JP2002370671A - 車両の側部車体構造 - Google Patents
車両の側部車体構造Info
- Publication number
- JP2002370671A JP2002370671A JP2001180958A JP2001180958A JP2002370671A JP 2002370671 A JP2002370671 A JP 2002370671A JP 2001180958 A JP2001180958 A JP 2001180958A JP 2001180958 A JP2001180958 A JP 2001180958A JP 2002370671 A JP2002370671 A JP 2002370671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- vehicle
- reinforcement
- body structure
- side sill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J5/00—Doors
- B60J5/04—Doors arranged at the vehicle sides
- B60J5/047—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement
- B60J5/0477—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement with two doors opening in opposite direction
- B60J5/0479—Doors arranged at the vehicle sides characterised by the opening or closing movement with two doors opening in opposite direction without B-pillar or releasable B-pillar, i.e. the pillar is moving with door
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】フロアパネルに車幅方向に延びるフロアクロス
メンバを設け、サイドシル内には節型のレインフォース
メントを設けると共に、フロアクロスメンバとレインフ
ォースメントとの間を連結する連結部材を設けること
で、車両の側突時において車体側部から入力される荷重
を、節型のレインフォースメントおよび連結部材を介し
てフロアクロスメンバで効率よく受け止めることがで
き、車体の車室内への侵入を抑制することができ、特に
センタピラーレスの車両において側突時の車体やドアの
車室内への移動量を抑制することができる車両の側部車
体構造の提供を目的とする。 【解決手段】フロアパネルの側部に車両の前後方向に延
びる閉断面62状のサイドシル26を備えた車両の側部
車体構造であって、上記フロアパネルには車幅方向に延
びるフロアクロスメンバ63,64が設けられ、上記サ
イドシル26内には節型のレインフォースメント67が
設けられると共に、上記フロアクロスメンバ63と上記
レインフォースメント67との間を連結する連結部材7
0が配設されたことを特徴とする。
メンバを設け、サイドシル内には節型のレインフォース
メントを設けると共に、フロアクロスメンバとレインフ
ォースメントとの間を連結する連結部材を設けること
で、車両の側突時において車体側部から入力される荷重
を、節型のレインフォースメントおよび連結部材を介し
てフロアクロスメンバで効率よく受け止めることがで
き、車体の車室内への侵入を抑制することができ、特に
センタピラーレスの車両において側突時の車体やドアの
車室内への移動量を抑制することができる車両の側部車
体構造の提供を目的とする。 【解決手段】フロアパネルの側部に車両の前後方向に延
びる閉断面62状のサイドシル26を備えた車両の側部
車体構造であって、上記フロアパネルには車幅方向に延
びるフロアクロスメンバ63,64が設けられ、上記サ
イドシル26内には節型のレインフォースメント67が
設けられると共に、上記フロアクロスメンバ63と上記
レインフォースメント67との間を連結する連結部材7
0が配設されたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロアパネルの
側部に車両の前後方向に延びる閉断面状のサイドシルを
備えたような車両の側部車体構造に関する。
側部に車両の前後方向に延びる閉断面状のサイドシルを
備えたような車両の側部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特願平2−20423号公報に開
示されているように、車両の側部に設けられたドア開口
部をフリースタイルのフロントドアとリヤドアとで開閉
するように構成したものが知られている。
示されているように、車両の側部に設けられたドア開口
部をフリースタイルのフロントドアとリヤドアとで開閉
するように構成したものが知られている。
【0003】すなわち、車両の側部にセンタピラーレス
構造のドア開口部を形成し、このドア開口部の前辺部に
はフロントドアヒンジを介してフロントドアを開閉可能
に支持すると共に、ドア開口部の後辺部にはリヤドアヒ
ンジを介してリヤドアを開閉可能に支持させたものであ
る。
構造のドア開口部を形成し、このドア開口部の前辺部に
はフロントドアヒンジを介してフロントドアを開閉可能
に支持すると共に、ドア開口部の後辺部にはリヤドアヒ
ンジを介してリヤドアを開閉可能に支持させたものであ
る。
【0004】上述のドア開口部はサイドシルを下辺とし
てフロントドア、リヤドアにより開閉され、上述のサイ
ドシルは一般にフロアパネルの側部において車両の前後
方向に延びる閉断面状に構成されている。
てフロントドア、リヤドアにより開閉され、上述のサイ
ドシルは一般にフロアパネルの側部において車両の前後
方向に延びる閉断面状に構成されている。
【0005】しかし、上述のようにセンタピラーレス構
造のドア開口部を構成した場合、車両の側突時において
車体やドアの車室内への移動量が大となる問題点があ
り、このことは乗降性を考慮してドア開口部を大きく設
定した際に、より一層顕著となる。
造のドア開口部を構成した場合、車両の側突時において
車体やドアの車室内への移動量が大となる問題点があ
り、このことは乗降性を考慮してドア開口部を大きく設
定した際に、より一層顕著となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、フロアパ
ネルに車幅方向に延びるフロアクロスメンバを設け、サ
イドシル内には節型のレインフォースメントを設けると
共に、フロアクロスメンバとレインフォースメントとの
間を連結する連結部材を設けることで、車両の側突時に
おいて車体側部から入力される荷重を、節型のレインフ
ォースメントおよび連結部材を介してフロアクロスメン
バで効率よく受け止めることができ、車体の車室内への
侵入を抑制することができ、特にセンタピラーレスの車
両において側突時の車体やドアの車室内への移動量を抑
制することができる車両の側部車体構造の提供を目的と
する。
ネルに車幅方向に延びるフロアクロスメンバを設け、サ
イドシル内には節型のレインフォースメントを設けると
共に、フロアクロスメンバとレインフォースメントとの
間を連結する連結部材を設けることで、車両の側突時に
おいて車体側部から入力される荷重を、節型のレインフ
ォースメントおよび連結部材を介してフロアクロスメン
バで効率よく受け止めることができ、車体の車室内への
侵入を抑制することができ、特にセンタピラーレスの車
両において側突時の車体やドアの車室内への移動量を抑
制することができる車両の側部車体構造の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による車両の側
部車体構造は、フロアパネルの側部に車両の前後方向に
延びる閉断面状のサイドシルを備えた車両の側部車体構
造であって、上記フロアパネルには車幅方向に延びるフ
ロアクロスメンバが設けられ、上記サイドシル内には節
型のレインフォースメントが設けられると共に、上記フ
ロアクロスメンバと上記レインフォースメントとの間を
連結する連結部材が配設されたものである。
部車体構造は、フロアパネルの側部に車両の前後方向に
延びる閉断面状のサイドシルを備えた車両の側部車体構
造であって、上記フロアパネルには車幅方向に延びるフ
ロアクロスメンバが設けられ、上記サイドシル内には節
型のレインフォースメントが設けられると共に、上記フ
ロアクロスメンバと上記レインフォースメントとの間を
連結する連結部材が配設されたものである。
【0008】上記構成のフロアクロスメンバは、所謂N
o.2クロスメンバとNo.3クロスメンバによって構成し
てもよい。上記構成によれば、車両の側突時において車
体側部から入力される荷重を、サイドシル内の節型のレ
インフォースメントおよび連結部材を介してフロアクロ
スメンバ、フロアパネルで効率よく受け止めることがで
きる。この結果、車体の車室内への侵入を抑制すること
ができ、特にセンタピラーレスの車両において側突時の
車体やドアの車室内への移動量を抑制することができ
る。
o.2クロスメンバとNo.3クロスメンバによって構成し
てもよい。上記構成によれば、車両の側突時において車
体側部から入力される荷重を、サイドシル内の節型のレ
インフォースメントおよび連結部材を介してフロアクロ
スメンバ、フロアパネルで効率よく受け止めることがで
きる。この結果、車体の車室内への侵入を抑制すること
ができ、特にセンタピラーレスの車両において側突時の
車体やドアの車室内への移動量を抑制することができ
る。
【0009】この発明の一実施態様においては、上記レ
インフォースメントと上記フロアクロスメンバは車両の
前後方向にオフセットして配設されたものである。上記
構成によれば、車両の前後方向にオフセットして配設さ
れた節型のレインフォースメントとフロアクロスメンバ
とを連結部材で連結しているので、上記両者(節型のレ
インフォースメントとフロアクロスメンバ)がオフセッ
トしていても、側突荷重を効率よく受け止めることがで
きる。
インフォースメントと上記フロアクロスメンバは車両の
前後方向にオフセットして配設されたものである。上記
構成によれば、車両の前後方向にオフセットして配設さ
れた節型のレインフォースメントとフロアクロスメンバ
とを連結部材で連結しているので、上記両者(節型のレ
インフォースメントとフロアクロスメンバ)がオフセッ
トしていても、側突荷重を効率よく受け止めることがで
きる。
【0010】この発明の一実施態様においては、上記連
結部材は上記フロアパネルの上方に配設されるシートを
支持するシートレール部材に設定されたものである。上
記構成によれば、連結部材を既設部材とかつ強度部材と
してのシートレール部材に設定したので、重量増大を招
くことはなく、シートレール部材を有効利用して、側突
荷重に対抗することができる。
結部材は上記フロアパネルの上方に配設されるシートを
支持するシートレール部材に設定されたものである。上
記構成によれば、連結部材を既設部材とかつ強度部材と
してのシートレール部材に設定したので、重量増大を招
くことはなく、シートレール部材を有効利用して、側突
荷重に対抗することができる。
【0011】この発明の一実施態様においては、上記サ
イドシルを下辺としてドアにより開閉されるドア開口部
が設けられ、上記サイドシルの上記レインフォースメン
ト近傍には上記ドアをロックするロック部材が配設され
たものである。
イドシルを下辺としてドアにより開閉されるドア開口部
が設けられ、上記サイドシルの上記レインフォースメン
ト近傍には上記ドアをロックするロック部材が配設され
たものである。
【0012】上記構成のロック部材はストライカに設定
することができる。上記構成によれば、ロック部材の近
傍に節型のレインフォースメントが存在するので、ロッ
ク部材の補強を行なうことができる。
することができる。上記構成によれば、ロック部材の近
傍に節型のレインフォースメントが存在するので、ロッ
ク部材の補強を行なうことができる。
【0013】この発明の一実施態様においては、上記サ
イドシルを構成するサイドシルインナとサイドシルアウ
タとの間には、ドア開口部に沿って一体的に連続して環
状に延びる環状レインフォースメントの下辺部が設けら
れ、上記節型のレインフォースメントは上記環状レイン
フォースメントに接合されたものである。
イドシルを構成するサイドシルインナとサイドシルアウ
タとの間には、ドア開口部に沿って一体的に連続して環
状に延びる環状レインフォースメントの下辺部が設けら
れ、上記節型のレインフォースメントは上記環状レイン
フォースメントに接合されたものである。
【0014】上記構成によれば、ドア開口部に沿って環
状に延びる環状レインフォースメントを設けたので、ド
ア開口部が該環状レインフォースメントで補強されて、
車体剛性および車体のねじり剛性が向上し、操安性の向
上を図ることができる。
状に延びる環状レインフォースメントを設けたので、ド
ア開口部が該環状レインフォースメントで補強されて、
車体剛性および車体のねじり剛性が向上し、操安性の向
上を図ることができる。
【0015】しかも、環状レインフォースメントの下辺
部をサイドシル閉断面内に設け、この環状レインフォー
スメントに節型のレインフォースメントを接合したの
で、サイドシルのより一層の強度向上を図ることができ
る。
部をサイドシル閉断面内に設け、この環状レインフォー
スメントに節型のレインフォースメントを接合したの
で、サイドシルのより一層の強度向上を図ることができ
る。
【0016】この発明の一実施態様においては、上記ド
ア開口部の前辺部にヒンジを介してフロントドアが開閉
可能に支持されたものである。上記構成によれば、この
ようなフロントドアを設けたものにおいて上述の効果が
特に有効となる。
ア開口部の前辺部にヒンジを介してフロントドアが開閉
可能に支持されたものである。上記構成によれば、この
ようなフロントドアを設けたものにおいて上述の効果が
特に有効となる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記ド
ア開口部の後辺部にヒンジを介してリヤドアが開閉可能
に支持されたものである。上記構成によれば、このよう
なリヤドアを設けたものにおいて上述の効果が特に有効
となる。
ア開口部の後辺部にヒンジを介してリヤドアが開閉可能
に支持されたものである。上記構成によれば、このよう
なリヤドアを設けたものにおいて上述の効果が特に有効
となる。
【0018】この発明の一実施態様においては、上記フ
ロントドアの後端部には上記リヤドアの前端部にロック
され、上記リヤドアの前端部は上記ドア開口部の少なく
とも下辺部において上記ロック部材にロックされるもの
である。上記構成によれば、ドア開口部の高剛性部位に
ドアがロックされるので、ドア閉時の支持剛性向上を図
ることができる。
ロントドアの後端部には上記リヤドアの前端部にロック
され、上記リヤドアの前端部は上記ドア開口部の少なく
とも下辺部において上記ロック部材にロックされるもの
である。上記構成によれば、ドア開口部の高剛性部位に
ドアがロックされるので、ドア閉時の支持剛性向上を図
ることができる。
【0019】この発明の一実施態様においては、上記リ
ヤドアの前側縦辺部には上下方向に延びるドア補強部材
が配設された、上記ドア補強部材または該ドア補強部材
近傍に設けられたロックユニットが上記ロック部材に係
合されるものである。
ヤドアの前側縦辺部には上下方向に延びるドア補強部材
が配設された、上記ドア補強部材または該ドア補強部材
近傍に設けられたロックユニットが上記ロック部材に係
合されるものである。
【0020】上記構成によれば、リヤドアに上述のドア
補強部材を設けたので、リヤドアそれ自体の剛性向上を
図ることができるのは勿論、ロックユニットの取付け剛
性が向上し、さらにリヤドア閉時におけるドア、車体間
のロック剛性が向上して車体のねじり剛性の向上を図っ
て操安性を向上させることができる。
補強部材を設けたので、リヤドアそれ自体の剛性向上を
図ることができるのは勿論、ロックユニットの取付け剛
性が向上し、さらにリヤドア閉時におけるドア、車体間
のロック剛性が向上して車体のねじり剛性の向上を図っ
て操安性を向上させることができる。
【0021】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は車両の側部車体構造を示し、図1におい
て、車両1の車体側面には、フロントドア2とリヤドア
3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア
2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ
部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が
設けられてフリースタイル構造のサイドドアが構成され
ている。
述する。図面は車両の側部車体構造を示し、図1におい
て、車両1の車体側面には、フロントドア2とリヤドア
3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア
2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ
部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が
設けられてフリースタイル構造のサイドドアが構成され
ている。
【0022】これらサイドドアを構成するフロントドア
2およびリヤドア3とは、それぞれ、ドアパネル6,7
とドアサッシュ8,9とウインドガラス10,11とを
備え、このうちドアパネル6,7の内部には車両の前後
方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けら
れている。
2およびリヤドア3とは、それぞれ、ドアパネル6,7
とドアサッシュ8,9とウインドガラス10,11とを
備え、このうちドアパネル6,7の内部には車両の前後
方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設けら
れている。
【0023】さらに、フロントドア2には、車外から該
フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル1
2と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられ
ている。
フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル1
2と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられ
ている。
【0024】この実施例のフリースタイル構造のドアは
フロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロ
ントドア2の開放後において、その開成が許容されるよ
うに構成している。
フロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロ
ントドア2の開放後において、その開成が許容されるよ
うに構成している。
【0025】上述の各ドア2,3はドア開口部14(図
5参照)を開閉するもので、図1に示すようにフロント
ドア2の後端部にはロック部材15を設け、このロック
部材15がリヤドア3の前端部に設けられたストライカ
でロックされ、リヤドア3の前端部上下にはロック部材
16,17を設け、これら各ロック部材16,17はド
ア開口部14の上辺部および下辺部に設けた後述するボ
ディ側のストライカ44,69(図6、図8、図11参
照)でそれぞれロックされるように構成している。
5参照)を開閉するもので、図1に示すようにフロント
ドア2の後端部にはロック部材15を設け、このロック
部材15がリヤドア3の前端部に設けられたストライカ
でロックされ、リヤドア3の前端部上下にはロック部材
16,17を設け、これら各ロック部材16,17はド
ア開口部14の上辺部および下辺部に設けた後述するボ
ディ側のストライカ44,69(図6、図8、図11参
照)でそれぞれロックされるように構成している。
【0026】ここで、リヤドア3はその前端部の断面を
図2に示すように、ドアアウタパネル18の前側縦辺部
に上下方向に延びるドア補強部材としてのドアインナレ
インフォースメント19を接合して、それら両者18,
19により上下方向に延びる閉断面20を構成して所謂
仮想センタピラーを形成している。
図2に示すように、ドアアウタパネル18の前側縦辺部
に上下方向に延びるドア補強部材としてのドアインナレ
インフォースメント19を接合して、それら両者18,
19により上下方向に延びる閉断面20を構成して所謂
仮想センタピラーを形成している。
【0027】そして、上述のリヤドア3前端部のストラ
イカおよび上側のロック部材16(ロックユニット)は、
この閉断面構造部に設けるように構成している。また下
側のロック部材17(ロックユニット)はドアインナレイ
ンフォースメント19またはその近傍に設けられてい
る。側部車体構造の詳細な説明に先立って、まず図3を
参照して平面から見たフレーム構成について説明する。
イカおよび上側のロック部材16(ロックユニット)は、
この閉断面構造部に設けるように構成している。また下
側のロック部材17(ロックユニット)はドアインナレイ
ンフォースメント19またはその近傍に設けられてい
る。側部車体構造の詳細な説明に先立って、まず図3を
参照して平面から見たフレーム構成について説明する。
【0028】左右一対のフロントサイドフレーム21,
21を設け、これらフロントサイドフレーム21には後
方に向けてフロアフレーム部22およびリヤサイドフレ
ーム23をそれぞれ一体的に延設している。
21を設け、これらフロントサイドフレーム21には後
方に向けてフロアフレーム部22およびリヤサイドフレ
ーム23をそれぞれ一体的に延設している。
【0029】上述フロントサイドフレーム21,21の
前部相互間には車幅方向に延びるフロントクロスメンバ
(いわゆるNo.1クロスメンバ)24を設ける一方、ダッシ
ュパネル(図13に示すダッシュロアパネル75参照)の
下部と対応するようにフロントサイドフレーム21の後
部車外側には車幅方向に延びるトルクボックス25を設
け、このトルクボックス25の外端部にはフロアフレー
ム部22と略平行として車両の前後方向に延びるサイド
シル26を取付けている。
前部相互間には車幅方向に延びるフロントクロスメンバ
(いわゆるNo.1クロスメンバ)24を設ける一方、ダッシ
ュパネル(図13に示すダッシュロアパネル75参照)の
下部と対応するようにフロントサイドフレーム21の後
部車外側には車幅方向に延びるトルクボックス25を設
け、このトルクボックス25の外端部にはフロアフレー
ム部22と略平行として車両の前後方向に延びるサイド
シル26を取付けている。
【0030】一方、図4に示すように、フロアパネル2
7の略中央部には上方に突出して車両の前後方向に延び
るトンネル部28を形成し、このトンネル部28の全長
にわたって該トンネル部28の車室内側上面にはトンネ
ルメンバ29(いわゆるハイマウント・バックボーンフ
レーム)を取付けて、トンネル部28とトンネルメンバ
29との間には車両の前後方向に延びる閉断面30,3
0を形成して、車体剛性の向上を図っている。
7の略中央部には上方に突出して車両の前後方向に延び
るトンネル部28を形成し、このトンネル部28の全長
にわたって該トンネル部28の車室内側上面にはトンネ
ルメンバ29(いわゆるハイマウント・バックボーンフ
レーム)を取付けて、トンネル部28とトンネルメンバ
29との間には車両の前後方向に延びる閉断面30,3
0を形成して、車体剛性の向上を図っている。
【0031】上述のトンネルメンバ29は略凹状の断面
形状を有し、2つの閉断面30,30を形成すべく構成
しているが、これは閉断面が1つのみ形成される構造で
あってもよい。
形状を有し、2つの閉断面30,30を形成すべく構成
しているが、これは閉断面が1つのみ形成される構造で
あってもよい。
【0032】図3に示すように、トンネル部28の上面
にその全長にわたって接合固定したトンネルメンバ29
の前端部とフロントサイドフレーム21,21との間は
フロント側の連結フレーム31で連結され、トンネルメ
ンバ29の後端部とリヤサイドフレーム23,23との
間は連リヤ側の連結フレーム32で連結されている。ま
たサイドシル26の後部とトンネル部28との間はリヤ
クロスメンバ33で連結されている。
にその全長にわたって接合固定したトンネルメンバ29
の前端部とフロントサイドフレーム21,21との間は
フロント側の連結フレーム31で連結され、トンネルメ
ンバ29の後端部とリヤサイドフレーム23,23との
間は連リヤ側の連結フレーム32で連結されている。ま
たサイドシル26の後部とトンネル部28との間はリヤ
クロスメンバ33で連結されている。
【0033】而して、正面衝突時の衝突エネルギをフロ
ントサイドフレーム21からフロアフレーム部22に伝
達し、また、トルクボックス25を介してサイドシル2
6に伝達すると共に、連結フレーム31を介してトンネ
ルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギをフロア
フレーム部22と、サイドシル26と、トンネルメンバ
29とに分散すべく構成すると共に、後面衝突時の衝突
エネルギをリヤサイドフレーム23からフロアフレーム
部22に伝達し、また、クロスメンバ33を介してサイ
ドシル26に伝達すると共に、連結フレーム32を介し
てトンネルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギ
をフロアフレーム部22とサイドシル26と、トンネル
メンバ29とに分散すべく構成している。
ントサイドフレーム21からフロアフレーム部22に伝
達し、また、トルクボックス25を介してサイドシル2
6に伝達すると共に、連結フレーム31を介してトンネ
ルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギをフロア
フレーム部22と、サイドシル26と、トンネルメンバ
29とに分散すべく構成すると共に、後面衝突時の衝突
エネルギをリヤサイドフレーム23からフロアフレーム
部22に伝達し、また、クロスメンバ33を介してサイ
ドシル26に伝達すると共に、連結フレーム32を介し
てトンネルメンバ29に伝達して、上述の衝突エネルギ
をフロアフレーム部22とサイドシル26と、トンネル
メンバ29とに分散すべく構成している。
【0034】次に図5〜図13を参照して、車両の側部
車体構造について詳述する。図5はキャブサイド部の側
面図であって、フロントドア2とリヤドア3とで開閉さ
れるドア開口部14に沿って環状のドア開口メンバ34
を設けている。
車体構造について詳述する。図5はキャブサイド部の側
面図であって、フロントドア2とリヤドア3とで開閉さ
れるドア開口部14に沿って環状のドア開口メンバ34
を設けている。
【0035】このドア開口メンバ34はサイドアウタパ
ネルとしてのルーフサイドレールアウタ、フロントピラ
ーアウタ、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタ、リ
ヤピラーアウタと、サイドインナパネルとしてのルーフ
サイドインナ、フロントピラーインナ、ヒンジピラーイ
ンナ、サイドシルインナ、リヤピラーインナとによって
構成される。
ネルとしてのルーフサイドレールアウタ、フロントピラ
ーアウタ、ヒンジピラーアウタ、サイドシルアウタ、リ
ヤピラーアウタと、サイドインナパネルとしてのルーフ
サイドインナ、フロントピラーインナ、ヒンジピラーイ
ンナ、サイドシルインナ、リヤピラーインナとによって
構成される。
【0036】上述のドア開口メンバ34の閉断面内には
ドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる
環状レインフォースメント35が設けられ、この環状レ
インフォースメント35により車体剛性、車体のねじり
剛性の向上を図るように構成している。
ドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延びる
環状レインフォースメント35が設けられ、この環状レ
インフォースメント35により車体剛性、車体のねじり
剛性の向上を図るように構成している。
【0037】図6は図5のA−A線に沿う断面図であっ
て、ルーフサイドレールアウタ36とこのルーフサイド
レールアウタ36の車室内側に接合されたルーフサイド
レールインナ37とで車両の前後方向に延びる閉断面3
8を形成し、この閉断面38内においてルーフサイドレ
ールアウタ36とルーフサイドレールインナ37との間
に接合されるように上述の環状レインフォースメント3
5を配設している。
て、ルーフサイドレールアウタ36とこのルーフサイド
レールアウタ36の車室内側に接合されたルーフサイド
レールインナ37とで車両の前後方向に延びる閉断面3
8を形成し、この閉断面38内においてルーフサイドレ
ールアウタ36とルーフサイドレールインナ37との間
に接合されるように上述の環状レインフォースメント3
5を配設している。
【0038】また環状レインフォースメント35とルー
フサイドレールインナ37との間には節型のストライカ
レイン39を設けている。このストライカレイン39は
後述するストライカ44の取付け部位と対応するように
設けられる。
フサイドレールインナ37との間には節型のストライカ
レイン39を設けている。このストライカレイン39は
後述するストライカ44の取付け部位と対応するように
設けられる。
【0039】さらにルーフサイドレールアウタ36とル
ーフサイドレールインナ37との上側の接合部にはリー
フパネル40を取付けると共に、このルーフパネル40
の下面には図7に示すように車幅方向に延びるルーフレ
インフォースメント41を接合して、これら両者40,
41間には車幅方向に延びる閉断面41aを形成してい
る。
ーフサイドレールインナ37との上側の接合部にはリー
フパネル40を取付けると共に、このルーフパネル40
の下面には図7に示すように車幅方向に延びるルーフレ
インフォースメント41を接合して、これら両者40,
41間には車幅方向に延びる閉断面41aを形成してい
る。
【0040】一方、ルーフサイドレールインナ37の車
室内方側への上部延長部と、ルーフサイドレール36,
37の下側の接合部との間には補強部材42を接合固定
し、この補強部材42の下面水平部にはボルト、ナット
等の取付け部材43を用いてストライカ44を取付けて
いる。このストライカ44は図1で示したロック部材1
6のラッチを係合するものである。また、上述の補強部
材42はドア開口部14とルーフパネル40との間を接
続する補強手段である。
室内方側への上部延長部と、ルーフサイドレール36,
37の下側の接合部との間には補強部材42を接合固定
し、この補強部材42の下面水平部にはボルト、ナット
等の取付け部材43を用いてストライカ44を取付けて
いる。このストライカ44は図1で示したロック部材1
6のラッチを係合するものである。また、上述の補強部
材42はドア開口部14とルーフパネル40との間を接
続する補強手段である。
【0041】ここで、図6に示す構造に代えて、図8の
構造を採用してもよい。すなわち、ルーフレインフォー
スメント41とルーフサイドレールインナ37との間を
斜交状に連結する補強部材としての補強ステー45を設
け、この補強ステー45の下部で、かつストライカレイ
ン39と対応する部位に取付け部材43を用いてストラ
イカ44を取付けてもよい。
構造を採用してもよい。すなわち、ルーフレインフォー
スメント41とルーフサイドレールインナ37との間を
斜交状に連結する補強部材としての補強ステー45を設
け、この補強ステー45の下部で、かつストライカレイ
ン39と対応する部位に取付け部材43を用いてストラ
イカ44を取付けてもよい。
【0042】図9は図5のB−B線に沿う断面図であっ
て、リヤピラーアウタ46と、このリヤピラーアウタ4
6の車室内側に接合されたリヤピラーインナ47とを設
けると共に、リヤピラーアウタ46の後部にはリヤフェ
ンダ48を連続して形成し、リヤピラーインナ47の後
部にはホイールハウスインナロア49を連続して形成し
ている。
て、リヤピラーアウタ46と、このリヤピラーアウタ4
6の車室内側に接合されたリヤピラーインナ47とを設
けると共に、リヤピラーアウタ46の後部にはリヤフェ
ンダ48を連続して形成し、リヤピラーインナ47の後
部にはホイールハウスインナロア49を連続して形成し
ている。
【0043】また上述のホイールハウスインナロア49
とリヤフェンダ48との間にホイールハウスアウタ50
を設け、リヤピラーアウタ46とリヤピラーインナ47
とホイールハウスアウタ50とで囲繞された閉断面51
を形成している。
とリヤフェンダ48との間にホイールハウスアウタ50
を設け、リヤピラーアウタ46とリヤピラーインナ47
とホイールハウスアウタ50とで囲繞された閉断面51
を形成している。
【0044】そして、この閉断面51内においてリヤピ
ラーアウタ46とリヤピラーインナ47との間に接合さ
れるように上述の環状レインフォースメント35を配設
している。このリヤピラー部においては上述の環状レイ
ンフォースメント35の前部はリヤピラー46,47の
接合部に挟持され、環状レインフォースメント35の後
部はホイールハウスアウタ50に接合されている。
ラーアウタ46とリヤピラーインナ47との間に接合さ
れるように上述の環状レインフォースメント35を配設
している。このリヤピラー部においては上述の環状レイ
ンフォースメント35の前部はリヤピラー46,47の
接合部に挟持され、環状レインフォースメント35の後
部はホイールハウスアウタ50に接合されている。
【0045】図5に示すように、ドア開口メンバ34の
後辺部において環状レインフォースメント35から車両
の後方に向けて延びるリヤピラーレインフォースメント
52を設けている。
後辺部において環状レインフォースメント35から車両
の後方に向けて延びるリヤピラーレインフォースメント
52を設けている。
【0046】このリヤピラーレインフォースメント52
は同図に示すように、車両の後部に設けられたリヤウイ
ンド53用の開口つまり、リヤウインド開口54の下辺
部に沿って後方へ延び、その後端部52aは、図10に
示すようにリヤウインド開口54の下辺部において車幅
方向に配設されたリヤパッケージトレイアッパメンバ5
5に接続されている。
は同図に示すように、車両の後部に設けられたリヤウイ
ンド53用の開口つまり、リヤウインド開口54の下辺
部に沿って後方へ延び、その後端部52aは、図10に
示すようにリヤウインド開口54の下辺部において車幅
方向に配設されたリヤパッケージトレイアッパメンバ5
5に接続されている。
【0047】図10は図5のC−C線に沿う断面図であ
って、リヤフェンダ48の車室側には上述のリヤピラー
レインフォースメント52を略上下方向に指向させて取
付け、このリヤピラーレインフォースメント52の車室
側にはホイールハウスインナアッパ56を取付ける一
方、リヤフェンダ48の下部内面とホイールハウスイン
ナアッパ56の下部との間にはホイールハウスアウタ5
0を設け、上述のリヤピラーレインフォースメント52
の下端はホイールハウスアウタ50に接合固定してい
る。
って、リヤフェンダ48の車室側には上述のリヤピラー
レインフォースメント52を略上下方向に指向させて取
付け、このリヤピラーレインフォースメント52の車室
側にはホイールハウスインナアッパ56を取付ける一
方、リヤフェンダ48の下部内面とホイールハウスイン
ナアッパ56の下部との間にはホイールハウスアウタ5
0を設け、上述のリヤピラーレインフォースメント52
の下端はホイールハウスアウタ50に接合固定してい
る。
【0048】また左右のホイールハウスインナアッパ5
6の上部相互間には車幅方向に略水平に延びるリヤパッ
ケージトレイアッパメンバ55を張架し、このリヤパッ
ケージトレイアッパメンバ55の下面とホイールハウス
インナロア49との間にはリヤパッケージロアガセット
57を取付け、さらに該リヤパッケージロアガセット5
7の中間部には車室側へ延びる補強用ガセット58を取
付けている。
6の上部相互間には車幅方向に略水平に延びるリヤパッ
ケージトレイアッパメンバ55を張架し、このリヤパッ
ケージトレイアッパメンバ55の下面とホイールハウス
インナロア49との間にはリヤパッケージロアガセット
57を取付け、さらに該リヤパッケージロアガセット5
7の中間部には車室側へ延びる補強用ガセット58を取
付けている。
【0049】図11は図5のD−D線矢視に相当する断
面図(但し、右側を示す)、図12は図11のE−E線矢
視断面図であって、サイドシルアウタ60と、このサイ
ドシルアウタ60の車室内側に接合されたサイドシルイ
ンナ61とで車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面
62を形成し、このサイドシル閉断面62内においてサ
イドシルアウタ60とサイドシルインナ61との間に接
合されるように上述の環状レインフォースメント35の
下辺部を配設している。
面図(但し、右側を示す)、図12は図11のE−E線矢
視断面図であって、サイドシルアウタ60と、このサイ
ドシルアウタ60の車室内側に接合されたサイドシルイ
ンナ61とで車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面
62を形成し、このサイドシル閉断面62内においてサ
イドシルアウタ60とサイドシルインナ61との間に接
合されるように上述の環状レインフォースメント35の
下辺部を配設している。
【0050】ここで、上述のサイドシルアウタ60とサ
イドシルインナ61とから成るサイドシル26は、図3
でも示したように、フロアパネル27の側部において車
両の前後方向に配設された閉断面構造の車体剛性部材で
ある。一方、上述のフロアパネル27の前後には車幅方
向に延びるフロアクロスメンバ63,64(いわゆるNo.
2クロスメンバとNo.3クロスメンバ)を互に離間させて
取付けている。
イドシルインナ61とから成るサイドシル26は、図3
でも示したように、フロアパネル27の側部において車
両の前後方向に配設された閉断面構造の車体剛性部材で
ある。一方、上述のフロアパネル27の前後には車幅方
向に延びるフロアクロスメンバ63,64(いわゆるNo.
2クロスメンバとNo.3クロスメンバ)を互に離間させて
取付けている。
【0051】上述の各フロアクロスメンバ63,64と
対向するようにサイドシル閉断面62内において環状レ
インフォースメント35とサイドシルインナ61とを節
状に連結する前後のサイドシルレインフォースメント6
5,66を設けて、側突に対する剛性の向上を図ってい
る。
対向するようにサイドシル閉断面62内において環状レ
インフォースメント35とサイドシルインナ61とを節
状に連結する前後のサイドシルレインフォースメント6
5,66を設けて、側突に対する剛性の向上を図ってい
る。
【0052】フロアクロスメンバ64と対向する後部サ
イドシルレインフォースメント66に対して前方に所定
量オフセットさせた位置で、かつフロアクロスメンバ6
3と対向する前部サイドシルレインフォースメント65
に対して後方に所定量オフセットさせた位置には、環状
レインフォースメント35とサイドシルインナ61とを
節状に連結する中間サイドシルレインフォースメント6
7を設け、これら中間および後部の各サイドシルレイン
フォースメント67,66を平面視で逆コの字型のブラ
ケット68で連結すると共に、上述の各サイドシルレイ
ンフォースメント67,66間で、かつ、これらの各サ
イドシルレインフォースメント67,66の近傍には、
リヤドア3の下部をロックするストライカ69を設けて
いる。このストライカ69は図1で示したロック部材1
7のラッチを係合するものである。
イドシルレインフォースメント66に対して前方に所定
量オフセットさせた位置で、かつフロアクロスメンバ6
3と対向する前部サイドシルレインフォースメント65
に対して後方に所定量オフセットさせた位置には、環状
レインフォースメント35とサイドシルインナ61とを
節状に連結する中間サイドシルレインフォースメント6
7を設け、これら中間および後部の各サイドシルレイン
フォースメント67,66を平面視で逆コの字型のブラ
ケット68で連結すると共に、上述の各サイドシルレイ
ンフォースメント67,66間で、かつ、これらの各サ
イドシルレインフォースメント67,66の近傍には、
リヤドア3の下部をロックするストライカ69を設けて
いる。このストライカ69は図1で示したロック部材1
7のラッチを係合するものである。
【0053】また上述のサイドシルインナ61の車室内
側において、フロアクロスメンバ63と中間部のサイド
シルレインフォースメント67との間を連結する連結部
材としてのシートレール部材70を設けている。
側において、フロアクロスメンバ63と中間部のサイド
シルレインフォースメント67との間を連結する連結部
材としてのシートレール部材70を設けている。
【0054】このシートレール部材70はフロアパネル
27の上方に配設されるシートを支持するもので、該シ
ートレール部材70の前部はフロアクロスメンバ63と
サイドシルインナ61との間に取付けられたシートレー
ルブラケット71(図12参照)の上面に配設されてい
る。
27の上方に配設されるシートを支持するもので、該シ
ートレール部材70の前部はフロアクロスメンバ63と
サイドシルインナ61との間に取付けられたシートレー
ルブラケット71(図12参照)の上面に配設されてい
る。
【0055】図13はヒンジピラー部の断面構造を示
し、図14は図13の平面視図であって、ヒンジピラー
アウタ72とこのヒンジピラーアウタ72の車室内側に
接続されたヒンジピラーインナ73とで上下方向に延び
る閉断面74を形成し、この閉断面74内においてヒン
ジピラーアウタ72とヒンジピラーインナ73との間に
接合されるように上述の環状レインフォースメント35
を配設している。
し、図14は図13の平面視図であって、ヒンジピラー
アウタ72とこのヒンジピラーアウタ72の車室内側に
接続されたヒンジピラーインナ73とで上下方向に延び
る閉断面74を形成し、この閉断面74内においてヒン
ジピラーアウタ72とヒンジピラーインナ73との間に
接合されるように上述の環状レインフォースメント35
を配設している。
【0056】また図13には車両の前部車体構造を併せ
て示しており、車室の前端壁を構成し上下方向に延びる
ダッシュロアパネル75と、このダッシュロアパネル7
5から連続して後方に延びるフロアパネル27とを備え
ている。
て示しており、車室の前端壁を構成し上下方向に延びる
ダッシュロアパネル75と、このダッシュロアパネル7
5から連続して後方に延びるフロアパネル27とを備え
ている。
【0057】既述したようにフロアパネル27にはその
略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトン
ネル部28が設けられており、上述のダッシュロアパネ
ル75には車幅方向内方側の一端がトンネルメンバ29
のスカート部を介してトンネル部28の側面に接合さ
れ、かつ該ダッシュロアパネル75に沿って車幅方向に
延び、車幅方向外方側の他端がヒンジピラーインナ73
に接続されたダッシュクロスメンバ76を左右一対とな
るように設けている。
略中央部に上方へ突出して車両の前後方向に延びるトン
ネル部28が設けられており、上述のダッシュロアパネ
ル75には車幅方向内方側の一端がトンネルメンバ29
のスカート部を介してトンネル部28の側面に接合さ
れ、かつ該ダッシュロアパネル75に沿って車幅方向に
延び、車幅方向外方側の他端がヒンジピラーインナ73
に接続されたダッシュクロスメンバ76を左右一対とな
るように設けている。
【0058】ここで、上述のダッシュクロスメンバ76
は平面から見て略コの字形に形成されており、かつ左右
に一対設けられたダッシュクロスメンバ76,76は図
13に示すように、フロアパネル27の水平部の高さに
対して上方に離間した所定の高さ位置を略水平車幅方向
に延びて設けられている。
は平面から見て略コの字形に形成されており、かつ左右
に一対設けられたダッシュクロスメンバ76,76は図
13に示すように、フロアパネル27の水平部の高さに
対して上方に離間した所定の高さ位置を略水平車幅方向
に延びて設けられている。
【0059】また、上述のダッシュクロスメンバ76,
76にはステアリングシャフト系(具体的にはインタメ
ディエイトシャフトやユニバーサルジョイント)を挿通
させるための開口部77が形成されている。
76にはステアリングシャフト系(具体的にはインタメ
ディエイトシャフトやユニバーサルジョイント)を挿通
させるための開口部77が形成されている。
【0060】さらに、上述のダッシュロアパネル75の
車室外側面(エンジンルーム側)において上述のダッシュ
クロスメンバ76の接続部に対応した部分には図14に
示すようにフロントサイドフレーム21の後端部が接続
されている。
車室外側面(エンジンルーム側)において上述のダッシュ
クロスメンバ76の接続部に対応した部分には図14に
示すようにフロントサイドフレーム21の後端部が接続
されている。
【0061】ところで、図5において78はドア開口部
14の前辺部に設けられたフロントドアヒンジ4の取付
け部、79はドア開口部14の後辺部に設けられたリヤ
ドアヒンジ5の取付け部であって、ドア開口部14の前
辺部にはフロントドアヒンジ4を介してフロントドア2
が開閉可能に支持され、後辺部にはリヤドアヒンジ5を
介してリヤドア3が開閉可能に支持され、これらフリー
スタイル構造の各ドア2,3はサイドシル26を下辺と
して開閉される。なお、図中、符号Fは車両前方を示
し、OUTは車両外方を示す。
14の前辺部に設けられたフロントドアヒンジ4の取付
け部、79はドア開口部14の後辺部に設けられたリヤ
ドアヒンジ5の取付け部であって、ドア開口部14の前
辺部にはフロントドアヒンジ4を介してフロントドア2
が開閉可能に支持され、後辺部にはリヤドアヒンジ5を
介してリヤドア3が開閉可能に支持され、これらフリー
スタイル構造の各ドア2,3はサイドシル26を下辺と
して開閉される。なお、図中、符号Fは車両前方を示
し、OUTは車両外方を示す。
【0062】このように上記実施例の車両の側部車体構
造は、フロアパネル27の側部に車両の前後方向に延び
る閉断面状のサイドシル26を備えた車両の側部車体構
造であって、上記フロアパネル27には車幅方向に延び
るフロアクロスメンバ63,64が設けられ、上記サイ
ドシル26内には節型のレインフォースメント(サイド
シルレインフォースメント67参照)が設けられると共
に、上記フロアクロスメンバ63と上記サイドシルレイ
ンフォースメント67との間を連結する連結部材(シー
トレール部材70参照)が配設されたものである。
造は、フロアパネル27の側部に車両の前後方向に延び
る閉断面状のサイドシル26を備えた車両の側部車体構
造であって、上記フロアパネル27には車幅方向に延び
るフロアクロスメンバ63,64が設けられ、上記サイ
ドシル26内には節型のレインフォースメント(サイド
シルレインフォースメント67参照)が設けられると共
に、上記フロアクロスメンバ63と上記サイドシルレイ
ンフォースメント67との間を連結する連結部材(シー
トレール部材70参照)が配設されたものである。
【0063】この構成によれば、車両の側突時において
車体側部から入力される荷重を、サイドシル26内の節
型のサイドシルレインフォースメント67および連結部
材(シートレール部材70参照)を介してフロアクロスメ
ンバ63,64、フロアパネル27で効率よく受け止め
ることができる。この結果、車体の車室内への侵入を抑
制することができ、特にセンタピラーレスの車両におい
て側突時の車体やドア2,3の車室内への移動量を抑制
することができる。
車体側部から入力される荷重を、サイドシル26内の節
型のサイドシルレインフォースメント67および連結部
材(シートレール部材70参照)を介してフロアクロスメ
ンバ63,64、フロアパネル27で効率よく受け止め
ることができる。この結果、車体の車室内への侵入を抑
制することができ、特にセンタピラーレスの車両におい
て側突時の車体やドア2,3の車室内への移動量を抑制
することができる。
【0064】また、上記節型のサイドシルレインフォー
スメント67と上記フロアクロスメンバ63は車両の前
後方向にオフセットして配設されたものである。この構
成によれば、車両の前後方向にオフセットして配設され
た節型のサイドシルレインフォースメント67とフロア
クロスメンバ63とを連結部材(シートレール部材70
参照)で連結しているので、上記両者(節型のサイドシル
レインフォースメント67とフロアクロスメンバ63)
がオフセットしていても、側突荷重を効率よく受け止め
ることができる。
スメント67と上記フロアクロスメンバ63は車両の前
後方向にオフセットして配設されたものである。この構
成によれば、車両の前後方向にオフセットして配設され
た節型のサイドシルレインフォースメント67とフロア
クロスメンバ63とを連結部材(シートレール部材70
参照)で連結しているので、上記両者(節型のサイドシル
レインフォースメント67とフロアクロスメンバ63)
がオフセットしていても、側突荷重を効率よく受け止め
ることができる。
【0065】さらに、上記連結部材は上記フロアパネル
27の上方に配設されるシートを支持するシートレール
部材70に設定されたものである。この構成によれば、
連結部材を既設部材とかつ強度部材としてのシートレー
ル部材70に設定したので、重量増大を招くことはな
く、シートレール部材70を有効利用して、側突荷重に
対抗することができる。
27の上方に配設されるシートを支持するシートレール
部材70に設定されたものである。この構成によれば、
連結部材を既設部材とかつ強度部材としてのシートレー
ル部材70に設定したので、重量増大を招くことはな
く、シートレール部材70を有効利用して、側突荷重に
対抗することができる。
【0066】加えて、上記サイドシル26を下辺として
ドア2,3により開閉されるドア開口部14が設けら
れ、上記サイドシル26の上記節型のサイドシルレイン
フォースメント67近傍には上記ドア(リヤドア3参照)
をロックするロック部材(ストライカ69参照)が配設さ
れたものである。
ドア2,3により開閉されるドア開口部14が設けら
れ、上記サイドシル26の上記節型のサイドシルレイン
フォースメント67近傍には上記ドア(リヤドア3参照)
をロックするロック部材(ストライカ69参照)が配設さ
れたものである。
【0067】この構成によれば、ロック部材(ストライ
カ69参照)の近傍に節型のサイドシルレインフォース
メント67が存在するので、ロック部材(ストライカ6
9参照)の補強を行なうことができる。
カ69参照)の近傍に節型のサイドシルレインフォース
メント67が存在するので、ロック部材(ストライカ6
9参照)の補強を行なうことができる。
【0068】しかも、上記サイドシル26を構成するサ
イドシルインナ61とサイドシルアウタ60との間に
は、ドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延
びる環状サイドシルレインフォースメント67の下辺部
が設けられ、上記節型のサイドシルレインフォースメン
ト67は上記環状レインフォースメント35に接合され
たものである。
イドシルインナ61とサイドシルアウタ60との間に
は、ドア開口部14に沿って一体的に連続して環状に延
びる環状サイドシルレインフォースメント67の下辺部
が設けられ、上記節型のサイドシルレインフォースメン
ト67は上記環状レインフォースメント35に接合され
たものである。
【0069】この構成によれば、ドア開口部14に沿っ
て環状に延びる環状レインフォースメント35を設けた
ので、ドア開口部14が該環状レインフォースメント3
5で補強されて、車体剛性および車体のねじり剛性が向
上し、操安性の向上を図ることができる。
て環状に延びる環状レインフォースメント35を設けた
ので、ドア開口部14が該環状レインフォースメント3
5で補強されて、車体剛性および車体のねじり剛性が向
上し、操安性の向上を図ることができる。
【0070】さらに、環状レインフォースメント35の
下辺部をサイドシル閉断面62内に設け、この環状レイ
ンフォースメント35に節型のサイドシルレインフォー
スメント67を接合したので、サイドシル26のより一
層の強度向上、剛性向上を図ることができる。
下辺部をサイドシル閉断面62内に設け、この環状レイ
ンフォースメント35に節型のサイドシルレインフォー
スメント67を接合したので、サイドシル26のより一
層の強度向上、剛性向上を図ることができる。
【0071】一方、上記ドア開口部14の前辺部にヒン
ジ(フロントドアヒンジ4参照)を介してフロントドア2
が開閉可能に支持されたものである。この構成によれ
ば、このようなフロントドア2を設けたものにおいて上
述の効果が特に有効となる。
ジ(フロントドアヒンジ4参照)を介してフロントドア2
が開閉可能に支持されたものである。この構成によれ
ば、このようなフロントドア2を設けたものにおいて上
述の効果が特に有効となる。
【0072】また、上記ドア開口部14の後辺部にヒン
ジ(リヤドアヒンジ5参照)を介してリヤドア3が開閉可
能に支持されたものである。この構成によれば、このよ
うなリヤドア3を設けたものにおいて上述の効果が特に
有効となる。
ジ(リヤドアヒンジ5参照)を介してリヤドア3が開閉可
能に支持されたものである。この構成によれば、このよ
うなリヤドア3を設けたものにおいて上述の効果が特に
有効となる。
【0073】さらに、上記フロントドア2の後端部には
上記リヤドア3の前端部にロックされ、上記リヤドア3
の前端部は上記ドア開口部14の少なくとも下辺部にお
いて上記ロック部材(ストライカ69参照)にロックされ
るものである。この構成によれば、ドア開口部14のサ
イドシル閉断面62、環状レインフォースメント35、
サイドシルレインフォースメント67等による高剛性部
位にドア(リヤドア3参照)がロックされるので、ドア閉
時の支持剛性向上を図ることができる。
上記リヤドア3の前端部にロックされ、上記リヤドア3
の前端部は上記ドア開口部14の少なくとも下辺部にお
いて上記ロック部材(ストライカ69参照)にロックされ
るものである。この構成によれば、ドア開口部14のサ
イドシル閉断面62、環状レインフォースメント35、
サイドシルレインフォースメント67等による高剛性部
位にドア(リヤドア3参照)がロックされるので、ドア閉
時の支持剛性向上を図ることができる。
【0074】そのうえ、上記リヤドア3の前側縦辺部に
は上下方向に延びるドア補強部材(ドアインナレインフ
ォースメント19参照)が配設された、上記ドア補強部
材または該ドア補強部材近傍に設けられたロックユニッ
ト(ロック部材17参照)が上記ロック部材(ストライカ
69参照)に係合されるものである。
は上下方向に延びるドア補強部材(ドアインナレインフ
ォースメント19参照)が配設された、上記ドア補強部
材または該ドア補強部材近傍に設けられたロックユニッ
ト(ロック部材17参照)が上記ロック部材(ストライカ
69参照)に係合されるものである。
【0075】この構成によれば、リヤドア3に上述のド
ア補強部材(ドアインナレインフォースメント19参照)
を設けたので、リヤドア3それ自体の剛性向上を図るこ
とができるのは勿論、ロックユニット(ロック部材17
参照)の取付け剛性が向上し、さらにリヤドア3の閉時
におけるドア、車体間のロック剛性が向上して車体のね
じり剛性の向上を図って操安性を向上させることができ
る。
ア補強部材(ドアインナレインフォースメント19参照)
を設けたので、リヤドア3それ自体の剛性向上を図るこ
とができるのは勿論、ロックユニット(ロック部材17
参照)の取付け剛性が向上し、さらにリヤドア3の閉時
におけるドア、車体間のロック剛性が向上して車体のね
じり剛性の向上を図って操安性を向上させることができ
る。
【0076】さらに、図11で示したように上述のサイ
ドシルレインフォースメント67と併せて、各フロアク
ロスメンバ63,64の対応部位で、かつサイドシル閉
断面62内に前後のサイドシルレインフォースメント6
5,66を設けているので、側突に対して大幅な剛性の
向上を図ることができる。
ドシルレインフォースメント67と併せて、各フロアク
ロスメンバ63,64の対応部位で、かつサイドシル閉
断面62内に前後のサイドシルレインフォースメント6
5,66を設けているので、側突に対して大幅な剛性の
向上を図ることができる。
【0077】なお、上述の実施例で開示したように、上
記ドア開口メンバ34の後辺部には、車両の後部に設け
られたリヤウインド開口54の下辺部に沿って延びるリ
ヤピラーレインフォースメント52を設けた場合には次
の効果がある。
記ドア開口メンバ34の後辺部には、車両の後部に設け
られたリヤウインド開口54の下辺部に沿って延びるリ
ヤピラーレインフォースメント52を設けた場合には次
の効果がある。
【0078】すなわち、車両デザインの関係上、比較的
細くなり、かつリヤサスペンションからの荷重が入力さ
れるリヤウインド開口54の下辺部の強度を上述のリヤ
ピラーレインフォースメント52により充分に補強し
て、該部の強度向上を図ることができる。
細くなり、かつリヤサスペンションからの荷重が入力さ
れるリヤウインド開口54の下辺部の強度を上述のリヤ
ピラーレインフォースメント52により充分に補強し
て、該部の強度向上を図ることができる。
【0079】また、上記実施例で開示したように、リヤ
ピラーレインフォースメント52の後端部を、上記リヤ
ウインド開口54の下辺部において車幅方向に配設され
たリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイアッパ
メンバ55参照)に接続した場合には次の効果がある。
ピラーレインフォースメント52の後端部を、上記リヤ
ウインド開口54の下辺部において車幅方向に配設され
たリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイアッパ
メンバ55参照)に接続した場合には次の効果がある。
【0080】すなわち、リヤピラーレインフォースメン
ト52の後端部をリヤパッケージメンバ(リヤパッケー
ジトレイアッパメンバ55参照)に接続すると、リヤウ
インド53が配設される開口54の下辺部を車幅方向に
延びるリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイア
ッパメンバ55参照)と左右のリヤピラーレインフォー
スメント52とで連続して補強することができ、この結
果、車体全体の強度向上、並びに応力が集中するリヤウ
インド前下コーナ部の強度向上を図ることができる。
ト52の後端部をリヤパッケージメンバ(リヤパッケー
ジトレイアッパメンバ55参照)に接続すると、リヤウ
インド53が配設される開口54の下辺部を車幅方向に
延びるリヤパッケージメンバ(リヤパッケージトレイア
ッパメンバ55参照)と左右のリヤピラーレインフォー
スメント52とで連続して補強することができ、この結
果、車体全体の強度向上、並びに応力が集中するリヤウ
インド前下コーナ部の強度向上を図ることができる。
【0081】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の節型のレインフォースメントは、
実施例のサイドシルレインフォースメント67に対応
し、以下同様に、連結部材は、シートレール部材70に
対応し、ロック部材は、ストライカ69に対応し、ヒン
ジは、フロントドアヒンジ4、リヤドアヒンジ5に対応
し、ドア補強部材は、ドアインナレインフォースメント
19に対応し、ロックユニットは、ロック部材17に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
において、この発明の節型のレインフォースメントは、
実施例のサイドシルレインフォースメント67に対応
し、以下同様に、連結部材は、シートレール部材70に
対応し、ロック部材は、ストライカ69に対応し、ヒン
ジは、フロントドアヒンジ4、リヤドアヒンジ5に対応
し、ドア補強部材は、ドアインナレインフォースメント
19に対応し、ロックユニットは、ロック部材17に対
応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではない。
【0082】例えば、上記環状レインフォースメント3
5は一体のものであってもよく、或は別体のものを環状
に接続して構成してもよい。
5は一体のものであってもよく、或は別体のものを環状
に接続して構成してもよい。
【0083】
【発明の効果】この発明によれば、フロアパネルに車幅
方向に延びるフロアクロスメンバを設け、サイドシル内
には節型のレインフォースメントを設けると共に、フロ
アクロスメンバとレインフォースメントとの間を連結す
る連結部材を設けることで、車両の側突時において車体
側部から入力される荷重を、節型のレインフォースメン
トおよび連結部材を介してフロアクロスメンバで効率よ
く受け止めることができ、車体の車室内への侵入を抑制
することができ、特にセンタピラーレスの車両において
側突時の車体やドアの車室内への移動量を抑制すること
ができる効果がある。
方向に延びるフロアクロスメンバを設け、サイドシル内
には節型のレインフォースメントを設けると共に、フロ
アクロスメンバとレインフォースメントとの間を連結す
る連結部材を設けることで、車両の側突時において車体
側部から入力される荷重を、節型のレインフォースメン
トおよび連結部材を介してフロアクロスメンバで効率よ
く受け止めることができ、車体の車室内への侵入を抑制
することができ、特にセンタピラーレスの車両において
側突時の車体やドアの車室内への移動量を抑制すること
ができる効果がある。
【図1】 本発明の側部車体構造を備えた車両の側面
図。
図。
【図2】 リヤドアの前端部の断面図。
【図3】 フレーム構造を示す平面図。
【図4】 トンネル部の断面図。
【図5】 キャブサイドを示す拡大側面図。
【図6】 図5のA−A線矢視断面図。
【図7】 図6のX−X線矢視断面図。
【図8】 ストライカ補強構造の他の実施例を示す断面
図。
図。
【図9】 図5のB−B線矢視断面図。
【図10】 図5のC−C線矢視断面図。
【図11】 図5のD−D線矢視に相当するサイドシル
部の断面図。
部の断面図。
【図12】 図11のE−E線矢視断面図。
【図13】 前部車体構造を示す斜視図。
【図14】 図13の要部断面図。
2…フロントドア 3…リヤドア 4,5…ヒンジ 14…ドア開口部 17…ロック部材(ロックユニット) 19…ドアインナレインフォースメント(補強部材) 26…サイドシル 27…フロアパネル 35…環状レインフォースメント 60…サイドシルアウタ 61…サイドシルインナ 62…サイドシル閉断面 63,64…フロアクロスメンバ 67…サイドシルレインフォースメント(節型のレイン
フォースメント) 69…ストライカ(ロック部材) 70…シートレール部材(連結部材)
フォースメント) 69…ストライカ(ロック部材) 70…シートレール部材(連結部材)
Claims (9)
- 【請求項1】フロアパネルの側部に車両の前後方向に延
びる閉断面状のサイドシルを備えた車両の側部車体構造
であって、上記フロアパネルには車幅方向に延びるフロ
アクロスメンバが設けられ、上記サイドシル内には節型
のレインフォースメントが設けられると共に、上記フロ
アクロスメンバと上記レインフォースメントとの間を連
結する連結部材が配設された車両の側部車体構造。 - 【請求項2】上記レインフォースメントと上記フロアク
ロスメンバは車両の前後方向にオフセットして配設され
た請求項1記載の車両の側部車体構造。 - 【請求項3】上記連結部材は上記フロアパネルの上方に
配設されるシートを支持するシートレール部材に設定さ
れた請求項1または2記載の車両の側部車体構造。 - 【請求項4】上記サイドシルを下辺としてドアにより開
閉されるドア開口部が設けられ、上記サイドシルの上記
レインフォースメント近傍には上記ドアをロックするロ
ック部材が配設された請求項1,2または3記載の車両
の側部車体構造。 - 【請求項5】上記サイドシルを構成するサイドシルイン
ナとサイドシルアウタとの間には、ドア開口部に沿って
一体的に連続して環状に延びる環状レインフォースメン
トの下辺部が設けられ、上記節型のレインフォースメン
トは上記環状レインフォースメントに接合された請求項
1,2,3または4記載の車両の側部車体構造。 - 【請求項6】上記ドア開口部の前辺部にヒンジを介して
フロントドアが開閉可能に支持された請求項4または5
記載の車両の側部車体構造。 - 【請求項7】上記ドア開口部の後辺部にヒンジを介して
リヤドアが開閉可能に支持された請求項4、5または6
記載の車両の側部車体構造。 - 【請求項8】上記フロントドアの後端部には上記リヤド
アの前端部にロックされ、上記リヤドアの前端部は上記
ドア開口部の少なくとも下辺部において上記ロック部材
にロックされる請求項7記載の車両の側部車体構造。 - 【請求項9】上記リヤドアの前側縦辺部には上下方向に
延びるドア補強部材が配設された、上記ドア補強部材ま
たは該ドア補強部材近傍に設けられたロックユニットが
上記ロック部材に係合される請求項8記載の車両の側部
車体構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001180958A JP2002370671A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 車両の側部車体構造 |
US10/160,270 US6619729B2 (en) | 2001-06-07 | 2002-06-04 | Side body structure of vehicle |
EP02012551A EP1264757B1 (en) | 2001-06-07 | 2002-06-05 | Side body structure of vehicle |
DE60221741T DE60221741T2 (de) | 2001-06-07 | 2002-06-05 | Seitlicher Fahrzeugaufbau |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001180958A JP2002370671A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 車両の側部車体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370671A true JP2002370671A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19021294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001180958A Pending JP2002370671A (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-15 | 車両の側部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002370671A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154659A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Toyota Motor Corp | 車体側部構造 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0242875U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-23 | ||
JPH0481371A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | 車体閉断面構造部材 |
JPH09104358A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-04-22 | Mercedes Benz Ag | 自動車車体の側壁 |
JPH11321722A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-24 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車ボディのサイドメンバ構造 |
JP2001138864A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-22 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 自動車のシートベルト装置 |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001180958A patent/JP2002370671A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0242875U (ja) * | 1988-09-20 | 1990-03-23 | ||
JPH0481371A (ja) * | 1990-07-23 | 1992-03-16 | Nissan Motor Co Ltd | 車体閉断面構造部材 |
JPH09104358A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-04-22 | Mercedes Benz Ag | 自動車車体の側壁 |
JPH11321722A (ja) * | 1998-05-19 | 1999-11-24 | Kanto Auto Works Ltd | 自動車ボディのサイドメンバ構造 |
JP2001138864A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-22 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 自動車のシートベルト装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154659A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Toyota Motor Corp | 車体側部構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6679546B2 (en) | Front body structure of vehicle | |
US6619729B2 (en) | Side body structure of vehicle | |
JP4385582B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP4259094B2 (ja) | 車両の上部車体構造 | |
US8201873B2 (en) | Body structure of vehicle | |
CN110228531B (zh) | 车辆的车体构造 | |
JP7487452B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP7487453B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP6540844B1 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP4872163B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP4734798B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP2000318645A (ja) | 車体構造 | |
JPS62181976A (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
JP4715039B2 (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP2002104239A (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP4576771B2 (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP7487451B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP7532751B2 (ja) | 車両の車体構造 | |
JP2002370671A (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP2002362416A (ja) | 車両の側部車体構造 | |
JP4114454B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP4277601B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JP4288920B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP3858798B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP2009090980A (ja) | 車両のサイドドア構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080229 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100622 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101102 |