JP2019053452A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報処理装置の稼動開始時間の短縮化に貢献可能な技術を提供する。【解決手段】情報処理装置1のマルチコアプロセッサPが、例えばメモリ使用容量の異なる複数のオペレーティングシステムOS10,20をそれぞれ異なるプロセッサコアC1,C2に搭載して動作させ、各コアC1,C2からアクセスされてデータを共有メモリMによって授受できる構成とする。各コアC1,C2のうち、自身搭載OS(OS10またはOS20)に係る起動処理を先に完了した完了コア(コアC1またはコアC2)に対しては、代替実行機能部により、当該完了後、自身搭載OSに係る起動処理が未完了である未完了コア(コアC1またはコアC2)の替わりに、当該未完了の起動処理残部の少なくとも一部を代替実行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば各種機器の制御に適用されている情報処理装置に貢献する技術に係るものである。
例えば各種設備(水処理設備,電力設備等)のシーケンス制御に適用されている情報処理装置(例えばプログラマブルコントローラ等)においては、複数のプロセッサコア(以下、単にコアと適宜称する)を有するマルチコアプロセッサを具備した構成が適用され始めている(例えば特許文献1,2)。
このような情報処理装置の場合、マルチコアプロセッサに複数のOS(オペレーティングシステム)を搭載(例えば異なる性質の複数のOSを搭載)して稼動させることが可能となる。その一例としては、クラウド側との間で拡張性(スケーラビリティ,高機能性等)が要求される情報処理用のOS(以下、単に情報処理用OSと適宜称する)や、設備の監視機器等との間でリアルタイム性が要求されるOS(以下、単にRT用OSと適宜称する)を、別々のコアに搭載して適宜動作するように稼動させることが挙げられる。
特開2011−65528号公報 特開2016−1469号公報
前述のように複数のOSを搭載した情報処理装置の場合、電源起動後、各OSに係る起動処理(例えば、OSに係る周辺機器に対する初期化処理や診断処理(セルフチェック)等の起動処理)をそれぞれ開始して実行することが挙げられるが、起動処理が完了に至るまでの時間(以下、単に起動完了時間と適宜称する)において差異が生じたり、当該起動完了時間が予想よりも長くなってしまうこと等が起こり得る。
また、前述のような情報処理装置は、全てのOSに係る起動処理が完了した後に稼動開始(例えばユーザ等により利用開始)することが望ましいが、例えば起動完了時間の長いOSが搭載されている場合には、当該稼動開始に至るまでの時間(以下、単に稼動開始時間と適宜称する)が遅くなってしまう傾向となる。
本発明は、前述のような課題を鑑みてなされたものであって、情報処理装置の稼動開始時間の短縮化に貢献可能な技術を提供することにある。
この発明に係る情報処理装置は、前述のような課題の解決に貢献できるものであり、その一態様としては、複数のオペレーティングシステムをそれぞれ異なるプロセッサコアに搭載して動作させるマルチコアプロセッサが、各プロセッサコアからアクセスされてデータを授受する共有メモリと、各プロセッサコアに対し、各オペレーティングシステムのうち自身が搭載している自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理をそれぞれ開始して実行させる開始実行機能部と、各プロセッサコアに対し、開始実行機能部により実行させた起動処理の進捗状況を共有メモリにそれぞれ記録させる進捗記録機能部と、各プロセッサコアのうち自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理を先に完了した完了プロセッサコアに対し、当該完了後、自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理が未完了である未完了プロセッサコアの替わりに、当該未完了の起動処理残部の少なくとも一部を代替実行させる代替実行機能部と、を備えていることを特徴とする。
マルチコアプロセッサは、各プロセッサコアのうち自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理を先に完了した完了プロセッサコアに対し、当該完了後、共有メモリに記録されている進捗状況に基づいて、自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理が未完了である未完了プロセッサコアの有無を確認させる未完了コア確認機能部を、更に備え、代替実行機能部は、未完了コア確認機能部により確認された未完了の起動処理残部の少なくとも一部を代替実行することを特徴とするものでも良い。
また、マルチコアプロセッサは、完了プロセッサコアに対し、起動処理残部のうち一部を代替実行機能部により代替実行させ、未完了プロセッサコアに対し、起動処理残部のうち他部を実行させることを特徴とするものでも良い。
また、代替実行機能部は、起動処理残部のうち、進捗状況に基づいて予め設定された範囲を代替実行することを特徴とするものでも良い。
また、マルチコアプロセッサは、未完了プロセッサコアに対し、代替実行機能部によって起動処理残部が代替実行された場合に当該代替実行の完了を確認させる代替完了確認機能部を、更に備えていることを特徴とするものでも良い。
また、マルチコアプロセッサは、完了プロセッサコアに対し、未完了プロセッサコアによる起動処理の停滞の有無を、進捗状況に基づいて判定させる停滞判定機能部と、判定結果において停滞が有るものと判定された場合に、完了プロセッサコアに対し、未完了プロセッサコアの再起動を実行させる再起動実行機能部と、を更に備えていることを特徴とするものでも良い。
また、各オペレーティングシステムは、メモリ使用容量がそれぞれ異なることを特徴とするものでも良い。
なお、前述の情報処理装置の態様として、コンピュータを機能させるプログラムとして構成することも可能である。
以上示したように本発明によれば、情報処理装置の稼動開始時間の短縮化に貢献すること可能となる。
本実施形態の一例である情報処理装置1を説明するための概略構成図。 情報処理装置1の機能構成例を説明するための概略構成図。 情報処理装置1の動作例1を説明するためのフローチャート。 情報処理装置1の動作例2を説明するためのフローチャート。 情報処理装置1の動作例3を説明するためのフローチャート。
本発明の実施形態の情報処理装置は、複数のOSをそれぞれ異なるコアに搭載して動作させるマルチコアプロセッサにおいて、従来のように単に各OSに係る起動処理をそれぞれ開始して実行させる構成とは全く異なるものである。すなわち、各コアのうち、自身搭載OS(各OSのうち自身が搭載しているOS)に係る起動処理を先に完了したコア(以下、単に完了コアと適宜称する)に対し、当該完了後、自身搭載OSに係る起動処理が未完了であるコア(以下、単に未完了コアと適宜称する)の替わりに、当該未完了の起動処理残部の少なくとも一部を代替実行させることを特徴とした構成である。
この本実施形態のような情報処理装置によれば、たとえ各OSに係る起動完了時間において差異が生じたり、当該起動完了時間が予想よりも長くなってしまった場合であっても、各コアのうち完了コアが、未完了コアの起動処理の一部(起動処理残部)を替わりに代替実行する、すなわち完了コアが未完了コアを補助することにより、情報処理装置の稼動開始時間が遅滞化しないように抑制することが可能となる。
例えば、各OSの容量がそれぞれ異なる場合(例えば、情報処理用OS,RT用OSが搭載されている場合)であって、一方のOSのメモリ使用容量が比較的大きい場合には、起動処理時間が拡張し易い傾向であることが考えられるが、本実施形態によれば、当該起動処理時間が拡張するような傾向を抑制するように貢献可能となる。
本実施形態の情報処理装置は、種々の分野(例えば各種設備で適用されているPLC技術や情報処理技術等の分野)の技術常識を適宜適用して設計することが可能であり、その一例として以下に示すものが挙げられる。
≪本実施形態の一例である情報処理装置1の概略構成≫
図1に示す本実施形態の一例である情報処理装置1は、複数のコア(図1中ではコアC1,C2の2個)を有したマルチコアプロセッサP(以下、単にプロセッサPと適宜称する)を備えたものであって、例えば図外の設備(水処理設備,電力設備等)に適宜設置し、当該設備の監視対象(図示省略)と上位システム(図示省略)との間で適宜動作できるように構成されたものである。
この情報処理装置1の場合、図1に示すように、プロセッサPが、コアC1,C2にそれぞれOS10,20を搭載し、コアC1,C2から各々アクセスされてデータを授受(例えば図中矢印方向に授受)することが可能な共有メモリMを備えた構成となっているが、これに限定されるものではなく、種々の構成に適用変更することが可能である。
例えば、プロセッサPは、前述のように単にコアC1,C2の2個を備えたものに限定されず、3個以上を備えた構成であっても良く、図外のバス等を介して共有メモリMに各々アクセスしてデータを授受することが可能な構成が挙げられる。
また、共有メモリMにおいても、各コア(図1ではコアC1,C2)からそれぞれアクセスされてデータを授受できるものであれば、特に限定されるものではない。
また、OSにおいても、単にOS10,20の2個を備えたものに限定されず、3個以上を備えた構成であっても良く、各OSがそれぞれ異なるコアに搭載されて動作するものであれば良い。また、各OSは、単に1個のコアに搭載されるのではなく、複数のコアに搭載されても良い。例えば図1のコアC1,C2をそれぞれ2個(合計4個のコア)備えているものとして、当該2個のコアC1に対し1個のOS10を搭載し、2個のコアC2に対しては1個のOS20を搭載した構成(図示省略)であっても良い。
また、OSの種類も特に限定されず、情報処理装置1の使用目的等に応じて適宜選択して搭載することが可能であり、各OSのメモリ使用容量がそれぞれ異なる構成であっても良い。その一例としては、メモリ使用容量が比較的大きい情報処理用OS(例えばLinux(登録商標)、Windows(登録商標)等の汎用OS)と、当該メモリ使用容量が比較的小さいRT用OS(例えばμITRON等)と、を搭載した構成が挙げられる。
また、プロセッサP等の他に、例えば通常のコンピュータのハードウェアリソース(例えばCPU等の演算処理部、ROM,RAM等の主記憶装置、SSD,HDD等の補助記憶装置など)を適宜備えても良く、OS10,20の他に、例えば通常のコンピュータのソフトウェアリソース(アプリケーションなど)を備えても良い。
以上のような情報処理装置1のハードウェアリソースとソフトウェアリソースの協働の結果、プロセッサPは、例えば図2の機能構成例に示すように、開始実行機能部11,進捗記録機能部12,代替実行機能部13を実装したものとなっている。なお、情報処理装置1においては、前述のような各機能部11〜13の他に、図2に示すように未完了コア確認機能部14,代替完了確認機能部15,停滞判定機能部16,再起動実行機能部17等を更に実装したものとしても良い。
この図2の情報処理装置1において、開始実行機能部11は、各コアC1,C2に対し、自身搭載OS(図1の場合、コアC1はOS10、コアC2はOS20)に係る起動処理を、それぞれ開始して実行させるように構成されたものである。起動処理においては、OS10,20に係る周辺機器(例えばフラッシュメモリ,LAN,コア内蔵ペリフェラル等)に対する各種初期化処理や各種診断処理(セルフチェック)等が挙げられ、種々の起動処理項目が考えられる。各起動処理が完了に至るまでの起動完了時間においては、例えばOS10,20の種類(例えばOSのメモリ使用容量の違い)や周辺機器の状況(例えば周辺機器との通信状況)等によって差異が生じ得ることが考えられる。
進捗記録機能部12は、各コアC1,C2に対し、開始実行機能部11により実行させた起動処理の進捗状況を、共有メモリMにそれぞれ記録させるように構成されたものである。進捗状況においては、各起動処理の進行具合や、何れの起動処理項目が済んでいるかどうかや、起動処理の停滞(例えば停止、あるいは極めて遅い状態等)の有無等が挙げられる。このような進捗状況によれば、各OS10,20に係る起動完了時間を予め予測することも可能である。進捗状況を記録する手法としては、特に限定されるものではない。
代替実行機能部13は、コアC1,C2のうち、自身搭載OSに係る起動処理を先に完了した完了コアに対し、当該完了後、自身搭載OSに係る起動処理が未完了である未完了コアの替わりに、当該未完了の起動処理残部を代替実行させるように構成されたものである。
代替実行機能部13によって代替実行させる範囲は、起動処理残部の全てであっても良いし、その一部のみに制限しても良い。例えば、起動処理項目が複数個存在し分類できるような状況であれば、起動処理残部のうち一部の起動処理項目に制限して代替実行できるように構成することも挙げられる。また、代替実行機能部13において、前述のように起動処理残部の一部のみを実行する場合には、当該起動処理残部の他部を、例えば未完了コアに対して実行させることとなる。
ここで、前述のように完了コアの自身搭載OSに係る起動処理の完了時に存在し得る起動処理残部は、各OS10,20に係る起動処理項目や起動完了時間等によって異なるものであるが、当該起動処理項目や起動完了時間等を含んだ進捗状況によれば、当該完了時に存在し得る起動処理残部を予め予測することも可能である。
このように進捗状況等に基づいて起動処理残部を予測できる場合には、代替実行機能部13によって代替実行する範囲を予め設定(各OSの起動完了時間等により予測して予め設定)することも可能である。例えば、各OSに係る起動処理において複数個の起動処理項目が存在しそれぞれ所望の順番で実行される場合には、当該起動処理項目のうち後段側が代替実行する範囲として予め設定されることが挙げられる。
なお、代替実行機能部13は、完了コアの自身搭載OSの起動処理が完了後、起動処理残部を直ちに代替実行するのではなく、後述の未完了コア確認機能部14によって未完了コアの有無を確認した後に、当該起動処理残部を代替実行するように構成しても良い。
未完了コア確認機能部14は、コアC1,C2のうち自身搭載OSに係る起動処理を先に完了した完了コアに対し、当該完了後、共有メモリに記録されている進捗状況に基づいて、未完了コアの有無を確認させるように構成されたものである。このように未完了コアを確認することにより、起動処理残部の有無を確認することができる。この起動処理残部が確認できなかった場合には、代替実行機能部13による代替実行を省略することも可能である。この未完了コアを確認する構成としては、種々の態様のものを適用することが可能であり、その一例としては、各コアC1,C2に対し、自身搭載OSに係る起動処理が完了した場合に当該完了した旨のフラグ(以下、単に起動処理完了フラグと適宜称する)を共有メモリMに記録させるようにし、その起動処理完了フラグの有無を完了コアによって確認させる構成が挙げられる。
代替完了確認機能部15は、未完了コアに対し、代替実行機能部13によって起動処理残部が代替実行された場合に、当該代替実行の完了を確認させるように構成されたものである。この代替完了確認機能部15により、未完了コア側においては、当該代替実行の完了を確認し自身搭載OSの全ての起動処理を完了とみなしてから、当該自身搭載OSを適宜動作させることも可能である。このように起動処理を確認する構成としては、種々の態様のものを適用することが可能であり、その一例としては、完了コアが代替実行を完了した場合に当該完了した旨のフラグ(以下、単に代替実行完了フラグと適宜称する)を共有メモリMに記録させるようにし、その代替実行完了フラグの有無を未完了コアによって確認させる構成が挙げられる。
停滞判定機能部16は、完了コアに対し、未完了コアによる起動処理の停滞の有無を、進捗状況に基づいて判定させるように構成されたものである。この停滞判定機能部16により、例えば未完了コア側において停止している状態や極めて遅い状態等、何らかの意に反する状況で停滞している場合に、当該停滞を確認することが可能となる。また、後述の再起動実行機能部17等によって再起動させ、改めて起動処理を開始(稼動できるように対応)させることが可能である。
再起動実行機能部17は、停滞判定機能部16による判定結果において停滞が有るものと判定された場合に、完了コアに対し、未完了コア側の再起動を実行させるように構成されたものである。この再起動実行機能部17により未完了コア側を再起動させた後は、前述の機能部11〜16を適宜動作させて、未完了コアの自身搭載OSに係る起動処理を改めて実行させることとなる。
なお、前述のような再起動によっても起動処理が所望通り完了できないような状況の場合には、当該状況を進捗状況として共有メモリMに記録したり、出力装置(例えば、ディスプレイ,プリンタ,スピーカ,ランプ等)により適宜出力することが挙げられ、これにより、当該状況を情報処理装置1のユーザに認識させることも可能となる。
以上示した情報処理装置1は、各機能部11〜17の全てを必ずしも具備する必要はなく、本発明の目的を達成できる態様であれば、各機能部11〜17のうち一部を適宜省略したり、他の機能部を適宜追加して具備しても良い。
《情報処理装置1の動作例1》
次に、図1,図2に示したように構成された情報処理装置1の動作例1を、図3に基づいて説明する。なお、この動作例1は、OS10,20にそれぞれ同様のもの(例えば情報処理用OS)が適用され、それらOS10,20のうち何れか一方に係る起動処理が先に完了する場合の一例を示すものである。
まず、情報処理装置1を電源起動すると、図3のハードウェア起動処理ステップS1により、プロセッサPが起動し、続いて周辺機器等が順次起動する。次に、開始実行処理ステップS2により、開始実行機能部11が、各コアC1,C2に対して搭載されているOS10,20に係る起動処理をそれぞれ開始して実行させ、各起動処理の進捗状況については共有メモリMにそれぞれ記録させていく。
そして、OS10,20に係る起動処理のうち何れかが完了すると、残部確認処理ステップS3により、未完了コア確認機能部14が、完了コア(コアC1,C2のうち自身搭載OSに係る起動処理を先に完了した方)に対し、共有メモリMに記録されている進捗状況を読み取らせて、その他の起動処理完了フラグの有無(未完了コアの有無に相当)を確認させる。
次に、確認残部実行処理ステップS4に移行し、代替実行機能部13が、完了コア側に対し、残部確認処理ステップS3により確認された未完了コア側の起動処理残部について代替実行させる。この代替実行が完了した後、代替完了確認処理ステップS5に移行し、代替完了確認機能部15が、未完了コア側に対して、共有メモリに記録されている進捗状況を読み取らせて代替完了フラグを確認させる。そして、情報処理装置1においては、全てのOSに係る起動処理が完了している状態であり、所望の稼動を開始可能な状態となる。
《情報処理装置1の動作例2》
次に、図1,図2に示したように構成された情報処理装置1の動作例2を、図4に基づいて説明する。なお、この動作例2は、OS10にメモリ使用容量が比較的大きい情報処理用OSを適用し、OS20にはメモリ使用容量が比較的小さいRT用OSを適用したものとし、OS20に係る起動処理が先に完了する場合の一例を示すものである。また、進捗状況に基づいて、OS10の起動処理残部を予め予測し、代替実行機能部13によって代替実行する範囲を予め設定してあるものとする。図3に示すものと同様のものには、同一符号を付する等により、その詳細な説明を適宜省略する。
まず、情報処理装置1を電源起動すると、図4の処理ステップS1,S2を経て、コアC2の自身搭載OSであるOS20に係る起動処理が完了すると、処理ステップS3により、未完了コア確認機能部14が、コアC2(完了コア)に対し、共有メモリMに記録されている進捗状況を読み取らせて、コアC1の起動処理完了フラグの有無(未完了コアの有無に相当)を確認させる。
次に、設定残部実行処理ステップS41に移行し、代替実行機能部13が、コアC2側に対し、処理ステップS3により確認されたコアC1側の起動処理残部について、予め設定された範囲で代替実行させる。この代替実行が完了した後、処理ステップS5に移行し、代替完了確認機能部15が、コアC1側に対し、共有メモリに記録されている進捗状況を読み取らせて代替完了フラグを確認させる。そして、情報処理装置1においては、全てのOSに係る起動処理が完了している状態であり、所望の稼動を開始可能な状態となる。
なお、図4においては、設定残部実行処理ステップS41により代替実行させる範囲が予め設定された場合について説明したが、当該範囲が設定されていない場合には、例えば処理ステップS3で読み取った進捗情況に基づいて起動処理残部を特定し、その特定した起動処理残部を適宜代替実行することが挙げられる。
《情報処理装置1の動作例3》
次に、図1,図2に示したように構成された情報処理装置1の動作例3を、図5に基づいて説明する。なお、この動作例3は、OS10にメモリ使用容量が比較的大きい情報処理用OSを適用し、OS20にはメモリ使用容量が比較的小さいRT用OSを適用し、OS20に係る起動処理が当該起動処理の途中で停滞して、OS10に係る起動処理が先に完了する場合の一例を示すものである。図3,図4に示すものと同様のものには、同一符号を付する等により、その詳細な説明を適宜省略する。
まず、情報処理装置1を電源起動すると、図5の処理ステップS1,S2を経て、コアC1の自身搭載OSであるOS10に係る起動処理が完了すると、処理ステップS3により、未完了コア確認機能部14が、コアC1(完了コア)に対し、共有メモリMに記録されている進捗状況を読み取らせて、コアC2の起動処理完了フラグの有無(未完了コアの有無に相当)を確認させる。この動作例3の場合では、OS20に係る起動処理の停滞している状況が、停滞判定機能部16によって確認されることとなる。
次に、処理ステップS4に移行し、代替実行機能部13が、コアC1側に対し、処理ステップS3により確認されたコアC2側の起動処理残部について代替実行させる。この代替実行が完了した後、再起動処理ステップS42に移行し、再起動実行機能部17が、コアC1に対し、コアC2側の再起動を実行させる。そして、コアC2側が再起動されると、情報処理装置1においては、全てのOSに係る起動処理は完了している状態であり、所望の稼動を開始可能な状態となる。
なお、図5においては、処理ステップS41による代替実行が完了した後に処理ステップS42により再起動を行った場合の動作について説明したが、例えば、当該処理ステップS41による代替実行を省略し、処理ステップS42の再起動後にコアC2側で改めて起動処理を実行させるよう動作させても良い。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変更等が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変更等が特許請求の範囲に属することは当然のことである。例えば本発明は、コンピュータを前述の各機能部11〜17として機能させるプログラムとして構成することもできる。このプログラムによれば、コンピュータに前述のステップS1〜S5等の各処理を実行させることができる。このプログラムは、CD−ROM,DVD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−R,DVD−RW,MO,HDD,BD−ROM,BD−R,BD−REなどの記録媒体に記録して、保存・配布することも可能である。この記録媒体は、記録媒体駆動装置を利用して読み出され、そのプログラムコード自体が前記実施形態の処理を実現するので、該記録媒体も本発明を構成する。
また、通信媒体においては、特に限定されるものではなく、電話回線の有線通信媒体、マイクロ波回線の無線通信媒体等を含んだものが挙げられ、インターネットも含んでも良い。
また、前述のようなプログラムの処理の全てもしくは一部がコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットにより行われて本実施形態のような機能が実現される場合も、挙げられる。
1…情報処理装置
11…開始実行機能部
12…進捗記録機能部
13…代替実行機能部
14…未完了コア確認機能部
15…代替完了確認機能部
16…停滞判定機能部
17…再起動実行機能部
P…マルチコアプロセッサ
C1,C2…プロセッサコア
M…共有メモリ

Claims (8)

  1. 複数のオペレーティングシステムをそれぞれ異なるプロセッサコアに搭載して動作させるマルチコアプロセッサが、
    各プロセッサコアからアクセスされてデータを授受する共有メモリと、
    各プロセッサコアに対し、各オペレーティングシステムのうち自身が搭載している自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理をそれぞれ開始して実行させる開始実行機能部と、
    各プロセッサコアに対し、開始実行機能部により実行させた起動処理の進捗状況を共有メモリにそれぞれ記録させる進捗記録機能部と、
    各プロセッサコアのうち自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理を先に完了した完了プロセッサコアに対し、当該完了後、自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理が未完了である未完了プロセッサコアの替わりに、当該未完了の起動処理残部の少なくとも一部を代替実行させる代替実行機能部と、
    を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. マルチコアプロセッサは、
    各プロセッサコアのうち自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理を先に完了した完了プロセッサコアに対し、当該完了後、共有メモリに記録されている進捗状況に基づいて、自身搭載オペレーティングシステムに係る起動処理が未完了である未完了プロセッサコアの有無を確認させる未完了コア確認機能部を、更に備え、
    代替実行機能部は、未完了コア確認機能部により確認された未完了の起動処理残部の少なくとも一部を代替実行することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. マルチコアプロセッサは、
    完了プロセッサコアに対し、起動処理残部のうち一部を代替実行機能部により代替実行させ、
    未完了プロセッサコアに対し、起動処理残部のうち他部を実行させることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
  4. 代替実行機能部は、起動処理残部のうち、進捗状況に基づいて予め設定された範囲を代替実行することを特徴とする請求項1〜3のうち何れかに記載の情報処理装置。
  5. マルチコアプロセッサは、
    未完了プロセッサコアに対し、代替実行機能部によって起動処理残部が代替実行された場合に当該代替実行の完了を確認させる代替完了確認機能部を、更に備えていることを特徴とする請求項1〜4のうち何れかに記載の情報処理装置。
  6. マルチコアプロセッサは、
    完了プロセッサコアに対し、未完了プロセッサコアによる起動処理の停滞の有無を、進捗状況に基づいて判定させる停滞判定機能部と、
    判定結果において停滞が有るものと判定された場合に、完了プロセッサコアに対し、未完了プロセッサコアの再起動を実行させる再起動実行機能部と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項1〜5のうち何れかに記載の情報処理装置。
  7. 各オペレーティングシステムは、メモリ使用容量がそれぞれ異なることを特徴とする請求項1〜6のうち何れかに記載の情報処理装置。
  8. 請求項1〜7のうち何れかに記載の情報処理装置として、コンピュータを機能させるプログラム。
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