な環境で養殖す
ることは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
水産生物の養殖方法及び装置の問題点を解決しようとす
るものであり、海や湖等の水上、水中、あるいは陸上等
何れの条件にも適用できる養殖タンク内での魚介類や藻
類等の養殖、または種苗保存及び飼料培養等(以下、単
に水産生物の養殖という)を、養殖タンク内の水に垂直
対流を効率的に発生させて、飼育環境を改善でき、高密
度に効果的にできる水産生物の養殖方法及びその装置を
提供することを目的とする。本発明の他の目的は、海上
又は海中等の水上又は水中に設置した養殖タンク内の水
を養殖タンク外の深い位置の汚染されていない水と循環
しながら養殖することによって養殖タンク内の養殖環境
を改善できる水産生物の養殖方法及びその装置を提供す
ることにある。本発明のさらに他の目的は、水槽内に設
置された養殖タンク内の水を浄化しながら養殖タンク内
に還流することによって養殖タンク内の養殖環境を改善
できる水産生物の養殖方法及びその装置を提供すること
にある。本発明のさらに他の目的は、水中に膜で区画さ
れ且つ区画外と水の循環が自由に行われる特定の養殖環
境を創出して水産生物の生息深さ域で養殖できる水産生
物の養殖方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的の一つは、上端
が水面より上にあり、下端底部が水中にあって、該下端
底部中央部に取水排水口が開口している養殖タンク内
に、該養殖タンクの前記取水排水口から養殖タンク内の
水中に空気を送ることにより、前記養殖タンク内に水の
垂直対流を発生させ、前記取水排水口から水を養殖タン
ク内に導入すると共に養殖タンク内の水を養殖タンク外
に流出させて、養殖タンク内の水を養殖タンク下方の養
殖タンク外の水と交換しながら水産生物を養殖すること
を特徴とする水産生物の養殖方法によって達成でき、海
上また湖で好適に養殖を行うことができる。また、前記
養殖タンクを陸上に設置した水槽内に設置し、底部に排
水口を設け、該排水口の中央部に前記水槽内に設置した
貯水槽と連結した給水管を設け、該給水管を貫通して送
気管を設け、垂直対流を発生させる空気が該送気管から
送られ、養殖タンク内の水に垂直対流が発生することに
より、養殖タンク内に前記給水管を通して前記貯水槽内
で濾過された清浄水を前記養殖タンクに導入し、且つ該
養殖タンク内の水を前記水槽内に排出し、該水槽内に排
出された水は濾過されて再び前記貯水槽に戻って循環さ
せるようにすれば、陸上での限られた水量で効果的に水
産生物を行うことができる。
【0006】さらに、養殖タンクを陸上に設置して、該
養殖タンクの下部から該養殖タンク内の水中に空気を送
ることにより、前記養殖タンク内に水の垂直対流を発生
させ、養殖タンク内に外部より水が供給されると共に、
オーバーフローにより養殖タンク内の水を外部に排出で
きるようにすれば、養殖タンク内の水を養殖タンク内で
上下循環させ且つ外部水との交換ができ、陸上で好適に
養殖を行うことができる。また、前記養殖タンクを水中
に設置して、下端底部中央部に取水排水口を開口し、養
殖タンク内に垂直対流を発生させる空気を該取水排水口
の中央部から供給され、養殖タンク内に水の垂直対流を
発生させることにより、前記取水排水口から水を養殖タ
ンク内に導入すると共に養殖タンク内の水を養殖タンク
外に流出するようにすることによって、海中で効果的に
養殖することができる。
【0007】そして、上記養殖方法を達成する水産生物
の養殖装置は、上端が水面より上にあり、下端底部が水
中にあって、該下端底部中央部に取水排水口が開口して
水産生物を養殖する養殖タンク、該養殖タンクの底部付
近に該養殖タンク内の水中に空気を噴出する空気噴出口
を有し基端が送気装置に連結されている送気管とを有す
ることを特徴とする。また他の装置は、水槽内に、該水
槽内の水が流入可能に養殖タンクを設置すると共に、該
水槽内に流入した水を濾過するフィルタが設けられてい
る濾過槽及び、該濾過槽で濾過された水が流入する貯水
槽を設け、該貯水槽に前記養殖タンクの排水口の中央部
を介して養殖タンク内に貯水槽内の水を供給する給水管
を連結し、該給水管内を通って前記養殖タンク下部中央
部に送気装置から空気を送る送気管を設けていることを
特徴としてる。さらに、陸上で養殖を行う場合の他の装
置は、前記養殖タンクを陸上に設置して、該養殖タンク
の下部から該養殖タンク内の水中に空気を送る送気管、
該養殖タンク内に外部より水を供給される給水管、及び
該養殖タンク内の水を上部よりオーバーフローにより外
部に排出する排水管を配置することを特徴とする。
【0008】さらに、下端底部中央部に取水排水口が開
口し、且つ上部に排気弁及び給餌又は肥料点滴口が設け
られ、任意の周壁部に収穫口が設けられている水産生物
を養殖する養殖タンク、前記取水排水口を介して前記養
殖タンクの下部中央部に空気を送る送気管、前記給餌又
は肥料点滴口に接続されて前記養殖タンク内に餌又は肥
料を供給できるように設けられた給餌又は肥料点滴パイ
プ、一端が前記収穫口に接続され他端がポンプに接続さ
れた収穫管とを有することを特徴とする水産生物の養殖
装置によって、水中で効果的に養殖を行うことができ
る。そして、水中の養殖タンク内に光ファイバーによ
り、水面上から太陽光を送って、内部を照明することに
より、養殖タンクが例え光を透過しない素材で出来てい
ても、効果的に養殖することができる。
【0009】
【作用】養殖タンク内は養殖タンク壁で外部と隔離さ
れ、取水排水口のみを介して養殖タンク外の水と連通し
ているから、送気装置より送気管を介して取水排水口の
中央部に該位置の水圧以上の吐出圧で空気を噴出するこ
とにより、気泡の上流に伴って取水排水口下方の水が養
殖タンク内に導入されて養殖タンク中央に水の上昇流が
起こると共に、養殖タンク内の水は、養殖タンク内周面
に沿って下降流となって漏斗部を介して取水排水口に達
して外部に排水される。従って養殖タンクを海に設置し
た場合、取水排水口からの送気により海水の垂直対流が
起こり、養殖タンク内への海底の塩分、栄養塩素及び水
温の安定した海水の導入と養殖タンク内の汚れた海水の
排水が同時に行われ、養殖タンク内の飼育環境を大きく
改善することができる。それにより、魚類養殖は、残餌
による養殖タンク内の汚染が生じなくなり、魚介藻類の
種苗生産と保存は、海底の富栄養海水を容易に導入でき
餌生物の発生を促進させることができる。また、飼料培
養は、海底の富栄養海水を容易に導入でき餌生物の発生
を促進させることにより、管理の省力化が促進できる。
そして、養殖タンク内は海水の循環と栄養塩類の制御が
可能であるから、従来海上では困難であった藻類の栄養
体生殖を利用した藻類養殖が可能である。
【0010】さらに、養殖タンク内に水の垂直対流が起
ることにより養殖タンク内の水に太陽光を均一に当てる
ことができ、養殖生物の光合成を均一に促進し、且つ養
殖タンク内での魚介及び藻類の運動を活発にし、高品質
の養殖ができる。また、養殖タンク壁面が膜構造となっ
ているので、魚類等の網ずれが生じない。そして、海面
が赤潮発生や油タンカー等からの汚染があっても、取水
する位置が海面下にあるので、養殖タンク内への浸入を
防ぐことができる。さらに、従来困難であった完全な水
面下での効果的な水産動植物の飼育、培養が可能であ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1〜図4は本発明に係る水産生物の養殖
装置の一実施例を示し、図中、1は養殖タンクであり、
木材や金属材又はプラスチック材等の棒材又はパイプ材
でリング状に形成された上部骨組体9と、該上部骨組体
と同径のリング11を有し漏斗状に組立られた下部骨組
体2とを有し、これらの骨組体の外面をシートカバー3
で覆っている。シートカバー3は、例えば、合成繊維の
基布にクロロプレンゴム等をコーティングした膜材等、
耐塩水性を有し且つ水不透過性で破断強度が強い屈曲自
在なシートで形成され、前記上部骨組体9のリング外径
とほぼ同じ内径を有する円筒部12と前記下部骨組体2
の外面に沿うように形成された漏斗部13とからなって
いる。該シートカバー3の上端部を上部骨組体9に固定
し、漏斗部13を下部骨組体2の外周面に固定すること
によって、下部骨組体が自重及び錘により海中に沈むこ
とにより、円筒部が引っ張られて図1に示すような円筒
漏斗形状の養殖タンク1が形成される。従って、円筒部
は上部のリングのみの骨組だけあれば良く、中間部の骨
組は必要ない。なお、上部骨組体9には適宜数のフロー
ト14を固定して、養殖タンク上端部が海面より若干突
出するように養殖タンク1を浮かして、養殖タンク内に
上部から海水が流入することを防止している。また、下
部骨組体には、錘6を吊るして、漏斗部が浮力により浮
き上がるのを防止して、養殖タンク形状を維持するよう
になっている。
【0012】4は養殖タンク1の漏斗部の底部に開口さ
れた取水排水口であり、有害生物の侵入及び養殖タンク
内の生物の流出を防止するために網目合い約3〜10mm
程度の網5を布設してある。7は前記取水排水口に送気
する為の送気管であり、その基端は陸15や船又はその
他の海面固定浮遊物に適宜設置された送気装置8に接続
され、開口端の送気口16が前記取水排水口4の中央部
に、網5を貫通して養殖タンク内に突出するように配置
され、養殖タンク内の下部中央部から養殖タンク上方に
向けて前記送気口が位置する水圧以上の吐出圧で送気す
るようになっている。なお、送気管の送気口は、養殖タ
ンク下方から取水排水口に垂直に空気を噴出するように
配置しても良い。
【0013】本実施例の養殖装置は、以上のように構成
され、送気装置8により送気管7を介して取水排水口4
の中央部に送気することにより、図1に示すように気泡
の上昇に伴って取水排水口4下方の海水が養殖タンク内
に導入されて養殖タンク中央に海水の上昇流が起こると
共に、養殖タンク内の海水は養殖タンク内周面に沿って
下降流となって漏斗部13を介して取水排水口4に達し
て取水排水口から外部に排水される。養殖タンク内の垂
直対流の発生状態は、送気装置の吐出圧により任意に制
御でき、養殖生物の状況に合わせて最適状態に設定する
ことができる。また、取水排水口の大きさを変えること
によって、外部との水の交換率を調節することができ
る。例えば、内径r2の取水排水口と外径r3の送気管7
とで区画されるドーナツ部の面積を適宜変更することに
よって調節することができる。
【0014】その結果、養殖タンク内の水は、常に海面
より相当深い位置の海水と循環することになり、海上で
の養殖であっても海水面の汚れや赤潮の発生等に影響さ
れることがない。そして、植物培養の場合、海水の垂直
循環により植物も垂直循環されるから、光を与える時間
を平均的に受容する機会を与えることができ、且つ送気
によって海水中の溶存酸素率も高まり、高密度培養が実
施でき、量産化を可能にする。そして、藻類養殖の場合
は、この方法によれば着定基質を用いないで栄養体生殖
(親くさ)を利用した養殖ができるので、種苗生産及び
種苗保存の工程並びにそのための施設が不要となり、従
来の藻類養殖の場合と比較して飛躍的に手間及び設備の
省略化ができ、飛躍的に養殖効率を向上させることがで
きた。
【0015】また、魚等の動物培養の場合は、上記のよ
うに送気による酸素供給量の増大と海水の垂直循環によ
り養殖タンク内の排泄物が外部に排出されて養殖タンク
内の自家汚染が防止される結果、高密度飼育が可能にな
った。さらに、養殖タンク内周面はシートであり、しか
も養殖タンク内の海水が養殖タンク中央部を上昇流とす
る垂直循環をするから養殖タンク中央部から養殖タンク
外周面に放射状の流れとなるため、魚類はその習性上養
殖タンク中央部に向かって泳ぐ傾向があり、従来のいけ
す養殖等の場合のように魚に網スレが発生することがな
く、適宜の運動で肉のしまりも良くなる。そして、本養
殖装置は、骨組体にシートカバーを被せるだけで構成で
きるので、建設費を低廉化することができ、また台風等
の自然災害時における移動、撤去及び再構築が容易であ
る。さらに、養殖タンク内に適正濃度の栄養塩類を添加
することにより、成長率の促進を図ることができる。ま
た、養殖域の環境制御が可能であるから、養殖適地を従
来より拡大することができ、大規模生産が可能となる。
【0016】図3〜図6は、陸上に設置した養殖装置に
関する本発明のさらに他の実施例を示す。図中、20は
コンクリートや強化プラスチック等で形成された水槽で
あり、該水槽内に貯水槽21と濾過槽22が設けられて
いる。貯水槽21と濾過槽22の隔壁23は、水槽の周
壁より低く形成されて、濾過槽22内の水が貯水槽にオ
ーバーフローするようになっている。濾過槽22は、そ
の底壁24及び水槽内方に面している側壁25、26
に、水槽内の水が該濾過層内に流入するように多数の流
入孔27が底面から所定の高さ位置まで形成されてい
る。28は、濾過槽の前記流入孔が形成されている位置
より上方に濾過層の水平内面全体を覆うように着脱自在
に固定して設けられたフィルタである。
【0017】30は、養殖タンクであり、タンク形状は
図1に示した実施例のものとほぼ同様な構造となってお
り、下部中心部に開口が設けられているが、本実施例で
は該開口は養殖タンク内の水を水槽内に排出のみをする
排水口31となっている。32は、該排水口に設けられ
た網であり、33は養殖タンクの上部に設けられたフロ
ートである。35は排水口31からタンク内に垂直に突
出するように設けられた給水管であり、その基端部は貯
水槽21の基部に開口されている流出口32と連結され
ている。36は給水管35の内部に設けられた送気管で
あり、その先端の送気口38は給水管の先端部よりやや
下方に位置するように設けられ、基端部は貯水槽内を通
って貯水槽の上部等外部に設置されている送気装置37
に連結されている。
【0018】本実施例の装置は、以上のように構成さ
れ、送気装置により送気管を介して養殖タンクの中央下
部に送気口部の水圧以上の吐出圧で空気を吹き込むこと
によって、前記実施例と同様にタンク内に垂直対流が発
生し、それにつれ、貯水槽内の水が給水管35を介して
養殖タンク内に流入する。そして、養殖タンク内を循環
して下降流となる一部はタンク底部の排水口31から水
槽内に流出する。その際、給水管35の高さを変えるこ
とによって、水の垂直対流位置を制御することができ、
給水管の突出高さを高くすることによって残餌等の養殖
タンク内の固形物を沈殿させ、水槽内に排出させること
ができる。貯水槽内の水が養殖タンクに流入することに
より、養殖タンク、水槽、濾過槽、貯水槽の循環流が起
こり、養殖タンクの排水口から水槽内に排出した水は、
濾過槽の底壁22、側壁25、26に形成さた流入孔2
7より濾過槽22の下方部に流入し、フィルタ28を通
って濾過槽上面に達して濾過され、隔壁23の上端縁か
らオーバーフローして貯水槽21に達する。従って、貯
水槽21には、フィルタにより濾過された清浄水が常に
貯水され、養殖タンク内には清浄水が供給されることに
より、内部循環であっても養殖タンク内の水を常にきれ
いに保つことができ、養殖効率を高めることができる。
この装置は、陸上での活魚の保存から大規模な養殖まで
適用することができる。
【0019】図7〜図9は、本発明の他の実施例であ
り、陸上に設けた養殖装置の実施例を示している。該実
施例においては、養殖タンク40はセメントや金属板又
は強化プラスチック等で形成された、あるいは木製の枠
に防水シートカバーを貼布する等して形成された固定構
造になっており、その下部は水が垂直対流し易いように
鍋底状に形成されている。41は該養殖タンクの低壁中
央部を貫通して中央上部まで延びている排水パイプであ
り、その上部には該養殖タンク内で養殖されている魚や
海藻類等が流出するのを防ぐようにネット42が設けら
れていると共に、該ネットや排水パイプに直接太陽光が
当るのを防止するための黒いビニール膜等で形成された
日傘43が着脱自在に取付けられている。45は外部に
設置された送気装置に基端が連結された送気管本管であ
り、その先端部が養殖タンク底壁に前記排水パイプを囲
むように配置されたリング状の送気管46に連結されて
いる。送気管46は、図8に示すようにその上面に適宜
間隔に空気孔47が形成され、養殖タンク底壁から排水
パイプ41を囲むように空気を吐出させるようになって
いる。なお、38は送気管46が浮くのを防止するため
に挿入した錘である。50は養殖タンクに水を給水する
給水パイプであり、ポンプを介して海等の給水源に連結
されている。また、本実施例では、養殖タンクの水面部
付近の内周面を覆うように黒いビニールシート等で形成
された太陽光遮断カバー51が着脱自在に設けられてい
る。それにより、該部に付着する生物の光合成作用を阻
止するようにしている。
【0020】本実施例装置は、以上のように構成され、
陸上に設置された養殖タンク内の水は、その底部から送
気することによって養殖タンク中心部に上昇流が発生
し、養殖タンク周壁側が垂直下降流となる垂直対流が起
こり、水は常に上部と下部が循環する。そして、外部よ
り適宜水を供給することによって、排水パイプ41のネ
ット42の位置に達した水はオーバーフローして排水パ
イプ41より外部に流出する。従って、養殖タンク内の
水と外部との水の交換が行われる。その際、養殖タンク
内の水は、常に垂直対流しているので養殖タンク内に汚
れた水が滞溜することがなく、一様に新鮮な水と交換さ
れる。そして、垂直対流によって、上記実施例と同様な
作用効果がもたらされる。なお、上記養殖タンクは断面
円形状に形成されているが、養殖タンク形状は必ずしも
円形に限らず、方形の場合にも適用できる。その場合
は、送気管を養殖タンクの対面する一対の側壁下方部に
沿ってそれぞれ1本づつ配置することによって、垂直対
流を起こすことが可能である。
【0021】図10は、本発明のさらに他の実施例であ
り、海中に設けた養殖装置の実施例を示している。図
中、60は球形の養殖タンクであり、例えば、ポリビニ
ール繊維等の高強度・高弾力性の繊維で形成された基布
の両面をニトリルゴムやクロロプレンゴム等でコーティ
ングした膜で形成され、その下端部に取水排水口61が
形成されている。養殖タンク内の水圧は海水圧と同じで
あるから、耐圧性はあまり必要としないが、潮流の相互
作用から発生する引張力には配慮する必要があるので、
形状は球状が望ましい。取水排水口51には前記実施例
と同様に網62が設けられている。該球形の養殖タンク
60は、複数のアンカー63にワイヤー64を介して固
定され、一定の深さに維持されている。また、陸上又は
船や海上の浮遊物に設置されたエアポンプ等の送気装置
66と連結された送気管65の先端の空気噴出口が養殖
タンクの取水排水口61から垂直に養殖タンク内に空気
を噴出するように配置されている。また、養殖タンクの
上部には図示しない排気弁が設けられており、送気によ
り養殖タンク内圧が高くなると自動的に開いて内部の空
気を逃すようになっている。
【0022】70は海上に設けられた自動給餌器又は自
動肥料点滴装置であり、給餌又は肥料点滴パイプ71を
介して養殖タンク上部と連結され、必要に応じて養殖タ
ンク内に自動的に給餌又は肥料を起用給できるようにな
っている。また、養殖タンクの膜が光不透過材で形成さ
れていたり、養殖タンクが深い位置に設置される場合
は、該自動給餌器又は自動肥料点滴装置と併せて、ソー
ラー装置を設置し、海上と養殖タンク内を光ファイバー
73とで連結し、養殖タンク内に太陽光を導入し、養殖
タンク内の生物の光合成機能や生殖機能等を活発にする
ようにしている。なお、74は養殖タンク内に設置され
た照明装置であり、光ファイバーから供給される太陽光
を養殖タンク内に拡散するようにしてある。65は陸上
に設置した貯蔵庫76又は収穫船77と養殖タンク間に
設けられた収穫用管であり、養殖タンク内で養殖した藻
類や魚介類を直接陸上又は船上に収穫できるようになっ
ている。
【0023】以上のように、本装置によれば深海等海中
で区画された養殖タンク内で垂直対流を発生させて自動
的に海水を循環させながら、海底側から新しい海水を導
入し、汚れた海水を排出するので、養殖タンク内は常に
きれいな状態に保たれると共に、前記のように流れを発
生させるので、高密度で生物の成長率の高い高効率の養
殖が可能になる。そして、海中の任意の深さに設置でき
るので、従来の養殖方法では不可能であった養殖生物の
生殖環境に適する水圧のもとでの養殖が可能となる。そ
して、ソーラー装置によって、深海であっても養殖タン
ク内を太陽光で照明することができ、生物の光合成作用
等を促進させ、著しく成長率を高めることができる。ま
た、海中であるから、台風等海上の影響が少なく、安定
して養殖ができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され、次の
ような格別の効果を奏する。海や湖の水上、水中、或い
は陸上に区画された養殖タンク内で、養殖タンク内の水
に垂直対流を効率的に発生させて養殖環境を改善でき、
且つ赤潮等水面の汚染に影響されることなく、高密度の
魚介類、藻類の養殖ができ、且つ種苗保存及び飼料培養
ができる。養殖タンク内の水を養殖タンク外の深い位置
の汚染されていない水と循環しながら養殖することがで
き、例えば、海での養殖では養殖タンク内に塩分、栄養
塩素及び水温の安定した海底の海水を導入できると共に
養殖タンク内の汚れた海水を排除することができる。養
殖タンク内に海底の富栄養海水を導入でき餌生物の発生
を促進できるので、従来困難であった海上での魚介類、
藻類の種苗生産と保存及び飼料培養ができ、管理の省力
化が促進できる。水槽内に設置された養殖タンク内の水
を浄化しながら、養殖タンク内に還流することにより、
内部循環であっても養殖タンク内の水を常にきれいに保
つことができ、養殖効率を高めることができる。海中の
任意の深さに設置できるので、従来の養殖方法では不可
能であった深い位置での養殖等、養殖生物の生殖環境に
適する水圧のもとでの養殖が可能である。装置が簡単で
あり、建設費を低減することができ、且つ移動・撤去・
構築が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る海上における水産生物の
養殖装置の正面概略図である。
【図2】そのA−A断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例に係る陸上における
水産生物の養殖装置の平面概略図である。
【図4】図3のB−B断面概略図である。
【図5】図3のC−C断面概略図である。
【図6】図3のD−D断面概略図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例に係る陸上における
水産生物の養殖装置の正面概略図である。
【図8】図7のE−E断面図である。
【図9】図7の要部破断斜視図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例に係る水中におけ
る水産生物の養殖装置の概念図である。
【符号の説明】
1、30、40、60 養殖タンク 2 下部
骨組体 3 シートカバー 4、61 取水
排水口 7、36、46、65 送気管 9 上部
骨組体 20 水槽 21 貯水
槽 22 濾過槽 31 排水
口 35 給水管 41 排水
パイプ 47 送気孔 70 自動
肥料点滴装置 71 肥料点滴パイプ 73 光フ
ァイバー 74 照明装置 75 収穫
用管
フロントページの続き (71)出願人 593114496 豊平 朝松 沖縄県那覇市仲井真290番地 (72)発明者 当真 武 沖縄県島尻郡豊見城村字上田43番地の15 (72)発明者 銘苅 宗和 沖縄県国頭郡恩納村字瀬良垣2136番地 (72)発明者 比嘉 義視 沖縄県国頭郡恩納村字冨着143番地 (72)発明者 豊平 朝松 沖縄県那覇市仲井真290番地 (72)発明者 知念 隆一 沖縄県糸満市西崎町4丁目5ー4

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端が水面より上にあり、下端底部が水
    中にあって、該下端底部中央部に取水排水口が開口して
    いる養殖タンク内に、該養殖タンクの前記取水排水口か
    ら上方に向けて空気を送ることにより、前記養殖タンク
    内に水の垂直対流を発生させ、前記取水排水口から水を
    養殖タンク内に導入すると共に養殖タンク内の水を養殖
    タンク外に流出させて、養殖タンク内の水を該養殖タン
    ク外の水と交換しながら水産生物を養殖することを特徴
    とする水産生物の養殖方法。
  2. 【請求項2】 前記養殖タンクを陸上に設置した水槽内
    に設置し、底部に排水口を設け、該排水口の中央部に前
    記水槽内に設置した貯水槽と連結した給水管を設け、該
    給水管を貫通して送気管を設け、垂直対流を発生させる
    空気が該送気管から送られ、養殖タンク内の水に垂直対
    流が発生することにより、養殖タンク内に前記給水管を
    通して前記貯水槽内で濾過された清浄水を前記養殖タン
    クに導入し、且つ該養殖タンク内の水を前記水槽内に排
    出し、該水槽内に排出された水は濾過されて再び前記貯
    水槽に戻って循環させれることを特徴とする請求項1記
    載の水産生物の養殖方法。
  3. 【請求項3】 陸上に設置された養殖タンク内に外部よ
    り水が供給されると共に、該養殖タンクの下部から該養
    殖タンク内の水中に空気を送ることにより、前記養殖タ
    ンク内に水の垂直対流を発生させ、オーバーフローによ
    り養殖タンク内の水を外部に排出しながら、該養殖タン
    ク内で水産生物を養殖することを特徴とする水産生物の
    養殖方法。
  4. 【請求項4】 下端底部中央部に取水排水口が開口して
    いる養殖タンクを水中に設置して、前記取水排水口の中
    央部から該養殖タンク内の水中に空気を送ることによ
    り、前記養殖タンク内に水の垂直対流を発生させ、前記
    取水排水口から水を養殖タンク内に導入すると共に養殖
    タンク内の水を養殖タンク外に流出させて、養殖タンク
    内の水を該養殖タンクより深部の水と交換しながら養殖
    タンク内で水産生物を養殖することを特徴とする水産生
    物の養殖方法。
  5. 【請求項5】 上端が水面より上にあり、下端底部が水
    中にあって、該下端底部中央部に取水排水口が開口して
    水産生物を養殖する養殖タンク、該養殖タンクの底部付
    近に該養殖タンク内の水中に空気を噴出する空気噴出口
    を有し基端が送気装置に連結されている送気管とを有す
    ることを特徴とする水産生物の養殖装置。
  6. 【請求項6】 水槽、該水槽内に設置され上端が水面よ
    り上にあり、下端底部が水中にあって下端底部中央部に
    排水口が開口した水産生物を養殖する養殖タンク、前記
    水槽内に該水槽内の水が流入可能に設置され、内部に水
    を濾過するフィルタが設けられている濾過槽、該濾過槽
    で濾過された水が流入する貯水槽、該貯水槽に接続さ
    れ、前記養殖タンクの排水口の中央部を介して養殖タン
    ク内に貯水槽内の水を供給する給水管、該給水管内を通
    って前記養殖タンク下部中央部に送気装置から空気を送
    る送気管とからなることを特徴とする水産生物の養殖装
    置。
  7. 【請求項7】 陸上に設置された養殖タンク、該養殖タ
    ンクの下部から上方に向けて該養殖タンク内の水中に空
    気を送る送気管、該養殖タンク内の水を上部よりオーバ
    ーフローにより外部に排出する排水管とを有し、前記養
    殖タンク内に水の垂直対流を発生させ、オーバーフロー
    により養殖タンク内の水を外部に排出しながら、該養殖
    タンク内で水産生物を養殖するようにしたことを特徴と
    する水産生物の養殖装置。
  8. 【請求項8】 水中に設置され、下端底部中央部に取水
    排水口が開口し、且つ上部に排気弁及び給餌又は肥料点
    滴口が設けられ、任意の周壁部に収穫口が設けられてい
    る水産生物を養殖する養殖タンク、前記取水排水口を介
    して前記養殖タンクの下部中央部に空気を送る送気管、
    前記給餌又は肥料点滴口に接続されて前記養殖タンク内
    に餌又は肥料を供給できるように設けられた給餌又は肥
    料点滴パイプ、一端が前記収穫口に接続され他端がポン
    プに接続された収穫管とを有することを特徴とする水産
    生物の養殖装置。
  9. 【請求項9】 前記養殖タンク内に光ファイバーにより
    太陽光を導入して該養殖タンクを照明するようにしたこ
    とを特徴とする請求項8記載の水産生物の養殖装置。
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