JP2013154377A - 不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法 - Google Patents

不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不等辺不等厚山形鋼に曲がりや捩れが発生することを抑制すること。
【解決手段】この圧延機出側ガイド20では、不等辺不等厚山形鋼10の±Y方向の動きがサイドガイド21,22及びサイドローラー23,24によって規制される。また、±Y方向の動きを規制することによって発生する不等辺不等厚山形鋼10の下方向(−Z方向)の動きはテーブルローラー等によって規制される。そして、±Y方向の動きを規制することによって発生する不等辺不等厚山形鋼10の上方向(+Z方向)の動きは押さえローラー27によって規制される。これにより、圧延直後に不等辺不等厚山形鋼10に曲がりや捩れが発生することを抑制し、不等辺不等厚山形鋼10を次の孔型まで安定的に誘導して咬み込ませることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法に関する。
不等辺不等厚山形鋼は、長辺側と短辺側とでその長さ及び板厚が異なる上下左右非対称な形状を有する鋼材であり、船舶内部の防撓材として使用されることが多い。このような不等辺不等厚山形鋼は、上下左右非対称な形状を有するために、安定して製造することが難しい。一般に、不等辺不等厚山形鋼は、孔型圧延法を利用して製造されている(特許文献1参照)。すなわち、不等辺不等厚山形鋼は、(1)粗圧延工程において、孔型を有する粗圧延機を用いて矩形の横断面を有する鋼材に複数パスの往復圧延を施すことによって、短辺及び長辺を有する粗形鋼片を製造し、(2)中間圧延工程において、孔型を有する中間圧延機を用いて粗形鋼片に対し複数パスの往復圧延を施し、(3)仕上圧延工程において、孔型を有する仕上圧延機を用いて鋼片に対し仕上圧延を施すことによって、製造されている。
特開昭60−102201号公報
孔型圧延法を利用して不等辺不等厚山形鋼を製造する場合、以下の問題点がある。すなわち、図1に示す圧延ラインのレイアウトで使用する孔型の断面形状は、例えば図4に示すように上下・左右とも非対称になっている。このため、何の誘導ガイドなしに圧延を行うと、圧延中に圧延機の入側及び出側において製品に上下・左右の曲りが発生し、形状不良の原因になると共に、次工程の孔型に製品を誘導し、咬み込ませることが困難になる。
さらに、孔型圧延法を利用した不等辺不等厚山形鋼の製造方法には以下に示すような別の問題点がある。以下、図9を参照して、孔型圧延法を利用した不等辺不等厚山形鋼の製造方法の問題点について説明する。図9は、孔型圧延法を利用した不等辺不等厚山形鋼の製造方法の問題点を説明するための鋼片の平面図である。不等辺不等厚山形鋼は、上下左右非対称な形状を有するために、図9に示す鋼片100aのように、中間及び仕上圧延工程における圧延直後に左右方向(図示±Y方向)の曲がりが発生することがある。なお、図9中の符号Lは圧延ロールの中心位置を示している。
鋼片に左右方向の曲がりが発生した場合、鋼片を次の孔型まで安定的に誘導して咬み込ませることが困難になる。このような背景から、従来の不等辺不等厚山形鋼の製造方法では、図9に示すように、鋼片の左右両側にサイドガイド101a,101bを設置し、鋼片の左右方向の動きを規制することによって、図9に示す鋼片100bのように、圧延直後に左右方向の曲がりが発生することを抑制していた。
ところが、サイドガイド101a,101bを設置することによって鋼片の左右方向の動きを規制した場合、下方向(図示−Z方向)への動きは搬送ローラー等によって規制されているために、上方向(図示+Z方向)に持ち上がろうとする力が鋼片に働き、鋼片に捩れが発生する。鋼片に捩れが発生した場合、左右方向の曲がりが発生した場合と同様、鋼片を次の孔型まで安定的に誘導して咬み込ませることが困難になる。
このため、鋼片に曲がりや捩れが発生することを抑制可能な不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法の提供が期待されていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、鋼片に曲がりや捩れが発生することを抑制可能な不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法を提供することにある。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置は、孔型を有する圧延機を備え、該圧延機に鋼片を通過させることによって不等辺不等厚山形鋼を製造する不等辺不等厚山形鋼の製造装置であって、前記圧延機の出側に設けられた、該圧延機によって圧延された鋼片の左右方向の動きを規制する第1部材と、前記圧延機の出側に設けられた、該圧延機によって圧延された鋼片の上面に接触することによって該鋼片の上方向の動きを規制する第2部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置は、上記発明において、前記第2部材が、不等辺不等厚山形鋼の山型の頂点に接触する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置は、上記発明において、前記第2部材が、不等辺不等厚山形鋼の長辺部に接触する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置は、上記発明において、前記第2部材が、上下方向に移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置は、上記発明において、前記圧延機の出側に設けられた、該圧延機によって圧延された鋼片の下面に接触することによって該鋼片の下方向の動きを規制する第3部材を備えることを特徴とする。
本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置は、上記発明において、複数の孔型を備え、各孔型の出側に前記第1部材及び前記第2部材が設けられ、該第2部材の配置位置が複数の孔型間で異なることを特徴とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造方法は、孔型を有する圧延機に鋼片を通過させることによって不等辺不等厚山形鋼を製造する不等辺不等厚山形鋼の製造方法であって、前記圧延機の出側に設けられた第1部材によって、該圧延機により圧延された鋼片の左右方向の動きを規制するステップと、前記圧延機の出側に設けられた第2部材によって、該圧延機によって圧延された鋼片の上方向の動きを規制するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法によれば、鋼片に曲がりや捩れが発生することを抑制できる。
図1は、本発明が適用される不等辺不等厚山形鋼の圧延ラインの構成を示す図である。 図2は、本発明が適用される不等辺不等厚山形鋼の圧延ラインの構成を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態である不等辺不等厚山形鋼の構成を示す断面図である。 図4は、不等辺不等厚山形鋼の製造に用いられる孔型の構成を示す模式図である。 図5は、本発明の一実施形態である圧延機出側ガイドの構成を示す正面図である。 図6は、本発明の一実施形態である圧延機出側ガイドを圧延機の出側から見た図である。 図7は、図6に示す圧延機出側ガイドの変形例の構成を示す図である。 図8は、図6に示す圧延機出側ガイドの他の変形例の構成を示す図である。 図9は、孔型圧延法を利用した不等辺不等厚山形鋼の製造方法の問題点を説明するための鋼片の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法について説明する。
〔圧延ラインの構成〕
始めに、図1を参照して、本発明が適用される不等辺不等厚山形鋼の圧延ラインの構成について説明する。
図1は、本発明が適用される不等辺不等厚山形鋼の圧延ラインの構成を示す図である。図1に示すように、本発明が適用される不等辺不等厚山形鋼の圧延ラインは、鋼片に対し複数パスの往復圧延を施すことによって不等辺不等厚山形鋼を製造するリバース式の圧延ラインである。すなわち、図1に示す圧延ライン1は、矩形の断面を有する鋼片を均一に加熱する加熱炉2と、鋼片を短辺及び長辺を有する粗形鋼片に圧延するブレークダウンミル(BDミル)3と、粗形鋼片を中間圧延機5に搬送する搬送機構4と、複数パスの往復圧延を施すことによって粗形鋼片を矩形の長辺の一部のみが凸状となった平坦な形状に圧延する中間圧延機5,6(R1ミル、S1ミル)と、製品形状を有する孔型による仕上げ圧延によって鋼片を製品形状に圧延する仕上圧延機(SFミル)7と、を備えている。
但し、本発明が適用される不等辺不等厚山形鋼の圧延ラインは図1に示すリバース式の圧延ラインに限定されることはなく、図2に示すようなタンデム式の圧延ラインにも適用することができる。すなわち、図2に示す圧延ライン1は、形状が異なる孔型を有する複数台の仕上圧延機8a〜8j(Fミル群)を備え、鋼片を往復圧延することなく鋼片を複数台の仕上圧延機8a〜8jに順番に挿入することによって、鋼片を製品形状に圧延するものである。
〔不等辺不等厚山形鋼の構成〕
次に、図3を参照して、本発明の一実施形態である不等辺不等厚山形鋼の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態である不等辺不等厚山形鋼の構成を示す断面図である。図3に示すように、本発明の一実施形態である不等辺不等厚山形鋼10は、長辺部(ウェブ)10a及び短辺部(フランジ)10bを有している。また、長辺部10aの長さAは短辺部10bの長さBより長く、長辺部10aの厚さt1は短辺部10bの厚さt2より薄くなっている。不等辺不等厚山形鋼10は図3に示すような上下左右非対称な山型の状態で圧延されるが、L字型の状態で圧延される場合もある。
〔孔型の構成〕
次に、図4を参照して、不等辺不等厚山形鋼の製造に用いられる孔型の構成について説明する。
図4は、不等辺不等厚山形鋼の製造に用いられる孔型の構成を示す模式図である。図4(a)〜(h)に示すように、不等辺不等厚山形鋼の製造の際には形状が異なる複数の孔型が用いられ、これらの孔型は図1に示す中間圧延機5,6及び仕上圧延機7又は図2に示す仕上圧延機8a〜8jに設けられている。不等辺不等厚山形鋼は、リバースミル又はタンデムミルによって複数の孔型に鋼片を順番に挿入することによって鋼片を段階的に製品形状に圧延していくことによって、製造される。
〔圧延機出側ガイドの構成〕
本発明の一実施形態である不等辺不等厚山形鋼の製造装置及び製造方法では、鋼片に曲がりや捩れが発生することを抑制するために、圧延機出側ガイドを以下に示すように構成している。以下、図5乃至図8を参照して、本発明の一実施形態である圧延機出側ガイドの構成について説明する。
図5は、本発明の一実施形態である圧延機出側ガイドの構成を示す正面図である。図6は、本発明の一実施形態である圧延機出側ガイドを圧延機の出側から見た図である。図7は、図6に示す圧延機出側ガイドの変形例の構成を示す図である。図8は、図6に示す圧延機出側ガイドの他の変形例の構成を示す図である。なお、以下では、鋼片の圧延(挿入)方向をX方向、水平面内においてX方向に直交する方向をY方向、X方向及びY方向に直交する鉛直方向をZ方向と表記する。
本発明の一実施形態である圧延機出側ガイドは、孔型が設けられている図1に示す中間圧延機5,6及び仕上圧延機7又は図2に示す仕上圧延機8a〜8jの出側に設けられている。図5及び図6に示すように、圧延機出側ガイド20は、サイドガイド21,22と、サイドローラー23,24と、上側ストリッパー25と、下側ストリッパー26と、押さえローラー27と、を備えている。但し、図5では、サイドガイド22とサイドローラー24との図示を省略している。また、図5中の符号31は、リバース式の圧延ラインではテーブルローラーを表し、タンデム式の圧延ラインでは中間トラフを表している。サイドガイド21,22及びサイドローラー23,24は、本発明に係る第1部材として機能する。押さえローラー27は、本発明に係る第2部材として機能する。
サイドガイド21,22は不等辺不等厚山形鋼10の左右両側に設けられている。サイドローラー23,24はそれぞれサイドガイド21,22に設けられている。サイドローラー23,24は、周面がサイドガイド21,22の端面より不等辺不等厚山形鋼10側に突出可能なように、アクチュエータを用いて±Y方向に移動可能に構成されている。サイドローラー23,24は、オンライン又はオフラインで移動制御してもよいし、圧延中に移動させてもよい。サイドガイド21,22及びサイドローラー23,24は、不等辺不等厚山形鋼10の±Y方向の動きを規制することによって、圧延直後に不等辺不等厚山形鋼10に±Y方向の曲がりが発生することを抑制する。
上側ストリッパー25及び下側ストリッパー26はそれぞれ、上側ロール30a及び下側ロール30bに近接配置されている。上側ストリッパー25及び下側ストリッパー26はそれぞれ、上側ロール30a及び下側ロール30bと鋼片との間に上側ロール30a及び下側ロール30bの周面に向けて突出する先端部を挿入することによって上側ロール30a及び下側ロール30bに鋼片が巻き付くことを抑制する。上側ストッパー25の下面及び下側ストリッパー26の上面にはそれぞれ、孔型の形状に合わせて凹部25a及び凸部26bが形成されている。中間圧延機及び仕上圧延機で圧延された不等辺不等厚山形鋼10は、サイドローラー23,24の周面、上側ストッパー25の下面、及び下側ストリッパー26の上面によって形成される空間S内を通過する。
押さえローラー27は、鼓状の形状を有している。押さえローラー27は、上側ストッパー25の圧延方向下流側の位置であって、周面が不等辺不等厚山形鋼10の山型の頂点10cに接触する位置に配置されている。押さえローラー27は、周面が常に不等辺不等厚山形鋼10の山型の頂点10cに接触可能なように、アクチュエータを用いて±Z方向に移動可能に構成されている。押さえローラー27は、オンライン又はオフラインで移動制御してもよいし、圧延中に移動させてもよい。
このような構成を有する圧延機出側ガイド20では、不等辺不等厚山形鋼10の±Y方向の動きはサイドガイド21,22及びサイドローラー23,24によって規制される。また、±Y方向の動きを規制することによって発生する不等辺不等厚山形鋼10の−Z方向の動きはテーブルローラー(又は中間トラフ)31等によって規制される。そして、±Y方向の動きを規制することによって発生する不等辺不等厚山形鋼10の+Z方向の動きは押さえローラー27によって規制される。
このため、本発明の一実施形態である圧延機出側ガイド20によれば、圧延直後に不等辺不等厚山形鋼10に曲がりや捩れが発生することを抑制し、不等辺不等厚山形鋼10を次の孔型まで安定的に誘導して咬み込ませることができる。また、圧延機出側ガイド20を最終の圧延機の出側に設置した場合には、曲がりや捩れによる製品不良を軽減し、その後のプレス処理の低減や歩留まりの向上を実現できる。また、サイドローラー23,24及び押さえローラー27の周面の位置は移動可能であるので、孔型の形状、すなわち圧延機出側ガイド20が配置されている圧延機、及び曲がりや捩れの大きさの変化に合わせて、不等辺不等厚山形鋼10を次の孔型まで安定的に誘導して咬み込ませることができる。
なお、本実施形態では、下側ストリッパー26側にはローラーを配置しなかったが図7に示すように、下側ストリッパー26の圧延方向下流側の位置であって、周面が不等辺不等厚山形鋼10の下面10dに接触する位置にローラー28を配置してもよい。周面が不等辺不等厚山形鋼10の下面10dに接触する位置にローラー28を配置することにより、不等辺不等厚山形鋼10の下面10dがテーブルローラー(又は中間トラフ)31等に強く接触することによって焼き付きや磨耗等の形状不良が発生することを抑制できる。
また、本実施形態では、周面が不等辺不等厚山形鋼10の山型の頂点10cに接触する位置に押さえローラー27を配置したが、本発明は本実施形態に限定されることはなく、曲がりや捩れの発生箇所であれば不等辺不等厚山形鋼10の山型の頂点10c以外の箇所に対向配置させてもよい。具体的には、図8に示すように、周面が不等辺不等厚山形鋼10の長辺部10aに接触する位置に押さえローラー29を配置してもよい。但し、この場合、押さえローラー29の形状は、孔型の形状に合わせて筒状の形状にする。また、押さえローラー29は、周面が常に不等辺不等厚山形鋼10の長辺部10aに接触可能なように、アクチュエータを用いて±Z方向に移動可能に構成されている。曲がりや捩れの発生箇所にのみローラーを対向配置することによって、圧延機出側ガイド20の設計が容易になると共に、ローラーに設けられているベアリング等の保守管理部分の保守作業を少なくすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者などによりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術などは全て本発明の範疇に含まれる。
1 圧延ライン
2 加熱炉
3 ブレークダウンミル
4 搬送機構
5,6 中間圧延機
7,8a〜8j 仕上圧延機
10 不等辺不等厚山形鋼
10a 長辺部
10b 短辺部
10c 頂点
10d 下面
20 圧延機出側ガイド
21,22 サイドガイド
23,24 サイドローラー
25 上側ストリッパー
26 下側ストリッパー
27,29 押さえローラー
28 ローラー
30a 上側ロール
30b 下側ロール
31 テーブルローラー(又は中間トラフ)

Claims (7)

  1. 孔型を有する圧延機を備え、該圧延機に鋼片を通過させることによって不等辺不等厚山形鋼を製造する不等辺不等厚山形鋼の製造装置であって、
    前記圧延機の出側に設けられた、該圧延機によって圧延された鋼片の左右方向の動きを規制する第1部材と、
    前記圧延機の出側に設けられた、該圧延機によって圧延された鋼片の上面に接触することによって該鋼片の上方向の動きを規制する第2部材と、
    を備えることを特徴とする不等辺不等厚山形鋼の製造装置。
  2. 前記第2部材は、不等辺不等厚山形鋼の山型の頂点に接触する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の不等辺不等厚山形鋼の製造装置。
  3. 前記第2部材は、不等辺不等厚山形鋼の長辺部に接触する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の不等辺不等厚山形鋼の製造装置。
  4. 前記第2部材は上下方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか1項に記載の不等辺不等厚山形鋼の製造装置。
  5. 前記圧延機の出側に設けられた、該圧延機によって圧延された鋼片の下面に接触することによって該鋼片の下方向の動きを規制する第3部材を備えることを特徴とする請求項1〜4のうち、いずれか1項に記載の不等辺不等厚山形鋼の製造装置。
  6. 複数の孔型を備え、各孔型の出側に前記第1部材及び前記第2部材が設けられ、該第2部材の配置位置が複数の孔型間で異なることを特徴とする請求項1〜5のうち、いずれか1項に記載の不等辺不等厚山形鋼の製造装置。
  7. 孔型を有する圧延機に鋼片を通過させることによって不等辺不等厚山形鋼を製造する不等辺不等厚山形鋼の製造方法であって、
    前記圧延機の出側に設けられた第1部材によって、該圧延機により圧延された鋼片の左右方向の動きを規制するステップと、
    前記圧延機の出側に設けられた第2部材によって、該圧延機によって圧延された鋼片の上方向の動きを規制するステップと、
    を含むことを特徴とする不等辺不等厚山形鋼の製造方法。
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