JP2013154415A - サーキュラーソーおよび切削加工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工作物を能率良く切削加工することができるサーキュラーソーを提供する。
【解決手段】サーキュラーソー1は、円板形状の工具本体10と、その工具本体10の外周面に設けられた高硬度チップ20とを備える。高硬度チップ20は、超硬合金22と、多結晶ダイヤモンド焼結体21との2層構造とされる。多結晶ダイヤモンドが切れ刃27を構成している。多結晶ダイヤモンド焼結体21はすくい面23を有しており、すくい面23は前切れ刃稜28および横切れ刃稜29とによって囲まれた面である。高硬度チップ20には、側面24が設けられている。側面24は、サーキュラーソー1の回転方向に対して側面逃げ角を有し、かつ、半径方向に対して側面向心角を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、サーキュラーソーに関し、特に、円盤状の硬質材料からなる工具本体の外周に、高硬度焼結体チップから成る切れ刃が複数設けられたサーキュラーソーに関するものである。
サーキュラーソーとしては、例えば、JIS B 4219に規定されている、メタルソーが知られている。
メタルソーとは、外周に切れ刃を有するフライスの一種で、工作物の切断加工および溝入れ加工に用いられる。切れ刃と工具本体は同じ材質で製造されており、一般的に用いられる材質は高速度鋼(SKH51等)である。
さらに、サーキュラーソーとしては、例えば、JIS B 4115に規定されている、超硬質合金ソリッドメタルソーが知られている。
超硬質合金ソリッドメタルソーとは、切れ刃と工具本体が同じ超硬質合金で製造されている。超硬質合金とは、超硬合金、サーメット、超微粒子超硬合金、およびこれらに炭化物、窒化物、酸化物を被覆した合金を用いることができる。
さらに別のサーキュラーソーは、特開平4−179505号公報(特許文献1)に開示されている。この公報によれば、超砥粒をメタルボンド、レジンボンド、ビトリファイドボンド、ニッケルメッキで結合した超砥粒ホイールの外周部を鋸刃状に形成したサーキュラーソーを用いてグリーンセラミックスを切削加工することが知られている。
特開平4−179505号公報
しかしながら、上記のサーキュラーソーで各種の工作物を切削加工する際には、切り粉が切れ刃に付着して加工面を引っ掻いたり、むしったりして、加工面を粗くする問題があった。更に、大量の切りくずが付着して加工の継続が困難になり、加工を中断して切れ刃をクリーニングしなければならない問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、各種の工作物を能率良く、切削加工することができるサーキュラーソーを提供することである。
この発明に従ったサーキュラーソーは、円盤状の硬質材料からなる工具本体と、高硬度チップから成る切れ刃を備え、高硬度チップの両側面には、側面逃げ角及び側面向心角が設けられている。
このように構成されたサーキュラーソーでは、高硬度チップから成る切れ刃の両側面には、側面逃げ角及び側面向心角が設けられているので、切り粉がスムーズに排出されるので切れ味が良好である。しかも切り粉が切れ刃に付着または溶着することが少ないので、長期間に渡って良好な加工面が得られる。
好ましくは、高硬度チップは放電加工されて側面逃げ角および側面向心角が形成される。
好ましくは、側面逃げ角は0.2度〜2度、側面向心角は0.1度〜1度に設けられている。側面逃げ角は、0.4度〜2度であることが最も好ましい。側面向心角は、0.3度〜1度であることが最も好ましい。側面逃げ角は0.2度未満であると、切れ刃に切り粉が溶着または付着し易くなる。側面向心角は0.1度未満であると、切れ刃に切り粉が溶着または付着し易くなる。
好ましくは、高硬度チップは、単結晶ダイヤモンド、ダイヤモンド焼結体およびCBN焼結体のいずれかを含む。工作物の種類、要求される工作物の表面粗さ、切削加工条件などにより、単結晶ダイヤモンド、ダイヤモンド焼結体またはCBN焼結体の中から最適な材料を選択することができる。また場合により、単結晶ダイヤモンド、ダイヤモンド焼結体を組み合わせることも可能である。
好ましくは、硬質材料は、セラミックス、サーメット、および超硬合金のいずれかである。工作物の種類、要求される工作物の表面粗さ、切削加工条件などにより、セラミックス、サーメット、および超硬合金の中から最適な材料を選択することができる。高硬度チップを工具本体にロウ材で固着することを考慮すると超硬合金が適する。超硬合金としては、超微粒子超硬合金を適用することができる。さらに、セラミックス、サーメット、および超硬合金の表面に炭化物、窒化物または酸化物を被覆したものを適用することも可能である。
好ましくは、切れ刃の近傍には、切りくずの付着または溶着を防止するための、DLCまたはフッ素樹脂によるコーティングが施されている。ここで、DLC(Diamond Like Carbon)は公知の方法を用いてコーティングを実施する。DLCのコーティング方法としては、固体黒鉛を原料とするイオンプレーティング法、炭化水素系ガスを原料とする高周波プラズマCVD法、炭化水素系ガスをイオン化して基板に照射するイオン化蒸着法などがある。一般的に低圧、低温(室温〜600K)で成膜可能なので工具本体に熱歪み等の悪影響を及ぼさない特長がある。さらに、DLCは硬度が高く、摩擦係数が小さく、はっ水性が良いなど、物理的特性に優れている。以上の理由により、DLCをサーキュラーソーの切れ刃の近傍にコーティングすると、切りくずの付着や溶着を防止するのに極めて有効である。
そしてフッ素樹脂は、卓越した耐薬品性、耐熱性および表面特性を有する特異な高分子材料で、その特性を活かして過酷な条件下で使用し得る工業材料として幅広い分野で利用されている。フッ素樹脂の中でポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂またはポリビニリデンフルオライド樹脂のいずれかを用いるのが好ましい。これら3種類のフッ素樹脂はいずれでも本発明に適用可能である。
しかしながら、切りくずに高速度で接触するため、高い耐熱性と摺動性が要求される。これらの物性については、上記の3種類のフッ素樹脂の中でポリテトラフルオロエチレン樹脂が特に優れているので、本発明に最適である。ポリテトラフルオロエチレン樹脂は、耐熱性に関しては有機材料の中で最高の部類に属し、連続使用温度は約260℃と極めて高い。また、ポリテトラフルオロエチレン樹脂の表面の性質は非常に特異で、卓越したはっ水性、非粘着性を示すので、その摩擦係数は小さく、優れた摺動性を示すものである。以上の理由により、フッ素樹脂をサーキュラーソーの切れ刃の近傍にコーティングすると、切りくずの付着や溶着を防止するのに極めて有効である。
好ましくは、切れ刃の刃厚は0.05mm〜1mm、工具本体の厚さは0.1mm〜2mmである。
本発明のサーキュラーソーは、特に、切れ刃の刃厚が1mm以下である微細加工が要求される工作物に適用することが好ましい。
なお、工具本体の厚さよりも切れ刃の刃厚を薄くすることも可能である。切れ刃が工作物に作用する部分、即ち、チップの先端部分を部分的に薄くすることにより工具本体の厚さよりも切れ刃の刃厚を薄くすることが可能である。このような設計にすると、薄刃であっても工具本体の強度低下が避けられるので、高能率・高精度な切削加工が実現できる。
本発明の切削加工する切削加工法では、上述のサーキュラーソーを用いて、各種の工作物を切削加工する。
工作物としては、各種の金属、合金、樹脂、セラミックス、ゴム、複合材料(GFRP(glass fiber reinforced plastics)、CFRP(carbon fiber reinforced plastics)、MMC(metal matrix composites))などに適用が可能であり、特に限定されるものではない。
さらに、半焼成セラミックス、グリーンセラミックスからなる工作物に適用することも可能である。ここでは、セラミックスの原料粉末と結合材を混合し成形したセラミックス成形体のことをグリーンセラミックス(グリーン成形体または、生成形体とも呼ばれる)と呼ぶ。そして、このグリーンセラミックスを焼成温度より低い温度で仮焼したものを半焼成セラミックスと呼ぶ。セラミックスの材質は、各種のセラミックス材料からなるものに適用可能であり、特にセラミックスの材質には限定されない。
本発明のサーキュラーソーを用いることにより、各種の工作物を高能率に切削加工することができる。
この発明の実施の形態1に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。 この発明の実施の形態1に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの背面図である。 図1中の矢印IIIで示す方向から見たサーキュラーソーの平面図である。 この発明の実施の形態1に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。 図4中の点線Vで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。 図5中のVI−VI線に沿った断面図である。 図5中の矢印VIIで示す方向から見たチップの平面図である。 この発明の実施の形態2に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。 この発明の実施の形態2に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。 図9中の点線Xで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。 図10中のXI−XI線に沿った断面図である。 図10中の矢印XIIで示す方向から見た超硬質チップの平面図である。 この発明の実施の形態3に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。 この発明の実施の形態3に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。 図14中の点線XVで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。 この発明の実施の形態4に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。 図17中の点線XVIIIで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。
発明を実施するための形態については、以下に説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。図2は、この発明の実施の形態1に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの背面図である。図3は、図1中の矢印IIIで示す方向から見たサーキュラーソーの平面図である。図4は、この発明の実施の形態1に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。図5は、図4中の点線Vで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。図6は、図5中のVI−VI線に沿った断面図である。図7は、図5中の矢印VIIで示す方向から見たチップの平面図である。
図1から図7を参照して、実施の形態1に従ったサーキュラーソー1は、円板形状の工具本体10と、その工具本体10の外周面に設けられた高硬度チップ20とを備える。
工具本体10には、貫通孔11が設けられている。工具本体10は薄い板状であり、超硬合金製であり、回転可能に構成されている。
高硬度チップ20は、超硬合金22と、多結晶ダイヤモンド焼結体21との2層構造とされる。多結晶ダイヤモンドが切れ刃27を構成している。多結晶ダイヤモンド焼結体21はすくい面23を有しており、すくい面23は前切れ刃稜28および横切れ刃稜29とによって囲まれた面である。高硬度チップ20には、側面24が設けられている。
図6で示すように、側面24は、一点鎖線101で示すサーキュラーソー1の回転方向に対して側面逃げ角θ1を有する。側面逃げ角θ1は、0.2度〜2度である。
図7で示すように、側面24は、一点鎖線102で示すサーキュラーソー1の半径方向に対して側面向心角θ2を有する。なお、側面逃げ角および側面向心角は、JIS B 4805(1989)において規定されている。側面24の傾斜は、放電加工により形成される。
切れ刃27の刃厚W1は0.05mm〜1mm、工具本体10の厚みW2は0.1mm〜2mmとされる。この実施の形態では、W1>W2とされている。
なお、複数の高硬度チップ20の組み合わせについては、組刃、平刃、交互刃および高低刃のいずれであってもよい。
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。図9は、この発明の実施の形態2に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。図10は、図9中の点線Xで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。図11は、図10中のXI−XI線に沿った断面図である。図12は、図10中の矢印XIIで示す方向から見た高硬度チップの平面図である。
図8から図12を参照して、実施の形態2に従ったサーキュラーソー1は、先細形状の高硬度チップ20を備える。先細形状の高硬度チップ20を用いることにより、より細い溝を加工することができる。なお、図12で示すように、W1<W2とされている。高硬度チップ20は、実施の形態1と同様の側面逃げ角θ1および側面向心角θ2を有する。
(実施の形態3)
図13は、この発明の実施の形態3に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。図14は、この発明の実施の形態3に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。図15は、図14中の点線XVで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。
図13から図15を参照して、実施の形態3に従ったサーキュラーソー1では、実施の形態2に従ったサーキュラーソー1よりも多くの先細形状の高硬度チップ20を備える。高硬度チップ20は、実施の形態2と同様の側面逃げ角θ1および側面向心角θ2を有する。
(実施の形態4)
図16は、この発明の実施の形態4に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの正面図である。図17は、この発明の実施の形態4に従った、外周に複数のチップが設けられたサーキュラソーの斜視図である。図18は、図17中の点線XVIIIで囲んだ部分を拡大して示す斜視図である。
図16から図18を参照して、実施の形態4に従ったサーキュラーソー1では、実施の形態2に従ったサーキュラーソー1よりも先端部が長い高硬度チップ20を備える。高硬度チップ20は、実施の形態2と同様の側面逃げ角θ1および側面向心角θ2を有する。
これにより、より深い溝を加工することができる。
(実施例1)
図8は本発明の実施例1のサーキュラーソーの正面図を示す。
高硬度チップ20として、多結晶ダイヤモンド焼結体21を用い、超硬合金製の工具本体10にロウ付けした。サーキュラーソー1の外径は75mm、切れ刃27の枚数は12枚、切れ刃27の先端部の刃厚W1は0.2mmで刃長は1.5mm、工具本体10の厚みW2は0.5mm、である。側面逃げ角θ1は0.2度、側面向心角θ2は0.1度、横すくい角は5度、先端逃げ角は15度である。なお、横すくい角および先端逃げ角は、JIS B 4805(1989)において規定されている。
切削テスト条件は以下の通りである。切削速度は3500m/分、工作物送り速度は10mm/秒、切り込み量は0.5mm、切削液としては、水溶性切削液を供給した。工作物はアルミニウム合金で、これに溝入れ加工を行った。切削装置としては横軸NCスライシングマシンを使用した。
テスト結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(実施例2)
実施例2のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.3度、側面向心角は0.2度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例1と同一とした。切削テスト条件も実施例1と同一とした。
実施例2のテストの結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(実施例3)
実施例3のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.4度、側面向心角は0.3度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例1と同一とした。切削テスト条件も実施例1と同一とした。
実施例3のテストの結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(実施例4)
実施例4のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.5度、側面向心角は0.4度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例1と同一とした。切削テスト条件も実施例1と同一とした。
実施例4のテストの結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(実施例5)
実施例5のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.6度、側面向心角は0.5度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例1と同一とした。切削テスト条件も実施例1と同一とした。
実施例5のテストの結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(比較例1)
比較例1のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.1度、側面向心角は0.05度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例1と同一とした。切削テスト条件も実施例1と同一とした。
比較例1のテストの結果、切り粉の付着、溶着が確認された。
(実施例6)
図13から図15は本発明の実施例6のサーキュラーソーの図を示す。
高硬度チップ20として、多結晶ダイヤモンド焼結体21を用い、超硬合金製の工具本体20にロウ付けした。サーキュラーソー1の外径は75mm、切れ刃27の枚数は16枚、切れ刃27の先端部の刃厚W1は0.2mmで刃長は1.5mm、工具本体の厚みW2は0.5mm、である。側面逃げ角θ1は0.2度、側面向心角θ2は0.1度、横すくい角は5度、先端逃げ角は15度である。
切削テスト条件は以下の通りである。切削速度は150m/分、工作物送り速度は10mm/秒、切り込み量は0.5mm、工作物は複合材料(樹脂をマトリックスとし、銅粒子、セラミックス粒子を含有)、これに乾式で溝入れ加工を行った。切削装置としては横軸NCスライシングマシンを使用した。
テスト結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(実施例7)
実施例7のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.3度、側面向心角は0.2度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例6と同一とした。切削テスト条件も実施例6と同一とした。
実施例7のテストの結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(実施例8)
実施例8のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.4度、側面向心角は0.3度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例6と同一とした。切削テスト条件も実施例6と同一とした。
実施例8のテストの結果、切れ味は良好であった。切り粉の付着、溶着は確認されなかった。
(比較例2)
比較例2のサーキュラーソーは、側面逃げ角は0.1度、側面向心角は0.05度、と変更した以外の各部の角度、寸法は実施例6と同一とした。切削テスト条件も実施例6と同一とした。
比較例2のテストの結果、切り粉の付着、溶着が確認された。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーキュラーソー、10 工具本体、11 貫通孔、20 高硬度チップ、21 多結晶ダイヤモンド、22 超硬合金、23 すくい面、27 切れ刃、28 前切れ刃稜、29 横切れ刃稜。

Claims (8)

  1. 円盤状の硬質材料からなる工具本体と、
    高硬度チップから成る切れ刃を備え、
    前記高硬度チップの両側面には、側面逃げ角及び側面向心角が設けられている、サーキュラーソー。
  2. 前記高硬度チップは放電加工されて前記側面逃げ角および前記側面向心角が形成される、請求項1に記載のサーキュラーソー。
  3. 前記側面逃げ角は0.2度〜2度、前記側面向心角は0.1度〜1度に設けられている、請求項1または2に記載のサーキュラーソー。
  4. 前記高硬度チップは、単結晶ダイヤモンド、ダイヤモンド焼結体およびCBN焼結体のいずれかを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載のサーキュラーソー。
  5. 前記硬質材料は、セラミックス、サーメット、および超硬合金のいずれかである、請求項1から4のいずれか1項に記載のサーキュラーソー。
  6. 前記切れ刃の近傍には、切りくずの付着または溶着を防止するための、DLCまたはフッ素樹脂によるコーティングが施されている、請求項1から5のいずれか1項に記載のサーキュラーソー。
  7. 前記切れ刃の刃厚は0.05mm〜1mm、前記工具本体の厚さは0.1mm〜2mmである、請求項1から6のいずれか1項に記載のサーキュラーソー。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のサーキュラーソーを用いて、工作物を切削加工する、切削加工法。
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