JP2013153866A - 経皮吸収シート及び経皮吸収シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乾燥時間を短くすることができ、薬剤の拡散を抑制することができる経皮吸収シート、及び経皮吸収シート提供する。
【解決手段】
薬剤を含む第1ポリマー溶解液54を、針状凹部が形成された型50に滴下して乾燥することにより、薬剤を含む第1ポリマー層11を針状凹部の少なくとも一部に形成し、第1ポリマー層11が形成された型50に、薬剤を含まない第2ポリマー溶解液58を滴下して半乾燥し、第2ポリマー層12し、第2ポリマー層12上にシート3を載置し、第2ポリマー層12とシート3とを加圧し乾燥し、第1ポリマー層11、第2ポリマー層12及びシート3とを含む針状アレイシートを形成し、針状アレイシートを型50から剥離して経皮吸収シート10を製造する。
【選択図】図4

Description

本発明は、皮膚に貼付することにより皮膚内に薬剤を供給するための、薬剤を含んだ針状凸部がシート上に形成された針状アレイを有する経皮吸収シート及び経皮吸収シートの製造方法に関する。
近年、薬剤を含み、生分解性のあるマイクロ針を表面に形成した針状アレイを有する経皮吸収シートが注目されている。このシートを皮膚に貼付することにより、マイクロ針が皮膚に突き刺さり、このマイクロ針が皮膚内で吸収され、マイクロ針中に含まれた薬剤を皮膚内に供給することができる。
このような針状アレイを有する経皮吸収シートを製造する方法として、多数の凹みを有するモールド(型)に樹脂溶解液などを流し込み、形状転写する方法が知られている。薬剤が予め添加された、生体適合性と生分解性のある樹脂溶解液を用いてマイクロ針を形成することにより、薬剤がマイクロ針に含まれた経皮吸収シートを作製することができる。
特許文献1は、成形型を用いて、水溶性高分子物質と機能性物質とを溶解した水溶液をニードルの先端部に充填する第1の充填工程と、充填後に乾燥する工程と、水溶性高分子物質の水溶液をニードルの基部に充填する第2の充填工程と、支持体シートを載置し、乾燥することにより、マイクロニードル凝固体と支持体シートとを接着するマイクロニードル貼付剤の製造方法を開示する。
特許文献2は、針状凹部を有するモールドに、薬剤を含む第1ポリマー溶解液を充填して固化することにより、薬剤を含む第1ポリマー層を針状凹部に形成し、薬剤を含まない第2ポリマー溶解液を付与して固化することにより、第1ポリマー層と第2ポリマー層とが積層された構成を有するポリマーシートし、この後、ポリマーシートをモールドから剥離することにより、経皮吸収シートを製造することを開示する。
特許文献3は、マイクロニードルを成形するための成形型に設けた複数の逆円錐又は逆角錐形状の細孔に、前記水溶性高分子物質の水溶液を滴下充填する工程と、滴下充填された水溶性高分子物質の水溶液に水溶性樹脂フィルムを圧接溶着する工程と、乾燥する工程と、乾燥することにより固化一体化して形成されるマイクロニードルシートのシート部に、表面に粘着剤が塗布された支持体シートを接着する工程と、マイクロニードルシートを成形型より剥離する工程と、を有するマイクロニードルシートの製造方法を開示する。
特開2010−094414号公報 特開2009−273772号公報 特開2010−069253号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、水溶性高分子物質の水溶液をニードルの基部に充填し、支持体シートを載置して乾燥する。この乾燥の工程で、成形型中の水溶液は乾燥により収縮し、乾燥後のマイクロニードルが細く、また中空になる現象が生じる。これによって、マクロニードルの強度が低くなり、使用されるときに、折れやすくなる。
特許文献2の方法では、モールドの細孔に水溶性高分子を滴下し、その後にシートを圧着し乾燥するので、細孔中の水溶性高分子がシートへ拡散してしまう。この方法では、乾燥時間が長くなるので、薬剤の拡散量も多くなる。その結果、成形された針中の有効成分が減少する問題が発生する。一方、針中に所望の薬剤を含ませようとすると、薬剤を多めに準備することが必要となり、特に薬剤が高価であるため、コストアップとなる。
特許文献3の方法では、表面に粘着剤が塗布された支持体シートを接着し、マイクロニードルシートを成形型より剥離する。したがって、マイクロニードルシートのシート部と支持体シートとの間に粘着剤が存在する。しかしながら、医薬品並びに化粧品の用途に使用される場合、粘着剤等の不要な材料が含まれていることは好ましくない。
本発明は、かかる実情に鑑み、粘着剤を使用せず、薬剤利用効率の高い経皮吸収シート、及び乾燥時間が短く、薬剤利用効率の高い経皮吸収シート製造方法を提供しようとするものである。
本発明の一態様による経皮吸収シートの製造方法は、薬剤を含む第1ポリマー溶解液を、針状凹部が形成されたモールドに滴下して乾燥することにより、前記薬剤を含む第1ポリマー層を前記針状凹部の少なくとも一部に形成する第1ポリマー層形成工程と、前記第1ポリマー層が形成された前記モールドに、薬剤を含まない第2ポリマー溶解液を滴下して半乾燥することにより、前記第1ポリマー層上に、薬剤を含まない第2ポリマー層を形成する第2ポリマー層形成工程と、前記第2ポリマー層上にシートを載置し、前記第2ポリマー層と前記シートとを加圧し乾燥し、前記第1ポリマー層、前記第2ポリマー層及び前記シートとを含む針状アレイシートを形成する工程と、前記針状アレイシートを前記モールドから剥離する工程と、を備える。
本発明の製造方法によれば、第2ポリマー溶解液を半乾燥させて、予め準備したシートを載置し、前記第2ポリマー層と前記シートと加圧し乾燥するので、乾燥時間を短くすることができる。これにより第1ポリマー層中の薬剤の拡散を抑制することができる。
好ましくは、前記第2ポリマー層形成工程の半乾燥は、滴下した前記第2ポリマー溶解液の溶媒の重量が、25%〜75%になるまで乾燥することである。
好ましくは、前記第2ポリマー層形成工程の半乾燥は、滴下した前記第2ポリマー溶解液の溶媒の重量が、33%〜50%の範囲になるまで乾燥することである。
好ましくは、前記第2ポリマー溶解は生体溶解性物質である。
好ましくは、前記生体溶解性物質が、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒバロキシエチルデンプン、又はその組合せの多糖類で構成される。
好ましくは、前記シートは水溶性物質で構成される。
好ましくは、前記シートは非水溶性物質で構成され、前記シートの前記第2ポリマー溶解液と接する面は親水性を有する。
本発明の他の態様による経皮吸収シートは、先端側に位置し薬剤を含む第1ポリマー層と、前記薬剤を実質的に含まない第2ポリマー層とで構成される複数の針状凸部と、前記複数の針状凸部を支持するシートと、を有する経皮吸収シートであって、前記第2ポリマー層と前記シートとが、半乾燥状態で接触させた後加圧し乾燥することで接着される。
本発明の経皮吸収シートによれば、第2ポリマー層とシートとが、半乾燥状態で接触させた後加圧し乾燥されるので、粘着剤を必要とせず、高い薬剤利用効率を有する。
なお、半乾燥後の第2ポリマー溶解液の溶媒の重量の割合は、滴下した第2ポリマー溶解液中の溶媒の半乾燥前の重量と、半乾燥後のそれとの比を求めれば算出することができる。
実際は以下のように求めることができる。モールドの重量、第1ポリマー層の重量、第2ポリマー溶解液中の溶質溶媒重量比ならびに第2ポリマー溶解液の滴下重量を特定しておく。モールドと滴下あるいは乾燥されたポリマーとの全体重量を、半乾燥前後でそれぞれ求める。半乾燥前後における全体重量からモールドの重量、第1ポリマー層の重量ならびに第2ポリマー溶解液中の溶質の重量を差し引くことにより、第2ポリマー溶解液中の溶媒のみの重量を半乾燥前後でそれぞれ求めることができる。これにより第2ポリマー溶解液の溶媒の重量の割合を算出することができる。
なお、製造上は、モールドの形状、第1ポリマー層の乾燥後の形状を特定した上で、第2ポリマー溶解液に関して、どの程度の乾燥時間をかければどの程度の割合の溶媒重量になるのかの関係を最初に求め、その後は乾燥時間の制御により乾燥割合の制御を行うことができる。
本発明の製造方法によれば、乾燥時間を短くすることができ、薬剤の拡散を抑制することができる。
本発明の経皮吸収シートによれば、粘着剤を必要とせず、高い薬剤利用効率を有する。
本発明の一実施形態に係る経皮吸収シートを示す断面図。 経皮吸収シートの薬剤の含有量を示すグラフ。 経皮吸収シートの薬剤含有量の測定方向を示す図。 本発明の一実施形態に係る経皮吸収シートの製造方法を示す図である。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について説明する。本発明は以下の好ましい実施の形態により説明されるが、本発明の範囲を逸脱すること無く、多くの手法により変更を行うことができ、本実施の形態以外の他の実施の形態を利用することができる。従って、本発明の範囲内における全ての変更が特許請求の範囲に含まれる。
ここで、図中、同一の記号で示される部分は、同様の機能を有する同様の要素である。また、本明細書中で、数値範囲を“ 〜 ”を用いて表す場合は、“ 〜 ”で示される上限、下限の数値も数値範囲に含むものとする。
図1は、針状アレイを有する経皮吸収シートの構造例を示す断面図である。経皮吸収シート10は、シート3と、シート3上に配列された複数の台座部2と、台座部2上のニードル部1と、を備える。
ニードル部1は、円錐形状又は角錐形状の針部と、円柱形状又は角柱形状の胴体部と、を主に有しており、針部の底面と胴体部の端面とが接続された構成になっている。胴体部の端面のうち針部に接続されていない側の端面は、台座部2の端面のうち面積の狭い側の端面に接続される。台座部2の端面のうち面積の広い側の端面は、シート3の一方の面に接続される。
このような、ニードル部1に接続された台座部2は、シート3の片方の面に複数形成され、シート3上において隣接する台座部2の側面同士は接している。
ニードル部1と台座部2とは、薬剤を含む第1ポリマー層11と、実質的に薬剤を含まない第2ポリマー層12とで構成される。経皮吸収シート10は、第1ポリマー層11と、第2ポリマー層12と、シート3とにより主として構成される。経皮吸収シート10は、第2ポリマー層12とシート3とが、半乾燥状態で接触させた後加圧し乾燥することで接着される。したがって、第2ポリマー層12とシート3との間には粘着剤は存在しない。
シート3の膜厚tは、皮膚の形状に合わせて柔軟に変形可能なフレキシブルな経皮吸収シート10を形成する観点から、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがさらに好ましい。
ニードル部1は、人に与える痛みを軽減する観点から、先端が鋭く尖った高アスペクト比の構造体であることが好ましい。例えば、ニードル部1の幅(直径)は50〜250μmであることが好ましく、ニードル部1の先端の曲率半径は10μm以下であることが好ましい。ニードル部1の高さは100〜2000μmであることが好ましい。また、ニードル部1のアスペクト比は、皮膚への穿刺を容易にする観点から2以上であることが好ましく、ニードル部1の成形を容易にする観点から10以下であることが好ましい。なお、アスペクト比は、ニードル部1の長さ/ニードル部1の下部の幅で求められる。
図2は、経皮吸収シート10の薬剤の含有量を示すグラフである。図2(A)は、薬剤の含有量を縦軸に、経皮吸収シートの水平方向の位置を横軸にしたグラフである。図2(A)のグラフは、図3に示すようにA方向に沿う各位置での薬剤の含有量をプロットしたものである。
図2(B)は、薬剤の含有量を縦軸に、経皮吸収シートの垂直方向の位置を横軸にしたグラフである。図3に示すようにB方向に沿う各位置での薬剤の含有量をプロットしたものである。
図2(A)及び(B)のグラフによれば、本実施形態の経皮吸収シート10は、ニードル部1に多くの薬剤を含んでおり、さらにニードル部1を見ればニードル部1の先端に多くの薬剤を含んでいる。
これは、薬剤がニードル部1の先端に集められているので、経皮吸収シート10は高い薬剤効率を有している。
上記構成の経皮吸収シート10が皮膚に貼り付けられると、体内に挿入されたニードル部1のうち薬剤を含む先端部が体内に残留する。体内に残留した先端部が体内に溶解することで、先端部に含まれる薬剤が体内に放出される。薬剤がニードル部1の先端に集められているので、患者体内に効率よく薬剤を放出できる。
また、経皮吸収シート10は粘着剤を含んでいないので、ニードル部1に薬剤の投入に寄与しない不要な材料を含まず、体内に不要な材料が放出されない。
経皮吸収シート10は、ニードル部1を台座部2が支える構造を備えている。台座部2は、ニードル部1に接続されている部分からシート3に接続されている部分に向かって末広がりの形状を備えているので、ニードル部1が皮膚に刺さるときの応力をシート3に広く分散することができる。台座部2は、錐台形状を備えているので、皮膚にニードル部1が刺さるとき、安定して、ぶれることなく、ニードル部1を支えることができる。
ニードル部1及び台座部2は、生体適合性があり、かつ、生体溶解性物質である材料で構成されることが好ましい。つまり、ニードル部1及び台座部2を構成する第1ポリマー層11と第2ポリマー層12とが生体溶解性物質であることが好ましい。
生体溶解性物質として、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒバロキシエチルデンプン、又はその組合せの多糖類を使用することができる。
「薬剤」とは、人体に対して何らかの有利な作用を及ぼす効能がある物質を総称するものであり、例えば、インシュリン、ニトログリセリン、ワクチン、抗生物質、喘息薬、鎮痛剤・医療用麻薬、局所麻酔剤、抗アナフェラキシー薬、皮膚疾患用薬、睡眠導入薬、ビタミン剤、禁煙補助剤、タンパク薬、美容薬等を指す。
シート3は、水溶性物質、例えば第2ポリマー層12と同様の材料であることが好ましい。
シート3が非水溶性物質で構成され、かつシート3の第2ポリマー層12と接する面が親水性を有することが好ましい。非水溶性物質としてSUS、Ni等金属材料を使用することができる。蒸着、プラズマ照射等により、シート3の第2ポリマー層12と接する面を親水性とすることができる。親水性とする場合、水との接触角が20°以下であることが好ましい。
次に、針状アレイを有する経皮吸収シートの製造方法について図4を参照して説明する。
図4(A)に示すように、型(モールド)50を準備する。型50は、例えば、以下の手順で作製される。最初に製造したい経皮吸収シートと同形状の原版を作製する。この原版を用いて、型材料に原版の形状を反転させて型50を作製する。型50の材質は特に限定されないが、針状アレイシートを剥離するときの損傷を防止する観点からシリコンゴム等の剥離性が良好な材料を使用することが好ましい。
針状凹部は、型50の平坦部に比べてくぼんだ領域であり、針状凹部の形状は、所望の形状のニードル部1が得られるように決定されることが好ましい。ニードル部1と台座部2とを形成するため、先細りに先端凹部、幅一定の胴体凹部、平坦部に向けた広がりを有する台座部凹部とを備えている。
ディスペンサを用いて、図4(B)に示すように型50に薬剤を含む第1ポリマー溶解液54を滴下する。第1ポリマー溶解液54の付与方法として、ディスペンサを用いる方法に加えて、バー塗布、スピン塗布、スプレー塗布などの塗布方式が挙げられる。
第1ポリマー溶解液54は生体溶解性物質で構成され、例えば、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒバロキシエチルデンプン、又はその組合せの多糖類が使用される。
「薬剤」とは、人体に対して何らかの有利な作用を及ぼす効能がある物質を総称するものであり、例えば、インシュリン、ニトログリセリン、ワクチン、抗生物質、喘息薬、鎮痛剤・医療用麻薬、局所麻酔剤、抗アナフェラキシー薬、皮膚疾患用薬、睡眠導入薬、ビタミン剤、禁煙補助剤、タンパク薬、美容薬等を指す。
次に、図4(C)に示すように、型50上の第1ポリマー溶解液54を、型50の針状凹部に充填し、乾燥する。
第1ポリマー溶解液54を針状凹部に充填する方法として、第1ポリマー溶解液54を型50上に付与した後に第1ポリマー溶解液54を加圧充填する方法や、第1ポリマー溶解液54を型50の裏面から吸引減圧することによって、第1ポリマー溶解液54を針状凹部に充填する方法などが挙げられる。
次いで、30℃〜50℃、0.05〜1時間の乾燥処理を行う。ここで、乾燥処理は、30℃〜50℃の乾燥風により溶媒を蒸発させることによって行っても良い。この際、若干の溶媒が残っていても良い。この乾燥処理により、深部の第1ポリマー溶解液54が固化状態になる。図4(C)において、固化状体になった薬剤を含む第1ポリマー層11が形成される。乾燥温度は、薬剤が失効しない温度以下に保つことが必要である。第1ポリマー溶解液54が実質的に全乾燥され、第1ポリマー層11が形成される。
ここで、最初に型50に注入する第1ポリマー溶解液54の量を調整し、第1ポリマー溶解液54が乾燥して体積が減少して第1ポリマー層11を形成したときに、その全てがニードル部1に対応する空間内に収まるようにすることが望ましい。これにより、高価な薬剤を含む部分はニードル部1だけになるため、薬剤は全て皮膚に吸収されて無駄にならないからである。
図4(D)に示すように、型50に第2ポリマー溶解液58を滴下する。第2ポリマー溶解液58の付与方法として、ディスペンサを用いる方法に加えて、バー塗布、スピン塗布、スプレー塗布などの塗布方式が挙げられる。
第2ポリマー溶解液58は生体溶解性物質で構成され、例えば、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒバロキシエチルデンプン、又はその組合せの多糖類が使用される。第2ポリマー溶解液58は実質的に薬剤を含んでいない。
半乾燥は、30〜50℃、1〜16時間の乾燥処理を行い、第2ポリマー溶解液58の溶媒の重量が25%〜75%の範囲となるまで乾燥される。
なお、半乾燥とはある程度の水分を含んだ湿潤状態をいい、(1)第2ポリマー溶解液58を例えば溶媒の重量が25%〜75%の範囲となるまで乾燥した状態、又は(2)第2ポリマー溶解液58を例えば溶媒の重量が25%未満の範囲となるまで乾燥し、その後第2ポリマー溶解液58の表面に水分を付与した状態、(3)第2ポリマー溶解液58を例えば溶媒の重量が25%未満の範囲となるまで乾燥し、その後第2ポリマー溶解液58の表面に水分を付与し、更に次に説明するシート3に水分を付与して第2ポリマー溶解液58とシート3とを接触させた状態、(4)第2ポリマー溶解液58を例えば溶媒の重量が25%未満の範囲となるまで乾燥し、次に説明するシート3に水分を付与して第2ポリマー溶解液58とシート3とを接触させた状態、をも含む。
図4(F)に示すように、予め準備したシート3を第2ポリマー層12の上に載置する。このときシート3の第2ポリマー層12と接する面に水分を付与し、その状態で第2ポリマー層12の上に載置することが好ましい。
シート3は以下の手順で準備される。予め、例えば:シリコーンゴムシートの上に第2ポリマー溶液を滴下する。40℃のオーブンに入れ、12時間に乾燥して、シート3を作製した。また、シートを必要なサイズにカットする。
次いで、図4(G)に示すように、シート3を第2ポリマー層12に向けて加圧する。この時の加圧は、例えば空気圧加圧、又は押さえ治具等を使用することで行う。押さえ治具は金属製、樹脂製、ガラス製など材質のうちから選ばれるもの、またはその組み合わせであることが好ましい。
加圧した状態で乾燥処理を行う。乾燥処理は、30〜50℃、1〜16時間の条件で行なわれる。乾燥処理により、第1ポリマー層11と第2ポリマー層12とシート3とが一体となり針状アレイシートが形成される。シート3と半乾燥状態の第2ポリマー層12とが乾燥処理を経ることで、粘着剤を使用することなく接着される。
また、第2ポリマー層12が半乾燥状態であるので、第2ポリマー層12を比較的早く乾燥することができる。乾燥時間が短いので第1ポリマー層11に含まれる薬剤の拡散を抑制することができる。つまり薬剤の利用効率を高くすることができる。
最後に、図4(H)に示すように、一体となった針状アレイシートを型50から剥離することにより針状アレイを有する経皮吸収シート10を形成する。
以下、本発明の実施例を挙げ、本発明を、より詳細に説明する。但し、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(1)モールド(型)の作製
直径150μmの針金状金属を用い、その先端300μmの部分を先端曲率半径5μmの円錐形状に研削加工した。
次に、40mm×40mmの平滑な金属板に、直径0.5mm、深さ0.3mmの円錐をピッチ500μmの千鳥配列で、10×10箇所形成した。形成した円錐の中心に径160μmの穴を開けた後、先端加工した前記針金状金属の先端をその穴から600μm突出させ、固定することにより原版を作製した。
この原版を用いて、シリコーンゴム(信越シリコーン型取り用RTVゴム)にて反転した転写品を作製した。型50は、この転写品のうち、中央部に10×10配列孔を含んだ45mm×45mmの平面部以外を切り落とし、厚みを5mmとすることにより作製した。
(2)ポリマー溶解液の調整
プルラン(林原商事)を水で溶解して15%の水溶液を調製し、50℃で撹拌して同温度で保温した。この液中に、薬剤としてアスコルビン酸を1%添加したもの(第1ポリマー溶解液)と、プルラン溶液(15%水溶液、50℃で溶解)だけのもの(第2ポリマー溶解液)を作製した。
(3)シートの作製
プルラン溶液(15%水溶液、50℃で溶解)だけのもの(第2ポリマー溶解液)を作製し、シリコーンゴムシート上に滴下する。40℃のオーブンにいれ、12時間を乾燥して、シートを作製した。また、シートを必要なサイズにカットする。
(4)経皮吸収シートの作製
ディスペンサを用いて、型(モールド)に10μLの第1ポリマー溶解液を滴下した。
第1ポリマー溶解液を滴下した型50を耐圧容器の中に入れ、加熱ジャケットにより耐圧容器の内部を40℃まで加熱した後、コンプレッサーから耐圧容器内に圧縮空気を注入し、耐圧容器内を0.5MPaの圧力で5分間保持した。このように、圧力をかけることにより、気泡を除去し、型のニードル部の先端まで第1ポリマー溶解液を充填した。
その後、型を耐圧容器から取りだし、オーブンに投入して、40℃、0.5時間の乾燥処理を行った。乾燥処理により第1ポリマー溶解液が固化して、型の凹部に第1ポリマー層が形成された。
第1ポリマー層が形成されたモールド上に、第2ポリマー溶解液を50mL滴下した後、乾燥処理を行い、第2ポリマー層を形成した。このとき、異なる条件の乾燥処理を行い複数の経皮吸収シートを作製した。
試験1では、滴下した第2ポリマー溶解液を、その溶媒の重量が80%となるまで0.75時間乾燥した。試験2では溶媒の重量が75%となるまで1.0時間乾燥した。試験3では溶媒の重量が50%となるまで2.3時間乾燥した。試験4では溶媒の重量が33%となるまでとなるまで3.3時間乾燥した。試験5では溶媒の重量が25%となるまで3.5時間乾燥した。試験6では溶媒の重量が20%となるまで4.0時間乾燥した。
予め準備したシートを第2ポリマー層の上に載置し、0.1MPaの圧力、3分間で押し付け。その後に、35℃、2時間乾燥した。最後に、シートを型から剥離した。
作製した経皮吸収シートについて、中空確率、及び針とシート分離確率を求め、A、BCの3段階で評価を行なった。製品として極めて良好な場合をA、製品として良好な場合をB、製品として使用に耐えるものでない場合をCとした。中空確率とは、作製した経皮吸収シートの中で、ニードル部の内部に中空が形成される確率をいう。針とシート分離確率とは、作製した経皮吸収シートの中で、シートが第2ポリマー層から分離してしまう確率をいう。表1はその結果を示す。乾燥率は乾燥後溶媒の重さと滴下した第2ポリマー溶解液中溶媒の重さの比率をいう。
Figure 2013153866
試験1では、乾かないうちにシートを載せたため、乾燥時に体積減少が起きて多数の針で中空状態となり(折れやすく)、使用に耐えるものでなかった。その結果、評価はCであった。試験2では中空状態の針の発生確率が5%に過ぎず、分離については生じておらず、良好な経皮吸収シートが得られた。その結果、評価はBであった。試験3では、中空状態も分離も生じておらず、極めて良好な経皮吸収シートが得られた。その結果、評価はAであった。試験4では、中空状態も分離も生じておらず、極めて良好な経皮吸収シートが得られた。その結果、評価はAであった。試験5では、中空状態は生じておらず、分離している針は5%に過ぎず、良好な経皮吸収シートが得られた。その結果、評価はBであった。試験6では、乾燥が進んでからシートを載せたため、十分な密着が得られず、針とシートが分離してしまい、使用に耐えるものでなかった。その結果、評価はCであった。
この結果から、乾燥率を33%〜50%の範囲にすることにより、極めて優れた経皮吸収シートを得ることができる。
1…ニードル部、2…台座部、3…シート、10…経皮吸収シート、11…第1ポリマー層、12…第2ポリマー層、50…型、54…第1ポリマー溶解液、58…第2ポリマー溶解液

Claims (8)

  1. 薬剤を含む第1ポリマー溶解液を、針状凹部が形成されたモールドに滴下して乾燥することにより、前記薬剤を含む第1ポリマー層を前記針状凹部の少なくとも一部に形成する第1ポリマー層形成工程と、
    前記第1ポリマー層が形成された前記モールドに、薬剤を含まない第2ポリマー溶解液を滴下して半乾燥することにより、前記第1ポリマー層上に、薬剤を含まない第2ポリマー層を形成する第2ポリマー層形成工程と、
    前記第2ポリマー層上にシートを載置し、前記第2ポリマー層と前記シートとを加圧し乾燥し、前記第1ポリマー層、前記第2ポリマー層及び前記シートとを含む針状アレイシートを形成する工程と、
    前記針状アレイシートを前記モールドから剥離する工程と、を備える経皮吸収シートの製造方法。
  2. 前記第2ポリマー層形成工程の半乾燥は、滴下した前記第2ポリマー溶解液の溶媒の重量が、25%〜75%の範囲になるまで乾燥することである請求項1記載の経皮吸収シートの製造方法。
  3. 前記第2ポリマー層形成工程の半乾燥は、滴下した前記第2ポリマー溶解液の溶媒の重量が、33%〜50%の範囲になるまで乾燥することである請求項2記載の経皮吸収シートの製造方法。
  4. 前記第2ポリマー溶解液は生体溶解性物質である請求項1から3のいずれか記載の経皮吸収シートの製造方法。
  5. 前記生体溶解性物質が、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒバロキシエチルデンプン、又はその組合せの多糖類で構成される請求項4記載の経皮吸収シートの製造方法。
  6. 前記シートは水溶性物質で構成される請求項1から5のいずれか記載の経皮吸収シートの製造方法。
  7. 前記シートは非水溶性物質で構成され、前記シートの前記第2ポリマー溶解液と接する面は親水性を有する請求項1から5のいずれか記載の経皮吸収シートの製造方法。
  8. 先端側に位置し薬剤を含む第1ポリマー層と、前記薬剤を実質的に含まない第2ポリマー層とで構成される複数の針状凸部と、
    前記複数の針状凸部を支持するシートと、を有する経皮吸収シートであって、
    前記第2ポリマー層と前記シートとが、半乾燥状態で接触させた後加圧し乾燥することで接着される経皮吸収シート。
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