JP2013154659A - 車体側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体のルーフから入力された荷重を効率よくロッカに伝達することができる車体側部構造を得る。
【解決手段】ロッカ26の上部には、下側ストライカ32が固定されている。さらに、この下側ストライカ32の下方かつロッカ26の内部には、車両の上下方向に沿ってロッカ26の上部から下部へ荷重を伝達する稜線58が形成されたバルクヘッド50が設けられている。その結果、ロッカ26に入力された荷重は、バルクヘッド50の稜線58を通じてロッカ26の上部から下部に伝達される。
【選択図】図1

Description

本発明は車体側部構造に関する。
従来、ドアロックストライカをロッカの上部に設けると共に、バルクヘッドをロッカの内部に設けて、側面衝突時にドアロックストライカに作用する剥離方向の荷重を低減したロッカ構造及び該ロッカ構造を備えた車体側部構造が開示されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2006−273296号公報
しかしながら、ルーフクラッシュ等のように、車体のルーフから荷重が加わる場合においては、該荷重を効率よくロッカに伝達することが望まれている。
本発明は上記事実を考慮し、車体のルーフから入力された荷重を効率よくロッカに伝達することができる車体側部構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車体側部構造は、サイドドアの下縁に沿って車両前後方向に配置され、上部にサイドドア用のドアロックストライカが設けられたロッカと、前記ロッカ内かつ前記ドアロックストライカの下方に配置されると共に、該ロッカに取り付けられ、車両上下方向に沿ってロッカの上部から下部へ荷重を伝達する稜線が形成された補強部材と、を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の本発明では、ルーフクラッシュ等によって、車体のルーフから荷重が入力されると、この荷重はリヤサイドドア及びドアロックストライカを通じてロッカの上部に入力される。また、ロッカに入力された荷重は、補強部材の稜線を通じてロッカの上部から下部に伝達される。換言すると、この稜線が形成されていることによって、ロッカが車両上下方向に潰れるように変形することが抑制される。
請求項2記載の本発明に係る車体側部構造は、請求項1記載の車体側部構造において、前記ロッカは車幅方向外側に配置されたアウタパネルと車幅方向内側に配置されたインナパネルとを含んで構成されると共に、前記補強部材が前記アウタパネルの車両上方側の部位及び車両下方側の部位又は車幅方向外側の部位のいずれかに接合されたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明では、補強部材がアウタパネルの車両上方側の部位及び車両下方側の部位又は車幅方向外側の部位のいずれかに接合されている。そのため、補強部材がアウタパネルの車両上方側の部位及び車両下方側の部位に接合されている場合にあっては、アウタパネルの車両上方側の面及び車両下方側の面で、ロッカに加わる車両上下方向の荷重を受け止めることができる。その結果、該方向の荷重によるロッカの断面崩れが効果的に抑制される。また、補強部材がアウタパネルの車幅方向外側の部位に接合されている場合にあっては、アウタパネルの車幅方向外側の面で、ロッカに加わる車幅方向の荷重を受け止めることができる。その結果、該方向の荷重によるロッカの断面崩れが効果的に抑制される。
請求項3記載の本発明に係る車体側部構造は、請求項1記載の車体側部構造において、前記ロッカは車幅方向外側に配置されたアウタパネルと車幅方向内側に配置されたインナパネルとを含んで構成されると共に、前記補強部材が前記アウタパネルの車両上方側の部位と、車幅方向外側の部位と、車両下方側の部位と、に接合されたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明では、補強部材がアウタパネルの車両上方側、車幅方向外側及び車両下方側の部位に接合されている。そのため、車体のルーフから荷重が入力されることによって、車幅方向外側への荷重(サイドドアを開扉状態にさせようとする加重)がドアロックストライカに加わったとしても、アウタパネル自体の変形が抑制され、ひいてはロッカ自体の断面崩れが抑制される。
請求項4記載の本発明に係る車体側部構造は、請求項3記載の車体側部構造において、前記補強部材には、前記アウタパネルの車両上方側の部位と、車幅方向外側の部位と、車両下方側の部位とに沿ってかつ車両前後方向に延びるフランジ部が設けられていると共に、前記補強部材と前記アウタパネルとが、前記フランジ部を介して接合されたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明では、上記構成のフランジ部を介して補強部材とアウタパネルとが接合されている。その結果、車体のルーフから荷重が入力されることによって、車幅方向外側への荷重(サイドドアを開扉状態にさせようとする加重)がドアロックストライカに加わったとしても、アウタパネル自体の変形がより一層抑制され(入力された加重が連続して形成されたフランジ部に分散され)、ひいてはロッカ自体の断面崩れがより一層抑制される。
請求項5記載の本発明に係る車体側部構造は、請求項4記載の車体側部構造において、前記補強部材には車幅方向に延びる縦壁部が設けられていると共に、前記フランジ部が該縦壁部の外縁に沿って形成されたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明では、上記構成の縦壁部が設けられている。その結果、ロッカの車両前後方向回りの断面2次モーメントが向上する。換言すると、ロッカのおける縦壁部が設けられている部位の剛性が高くなっている。そのため、車体のルーフから荷重が入力されることによって、車幅方向外側への荷重(サイドドアを開扉状態にさせようとする加重)がドアロックストライカに加わったとしても、この縦壁部が荷重に抗する。その結果、ロッカ自体の断面崩れがより一層抑制される。
請求項6記載の本発明に係る車体側部構造は、請求項5記載の車体側部構造において、前記補強部材は、車両上方視で車幅方向外側に開口したU字状に形成されていると共に、前記縦壁部が、前記ドアロックストライカの車両前方側及び車両後方側にそれぞれ設けられたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明では、上記の位置に縦壁部が設けられているため、ドアロックストライカをロッカに固定するための固定具(ウェルドナットやボルト等)を避けるためのスペースを補強部材に設けなくてもよい。また、リヤサイドドアを通じてドアロックストライカに荷重が入力されたとしても、この荷重の殆どが稜線によって支持されるため、縦壁部自体が受け持つ分担荷重が低減される。その結果、縦壁部自体の板厚を増加させる等の対応が抑制され、ひいては補強部材自体の重量の増加が抑制される。
請求項7記載の本発明に係る車体側部構造は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車体側部構造において、前記サイドドアには、前記ドアロックストライカと車体のルーフサイドレールとの間に渡って延びるサイドドアリインフォースメントが設けられていることを特徴とする。
請求項7記載の本発明では、上記のサイドドアリインフォースメントがリヤサイドドアに設けられている。そのため、車体のルーフから入力された荷重は、サイドドアリインフォースメントを通じてロッカ内に設けられた補強部材に伝達される。換言すると、請求項5記載の本発明では、サイドドア開口部の変形を抑制しつつ、車体のルーフから入力された荷重がロッカに伝達される。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る車体側部構造は、車体のルーフから入力された荷重を効率よくロッカに伝達することができる、という優れた効果を有する。
請求項2〜請求項5記載の本発明に係る車体側部構造は、ロッカの断面崩れを抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項6記載の本発明に係る車体側部構造は、ドアロックストライカを固定するための固定具のレイアウト自由度を向上させることができると共に、補強部材自体の重量増加を抑制することができる、という優れた効果を有する。
請求項7記載の本発明に係る車体側部構造は、車体のルーフから入力された荷重を効率よくロッカに伝達することができると共に、サイドドア開口部の変形を抑制することができる、という優れた効果を有する。
(A)はロッカのアウタパネル及びこのアウタパネルに接合されたバルクヘッドをキャビン側から見た拡大斜視図であり、(B)はバルクヘッドを示す拡大斜視図である。 (A)はアクセスドアを備えた車体の側部を示す側面図であり、(B)はフロントサイドドア及びリヤサイドドアが開かれた状態の車体の側部を示す側面図である。 リヤサイドドアを車両内側から見た分解斜視図である。 (A)は車両下方側への荷重がドアロックストライカに加わった際の該荷重の伝達を示す模式図であり、(B)は車幅方向外側への荷重がドアロックストライカに加わった際のロッカの断面を示す模式図である。
図1〜図4を用いて、本発明の実施形態に係る車体側部構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、特記なく前後、上下の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
図2(A)及び(B)に示されるように、本実施形態の車体側部構造10が適用された車体12は、該車体12の側部に形成されたサイドドア開口部14がフロントサイドドア16及びリヤサイドドア18によって開閉可能とされている。このフロントサイドドア16は、サイドドア開口部14を形成するフロントピラー20に設けられた図示しないヒンジを支点として回動可能とされており、車両上方視で時計回りに回動させることによって開扉状態となる。また、リヤサイドドア18は、サイドドア開口部14を形成するリヤピラー22に設けられた図示しないヒンジを支点として回動可能とされており、車両上方視で反時計回りに回動させることによって開扉状態となる。このように、サイドドア開口部14の車両前後方向の中間部から開扉状態とすることが可能とされたサイドドアは、アクセスドアと言われる場合がある。このアクセスドアを有する車体12は、サイドドア開口部14を形成するフロントピラー20とリヤピラー22との間にセンタピラーが設けられていないことに特徴がある。以下先ず、サイドドア開口部14について説明し、次いでフロントサイドドア16及びリヤサイドドア18について説明する。
(サイドドア開口部14)
図2(B)に示されるように、サイドドア開口部14は、車両側面視で略矩形枠状に形成されることによって、キャビン24と車室外側との間を乗員が乗車及び降車することが可能となっている。具体的には、サイドドア開口部14は、車両前後方向に延びるロッカ26と、このロッカ26の前端部から車両上方側に向けて延びるフロントピラー20と、このフロントピラー20の上端部から車両後方側に向けて延びるルーフサイドレール28と、を備えている。また、サイドドア開口部14は、ロッカ26の後端部から車両上方側に向けて延びるリヤピラー22を備えている。このリヤピラー22の上端部は、ルーフサイドレール28に接続されている。
サイドドア開口部14には、リヤサイドドア18の前端部に設けられた図示しないドアロック手段が係止されることによって該リヤサイドドア18の閉扉状態を保持するドアロックストライカが設けられている。本実施形態では、ルーフサイドレール28の車両前後方向の中間部に上側ストライカ30が設けられていると共に、ロッカ26の車両前後方向の中間部に下側ストライカ32が設けられている。
図4(A)及び図4(B)に示されるように、上記のサイドドア開口部14の一部を形成するロッカ26は、車両前方視で断面ハット状に形成されたアウタパネル36とインナパネル38とを含んで構成されている。このアウタパネル36とインナパネル38とは、フランジ部40,42を介して接合されている。なお、アウタパネル36の車幅方向外側には、図示しないサイドメンバアウタパネルが接合されている。
図1(A)には、ロッカ26における下側ストライカ32が設けられた部位のアウタパネル36が示されている。この図に示されるように、アウタパネル36は、車両前後方向及び上下方向に延びる上側フランジ部40Aと、この上側フランジ部40Aの下端部から車幅方向外側に屈曲して延在する第1延在部44と、を備えている。この第1延在部44には、上記の下側ストライカ32が図示しないウェルドナットやボルト等の固定具を介して固定されている。また、アウタパネル36は、第1延在部44の車幅方向外側の端部から車両下方側に向けて屈曲して延在する第2延在部46と、この第2延在部46の下端部から車幅方向内側に向けて屈曲して延在する第3延在部48と、を備えている。さらに、アウタパネル36は、第3延在部48の車幅方向内側の端部から車両下方側に向けて屈曲して延びる下側フランジ部40Bを備えている。
また、アウタパネル36における第1延在部44、第2延在部46及び第3延在部48に囲まれた部分の内側かつ下側ストライカ32の下方には、車両上方視で車幅方向外側に開口した略U字形状のバルクヘッド50が設けられている。
図1(B)に示されるように、補強部材としてのバルクヘッド50は、車両前後方向及び上下方向に延びる一般部52を備えている。この一般部52には、バルクヘッド50をアウタパネル36に接合する際に用いられる冶具が係止される基準孔54が形成されている。また、一般部52の前端部及び後端部には、車幅方向内側に凸設するように形成されると共に、車両上下方向に沿って延びる稜線58を有するビード56がそれぞれ形成されている。
さらに、バルクヘッド50は、一般部52の前端及び後端から車幅方向外側に延びる縦壁部としての前側縦壁部60及び後側縦壁部62を備えている。この前側縦壁部60は下側ストライカ32の前方側に配置されていると共に、後側縦壁部62は下側ストライカ32の後方側に配置されている。また、前側縦壁部60には、該前側縦壁部60の外縁に沿って湾曲するように形成された前側フランジ部64が設けられている。さらに、この前側フランジ部64は前側縦壁部60の外縁から車両前方側に向けて屈曲して延びている。また、後側縦壁部62には、該後側縦壁部62に沿って湾曲するように形成された後側フランジ部66が設けられている。さらに、この後側フランジ部66は後側縦壁部62の外縁から車両後方側に向けて屈曲して延びている。図4(B)に示されるように、この前側フランジ部64及び後側フランジ部66は、アウタパネル36の第1延在部44、第2延在部46及び第3延在部48に重ね合わされると共に、それぞれの延在部に溶接にて接合されている(溶接部が符号Jで示されている)。換言すると、バルクヘッド50は、前側フランジ部64及び後側フランジ部66を介して、アウタパネル36の車両上方側の部位(第1延在部44)と、車幅方向外側の部位(第2延在部46)と、車両下方側の部位(第3延在部48)とに接合されている。
(フロントサイドドア16)
図2(A)に示されるように、フロントサイドドア16は、車両側面視で略矩形状に形成されていると共に、フロントサイドドアガラス68及びアウトサイドハンドル70等を備えている。このフロントサイドドア16が開扉状態となることで、乗員が前席72に乗車することが可能となっている。また、図2(B)に示されるように、フロントサイドドア16の後端部の車両上下方向の中間部には、後述するリヤサイドドア18の前端部の車両上下方向の中間部に設けられた中間ストライカ74に係止されるドアロック装置76が設けられている。このドアロック装置76が中間ストライカ74に係止されることによって、フロントサイドドア16の閉扉状態が保持される構成である。
(リヤサイドドア18)
図2(A)及び(B)に示されるように、リヤサイドドア18は、上記のフロントサイドドア16と比べて、車両前後方向の長さが短く設定された略矩形状に形成されていると共に、リヤサイドドアガラス73、中間ストライカ74及び図示しないアウトサイドハンドル等を備えている。このリヤサイドドア18が開扉状態となることで、乗員が後席78に乗車することが可能となっている。また、図3に示されるように、リヤサイドドア18は、車幅方向外側に配置されたドアアウタパネル80と、車幅方向内側に配置されたドアインナパネル82と、ドアアウタパネル80とドアインナパネル82との間に設けられたドアアウタリインフォースメント84と、を含んで構成されている。
サイドドアリインフォースメントとしてのドアアウタリインフォースメント84は車両上下方向を長手方向とするプレス成型部品であり、リヤサイドドア18の閉扉状態(図2(A)参照)かつ車両側面視で、下側ストライカ32とオーバーラップすると共に、ルーフサイドレール28とオーバーラップするように設けられている。このドアアウタリインフォースメント84はドアアウタパネル80の前端部に接合されている。即ち、リヤサイドドア18の前端部がドアアウタリインフォースメント84によって補強されている構成である。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2に示されるように、本実施形態の車体側部構造10が適用された車体12のルーフからルーフクラッシュ等に伴う荷重F1が入力されると、この荷重F1はフロントサイドドア16及びリヤサイドドア18を通じて下側ストライカ32に入力される。次いで、この荷重F1はロッカ26に入力される。また、図4(A)に示されるように、ロッカ26に入力された荷重F1は、バルクヘッド50の稜線58を通じてロッカ26の上部から下部に伝達される。換言すると、この稜線58がバルクヘッド50のビード56に形成されていることによって、ロッカ26が車両上下方向に潰れるように変形することが抑制されている。その結果、本実施形態では、車体12のルーフから入力された荷重F1を効率よくロッカ26に伝達することができる。
また、本実施形態では、バルクヘッド50が、連続して形成された前側フランジ部64及び後側フランジ部66を介して、アウタパネル36の第1延在部44、第2延在部46及び第3延在部48に接合されている。そのため、図4(B)に示されるように、車体12のルーフから荷重F1が入力されることによって、車幅方向外側への荷重F2(フロントサイドドア16及びリヤサイドドア18を開扉状態にさせようとする荷重)が下側ストライカ32に加わったとしても、アウタパネル36自体の変形が抑制され、ひいてはロッカ26自体の断面崩れを抑制することができる。
さらに、図1に示されるように、本実施形態では、バルクヘッド50の前側縦壁部60が下側ストライカ32の前方側に配置されていると共に、後側縦壁部62が下側ストライカ32の後方側に配置されている。そのため、下側ストライカ32をアウタパネル36(ロッカ26)に固定するための固定具(ウェルドナットやボルト等)を避けるためのスペースをバルクヘッド50に設けなくてもよい。また、図4(A)に示されるように、下側ストライカ32に荷重F1が入力されたとしても、この荷重F1がビード56によって支持されるため、前側縦壁部60及び後側縦壁部62自体が受け持つ分担荷重が低減される。その結果、前側縦壁部60及び後側縦壁部62の板厚を増加させる等の対応が抑制され、ひいてはバルクヘッド50自体の重量の増加が抑制される。即ち、本実施形態では、下側ストライカ32を固定するための固定具のレイアウト自由度を向上させることができると共に、バルクヘッド50自体の重量増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、リヤサイドドア18の前端部がドアアウタリインフォースメント84によって補強されている。そのため、車体12のルーフから入力された荷重F1は、ドアアウタリインフォースメント84を通じてロッカ26内に設けられたバルクヘッド50に伝達される。換言すると、本実施形態では、ドアアウタリインフォースメント84によってサイドドア開口部14の変形を抑制しつつ、車体12のルーフから入力された荷重F1をロッカ26に伝達することが可能となっている。即ち、本実施形態では、車体12のルーフから入力された荷重F1を効率よくロッカ26に伝達することができると共に、サイドドア開口部14の変形を抑制することができる。
なお、本実施形態では、リヤサイドドア18の前端部がドアアウタリインフォースメント84によって補強されている例について説明してきたが、本発明はこれに限定されず、例えばドアアウタリインフォースメント84をリヤサイドドア18の前端部に設けない構成としてもよい。このように、ドアアウタリインフォースメント84をリヤサイドドア18の前端部に設けるか否かについては、リヤサイドドア18の剛性等を考慮して適宜選択すればよい。
また、本実施形態では、バルクヘッド50の前側縦壁部60が下側ストライカ32の前方側に配置されていると共に、後側縦壁部62が下側ストライカ32の後方側に配置されている例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。この前側縦壁部60及び後側縦壁部62の配置については、下側ストライカ32を取付けるための固定具の形状等を考慮して適宜設定すればよい。
さらに、本実施形態では、バルクヘッド50が、前側フランジ部64及び後側フランジ部66を介して、アウタパネル36の第1延在部44、第2延在部46及び第3延在部48に接合されている例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前側フランジ部64及び後側フランジ部66を設けず、バルクヘッド50の一般部52と第1延在部44等とを繋ぐブラケットを別途設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、稜線58を有するビード56をバルクヘッド50の一般部52に設けた例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、バルクヘッドの一般部52に、稜線が形成された別部材を接合した構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、バルクヘッド50が車両上方視で車幅方向外側に開口した略U字形状に形成された例について説明してきた。しかしながら、このU字状とは、厳密なU字状に限定されるものではなく、本発明の効果が得られる範囲において多少変形していてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車体側部構造
18 リヤサイドドア
26 ロッカ
28 ルーフサイドレール
32 下側ストライカ(ドアロックストライカ)
36 アウタパネル
38 インナパネル
44 第1延在部(アウタパネルの車両上方側の部位)
46 第2延在部(アウタパネルの車幅方向外側の部位)
48 第3延在部(アウタパネルの車両下方側の部位)
50 バルクヘッド(補強部材)
58 稜線
60 前側縦壁部(縦壁部)
62 後側縦壁部(縦壁部)
64 前側フランジ部(フランジ部)
66 後側フランジ部(フランジ部)
84 ドアアウタリインフォースメント(サイドドアリインフォースメン
ト)

Claims (7)

  1. サイドドアの下縁に沿って車両前後方向に配置され、上部にサイドドア用のドアロックストライカが設けられたロッカと、
    前記ロッカ内かつ前記ドアロックストライカの下方に配置されると共に、該ロッカに取り付けられ、車両上下方向に沿ってロッカの上部から下部へ荷重を伝達する稜線が形成された補強部材と、
    を備えた車体側部構造。
  2. 前記ロッカは車幅方向外側に配置されたアウタパネルと車幅方向内側に配置されたインナパネルとを含んで構成されると共に、前記補強部材が前記アウタパネルの車両上方側の部位及び車両下方側の部位又は車幅方向外側の部位のいずれかに接合された請求項1記載の車体側部構造。
  3. 前記ロッカは車幅方向外側に配置されたアウタパネルと車幅方向内側に配置されたインナパネルとを含んで構成されると共に、前記補強部材が前記アウタパネルの車両上方側の部位と、車幅方向外側の部位と、車両下方側の部位と、に接合された請求項1記載の車体側部構造。
  4. 前記補強部材には、前記アウタパネルの車両上方側の部位と、車幅方向外側の部位と、車両下方側の部位とに沿ってかつ車両前後方向に延びるフランジ部が設けられていると共に、前記補強部材と前記アウタパネルとが、前記フランジ部を介して接合された請求項3記載の車体側部構造。
  5. 前記補強部材には車幅方向に延びる縦壁部が設けられていると共に、前記フランジ部が該縦壁部の外縁に沿って形成された請求項4記載の車体側部構造。
  6. 前記補強部材は、車両上方視で車幅方向外側に開口したU字状に形成されていると共に、前記縦壁部が、前記ドアロックストライカの車両前方側及び車両後方側にそれぞれ設けられた請求項5記載の車体側部構造。
  7. 前記サイドドアには、前記ドアロックストライカと車体のルーフサイドレールとの間に渡って延びるサイドドアリインフォースメントが設けられている請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の車体側部構造。
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