JP2015087365A - 無線通信装置及び時刻補正方法 - Google Patents

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智章 廣田
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智章 廣田
芳和 杉山
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Abstract

【課題】本発明は、アドホックネットワークにおいて、他の機器との時刻同期が行われない期間を低減する無線通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】無線通信装置30は、ネットワークの時刻を示す時刻情報を送信する無線通信装置30であって、前記時刻情報を計時する時刻計時部44と、前記時刻情報を送信する前に前記時刻計時部44が計時する時刻情報を所定の時間進める時刻補正部45と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信装置及び時刻補正方法に関する。
複数の通信装置を有する通信ネットワークにおいて、通信装置の間で時刻同期(時刻補正)を行う技術が知られている。例えば、IEEE802.11系の無線LAN(Local Area Network)では、TSF(Timing Synchronization Function)等によって、通信装置間の時刻同期が行われる。(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1には、アクセスポイントを介さずに、無線LAN装置同士が相互に通信を行うアドホックネットワークであるIBSS(Independent Basic Service Set)における、無線LAN装置間の時刻同期に係る技術が記載されている。IBSSでは、各無線LAN装置は、ビーコンの送信周期を示すTBTT(Target Beacon Transmission Time)からランダムな待ち時間の間にビーコンを受信しなかった場合、時刻情報であるTSFタイマの値を含むビーコンを送信する。一方、ランダムな待ち時間の間にビーコンを受信した場合、各無線LAN装置は、受信したビーコンに含まれるTSFタイマの値が、自装置のTSFタイマの値よりも大きい場合に、受信したTSFタイマの値で自装置のTSFタイマの値を更新する。
IEEE802.11‐2012,10.1.2.2 TFS for an IBSS
非特許文献1に開示された技術では、ネットワーク内で相対的に大きいTSFタイマの値を有する無線LAN装置は、他の機器からビーコンを受信しても自装置のTSFタイマ値の更新を行わない場合があり、他の機器と時刻同期が行われない期間が発生し得る。
本発明の実施の形態は、上記問題点を鑑みてなされたものであって、アドホックネットワーク等において、他の機器との時刻同期が行われない期間を低減する無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様による無線通信装置(30)は、アドホックネットワークの時刻を示す時刻情報を送信する無線通信装置(30)であって、前記時刻情報を計時する時刻計時部(44)と、前記時刻情報を送信する前に前記時刻計時部(44)が計時する時刻情報を所定の時間進める時刻補正部(45)と、を有する。
好ましくは、前記アドホックネットワークから前記時刻情報を受信した場合、前記時刻補正部(45)は、前記受信した時刻情報を用いて前記時刻計時部(44)が計時する時刻情報を更新する。
また、本発明の一実施態様による時刻補正方法は、アドホックネットワークの時刻を示す時刻情報を送信する無線通信装置(30)の時刻補正方法であって、前記時刻情報を計時し、前記時刻情報を送信する前に、計時している前記時刻情報を所定の時間進める。
好ましくは、前記時刻補正方法は、前記アドホックネットワークから前記時刻情報を受信した場合、前記受信した時刻情報を用いて前記計時している時刻情報を更新する。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、アドホックネットワークにおいて、他の機器との時刻同期が行われない期間を低減する無線通信装置を提供することができる。
トイラジコンシステムの一実施形態のブロック図である。 スポーツ解析システムの一実施形態のブロック図である。 一実施形態に係る無線LAN装置のブロック図である。 一実施形態に係るビーコンフレームを示す図である。 一実施形態に係る第1の時刻補正処理の流れを示すフローチャートである。 一実施形態に係る第1の時刻補正処理の動作を説明するための図である。 一実施形態に係る第2の時刻補正処理の流れを示すフローチャートである。 一実施形態に係る第2の時刻補正処理の動作を説明するための図である。 一実施形態に係るトイラジコンシステムにおける時刻補正動作を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
(トイラジコンシステム)
図1は、本発明の無線通信装置である無線LAN装置13を使用したトイラジコンシステムの一実施形態のブロック図である。図1において、トイラジコン10は例えばヘリコプタや自動車等の玩具であり、トイラジコン10はモータ、LEDを含む駆動部11と、ジャイロセンサや速度センサ等のセンサ部12と、無線LAN装置13を有している。
無線LAN装置13は、例えばスマートホン15との間で無線LANのアドホックモードであるIBSS(Independent Basic Service Set)等で相互接続される。スマートホン15はリモートコントローラとして使用される。スマートホン15からの操作指令は無線LANを介して無線LAN装置13に対し送信され、無線LAN装置13は上記操作指令に基づいた制御信号を生成して駆動部11に供給する。上記制御信号としてはPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号であったり、GPIO(General Purpose Input/Output:汎用入出力)信号であったりする。
また、センサ部12内の各センサが出力する検出信号は、SPI(Serial Peripheral Interface)やI2C(Inter‐Integrated Circuit)等を通して無線LAN装置13に供給され、無線LAN装置13から無線LANを介してスマートホン15に供給され、スマートホン15においてトイラジコン10の姿勢や速度等の状態が表示される。
図1において、トイラジコン10とスマートホン15とのIBSS接続は、例えば、以下の手順で行われる。
1)IBSSネットワーク作成:図1において、トイラジコン10の電源スイッチをオンにすると、無線LAN装置13は間欠送受信処理を実行する間欠送受信モードとなり、ビーコンフレーム(以下、単に「ビーコン」と呼ぶ)送信を行う。
2)IBSSネットワークへの参加:スマートホン15は無線LAN装置13が送信するビーコンを受信し、無線LAN装置13のIBSSネットワークに接続する。無線LAN装置13はスマートホン15が接続してきたことを検知して間欠送受信モードから定常送受信処理を実行する定常送受信モードに遷移し、その後、定常送受信モードを維持する。
3)データ通信準備:スマートホン15はIPアドレスを設定する。このとき、無線LAN装置13がDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバとなる。その後、スマートホン15は、MACアドレスの問い合わせを行い、無線LAN装置13のMACアドレスを取得する。
4)データ通信:スマートホン15からの操作指令で駆動部11のモータやLEDの動作を制御する。
5)切断:無線LAN装置13はスマートホン15からのビーコンの受信が一定期間を超えて途絶えた場合、間欠送受信モードに遷移する。
(スポーツ解析システム)
図2は本発明の無線通信装置である無線LAN装置を使用したスポーツ解析システムの一実施形態のブロック図である。図2において、センサユニット20A,20B,…,20Xそれぞれは被験者の右手首、左手首、頭部などの体の各部に装着される。各センサユニット20A〜20Xそれぞれは、3次元位置センサ等のセンサ部21A〜21Xと、無線LAN装置22A〜22Xを有している。
無線LAN装置22A〜22Xは、例えばスマートホン25との間で無線LANのアドホックモードであるIBSSにより相互接続される。スマートホン25は解析・表示装置として使用される。センサ部21A〜21Xが出力する位置検出信号は、SPIやI2C等を通して無線LAN装置22A〜22Xに供給され、無線LAN装置22A〜22Xから無線LANを介してスマートホン25に供給され、スマートホン25において右手首、左手首、頭部などの体の各部の3次元位置が表示され、被験者の体の動きが解析される。
図2において、センサユニット20A〜20Xと、スマートホン25との接続は、例えば、以下の手順で行われる。
1)IBSSネットワーク作成:図2において、センサユニット20Aの電源スイッチをオンにすると、無線LAN装置22Aは間欠送受信処理を実行する間欠送受信モードとなり、ビーコン送信を行う。
2)IBSSネットワークへの参加1:スマートホン25は無線LAN装置22Aが送信するビーコンを受信し、無線LAN装置22AのIBSSネットワークに接続する。無線LAN装置22Aはスマートホン25が接続してきたことを検知して間欠送受信モードから定常送受信処理を実行する定常送受信モードに遷移し、その後、定常送受信モードを維持する。
3)データ通信準備1:スマートホン25はIPアドレスを設定する。このとき、無線LAN装置22AがDHCPサーバとなる。その後、スマートホン25は、MACアドレスの問い合わせを行い、無線LAN装置22AのMACアドレスを取得する。
4)IBSSネットワークへの参加2:センサユニット20B〜20Xの電源スイッチをオンにすると、無線LAN装置22B〜22Xは受信モードとなり、受信する無線チャネルを定期的に切り替える。
5)データ通信準備2:スマートホン25は無線LAN装置22B〜22XのMACアドレスを取得する。このとき、スマートホン25はMACアドレス問い合せフレームを送信し、無線LAN装置22B〜22Xはこの問い合せに応答して自装置のMACアドレスをスマートホン25に送信する。
6)データ通信:スマートホン25は各無線LAN装置22A〜22Xとデータ通信を行い、センサ部21A〜21Xで検出した位置検出情報の取得等を行う。
7)切断:無線LAN装置22Aはスマートホン25からのビーコンの受信が一定期間を超えて途絶えた場合、間欠送受信モードに遷移する。無線LAN装置22B〜22Xはスマートホン25からのビーコンの受信が一定期間を超えて途絶えた場合、受信モードに遷移する。
(時刻同期)
ここで、IBSSネットワークにおける時刻同期の概略について説明する。IBSSネットワークでは、ビーコンの送信周期を示すTBTT(Target Beacon Transmission Time)が定められている。IBSSネットワークに属する各無線LAN装置は、自装置のTSF(Timing Synchronization Function)タイマのタイマ値等を参照して、TBTTになったことを判断する。各無線LAN装置は、TBTTになったと判断すると、ランダム時間の遅延の後、まだ誰もビーコンを送信していないと認識した場合に、自装置のTSFタイマの値を含むビーコンを送信する。
一方、各無線LAN装置は、TBTTからランダム時間の遅延の間に他の無線LAN装置が送信したビーコンを受信した場合、ビーコンの送信を中止し、受信したビーコンに含まれるTSFタイマの値と自装置のTSFタイマの値とを比較する。そして、各無線LAN装置は、受信したTSFタイマの値が自装置のTSFタイマの値よりも大きい、すなわち、受信した時刻情報が自装置の時刻情報よりも進んでいる場合、受信したTSFタイマの値で自装置のTSFタイマの値を更新する。
つまり、IBSSネットワークでは、以下の式(1)が成り立つ場合に、受信したTSFタイマの値で、自装置のTSFタイマの値を更新する。
(受信したTSFタイマ値)>(自装置のTSFタイマ値) …(1)
従って、IBSSネットワークでは、例えば、各無線LAN装置間のクロックの誤差等により、式(1)の関係が成り立たない期間、すなわち、時刻同期が行われない期間が発生し得る。
そこで、本発明に係る無線通信装置である無線LAN装置13、及び22A〜22Xは、TSFタイマの値(時刻情報)を含むビーコンを送信する前に、自装置のTSFタイマの値を所定の時間進める。好適な例として、本発明に係る無線LAN装置は、TBTTのタイミングに応答して、自装置のTSFタイマの値を所定の時間進める。このように、継続的にIBSSネットワークの時刻情報を進めることにより、IBSSネットワーク内の各無線LAN装置間で式(1)の関係が成り立つように制御する。これにより、IBSSネットワーク内の無線LAN装置間で時刻同期が行われない期間を低減することができる。
さらに、本発明に係る無線通信装置である無線LAN装置13、及び22A〜22Xは、受信したTSFタイマの値にかかわらず、受信したTSFタイマの値で自装置のTSFタイマの値を更新する。これにより、無線LAN装置13、及び22A〜22Xは、ビーコンの送信を行わない場合でも、IBSSネットワーク内の他の機器と時刻同期を行うことができる。
<無線LAN装置の構成>
図3は一実施形態に係る無線LAN装置のブロック図である。この無線LAN装置30は、無線LAN装置13、及び22A〜22Xとして用いられる。図3において、無線LAN装置30はRF送受信部31、変復調部32、送受信データバッファ33、I/F部34、及びMAC処理部35を有している。
RF送受信部31はアンテナ36からのRF信号を受信し、IF信号、又はベースバンド信号に変換して変復調部32に供給する。変復調部32は入力された受信信号を復調し、復調されたデジタルベースバンド信号から受信フレームを得て送受信データバッファ33に格納する。MAC処理部35は送受信データバッファ33から読み出された受信フレームに対してMAC(Media Access Control)処理を行う。MAC処理部35の制御で送受信データバッファ33から読み出された制御データ等はI/F(インタフェース)部34を介して電子デバイス37に供給される。なお、電子デバイス37は、図1又は図2に示す駆動部11,センサ部12,21A〜21X等に対応している。
また、電子デバイス37から供給される検出データ等はI/F部34を介して送受信データバッファ33に格納される。この検出データ等はMAC処理部35によって送信フレームにマッピングされて変復調部32に供給される。送信フレームは変復調部32にて変調され、RF送受信部31にてRF信号に変換されてアンテナ36から送信される。
MAC処理部35は、例えば、受信フレーム解析部41、送信フレーム生成部42、TBTT発生部43、時刻計時部44、時刻補正部45、及び補正量決定部46等を含む。受信フレーム解析部41はビーコンフレームやデータフレーム等の受信フレームを解析する。送信フレーム生成部42はビーコンフレームやデータフレーム等の送信フレームを生成する。TBTT発生部43はビーコンの送信周期を示すターゲットビーコン送信時間(TBTT)にTBTT信号を発生する。
時刻計時部44は、TSFタイマと呼ばれるμsec単位の同期タイマ(時刻情報)を計時する。
時刻補正部45は、時刻計時部44が計時するTSFタイマの補正を行う。例えば、時刻補正部45は、無線LAN装置30が時刻情報を含むビーコンを送信する前にTSFタイマの値を所定の時間進める。具体的には、時刻補正部45は、TBTTのタイミングに応答して、自装置のTSFタイマの値を所定の時間(例えば、1024μsec)進める。
また、時刻補正部45は、IBSSネットワークの他の機器からビーコンを受信すると、ビーコンに含まれる時刻情報を用いて、時刻計時部44が計時するTSFタイマの値を更新する。
補正量決定部46は、TSFタイマの補正量を決定する。例えば、送信するビーコンには、時刻情報であるTimestampフィールドが含まれるが、無線LAN装置30がビーコンの送信を決定してから、Timestampフィールドの先頭が送信されるまでには時刻のずれが発生する。補正量決定部46は、この時刻のずれを補正するための補正量を決定する。
また、受信したビーコンにも時刻情報としてTimestampフィールドが含まれる。Timestampフィールドの値は、Timestampフィールドの先頭の時刻を示しているが、時刻補正部45によるTSFタイマの補正はフレームの受信処理の後に行なわれる。補正量決定部46は、このTimestampフィールドの先頭の時刻から、時刻補正部45によるTSFタイマの補正を行なわれるまでの時刻のずれを補正するための補正量も決定する。尚、図3の構成は一例であって、例えば、時刻管理部45が補正量決定部46、及び/又は時刻計時部44の機能を有していても良い。
<ビーコンフレームの構成>
ビーコンは、報知情報であり、IBSSネットワークに参加する装置間でビーコンを送受信することで、ネットワークの基本情報を伝達し、各装置間の時刻同期をとることができる。
図4はIEEE802.11規格におけるビーコンフレームの例を示す図である。尚、ビーコンフレームには、無線装置に要求される、もしくは報知されるオプショナル機能として、例えば、周波数ホッピングに関する情報(Hopping Pattern Parameters element)、ウェイクアップのスケジュールに関する情報(Wakeup Schedule element)などの情報をさらに付加してもよい。図4において、先頭のFrame Controlフィールドにはビーコンフレームであることを示す識別子が設定される。なお、図中下部の「2B」の記載はFrame Controlフィールドが2バイトであることを示す。他のフィールドについても同様である。次のDureation/IDフィールドにはオール‘0’ が設定される。Address1フィールドにはブロードキャストアドレス(FF:FF:FF:FF:FF:FF)が設定される。Address2フィールドには送信元のMACアドレスが設定される。Address3フィールドには、IBSSネットワークのBSSID(Basic Service Set Identifier)が設定される。ここで、BSSIDは、IBSSネットワークを作成した無線装置のMACアドレスに基づいて生成され、送受信されるフレームが属するネットワークを識別するための識別子である。フレームには例えば、データタイプフレーム、マネジメントタイプフレーム、コントロールタイプフレームがあり、BSSIDは、データタイプフレーム、マネジメントタイプフレーム、及び、一部のコントロールタイプフレームにおいて使用される。尚、ビーコンフレームは、マネジメントタイプフレームである。
Sequence Controlフィールドにはフレーム番号(連番)が設定される。Timestampフィールドには、自装置のTSFタイマの値(μsec秒単位)が設定される。Beacon Intervalフィールドには、ビーコン周期を示すTBTT間隔値(1024μsec単位)が設定される。CapabilityフィールドにはIBSSネットワークであることを示す値、及び、ネットワークで使用する機能(QoS(quality of service)、APSD(automatic power save delivery)など)の情報が設定される。SSIDフィールドにはネットワークの識別子が設定される。尚、SSIDフィールドのサイズは、IBSSネットワークの識別子の長さに応じて変化する(2バイト+IBSSネットワークの識別子の長さ)。Supported Rateフィールドには転送レートが設定される。DSSS Parameter Setフィールドには無線チャネル番号が設定される。IBSS Parameter Setフィールドには、間欠動作する場合のTBTTの後の受信時間を示すATIM(Announcement Traffic Indication Message)ウインドウ長(1024μsec単位)が設定される。FCSフィールドにはFrame Check Sequenceが設定される。
<第1の時刻補正処理>
無線LAN装置30の時刻補正部45は、主に2つの時刻補正処理を行う。ここでは、図5及び6を用いて、第1の時刻補正処理について説明を行う。
図5は、一実施形態に係る第1の時刻補正処理の流れを示すフローチャートである。TBTT発生部43は、時刻計時部44が計時するTSFタイマの値に基づいて、IBSSネットワークのビーコンの送信周期(タイミング)を示すTBTT信号を発生する。TBTT信号に基づいて自装置がTBTTの時刻であると判断すると(ステップS501)、時刻補正部45は、時刻計時部44が計時する時刻情報であるTSFタイマの値を補正する(ステップS502)。具体的には、時刻補正部45は、時刻計時部44が計時するTSFタイマの値を、所定の時間(例えば、1024μsec)進める。
ここで、時刻計時部44が進める所定の時間は、システム構成や、TSFタイマの補正を行う頻度等に応じて適切な値を設定する。例えば、本実施の形態では、TBTT毎にTSFタイマの値を所定の時間進めるので、上記所定の時間の値は、TBTTの周期の間に機器間のクロックの誤差等によって発生し得る時刻のずれの最大値よりも大きい値であれば良い。尚、上記機器間のクロックの誤差は、それぞれの機器で使用するクロックの精度の差や計時のためのクロックの分解能の単位などによって発生する。ここで、上記クロックの精度の差の1例は、50ppmであり、1秒あたり約50μsecの誤差となる。TBTTの周期を1秒とすると、機器間において、TBTT毎に約50μsecの誤差が発生する。また、上記計時のためのクロックの分解能の単位の1例は、約30.5μsec(周波数:32.768KHz)であり、TBTT毎に約30.5μsecの誤差が発生する。従って、本実施の形態では、所定の値は100μsec程度の値で十分であるが、ここでは、ビーコン周期の設定単位である1024μsecを所定の値としている。尚、この所定の値は、IBSSネットワーク内で無線LAN装置30に時刻同期している他の機器が上記ビーコンを受信した場合に、式(1)が成り立つ値であれば、他の値であっても良い。
ステップS502において、時刻補正部45がTSFタイマの値を補正した後、補正量決定部46は、送信する時刻情報の補正量を決定する(ステップS503)。
図6は、一実施形態に係る第1の時刻補正処理の動作を説明するための図である。図6において、TBTTに応答して、時刻T1において、時刻補正部45は、TSFタイマの値を補正する(時刻補正1)。尚、図5の説明では、時刻補正部45は、TSFタイマの値を1024μsec進めるものとして説明を行ったが、図6では、説明を簡易にするため、時刻補正部45は、TSFタイマの値を7(μsec)進める場合を図示している。図6において、時刻補正部45がTSFタイマの補正を行わない場合、時刻T1の直後のTSFタイマの値は「93」となるはずであるが、時刻T1において、時刻補正部45がTSFタイマの値「93」に7を加算し、TSFタイマの値を「100」にしている。
次に、図6の時刻T2において、無線LAN装置30がビーコン601の送信を決定すると、補正量決定部46は、ビーコンのTimestampフィールド602に設定する値を決定する。例えば、MAC処理部35が、図6の時刻T2にビーコンの送信を決定し、時刻T3にRF送受信部31がビーコンの送信を開始し、時刻T4にTimestampフィールド602の先頭が送信されるものとする。この場合、ビーコン601の送信を決定した時刻T2(TSFタイマ値150)と、Timestampフィールド602の先頭が送信される時刻T4(TSFタイマ値153)との間には、時間差X(153−150=3)が発生する。尚、上記時間差Xは、変調方式、伝送レートに依存して変化する。
ビーコン601のTimestampフィールド602の値は、Timestampフィールド602の先頭が送信される時刻T4に合わせる必要がある。そのため、補正量決定部46は、ビーコン601の送信を決定した時刻T2(TSFタイマ値150)に上記時間差Xを加えて、Timestampフィールド602に設定する値(この場合、150+3=153)を決定する。このため、時刻補正45によるTSFタイマ値の補正(時刻補正1)は、ビーコン601の送信よりも前に行うことが望ましい。
MAC処理部35は、送信するビーコン601のフレームのTimestampフィールド602に、補正量決定部46が決定した値「153」を設定し、送受信データバッファ33に書き込む。この書込みに応じて送信されるビーコン601のTimestampフィールド602の先頭が送信されるタイミングは、上記補正量決定部46の補正により、時刻T4のTSFタイマ値「153」と一致する。
<第2の時刻補正処理>
次に、無線LAN装置30の時刻補正部4が行う第2の時刻補正処理について説明を行う。
図7は、一実施形態に係る第2の時刻補正処理の流れを示すフローチャートである。RF送受信部31が受信した受信信号は、変復調部32によって復調され、受信フレーム解析部41で解析される。受信フレーム解析部41の解析により、ビーコンを受信したと判断すると(ステップS701)、補正量決定部46は、時刻情報(TSFタイマ値)の補正量を決定する(ステップS702)。時刻補正部45は、補正量決定部46が決定した補正量に基づいて、TSFタイマ値を補正する(ステップS703)。
図8は、一実施形態に係る第2の時刻補正処理の動作を説明するための図である。図8において、TBTTに応答して、時刻T1において、図5及び6で説明した第1の時刻補正処理(時刻補正1)が行われる。次に、時刻T2において、ビーコン801の受信を開始し、時刻T4に受信を完了する。このとき、ビーコン801に含まれるTimestampフィールド802の値は、Timestampフィールド802の先頭である時刻T3の時刻情報(ビーコンを送信した無線LAN装置のTSFタイマ値)を示している。
一方、MAC処理部35は、時刻T4においてビーコン801の受信処理を完了し、ビーコン801が正しい受信フレームであることを確認するまで、ビーコン801のTimestampフィールド802の値を利用することはできない。そのため、図8の例では、時刻補正部45はビーコン801の受信処理が終わる時刻T4の後、時刻T5において、受信したTSFタイマの値を用いて、時刻計時部44が計時するTSFタイマの値を更新する第2の時刻補正処理(時刻補正2)を行なっている。
この場合、ビーコン801のTimestampフィールド802の先頭を受信する時刻T3と、第2の時刻補正処理を行う時刻T5との間には、時間差Yが発生する。尚、上記時間差Yは、変調方式、伝送レート、ビーコンフレーム長、及び、上記時刻T4から上記時刻T5までの時間(T5−T4)により、決定される。補正量決定部46は、受信したTimestampフィールド802の値に、上記時間差Yを加えて、時刻T5に時刻計時部44が計時するTSFタイマに設定する値を決定する。この処理により、時刻T5以降、時刻計時部44が計時する時刻情報(TSFタイマの値)は、ビーコン801を送信した無線LAN装置の時刻情報に同期することができる。
尚、無線LAN装置30は、図8に示した例のように、受信した時刻情報が、自装置の時刻情報(時刻計時部44が計時するTSFタイマの値)よりも遅れている(小さい)場合であっても、受信した時刻情報を用いて、時刻計時部44が計時する時刻情報を更新する。
<トイラジコンシステムにおける時刻同期>
次に、図1に示したトイラジコンシステムを例にあげて、本実施の形態に係る時刻同期についてさらに説明する。
図9は、トイラジコンシステムにおける時刻補正動作を説明するための図である。図9において、図1のスマートホン15とトイラジコン10は、IBSSネットワークを確立しており、時刻T1において、TBTTの同期がとれているものとする。
また、トイラジコン10の無線LAN装置13は、独自の省電力モードを有しており、スマートホン15とIBSSネットワークを確立し、スマートホン15がビーコンの送信を開始した後は、基本的にビーコンの送信を行わない省電力モードに移行するものとする。
ここで、無線LAN装置13の省電力モードについて説明する。
IEEE802.11規格に準拠したスマートホン15は、IBSSネットワークにおいて、TBTTから所定のランダム遅延時間TRの間に、ネットワーク内の他の機器(トイラジコン10)からのビーコンを受信できなかった場合、ビーコンを送信する。ランダム遅延時間は、IEEE802.11規格により(2)式で表される。
TR=DIFS+2×SlotTime×RN …(2)
なお、DIFSは例えば50μsec、SlotTime=20μsec、RNは0から31までの整数である。
一方、無線LAN装置13は、上記省電力モードに移行すると、TBTTの後、式(2)のランダム遅延時間TRの最大値(RN=31の場合)までの期間、ビーコンの送信を行わない。また、TBTTの後、ランダム遅延時間TRの最大値までの期間にスマートホン15からのビーコンを受信できなかった場合に、ビーコンの送信を行う。
上記動作により、図1のトイラジコンシステムでは、基本的にトイラジコン10はビーコンの送信を行わず、比較的電池容量に余裕のあるスマートホン15が周期的にビーコンの送信を行う。これにより、トイラジコン10の電池容量を小さくする等、省電力のトイラジコン10を実現することが可能となる。
図9に戻って説明を続ける。図9において、時刻T1にTBTTの時刻となるため、スマートホン15は、時刻T1から式(2)のランダム遅延時間の後、ビーコン901を送信する。トイラジコン10は、スマートホン15が送信したビーコン901を受信すると、ビーコン901に含まれる時刻情報(Timestampフィールドの値)を用いて、時刻計時部44が計時する時刻情報を更新する(第2の時刻補正)。
このとき、トイラジコン10は、受信した時刻情報が、時刻計時部44が計時する時刻情報より遅れている場合であっても、第2の時刻補正を行うので、次のTBTTのタイミングT3において、スマートホン15と時刻情報の同期が維持されている。
同様にして、時刻T3のTBTTに応じて、スマートホン15がビーコン902を送信し、トイラジコン10は、ビーコン902の時刻情報を用いて、自装置の時刻情報を更新するため、次のTBTTのタイミングT5においても、時刻情報の同期が維持されている。
次に、時刻T5のTBTTに応じて、スマートホン15がビーコンを送信しなかった場合等、トイラジコン10がスマートホン15からのビーコンを受信できなかった場合の動作について説明する。この場合、トイラジコン10は、ランダム遅延時間TRの最大値より長い「待ち時間(時刻T5〜T6)」を経過した後、時刻補正部45が、第1の時刻補正により所定の時間進めた時刻情報を含むビーコン903を送信する。
このとき、時刻補正部45が進める所定の時間は、ビーコン903を受信したスマートホン15において、式(1)の関係が成り立つように、予め定められている。例えば、装置間のクロックの誤差等により、時刻T3から時刻T5までの間に発生する装置間の時刻のずれの最大値よりも大きくなるように、上記所定の時間を定めても良い。或いは、マージンをみて、複数回のTBTT周期の間に発生する装置間の時刻のずれよりも大きくなるように、所定の時間を予め定めても良い。或いは、上記所定の値は、さらに大きな値を設定するものであっても良い。
これにより、ビーコン903を受信したスマートホン15では、式(1)の関係が成り立つので、ビーコン903を受信したスマートホン15は、受信したビーコン903に含まれる時刻情報に基づいて、時刻情報の更新を行うことになる。この時刻情報の更新により、時刻T7のTBTTのタイミングにおいても、時刻情報の同期が維持される。
<まとめ>
以上、本実施の形態に係る無線通信装置は、IBSSネットワーク(アドホックネットワーク)において、時刻情報を含むビーコンを送信する前に、自装置の時刻情報を所定の時間進める第1の時刻補正機能を有している。尚、この所定の時間は、IBSSネットワーク内の他の機器が上記ビーコンを受信した場合に、式(1)が成り立つように予め設定されている。そのため、IBSSネットワーク内で、当該無線通信装置が送信したビーコンを受信した他の機器は、時刻情報の更新を行うことになり、機器間で時刻同期が行われない期間を低減することができる。
さらに、本実施の形態に係る無線通信装置は、受信したビーコンの時刻情報に係わらず、自装置の時刻情報を更新する第2の時刻補正機能を有している。これにより、当該無線通信装置がビーコンの送信を行わない場合であっても、IBSSネットワーク内の他の機器と時刻同期が行われない期間を低減することができる。
さらに、本発明に係る無線通信装置を含むIBSSネットワークでは、無線LAN装置間のTSFタイマの同期精度が向上するので、各種省電力動作を効率良く行うことができるようになる。
例えば、図9で説明した構成以外の省電力動作の一例として、従来の技術では、間欠動作を行う通信装置は、TBTTタイミングのばらつきを吸収するために、TBTTの前に十分なマージンを持って動作状態に移行することが望ましかった。しかし、本発明による無線LAN装置を含むIBSSネットワークでは、TBTTのタイミングの精度が向上するので、ぎりぎりのタイミングまで省電力(スリープ)状態を維持することができるようになる。
尚、上記各実施の形態は一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、時刻補正部45は、TBTTに応じて毎回、第1の時刻補正を行うものとして説明を行ったが、ビーコンの送信を行わないTBTT周期では、必ずしも第1の時刻補正を行わなくても良い。例えば、図9の時刻T6において、TBTTの後所定の待ち時間を経過し、ビーコンを送信すると決定した場合に、第1の時刻補正を行うものであっても良い。この場合、図9の時刻T1及びT3における第1の時刻補正を省略することができる。
13、22A、22B、22X、30 無線LAN装置(無線通信装置)
44 時刻計時部
45 時刻補正部
46 補正量決定部

Claims (4)

  1. アドホックネットワークの時刻情報を送信する無線通信装置であって、
    前記時刻情報を計時する時刻計時部と、
    前記時刻情報を送信する前に前記時刻計時部が計時する時刻情報を所定の時間進める時刻補正部と、
    を有する無線通信装置。
  2. 前記アドホックネットワークから前記時刻情報を受信した場合、
    前記時刻補正部は、前記受信した時刻情報を用いて前記時刻計時部が計時する時刻情報を更新する請求項1に記載の無線通信装置。
  3. アドホックネットワークの時刻を示す時刻情報を送信する無線通信装置の時刻補正方法であって、
    前記時刻情報を計時し、
    前記時刻情報を送信する前に、計時している前記時刻情報を所定の時間進める時刻補正方法。
  4. 前記アドホックネットワークから前記時刻情報を受信した場合、前記受信した時刻情報を用いて前記計時している時刻情報を更新する請求項3に記載の時刻補正方法。
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CN110049128A (zh) * 2019-04-19 2019-07-23 欧普照明股份有限公司 基于物联网的户外照明的控制系统

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