JP2016161842A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshihiro Okamoto
佳大 岡本
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Abstract

【課題】トップカバーを冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】レーザプリンタは、トップカバー20と、加熱ローラ61および加圧ローラ62の上方を覆う定着カバー100と、定着装置60における右端側に設けられたファンFと、左右方向に延びるダクト130と、を備える。トップカバー20の下面A2と、第1湾曲部111の上面111A、第2カバー120の第1部分121の上面129A,124A,125Aおよび第3湾曲部126の上面126Bとは、互いに対向して配置され、ダクト130は、トップカバー20の下面A2と定着カバー100の上面とで形成され、かつ、右端側に設けられた第1開口部131と、左端側に設けられた第2開口部132とを有し、ファンFは、第2開口部132から第1開口部131へ向かって流れる気流を発生させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート上の現像剤を熱定着する定着部を備える画像形成装置に関する。
従来、装置本体の上面を構成するトップカバーと、シート上の現像剤を熱定着する定着部と、定着部の上方を覆う定着カバーとを備える画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。定着カバーおよびトップカバーは、互いに対向して配置されている。
特開2014−109676号公報
ところで、特許文献1の構成では、定着部から発生する熱により、定着部周辺が熱くなるので、定着部の上方の定着カバーが熱くなりやすい。定着カバーが熱くなると、定着カバーとトップカバーの間に熱がこもり、当該熱によりトップカバーが熱くなってしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、トップカバーを冷却することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、シートの幅方向に沿って延び、シート上の現像剤を熱定着する定着部を備える電子写真方式の画像形成装置であって、装置本体と、前記装置本体の上面を構成するトップカバーと、前記定着部の上方を覆う定着カバーと、前記定着部における前記幅方向の一端側に設けられたファンと、前記幅方向に延びるダクトと、を備える。
前記トップカバーの下面と、前記定着カバーの上面とは、互いに対向して配置され、前記ダクトは、前記トップカバーの下面と前記定着カバーの上面とで形成され、かつ、前記一端側に設けられた第1開口部と、前記一端側と反対側の他端側に設けられた第2開口部とを有し、前記ファンは、前記第2開口部から前記第1開口部へ向かって流れる気流を発生させる。
トップカバーの下に定着部があると、定着部の熱でトップカバーが熱くなりやすいが、上記した構成によれば、トップカバーの下面と定着カバーの上面とでダクトが形成され、ファンにより、ダクト内に空気が流れるので、トップカバーを冷却することができる。また、トップカバーと定着カバーの間でダクトが形成されるので、別部材のダクトを有する構成と比較して、装置本体を小型化することができる。
前記した構成において、前記トップカバーは、前記定着部に対して回動可能に構成することができる。
このような構成によれば、ダクトにより、トップカバーが冷却されているので、トップカバーが良好な温度状態となる。そのため、ジャム処理時にトップカバーを回動する際にユーザが良好な温度状態のトップカバーを容易に持つことができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
前記した構成において、前記定着カバーは、前記定着部に対して揺動可能に構成され、前記ダクトを構成する第1カバーを有する構成とすることができる。
このような構成によれば、第1カバーがダクトを構成するので、第1カバーを冷却することができる。そのため、第1カバーが良好な温度状態となり、ジャム処理時に第1カバーを回動する際におけるユーザの操作性を向上させることができる。
前記した画像形成装置が、前記定着部よりも、シートの搬送方向における下流側に配置された排出ローラと、前記排出ローラの下流側に配置され、前記排出ローラによって排出されたシートを載置する排出トレイと、を備える場合、前記第1カバーの下面は、前記定着部から搬送されるシートを案内する第1ガイド面を構成し、前記第1ガイド面は、前記定着部から前記排出ローラに隣接する位置まで延び、前記排出ローラにシートを案内している構成とすることができる。
このような構成によれば、第1ガイド面でガイドされているシートの熱が第1カバーに伝わっても、ダクト内を通る空気で第1カバーが冷却される。そのため、第1カバーを介してトップカバーの温度が上昇するのを低減することができる。
前記した構成において、前記第1カバーは、上に凸となるように湾曲しており、前記第1カバーの上面における最も高い位置が前記トップカバーに接近している構成とすることができる。
このような構成によれば、搬送経路が斜め上に延びる構成と比較して、装置本体を小型化することができる。
前記した画像形成装置が、前記第1カバーよりも前記搬送方向における上流側に配置され、前記定着部に対して固定された第2カバーを備える場合、前記第2カバーの下面は、前記第1ガイド面にシートを案内する第2ガイド面を構成し、前記ダクトは、前記トップカバーの下面と、前記第1カバーの上面および前記第2カバーの上面とで構成することができる。
第2ガイド面は、第1ガイド面よりも定着部に対して接近した位置に配置されているので、第2カバーは、第1カバーよりも熱くなりやすい。しかし、上記した構成によれば、第2カバーの上面がダクトを構成するので、第2カバーを効率的に冷却することができる。また、第1カバーより熱くなりやすい第2カバーが定着部に対して固定されているので、第2カバーが揺動する構成と比較して、ユーザが第2カバーに触れるのを抑制することができる。
前記した構成において、前記第2カバーは、前記幅方向において、前記第1カバーよりも外側の位置まで延びる第1部分と、前記第1部分の前記幅方向の両端部から前記搬送方向の下流側に向けて延びて、前記第1カバーの前記幅方向の両側に配置される第2部分とを有し、前記第2部分の下面は、シートの第3ガイド面を構成していてもよい。
このような構成によれば、第2部分の下面が第3ガイド面なので、シートの両端部が定着部に対して固定された部分でガイドされる。そのため、シートの両端部の搬送が安定しやすい。
前記した構成において、前記ファンは、前記幅方向から見て前記定着部と重なる位置に配置されている構成とすることができる。このような構成によれば、定着部の熱を効率よく排熱することができる。
前記した構成において、前記トップカバーには、前記幅方向の他端側において、前記トップカバーの外側と前記ダクト内とを連通する孔が形成されている構成とすることができる。このような構成によれば、ダクトの他端側から一端側に向けて空気を流すことができる。
前記した画像形成装置が、前記定着部よりも、シートの搬送方向における下流側に配置された排出ローラと、前記排出ローラの下流側に配置され、前記排出ローラによって排出されたシートを載置する排出トレイと、を備える場合、前記装置本体には、シートを前記排出トレイへ排出する排出口が形成され、前記幅方向における前記排出ローラの前記他端側から前記排出口の前記他端側までの距離が、前記排出ローラの前記一端側から前記排出口の前記一端側までの距離よりも大きい構成とすることができる。
このような構成によれば、排出口の他端とローラの他端との間の広い空間からダクトに多くの空気を取り込めるので、ダクトの他端側から一端側に向かう気流を発生させやすい。
本発明によれば、トップカバーの下面と定着カバーの上面とでダクトが形成されるので、トップカバーを冷却することができる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。 トップカバーを開いた状態のレーザプリンタの断面図である。 図1の定着装置周辺の拡大図である。 定着装置の斜視図である。 図4において、第1カバーを開いた状態を示す図である。 トップカバーの斜視図(a)と、前から見た排出口の拡大図(b)である。 レーザプリンタを上から見た図であって、ファンにより発生する空気の流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、画像形成装置の一例としての電子写真方式のレーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「後」、右側を「前」とし、紙面の手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
まず、本実施形態に係るレーザプリンタ1の概略構成について説明する。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、装置本体2と、装置本体2内に収容された給紙部30、露光装置40、プロセスカートリッジ50、定着装置60および排出部90とを備えている。
装置本体2は、本体フレーム10と、本体フレーム10の上部に配置されたトップカバー20とを備えている。トップカバー20は、装置本体2の上面を構成し、本体フレーム10、詳しくは定着装置60に対して回動するように設けられている。これにより、トップカバー20は、図2に示す本体フレーム10の上部に形成された開口11を開放する開放位置と、開口11を閉塞する図1に示す閉塞位置との間で本体フレーム10に対して開閉可能に構成されている。
図3に示すように、トップカバー20は、前後方向に延びる第1カバー部20Aと、第1カバー部20Aの後端から後に向かうにつれ徐々に下に向かうように湾曲する第2カバー部20Bと、第2カバー部20Bの下端から下方に延びる第3カバー部20Cとを有している。
第1カバー部20Aは、トップカバー20の上面を構成し、左右方向に延びる上面A1と、トップカバー20の下面を構成し、左右方向に延びる下面A2とを有している。
第2カバー部20Bは、トップカバー20の上面の一部および後面の一部を構成する外側面B1と、トップカバー20の下面の一部および前面の一部を構成する内側面B2とを有している。
第3カバー部20Cは、トップカバー20の後面の一部を構成する後面C1と、トップカバー20の前面の一部を構成する前面C2とを有している。
図1に示すように、給紙部30は、本体フレーム10内の下部に設けられ、シートの一例としての用紙Sを収容する給紙トレイ31と、給紙機構32とを主に備えている。給紙トレイ31内の用紙Sは、給紙機構32によって1枚ずつ分離されてプロセスカートリッジ50に供給される。つまり、用紙Sは、給紙トレイ31から上方に向かって後述する感光体ドラム51および転写ローラ53の位置まで搬送される。
露光装置40は、給紙部30の上方前寄りに設けられ、図示しないレーザ光源やポリゴンミラー、レンズなどを備えている。画像データに基づいてレーザ光源から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラーで反射されたり、レンズを通過したりして、露光装置40から出射され(鎖線参照)、感光体ドラム51の表面上を高速走査する。
プロセスカートリッジ50は、トップカバー20を開放位置に回動させたときに本体フレーム10の開口11(図2参照)を通して本体フレーム10に対して着脱可能であり、本体フレーム10に装着されたときには給紙部30の上方後寄りに配置される。このプロセスカートリッジ50は、用紙Sに現像剤像としてのトナー像を転写するように構成されており、感光体ドラム51や帯電器52、転写ローラ53、現像ローラ54、図示しない層厚規制ブレード、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部などを備えている。感光体ドラム51と転写ローラ53は、前後方向で対向し、略水平方向に並んでいる。
プロセスカートリッジ50では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光装置40からのレーザ光によって露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、トナー収容部内のトナーが現像ローラ54によって感光体ドラム51に供給されることで、静電潜像が可視像化されて感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部30から供給された用紙Sが、感光体ドラム51と転写ローラ53の間を通過することで、感光体ドラム51上のトナー像が用紙S上に転写される。転写後、用紙Sは、上方に向かってやや前方に角度を変えながら定着装置60に向けて搬送される。
定着装置60は、本体フレーム10に装着されたプロセスカートリッジ50の上方に配置されている。この定着装置60は、用紙S上に転写されたトナー像を熱定着するように構成されており、左右方向(用紙Sの幅方向)に延びる定着部の一例としての加熱ローラ61および加圧ローラ62と、加熱ローラ61および加圧ローラ62を支持する第1定着フレーム63と、第1定着フレーム63の前方から第1定着フレーム63を覆う第2定着フレーム64と、各定着フレーム63,64の上部に設けられる定着カバー100とを主に備えている。
加圧ローラ62は、加熱ローラ61に対してやや上方に位置している。つまり、加圧ローラ62の中心と、加熱ローラ61の中心とを結ぶ線αが、前斜め下側に向けて傾斜している。
図3に示すように、第1定着フレーム63は、第1定着壁63Aと、第2定着壁63Bと、第3定着壁63Cと、第4定着壁63Dとを有している。
第1定着壁63Aは、加熱ローラ61の上方に配置され、前後方向に延びた後、前側に向かうにつれ徐々に上側に湾曲している。第1定着壁63Aの上面63Eは、後述する第1ガイド面111Bと対向し、第1ガイド面111Bとで用紙Sの搬送経路を形成している。第1定着壁63Aの下面63Fは、加熱ローラ61と対向している。なお、用紙Sは、前斜め上側に向けて搬送されるので、第1ガイド面111Bによりガイドされるようになっているが、上面63Eに接触した場合には、上面63Eによってもガイドされるようになっている。
第2定着壁63Bは、第1定着壁63Aの前後方向に延びる部分の前端から枝分かれするように後側に向かって延びている。第3定着壁63Cは、加熱ローラ61の前部を覆うように配置されており、第2定着壁63Bの前端部から下方に向かって上下方向に延びている。第4定着壁63Dは、加熱ローラ61の下方に配置されており、第3定着壁63Cの下端から後側に向かって延びている。
第2定着フレーム64は、第5定着壁64Aと、第6定着壁64Bと、第7定着壁64Cと、第8定着壁64Dとを有している。
第5定着壁64Aは、第1定着壁63Aの後端部とやや隙間をあけた位置から前側に延びて排出ローラ90R付近まで延びている。第5定着壁64Aの上面64Eは、後述する第1ガイド面111Bと対向し、第1ガイド面111Bとで用紙Sの搬送経路を形成している。第5定着壁64Aの下面64Fの後部は、第2定着壁63Bと対向している。なお、用紙Sは、前斜め上側に向けて搬送されるので、第1ガイド面111Bによりガイドされるようになっているが、上面64Eに接触した場合には、上面64Eによってもガイドされるようになっている。
第6定着壁64Bは、第5定着壁64Aの前端部から下方に延びている。第7定着壁64Cは、第6定着壁64Bの下端から前側に向けて延びている。第8定着壁64Dは、第7定着壁64Cの前端から後斜め下方に延びている。
図1に示すように、定着装置60では、トナー像が転写された用紙Sが、加熱ローラ61と加圧ローラ62の間を通過することで、トナー像が用紙S上に熱定着される。
また、定着装置60の右側(用紙Sの幅方向の一端側)には、ファンFが設けられている。ファンFは、左右方向から見て、加熱ローラ61および加圧ローラ62と重なる位置に配置されている。
排出部90は、トップカバー20に設けられ、トップカバー20が閉塞位置にあるときには加熱ローラ61よりも前斜め上側、つまり、用紙Sの搬送方向における下流側に配置されている。この排出部90は、排出ローラ90Rを主に備えている。排出ローラ90Rは、上ローラR1と下ローラR2とから構成されている。
トナー像が熱定着された用紙Sは、排出ローラ90Rによって本体フレーム10外に排出されてトップカバー20に形成された排出トレイ21上に載置される。つまり、用紙Sは、定着後、前側に向かって湾曲しながら排出される。
また、排出トレイ21は、上下方向に延びる壁21Aと、壁21Aの下端から前に延びた後、前側に向かうにつれ、上方に向かうように傾斜するトレイ部21Bとを有している。壁21Aは、上ローラR1および下ローラR2の前部よりも後側に位置している。
次に、定着カバー100の詳細について説明する。
定着カバー100は、加熱ローラ61および加圧ローラ62の上方を覆っており、トップカバー20と対向している。定着カバー100は、第1カバー110と、第2カバー120とを有している。
図3に示すように、第1カバー110は、第2カバー120に揺動可能に支持されることで、加熱ローラ61および加圧ローラ62に対して揺動可能に構成されている(図5も参照)。
第1カバー110は、上に凸となるように湾曲した第1湾曲部111と、第1湾曲部111の前に配置された第1壁部112と、第1湾曲部111の後に配置された回動部113とを有している。
第1湾曲部111は、加圧ローラ62の前斜め上方の位置から、前側に向かうにつれトップカバー20に徐々に近づくように湾曲した後、トップカバー20から徐々に離れるように湾曲して、排出ローラ90Rに隣接する位置まで延びている。
第1湾曲部111は、上面111Aの最も高い位置がトップカバー20に接近しており、当該位置とトップカバー20の間には、わずかな隙間が空いている。なお、第1湾曲部111の上面111Aにおける最も高い位置とトップカバー20は、接触していてもよい。
第1湾曲部111の下面は、用紙Sの搬送経路の上に位置しており、用紙Sの搬送を案内するための第1ガイド面111Bとなっている。第1ガイド面111Bは、後述する第2ガイド面125Bの後端の位置から排出ローラ90Rに向けて用紙Sを案内している。
第1壁部112は、第1湾曲部111の前端から上方に延びており、上端面とトップカバー20の下面A2との間に僅かな隙間が空いている。第1壁部112は、後面112Aと、排出ローラ90Rと対向する前面112Bと、トップカバー20の下面A2と対向する上端面112Cとを有している。
回動部113は、第2カバー120に配置される後述する支持部128(図4参照)に支持される回動軸113Aと、回動軸113Aから前に延びた後、下に延びて第1湾曲部111の後端に繋がる接続部113Bとを有している。
第2カバー120は、定着フレーム63に固定されることで、加熱ローラ61および加圧ローラ62に対して固定されている。図4および図5に示すように、第2カバー120は、左右方向において、第1カバー110よりも外側の位置まで延びる第1部分121と、第1部分121の左右方向の両端部から搬送方向の下流側に向けて延びる第2部分122とを有している。
図3に示すように、第1部分121は、第1カバー110よりも後側(用紙Sの搬送方向の上流側)に配置され、加圧ローラ62の上方を覆っている。第1部分121は、第2壁部123と、第4壁部129と、第2湾曲部124と、ガイド部125とを有している。
第2壁部123は、加圧ローラ62の後斜め上側の、トップカバー20の下面A2に隣接した位置から下方に延びている。第2壁部123は、前面123Aと、第2カバー部20Bおよび第3カバー部20Cと対向する後面123Bと、第2カバー部20Bと対向する上端面123Cとを有している。
第4壁部129は、第2壁部123の下端から前側に延びており、上面129Aと、下面129Bとを有している。
第2湾曲部124は、第4壁部129の前端から前側に向かうにつれ徐々に上に位置するように湾曲した後、徐々に下に位置するように湾曲しており、加圧ローラ62の外周に倣った形状となっている。第2湾曲部124は、上面124Aと、下面124Bとを有している。上面124Aは、第1湾曲部111の上面111Aよりも最も高い位置における高さが低くなっており、左右方向に延びている。下面124Bは、加圧ローラ62と対向しており、左右方向に延びている。
ガイド部125は、第2湾曲部124の前端から前斜め上に延びて、第1湾曲部111の後端に隣接する位置まで延びている。ガイド部125は、後端が加圧ローラ62と加熱ローラ61のニップ位置における用紙Sの排出部分の上方に位置しており、下面が用紙Sの搬送を案内するための第2ガイド面125Bとなっている。また、ガイド部125は、第2ガイド面125Bの他、上面125Aを有している。上面125Aは、平面に構成され、左右方向に延びている。第2ガイド面125Bは、加熱ローラ61と対向しており、平面に構成され、左右方向に延びている。
また、図4に示すように、第2湾曲部124の上面124Aには、前述した第1カバー110の回動部113を支持する支持部128が設けられている。支持部128は、回動部113の回動軸113Aを軸支している。これにより、図5に示すように、第1カバー110を開いた状態とすることで、ジャム処理の際に用紙Sを除去することが可能となっている。
図3および図4に示すように、第2部分122は、第1カバー110の左右方向の両側に配置されており、第1カバー110の形状に倣った形状となっている。具体的に、第2部分122は、第1湾曲部111と略同一形状の第3湾曲部126と、第1壁部112と略同一形状の第3壁部127とを有している。第3湾曲部126の下面は、第1ガイド面111Bと同様に、用紙Sを搬送するための第3ガイド面126Aとなっている。第3ガイド面126Aの後端は、第2ガイド面125Bの前端と繋がっている。第3壁部127は、後面127Aと、排出ローラ90Rと対向する前面127Bと、トップカバー20の下面A2と対向する上端面127Cとを有している。
そして、図3に示すように、第1壁部112および第3壁部127と、第2壁部123の間において、第2カバー120の第1部分121の上面(第4壁部129、第2湾曲部124およびガイド部125の各上面129A,124A,125A)、第3湾曲部126の上面126Bおよび第1湾曲部111の上面111Aと、第2壁部123の前面123Aと、第1壁部112および第3壁部127の各後面112A,127Aと、トップカバー20の下面A2とで、左右方向に延びた空間が形成されている。当該空間は、前述したファンFが吸引する空気の通路となっている。つまり、第1カバー110および第2カバー120と、トップカバー20とで、ダクト130を形成している。
図7に簡略的に示すように、ダクト130は、左右両端側が開放されており、右端側(一端側)に設けられた第1開口部131と、左端側(他端側)に設けられた第2開口部132とを有している。より詳細に、定着カバー100は、左右方向の長さが本体フレーム10の左右の側壁の間隔よりも短くなっており、左右両端が、本体フレーム10の左右の側壁から離れている。そして、定着カバー100の右端とトップカバー20の間において、図3に示すような断面形状の第1開口部131が形成され、定着カバー100の左端とトップカバー20の間において、第1開口部131と略同一形状の第2開口部132が形成されている。
また、図4に示すように、第2カバー120の第2部分122の左右両端には、上に延びる壁が形成されていない。すなわち、図3に示すように、第1開口部131および第2開口部132は、定着カバー100の前部、つまり、第2カバー120の第2部分122の位置に形成されている。
また、前述したファンFは、空気を吸引することで、第2開口部132から第1開口部131へ向かって流れる気流を発生させるように構成されている。
また、図4に示すように、接続部113Bは、第1カバー110の左右方向の略全範囲に設けられている。接続部113Bの左右両側、つまり、第2カバー120の第2部分122の後端には、上に延びる壁が形成されていない。そのため、ダクト130の、第2カバー120の第1部分121に対応する部分に、接続部113Bの左右両側から、空気が出入りしやすくなっている。
図6(a)および図7に示すように、ダクト130の後部の左端側、つまり、トップカバー20の後部の左端側には、孔22が形成されている。孔22は、トップカバー20の外側とダクト130内とを連通している。これにより、孔22から取り込まれた空気が、ダクト130を通ってファンFに吸引されるようになっている。
また、図6(a)に示すように、トップカバー20には、排出ローラ90Rで搬送する用紙Sを排出トレイ21に排出するための排出口23が形成されている。図6(b)に示すように、排出ローラ90Rは、用紙Sの搬送中心線Cに対して対称に一対設けられており、排出口23は、左右方向において、一対の排出ローラ90Rが配置された範囲よりも広くなっている。なお、搬送中心線Cとは、ガイド等で左右方向に位置決めされた用紙Sの左右方向における中心をいう。
排出口23は、左右方向の長さが、用紙Sの幅よりも長くなっており、排出される用紙Sよりも左側の部分が、当該用紙Sよりも右側の部分より広くなっている。言い換えると、左右方向における、左側の排出ローラ90Rの左端から排出口23の左端までの距離D1は、右側の排出ローラ90Rの右端から排出口23の右端までの距離D2よりも大きくなっている。そのため、排出口23における用紙Sよりも左側の左側部分23Aの開口面積が、用紙Sよりも右側の右側部分23Bの開口面積よりも広くなっている。
図7に示すように、排出口23の左側部分23Aは、ダクト130の左端部に対向しており、第1壁部112および第3壁部127と、トップカバー20との間の隙間(図3参照)を介して、排出口23の外側とダクト130を連通している。そのため、排出口23の左側部分23Aから取り込まれた空気が、ダクト130を通ってファンFに吸引されるようになっている。なお、積極的に排出口23の左側部分23Aから空気を取り込むべく、左側の第3壁部127を設けなくてもよいし、左側の第3壁部127に孔を設けてもよい。
以上のように構成されたレーザプリンタ1の作用効果について説明する。
ファンFを作動させると、ダクト130において、第2開口部132から第1開口部131に向かって流れる気流が発生する。ダクト130の第2開口部132側、つまり、左側は、後側で、孔22を介して、外部と連通しているので、孔22から取り込まれた空気がダクト130内に流される。これにより、トップカバー20および定着カバー100が冷却される。
また、ダクト130の左側は、前側で、排出口23を介して外部と連通しているので、排出口23から取り込まれた空気がダクト130内に流される。特に、用紙Sの搬送中であっても、排出口23の左側部分23Aからより多くの空気が取り込まれて、当該空気がダクト130内に流される。これにより、ダクト130の左側において、前後両側から空気が取り込まれるので、より多くの空気によって、トップカバー20および定着カバー100を冷却することができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
トップカバー20の下面A2と、第1湾曲部111の上面111A、第2カバー120の第1部分121の上面129A,124A,125Aおよび第3湾曲部126の上面126Bとでダクト130が形成され、ファンFにより、ダクト130内に空気が流れるので、トップカバー20を冷却することができる。また、トップカバー20と定着カバー100の間でダクト130が形成されるので、別部材のダクトを有する構成と比較して、装置本体2を小型化することができる。
ダクト130を通る空気により、トップカバー20が冷却されているので、トップカバー20が良好な温度状態となる。そのため、ジャム処理時にトップカバー20を回動する際にユーザが良好な温度状態のトップカバーを容易に持つことができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
ここで、ジャム処理は、定着装置60内で詰まった用紙Sを除去する処理をいい、トップカバー20を開いた後、第1カバー110を開くことで行われる。
第1カバー110がダクト130を構成するので、第1カバー110を冷却することができる。そのため、第1カバー110が良好な温度状態となり、ジャム処理時に第1カバー110を回動する際におけるユーザの操作性を向上させることができる。
ダクト130を構成する第1カバー110の下面が第1ガイド面111Bとなっているので、第1ガイド面111Bでガイドされている用紙Sの熱が第1カバー110に伝わっても、ダクト130内を通る空気で第1カバー110が冷却される。そのため、第1カバー110を介してトップカバー20の温度が上昇するのを低減することができる。
第1湾曲部111が上に凸となるように湾曲しているので、搬送経路が斜め上に延びる構成と比較して、装置本体2を小型化することができる。
第2ガイド面125Bは、第1ガイド面111Bよりも加熱ローラ61および加圧ローラ62に対して接近した位置に配置されているので、第2カバー120は、第1カバー110よりも熱くなりやすい。しかし、本実施形態では、第2カバー120の第1部分121の上面129A,124A,125Aがダクト130を構成するので、第2カバー120を効率的に冷却することができる。また、第1カバー110より熱くなりやすい第2カバー120が加熱ローラ61および加圧ローラ62に対して固定されているので、第2カバーが揺動する構成と比較して、ユーザが第2カバー120に触れるのを抑制することができる。
第1カバー110の両側にある第2部分122の下面が第3ガイド面126Aなので、加熱ローラ61および加圧ローラ62に対して固定された部分で用紙Sの両端部がガイドされる。そのため、用紙Sの両端部の搬送を安定させることができる。
ファンFが左右方向から見て加熱ローラ61および加圧ローラ62と重なる位置に配置されているので、加熱ローラ61および加圧ローラ62の熱を効率よく排熱することができる。
トップカバー20の左側に形成された孔22が、トップカバー20の外側とダクト130を連通するので、ダクト130の左側から右側に向けて、孔22から取り込んだ空気を流すことができる。
排出口23の左側部分23A、つまり、排出口23の左端と排出ローラ90Rの左端との間の広い空間からダクト130に多くの空気を取り込めるので、ダクト130の左端側から右端側に向かう気流を発生させやすい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、第1カバー110が第2カバー120に揺動可能に支持されていたが、本発明はこれに限定されず、第1カバーが第2カバーに固定されていてもよい。
前記実施形態では、定着カバー100の下面が用紙Sのガイド面を構成していたが、本発明はこれに限定されず、ガイド面を構成していなくてもよい。
前記実施形態では、排出口23の左側部分23Aが右側部分23Bよりも大きくなっていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、互いに同じ大きさであってもよい。
前記実施形態では、第2カバー120の、左側の第2部分122の左端と、トップカバー20とで第2開口部132が形成されていたが、本発明はこれに限定されず、孔22を第2開口部としてもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
1 レーザプリンタ
2 装置本体
20 トップカバー
61 加熱ローラ
62 加圧ローラ
100 定着カバー
110 第1カバー
111B 第1ガイド面
120 第2カバー
122A 第3ガイド面
125A 第2ガイド面
F ファン

Claims (10)

  1. シートの幅方向に沿って延び、シート上の現像剤を熱定着する定着部を備える電子写真方式の画像形成装置であって、
    装置本体と、
    前記装置本体の上面を構成するトップカバーと、
    前記定着部の上方を覆う定着カバーと、
    前記定着部における前記幅方向の一端側に設けられたファンと、
    前記幅方向に延びるダクトと、を備え、
    前記トップカバーの下面と、前記定着カバーの上面とは、互いに対向して配置され、
    前記ダクトは、前記トップカバーの下面と前記定着カバーの上面とで形成され、かつ、前記一端側に設けられた第1開口部と、前記一端側と反対側の他端側に設けられた第2開口部とを有し、
    前記ファンは、前記第2開口部から前記第1開口部へ向かって流れる気流を発生させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トップカバーは、前記定着部に対して回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着カバーは、前記定着部に対して揺動可能に構成され、前記ダクトを構成する第1カバーを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着部よりも、シートの搬送方向における下流側に配置された排出ローラと、
    前記排出ローラの下流側に配置され、前記排出ローラによって排出されたシートを載置する排出トレイと、を備え、
    前記第1カバーの下面は、前記定着部から搬送されるシートを案内する第1ガイド面を構成し、
    前記第1ガイド面は、前記定着部から前記排出ローラに隣接する位置まで延び、前記排出ローラにシートを案内していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1カバーは、上に凸となるように湾曲しており、前記第1カバーの上面における最も高い位置が前記トップカバーに接近していることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1カバーよりも前記搬送方向における上流側に配置され、前記定着部に対して固定された第2カバーを備え、
    前記第2カバーの下面は、前記第1ガイド面にシートを案内する第2ガイド面を構成し、
    前記ダクトは、前記トップカバーの下面と、前記第1カバーの上面および前記第2カバーの上面とで構成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2カバーは、前記幅方向において、前記第1カバーよりも外側の位置まで延びる第1部分と、前記第1部分の前記幅方向の両端部から前記搬送方向の下流側に向けて延びて、前記第1カバーの前記幅方向の両側に配置される第2部分とを有し、
    前記第2部分の下面は、シートの第3ガイド面を構成していることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記ファンは、前記幅方向から見て前記定着部と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記トップカバーには、前記幅方向の他端側において、前記トップカバーの外側と前記ダクト内とを連通する孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記定着部よりも、シートの搬送方向における下流側に配置された排出ローラと、
    前記排出ローラの下流側に配置され、前記排出ローラによって排出されたシートを載置する排出トレイと、を備え、
    前記装置本体には、シートを前記排出トレイへ排出する排出口が形成され、
    前記幅方向における前記排出ローラの前記他端側から前記排出口の前記他端側までの距離が、前記排出ローラの前記一端側から前記排出口の前記一端側までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020016827A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 株式会社沖データ 画像形成装置

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