JP2013156482A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トップカバーをあまり大きく開かなくても、回動軸付近の構造を視認することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置(レーザプリンタ1)は、筐体21の上部に形成された開口21Aを開閉するために、一端部が筐体21に回動可能に支持されるトップカバー22と、当該トップカバー22に下へ向けて凹むように形成される排出トレイ9と、を備える。排出トレイ9の一端部側には、上下方向に延びる縦壁91が設けられる。そして、縦壁91の下端部を、トップカバー22の他端部側に向けて斜め下に延びる傾斜部91Bとすることで、排出トレイ9の最深部が縦壁91よりも他端部側に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、トップカバーに下へ向けて凹むように形成される排出トレイを備える画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、筐体の上部に形成された開口を開閉するトップカバーと、トップカバーに下へ向けて凹むように形成される排出トレイとを備えるものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、排出トレイが、上下方向に延びる縦壁と、縦壁の下端から前斜め上方に延びる傾斜壁とを有しており、縦壁に形成された用紙排出口から排出された用紙が傾斜壁上に載置されるようになっている。
また、トップカバーの回動軸は、縦壁よりも後側に設けられている。そして、この技術では、例えばジャム処理(詰まった用紙を取り除く処理)などを行うべく、回動軸付近の構造をユーザが視認したい場合には、トップカバーを大きく回動して、排紙トレイの最深部(尖った部分)をユーザの視線に邪魔にならない位置まで上げることで、視認可能となっている。
特開2004−106988号公報
しかしながら、従来技術では、トップカバーを大きく開かないと回動軸付近の構造を視認することができないため、例えば画像形成装置を狭い棚内に設置した場合などには、トップカバーを大きく開けることができず、回動軸付近の構造をユーザが視認することができないといった問題があった。
そこで、本発明は、トップカバーをあまり大きく開かなくても、回動軸付近の構造を視認することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する画像形成装置は、筐体の上部に形成された開口を開閉するために、一端部が前記筐体に回動可能に支持されるトップカバーと、当該トップカバーに下へ向けて凹むように形成される排出トレイと、を備える。
前記排出トレイの前記一端部側には、上下方向に延びる縦壁が設けられる。
そして、前記縦壁の下端部を、前記トップカバーの他端部側に向けて斜め下に延びる傾斜部とすることで、前記排出トレイの最深部が前記縦壁よりも前記他端部側に配置される。
この構成によれば、排出トレイの最深部を縦壁よりもトップカバーの他端部側(先端側)に配置したので、従来のような最深部を上下に延びた縦壁の下端に設定する構造に比べ、トップカバーを開けてトップカバーの一端部側の構造を視認する際に、排出トレイの最深部が視線の邪魔になりにくくなる。そのため、この構造では、トップカバーをあまり大きく開かなくても、回動軸付近の構造を視認することができる。
また、前記した構成では、トップカバーの一端部と、縦壁との間に、記録シート上に現像剤像を熱定着するための定着装置を設けるのが望ましい。
これによれば、縦壁の下端部を傾斜部とすることで見やすくなったトップカバーの一端部側に、定着装置を配置するので、詰まった箇所を見ながら容易にジャム処理を行うことができる。
また、前記した構成において、排出トレイが、最深部から他端部側に向けて斜め上に傾斜するシート支持壁を有し、定着装置が、記録シートを加熱する加熱部材と、当該加熱部材との間で記録シートを挟持するバックアップ部材を備える場合には、加熱部材を、バックアップ部材に対して他端部側に配置して、定着装置から排出された記録シートを、加熱部材と接触した面を排出トレイに向けつつ、当該排出トレイ上に排出するのが望ましい。
これによれば、加熱部材がバックアップ部材に対して他端部側に配置されることで、排出トレイに排出された記録シートは上方に凸となるようにカールする可能性があるが、この場合であっても、シート支持壁と傾斜部との間に、記録シートの一端部側の部分が下方に凸となるように屈曲した状態で入り込むことで、上方に凸となったカール形状を比較的平らな形状に矯正することができる。
また、前記した構成において、シート支持壁と傾斜部との間に、水平方向に延びる水平壁を設けるのが望ましい。
ここで、例えば水平壁を設けずにシート支持壁と傾斜部とを直接連結する構造では、シート支持壁と傾斜部との間の狭い隅部まで記録シートが入り込むと記録シートのカール形状を矯正しすぎることがある。しかし、この構成によれば、シート支持壁と傾斜部との間に水平壁を設けることで、シート支持壁と傾斜部との間に狭い隅部が形成されることがないので、記録シートのカール形状を良好に矯正することができる。
また、前記した構成において、縦壁の上に配置され、排出トレイに記録シートを排出する少なくとも2つの排出ローラと、定着装置から排出ローラに向けて記録シートを案内するための搬送路と、を備える場合には、搬送路を、上に凸となる円弧状に形成し、2つの排出ローラのニップ部を、搬送路の頂点よりも下および他端部側に配置するのが望ましい。
これによれば、例えば排出ローラに向けて斜め上に略真っ直ぐ記録シートを案内する搬送路に比べ、搬送路を円弧状に形成した分、排出ローラの位置を下げることができるので、画像形成装置の小型化を図ることができる。また、排出ローラの位置を他端部側にした分、縦壁の傾斜部(すなわち、排出トレイの最深部)を他端部側に移動できるので、トップカバーの開放時に一端部側をより見やすくすることができる。
本発明によれば、トップカバーをあまり大きく開かなくても、回動軸付近の構造を視認することができる。
本発明の実施形態に係るレーザプリンタを示す断面図である。 トレイカバーを延長位置に配置した状態を示す斜視図である。 トレイカバーを被覆位置に配置した状態を示す斜視図である。 図3のI−I断面図を簡略的に示す図である。 ユーザがトップカバーを少しだけ回動させて装置本体内を視認する様子を示す断面図である。 排出ローラ周りの構造を示す拡大断面図である。 本実施形態に係る排出ローラを拡大して示す図と、下流側の従動ローラを上流側の従動ローラよりも小さくした形態を示す図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明する。
以下の説明において、方向は、レーザプリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体2と、記録シートの一例としての用紙Pを給紙するためのフィーダ部3と、用紙Pに画像を形成するための画像形成部4とを備えている。
装置本体2は、筐体21と、トップカバー22と、フロントカバー23とを備えている。筐体21は、その上部に後述するプロセスカートリッジ6の着脱のための開口21Aを有するとともに、その前部に用紙Pを差し込むための差込口21B(図2参照)を有している。
そして、筐体21の上部の開口21Aが、トップカバー22によって開閉されるとともに、前部の差込口21Bが、フロントカバー23によって開閉されるようになっている。なお、トップカバー22およびフロントカバー23の詳細な構造については、後述する。
フィーダ部3は、用紙Pを載置するための給紙トレイ31と、給紙トレイ31上の用紙Pを画像形成部4に向けて給紙する給紙機構32とを備えている。
給紙トレイ31は、装置本体2の下部に配置されるトレイ部31Aと、前述したフロントカバー23とによって構成されている。具体的には、フロントカバー23は、下端部を中心にして前後に揺動可能となっており、前側に倒した状態において、給紙トレイ31の一部を構成している。
このフィーダ部3では、フロントカバー23を前側に倒して給紙トレイ31を形成した後で、この給紙トレイ31上に用紙Pを載せる。そして、この給紙トレイ31上の用紙Pは、給紙機構32によって画像形成部4に供給される。
画像形成部4は、スキャナユニット5と、プロセスカートリッジ6と、定着装置7とを備えている。
スキャナユニット5は、装置本体2内の前側に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。このスキャナユニット5では、レーザビームを、後述する感光ドラム61の表面上に高速走査にて照射する。
プロセスカートリッジ6は、開口21Aを通して筐体21に着脱可能であり、感光ドラム61と、感光ドラム61上のトナー像(現像剤像)を用紙Pに転写させる転写ローラ62とを主に備えている。なお、プロセスカートリッジ6には、図示せぬ公知の帯電器、現像ローラ、層厚規制ブレード、トナー収容室などが設けられている。
このプロセスカートリッジ6では、回転する感光ドラム61の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット5からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、感光ドラム61の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、トナー収容室内のトナーが現像ローラによって感光ドラム61の静電潜像に供給され、感光ドラム61の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム61と転写ローラ62の間で用紙Pが搬送されることで、感光ドラム61の表面に担持されているトナー像が用紙P上に転写される。
定着装置7は、プロセスカートリッジ6の上方に配置されており、主に、加熱部材の一例としての加熱ローラ71と、バックアップ部材の一例としての加圧ローラ72とを備えている。
加熱ローラ71は、用紙Pを加熱する部材であり、その内側には、ハロゲンランプ等の図示せぬ熱源が設けられている。
加圧ローラ72は、加熱ローラ71との間で用紙Pを挟持して搬送する部材であり、加熱ローラ71の後斜め上側に設けられている。
そして、このように構成される定着装置7では、用紙P上に転写されたトナーを、用紙Pが加熱ローラ71と加圧ローラ72との間を通過する間に熱定着している。なお、定着装置7で熱定着された用紙Pは、定着装置7の下流側に配設される排出ローラ8に搬送され、この排出ローラ8から排出トレイ9上に排出される。
<トップカバー周りの詳細構造>
次に、トップカバー22周りの構造について詳細に説明する。
図1および図2に示すように、トップカバー22は、主に、第1壁部22Aと、第2壁部22Bと、第3壁部22Cと、排出トレイ9と、トレイカバー10と、排出ローラ8の一部(後述する駆動ローラ81)を備えて構成されている。
第1壁部22Aは、排出ローラ8の上方に配置される壁であり、筐体21の後端から排出ローラ8よりも少し前側の位置まで水平に延びるように形成されている。この第1壁部22Aの下(トップカバー22の後端部と後述する縦壁91との間)には、定着装置7が設けられている。詳しくは、定着装置7は、排出ローラ8よりも後側(排出方向上流側)で、かつ、下側に配置されている。言い換えると、加熱ローラ71と加圧ローラ72の間のニップ部は、後述する駆動ローラ81と各従動ローラ82,83の間の各ニップ部よりも後側で、かつ、下側に配置されている。
この定着装置7では、加熱ローラ71が加圧ローラ72に対して前側に配置されており、定着装置7から排出された用紙Pが、加熱ローラ71と接触した面を排出トレイ9に向けつつ、当該排出トレイ9上に排出されるようになっている。これにより、排出トレイ9上に排出された用紙Pが上方に凸となるようにカールする可能性が高くなっている。
第2壁部22Bは、第1壁部22Aよりも前斜め下方に配置される壁であり、排出トレイ9の周り(詳しくは、前端および左右両端)を囲うようなコ字状に形成されている。第2壁部22Bの上面B1は、前斜め下方(排出方向の下流側に向けて斜め下)に傾斜している。
そして、図3および図4に示すように、このように傾斜する第2壁部22Bの上面B1に対して、後述する被覆位置に位置するトレイカバー10の上面10Aが、面一となっている。これにより、被覆位置に位置するトレイカバー10とその周囲の第2壁部22Bとの間に段差ができるのを抑えることができるので、トレイカバー10を被覆位置に位置したときのレーザプリンタ1の意匠性を高めることが可能となっている。
図1および図2に示すように、第3壁部22Cは、第1壁部22Aと第2壁部22Bを繋ぐ壁であり、第1壁部22Aと第2壁部22Bに対して交差する方向に延びている。つまり、トップカバー22は、排出トレイ9付近の第2壁部22Bが第1壁部22Aよりも一段下がるような形状に形成されている。これにより、第2壁部22Bが第1壁部22Aよりも一段下がった分だけ、レーザプリンタ1を小型化することが可能となっている。
また、トップカバー22は、後端部が筐体21に回動可能に支持されている。言い換えると、トップカバー22は、上から見て第1壁部22Aと重なる範囲に設けられた回動軸22Dを中心にして筐体21に対して回動可能に支持されている。
これにより、図5に示すように、例えば狭い棚R内にレーザプリンタ1を収納して使用する場合であっても、回動軸22Dとは反対側に位置する第2壁部22Bを第1壁部22Aよりも一段下げた分、トップカバー22を大きく開くことができるので、プロセスカートリッジ6の交換作業を容易に行うことが可能となっている。
図1および図2に示すように、排出トレイ9は、トップカバー22(詳しくは第2壁部22B)の上面から下へ向けて凹むように形成されている。具体的に、排出トレイ9は、上下方向に延びる縦壁91と、水平方向に延びる水平壁92と、水平面に対して傾斜するシート支持壁93と、左右に配置される一対の側壁94とを有している。
縦壁91は、排出トレイ9の後側の壁を構成しており、排出ローラ8の下に配置されている。詳しくは、縦壁91の上部には、下方に凹むように形成される2つの切欠き91Aが左右方向に間隔を空けて形成されており、各切欠き91A内に排出ローラ8の一部(後述する第1従動ローラ82)が入り込んでいる。
そして、縦壁91の下端部は、前斜め下(トップカバー22の先端部側に向けて斜め下)に延びる傾斜部91Bとなっており、排出トレイ9の最深部が縦壁91よりも前側に配置されるようになっている。これにより、図5に示すように、ユーザが、トップカバー22を開けて、例えば定着装置7の出口付近(トップカバー22の回動軸22D側の構造)を視認する際に、従来のような最深部を上下に延びた縦壁の下端に設定する構造(破線で示す構造)に比べ、排出トレイ9の最深部が視線の邪魔になりにくくなっている。そのため、本実施形態の構造では、トップカバー22をあまり大きく開かなくても、定着装置7の出口付近を視認してジャム処理等を容易に行うことが可能となっている。
図1に示すように、水平壁92は、傾斜部91Bの下端から前側に向かって延びてシート支持壁93に繋がっており、排出トレイ9の最深部となっている。言い換えると、水平壁92は、シート支持壁93と傾斜部91Bとの間に設けられている。
シート支持壁93は、水平壁92(最深部)から前斜め上に傾斜するように形成されている。すなわち、シート支持壁93と傾斜部91Bは、水平壁92から上方に向かうにつれて互いの距離が徐々に離れるように形成されており、これにより、V字状の溝の壁の一部をそれぞれ構成している。
これにより、排出トレイ9に排出された用紙Pの後端が傾斜部91B上に載ると、用紙Pの後端側の部分が傾斜部91Bとシート支持壁93とによって下方に凸となるように折り曲げられるようになっている。これにより、排出トレイ9上に排出された用紙Pが上方に凸となるようにカールした場合であっても、傾斜部91Bとシート支持壁93との間で、用紙Pの後端側の部分が下方に凸となる形状に矯正されることで、上方に凸となったカール形状を比較的平らな形状に矯正することが可能となっている。
特に、本実施形態では、シート支持壁93と傾斜部91Bとの間に水平壁92を設けることで、例えば水平壁を設けずにシート支持壁と傾斜部とを直接連結するような構造に比べ、シート支持壁93と傾斜部91Bとの間に狭い隅部が形成されることがない。そのため、狭い隅部まで用紙が入り込むことで用紙のカール形状を矯正しすぎることを抑えることができるので、用紙Pのカール形状を良好に矯正することができる。
側壁94は、縦壁91、水平壁92およびシート支持壁93の左右両側に配置され、各壁91〜93の左右両端を繋ぐように形成されている。
図1〜図3に示すように、トレイカバー10は、シート支持壁93の前端付近に配置された回動軸(図示略)を中心にして回動可能となるように筐体21に支持されている。具体的に、トレイカバー10は、排出トレイ9の上面(シート支持壁93の上面および水平壁92の一部)を覆う被覆位置と、排出トレイ9の上面(シート支持壁93の上面)の前側に隣接した延長位置とに回動可能(移動可能)となっている。
なお、水平壁92の他部や傾斜部91Bは、トップカバー22の第3壁部22Cおよび第1壁部22Aで覆われている。そのため、トレイカバー10を被覆位置に配置した場合には、トレイカバー10、第3壁部22Cおよび第1壁部22Aによって、排出トレイ9内に塵埃が溜まるのを抑えることが可能となっている。
そして、被覆位置におけるトレイカバー10の後端部10B(用紙Pの排出方向上流側の端部)は、排出ローラ8のニップ部(後述する駆動ローラ81と第1従動ローラ82との間のニップ部)よりも下に位置している。これにより、トレイカバー10が被覆位置に位置する場合であっても、排出ローラ8のニップ部から排出された用紙Pがトレイカバー10の上を通ることができるので、用紙Pがトレイカバー10の下面に当接して詰まってしまうのを抑えることが可能となっている。
また、被覆位置において、トレイカバー10の上面は、前斜め下(排出方向下流側に向けて斜め下)に傾斜している。これにより、被覆位置に位置するトレイカバー10上に塵埃が積もっても、この塵埃が、排出トレイ9の後側(排出ローラ8側)の隅に落ちるのを抑えることが可能となっている。
また、トレイカバー10は、図2に示すように、第1延長カバー11と、第2延長カバー12とを備えている。第1延長カバー11は、その幅(左右方向の長さ)が排出トレイ9の幅と略同じ大きさに形成されるとともに、図1に2点鎖線で示すように、被覆位置において、シート支持壁93の前端よりも前側の位置から第3壁部22Cの前端よりも後側の位置まで延びるように形成されている。
詳しくは、第3壁部22Cの下端には、上方へ向けて凹むように形成される切欠きC1(図2参照)が形成されており、被覆位置において、第1延長カバー11の後端は、この切欠きC1の縁よりも後側に位置するようになっている。
図2に示すように、第2延長カバー12は、第1延長カバー11よりも幅狭に形成され、延長位置に位置する第1延長カバー11の前端部の略中央部に回動可能に設けられている。詳しくは、第2延長カバー12は、第1延長カバー11に対面するように折り畳まれた収納位置と、延長位置に位置する第1延長カバー11の上面の前側に隣接する開放位置(図2の位置)とに回動可能になっている。
図6に示すように、排出ローラ8は、排出トレイ9の縦壁91の上に配置されており、主に、駆動力が入力されて回転する駆動ローラ81と、当該駆動ローラ81に接触して当該駆動ローラ81に従動回転する第1従動ローラ82とおよび第2従動ローラ83とを備えている。そして、第1従動ローラ82は、第2従動ローラ83に対して前側(排出方向下流側)に配置され、第2従動ローラ83の径よりも大きな径(異なる径)で形成されている。
これにより、大きい方の第1従動ローラ82で用紙Pの搬送性を向上させることができるとともに、小さい方の第2従動ローラ83で装置の小型化を図ることが可能となっている。特に、本実施形態では、排出方向下流側に配置される第1従動ローラ82の径を大きくすることで、第2従動ローラ83と駆動ローラ81との間のニップ部から搬送されてくる用紙Pの進入角度(下流側の第1従動ローラ82に対する進入角度)を緩やかにすることができるので、用紙Pが下流側の第1従動ローラ82にぶつかって詰まるのを抑えることが可能となっている。
つまり、図7(b)に示すように、搬送方向下流側の第1従動ローラ82´を上流側の第2従動ローラ83´よりも小さくした場合には、駆動ローラ81と第2従動ローラ83´との共通接線TCと、当該共通接線TCがぶつかる第1従動ローラ82´上の点P2での接線T2とのなす角θ2は小さくなる。そのため、この場合には、駆動ローラ81と第2従動ローラ83´から送られてくる用紙Pが、下流側の第1従動ローラ82´で詰まる可能性が高い。
これに対し、本実施形態の構造では、図7(a)に示すように、駆動ローラ81と第2従動ローラ83との共通接線TCと、当該共通接線TCがぶつかる第1従動ローラ82上の点P1での接線T1とのなす角θ1は大きくなる。そのため、本実施形態では、駆動ローラ81と第2従動ローラ83から送られてくる用紙Pが、下流側の第1従動ローラ82にぶつかって詰まるのを抑えることが可能となっている。
図5および図6に示すように、駆動ローラ81は、トップカバー22に回転可能に設けられ、第1従動ローラ82および第2従動ローラ83は、筐体21に回転可能に設けられている。これにより、トップカバー22を開けるだけで、駆動ローラ81と各従動ローラ82,83間で詰まった用紙Pを簡単に取り出すことが可能となっている。
また、第1従動ローラ82および第2従動ローラ83は、第2従動ローラ83から第1従動ローラ82に向かう方向が斜め下方向となるように、水平面に対して傾斜した方向に並べて配置されている。これにより、例えば2つの従動ローラが水平方向に並んで配置される構造に比べ、駆動ローラ81に対する第1従動ローラ82の排出方向下流側への突出量を小さくすることが可能となっている。
そして、このように駆動ローラ81に対する第1従動ローラ82の排出方向下流側への突出量を小さくすることで、2つの従動ローラを水平に並べる構造(突出量が大きくなる構造)に比べて縦壁91の位置を排出方向上流側にずらしても、トップカバー22の開閉時における縦壁91と第1従動ローラ82との干渉を防ぐことができるので、排出トレイ9を広くすることが可能となっている。
トップカバー22の第1壁部22Aの下には、定着装置7から排出ローラ8に向けて用紙Pを案内するための搬送路100が設けられている。搬送路100は、上に凸となる円弧状に形成されている。
そして、排出ローラ8のニップ部(駆動ローラ81と各従動ローラ82,83との各ニップ部)は、搬送路100の頂点110よりも前斜め下方の位置に配置されている。これにより、例えば定着装置の斜め上の位置(図6の頂点110付近の位置)に配置された排出ローラに向けて略真っ直ぐ記録シートを案内する搬送路に比べ、搬送路100を円弧状に形成した分、排出ローラ8の位置を下げることができるので、レーザプリンタ1の小型化を図ることが可能となっている。
また、排出ローラ8を頂点110付近に設ける構造よりも排出ローラ8の位置を前側にすることができるので、当該排出ローラ8の下方に設ける縦壁91の傾斜部91Bの下端(すなわち、排出トレイ9の最深部)の位置も前側に移動できるので、トップカバー22の開放時に定着装置7の出口付近の構造をより見やすくすることが可能となっている。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、被覆位置において、トレイカバー10の上面10Aが前斜め下に傾斜するように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば被覆位置において、トレイカバーの上面が水平になるように構成してもよい。この場合であっても、被覆位置に位置するトレイカバー上の塵埃が、排出トレイの排出ローラ側の隅に落ちるのを抑えることができる。
前記実施形態では、排出ローラ8を1つの駆動ローラ81と2つの従動ローラ82,83とで構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば1つの駆動ローラと1つの従動ローラとで構成してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、加熱部材の一例として加熱ローラ71を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばハロゲンランプで加熱される板状のニップ板や定着フィルムなどであってもよい。
前記実施形態では、バックアップ部材の一例として加圧ローラ72を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト状の加圧部材などであってもよい。
1 レーザプリンタ
21 筐体
21A 開口
22 トップカバー
9 排出トレイ
91 縦壁
91B 傾斜部

Claims (5)

  1. 筐体の上部に形成された開口を開閉するために、一端部が前記筐体に回動可能に支持されるトップカバーと、当該トップカバーに下へ向けて凹むように形成される排出トレイと、を備える画像形成装置であって、
    前記排出トレイの前記一端部側には、上下方向に延びる縦壁が設けられ、
    前記縦壁の下端部を、前記トップカバーの他端部側に向けて斜め下に延びる傾斜部とすることで、前記排出トレイの最深部を前記縦壁よりも前記他端部側に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トップカバーの一端部と、前記縦壁との間に、記録シート上に現像剤像を熱定着するための定着装置が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排出トレイは、前記最深部から前記他端部側に向けて斜め上に傾斜するシート支持壁を有し、
    前記定着装置は、前記記録シートを加熱する加熱部材と、当該加熱部材との間で前記記録シートを挟持するバックアップ部材とを備え、
    前記加熱部材が、前記バックアップ部材に対して前記他端部側に配置されることで、前記定着装置から排出された記録シートが、前記加熱部材と接触した面を前記排出トレイに向けつつ、当該排出トレイ上に排出されることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記シート支持壁と前記傾斜部との間には、水平方向に延びる水平壁が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記縦壁の上に配置され、前記排出トレイに前記記録シートを排出する少なくとも2つの排出ローラと、
    前記定着装置から前記排出ローラに向けて前記記録シートを案内するための搬送路と、を備え、
    前記搬送路は、上に凸となる円弧状に形成され、
    前記2つの排出ローラのニップ部が、前記搬送路の頂点よりも下および前記他端部側に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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