JP2013157307A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【目的】 本発明の目的は、導電体に対する接続位置を簡単に変更することができ且つ導電体に対する接続安定性を向上させることができるコネクタを提供する。
【構成】 本コネクタは、第1、第2導電部100a、100bと、第1、第2導電部100a、100bの端部を、第1、第2導電部100a、100bが導電布を挟持可能な閉位置から導電布を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部100cとを備えている。第1導電部100aは、第1導電部100aの回動に応じて揺動し、導電布を貫通可能な係止突部170a、180aを有している。係止突部170a、180aは、当該係止突部170a、180aの揺動軌道に沿って湾曲している。
【選択図】 図2D

Description

本発明は、導電布等のフレキシブルな導電体に接続可能なコネクタに関する。
従来、導電布に接続される接続端子は、導電布に設けられた孔に係止可能なホックと、このホックに設けられ且つ前記導電布に電気的に接続可能な接点部と、この接点部に接続されたケーブルとを備えている(特許文献1及び2参照)。
特開2001−291536号公報 特開2000−28742号公報
ところが、上記接続端子は、導電布に孔を設ける必要があるため、接続端子と導電布との接続位置を変更することが困難であった。また、導電布に孔を形成する際に、導電布内にある電極が損傷する可能性があるため、接続端子と導電布との接続安定性が低かった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、導電体に対する接続位置を簡単に変更することができ且つ導電体に対する接続安定性を向上させることができるコネクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1コネクタは、第1、第2導電部と、前記第1、第2導電部の端部を、当該第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から前記導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部とを備えている。前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、前記導電体を貫通可能な係止突部を有している。前記係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲している。
このような発明の態様による場合、第1、第2導電部が導電体を挟持し、係止突部が導電体を貫通することにより、第1、第2導電部が導電体に接続される。よって、第1、第2導電部の導電体に対する接続位置を簡単に変更することができる。また、係止突部が導電体を貫通するようになっているので、導電体にホックを取り付けるための大きな孔を設ける必要がない。よって、孔開けにより導電体の電極が傷付くことがなく、前記コネクタの導電体に対する接続安定性を向上させることができる。しかも、係止突部が導電体を貫通しているので、第1コネクタの導電体に対する引っ張り強度を向上させることができる。加えて、係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲しているので、係止突部が導電体に突き刺さる際に、当該導電体に与える負荷を軽減することができる。
前記第1コネクタは、前記第1、第2導電部に固着され且つ当該第1、第2導電部を覆う絶縁性を有する第1、第2ボディを更に備えた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、絶縁性を有する第1、第2ボディに第1、第2導電部が覆われているので、第1、第2導電部とその周囲との間の絶縁性が確保される。よって、第1、第2導電部がショート等するのを抑止することができる。
本発明の第2コネクタは、第1、第2導電部と、前記第1、第2導電部が固着された第1、第2ボディと、前記第1、第2ボディの端部を、前記第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から前記導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部とを備えている。前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、前記導電体を貫通可能な槍状の係止突部を有している。前記係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲している。
このような発明の態様による場合、第1、第2導電部が導電体を挟持し、係止突部が導電体を貫通することにより、第1、第2導電部が導電体に接続される。よって、第1、第2導電部の導電体に対する接続位置を簡単に変更することができる。また、係止突部が導電体を貫通するようになっているので、導電体にホックを取り付けるための大きな孔を設ける必要がない。よって、孔開けにより導電体の電極が傷付くこともなく、前記コネクタの導電体に対する接続安定性を向上させることができる。しかも、係止突部が導電体を貫通しているので、第2コネクタの導電体に対する引っ張り強度を向上させることができる。加えて、係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲しているので、係止突部が導電体に突き刺さる際に、当該導電体に与える負荷を軽減することができる。
前記第1、第2導電部のうちの少なくとも他方は、前記係止突部が挿入可能な係止孔又は係止凹部を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、係止突部が係止孔又は係止凹部に挿入されるので、第1、第2コネクタの導電体に対する引っ張り強度を更に向上させることができる。
前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記導電体に弾性的に接触可能な接触部を更に有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態で、接触部が導電体に弾性的に接触する。よって、第1、第2導電部の導電体に対する保持力が向上すると共に、第1、第2導電部の導電体に対する接触抵抗値を安定させることができる。しかも、接触部の形状を変更することにより、接触部のバネ定数を変更することができるので、第1、第2コネクタに対して振動又は衝撃が加えられたときに、接触部に発生する共振を抑制することができる。
前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方が導電性を有する金属板で構成することが可能である。前記接触部は、前記金属板の一部を切り上げた弾性片である。このような発明の態様による場合、接触部が金属板の一部を切り上げた弾性片であることから、第1、第2コネクタの部品点数の低減を図ることができ、低コスト化を図ることができる。
前記第1、第2ボディのうちの一方は、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、第1、第2ボディのうちの他方に当接し、前記第1、第2導電部の間に所定の間隙を生じさせる当接部を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、当接部が、第1、第2ボディのうちの他方に当接し、前記第1、第2導電部の間に所定の間隙を生じさせる。よって、第1、第2コネクタに外部から力が加わったとしても、第1、第2導電部の間の所定の間隙が確保され、第1、第2導電部と導電体との所定の接続状態が確保される。
前記第1、第2コネクタは、前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方に接続されており且つケーブルの芯線に接続可能な接続部を更に備えた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、接続部にケーブルの芯線を接続することができるので、前記第1、第2コネクタの外部接続が容易になる。
前記第1、第2コネクタは、ケーブルを保持可能な保持部を更に備えた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、保持部によりケーブルが保持されるので、ケーブルの引っ張り強度を向上させることができる。
前記第1、第2コネクタは、導電性を有する前記連結部に固着可能であり且つ前記接続部を有するケーブル接続部を更に備えた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、前記連結部に固着されたケーブル接続部の接続部にケーブルの芯線を接続することが可能であるので、前記第1、第2コネクタの外部接続が容易になる。
前記第1、第2コネクタは、前記第1、第2導電部の少なくとも一方に設けられており且つ当該第1、第2導電部が開位置から閉位置に回動したとき、前記ケーブル接続部の接続部に接近し、当接可能な可動部を更に備えた構成とすることが可能である。前記可動部が前記接続部に当接することにより、前記ケーブル接続部の接続部が前記可動部と前記連結部との間で挟持される構成とすることが可能である。
このような発明の態様による場合、第1、第2導電部が開位置から閉位置に回動すると、可動部がケーブル接続部の接続部に接近し、当接する。これにより、ケーブル接続部の接続部が可動部と前記連結部との間で挟持される。よって、ケーブル接続部の連結部に対に対する固着強度が向上し、ケーブル接続部が外部負荷に対して強くなる。
前記ケーブル接続部及び前記連結部の少なくとも一方は、フックを有する構成とすることが可能である。前記ケーブル接続部及び前記連結部の他方は、前記フックが係合可能な係合孔又は係合凹部を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、フックが係合孔又は係合凹部に係合されているので、ケーブル接続部が外部負荷に対して強くなる。加えて、ケーブル接続部の接続部に芯線が接続されたケーブルの引っ張り強度を向上させることが可能になる。
前記ケーブル接続部及び前記連結部の少なくとも一方は、第1ストッパを有する構成とすることが可能である。前記ケーブル接続部及び前記連結部の他方は、前記第1ストッパが係合可能な係合孔又は係合凹部を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、前記第1ストッパが前記係合孔又は係合凹部に係合することにより、前記ケーブル接続部が前記連結部に対して位置決めされる。よって、前記ケーブル接続部が前記連結部に固着し易くなる。
前記第1、第2コネクタは、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記第1導電部を前記第2導電部に係止させるロック機構を更に備えた構成とすることが可能である。前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック孔又はロック凹部と、前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記ロック孔又はロック凹部に挿入可能なロック片とを有する構成とすることが可能である。前記ケーブル接続部は、前記ロック片に当接する第2ストッパを有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、前記第2ストッパが前記ロック片に当接することにより、前記ケーブル接続部が前記連結部に対して位置決めされる。よって、前記ケーブル接続部が前記連結部に固着し易くなる。
前記連結部は、間隔をあけて配置された第1、第2ガイド凸部を有する構成とすることが可能である。前記ケーブル接続部が前記第1、第2ガイド凸部間に挿入され、前記連結部に対する固着位置へガイドされ得る。このような発明の態様による場合、第1、第2ガイド凸部により前記ケーブル接続部を前記固着位置にガイドされる。よって、前記ケーブル接続部が前記連結部に固着し易くなる。
前記第1、第2ボディは絶縁樹脂で構成された同一形状とすることが可能である。この場合、前記第1、第2ボディは、第1方向の第1端部と、前記第1方向の前記第1端部の反対側の第2端部と、前記第1端部に設けられ且つ前記第1方向に直交する第2方向に延びた第1腕部と、前記第2端部に設けられ且つ前記第2方向に延びた第2腕部とを有する構成とすることが可能である。前記第2腕部には凹部が設けられている。前記第2ボディの第2腕部の凹部に前記接続部、保持部及びケーブルの少なくとも一つが収容される。
このような発明の態様による場合、第1、第2ボディが絶縁樹脂で構成された同一形状であるので、一つの金型で第1、第2ボディを作成することができる。よって、第1、第2コネクタの低コスト化を図ることができる。しかも、第1ボディの第2腕部の凹部は、第2ボディの第2腕部の凹部は接続部、保持部及びケーブルの少なくとも一つを収容する収容凹部として機能する。
前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、前記導電体に接触可能な突起及び凹部の少なくとも一方を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、突起及び凹部の少なくとも一方が導電体に接触することにより、導電体に対する接触面積が増大するので、第1、第2導電部の導電体に対する安定した接触抵抗値を得ることができる。よって、前記第1、第2コネクタの接続安定性の更なる向上を図ることができる。
前記突起及び凹部の少なくとも一方は四角錐状とすることが可能である。このような発明の態様による場合、突起及び凹部の少なくとも一方の表面積が大きくなることにより、更に第1、第2導電部の導電体に対する安定した接触抵抗値を得ることができるので、第1、第2コネクタの接続安定性の向上を図ることができる。
複数の前記係止突部が、前記第1導電部の中央部及び両端部に設けられた構成とすることが可能である。
前記係止突部に、かえりが設けられた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、かえりにより、係止突部が導電体を貫通した状態から抜け難くなる。よって、導電体に対する引っ張り強度を更に向上させることができる。また、かえりが係止孔又は係止凹部に係止される場合には、第1、第2導電部の導電体に対する保持力を更に向上させることができ、第1、第2導電部が不用意に閉位置から開位置に回動するのを抑止できる。
前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、突脈又は凸凹面を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、第1、第2導電部のうちの少なくとも一方が突脈又は凸凹面を有しているので、第1、第2導電部のうちの少なくとも一方の強度が向上する。
前記第1、第2コネクタは、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記第1導電部を前記第2導電部に係止させるロック機構を更に備えた構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、前記ロック機構により、前記第1導電部が前記第2導電部に係止され、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で維持され、第1、第2導電部が不用意に閉位置から開位置に回動するのを抑止できる。
前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック爪と、前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記ロック爪を係止するロック孔又はロック凹部とを有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック爪をロック孔又はロック凹部に係止させるだけで、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態で簡単にロックされる。
前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック孔又はロック凹部と、前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記ロック孔又はロック凹部に挿入され、折り曲げ可能なロック片とを有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック片をロック孔又はロック凹部に挿入し、折り曲げるだけで、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態で簡単にロックされる。ロック片の折り曲げ位置を変えることにより、導電体の厚み寸法に応じて第1、第2導電部間の間隔を変更することができる。
前記ロック片は、折り目部を有する構成とすることが可能である。前記折り目部は、前記ロック片の他の部分よりも薄肉とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック片は、折り目部で簡単に折り曲げることができる。
前記ロック孔又はロック凹部は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。前記ロック片は、前記第1、第2導電部のうちの何れか他方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック孔又はロック凹部とロック片とが前記第1、第2導電部の両端部より内側に配置されているので、第1、第2コネクタにロック機構が設けられたことにより、当該第1、第2コネクタの外形が大きくなるのを抑制することができる。
前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック孔と、前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記ロック孔に挿入可能なロック片を有する構成とすることが可能である。前記ロック片は、互いに離れる方向に塑性変形し、前記ロック孔の縁部に係合可能な二股状又は三股状の先端部を有する構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック片をロック孔に挿入し、ロック片の先端部を互いに離れる方向に塑性変形させ、ロック孔の縁部に係合させるだけで、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態で簡単にロックされる。ロック片のロック孔に対する係合の高さ位置を変えることにより、導電体の厚み寸法に応じて第1、第2導電部間の間隔を変更することができる。
前記ロック孔は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。前記ロック片は、前記第1、第2導電部のうちの何れか他方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック孔又はロック凹部とロック片とが前記第1、第2導電部の両端部より内側に配置されているので、第1、第2コネクタにロック機構が設けられたことにより、当該第1、第2コネクタの外形が大きくなるのを抑制することができる。
本発明の実施例1に係るケーブルが接続されたコネクタの正面、平面及び右側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの背面、平面及び左側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 前記コネクタの第1、第2導電部、連結部及びケーブル接続部の正面、平面及び右側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 前記コネクタの第1、第2導電部、連結部及びケーブル接続部の背面、平面及び左側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 前記コネクタの第1、第2導電部、連結部及びケーブル接続部の正面、底面及び左側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 前記コネクタの第1、第2導電部、連結部及びケーブル接続部の右側面図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 前記コネクタのボディの正面、平面及び右側面を表した斜視図である。 前記コネクタのボディの背面、平面及び左側面を表した斜視図である。 本発明の実施例2に係るケーブルが接続されたコネクタの正面、平面及び右側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの背面、平面及び左側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの正面、底面及び左側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの右側面図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの正面、平面及び右側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が閉位置に位置した状態を示す図である。 ケーブル及び導電布が接続された前記コネクタの右側面図であって、第1、第2導電部が閉位置に位置した状態を示す図である。 前記コネクタのケーブル接続部の背面、平面及び右側面を表した斜視図である。 前記コネクタのケーブル接続部の正面、底面及び左側面を表した斜視図である。 ケーブル接続部が取り外された前記コネクタの第1設計変更例の正面、平面及び右側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 導電布が接続された前記コネクタの右側面図であって、第1、第2導電部が閉位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの第2設計変更例の正面、平面及び右側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。 ケーブルが接続された前記コネクタの背面、平面及び左側面を表した斜視図であって、第1、第2導電部が開位置に位置した状態を示す図である。
以下、本発明の実施例1及び2について説明する。
まず、本発明の実施例1に係るコネクタについて図1A〜図3Bを参照しつつ説明する。図1A及び図1Bに示すコネクタは、図示しないフレキシブルな導電布(導電体)が接続可能なコネクタである。このコネクタは、第1、第2導電部100a、100bと、連結部100cと、ケーブル接続部100dと、第1、第2ボディ200a、200bとを備えている。以下、前記コネクタの各構成要素について詳しく説明する。図1A〜図2Dにおいて、前記コネクタの長さ方向をX、前記コネクタの前後方向をY、前記コネクタの高さ方向をZとして示している。Y方向はX方向に直交し、Z方向はX及びY方向に直交している。
第1、第2導電部100a、100b及び連結部100cは、図2A〜図2Dに示すように導電性を有する一枚の金属板で構成されている。第2導電部100bは、第1プレート110bと、第2プレート120bと、第3プレート130bと、一対の第1係止片140bと、一対の第2係止片150bと、一対の第3係止片160b(ロック機構の一部)とを有している。
第1プレート110bはX方向に延びた矩形状の板である。第1プレート110bのX方向の両端には第3係止片160bが連接されている。第3係止片160bは上側(Z方向の一方側)に折り曲げられた板である。第3係止片160bには矩形状のロック孔161bが設けられている。
第2プレート120bは第1プレート110bに連接され且つ当該第1プレート110bに対して第1導電部100a側に略直角に折り曲げられた矩形状の板である。第3プレート130bは、第2プレート120bに連接され且つ第1、第3プレート110b、130bが対向しないように当該第2プレート120bに対して略直角に折り曲げられた矩形状の板である。第3プレート130bの中央部には、複数の突起131bと複数の係止孔132bとが設けられている。突起131bは、上側(Z方向の一方側)に凸の四角錐である。係止孔132bは、第3プレート130bをZ方向に貫通した矩形状の孔であって、第1導電部100aの後述する係止突部170a、180aに対応する位置に配置されている。なお、係止孔132bが特許請求の範囲に記載された係止孔に相当している。
第3プレート130bのX方向の両端部には、当該両端部の一部を下側(Z方向の他方側)に切り上げた第1係止片140bが設けられている。第1係止片140bには矩形状の係止孔が設けられている。また、第3プレート130bのX方向の両端部には、第1係止片140bが切り上げられた後に形成された孔133bが設けられている。第3プレート130bのX方向の両端には、下側(Z方向の他方側)に折り曲げられた板である第2係止片150bが連接されている。
第1導電部100aは、第1プレート110aと、第2プレート120aと、第3プレート130aと、一対の第1係止片140aと、一対の第2係止片150aと、一対の第3係止片160a(ロック機構の一部)と、複数の係止突部170a、180aと、接触部190aとを有している。
第1プレート110aはX方向に延びた矩形状の板である。第1プレート110aの中央部には、一対のアーム111aが設けられている。第1プレート110aのアーム111aの外側部分には、当該外側部分を上側に切り上げた第2係止片150aが設けられている。第1プレート110aのX方向の両端には、下側に折り曲げられた板である第3係止片160bが連接されている。第3係止片160bには第2導電部100bのロック孔161bに係止可能なロック爪161aが設けられている。
第2プレート120aは第1プレート110aに連接され且つ当該第1プレート110aに対して第2導電部100b側に略直角に折り曲げられた矩形状の板である。第3プレート130aは、第2プレート120aに連接され且つ第1、第3プレート110a、130aが対向しないように当該第2プレート120aに対して略直角に折り曲げられた矩形状の板である。第3プレート130a、130bは、第1、第2導電部100a、100bが後述する閉位置に位置した状態で、上記導電布を挟持可能な部位である。
第3プレート130aの中央部には、当該中央部を上側に切り上げた一対の第1係止片140aがX方向に間隔をあけて配設されている。第1係止片140aには、矩形状の係止孔が設けられている。第3プレート130aの第1係止片140aの間の部分及び第3プレート130aの第1係止片140aの外側の部分には、第1導電部100aの回動に伴って揺動可能な槍状の係止突部170aが連接されている。係止突部170aは、図2Dに示すように第3プレート130aに対して略直角な方向に折り曲げられており且つ当該係止突部170aの揺動軌道に沿って湾曲している。図2D中において、係止突部170aの揺動軌道が一点鎖線で示されている。
第3プレート130aの両端の係止突部170aの根元部分には、突起131aが各々設けられている。突起131aは、係止突部170aと同方向に凸の四角錐である。第3プレート130aの突起131aの外側の部分には、当該第3プレート130aを貫通した係止孔132aが設けられている。第3プレート130aのX方向の両端には、第1導電部100aの回動に伴って揺動可能な槍状の係止突部180aが連接されている。係止突部180aは、図2Dに示すように第3プレート130aに対して略直角な方向に折り曲げられており且つ当該係止突部180aの揺動軌道に沿って湾曲している。図2D中において、係止突部180aの揺動軌道が一点鎖線で示されている。係止突部180aの先端部にはかえり181aが設けられている。係止突部170a、180aは、第2導電部100bの係止孔132bに対応する位置に配置されている(すなわち、第1導電部100aの中央部及び両端部に配置されている。)。係止突部170a、180aは、第1、第2導電部100a、100bが閉位置に位置した状態で、導電布を貫通可能であると共に、係止孔132bに挿入可能となっている。かえり181aは係止孔132bに係止可能となっている。
接触部190aは、第1、第2、第3プレート110a、120a、130aのX方向の両端部の一部を下側に切り上げた弾性片である。接触部190aは、先端部の下面(第2導電部対向面)が第3プレート130aの下面(第2導電部対向面)よりも第2導電部100b側に位置するように階段状に折り曲げられている。このため、接触部190aは、第1、第2導電部100a、100bが閉位置に位置した状態で、第1、第2導電部100a、100bの間に挟持された導電布に弾性的に接触可能となっている。接触部190aの先端部には突起191aが各々設けられている。突起191aは、係止突部170aと同方向に凸の四角錐である。
連結部100cは、第1導電部100aの端部と第2導電部100bの端部とを、当該第1、第2導電部100a、100bが閉位置から開位置にかけて回動自在になるように連結する矩形状の板である。連結部100cは、第2導電部100bの第1プレート110bの後端(Y方向の他端)に連接され且つ当該第1プレート110bに対して略直角に折り曲げられている。連結部100cは、上側(Z方向の一方側)に延びた一対のアーム110cを有している。このアーム110cに第1導電部100aのアーム111aが連結されている。アーム110cとアーム111aとの境界部分が薄肉化されている。この境界部分を支点に第1、第2導電部100a、100bが閉位置から開位置にかけて回動自在(開閉自在)になっている。前記閉位置は、第1導電部100aと第2導電部100bとが略平行に対向し、その間に上記導電布を挟持可能な位置である。前記開位置は、図1A〜図2Dに示すように第1導電部100aと第2導電部100bとが離反し、その間から前記導電布が解放可能な位置である。
ケーブル接続部100dは、図2Bに示すように導電性を有する金属板である。ケーブル接続部100dは、固着部110dと、接続部120dと、保持部130dとを有している。固着部110dは連結部100cと略同形状の板であって、当該連結部100cの後面に固着されている。接続部120dは固着部110dに連接されており且つケーブルCの芯線C1の外径よりも若干小さい内径を有する略C字状の板である。この接続部120dはケーブルCの芯線C1を保持可能となっている。保持部130dは、接続部120dに連接されており且つケーブルCの芯線C1を覆う絶縁性を有する保護カバーC2の外径よりも若干小さい内径を有する略C字状の板である。この保持部130dはケーブルCの保護カバーC2を保持可能となっている。
第2ボディ200bは、図3A及び図3Bに示すように絶縁樹脂製のブロックである。第2ボディ200bのX方向の寸法は第2導電部100bのX方向の寸法よりも大きいので、第2ボディ200bが後述するように第2導電部100bに固着された状態で、第2ボディ200bが第2導電部100bを覆っている(図1A及び図1B参照)。また、第2ボディ200bは、第2導電部100bの回動に伴って回動可能である。この第2ボディ200bは、ベース210bと、台部220bと、壁部230b、240bと、当接部250b、260bと、第1、第2腕部270b、280bとを有している。
ベース210bはX方向に延びた略矩形状の板であって、内面及び外面を有している。台部220bはベース210bの内面の先端側(Y方向の一端側)の中央部上に設けられた直方体である。この台部220bの中央部には、係止孔221bが設けられている。係止孔221bはX方向に延びた矩形状の孔であって、当該係止孔221bの内壁面上に一対の係止爪がX方向に間隔をあけて設けられている。ベース210bの基端側(Y方向の他端側)の中央部には、Y方向に延びた一対の係止孔211bが設けられている。
台部220bのX方向の両端部には、一対の凸部223b及び係止孔224bが設けられている。凸部223bは第2ボディ200bの内側に凸の矩形状の突起である。係止孔224bは凸部223bの下側に位置する矩形状の孔である。係止孔224bの内壁面上には係止爪が設けられている。ベース210bのX方向の両端には、壁部230b、240bが連接されている。壁部230b、240bの厚み寸法は、ベース210bの厚み寸法よりも大きいので、壁部230b、240bはベース210bの内面側に凸となっている。壁部230b、240bの先端部には、矩形状の係止孔231b、241bが設けられている。
凸部223bは第2導電部100bの孔133bに係合されている。係止孔224bには第2導電部100bの第1係止片140bが挿入され、係止孔224bの係止爪が第1係止片140bの係止孔に係止されている。係止孔231b、241bには第2導電部100bの第2係止片150bが嵌合している。このようにして第2ボディ200bが第2導電部100bに固着されている。この固着状態で、第2導電部100bの第3プレート130bが台部220b上に当接し、第1プレート110bがベース210bの基端部上に当接する。
台部220bの中央部の係止孔221bの下側には、凹部222bが設けられている。凹部222bは、凹部222bの長さ方向と直交する方向に延びており且つ係止孔221bの中央部に連通している。台部220bの凹部222bと凸部223bとの間には、一対の凹部225bが設けられている。また、壁部230b、240bと台部220bとの間には、間隙290bが生じている。凹部222b、225b及び間隙290bは、第2導電部100bの係止孔132bの下側に位置している。第2導電部100bの係止孔132bに第1導電部100aの係止突部170a、180aが挿入されるときに、係止突部170aが凹部222b、225bに、係止突部180aが間隙290bに挿入される。これにより、係止突部170aと第2ボディ200bとの干渉が防止されている。
壁部230b、240bの後端部には、当接部250b、260bが突設されている。当接部250b、260bは、第2ボディ200bの内側に凸の突起である。当接部250b(すなわち、第2ボディ200bの長さ方向(第1方向)の第1端部)の後端には、第1腕部270bが連接され且つ第2ボディ200bの幅方向(第2方向)に延びている。第1腕部270bは、その断面が先端側に漸次低減するテーパー形状となっている。ベース210b、壁部240b及び当接部260b(すなわち、第2ボディ200bの長さ方向(第1方向)の第2端部)の後端には、第2腕部280bが連接され且つ第2ボディ200bの幅方向(第2方向)に延びている。第2腕部280bには、半円状の第1、第2凹部281b、282bがX方向において隣接するように設けられている。第1凹部281bの内形は、第2凹部282bの内形よりも小さい。第2凹部282bに保持部130dが部分的に収容されている。第1凹部281bにケーブルCの保護カバーC2が部分的に収容可能となっている。なお、第1凹部281bが特許請求の範囲の第2ボディの第2腕部の凹部に相当している。
第1ボディ200aは、図3A及び図3Bに示すように第2ボディ200bと同一形状の絶縁樹脂製のブロックである。第1ボディ200aのX方向の寸法は第1導電部100aのX方向の寸法よりも大きいので、後述するように第1ボディ200aが第1導電部100aに固着された状態で、第1ボディ200aが第1導電部100aを覆っている(図1A及び図1B参照)。また、第1ボディ200aは、第1導電部100aの回動に伴って回動可能である。第1ボディ200aは、ベース210aと、台部220aと、壁部230a、240aと、当接部250a、260aと、第1、第2腕部270a、280aとを有している。なお、第1ボディ200aの各部については、第2ボディ200aと重複する説明については省略する。
ベース210aの係止孔211aに第1導電部100aの第2係止片150aが嵌合している。台部220aの係止孔221aに第1導電部100aの第1係止片140aが挿入され、係止孔221aの係止爪が第1係止片140aの係止孔に係止されている。台部220aの凸部223aは第1ボディ200aの内側に凸の矩形状の突起であって、第1導電部100aの係止孔132aに各々嵌合している。このようにして第1ボディ200aが第1導電部100aに固着されている。この固着状態で、第1導電部100aの第3プレート130aが台部220a上に当接し、第1プレート110aがベース210aの基端部上に当接する。
凹部222a、225aは、第1導電部100aの係止突部170aの下側に位置している。壁部230a、240aと台部220aとの間の間隙290aは、第1導電部100aの係止突部180aの下側に位置している。
当接部250a、260aは、第1、第2導電部100a、100bが閉位置に位置した状態で、第2ボディ200bの当接部250b、260bに当接する。この状態で、第1、第2導電部100a、100bの第3プレート130a、130b間に所定の間隙が生じる。この間隙は、上記導電布の厚み寸法よりも若干小さく設定されている。このため、第1、第2導電部100a、100bが閉位置に位置した状態で、第1、第2導電部100a、100bの第3プレート130a、130bが所定状態で導電布を挟持し得る。一方、第1、第2導電部100a、100bが開位置に位置した状態で、図1Bに示されるように第1ボディ200aの第1凹部281aに第2ボディ200bの第1腕部270bが挿入される。なお、第1凹部281aが特許請求の範囲の第1ボディの第2腕部の凹部に相当している。
以下、上述した構成のコネクタを組み立てると共に、ケーブルCを接続する手順について詳しく説明する。まず、導電性を有する金属板がプレス成形されることによって作成されたケーブル接続部100dを用意する。このケーブル接続部100dは、接続部120d及び保持部130dが平板状である。その後、ケーブルCを用意する。このケーブルCは、保護カバーC2の長さ方向の一端部が剥離され、芯線C1が保護カバーC2から露出している。その後、露出した芯線C1を接続部120dに、保護カバーC2を保持部130dに接近させる。その後、接続部120dが略C字状に折り曲げられ、芯線C1に固着され接続される。同様に保持部130dが略C字状に折り曲げられ、保護カバーC2に固着される。
その後、導電性を有する金属板がプレス成形されることによって作成された第1、第2導電部100a、100b及び連結部100cを用意する。その後、ケーブル接続部100dの固着部110dを連結部100cに固着させる。これにより、ケーブルCの芯線C1が連結部100cを介して第1、第2導電部100a、100bに電気的に接続される。
その後、絶縁樹脂を射出成形することによって作成された第1、第2ボディ200a、200bを用意する。その後、第2導電部100bの第1係止片140bが第2ボディ200bの係止孔224bに、第2導電部100bの第2係止片150bが係止孔231b、241bに挿入される。すると、第1係止片140bが係止孔224bに係止され、第2係止片150bが係止孔231b、241bに嵌合する。このとき、第2導電部100bの第3プレート130bが第2ボディ200bの台部220b上に当接し、第2導電部100bの第1プレート110bが第2ボディ200bのベース210bの基端部上に当接し、第2ボディ200bの凸部223bが第2導電部100bの孔133bに係合される。第2ボディ200bの凹部222b、225b及び間隙290bが、対応する係止孔132bの下側に位置し、当該係止孔132bに連通する。第2ボディ200bの第2腕部280bの第2凹部282bにケーブル接続部100dの保持部130dが部分的に収容され、第1凹部281bにケーブルCの保護カバーC2が部分的に収容される。このように第2ボディ200bが第2導電部100bに取り付けられ、当該第2導電部100bの後側を覆う。
その一方で、第1導電部100aの第1係止片140aが第1ボディ200aの係止孔221aに、第1導電部100aの第2係止片150aが第1ボディ200aの係止孔211aに挿入される。すると、第1係止片140aが係止孔221aに係止され、第2係
止片150aが係止孔211aに嵌合する。このとき、第1導電部100aの第3プレート130aが台部220a上に当接し、第1導電部100aの第1プレート110aがベース210aの基端部上に当接し、第1ボディ200aの凸部223aが第1導電部100aの係止孔132aに嵌合する。接触部190aの先端部が第1導電部100aの係止孔224a上に位置する。このようにして第1導電部100aに第1ボディ200aが取り付けられ、第1ボディ200aが第1導電部100aの後側を覆う。
以下、上記の通り組み立てられたコネクタに導電布を接続する手順について説明する。まず、第1、第2導電部100a、100bを開位置に位置させる。これに伴って、第1、第2ボディ200a、200bも開位置に位置する。このとき、第2ボディ200bの第1腕部270bが第1ボディ200aの第1凹部281bに挿入される。
その後、導電布を第1、第2導電部100a、100bの間に挿入する。その後、アーム110cとアーム111aとの境界部分を支点に第1、第2導電部100a、100b及び第1、第2ボディ200a、200bを開位置から閉位置に回動させる。すると、第1、第2導電部100a、100bが互いに接近し、導電布を挟持する。このとき、第1導電部100aの係止突部170aが、当該第1導電部100aの回動に伴って揺動し、導電布に突き刺さると共に、第2導電部100bの係止孔132b及び第2ボディ200bの凹部222b、225bに挿入される。係止突部180aが、当該第1導電部100aの回動に伴って揺動し、導電布に突き刺さると共に、第2導電部100bの係止孔132b及び第2ボディ200bの間隙290bに挿入され、係合される。第1導電部100aの接触部190aが導電布を第2導電部100bの第3プレート130bに弾性的に押圧し、接触部190aの突起191aが導電布に当接する。また、第1、第2導電部100a、100bの突起131a、131bも導電布に当接する。
第1、第2ボディ200a、200bを開位置から閉位置に回動させる過程で、第2ボディ200bの第1腕部270bが第1ボディ200aの第1凹部281aから脱する。その後、第1、第2ボディ200a、200bが閉位置に位置すると、第1ボディ200aの当接部250a、260aが、第2ボディ200bの当接部250b、260bに当接する。これと共に、第1導電部100aのロック爪161aが第2導電部100bのロック孔161bに係止される。これにより、第1、第2導電部100a、100bが閉位置に位置した状態が維持され、第1、第2導電部100a、100bが不用意に閉位置から開位置に回動するのを抑止される。
このようなコネクタによる場合、第1、第2導電部100a、100bが導電布を挟持し、係止突部170a、180aが導電布を貫通することにより、第1、第2導電部100a、100bが導電布に接続される。よって、第1、第2導電部100a、100bの導電布に対する接続位置を簡単に変更することができる。また、係止突部170a、180aが導電布を貫通するようになっているので、導電布にホックを取り付けるための大きな孔を設ける必要がない。よって、孔開けにより導電布の電極が傷付くこともなく、前記コネクタの導電布に対する接続安定性を向上させることができる。しかも、係止突部170a、180aが導電布を貫通し且つ第2導電部100bの係止孔132bに挿入されているので、前記コネクタの導電布に対する引っ張り強度を向上させることができる。加えて、係止突部170a、180aは、当該係止突部170a、180aの揺動軌道に沿って湾曲しているので、係止突部170a、180aが導電布に突き刺さる際に、当該導電布に与える負荷を軽減することができる。
また、第1、第2導電部100a、100bが導電布を挟持した状態で、第1導電部100aの接触部190aが導電布に弾性的に接触し、当該導電布を第2導電部100bに押し当てる。このため、第1、第2導電部100a、100bの導電布に対する保持力が向上すると共に、第1、第2導電部100a、100bの導電布に対する接触抵抗値を安定させることができる。また、第1、第2導電部100a、100bが導電布を挟持した状態で、接触部190aの突起191a及び第1、第2導電部100a、100bの突起131a、131bが導電布に当接するので、導電体に対する接触面積が増大する。この点でも、第1、第2導電部100a、100bの導電布に対する接触抵抗値を安定させることができる。しかも、接触部190aの形状を変更することにより、接触部190aのバネ定数を変更することができるので、前記コネクタに対して振動又は衝撃が加えられたときに、接触部190aに発生する共振を抑制することができる。
第1、第2導電部100a、100bが導電布を挟持した状態で、第1ボディ200aの当接部250a、260aが、第2ボディ200bの当接部250b、260bに当接し、第1、第2導電部100a、100bの間に所定の間隙を生じさせる。よって、コネクタに外部から力が加わったとしても、第1、第2導電部100a、100bの間の所定の間隙が確保され、第1、第2導電部100a、100bと導電布との所定の接続状態が確保される。
また、第1、第2ボディ200a、200bが同一形状の絶縁樹脂の成形品であるので、同じ金型で作成することができる。よって、コネクタの低コスト化を図ることができる。また、第2ボディ200bの第2凹部281bがケーブル接続部100dの保持部130dを収容する収容凹部として機能する。その一方で、第1ボディ200aの第1凹部281aは、上記開位置で第2ボディ200bの第1腕部270bが挿入され、第1、第2ボディ200a、200bの干渉が避けられている。このように同一形状である第1、第2ボディ200a、200bの第2腕部の凹部は、干渉回避機構及び収容凹部の二つの機能を果たしている。
次に、本発明の実施例2に係るコネクタについて図4A〜図6Bを参照しつつ説明する。図4A〜図5Bに示すコネクタは、図5Bに示すフレキシブルな導電布10(導電体)が接続可能なコネクタである。このコネクタは、第1、第2導電部300a、300bと、連結部300cと、ケーブル接続部300dと、複数のリベット400とを備えている。以下、前記コネクタの各構成要素について詳しく説明する。図4A〜図4Dにおいて、前記コネクタの長さ方向をX、前記コネクタの前後方向をY、前記コネクタの高さ方向をZとして示している。Y方向はX方向に直交し、Z方向はX及びY方向に直交している。
第1、第2導電部300a、300b及び連結部300cは、図4A〜図4Dに示すように導電性を有する一枚の金属板で構成されている。第2導電部300bは、第1プレート310bと、第2プレート320bと、第3プレート330bと、一対のロック片340b(ロック機構の一部)と、複数の接触部350bとを有している。
第1プレート310bはX方向に延びた略矩形状の板である。第1プレート310bの中央部の上面(第1導電部対向面)には、当該第1プレート310bの一部をプレスすることにより形成された複数の第1、第2突脈311b、312bが設けられている。第1突脈311bは、X方向に平行に延びている。第2突脈312bは、第1突脈311bのX方向の両端の外側に位置し、第1突脈311bに対して直交する方向(Y方向)に延びている。第1、第2突脈311b、312bにより、第1プレート310bの強度が向上している。第1プレート310bのX方向の両端には、一対の矩形状の切欠き313bが設けられている。この切欠き313bの内側の縁部(X方向の縁部)に、一対のロック片340bが連接されている。ロック片340bは、第1プレート310bのX方向(幅方向)の両端よりも内側に位置している。
各ロック片340bは、第1プレート310bに対して上側(Z方向の一方側)に折り曲げられた矩形状の板である。ロック片340bの先端部には、Y方向に延びた折り目部341bが設けられている。折り目部341bは、ロック片340bの折り目部341b以外の部分(他の部分)より薄肉にされている。ロック片340bは、折り目部341bを境に内側に折り曲げ可能となっている。また、ロック片340bは、折り目部341b以外の部分で折り曲げることも可能である。
第2プレート320bは第1プレート310bに連接され且つ当該第1プレート310bに対して第1導電部300a側に略直角に折り曲げられた矩形状の板である。第3プレート330bは、第2プレート320bに連接され且つ第1、第3プレート310b、330bが対向しないように当該第2プレート320bに対して略直角に折り曲げられた矩形状の板である。
第3プレート330bの上面(第1導電部対向面)には、当該第3プレート330bの一部をプレスすることにより形成された第1突脈331b及び複数の第2、第3突脈332b、333bが設けられている。第1突脈331bは、X方向に延びている。第2突脈332bは、第1突脈331bのX方向の両端に連接され且つ当該第1突脈331bに対して直交する方向(Y方向)に延びている。第3突脈333bは、第1突脈331bのX方向の中間部に連接され且つ当該第1突脈331bに対して直交する方向(Y方向)に延びている。第1、第2、第3突脈331b、332b、333bにより、第3プレート330bの強度が向上している。
第3プレート330bには、複数の係止孔334bが間隔をあけて設けられている。係止孔334bは、第3プレート330bをZ方向に貫通した矩形状の孔であって、第1導電部300aの後述する係止突部360a、370aに対応する位置に配置されている。なお、係止孔334bが特許請求の範囲に記載された係止孔に相当している。
第1、第2、第3プレート310b、320b、330bには、複数の接触部350bが設けられている。接触部350bは、第2、第3突脈332b、333bの間と第3突脈333bの間とに位置している。接触部350bは、第1、第2、第3プレート310b、320b、330bの一部を上側に切り上げた弾性片である。接触部350bは、図4Dに示すように、当該接触部350bの先端部の上面(第1導電部対向面)が第3プレート330bの上面(第1導電部対向面)よりも第1導電部300a側に位置するように階段状に折り曲げられている。接触部350bは、当該接触部350bの先端部の上面と第3プレート330bの上面とが面一となるように弾性変形可能である。接触部350bの先端部の上面は、第1導電部300a側に凸の四角錐状の複数の突起351bが設けられている。
第1導電部300aは、第1プレート310aと、第2プレート320aと、第3プレート330aと、一対のロック孔340a(ロック機構の一部)と、一対の可動部350aと、複数の係止突部360a、370aとを有している。
第1プレート310aはX方向に延びた矩形状の板である。第1プレート310aの下端(Z方向の他端)には、図4Bに示すように、3つのアーム311aがX方向に間隔をあけて設けられている。第1プレート310aのX方向の両端部には、可動部350aが連接されている。可動部350aは、第1プレート310aに対して第2導電部300b側に直角に折り曲げられた矩形状の板である。第1プレート310aの前記両端部には、第2導電部300bのロック片340bに対応する位置に、一対のロック孔340aが設けられている。ロック孔340aは、第1プレート310aを貫通し且つロック片340bが挿入可能な矩形状の孔である。ロック孔340aは、第1プレート310aのX方向(幅方向)の両端よりも内側に位置している。更に、第1プレート310aの下面(第2導電部対向面)には、当該第1プレート310aの一部をプレスすることにより形成された複数の第1、第2突脈312a、313aが設けられている。第1突脈312aは、ロック孔340aの間に位置し、X方向に平行に延びている。第2突脈313aは、ロック孔340aの外側に位置し、第1突脈312aに対して直交する方向(Y方向)に延びている。第1、第2突脈312a、313aにより、第1プレート310aの強度が向上している。
第2プレート320aは第1プレート310aに連接され且つ当該第1プレート310aに対して第2導電部300b側に略直角に折り曲げられた矩形状の板である。第3プレート330aは、第2プレート320aに連接され且つ第1、第3プレート310a、330aが対向しないように当該第2プレート320aに対して略直角に折り曲げられた板である。第3プレート330aは、幅広部331aと、幅広部331aに連接された当該幅広部331aよりもX方向の寸法が小さい幅狭部332aとを有している。第3プレート330a、330bは、第1、第2導電部300a、300bが後述する閉位置に位置した状態で、導電布10を挟持可能な部位である。
第3プレート330aの幅狭部332aの先端部には、第1導電部300aの回動に伴って揺動可能な槍状の係止突部360aが連接されている。係止突部360aは、図4Dに示すように第3プレート330aに対して略直角な方向に折り曲げられており且つ当該係止突部360aの揺動軌道に沿って湾曲している。図4D中において、係止突部360aの揺動軌道が一点鎖線で示されている。第3プレート330aの幅狭部332aのX方向の両端には、第1導電部300aの回動に伴って揺動可能な槍状の係止突部370aが連接されている。係止突部370aは、図4Dに示すように第3プレート330aに対して略直角な方向に折り曲げられており且つ当該係止突部370aの揺動軌道に沿って湾曲している。図4D中において、係止突部370aの揺動軌道が一点鎖線で示されている。係止突部370aの先端部にはかえり371aが設けられている。係止突部360a、370aは、第2導電部300bの係止孔334bに対応する位置に配置されている(すなわち、第1導電部300aの中央部及び両端部に配置されている。)。係止突部360a、370aは、第1、第2導電部300a、300bが閉位置に位置した状態で、導電布10を貫通可能であると共に、係止孔334bに挿入可能となっている。かえり371aは係止孔334bに係止可能となっている。
更に、第3プレート330aの下面(第2導電部対向面)には、当該第3プレート330aの一部をプレスすることにより形成された複数の第1、第2突脈333a、334aが設けられている。第1突脈333aはX方向に平行に延びている。第2突脈334aは、第1突脈333aのX方向の両端の外側に位置し、第1突脈333aに対して直交する方向に延びている。第1、第2突脈333a、334aにより、第1プレート310aの強度が向上している。
連結部300cは、第1導電部300aの端部と第2導電部300bの端部とを、当該第1、第2導電部300a、300bが閉位置から開位置にかけて回動自在になるように連結する矩形状の板である。連結部300cは、第2導電部300bの第1プレート310bの後端(Y方向の他端)に連接され且つ当該第1プレート310bに対して略直角に折り曲げられている。連結部300cの上端(Z方向の一端)には、第1導電部300aのアーム311aに対応する位置に3つのアーム310cが設けられている。3つのアーム310cは、上側(Z方向の一方側)に延びており且つ第1導電部300aのアーム311aに連結されている。アーム310cとアーム311aとの境界部分が薄肉化されている。この境界部分を支点に第1、第2導電部300a、300bが閉位置から開位置にかけて回動自在(開閉自在)になっている。前記閉位置は、図5A及び図5Bに示すように、第1導電部300aと第2導電部300bとが略平行に対向し、その間に導電布10を挟持可能な位置である。前記開位置は、図4A〜図4Dに示すように第1導電部300aと第2導電部300bとが離反し、その間から導電布10が解放可能な位置である。
連結部300cの上端部の隣り合う2つのアーム310cの間には、図4Bに示すように、係合凹部320cが各々設けられている。連結部300cの下端部の2つの係合凹部320cに対応する箇所には、係合孔330cが設けられている。連結部300cの中央部には、当該連結部300cを厚み方向に貫通した2つの取付孔340cがX方向に間隔をあけて開設されている。
ケーブル接続部300dは、連結部300cに固着された導電性を有する金属板である。ケーブル接続部300dは、図6A及び図6Bに示すように、固着部310dと、接続部320dと、保持部330dとを有している。固着部310dは、連結部300cよりもX方向の寸法が小さい矩形状の板である。固着部310dには、当該固着部310dを厚み方向に貫通した2つの取付孔311dが設けられている。取付孔311dは、連結部300cの取付孔340cに連通可能な位置に配置されている。取付孔311d及び取付孔340cにリベット400が各々挿入され、当該リベット400により固着部310dが連結部300cの前面に固着されている。なお、図4A及び図4Bにおいては、リベット400のヘッドが内向き(ケーブル接続部300d側)に配置されているが、外向き(連結部300c側)に配置することも可能である。
固着部310dの上下端部(Z方向の両端部)には、一対のフック312dが設けられている。フック312dは、固着部310dに対して略直角に折り曲げられた基部と、前記基部に連接され且つ接続部320d側に延びた先端部とを有する略L字状の板である。フック312dが連結部300cの係合凹部320c及び係合孔330cの一方に係合されている。
接続部320dは固着部310dに連接されており且つケーブルCの芯線C1の外径よりも若干小さい内径を有する略C字状の板である。接続部320dはケーブルCの芯線C1を保持可能となっている。保持部330dは、接続部320dに連接されており且つケーブルCの芯線C1を覆う絶縁性を有する保護カバーC2の外径よりも若干小さい内径を有する略C字状の板である。この保持部330dはケーブルCの保護カバーC2を保持可能となっている。
以下、上述した構成のコネクタを組み立てると共に、ケーブルCを接続する手順について詳しく説明する。まず、導電性を有する金属板がプレス成形されることによって作成されたケーブル接続部300dを用意する。このケーブル接続部300dは、接続部320d及び保持部330dが平板状である。その後、ケーブルCを用意する。このケーブルCは、保護カバーC2の長さ方向の一端部が剥離され、芯線C1が保護カバーC2から露出している。その後、露出した芯線C1を接続部320dに、保護カバーC2を保持部330dに接近させる。その後、接続部320dが略C字状に折り曲げられ、芯線C1に固着され接続される。同様に保持部330dが略C字状に折り曲げられ、保護カバーC2に固着される。
その後、導電性を有する金属板がプレス成形されることによって作成された第1、第2導電部300a、300b及び連結部300cを用意する。その後、ケーブル接続部300dの固着部310dのフック312dを連結部300cの係合凹部320c及び係合孔330cの一方に係合させ、固着部310dを連結部300cの前面に接触させる。この状態で、リベット400を固着部310dの取付孔311d及び連結部300cの取付孔340cに挿入し、ケーブル接続部300dの固着部310dを連結部300cに固着させる。これにより、ケーブルCの芯線C1が連結部300cを介して第1、第2導電部300a、300bに電気的に接続される。
以下、上記の通り組み立てられたコネクタに導電布10を接続する手順について説明する。まず、第1、第2導電部300a、300bを開位置に位置させる。その後、導電布10を第1、第2導電部300a、300bの間に挿入する。その後、アーム310cとアーム311aとの境界部分を支点に第1、第2導電部300a、300bを開位置から閉位置に回動させる。具体的には、第1導電部300a(可動側)が第2導電部300b(固定側)に接近するように回動する。すると、第1、第2導電部300a、300bが互いに接近し、導電布10を挟持する。
第1、第2導電部300a、300bが開位置から閉位置に回動するときに、第1導電部300aの係止突部360aが、当該第1導電部300aの回動に伴って揺動し、導電布10に突き刺さると共に、第2導電部300bの係止孔334bに挿入される。係止突部370aが、当該第1導電部300aの回動に伴って揺動し、導電布10に突き刺さると共に、第2導電部300bの係止孔334bに挿入され、係合される。第2導電部300bの接触部350bが導電布10に押圧され、接触部350bの先端部の上面と第3プレート330bの上面とが面一となるように当該接触部350bが弾性変形する。これにより、接触部350bの先端部の突起351bが導電布10に弾性的に接触する。可動部350aが当該第1導電部300aの回動に伴って揺動してケーブル接続部300dの接続部320dに接近し、ケーブル接続部300dの接続部320dに当接する。これにより、接続部320dが可動部350aと連結部300cとの間で挟持される。第2導電部300bのロック片340bが、第1導電部300aのロック孔340aに挿入される。
その後、ロック片340bを、折り目部341bを境に内側に折り曲げ、ロック片340bを第1導電部300a(具体的には、第1プレート310a)に当接させる。これにより、第1、第2導電部300a、300bが導電布10を挟持した状態で、ロックされる。
このようなコネクタによる場合、第1、第2導電部300a、300bが導電布10を挟持し、係止突部360a、370aが導電布10を貫通することにより、第1、第2導電部300a、300bが導電布10に接続される。よって、第1、第2導電部300a、300bの導電布10に対する接続位置を簡単に変更することができる。また、係止突部360a、370aが導電布10を貫通するようになっているので、導電布10にホックを取り付けるための大きな孔を設ける必要がない。よって、孔開けにより導電布10の電極が傷付くこともなく、前記コネクタの導電布10に対する接続安定性を向上させることができる。
しかも、係止突部360a、370aが導電布10を貫通し且つ第2導電部300bの係止孔334bに挿入されているので、前記コネクタの導電布10に対する引っ張り強度を向上させることができる。また、ケーブル接続部300dのフック312dが連結部300cの係合凹部320c及び係合孔330cに係合している。ケーブル接続部300dの接続部320dが可動部350aと連結部300cとの間で挟持されている。よって、ケーブル接続部300dの連結部300cに対に対する固着強度が向上し、ケーブル接続部300dが外部負荷に対して強くなり且つケーブル接続部300dのこじり強度が向上する。また、ケーブル接続部300dに接続されたケーブルCの引っ張り強度を向上させることもできる。なお、ケーブル接続部300dのフック312dが連結部300cの係合凹部320c及び係合孔330cに係合しているので、ケーブル接続部300dと連結部300cとの接合部(リベット400)にかかる負荷を軽減させることができる。
加えて、係止突部360a、370aは、当該係止突部360a、370aの揺動軌道に沿って湾曲しているので、係止突部360a、370aが導電布10に突き刺さる際に、当該導電布10に与える負荷を軽減することができる。
また、第1、第2導電部300a、300bが導電布10を挟持した状態(閉位置)で、第2導電部300bの接触部350bが導電布10に弾性的に接触し、導電布10を第1導電部300aに押し当てる。このため、第1、第2導電部300a、300bの導電布10に対する保持力が向上すると共に、第1、第2導電部300a、300bの導電布10に対する接触抵抗値を安定させることができる。また、第1、第2導電部300a、300bが導電布10を挟持した状態(閉位置)で、接触部350bの突起351bが導電布10に当接するので、導電体10に対する接触面積が増大する。この点でも、第1、第2導電部300a、300bの導電布10に対する接触抵抗値を安定させることができる。しかも、接触部350bの形状を変更することにより、接触部350bのバネ定数を変更することができるので、前記コネクタに対して振動又は衝撃が加えられたときに、接触部350bに発生する共振を抑制することができる。
また、第1、第2導電部300a、300bが閉位置に位置した状態で、固定側の第2導電部300bのロック片340bが、可動側の第1導電部300aのロック孔340aに挿入されている。ロック片340bを折り曲げ、ロック片340bを第1導電部300aに当接させるだけで、第1、第2導電部300a、300bが導電布10を挟持した状態で簡単にロックされる。しかも、ロック片340bの折り曲げ位置を変えるだけで、バラツキが大きい導電布10の厚み寸法に応じて第1、第2導電部300a、300b間の間隔を可変することができると共に、接触部350bの導電布10に対する圧力を可変することができる。よって、前記コネクタは、導電布10の厚み寸法に応じて当該導電布10に適切な接触圧を付与することが可能になる。
また、ロック片340bは、第1プレート310bのX方向の両端よりも内側に位置している。ロック孔340aは、第1プレート310aのX方向の両端よりも内側に位置している。よって、ロック片340b及びロック孔340aが第1、第2導電部300a、300bに設けられたことにより、前記コネクタの外形が大型化するのを抑制することができる。
なお、上述したコネクタは、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。
上記実施例1では、第1導電部100aは、第1プレート110aと、第2プレート120aと、第3プレート130aと、一対の第1係止片140aと、一対の第2係止片150aと、一対の第3係止片160a(ロック機構の一部)と、複数の係止突部170a、180aと、接触部190aとを有し、第2導電部100bは、第1プレート110bと、第2プレート120bと、第3プレート130bと、一対の第1係止片140bと、一対の第2係止片150bと、一対の第3係止片160b(ロック機構の一部)とを有しているとした。上記実施例2では、第1導電部300aは、第1プレート310aと、第2プレート320aと、第3プレート330aと、一対のロック孔340a(ロック機構の一部)と、一対の可動部350aと、複数の係止突部360a、370aとを有し、第2導電部300bは、第1プレート310bと、第2プレート320bと、第3プレート330bと、一対のロック片340b(ロック機構の一部)と、複数の接触部350bとを有しているとした。しかし、第1、第2導電部は、導電性を有し、フレキシブルな導電体を挟持可能であり且つ当該第1、第2導電部の少なくとも一方が係止突部を有している限り任意に設計変更することが可能である。また、第1、第2導電部は、プレス成形品に限定されることはなく、例えば、鋳物(例えば、アルミダイキャスト)で構成することも可能である。
上記実施例1では、第1導電部100aは、第1、第2係止片140a、150aが第1ボディ200aの係止孔221a、係止孔211aに係止されることにより、第1ボディ200aに固着されるとした。しかし、第1導電部の第1ボディに対する固着手段は、周知の固着手段に任意に設計変更することが可能である。例えば、第1ボディに設けられた係止片が、第1導電部に設けられた係止孔に係止されることにより、第1導電部が第1ボディに固着されるように設計変更することが可能である。また、インサート成形又はアウトサート成形等により第1導電部が第1ボディに固着されるように設計変更することが可能である。更に接着剤等で第1導電部が第1ボディに固着されるように設計変更することが可能である。なお、第2導電部の第2ボディに対する固着手段も、第1導電部の第1ボディに対する固着手段と同様に設計変更することが可能である。
上記実施例1では、係止突部170a、180aが第1導電部100aに設けられているとした。上記実施例2では、係止突部360a、370aが第1導電部300aに設けられているとした。しかし、係止突部は、第1、第2導電部のうちの少なくとも一方に設けられ、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、導電体を貫通可能であり且つ当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲している限り任意に設計変更することが可能である。係止突部180a、370aのかえり181a、371aは省略可能である。係止突部170a、360aにかえりを設けることが可能である。係止凸部に複数のかえりが設けられた構成とすることが可能である。
上記実施例1では、第2導電部100bに、係止突部170a、180aが挿入可能な係止孔132bが設けられているとした。上記実施例2では、第2導電部300bに、係止突部360a、370aが挿入可能な係止孔334bが設けられているとした。しかし、係止孔は省略することが可能である。この場合、第1、第2導電部が閉位置に位置した状態で、係止突部が第2導電部に当接しないように第1導電部に設けられている。また、係止孔は係止凹部に置換することが可能である。係止突部が第1、第2導電部の双方に設けられている場合、係止孔又は係止凹部は第1、第2導電部の双方に設けられるように設計変更することが可能である。係止突部が第2導電部に設けられている場合、係止孔又は係止凹部は第1導電部に設けられるように設計変更することが可能である。なお、係止突部が第1、第2導電部の双方に設けられている場合及び係止突部が第2導電部に設けられている場合も、係止孔又は係止凹部を省略することが可能である。この場合、係止突部は第2、第1導電部に当接しないように第1、第2導電部に設けられている又は第1導電部に当接しないように第2導電部に設けられている。係止孔及び係止凹部が第1及び/又は第2導電部に併存した構成とすることが可能である。
上記実施例1では、第1、第2導電部100a、100bは、突起131a、191a、131bを有しているとした。上記実施例2では、第2導電部300bの接触部350bの先端部に突起351bが設けられているとした。しかし、突起は省略することが可能である。また、突起は、第1、第2導電部の何れか一方のみに設けることが可能である。上記実施例1及び2では、突起は四角錐であるとしたが、四角錐以外の形状(例えば、円錐、多角錘、おろし金のような切り上げ片等の様々な凸形状)とすることが可能である。第1、第2導電部は、突起に代えて凹部を有する構成とすることが可能である。凹部も、第1、第2導電部の何れか一方のみに設けることが可能である。凹部は、四角錐状の凹部とすることができる。第1、第2導電部が凹部を有する場合であっても、当該凹部の内面が導電体に接触することにより、第1及び/又は第2導電部の導電体に対する接触面積が増大するので、第1及び/又は第2導電部の導電布に対する接触抵抗値を安定させることができる。なお、第1、第2導電部が突起及び凹部の双方を有する構成とすることが可能である。
上記実施例2では、第1導電部300aが、複数の第1、第2突脈312a、313aと、複数の第1、第2突脈333a、334aとを有し、第2導電部300bが、複数の第1、第2突脈311b、312bと、第1突脈331bと、複数の第2、第3突脈332b、333bとを有するとした。しかし、突脈は省略可能である。突脈は、1、第2導電部の何れか一方に設けられた構成とすることが可能である。また、突脈に代えて凸凹面が、第1、第2導電部のうちの少なくとも一方に設けられた構成とすることが可能である。前記凸凹面は、例えば、ダイアカット状の凸凹面等がある。前記凸凹面によっても、前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方の強度を向上させることができる。なお、突脈は、第1又は第2導電部の一部がプレスされて形成されるものに限定されない。
上記実施例1では、第1導電部100aは接触部190aを有しているとした。上記実施例2では、第2導電部300bが接触部350bを有しているとした。しかし、接触部は省略可能である。また、接触部は第1、第2導電部の少なくとも一方に設けることが可能である。上記実施例1及び2では、接触部は導電性を有する金属板の一部を切り上げた弾性片であるとした。しかし、接触部は、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態で、導電体に弾性的に接触可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、接触部としては、第1又は第2導電部と別体の弾性片、コイルスプリングや導電ゴムの導電性を有する弾性体を用いることが可能である。接触部の先端部に設けられた突起は省略可能である。
上記実施例1では、連結部100cは、アーム110cとアーム111aとの薄肉化された境界部分を支点に第1、第2導電部100a、100bが閉位置から開位置にかけて回動自在になっているとした。上記実施例2では、連結部300cは、アーム310cとアーム311aとの薄肉化された境界部分を支点に第1、第2導電部300a、300bが閉位置から開位置にかけて回動自在になっているとした。しかし、連結部は、第1、第2導電部の端部を、当該第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結する又は第1、第2ボディの端部を、第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結し得るものである限り任意に設計変更することが可能である。例えば、連結部は、第1、第2導電部又は第1、第2ボディの端部を閉位置から開位置にかけて回動可能に連結するヒンジ機構とすることが可能である。また、上記実施例1、2と同様の構成の連結部により、第1、第2ボディの端部を連結することが可能である。
また、図8A及び図8Bに示すように、連結部300c’の上端部(Z方向の一端部)に複数の第1ガイド凸部351c’が、連結部300c’の下端部(Z方向の他端部)に複数の第2ガイド凸部352c’が設けられた構成とすることが可能である。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’はY方向の一端側に凸である。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’は、Z方向に間隔をあけて配置されている。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’間の寸法は、ケーブル接続部300d’の固着部310d’のZ方向の寸法よりも若干大きく設定されている。固着部310d’が第1、第2ガイド凸部351c、352c間に挿入され、連結部300c’に対する固着位置へガイドされるようになっている。ここでは、前記固着位置は、連結部300c’の図示されない取付孔と、固着部310d’の図示されない取付孔とが一致し連通する位置であるが、前記固着位置は任意に設定することができる。一致した連結部300c’の前記取付孔と、固着部310d’の前記取付孔にはリベット400が取り付けられる。なお、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’は、実施例1及び2の連結部に設けることが可能である。ケーブル接続部が連結部の後面に固着される場合、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’はY方向の他端側に凸とすれば良い。
上記実施例1では、第1、第2導電部100a、100bが閉位置に位置した状態を維持するロック機構として、第1導電部100aのロック爪161aを有する第3係止片160aと、第2導電部100bのロック孔161bを有する第3係止片160bとを有するとした。上記実施例2では、第1、第2導電部300a、300bが閉位置に位置した状態を維持するロック機構として、第1導電部300aの一対のロック孔340aと、第2導電部300bの一対のロック片340bとを有するとした。しかし、ロック機構は省略可能である。また、ロック機構は、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態(閉位置)で、第1導電部を第2導電部に係止させ得る限り任意に設計変更することが可能である。
例えば、第2導電部100bのロック爪が第1導電部のロック孔に係止される構成とすることが可能である。また、上記実施例2のロック片340bは、折り目部341bが省略された態様とすることが可能である。また、ロック片340bは、複数の折り目部341bを有する構成とすることが可能である。この場合、各折り目部を境にしてロック片340bを折り曲げることができる。
また、図7A及び図7Bに示すように、第2導電部300b’の第1プレート310b’の切欠き311b’の縁部に設けられたロック片340b’が、二股状(V字状)の先端部341b’、341b’を有する構成とすることが可能である。ロック片340b’の先端部341b’、341b’は、第1導電部300aのロック孔340aに挿入された状態で、互いに離れる方向に塑性変形させ、ロック孔340aの縁部の係合可能である。この場合、ロック片340b’の先端部341b’、341b’を互いに離れる方向に塑性変形させ、ロック孔340aの縁部に係合させるだけで、第1、第2導電部300a、300b’が導電布10を挟持した状態で簡単にロックされる。しかも、ロック片340b’の先端部341b’、341b’のロック孔340aの縁部に対する係合の高さ位置を変えるだけで、バラツキが大きい導電布10の厚み寸法に応じて第1、第2導電部300a、300b’間の間隔を可変することができると共に、接触部350b’の導電布10に対する圧力を可変することができる。よって、前記コネクタは、導電布10の厚み寸法に応じて当該導電布10に適切な接触圧を付与することが可能になる。なお、第2導電部300b’の上記以外の構成は、実施例2の第2導電部300bと略同じである。
図7A及び図7B中の311b’は第2導電部の第1プレートの第1突脈、312b’は第2導電部の第1プレートの第2突脈、320b’は第2導電部の第2プレート、330b’は第2導電部の第3プレート、331b’は第2導電部の第3プレートの第1突脈、312b’は第2導電部の第3プレートの第2突脈、334b’は第2導電部の係止孔、350b’は第2導電部の接触部である。図7A及び図7Bでは、ケーブル接続部300dが図示省略されている。なお、ロック片の先端部は、三叉状(W字状)とすることも可能である。この場合も、二股状の先端部を有するロック片と同様に両端の先端部を塑性変形させ、ロック孔の縁部に係合させることができる。
上記実施例1及び2では、ケーブル接続部が連結部に固着されているとした。しかし、ケーブル接続部は省略することが可能である。ケーブル接続部は、連結部の前面及び後面の何れにも固着可能である。また、ケーブル接続部は、接続部のみを有する構成とすることが可能である。換言すると、保持部は省略可能である。接続部は、第1、第2導電部のうちの少なくとも一方に接続されており且つケーブルに接続可能である限り任意に設計変更することが可能である。よって、接続部は、第1、第2導電部に固着又は一体的に設けられた構成とすることができる。また、接続部は、導電性を有する連結部に一体的に設けられた構成とすることができる。上記実施例2では、ケーブル接続部300dのフック312dが、連結部300cの係合凹部320c及び係合孔330cに係合されるとした。しかし、フック、係合凹部及び係合孔は省略可能である。また、フックが連結部の係合凹部及び係合孔の何れか一方にのみ係合可能な構成とすることが可能である。また、実施例1のケーブル接続部及び連結部の双方に、フックと係合凹部(係合孔)とを設けることが可能である。フックが連結部に、係合凹部(係合孔)がケーブル接続部に設けられた構成とすることが可能である。
また、図8A及び図8Bに示すように、ケーブル接続部300d’は、固着部310d’に一対のフック312dに代えて一対の第1、第2ストッパ313d’、314d’が設けられた構成とすることが可能である。第1ストッパ313d’は、固着部310d’の中央部を切り抜き、X方向に延びた弾性片であって、連結部300c’側に折り曲げられている。第1ストッパ313d’は、X方向に間隔をあけて配置されている。連結部300c’の中央部には、第1ストッパ313d’の外形よりも若干大きい孔形を有する係合孔360c’がX方向に間隔をあけて設けられている。第2ストッパ314d’は、固着部310d’の上下端部(Z方向の両端部)に設けられ且つ第2導電部300bのロック片340b側に折り曲げられた略L字状の板である。固着部310d’が、連結部300c’とロック片340bとの間に挿入され、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’に上記固着位置へガイドされると(すなわち、ケーブル接続部300d’が前記固着位置に位置した状態で)、第1ストッパ313d’が係合孔360c’に係合され、第2ストッパ313d’がロック片340bに当接する。これにより、固着部310d’が、連結部300c’に対して前記固着位置で位置決め保持される。この状態で、リベット400により固着部310d’が連結部300c’に固着される。なお、第1、第2ストッパ313d’、314d’の何れか一方のみがケーブル接続部に設けられた構成とすることが可能である。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’を省略し、第1ストッパ313d’が 係合孔360c’に係合される及び/又は第2ストッパ314d’がロック片340bに当接することにより、ケーブル接続部300d’を連結部300c’に上記固定位置で位置決めする構成とすることが可能である。逆に、第1、第2ストッパ313d’、314d’を省略し、固着部310d’が、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’に上記固着位置へガイドされる構成とすることが可能である。なお、第2ガイド凸部352c’は、ロック片340b’に当接する構成とすることが可能である。第1ガイド凸部351c’は、連結部に設けることが可能であり、係合孔360c’はケーブル接続部に設けることが可能である。係合孔360c'は、係合凹部に置換可能である。
上記実施例2では、第1プレート310aは可動部350aを有しているとした。しかし、可動部は省略可能である。また、可動部は、前記第1、第2導電部の少なくとも一方に設けられており且つ当該第1、第2導電部が開位置から閉位置に回動したとき、前記ケーブル接続部の接続部に接近し、ケーブル接続部の接続部が可動部と連結部との間で挟持されるように当接し得る限り任意に設計変更することが可能である。なお、可動部は、実施例1の第1、第2導電部の少なくとも一方に設けることが可能である。
上記実施例1では、第1、第2ボディ200a、200bが第1、第2導電部100a、100bに固着されているとした。しかし、第1、第2ボディは省略することが可能である。また、上記実施例1では、第1、第2ボディ200a、200bは同形状の絶縁樹脂製のブロックであるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1、第2ボディは、異なる形状をしていても良く、絶縁性を有していなくても良い。また、第1、第2ボディは、絶縁樹脂以外で構成されている場合であっても、絶縁性を有する構成とすることが可能である。例えば、第1、第2ボディは金属と、当該金属の外表面をコーティングした絶縁性の膜とを有する構成とすることが可能である。
上記実施例1では、第1ボディ200aが当接部250a、260aを有し、第2ボディ200bが当接部250b、260bを有するとした。しかし、当接部は省略可能である。また、当接部は第1、第2ボディの少なくとも一方に設けられており、且つ、第1、第2導電部が導電体を挟持した状態で、第1、第2ボディのうちの他方に当接し、第1、第2導電部の間に所定の間隙を生じさせ得るものである限り任意に設計変更することが可能である。
上記実施例1では、第1腕部270aは、当接部250aの後端に連接され且つ第1ボディ200aの幅方向(第2方向)に延びているとした。しかし、第1腕部は省略可能である。また、第1腕部は、第1ボディの上記第1方向の第1端部に設けられ且つ第1方向に直交する第2方向に延びている限り任意に設計変更することが可能である。なお、第2ボディ200bの第1腕部270bも、第1腕部270aと同様に省略、設計変更することが可能である。
上記実施例1では、第2腕部280aは、ベース210a、壁部240a及び当接部260aの後端に連接され且つ第1ボディ200aの幅方向(第2方向)に延びているとした。しかし、第2腕部は省略可能である。また、第2腕部は、第1ボディの第1方向の第2端部に設けられ、第1方向に直交する第2方向に延びており且つ凹部を有している限り任意に設計変更することが可能である。なお、第2ボディ200bの第2腕部280bも、第2腕部280aと同様に省略、設計変更することが可能である。
同形状の第1、第2ボディの第2腕部の凹部は、第1、第2導電部が開位置に位置した状態で、第2ボディの第1腕部が挿入可能である一方で、接続部、保持部及びケーブルの少なくとも一つが収容される収容凹部として用いることができるものである限り任意に設計変更することが可能である。前記凹部のみを第2腕部に設ける場合には、当該第2腕部を第1方向に貫通していることが好ましい。
なお、上記実施例1、2及び上述した設計変更例は、コネクタの各部を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。なお、上記実施例1及び2では、フレキシブルな導電体として、導電布を例に挙げて説明したが、表面に電極を有する電気カーペット、導電シートやロケーティングテープ等とすることも可能である。
100a・・・・・第1導電部
110a・・・・第1プレート
120a・・・・第2プレート
130a・・・・第3プレート
131a・・・突起
140a・・・・第1係止片
150a・・・・第2係止片
160a・・・・第3係止片(係止機構の一部)
161a・・・ロック爪
170a・・・・係止突部
180a・・・・係止突部
181a・・・かえり
190a・・・・接触部
191a・・・突起
100b・・・・・第2導電部
110b・・・・第1プレート
120b・・・・第2プレート
130b・・・・第3プレート
131b・・・突起
132b・・・係止孔
133b・・・孔
140b・・・・第1係止片
150b・・・・第2係止片
160b・・・・第3係止片(係止機構の一部)
161b・・・ロック孔
100c・・・・・連結部
100d・・・・・ケーブル接続部
110d・・・・固着部
120d・・・・接続部
130d・・・・保持部
200a・・・・・第1ボディ
210a・・・・ベース
220a・・・・台部
230a・・・・壁部
240a・・・・壁部
250a・・・・当接部
260a・・・・当接部
270a・・・・第1腕部
280a・・・・第2腕部
281a・・・第1凹部(第2腕部の凹部)
282a・・・第2凹部
200b・・・・・第2ボディ
210b・・・・ベース
220b・・・・台部
230b・・・・壁部
240b・・・・壁部
250b・・・・当接部
260b・・・・当接部
270b・・・・第1腕部
280b・・・・第2腕部
281b・・・第1凹部(第2腕部の凹部)
282b・・・第2凹部
300a・・・・・第1導電部
310a・・・・第1プレート
311a・・・アーム
312a・・・第1突脈
313a・・・第2突脈
320a・・・・第2プレート
330a・・・・第3プレート
331a・・・幅広部
332a・・・幅狭部
333a・・・第1突脈
334a・・・第2突脈
340a・・・・ロック孔
350a・・・・可動部
360a・・・・係止突部
370a・・・・係止突部
371a・・・かえり
300b・・・・・第2導電部
310b・・・・第1プレート
311b・・・第1突脈
312b・・・第2突脈
320b・・・・第2プレート
330b・・・・第3プレート
331b・・・第1突脈
332b・・・第2突脈
333b・・・第3突脈F
334b・・・係止孔
340b・・・・ロック片
350b・・・・接触部
351b・・・突起
300c・・・・・連結部
320c・・・・係合凹部
330c・・・・係合孔
300d・・・・・ケーブル接続部
310d・・・・固着部
312d・・・フック
320d・・・・接続部
330d・・・・保持部
C・・・・・・・・ケーブル
10・・・・・・・導電布
上記課題を解決するために、本発明の第1コネクタは、第1、第2導電部と、前記第1、第2導電部の端部を、当該第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から前記導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部とを備えている。前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方の導電部は、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、前記導電体を貫通可能な係止突部を有している。前記係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲している。
本発明の第2コネクタは、第1、第2導電部と、前記第1、第2導電部が固着された第1、第2ボディと、前記第1、第2ボディの端部を、前記第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から前記導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部とを備えている。前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方の導電部は、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、前記導電体を貫通可能な係止突部を有している。前記係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲している。
このような発明の態様による場合、第1、第2ボディが絶縁樹脂で構成された同一形状であるので、一つの金型で第1、第2ボディを作成することができる。よって、第1、第2コネクタの低コスト化を図ることができる。しかも、第2ボディの第2腕部の凹部は接続部、保持部及びケーブルの少なくとも一つを収容する収容凹部として機能する。
前記ロック孔又はロック凹部は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。前記ロック片は、前記第1、第2導電部のうちの他方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック孔又はロック凹部とロック片とが前記第1、第2導電部の両端より内側に配置されているので、第1、第2コネクタにロック機構が設けられたことにより、当該第1、第2コネクタの外形が大きくなるのを抑制することができる。
前記ロック孔は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。前記ロック片は、前記第1、第2導電部のうちの他方の幅方向の両端よりも内側に配置された構成とすることが可能である。このような発明の態様による場合、ロック孔又はロック凹部とロック片とが前記第1、第2導電部の両端より内側に配置されているので、第1、第2コネクタにロック機構が設けられたことにより、当該第1、第2コネクタの外形が大きくなるのを抑制することができる。
第1プレート110aはX方向に延びた矩形状の板である。第1プレート110aの中央部には、一対のアーム111aが設けられている。第1プレート110aのアーム111aの外側部分には、当該外側部分を上側に切り上げた第2係止片150aが設けられている。第1プレート110aのX方向の両端には、下側に折り曲げられた板である第3係止片160が連接されている。第3係止片160には第2導電部100bのロック孔161bに係止可能なロック爪161aが設けられている。
台部220bの中央部の係止孔221bの下側には、凹部222bが設けられている。凹部222bは、係止孔221bの長さ方向と直交する方向に延びており且つ係止孔221bの中央部に連通している。台部220bの凹部222bと凸部223bとの間には、一対の凹部225bが設けられている。また、壁部230b、240bと台部220bとの間には、間隙290bが生じている。凹部222b、225b及び間隙290bは、第2導電部100bの係止孔132bの下側に位置している。第2導電部100bの係止孔132bに第1導電部100aの係止突部170a、180aが挿入されるときに、係止突部170aが凹部222b、225bに、係止突部180aが間隙290bに挿入される。これにより、係止突部170aと第2ボディ200bとの干渉が防止されている。
第1ボディ200aは、図3A及び図3Bに示すように第2ボディ200bと同一形状の絶縁樹脂製のブロックである。第1ボディ200aのX方向の寸法は第1導電部100aのX方向の寸法よりも大きいので、後述するように第1ボディ200aが第1導電部100aに固着された状態で、第1ボディ200aが第1導電部100aを覆っている(図1A及び図1B参照)。また、第1ボディ200aは、第1導電部100aの回動に伴って回動可能である。第1ボディ200aは、ベース210aと、台部220aと、壁部230a、240aと、当接部250a、260aと、第1、第2腕部270a、280aとを有している。なお、第1ボディ200aの各部については、第2ボディ200bと重複する説明については省略する。
上記実施例1では、係止突部170a、180aが第1導電部100aに設けられているとした。上記実施例2では、係止突部360a、370aが第1導電部300aに設けられているとした。しかし、係止突部は、第1、第2導電部のうちの少なくとも一方の導電部に設けられ、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、導電体を貫通可能であり且つ当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲している限り任意に設計変更することが可能である。係止突部180a、370aのかえり181a、371aは省略可能である。係止突部170a、360aにかえりを設けることが可能である。係止突起に複数のかえりが設けられた構成とすることが可能である。
また、図8A及び図8Bに示すように、連結部300c’の上端部(Z方向の一端部)に複数の第1ガイド凸部351c’が、連結部300c’の下端部(Z方向の他端部)に複数の第2ガイド凸部352c’が設けられた構成とすることが可能である。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’はY方向の一端側に凸である。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’は、Z方向に間隔をあけて配置されている。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’間の寸法は、ケーブル接続部300d’の固着部310d’のZ方向の寸法よりも若干大きく設定されている。固着部310d’が第1、第2ガイド凸部351c’、352c’間に挿入され、連結部300c’に対する固着位置へガイドされるようになっている。ここでは、前記固着位置は、連結部300c’の図示されない取付孔と、固着部310d’の図示されない取付孔とが一致し連通する位置であるが、前記固着位置は任意に設定することができる。一致した連結部300c’の前記取付孔と、固着部310d’の前記取付孔にはリベット400が取り付けられる。なお、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’は、実施例1及び2の連結部に設けることが可能である。ケーブル接続部が連結部の後面に固着される場合、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’はY方向の他端側に凸とすれば良い。
例えば、第2導電部100bのロック爪が第1導電部100aのロック孔に係止される構成とすることが可能である。また、上記実施例2のロック片340bは、折り目部341bが省略された態様とすることが可能である。また、ロック片340bは、複数の折り目部341bを有する構成とすることが可能である。この場合、各折り目部を境にしてロック片340bを折り曲げることができる。
また、図7A及び図7Bに示すように、第2導電部300b’の第1プレート310b’の切欠き311b’の縁部に設けられたロック片340b’が、二股状(V字状)の先端部341b’、341b’を有する構成とすることが可能である。ロック片340b’の先端部341b’、341b’は、第1導電部300aのロック孔340aに挿入された状態で、互いに離れる方向に塑性変形させ、ロック孔340aの縁部係合可能である。この場合、ロック片340b’の先端部341b’、341b’を互いに離れる方向に塑性変形させ、ロック孔340aの縁部に係合させるだけで、第1、第2導電部300a、300b’が導電布10を挟持した状態で簡単にロックされる。しかも、ロック片340b’の先端部341b’、341b’のロック孔340aの縁部に対する係合の高さ位置を変えるだけで、バラツキが大きい導電布10の厚み寸法に応じて第1、第2導電部300a、300b’間の間隔を可変することができると共に、接触部350b’の導電布10に対する圧力を可変することができる。よって、前記コネクタは、導電布10の厚み寸法に応じて当該導電布10に適切な接触圧を付与することが可能になる。なお、第2導電部300b’の上記以外の構成は、実施例2の第2導電部300bと略同じである。
また、図8A及び図8Bに示すように、ケーブル接続部300d’は、固着部310d’に一対のフック312dに代えて一対の第1、第2ストッパ313d’、314d’が設けられた構成とすることが可能である。第1ストッパ313d’は、固着部310d’の中央部を切り抜き、X方向に延びた弾性片であって、連結部300c’側に折り曲げられている。第1ストッパ313d’は、X方向に間隔をあけて配置されている。連結部300c’の中央部には、第1ストッパ313d’の外形よりも若干大きい孔形を有する係合孔360c’がX方向に間隔をあけて設けられている。第2ストッパ314d’は、固着部310d’の上下端部(Z方向の両端部)に設けられ且つ第2導電部300bのロック片340b側に折り曲げられた略L字状の板である。固着部310d’が、連結部300c’とロック片340bとの間に挿入され、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’に上記固着位置へガイドされると(すなわち、ケーブル接続部300d’が前記固着位置に位置した状態で)、第1ストッパ313d’が係合孔360c’に係合され、第2ストッパ313d’がロック片340bに当接する。これにより、固着部310d’が、連結部300c’に対して前記固着位置で位置決め保持される。この状態で、リベット400により固着部310d’が連結部300c’に固着される。なお、第1、第2ストッパ313d’、314d’の何れか一方のみがケーブル接続部に設けられた構成とすることが可能である。第1、第2ガイド凸部351c’、352c’を省略し、第1ストッパ313d’が 係合孔360c’に係合される及び/又は第2ストッパ314d’がロック片340bに当接することにより、ケーブル接続部300d’を連結部300c’に上記固定位置で位置決めする構成とすることが可能である。逆に、第1、第2ストッパ313d’、314d’を省略し、固着部310d’が、第1、第2ガイド凸部351c’、352c’に上記固着位置へガイドされる構成とすることが可能である。なお、第2ガイド凸部352c’は、ロック片340bに当接する構成とすることが可能である。第1ガイド凸部351c’は連結部に設けることが可能であり、係合孔360c’はケーブル接続部に設けることが可能である。係合孔360c'は、係合凹部に置換可能である。

Claims (28)

  1. 第1、第2導電部と、
    前記第1、第2導電部の端部を、当該第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から前記導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部とを備えており、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、前記導電体を貫通可能な係止突部を有しており、
    前記係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲しているコネクタ。
  2. 請求項1記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部に固着され且つ当該第1、第2導電部を覆う絶縁性を有する第1、第2ボディを更に備えているコネクタ。
  3. 第1、第2導電部と、
    前記第1、第2導電部が固着された第1、第2ボディと、
    前記第1、第2ボディの端部を、前記第1、第2導電部がフレキシブルな導電体を挟持可能な閉位置から前記導電体を解放可能な開位置にかけて回動自在に連結した連結部とを備えており、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、当該一方の導電部の回動に応じて揺動し、前記導電体を貫通可能な槍状の係止突部を有しており、
    前記係止突部は、当該係止突部の揺動軌道に沿って湾曲しているコネクタ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも他方は、前記係止突部が挿入可能な係止孔又は係止凹部を有しているコネクタ。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記導電体に弾性的に接触可能な接触部を更に有しているコネクタ。
  6. 請求項5記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方が導電性を有する金属板で構成されており、
    前記接触部は、前記金属板の一部を切り上げた弾性片であるコネクタ。
  7. 請求項2又は3記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2ボディのうちの一方は、前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、第1、第2ボディのうちの他方に当接し、前記第1、第2導電部の間に所定の間隙を生じさせる当接部を有しているコネクタ。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方に接続されており且つケーブルに接続可能な接続部を更に備えているコネクタ。
  9. 請求項8記載のコネクタにおいて、
    ケーブルを保持可能な保持部を更に備えているコネクタ。
  10. 請求項8〜9の何れかに記載のコネクタにおいて、
    導電性を有する前記連結部に固着可能であり且つ前記接続部を有するケーブル接続部を更に備えているコネクタ。
  11. 請求項10記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2コネクタは、前記第1、第2導電部の少なくとも一方に設けられており且つ当該第1、第2導電部が開位置から閉位置に回動したとき、前記ケーブル接続部の接続部に接近し、当接可能な可動部を更に備えており、
    前記可動部が前記接続部に当接することにより、前記ケーブル接続部の接続部が前記可動部と前記連結部との間で挟持されるコネクタ。
  12. 請求項10又は11記載のコネクタにおいて、
    前記ケーブル接続部及び前記連結部の少なくとも一方は、フックを有しており、
    前記ケーブル接続部及び前記連結部の他方は、前記フックが係合可能な係合孔又は係合凹部を有しているコネクタ。
  13. 請求項10又は11記載のコネクタにおいて、
    前記ケーブル接続部及び前記連結部の少なくとも一方は、第1ストッパを有しており、
    前記ケーブル接続部及び前記連結部の他方は、前記第1ストッパが係合可能な係合孔又は係合凹部を有しているコネクタ。
  14. 請求項10又は11記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記第1導電部を前記第2導電部に係止させるロック機構を更に備えており、
    前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック孔又はロック凹部と、
    前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記ロック孔又はロック凹部に挿入可能なロック片とを有しており、
    前記ケーブル接続部は、前記ロック片に当接する第2ストッパを有しているコネクタ。
  15. 請求項10〜14の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記連結部は、間隔をあけて配置された第1、第2ガイド凸部を有しており、
    前記ケーブル接続部が前記第1、第2ガイド凸部間に挿入され、前記連結部に対する固着位置へガイドされるコネクタ。
  16. 請求項8〜10の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2ボディは絶縁樹脂で構成された同一形状であり、
    当該第1、第2ボディは、第1方向の第1端部と、
    前記第1方向の前記第1端部の反対側の第2端部と、
    前記第1端部に設けられ且つ前記第1方向に直交する第2方向に延びた第1腕部と、
    前記第2端部に設けられ且つ前記第2方向に延びた第2腕部とを有しており、
    前記第2腕部には凹部が設けられており、
    前記第2ボディの第2腕部の凹部に前記接続部、保持部及びケーブルの少なくとも一つが収容されるコネクタ。
  17. 請求項1〜16の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、前記導電体に接触可能な突起及び凹部の少なくとも一方を有しているコネクタ。
  18. 請求項17記載のコネクタにおいて、
    前記突起及び凹部の少なくとも一方は四角錐状であるコネクタ。
  19. 請求項1〜18の何れかに記載のコネクタにおいて、
    複数の前記係止突部が、前記第1導電部の中央部及び両端部に設けられているコネクタ。
  20. 請求項1〜19の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記係止突部には、かえりが設けられているコネクタ。
  21. 請求項1〜20記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部のうちの少なくとも一方は、突脈又は凸凹面を有しているコネクタ。
  22. 請求項1〜21記載のコネクタにおいて、
    前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記第1導電部を前記第2導電部に係止させるロック機構を更に備えているコネクタ。
  23. 請求項22記載のコネクタにおいて、
    前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック爪と、
    前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記第1、第2導電部が前記導電体を挟持した状態で、前記ロック爪を係止可能なロック孔又はロック凹部とを有しているコネクタ。
  24. 請求項22記載のコネクタにおいて、
    前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック孔又はロック凹部と、
    前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記ロック孔又はロック凹部に挿入され、折り曲げ可能なロック片とを有しているコネクタ。
  25. 請求項24記載のコネクタにおいて、
    前記ロック片は、折り目部と、前記ロック片の折り目部以外の他の部分とを有し、前記折り目部は、前記他の部分よりも薄肉であるコネクタ。
  26. 請求項24〜25の何れかに記載のコネクタにおいて、
    前記ロック孔又はロック凹部は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方の幅方向の両端よりも内側に配置されており、
    前記ロック片は、前記第1、第2導電部のうちの何れか他方の幅方向の両端よりも内側に配置されているコネクタ。
  27. 請求項22記載のコネクタにおいて、
    前記ロック機構は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方に設けられたロック孔と、
    前記第1、第2導電部のうちの他方に設けられ且つ前記ロック孔に挿入可能なロック片を有しており、
    前記ロック片は、互いに離れる方向に塑性変形し、前記ロック孔の縁部に係合可能な二股状又は三股状の先端部を有しているコネクタ。
  28. 請求項27記載のコネクタにおいて、
    前記ロック孔は、前記第1、第2導電部のうちの何れか一方の幅方向の両端よりも内側に配置されており、
    前記ロック片は、前記第1、第2導電部のうちの何れか他方の幅方向の両端よりも内側に配置されているコネクタ。

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