JP2013152509A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の起動処理を単に並行して実行する場合よりも起動時間を短縮することができる、マルチCPU又はマルチコアCPUを備えた画像処理装置を提供する。
【解決手段】第1コア104及び第2コア106を有するCPU102と、ROM108と、RAM110と、拡張バス160と、第1〜第3デバイス140〜144とを備える画像処理装置100であって、電力供給が開始されると、第1コア102はROM108及びRAM110の初期化を実行した後、第1コアはOSの起動を開始し、第2コアは、ROM108から拡張バス160及び第1〜第3デバイス140〜144の初期化情報を読出し、それらのレジスタ及びRAMの初期化対象領域に設定することにより、ハードウェアの初期化を実行する。これにより、装置の起動処理を単に並行して実行する場合よりも、画像処理装置100の起動時間を短縮することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源投入後の起動時間が短い、複数のCPU、又は複数のCPUコアを有するCPUを備えた画像処理装置に関する。
電子機器である画像処理装置の1種として、多くの事業所(会社、事務所等)に、記録紙に画像を形成する画像形成装置(代表的にはコピー機)が導入されている。このような事業所において、プリンタ機能又はコピー機能等を備えた画像形成装置をネットワークに接続し、これらを複数のユーザで共用するケースが多くなっている。このような画像形成装置の1種である複合機(MFP(MultiFunction Peripheral))は、コピー機能、ファクシミリ(以下、ファクシミリをFAXともいう)機能、ネットワーク対応のプリント機能、及びスキャナ機能等、複数の機能を備える。
近年、コンピュータの処理速度の向上を目的として、複数のCPU(以下、マルチCPUという)を備えたコンピュータ、さらには複数のCPUコアを有する1つのCPU(以下、マルチコアCPUという)を備えたコンピュータが普及しつつある。複合機は、コンピュータと同様のハードウェア構成及びソフトウェア構成によって、上記した各機能を実現しており、複合機においても、マルチCPU又はマルチコアCPUが装備されるようになってきている。
通常、マルチCPU又はマルチコアCPUを備えた装置においては、ハードウェアの初期化及び基本プログラム(以下、OS(Operating System)という)の起動が完了した後に、マルチCPU又はマルチコアCPUによる処理(アプリケーションプログラムの実行)が可能になる。例えば、2つのCPUを備えた装置においては、図1に示すように、一方のCPU(以下、第1のCPUという)が、ハードウェアの初期化及びOSの起動を実行する。その間、他方のCPU(以下、第2のCPUという)は動作しない。
具体的には、時刻t1で装置の電源がオンされると、第1のCPUは、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)へのアクセスを可能にするために、これらの初期化を行なう。続いて、第1のCPUは、ROMの所定アドレスに記憶されている、ROM及びRAM以外のハードウェアデバイス(HDD、バス等)を初期化するためのプログラム(例えば、BIOS(Basic Input/Output System))を、RAMに読出す。第1のCPUは、読出したプログラムを実行して、ハードウェアデバイスを検出し、検出されたハードウェアデバイスの初期化を実行する。
例えば、PCIバス(Peripheral Component Interconnect Bus)を採用した装置の場合、図2に示すような順序で、第1のCPUによるハードウェアの初期化(PCIバスの初期化)が実行される。第1のCPUは、PCIのI/Oレジスタの設定として、I/Oレジスタに所定のデータを書込んだ後、I/Oレジスタからデータを読出して確認する。正しく設定されていれば、次の設定として、PCIのメモリ0アドレスレジスタに所定のデータを書込んだ後、メモリ0アドレスレジスタのデータを読出して確認する。以下、同様に、書込んだデータを確認しながら、メモリ1アドレスレジスタの設定〜バスマスターアクセスイネーブルの設定を、順に実行する。
ハードウェアの初期化が終われば、第1のCPUは、ROM又はHDDからOSをRAMに読出し、読出したOSを実行可能にする(OSの起動)。OSが起動された時刻t1の後、所定のアプリケーションプログラムが、HDDからRAMに読出され、第1及び第2のCPUによって実行される。これによって、アプリケーションプログラムは、1つのCPUで処理される場合よりも高速に実行される。
ここで読出されるOS及びアプリケーションプログラムは、1つのCPUによって実行されるプログラムとは異なり、マルチCPU又はマルチコアCPUによって実行可能なように最適化されている(マルチCPUでの実行に適したプログラムと、マルチコアCPUによる実行に適したプログラムとは異なる)。
このように、OSが起動した後は、マルチCPU又はマルチコアCPUによって、1つのCPUよりも高速に処理が実行される。一方、マルチCPU又はマルチコアCPUを備えた装置の電源をオンしてからOSの起動が完了するまでの時間(以下、装置の起動時間ともいう)は、1つのCPUを備えた装置と同じである。この点を改善するために、例えば、下記特許文献1には、装置の起動時間を短縮することができる情報処理装置が開示されている。この情報処理装置は、メインCPUとサブCPUとを備え、メインCPUが、サブCPUの起動及びハードウェアの初期化を行ない、サブCPUがOS及びアプリケーションプログラムを起動する。この情報処理装置では、電源投入時、ハードウェアの初期化と並行して、OS及びアプリケーションプログラムを起動することによって、装置の起動時間を短縮することができる。
特開2008−130036号公報
上記特許文献1に開示された技術では、1つのCPUで装置の起動時の全ての処理を実行する場合よりも、装置の起動時間を短縮することができる。しかし、ハードウェアの初期化処理自体は従来と同じであるので、装置の起動時間の短縮には限界があり、より一層装置の起動時間を短縮するためには、別の発想が必要となる。
したがって、本発明は、装置の起動処理を単に並行して実行する場合よりもさらに装置の起動時間を短縮することができる、マルチCPU又はマルチコアCPUを備えた画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、下記によって達成することができる。
即ち、本発明の画像処理装置は、複数の処理部と、不揮発性記憶部と、揮発性記憶部と、記録紙に画像を形成するためのハードウェアデバイスとを備える画像処理装置であって、画像処理装置への電力供給が開始されると、複数の処理部のうちの1つの処理部である第1処理部は、不揮発性記憶手部及び揮発性記憶部の初期化処理を実行して、不揮発性記憶部及び揮発性記憶部へのアクセスを可能にし、不揮発性記憶部及び揮発性記憶部へのアクセスが可能になれば、第1処理部は画像処理装置の基本プログラムを起動し、複数の処理部のうち、第1処理部と異なる1つの処理部である第2処理部は、不揮発性記憶部からハードウェアデバイスの初期化情報を読出し、当該初期化情報をハードウェアデバイスの初期化対象であるレジスタ、及び揮発性記憶部の初期化対象である領域に設定することにより、ハードウェアデバイスの初期化を実行する。
好ましくは、複数の処理部は、第1処理部による基本プログラムの起動、及び第2処理部によるハードウェアデバイスの初期化が完了した後、アプリケーションプログラムを実行する。
より好ましくは、第2処理部は、第1処理部による基本プログラムの起動が完了したか否かを判定することにより、アプリケーションプログラムを実行可能なタイミングを決定する。
さらに好ましくは、画像処理装置は、ハードウェアデバイスを複数備え、複数の処理部のうち、第1処理部及び第2処理部と異なる処理部と、第2処理部とは、複数のハードウェアデバイスのうち、各々に割当てられたハードウェアデバイスの初期化を実行する。
好ましくは、割当てられたハードウェアデバイスの初期化を終えた処理部は、割当てられたハードウェアデバイスの初期化を終えていない処理部に割当てられたハードウェアデバイスの一部の初期化を、割当てられたハードウェアデバイスの初期化を終えていない処理部に代わって実行する。
より好ましくは、画像処理装置は、画像処理装置に対するユーザの指示を受付ける操作部をさらに備え、ユーザによる操作部の操作に応じて、第2処理部が、不揮発性記憶部から読出した初期化情報を、ハードウェアデバイスの初期化対象であるレジスタ、及び揮発性記憶部の初期化対象である領域に設定することにより、ハードウェアデバイスを初期化する処理と、第1処理部又は第2処理部が、ハードウェアデバイスを検出し、検出された当該ハードウェアデバイスを初期化する処理とが、選択的に実行される。
さらに好ましくは、複数の処理部は、CPU又はCPUコアである。
本発明によれば、装置の起動処理を単に並行して実行する場合よりも、画像処理装置の起動時間を短縮することができる。
不揮発性記憶部から読出した初期化情報をレジスタ等に書込むだけであるので、ハードウェアの初期化時間を従来よりも短縮することができる。したがって、OSの起動時間を従来よりも短縮できるので、装置の起動時間を従来よりも短縮することができる。
また、初期化方法を、管理者を含むユーザが選択できるようにすることによって、装置のハードウェア構成に変更があった場合にも適切に装置を起動することができる。ハードウェア構成に変更があった場合に、一度だけ通常の初期化処理を行ない、その結果を新たな初期化情報として不揮発性記憶装置に記憶することによって、次回からは、ハードウェアの初期化処理を高速に実行することができる。
従来の電源をオンした後の初期化処理を示す図である。 従来のPCIバスの初期化処理を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置において実行される初期化プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置の初期化処理を、従来の初期化処理と対比して示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置によるPCIバスの初期化処理を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置において実行される、図4と異なる初期化プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 ユーザに初期化方法を選択させる画面を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像処理装置において実行される、図4及び図7と異なる初期化プログラムの制御構造を示すフローチャートである。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る画像処理装置100は、マルチコアCPU102、ROM108、RAM110、ホストバス112、バスコントローラ120、HDD130、第1デバイス140、第2デバイス142、第3デバイス144、画像入力部150、画像形成部152、操作部154、及び拡張バス160を備えている。マルチコアCPU102は、第1コア104及び第2コア106を備えている。ROM108は、画像処理装置100の動作を制御するのに必要なプログラム及びデータが記憶されている不揮発性記憶装置である。ROM108は、通電が遮断された場合にもデータを保持する記憶装置であればよく、書換ができない読出専用メモリに限定されず、電気的に書換え可能な記憶装置であってもよい。RAM110は、揮発性の記憶装置である。
マルチコアCPU102、ROM108、及びRAM110は、ホストバス112に接続されている。これらの間でのデータ交換は、ホストバス112を介して行なわれる。マルチコアCPU102を構成する第1コア104及び第2コア106は、ホストバス112とのインターフェイス(図示せず)を介してホストバス112に接続されている。
第1コア104及び第2コア106はそれぞれ、ホストバス112を介してROM108からプログラムをRAM110上に読出して、RAM110の一部を作業領域としてプログラムを実行する。即ち、第1コア104及び第2コア106は、ROM108に格納されているプログラムにしたがって画像処理装置100を構成する各部の制御を行ない、画像処理装置100の各機能(コピー、プリント、FAX機能等)を実現する。
RAM110は、画像を表示するためのビデオメモリとしての機能を備えている。即ち、RAM110の一部はVRAMとして使用される。なお、RAM110とは別にVRAMを備える構成であってもよい。
バスコントローラ120は、ホストバス112及び拡張バス160を制御する。例えば、バスコントローラ120は、ホストバス112及び拡張バス160間でのデータ交換のタイミングを制御する。また、バスコントローラ120はレジスタを備え、レジスタの設定値は、拡張バス160に接続されるハードウェアデバイス(第1デバイス140等)の初期化に使用され、デバイスのアドレス及びデバイスが使用するメモリ空間の割当て情報である。
HDD130、第1デバイス140、第2デバイス142、及び第3デバイス144は、拡張バス160に接続されている。これらは、バスコントローラ120及び拡張バス160を介して、マルチコアCPU102によって制御される。
HDD(Hard Disk Drive)130は、画像データ、アプリケーションプログラム等を記憶するための不揮発性の大容量の記憶装置である。
画像入力部150は、画像を入力するための装置であり、例えば原稿を読込むためのスキャナ等である。画像入力部150には、ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等も含まれる。
第1デバイス140は、画像入力部150とのインターフェイスを担う。したがって、図3では、1つの第1デバイス140しか図示していないが、複数の画像入力部150があれば、それぞれに対応する第1デバイス140が装備される。例えば、画像入力部150がスキャナであれば、第1デバイス140は、スキャナからのデータを、拡張バス160を介してRAM110又はHDD130に記憶できるデータに変換する。画像入力部150が、外部ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)であれば、第1デバイス140は、NICを介して取得する通信データを、拡張バス160を介してRAM110又はHDD130に記憶できるデータに変換する。また、第1デバイス140は、RAM110又はHDD130に記憶されたデータを、ネットワークに出力するためにNICに提供する。同様に、画像入力部150がUSBメモリであれば、第1デバイス140は、USBメモリから読出されたデータを、拡張バス160を介してRAM110又はHDD130に記憶できるデータに変換する。また、第1デバイス140は、RAM110又はHDD130に記憶されたデータを、USBメモリに提供する。
画像形成部152は、記録紙に画像を形成(印刷)するための装置である。例えば、画像形成部152は、光走査装置、現像器、感光体ドラム、帯電器、転写ローラ、及び定着ユニット等を備えている。これらが、マルチコアCPU102によって制御されて、記録紙上にトナーが定着されて画像が形成される。
第2デバイス142は、画像形成部152の各構成要素とのインターフェイスを担う。画像形成においては、感光体ドラムの表面を帯電器で帯電させ、感光体ドラムの表面にトナーを付着させる。その感光体ドラムの表面を、光走査装置が備えているレーザ出射部から出力されるレーザによって、形成する画像に応じて照射した後、不要なトナーを除去した後、感光体ドラム上のトナーを転写ローラの表面に転写する。転写ローラ上のトナーは記録紙の表面に転写され、記録紙上のトナーは定着ユニットによって加熱及び圧接されて、記録紙に定着される。これによって、記録紙上に画像が形成される。これら一連の画像形成処理は、画像形成部の各構成要素が、所定のタイミングで、所定の電圧の供給を受けて動作することによって実現される。第2デバイス142は、画像形成部152の各構成要素に所定のタイミングで、所定の電圧を供給するためのハードウェアデバイス(プリンタエンジン)である。
操作部154は、ユーザが画像処理装置100に対する指示を行なうためのハードウェアキー、及び、タッチパネルディスプレイ等である。ユーザがハードウェアキー(コピーの開始キー等)を押下した場合、画像処理装置100は該当する処理を実行する。タッチパネルディスプレイは、液晶パネル等の表示パネルとタッチパネルとが重畳された装置である。画像処理装置100が、操作部154としてタッチパネルディスプレイを備える場合、表示パネルにソフトウェアキーが表示される。ユーザが、ソフトウェアキーに対応するタッチパネル上の位置にタッチすると、該当する処理が実行される。
第3デバイス144は、操作部154とのインターフェイス及び操作部154を駆動するための装置である。操作部154がハードウェアキーであれば、第3デバイス144は、ハードウェアキーの押下による電気信号を、マルチコアCPU102に伝達できるデータに変換する。操作部154が、タッチパネルディスプレイであれば、第3デバイス144は、表示パネルを駆動するドライバとして機能し、且つ、タッチパネルがタッチされて発生する電気信号を、タッチ位置を表すデータに変換して、マルチコアCPU102に伝達する。
拡張バス160は、例えばPCIバスである。PCIバスは、コンピュータで一般に使用されている公知のバスである。
拡張バス160に接続されるデバイスには、初期化時に、デバイスのレジスタ等の設定値をバスコントローラ120のレジスタから読出し、確認しながら設定を行なうデバイスがある。初期化時には、通常、バスコントローラ120のレジスタ等に初期設定値が設定され、バスコントローラ120が初期化される(図2参照)。バスコントローラ120の初期化後、バスコントローラ120は、バスコントローラ120に接続されたデバイス(第1デバイス140等)の検出を行ない、検出されたデバイスの情報がバスコントローラ120のレジスタに反映される。このレジスタ情報は、各デバイスのI/Oアドレス、及び各デバイスが使用するメモリ空間の割当て情報(RAM110のアドレス)となる。この情報がレジスタから読出されて、デバイス設定のベースアドレスとして使用され、デバイスの初期化が実行される。デバイスが拡張バス160に常に決まった状態(他のデバイスを含めて同じ構成及び配置)で接続されている場合、設定されるデバイスのI/Oアドレスは、通常決まったアドレスとなる。また、初期化時のバスコントローラ120、及び各デバイスのレジスタの初期値、及び使用するメモリの内部情報も決まった値となる。
画像処理装置100における初期化プログラムは、上記の点に注目し、起動時の初期化時間の短縮を実現する。以下に、図4を参照して、図3の画像処理装置100において、起動時の初期化処理を実行するプログラムの制御構造に関して説明する。本初期化プログラムは、第1コア104及び第2コア106によって実行される。
画像処理装置100の電源がオンされると、ステップ300において、第1コア104は、ROM108及びRAM110の初期化を実行する。即ち、第1コア104は、従来と同様に、ROM108及びRAM110をアクセス可能な状態にする。
ステップ302において、第1コア104は、ROM108から初期化プログラムを読出して、RAM110に記憶する。
ステップ304において、初期化プログラムにしたがって、第1コア104はOSの起動を開始し、第2コア106を起動する。起動された第2コア106は、ハードウェアの初期化を開始する。具体的には、第1コア104は、ROM108又はHDD130からOSをRAM110上に読出して、OSを実行可能な状態にする。第2コア106は、ROM108からハードウェアを初期化するための初期化データを読出し、初期化データを該当するレジスタ、及びRAMの該当するアドレス等に書込む。ここで実行されるハードウェア初期化は、プログラムによってハードウェアデバイスを検出しながら行なわれる従来のハードウェア初期化とは異なる。第2コア106は、ハードウェアデバイスを検出することなく、ROM108から読出したデータを該当するレジスタ等に書込むだけであり、書込んだデータを読出して正しく書込まれたか確認する処理も行なわない。
例えば、拡張バス160(PCIバス)の初期化においては、従来のように、PCIのレジスタを順次設定する必要はない。第2コア106は、図5の鎖線400内に示すPCIレジスタ等(I/Oアドレスレジスタ、メモリ0アドレスレジスタ、メモリ1アドレスレジスタ、ベースアドレス1レジスタ、ベースアドレス2レジスタ、データスワップレジスタ、コンフィギュレーションレジスタ、デバイス別ベースアドレス)の設定を、任意の順序で行なう(任意の順序でROM108から読出したデータを書込む)。図5の鎖線400内に示す設定が終わった後、第2コア106は、PCIバスマスターアクセスイネーブルの設定を行なう。その後、PCIバスに接続されている第1デバイス140〜第3デバイス144等のハードウェア初期化を、同様にROM108から読出したデータを用いて実行する。
なお、OSがROM108に記憶されている場合、ROM108は既にアクセス可能になっているので、第1コア104は直ちにOSの起動を開始することができる。一方、OSがHDD130に記憶されている場合には、第1コア104がOSの起動を実行するためには、第2コア106がHDD130を初期化するのを待たなければならない。
ステップ306において、第1コア104及び第2コア106は、OSの起動及びハードウェアの初期化が完了したか否かを判定する。完了したと判定された場合、本プログラムは終了する。そうでなければ、ステップ306が繰返される。OSの初期化に関しては、ハードウェアの初期化が完了していなければ実行できない処理がある。したがって、ステップ306においては、第1コア104がOSの起動を継続し、第2コア106が、OSの起動の完了を待つことになる。
なお、上記したように、第2コア106は、ROM108から読出したデータを該当するレジスタ等に書込むだけであるので、第2コア106によるハードウェアの初期化に要する時間は、従来よりも短縮される。したがって、それに応じて、第1コア104によるOSの起動時間も、従来のOS起動時間よりも短縮される。
以上によって、画像処理装置100の起動時の初期化処理プログラムが終了すれば、第1コア104及び第2コア106が、所定のアプリケーションを実行可能な状態になる。例えば、第1コア104及び第2コア106は、ユーザによる、画像処理装置100の操作部154の操作を待ち受けるアプリケーションプログラムを実行する。画像処理装置100の操作部154が、タッチパネルディスプレイであれば、第1コア104及び第2コア106は、HDD130から所定のデータをRAM110に読出して、基本画面(各機能を開始するためのソフトウェアキーを含む)の画像データを生成し、操作部154の表示パネルに基本画面を表示し、各キーがタッチされたか否かを検出するプログラムを実行する。第1コア104及び第2コア106は、操作部154の操作に応じて、該当する処理(コピー、プリント、FAX送信等に関する設定、及びそれら機能の実行)を行なう。
図6を参照して、上記した本実施の形態に係る初期化処理を、従来の初期化処理と比較する。図6の上段は、図1に示した従来のマルチCPUの場合の初期化処理と同じである。下段は、本実施の形態に係る初期化処理を示す。
画像処理装置100の電源が時刻t0でオンされた場合、最初に、第1コア104が、ROM108及びRAM110の初期化を行なう(ステップ300)。次に、第1コア104が、ROM108から初期化プログラムを読出す(ステップ302)。これらの処理は、従来と同様の処理である。画像処理装置100では、初期化プログラムの読出が終わった後、時刻t2で第1コア104がOSの起動を開始し、これと並行して、第2コア106がハードウェアの初期化を実行する(ステップ304)。従来では、第1のCPUが、ハードウェアの初期化を実行した後、OSの起動を開始するのに対して、画像処理装置100では、第1コア104及び第2コア106が並行して、それぞれOSの起動及びハードウェアの初期化を実行するので、OSの起動時間及びハードウェアの初期化時間は従来よりも短時間で完了する。
特に、第2コア106によるハードウェアの初期化処理では、ハードウェアデバイスの検出及びレジスタ等に書込んだデータの確認を行なわないので、従来のハードウェア初期化処理に要する時間T1よりも、短い時間T2(T2<T1)で、第2コア106によるハードウェアの初期化は終わる。OSの起動完了は、ハードウェアの初期化完了よりも後になるので、ハードウェアの初期化時間T2が従来よりも短くなれば、OSの起動時間T4も従来よりも短くなる(T4<T3)。したがって、画像処理装置100においてアプリケーションプログラムが実行可能になる時刻t3は、従来の時刻t1よりもΔT(=t1−t3)だけ早くなる。
なお、第2コア106は、起動時のハードウェア初期化において、ROM108から読出したデータを、該当するレジスタ等に書込むだけである。コンピュータであれば、拡張バスに拡張ボードが追加される等、ハードウェアデバイスが変更されることは日常的に行なわれるので、ハードウェアの初期化において、ハードウェアデバイスの検出及び確認処理は重要である。しかし、複合機等の画像処理装置では、ハードウェア構成は、最初に装置が導入されたときから殆ど変更されない。複合機は、基本構成以外に、ユーザからの要望を受けて、種々の機能を実現可能なようにするための拡張機器が準備されているが、通常は、事業所にリース契約等で複合機が導入された後に、機能を拡張するための機器が追加されることはまれである。したがって、画像処理装置においては、起動時のハードウェア初期化において、ROMから読出したデータを該当するレジスタ等に書込むだけでも、通常何ら問題は発生しない。
図3に示した画像処理装置100においても、ハードウェア構成が変更される可能性はあるので、それに対応できることが好ましい。ハードウェア構成の変更に対応した初期化プログラムの制御構造の例を、図7に示す。図7の初期化プログラムでは、ユーザ(装置の管理者を含む)からの指示に応じて、上記した初期化処理又は従来の初期化処理を選択的に実行する。以下において、図4と同じ参照符号を付したステップにおいては、図4と同じ処理が実行されるので、それらの説明は繰返さない。画像処理装置100は、操作部154としてタッチパネルディスプレイを備えているとする。
画像処理装置100の電源がオンされると、ステップ300において、第1コア104は、ROM108及びRAM110の初期化を実行する。
ステップ500において、第1コア104は、タッチパネルディスプレイ(操作部154)に選択画面を表示する。具体的には、第1コア104は、ROM108から所定のプログラムを読出し、第3デバイス144の初期化を行なった後、初期化方法をユーザに選択させる画像をタッチパネルディスプレイに表示する。例えば、タッチパネルディスプレイには、図8に示すような画面600が表示される。
ステップ502において、第1コア104は、タッチパネルディスプレイのキー602又は604がタッチされたか否かを判定する。キー602は、上記したようにROM108から読出したデータを該当するレジスタに書込むことによって、高速にハードウェアの初期化を行なうことを指示するためのキーである。キー604は、従来のハードウェア初期化を指示するためのキーである。これらのキーにタッチされたと判定された場合、制御はステップ504に移行する。そうでなければ、ステップ502が繰返される。
ステップ504において、第1コア104は、キー602又は604の何れがタッチされたかを判定し、制御を切換える。具体的には、キー602がタッチされたと判定された場合(高速初期化)、制御はステップ302に移行し、上記したように、ステップ302〜304において、第1コア104及び第2コア106によって並行して初期化処理が実行される。キー604がタッチされたと判定された場合(通常初期化)、制御はステップ506に移行する。
ステップ506において、第1コア104は、ROM108から初期化プログラムを読出して、RAM110に記憶する。ここで読出される初期化プログラムは、ステップ302で読出される初期化プログラムとは異なる。
ステップ508において、ステップ506で読出した初期化プログラムにしたがって、第1コア104はOSの起動を開始し、第2コア106を起動する。起動された第2コア106は、ROM108から通常の初期化プログラムをRAM110に読出し、これにしたがってハードウェアの初期化を開始する。即ち、第2コア106は、従来と同様にハードウェアデバイスを検出し、検出されたハードウェアデバイスの初期化処理を実行する。
例えば、拡張バス160の初期化においては、第2コア106は、従来のように(図2参照)、PCIのレジスタを順次設定する。その後、第2コア106は、通常の初期化方法にしたがって、拡張バス160に接続されているハードウェアデバイスの初期化を行なう。例えば、第2コア106は、拡張バス160に接続されているハードウェアデバイスを検出し、検出されたハードウェアデバイスのレジスタ等に初期データを書込む。さらに、第2コア106は、レジスタからデータを読出して、正しく書込まれたか確認する。
ステップ510において、第1コア104及び第2コア106は、OSの起動及びハードウェアの初期化が完了したか否かを判定する。完了したと判定された場合、制御はステップ512に移行する。そうでなければ、ステップ510が繰返される。OSの初期化に関しては、ハードウェアの初期化が完了していなければ実行できない処理があるので、第2コア106が、第1コア104によるOSの起動の完了を待つことになる。
ハードウェアの初期化及びOSの起動が完了した後、ステップ512において、第1コア104又は第2コア106は、通常の初期化処理によって新たに決定されたハードウェアの初期化データを用いて、ROM108の初期化データを更新する。例えば、第1コア104は、通常のハードウェアの初期化処理を実行中に決定された初期化データを、RAM110に記憶しておき、OSの起動が完了した時点で、RAM110に記憶した初期化データで、ROM108の対応する初期化データを上書きする。
ステップ306又はステップ512の後、本プログラムは終了する。本プログラム、即ち、画像処理装置100の起動時の初期化処理が終了すれば、第1コア104及び第2コア106が、所定のアプリケーションを実行可能な状態になる。
以上のように、ハードウェアデバイスが交換された場合、又は、新たなハードウェアデバイスが追加された場合等において、通所のハードウェアの初期化を行なうことによって、画像処理装置100を正常に起動することができる。また、ハードウェアデバイスに変更があった場合、通常の初期化処理によって決定されたデータを初期化データとしてROM108に保存することによって、次回からは、図4に示した高速初期化処理を行なうことができ、画像処理装置100の起動時間を短縮することができる。
図7では、第2コア106が、従来と同様にプログラムによるハードウェア初期化を実行する場合を説明したが、これに限定されない。例えば、図9に示すように、第1コア104が、従来と同様にプログラムによるハードウェア初期化を実行してもよい。
図9が、図7と異なるのは、ステップ508がステップ520に変更され、ステップ510が無く、新たにステップ522が追加されていることのみである。図4及び図7と同じ参照符号を付したステップの処理は、図4及び図7と同じであるので、説明を繰返さない。
ステップ520において、第1コア104は、ステップ506で読出した初期化プログラムにしたがって、従来と同様に、プログラムによるハードウェアの初期化及びOSの起動処理を実行する。即ち、第1コア104は、先ずハードウェアの初期化処理を実行し、ハードウェアの初期化処理が完了した後、ROM108又はHDD130からOSをRAM110上に読出して、OSを実行できる状態にする。
例えば、拡張バス160(PCIバス)の初期化においては、第1コア104は、従来のように(図2参照)、PCIのレジスタを順次設定する。その後、通常の初期化方法にしたがって、拡張バス160に接続されているハードウェアの設定を行なう。第1コア104は、拡張バス160に接続されているハードウェアデバイスを検出し、検出されたハードウェアデバイスの各レジスタ等に初期データを書込む。
ハードウェアの初期化及びOSの起動が完了した後、ステップ512において、第1コア104はROM108の初期化データを更新する。
ステップ522において、第1コア104は、第2コア106を起動する。
図9に示した初期化プログラムでは、第1コア104がステップ506及びステップ520を実行するので、図7のステップ510のように、ハードウェア初期化及びOS起動が完了したか否かを判定する処理は不要である。
以上によって、ハードウェアデバイスが交換された場合、又は、新たなハードウェアデバイスが追加された場合等において、通所のハードウェアの初期化を行なうことによって、画像処理装置100を正常に起動することができる。また、ハードウェアデバイスに変更があった場合、通常の初期化処理によって決定されたデータを初期化データとしてROM108に保存することによって、次回からは、図4に示した高速初期化処理を行なうことができ、画像処理装置100の起動時間を短縮することができる。
上記では、初期化方法を選択する画面(図8)を表示して、ユーザの操作を待ち受ける場合を説明したが、これに限定されない。例えば、画像処理装置100の電源をオンした後の所定時間内に、キー602及びキー604の何れもタッチされなかった場合、高速初期化又は通常初期化を実行するようにしてもよい。
上記では、操作部154としてタッチパネルディスプレイを備えた画像処理装置100の場合を説明したが、これに限定されない。タッチパネルディスプレイを備えておらず、操作部154としてハードウェアキーのみを備えた画像処理装置であっても、ハードウェアデバイスの変更に対応して初期化を行なうことができる。例えば、電源をオンした後の所定時間内に、所定のハードウェアキー(例えば、テンキーの“0”、クリアキー“C”等)が押された場合、通常初期化を実行し、所定のハードウェアキーが押されなかった場合、高速初期化を実行するようにしてもよい。
図3の構成は、画像処理装置のハードウェア構成の一例であり、これに限定されない。例えば、マルチコアCPU102、ROM108、及びRAM110等が1つのチップ(Soc:System on chip)として構成されてもよい。
また、上記では、画像処理装置が備えるマルチコアCPUが、2つのコアを有するCPU(デュアルコアCPU)である場合を説明したが、これに限定されない。3つ以上のコアを有するマルチコアCPUであってもよい。3つ以上のコアを有するマルチコアCPUを使用する場合には、3つ以上のコアで、初期化の処理をどのように分担するかは任意である。例えば、ステップ304において、1つのコアがOSを起動し、残りの複数のコアで、ハードウェアの初期化を実行することができる。OSを起動するコア以外の複数のコアに、初期化対象である複数のハードウェアデバイスをどのように割当てるかは任意である。また、複数のコアの各々に、初期化を行なうデバイスを割当て、初期化処理を実行した場合、各コアによる初期化時間がばらつく可能性がある。その場合には、早く初期化処理を終えたコアが、初期化処理を終えていないコアに割当てられたデバイスの一部の初期化を、そのコアに代わって実行するようにしてもよい。
このように、ハードウェアの初期化を、複数のコアで実行することにより、ハードウェアの初期化時間をより短縮することができる。したがって、OSの起動時間をもより短縮することができ、電源がオンされてからの装置の起動時間をより短縮することができる。
また、上記では、画像処理装置が、マルチコアCPUを備える場合を説明したが、これに限定されない。画像処理装置は、デジタルデータの処理(データの読出し、書込み、及び演算等)を実行することができる処理部を複数備えていればよく、マルチCPUを備えていてもよい。例えば、画像処理装置が2つのCPU(第1のCPU及び第2のCPU)を備える場合には、図4又は図7に示したプログラムにおいて、第1コアの処理を第1のCPUが実行し、第2コアの処理を第2のCPUが実行するようにすればよい。
上記では、本発明の初期化処理を適用する装置が画像処理装置である場合を説明したが、これに限定されない。マルチCPU又はマルチコアCPUを備え、設置後ハード構成が変更されない、又は、変更される可能性が低い装置であれば、本発明の初期化方法を適用することができる。
以上、実施の形態を説明することにより本発明を説明したが、上記した実施の形態は例示であって、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々変更して実施することができる。
100 画像処理装置
102 マルチコアCPU
104 第1コア
106 第2コア
108 ROM
110 RAM
112 ホストバス
120 バスコントローラ
130 HDD
140 第1デバイス
142 第2デバイス
144 第3デバイス
150 画像入力部
152 画像形成部
154 操作部
160 拡張バス

Claims (7)

  1. 複数の処理手段と、不揮発性記憶手段と、揮発性記憶手段と、記録紙に画像を形成するためのハードウェアデバイスとを備える画像処理装置であって、
    前記画像処理装置への電力供給が開始されると、複数の前記処理手段のうちの1つの処理手段である第1処理手段は、前記不揮発性記憶手段及び前記揮発性記憶手段の初期化処理を実行して、前記不揮発性記憶手段及び前記揮発性記憶手段へのアクセスを可能にし、
    前記不揮発性記憶手段及び前記揮発性記憶手段へのアクセスが可能になれば、
    前記第1処理手段は、前記画像処理装置の基本プログラムを起動し、
    複数の前記処理手段のうち、前記第1処理手段と異なる1つの処理手段である第2処理手段は、前記不揮発性記憶手段から前記ハードウェアデバイスの初期化情報を読出し、当該初期化情報を前記ハードウェアデバイスの初期化対象であるレジスタ、及び前記揮発性記憶手段の初期化対象である領域に設定することにより、前記ハードウェアデバイスの初期化を実行することを特徴とする画像処理装置。
  2. 複数の前記処理手段は、前記第1処理手段による前記基本プログラムの起動、及び前記第2処理手段による前記ハードウェアデバイスの初期化が完了した後、アプリケーションプログラムを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2処理手段は、前記第1処理手段による前記基本プログラムの起動が完了したか否かを判定することにより、前記アプリケーションプログラムを実行可能なタイミングを決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記ハードウェアデバイスを複数備え、
    複数の前記処理手段のうち、前記第1処理手段及び第2処理手段と異なる処理手段と、前記第2処理手段とは、複数の前記ハードウェアデバイスのうち、各々に割当てられたハードウェアデバイスの初期化を実行することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 割当てられたハードウェアデバイスの初期化を終えた処理手段は、割当てられたハードウェアデバイスの初期化を終えていない処理手段に割当てられたハードウェアデバイスの一部の初期化を、割当てられたハードウェアデバイスの初期化を終えていない前記処理手段に代わって実行することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置に対するユーザの指示を受付ける操作手段をさらに備え、
    前記ユーザによる前記操作手段の操作に応じて、前記第2処理手段が、前記不揮発性記憶手段から読出した前記初期化情報を、前記ハードウェアデバイスの初期化対象であるレジスタ、及び前記揮発性記憶手段の初期化対象である領域に設定することにより、前記ハードウェアデバイスを初期化する処理と、前記第1処理手段又は第2処理手段が、ハードウェアデバイスを検出し、検出された当該ハードウェアデバイスを初期化する処理とが、選択的に実行されることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 複数の前記処理手段は、CPU又はCPUコアであることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019053452A (ja) * 2017-09-14 2019-04-04 株式会社明電舎 情報処理装置
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