JP2013152263A - レンズ鏡筒の遮光構造 - Google Patents

レンズ鏡筒の遮光構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013152263A
JP2013152263A JP2012011790A JP2012011790A JP2013152263A JP 2013152263 A JP2013152263 A JP 2013152263A JP 2012011790 A JP2012011790 A JP 2012011790A JP 2012011790 A JP2012011790 A JP 2012011790A JP 2013152263 A JP2013152263 A JP 2013152263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
axis direction
lens barrel
optical element
light shielding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012011790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5788340B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nomura
博 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2012011790A priority Critical patent/JP5788340B2/ja
Publication of JP2013152263A publication Critical patent/JP2013152263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5788340B2 publication Critical patent/JP5788340B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

【課題】光軸方向移動部材に支持された退避光学要素を収納時に他の光学要素の共通光軸から退避させるタイプのレンズ鏡筒において、相対回転部材の退避用の径方向貫通開口から迷光が進入することがなく、かつ小径化を妨げることがないレンズ鏡筒の遮光構造を得る。
【解決手段】
相対回転部材には、光軸方向移動部材が光軸方向の収納位置にあるとき、退避位置にある退避光学要素と位置が一致する径方向の貫通開口が形成されており、退避光学要素はその退避位置においてその一部がこの退避用貫通開口から径方向外方に突出し、相対回転部材の外周面に、径方向貫通開口を閉塞する、弾性変形可能な弾性遮光シートが貼着され、この弾性遮光シートは、外力が加わらないとき、相対回転部材の径方向貫通開口を有する部分の最大径内に収まり、この弾性遮光シートは、退避光学要素が退避位置にあるとき、該退避光学要素に押圧されて径方向外方に突出するレンズ鏡筒。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ鏡筒に関し、特にその遮光構造に関する。
本出願人は、ズームレンズ系の一部の光学要素を収納時に他の光学要素の共通光軸から退避させ、かつ撮影状態より後方に移動させることで、収納長を短縮したズームレンズ鏡筒を開発した(特許文献1)。
具体的には、このズームレンズ鏡筒では、光軸方向に直進案内された直進移動部材に、光軸と平行な枢軸を中心に光軸上の撮影位置と光軸から退避した退避位置との間を回動移動可能にして退避光学要素(例えばレンズ群)を支持し、この直進移動部材を光軸方向の収納位置とズーム撮影位置との間で直進移動させる一方、この直進移動部材が収納位置とズーム撮影位置の間で移動するとき、上記退避レンズ群を退避位置と撮影位置との間で移動させている。
特開2003‐315861号公報 特開2009‐192814号公報
この基本原理のズームレンズ鏡筒は、一層の小径化小型化が進行しており、既に、退避レンズ群の外側に位置する回動部材に、退避用の凹部を形成し、さらにこの凹部を径方向の貫通開口(貫通孔)とすることが行われている(特許文献2)。ところが、このような回動部材の径方向貫通開口は、迷光の進入を許すおそれがある。
本発明は従って、撮影光学系の一部の光学要素を収納時に他の光学要素の共通光軸から退避させるタイプのレンズ鏡筒において、回転部材の退避用の径方向貫通開口から迷光が進入することのないレンズ鏡筒の遮光構造を得ることを目的とする。また本発明は、小型化、特に小径化を妨げることがないレンズ鏡筒の遮光構造を得ることを目的とする。
本発明は、光軸上の位置と該光軸から退避した退避位置との間を移動可能な退避光学要素を支持し、光軸方向に移動する光軸方向移動部材;及びこの光軸方向移動部材の外周側に、該光軸方向移動部材に対して相対回転可能に位置し、上記光軸方向移動部材を光軸方向の収納位置と撮影位置との間で移動させる相対回転部材; を有するレンズ鏡筒において、上記相対回転部材には、上記光軸方向移動部材が光軸方向の収納位置にあるとき、上記退避位置にある退避光学要素と回転方向位置及び光軸方向位置が一致する径方向の貫通開口が形成されており、退避光学要素はその退避位置においてその一部がこの退避用貫通開口から径方向外方に突出すること、上記相対回転部材の外周面に、上記径方向貫通開口を閉塞する、弾性変形可能な弾性遮光シートが貼着されていること、この弾性遮光シートは、外力が加わらないとき、上記相対回転部材の径方向貫通開口を有する部分の最大径内に収まること、及びこの弾性遮光シートは、上記退避光学要素が退避位置にあるとき、該退避光学要素に押圧されて径方向外方に突出すること、を特徴としている。
本発明の一態様では、上記相対回転部材の外周側には、光軸方向に直進案内された外側環状部材を配置され、この外側環状部材の内周面には、径方向外方に弾性変形した弾性遮光シートが入り込む逃げ凹部が形成されている。
上記相対回転部材の外周面には、該相対回転部材の外径内に、上記弾性遮光シートを貼着するための凹部を形成することが好ましい。
また、本発明の一態様では、上記退避光学要素は、上記光軸方向移動部材に光軸直交面内で移動可能に支持された防振ベースに支持されており、この防振ベースにも、上記光軸方向移動部材の径方向貫通開口と位置の合致する径方向貫通開口が形成されている。
上記相対回転部材は、その一態様では、周面にカム溝を有するカム環であり、このカム環の回転により、カム溝の軌跡に従って上記光軸方向移動部材が光軸方向に移動される。
本発明によれば、撮影光学系の退避光学要素を収納時に他の光学要素の共通光軸から退避させるタイプのレンズ鏡筒において、回転部材に退避用の径方向貫通開口を形成しても、迷光の進入を防止することができ、しかもレンズ鏡筒の大径化を招くことがない。
本発明を適用したズームレンズ鏡筒の収納(沈胴)状態の縦断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態を上半に、テレ端撮影状態を下半に描いた縦断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の分解斜視図である。 同ズームレンズ鏡筒の別の部分の分解斜視図である。 図1のV-V線に沿う断面図である。 カム環と弾性遮光シートとの分解状態の斜視図である。 カム環と弾性遮光シートを示す、図6とは異なる角度からの分解状態の斜視図と、結合状態の斜視図である。
最初に図1ないし図4により、本発明を適用したズームレンズ鏡筒10の主たる構成要素を説明する。図1は収納状態の縦断面図、図2は撮影状態におけるワイド端(上半)とテレ端(下半)を示す縦断面図、図3、図4は分解斜視図である。図2に示すように、撮影時におけるズームレンズ鏡筒10の撮影光学系は、物体側から順に第1レンズ群L1、シャッタS(絞)、第2レンズ群L2(退避光学要素)、第3レンズ群L3、赤外線カットフィルタ等のフィルタ11及びCCD、CMOS等の固体撮像素子12からなっている。この撮影光学系の光軸をZ1で示す。ズーミングは、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2を撮影光軸Z1方向に所定の軌跡で進退させることによって行い、フォーカシングは同方向への第3レンズ群L3の移動で行う。なお、以下の説明中で「光軸方向」は、撮影光軸Z1と平行な方向を含み、「直進案内」は光軸方向の直進案内を意味する。また「前」、「後」は、被写体側、撮像面側をそれぞれ意味する。
ズームレンズ鏡筒10は図示しないカメラボディ内に搭載されており、該カメラボディに対して固定される固定環13と、この固定環13の後部に固定される撮像素子ホルダ(固定部材)14を備えている。上述のフィルタ11と固体撮像素子12は、この撮像素子ホルダ14に固定されている。
固定環13内には、第3レンズ群L3を保持するAFレンズ枠(3群枠)17が光軸方向に直進移動可能に支持されている。AFレンズ枠17は、AFモータ(図示せず)の駆動力によって、被写体距離情報に応じた光軸方向位置に移動される。AFモータによる焦点調節機構は周知である。
固定環13には、撮影光軸Z1と軸線を平行にしたズームギヤ(ピニオン)22が回転可能に支持されている。ズームギヤ22は、固定環13の内周面側に露出するように位置されており、ズームモータ及びギヤ列によって正逆に回転される。
固定環13の内周面には、カム溝13aと、光軸と平行な直進案内溝13bが形成されている。この固定環13のカム溝13aにはヘリコイド環(第1進退筒)25のフォロア突起25aが嵌まっており、直進案内溝13bには、直進カム環26の径方向突起26aが係合している。直進カム環26はヘリコイド環25の内周に位置していて、ヘリコイド環25と相対回転は自在に光軸方向には一緒に移動するように結合されている。すなわち、直進カム環26の外周面に形成した案内突起26bは、ヘリコイド環25の内周面に形成した周方向案内溝25bに係合している。
ヘリコイド環25の後端部外周には、上述のズームギヤ22と噛み合うギヤ25cが形成されていて、このヘリコイド環25の内周面には、光軸と平行な回転伝達溝25dが形成されている。直進カム環26の内周に嵌めたカム環27には径方向に突出するフォロア27aが設けられており、このフォロア27aは、直進カム環26のカム溝26cを貫通した後、ヘリコイド環25の回転伝達溝25dに嵌まっている。つまり、ズームギヤ22を介してヘリコイド環25が回転すると、フォロア27aを介してカム環27に回転が伝達される。カム環27の光軸方向の位置は、直進カム環26の光軸方向の位置及びカム溝26cの形状によって定まる。
カム環27にはその外周面に、第1レンズ群L1とバリア29を支持した第3進退筒30の移動軌跡を定める外面カム溝27cが形成され、内周面に、第2レンズ群L2を支持した2群支持筒33の移動軌跡を定める内面カム溝27dが形成されている。
他方、カム環27の外周には、該カム環27と相対回転は自在で光軸方向には一緒に移動する第2進退筒32が同軸に位置している。この第2進退筒32は、その外面に突出させた径方向突起32aを直進カム環26の内周面に形成した直進案内溝26dに嵌めて直進案内されており、第3進退筒30は、その外面に突出させた径方向突起30aを第2進退筒32内面の直進案内溝32bに嵌めて直進案内されている。
また、カム環27の内側に同軸に位置している2群支持筒33の外面には、カム環27の内面カム溝27dに嵌まるフォロア33aが突出形成されている。カム環27にはまた、相対回転は自在で光軸方向には一緒に移動するように直進案内環34が結合されている。すなわち、図2に示すように、カム環27の後端部内周に環状溝27mが設けられ、直進案内環34には、この環状溝27mに相対回転自在に嵌まる突起34nが設けられている。同様に、直進案内環34の後端部外周に環状溝34mが設けられ、カム環27には、この環状溝34mに相対回転自在に嵌まる突起27nが設けられている。また、この直進案内環34は、その径方向突起34aを直進カム環26の直進案内溝26dに嵌めて直進案内されており、この直進案内環34の光軸平行腕34bが2群支持筒33の光軸平行案内溝33bに嵌まって、2群支持筒33を光軸方向に直進案内している。従って、カム環27が回転すると、第3進退筒30(第1レンズ群L1)、カム環27(第2進退筒32)及び2群支持筒33(第2レンズ群L2)が光軸方向に進退する。
2群支持筒33には、図4に分解状態で示すように、その前方に前述のシャッタSが固定されており、後方(後面)には、カメラに加わる手ブレを相殺する方向に光軸直交面内で駆動される防振ベース40が支持されている。第2レンズ群L2を支持した2群枠42は、この防振ベース40上の光軸と平行な軸41を中心に揺動可能に支持されている。2群支持筒33の後面には、該2群支持筒33との間に防振ベース40を支持する防振カバー43が支持されており、この防振カバー43に軸44aで2群枠42を駆動する駆動レバー44が枢着されている。2群支持筒33がヘリコイド環25及びカム環27の回転によって光軸方向の収納位置に移動すると、撮像素子ホルダ14から前方に突出形成したカムバー14a(図3)がこの駆動レバー44を押して図4において時計方向に回動し、光軸上の撮影位置に突出するように付勢されている2群枠42を、撮影位置から光軸外の退避位置に軸41を中心に回転移動させる。すなわち、2群枠42は、図2の撮影状態ではその第2レンズ群L2を光軸上に保持し、図1の収納状態では光軸から脱した収納位置に移動される。
以上のように、本実施形態のズームレンズ鏡筒は、2群支持筒(光軸方向移動部材)33がカム環(相対回転部材)27(ヘリコイド環25)の回転によって光軸方向の収納位置と撮影位置との間で移動し、その収納位置においては、2群支持筒33に支持されている2群枠(第2レンズ群L2、退避光学要素)42が光軸上の撮影位置から光軸外の退避位置に移動する。図5ないし図7は、以上の2群支持筒33、カム環27及び第3進退筒(外側環状部材)30に適用した本発明の実施形態を示している。
第3進退筒30、カム環27及び2群支持筒33は、図5に示すように、収納状態では、この順番に外周側から内周側に位置する嵌合関係にあり、カム環27は、直進案内されている第3進退筒30と2群支持筒33の間にあって光軸方向に移動しながら回転する部材である。2群支持筒33は光軸方向移動部材であり、2群枠42は、軸41を中心とする回動運動のみが可能である(詳細には、2群枠42は2群支持筒33に対して光軸直交平面内で移動可能な防振ベース40に支持されているが、防振ベース40は2群支持筒33の光軸方向の収納位置では2群支持筒33に固定状態となる)。2群支持筒33と防振ベース40には、2群支持筒33の収納位置において2群枠42を収納するための径方向貫通開口(貫通孔)33pと径方向貫通開口(貫通孔)40p(図4)がそれぞれ形成されている。
この2群支持筒33に対して相対回転するカム環27には、該カム環27が収納位置にあるとき、径方向貫通開口33p及び径方向貫通開口40pと光軸方向及び回転方向の位置が一致する径方向貫通開口27pが形成されている。別言すると、径方向貫通開口33p(40p)と径方向貫通開口27pは、カム環27が光軸方向の収納位置にあるときのみ、位置が合致して、2群枠42の連続した収納スペースを形成する。径方向貫通開口27pは、図6、図7に詳細を示すように、前縁部27p1、両側縁部27p2、27p3及び後縁部27p4を有している。これらの前縁部27p1と側縁部27p2と27p3は、カム環27の円筒面に直線状に形成されているのに対し、後縁部27p4は、カム環27の後端フランジ部27fに円弧状に形成されている。
カム環27の外周面には、径方向貫通開口27pの前縁部27p1から側縁部27p2と27p3の外縁に延びる一様深さのシート貼着凹部27qが形成されており、このシート貼着凹部27qに、径方向貫通開口27pを閉塞する弾性遮光シート28が貼着されている。図6のハッチング部分は、弾性遮光シート28のシート貼着凹部27qへの接着エリア28aを示している。この弾性遮光シート28は、2群枠42が光軸外の退避位置に移動するとき、該2群枠42に押されて径方向外方に弾性変形する一方(図5、図1)、2群枠42による外力が加わらない状態では、カム環27との同心性を回復する弾性材料(例えばゴムシート)からなっている(図2下半参照)。シート貼着凹部27qは、自由状態の弾性遮光シート28の外面がカム環27の外径(径方向貫通開口27pが存在する部分の外径)より外周側に突出しないように保持し、第3進退筒30(鏡筒全体)を小径に維持する。
さらに、第3進退筒30の内周面には、該第3進退筒30が光軸方向の収納位置にあるとき、光軸外の退避位置にある2群枠42と周方向位置が合致する逃げ凹部(非貫通孔)30pが形成されている(図1、図2)。この逃げ凹部30pは、第3進退筒30(鏡筒全体)を小径に維持しながら(大径化を招くことなく)、弾性遮光シート28の変形スペース(2群枠42の退避スペース)を確保する。
以上の遮光構造によれば、2群枠42(第2レンズ群L2)が光軸Z1上に位置する図2の撮影状態では、弾性遮光シート28に外力が加わることはなく、弾性遮光シート28はシート貼着凹部27q内に位置して、迷光がカム環27の径方向貫通開口27p及び2群支持筒33の径方向貫通開口33p(40p)からカム環27(2群支持筒33)内に進入するのを防止することができる。つまり、弾性遮光シート28は、2群枠42による外力が加わらない状態では、カム環27との同心性を維持(回復)し、シート貼着凹部27q内(径方向貫通開口27pが存在する部分のカム環27の外径内)に位置しているため、カム環27と第3進退筒30との相対回転を妨げることもない。なお、図2の下半の撮影状態では、図示の便宜上、カム環27の径方向貫通開口27p及び同カム環27との同心性を回復している弾性遮光シート28を描いているが、この断面位置は、図1の断面位置とは異なり、撮影状態で、2群支持筒33の径方向貫通開口33p(40p)とカム環27の径方向貫通開口27pの周方向及び光軸方向の位置が一致することはない。
一方、2群支持筒33が光軸方向の収納位置に移動し、2群支持筒33と撮像素子ホルダ14との相対移動力で、カムバー14a及び駆動レバー44を介して2群枠42が光軸外の退避位置に位置すると、径方向貫通開口33p(40p)と径方向貫通開口27pの周方向及び光軸方向の位置が一致する。このとき、2群枠42は弾性遮光シート28を径方向外方に押圧して弾性変形させ、該弾性遮光シート28(2群枠42)は、第3進退筒30の逃げ凹部30p内に進入する。このように、弾性遮光シート28は撮影状態における迷光の進入を防止しながら、2群枠42が退避位置に移動したときには、該2群枠42に押されて径方向外方に変形するので、カム環27及び第3進退筒30(鏡筒)を大径化することがない。
以上の実施形態は、第2レンズ群L2(2群枠42)を撮影位置と退避位置とに移動可能な退避光学要素とし、これを支持した2群支持筒33を光軸方向移動部材としたが、退避光学要素はレンズ群(第2レンズ群)以外の光学要素であってもよい。光軸方向移動部材の外側に位置する回転部材はカム環でなくてもよい。
また、以上の実施形態では、2群支持筒33は光軸方向に直進移動する部材であり、カム環27が回転する部材であるが、2群支持枠33とカム環27は、一方が回転運動しながら光軸方向に進退し、他方がその回転運動に伴って光軸方向に移動する部材であれば、本発明は成立する。
Z1 撮影光軸
L2 第2レンズ群(退避光学要素)
10 ズームレンズ鏡筒
27 カム環(回転部材)
27d 内面カム溝
27p 径方向貫通開口(貫通孔)
27q シート貼着凹部
28 弾性遮光シート
28a 接着エリア
30 第3進退筒(外側環状部材)
30p 逃げ凹部(非貫通孔)
33 2群支持筒(光軸方向移動部材)
33a フォロア
33b 光軸平行案内溝
33p 径方向貫通開口(貫通孔)
34 直進案内環
34b 光軸平行腕
34c 環状部
40 防振ベース
42 2群枠(退避光学要素)

Claims (5)

  1. 光軸上の位置と該光軸から退避した退避位置との間を移動可能な退避光学要素を支持し、光軸方向に移動する光軸方向移動部材;及び
    この光軸方向移動部材の外周側に、該光軸方向移動部材に対して相対回転可能に位置し、上記光軸方向移動部材を光軸方向の収納位置と撮影位置との間で移動させる相対回転部材;
    を有するレンズ鏡筒において、
    上記相対回転部材には、上記光軸方向移動部材が光軸方向の収納位置にあるとき、上記退避位置にある退避光学要素と回転方向位置及び光軸方向位置が一致する径方向の貫通開口が形成されており、退避光学要素はその退避位置においてその一部がこの退避用貫通開口から径方向外方に突出すること、
    上記相対回転部材の外周面に、上記径方向貫通開口を閉塞する、弾性変形可能な弾性遮光シートが貼着されていること、
    この弾性遮光シートは、外力が加わらないとき、上記相対回転部材の径方向貫通開口を有する部分の最大径内に収まること、及び
    この弾性遮光シートは、上記退避光学要素が退避位置にあるとき、該退避光学要素に押圧されて径方向外方に突出すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒の遮光構造。
  2. 請求項1記載のレンズ鏡筒の遮光構造において、さらに、上記相対回転部材の外周側に位置し、光軸方向に直進案内された外側環状部材が備えられ、この外側環状部材の内周面には、径方向外方に弾性変形した弾性遮光シートが入り込む逃げ凹部が形成されているレンズ鏡筒の遮光構造。
  3. 請求項1または2記載のレンズ鏡筒の遮光構造において、上記相対回転部材の外周面には、該相対回転部材の外径内に、上記弾性遮光シートを貼着するための凹部が形成されているレンズ鏡筒の遮光構造。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載のレンズ鏡筒の遮光構造において、上記退避光学要素は、上記光軸方向移動部材に光軸直交面内で移動可能に支持された防振ベースに支持されており、この防振ベースにも、上記光軸方向移動部材の径方向貫通開口と位置の合致する径方向貫通開口が形成されているレンズ鏡筒の遮光構造。
  5. 請求項1ないし4いずれか1項に記載のレンズ鏡筒の遮光構造において、上記相対回転部材はその周面にカム溝を有するカム環であり、このカム環の回転により、カム溝の軌跡に従って上記光軸方向移動部材が光軸方向に移動されるレンズ鏡筒の遮光構造。
JP2012011790A 2012-01-24 2012-01-24 レンズ鏡筒の遮光構造 Expired - Fee Related JP5788340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012011790A JP5788340B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 レンズ鏡筒の遮光構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012011790A JP5788340B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 レンズ鏡筒の遮光構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013152263A true JP2013152263A (ja) 2013-08-08
JP5788340B2 JP5788340B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=49048674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012011790A Expired - Fee Related JP5788340B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 レンズ鏡筒の遮光構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5788340B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114344A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
US9360655B2 (en) 2014-01-06 2016-06-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
JP2019132946A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114344A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
US9360655B2 (en) 2014-01-06 2016-06-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
US9864162B2 (en) 2014-01-06 2018-01-09 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
US9885850B2 (en) 2014-01-06 2018-02-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
US10073237B2 (en) 2014-01-06 2018-09-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
US10509196B2 (en) 2014-01-06 2019-12-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
JP2019132946A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器
JP7080652B2 (ja) 2018-01-30 2022-06-06 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および光学機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5788340B2 (ja) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4804155B2 (ja) レンズ鏡筒
JP5361301B2 (ja) 撮像装置
JP5383347B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP5791404B2 (ja) レンズ鏡筒およびそれを有する撮像装置
JP5788340B2 (ja) レンズ鏡筒の遮光構造
JP2009265517A (ja) レンズ装置および撮像装置
JP4953969B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2006079070A (ja) ズームレンズ鏡筒の遮光構造
JP2012053412A (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置
JP2014106264A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP4804554B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4472389B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2009169285A (ja) レンズ鏡筒
JP5826647B2 (ja) レンズ鏡筒のカム環駆動部材の脱落防止構造
JP4766664B2 (ja) レンズ鏡筒
JP6435857B2 (ja) 光学機器
JP2005062342A (ja) 鏡筒駆動機構
JP2012145827A (ja) ズームレンズ鏡筒およびデジタルカメラ
JP4455108B2 (ja) ズームレンズを有するカメラおよびズームレンズ鏡筒
JP5905290B2 (ja) 沈胴式レンズ鏡筒
JP4343928B2 (ja) レンズバリア駆動装置、レンズ鏡筒、及び撮像装置
JP5872326B2 (ja) レンズ鏡筒の遮光構造
JP2013029599A (ja) レンズ鏡筒及びそれを備える撮像装置
JP2012247719A (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
JP5713711B2 (ja) レンズ鏡筒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141112

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5788340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees