JP2013152105A - 境界プレート - Google Patents

境界プレート Download PDF

Info

Publication number
JP2013152105A
JP2013152105A JP2012012093A JP2012012093A JP2013152105A JP 2013152105 A JP2013152105 A JP 2013152105A JP 2012012093 A JP2012012093 A JP 2012012093A JP 2012012093 A JP2012012093 A JP 2012012093A JP 2013152105 A JP2013152105 A JP 2013152105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boundary
plate
bent piece
boundary plate
sign
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012012093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5769342B2 (ja
Inventor
Fumiaki Kanetoshi
文明 兼俊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2012012093A priority Critical patent/JP5769342B2/ja
Publication of JP2013152105A publication Critical patent/JP2013152105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5769342B2 publication Critical patent/JP5769342B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、標識板の折曲片を嵌め入れる交差溝以外の部分を傷つけることなく標識板の取付けを行うことができる境界プレートを提供することを目的とするものである。
【解決手段】第1の辺2と第2の辺3を交差させて頂点7が形成された方形状の標識板6と、この標識板6の表面に表示されると共に、頂点7の方向を指し示す標識8と、第1の辺2及び第2の辺3の対辺である第3の辺4及び第4の辺5のみに、この2辺を境に形成された折曲片10とを備える
【選択図】図1

Description

本発明は、境界プレートに関する。詳しくは現地コンクリート縁石、あるいは側溝上に設置する官民境界標識としての境界プレートに係るものである。
この種の境界プレートとして、例えば非特許文献1に記載されたものが知られている。
具体的には、境界プレート101は、図8に示すように四角形状の真鍮製標識板102の表面に矢印103が刻印されると共に、アンカー挿通穴104が開口された構成とされている。
このような、境界プレート101をコンクリートなどの堅固な物体に取り付ける場合には、図9(A)に示すように、先ず官民境界点105を現地コンクリート縁石あるいは、側溝上に鉛筆などで表示する。
続いて、真鍮製の境界プレート101を仮に置いて矢印103を官民境界点105に合せた状態で、アンカー挿通穴104の位置を鉛筆などでコンクリート表面に記して、そこにドリル106によって穴107を穿孔する。
そして、図9(B)に示すように、境界プレート101のアンカー挿通穴104をコンクリート表面に穿孔した穴107に合わせた状態で、アンカー108をアンカー挿通穴104及び穴107に打ち込んでコンクリート表面に境界プレート101を固定する。
しかし、このような構成の境界プレートでは、コンクリート盤上に固定する方法がねじ及び特殊ボルトで行うため、ドリルで穴を開けなければならない。この場合、ドリルの刃先が滑り正確な位置に穴を開けることが難しく、少しでもずれたときには設置が不能となる恐れがある。
また、境界プレートをアンカーで固定する場合には、アンカー周辺部分はコンクリート盤上に強固に圧着される。しかし、境界プレートの周辺部分がアンカー周辺部分(境界プレートの中央部分)に比べて圧着力が弱いために、車両の通過等による衝撃が加わったときに境界プレートの周辺が反り上がることがある。
ここで、上述した問題点を解消した境界プレートとして図10に示すようなものがある。具体的には、ステンレス鋼板又は真鋳板などの金属板で2等辺3角形の底辺110の円弧状をなし、2辺111、111を交差させて頂点を形成した標識板113の頂点部分に標識114が表記されている。更に、2辺111、111の外側に折曲片112が設けられている。
このような構成の境界プレートを現地コンクリート縁石、あるいは側溝上に設置する場合には、図11(A)に示すように、コンクリート115上に定規116を載置する。そして定規116の頂点117を現地の境界線119に一致させ、鉛筆などで定規116の2辺に沿って頂点117から線を引き、その線に沿ってダイヤモンドカッタ(図示せず。)を使用して交差溝120を切削形成する。
続いて、図11(B)に示すように、交差溝120内にボンドなどの接着剤を注入し、接着剤を塗布した標識板113の折曲片112を交差溝内に叩打挿入して接着固定する。
このような構成の境界プレートでは、折曲片を交差溝間に嵌め入れ固定することで周辺の捲れ、あるいは反り上がりを防止することが可能となる。また、2辺に交差溝を設けることで頂点の位置決めが容易、かつ正確に行うことが可能となる。
株式会社カクマル製品案内 インターネット(http://www.kakumaru.jp/index.html)
しかしながら、前記図10及び図11に示す境界プレートは、現地コンクリート縁石、あるいは側溝上の官民境界点はコンクリート壁面との境付近に設置されることが多い。
このような場合には、頂点からの2辺にダイヤモンドカッタを使用して交差溝を切削する際に、ダイヤモンドカッタでコンクリート壁面も切削することがあり、境界プレートを設置した後にモルタル等でコンクリート壁面を補修しなければならない。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであって、標識板の折曲片を嵌め入れる交差溝以外の部分を傷つけることなく、標識板の取付けを行うことができる境界プレートを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る境界プレートは、第1の辺と第2の辺を交差させて頂点が形成された方形状の標識板と、該標識板の表面に表示されると共に、前記頂点の方向を指し示す標識と、前記第1の辺及び第2の辺の対辺である第3の辺及び第4の辺のみに、同2辺を境に形成された折曲片とを備える。
ここで、第1の辺と第2の辺を交差させて頂点が形成された方形状の標識板の第1の辺を及び第2の辺の対辺である第3の辺及び第4の辺のみに、同2辺を境に形成された折曲片を設けることによって、例えば境界点が壁面近傍に位置する場合でもダイヤモンドカッタで確実にコンクリート面に交差溝を設けることが可能となる。
また、折曲片は、第3の辺及び第4の辺を境に折り曲げ可能に構成されると共に、標識板と同一平板状に配置された場合には、境界プレートを複数枚重ねた状態で携行することが可能となる。
また、折曲片の開放端が、開放端方向に向けて円弧形状に突設形成された場合には、例えば、ダイヤモンドカッタ等でコンクリート面に略円弧形状の交差溝を設けることで折曲片を隙間なく交差溝に嵌め入れることが可能となる。
また、第1の辺及び第2の辺には、標識板の表面側が傾斜したテーパー部が形成された場合には、境界プレート設置後に、コンクリート面と標識板の第1の辺及び第2の辺との段差を解消することが可能となる。
また、折曲片に、抜け防止逆支爪部が設けられた場合には、抜け防止逆支爪部が交差溝の内壁に係着することで標識板をコンクリート面に強固に取り付けることが可能となる。
また、標識板及び折曲片がアルミニウムで形成された場合には、変色することがなく施工当時の色を保持することが可能となる。例えば、標識板及び折曲片が真鍮製の場合では時間の経過と共に黒ずんだ色に変色して見た目が悪くなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る境界プレートは、2辺を交差させて頂点が形成された標識板と、該標識板の表面に表示されると共に、前記頂点の方向を指し示す標識と、前記標識板の前記2辺以外の辺のみに、同辺を境に形成された折曲片とを備える。
ここで、第1の辺と第2の辺を交差させて頂点が形成された方形状の標識板の第1の辺を及び第2の辺以外の辺のみに、同辺を境に形成された折曲片を設けることによって、例えば境界点が壁面近傍に位置する場合でもダイヤモンドカッタで確実にコンクリート面に交差溝を設けることが可能となる。
本発明の境界プレートは、交差溝以外の部分を傷つけることなく標識板の取付けを行うことが可能となる。
本発明を適用した境界プレートの一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した境界プレートの他の一例を説明するための展開模式図である。 本発明を適用した境界プレートの取付け状態の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した境界プレートの折曲片の他の一例を説明するための立体模式図である。 本発明を適用した境界プレートの折曲片の他の一例の取付け状態を説明するための模式図である。 本発明を適用した境界プレートの更に他の一例を説明するための模式図である。 本発明を適用した境界プレートの更に他の一例の取付け状態を説明するための模式図である。 従来の境界プレートの一例を説明するための模式図である。 従来の境界プレートの一例の取付け状態を説明するための模式図である。 従来の境界プレートの他の例を説明するための模式図である。 従来の境界プレートの他の例の取付け状態を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参酌しながら説明し、本発明の理解に供する。
<第1の実施の形態>
図1(図1(A)は本発明を適用した境界プレートの一例を説明するための平面模式図を示し、図1(B)は本発明を適用した境界プレートの一例を説明するための側面模式図を示し、図1(C)は本発明を適用した境界プレートの一例を説明するための底面模式図を示す。)は本発明を適用した境界プレートの一例を説明するための模式図である。
ここで示す境界プレート1は、例えば、厚さ約2mmのアルミニウム板より形成されている。
ここで、各長さ約50mmの第1の辺2、第2の辺3、第3の辺4及び第4の辺5により正方形の標識板6が形成されている。
この標識板6の第1の辺2と第2の辺3とが交差した点を頂点7とし、この頂点7を指し示すように矢印形状の標識8が形成されている。
この標識8は、標識板6の表面に矢印形状の溝(図示せず。)が刻設され、この溝内を例えば、赤ペンキで塗られている。また、その他の標識8の形成方法としては、溝(図示せず)の刻設後に赤色のラッカーを流し入れ、150℃で30分間焼き付けを行っても良い。
また、標識8が境界を指し示すことを表すために「境界」及び市単位の設置場所を表すための「○△市」の文字が刻設されている。
また、第1の辺2と第2の辺3に沿って標識板6の表面が第1の辺2及び第2の辺3側に傾斜したテーパー部9が形成されている。
更に、第1の辺2の対辺である第3の辺4と第2の辺2の対辺である第4の辺5に沿って下向きに直角状に折り曲げられた折曲片10が突設形成されている。
ここで、例えば直径105mmのダイヤモンドカッタを使用して長さ約50mmの交差溝(図示せず。)を設ける場合には、最大深さ約10mmの半径52.5mmの円弧形状の溝となる。
従って、折曲片10は最大深さ約10mmの半径52.5mmの円弧形状の大きさに形成されている。これにより折曲片10は、交差溝内に隙間無く嵌め入れられることが可能となる。
また、折曲片10の略中央部分には、台形状の抜け防止逆支爪部11が底辺12を残した状態で折曲片10の内側に出るように打ち抜き形成されている。
<第2の実施の形態>
次に、図2は本発明を適用した境界プレートの他の一例を説明するための展開模式図である。
ここで、第1の辺2、第2の辺3、第3の辺4及び第4の辺5により正方形の標識板6の第3の辺4及び第4の辺5に沿って折曲片10が平板状に一体的に形成されている。
この折曲片10は、現場においてペンチ等の手工具(図示せず。)で下向きに略直角状に折り曲げ可能となるように第3の辺4及び第4の辺5との境目に沿って窪みを設けることで折り曲げ易い構成とすることが望ましい。
なお、本実施例では折曲片の形状をダイヤモンドカッタの円弧形状に合わせるものであるが、必ずしも合せる必要性はない。
例えば、折曲片の最大深さを大きくした形状や、円弧形状以外の形状であっても構わないが、交差溝が第3の辺及び第4の辺以上の長さとならず、かつ交差溝に隙間が生じない状態で嵌め入れることができることが好ましい。
次に、図3(図3(A)は本発明を適用した境界プレートの一例における施工状態を示す平面模式図を示し、図3(B)は本発明を適用した境界プレートの一例における施工状態を示す平面模式図を示す。)は、本発明を適用した境界プレートの<第1の実施の形態>及び<第2の実施の形態>における施工状態を説明するための模式図である。
例えば、ブロック塀Aに面した縁石B上に境界プレート1を設置する場合には、境界プレート1の標識板6と同形状に製作された定規Cを仮に置いて頂点を官民境界点Dに合せ、鉛筆などでコンクリート表面に境界プレートの取付け位置を表示する(図3(A)参照)。
続いて、標識板6の第3の辺4及び第4の辺5に対応する長さ約50mmの交差溝Fを直径105mmのダイヤモンドカッタGを使用して、最大深さ約10mmの半径52.5mmの円弧形状の交差溝Fを形成する(図3(B)参照)。
次に、交差溝F、F内にボンドなどの接着剤を注入し、かつ接着剤を塗布した標識板6の折曲片10を交差溝F、F内に叩打挿入して縁石B上に接着固定する。
また、前記図2に示すように、平板状に一体的に形成された境界プレートの場合では、折曲片10をペンチ等の手工具(図示せず。)で下向きに略直角状に折り曲げて交差溝F、F内に叩打挿入して縁石B上に接着固定する。
以上の構成よりなる本発明の境界プレートでは、ダイヤモンドカッタの直径に大きさに応じて折曲片の形状が決められることで、標識板の第3の辺及び第4の辺の長さ以上の交差溝を切削する必要性がない。従って、境界プレートの設置後の交差溝の補修をすることがなく、施工時間の短縮化を実現することが可能となる。
また、例えば官民境界点がブロック塀に近接した位置であっても、標識板の第3の辺及び第4の辺に沿ってダイヤモンドカッタで交差溝を設けることでブロック塀を傷つけることがない。
また、平板状に一体的に形成された境界プレートの場合では、境界プレートを複数枚重ねた状態で携行することが可能となる。
<第3の実施の形態>
図4は本発明を適用した境界プレートの折曲片の他の一例を説明するための立体模式図である。
ここで示す境界プレート1Aは、前記<第1の実施の形態>において詳述したように、各長さ約50mmの第1の辺2、第2の辺3、第3の辺4及び第4の辺5により正方形の標識板6が形成されている。
この標識板6の第1の辺2と第2の辺3とが交差した点を頂点7とし、この頂点7を指し示すように矢印形状の標識8が形成されている。
この標識8は、標識板6の表面に矢印形状の溝(図示せず。)が刻設され、この溝内を例えば、赤ペンキで塗られている。
また、標識8が境界を指し示すことを表すために「境界」及び市単位の設置場所を表すための「○△市」の文字が刻設されている。
また、第1の辺2と第2の辺3に沿って標識板6の表面が第1の辺2及び第2の辺3側に傾斜したテーパー部9が形成されている。
ここで、第1の辺2の対辺である第3の辺4と第2の辺2の対辺である第4の辺5に沿って下向きに直角状に折り曲げられた折曲片10Aが突設形成されている。
この折曲片10Aは、最大深さが約20mmの半径50mmの円弧形状の大きさに形成されている。
更に、折曲片10Aの略中央部分には、三角形状の抜け防止逆支爪部11Aが底辺12Aを残した状態で折曲片10Aの内側に出るように打ち抜き形成されている。
また、第3の辺4を境に形成された折曲片10Aと、第4の辺5を境に形成された折曲片10Aが、第3の辺4及び第4の辺5の交差点より隣接した状態で一体化された構成とされている。
なお、本実施例では第3の辺を境に形成された折曲片と、第4の辺を境に形成された折曲片が、第3の辺及び第4の辺の交差点より隣接した状態で一体化された構成とするものであるが、必ずしもその必要性はない。
例えば、第3の辺及び第4の辺の一部分を境に折曲片が形成されたものであっても構わないが、境界プレートを強固に設置するという点では折曲片を第3の辺及び第4の辺の交差点より隣接した状態で一体化した構成とすることが好ましい。
次に、図5(図5(A)は本発明を適用した境界プレートの折曲片の他の一例における施工状態を示す平面模式図を示し、図5(B)は本発明を適用した境界プレートの折曲片の他の一例における施工状態を示す平面模式図を示す。)は、本発明を適用した境界プレートの折曲片の他の一例における施工状態を説明するための模式図である。
例えば、ブロック塀Aに面した縁石B上に境界プレート1を設置する場合には、境界プレート1の標識板6と同形状に製作された定規Cを仮に置いて頂点を官民境界点Dに合せ、鉛筆などでコンクリート表面に境界プレート1の取付け位置を表示する(図5(A)参照)。
続いて、標識板6の第3の辺4及び第4の辺5の折曲片10Aの最大深さ約20mmに対応する交差溝Fを直径105mmのダイヤモンドカッタGを使用して、第3の辺4及び第4の辺5以上の長さの円弧形状の交差溝Fを形成する(図5(B)参照)。
次に、交差溝F、F内にボンドなどの接着剤を注入し、かつ接着剤を塗布した標識板6の折曲片10Aを交差溝F、F内に叩打挿入して縁石B上に接着固定し、第3の辺4及び第4の辺5よりはみ出た交差溝F、Fを補修する。
以上の構成よりなる本発明の境界プレートでは、例えば官民境界点がブロック塀に近接した位置であっても、標識板の第3の辺及び第4の辺に沿って交差溝を設けることによってダイヤモンドカッタでブロック塀を傷つけることがない。
また、第3の辺を境に形成された折曲片と、第4の辺を境に形成された折曲片が、第3の辺及び第4の辺の交差点より隣接した状態で一体化されることで交差溝に折曲片を嵌め入れた場合に、第3の辺及び第4の辺と設置面との間に隙間が生じることない。
従って、第3の辺及び第4の辺との交差部分より剥がれることがなく縁石面に境界プレートに強固に設置することが可能となる。
<第4の実施の形態>
図6(図6(A)は本発明を適用した境界プレートの更に他の一例を説明するための平面模式図を示し、図6(B)は本発明を適用した境界プレートの更に他の一例を説明するための立体模式図を示す。)は本発明を適用した境界プレートの更に他の一例を説明するための模式図である。
ここで示す境界プレート1Bは、例えば、厚さ約2mmのアルミニウム板より形成され、各長さ約60mmの第1の辺2A、第2の辺3A、第3の辺4Aにより三角形の標識板6Aが形成されている。
この標識板6Aの第1の辺2Aと第2の辺3Aとが交差した点を頂点7Aとし、この頂点7Aを指し示すように矢印形状の標識8Aが形成されている。
この標識8Aは、標識板6Aの表面に矢印形状の溝(図示せず。)が刻設され、この溝内を例えば、赤ペンキで塗られている。
また、標識8Aが境界を指し示すことを表すために「境界」及び市単位の設置場所を表すための「○△市」の文字が刻設されている。
また、第1の辺2Aと第2の辺3Aに沿って標識板6Aの表面が第1の辺2A及び第2の辺3A側に傾斜したテーパー部9Aが形成されている。
ここで、第3の辺4Aに沿って下向きに直角状に折り曲げられた折曲片10Bが突設形成されている。
この折曲片10Bは、最大深さが約20mmの半径50mmの円弧形状の大きさに形成されている。
更に、折曲片10Bの略中央部分には、三角形状の抜け防止逆支爪部11Bが底辺12Bを残した状態で折曲片10Bの内側に出るように打ち抜き形成されている。
なお、本実施例では三角形状の標識板について詳述するものであるが、必ずしも三角形状とする必要性はない。
例えば、第1の辺及び第2の辺以外の辺に境界プレート設けるものであれば、五角形、六角形など様々な形状であっても構わない。
また、前記の<第1の実施の形態>、<第2の実施の形態>、<第3の実施の形態>及び<第4の実施の形態>においてアルミニウムで形成された境界プレートについて詳述をするものであるが、必ずしもアルミニウムで形成する必要性はない。例えば、真鍮製、あるいはステンレス製であっても構わない。
しかし、前記図9において詳述したように、境界プレートをアンカーでコンクリート面に固定する場合には、アンカー挿通穴周辺部分に応力が集中して境界プレートが変形する恐れがある。従って、変形を抑止するために強度に優れた真鍮製が使用されてきたが、本発明を適用した境界プレートでは応力が集中して変形することがないために、価格が低く、かつ真鍮製のように変色がなく、耐久性の優れたアルミニウム製による境界プレートの実現が可能となる。
また、前記の<第1の実施の形態>、<第1の実施の形態の他の例>、<第2の実施の形態>において折曲片に設けられる抜け防止逆支爪部は折曲片の内側への打ち抜き構造について詳述をするものであるが、必ずしも内側への打ち抜き構造とする必要性はない。
例えば、折曲片の外側への打ち抜き構造、あるいは折曲片の片面、または両面に突起を設けた構造であっても構わない。
次に、図7(図7(A)は本発明を適用した境界プレートの更に他の一例における施工状態を示す平面模式図を示し、図7(B)は本発明を適用した境界プレートの更に他の一例における施工状態を示す平面模式図を示す。)は、本発明を適用した境界プレートの更に他の一例における施工状態を説明するための模式図である。
例えば、ブロック塀Aに面した縁石B上に境界プレート1を設置する場合には、境界プレート1Bの標識板6Aと同形状に製作された定規Cを仮に置いて頂点を官民境界点Dに合せ、鉛筆などでコンクリート表面に境界プレート1の取付け位置を表示する(図7(A)参照)。
続いて、標識板6Aの第3の辺4Aの折曲片10Aの最大深さ約20mmに対応する交差溝Fを直径105mmのダイヤモンドカッタGを使用して、第3の辺4A以上の長さの円弧形状の交差溝Fを切削する(図7(B)参照)。
次に、交差溝F内にボンドなどの接着剤を注入し、かつ接着剤を塗布した標識板6Aの折曲片10Bを交差溝F内に叩打挿入して縁石B上に接着固定し、第3の辺4よりはみ出た交差溝Fを補修する。
以上の構成よりなる本発明の境界プレートでは、例えば官民境界点がブロック塀に近接した位置であっても、標識板の第3の辺に沿って交差溝を設けることによってダイヤモンドカッタでブロック塀を傷つけることがない。
1、1A、1B 境界プレート
2、2A 第1の辺
3、3A 第2の辺
4、4A 第3の辺
5 第4の辺
6、6A 標識板
7、7A 頂点
8、8A 標識
9、9A テーパー部
10、10A、10B 折曲片
11、11A、11B 抜け防止逆支爪部
12 底辺

Claims (8)

  1. 第1の辺と第2の辺を交差させて頂点が形成された方形状の標識板と、
    該標識板の表面に表示されると共に、前記頂点の方向を指し示す標識と、
    前記第1の辺及び第2の辺の対辺である第3の辺及び第4の辺のみに、同2辺を境に形成された折曲片とを備える
    境界プレート。
  2. 前記折曲片は、第3の辺及び第4の辺を境に折り曲げ可能に構成されると共に、前記標識板と同一平板状に配置された
    請求項1に記載の境界プレート。
  3. 前記折曲片の開放端が、該開放端方向に向けて円弧形状に突設形成された
    請求項1または請求項2に記載の境界プレート。
  4. 前記第1の辺及び前記第2の辺には、前記標識板の表面側が傾斜したテーパー部が形成された
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の境界プレート。
  5. 前記折曲片に、抜け防止逆支爪部が設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載の境界プレート。
  6. 前記第3の辺を境に形成された折曲片と、前記第4の辺を境に形成された折曲片が一体化された
    請求項1、請求項3、請求項4または請求項5に記載の境界プレート。
  7. 前記標識板及び前記折曲片がアルミニウムで形成された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載の境界プレート。
  8. 2辺を交差させて頂点が形成された標識板と、
    該標識板の表面に表示されると共に、前記頂点の方向を指し示す標識と、
    前記標識板の前記2辺以外の辺のみに、同辺を境に形成された折曲片とを備える
    境界プレート。
JP2012012093A 2012-01-24 2012-01-24 境界プレート Expired - Fee Related JP5769342B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012012093A JP5769342B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 境界プレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012012093A JP5769342B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 境界プレート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013152105A true JP2013152105A (ja) 2013-08-08
JP5769342B2 JP5769342B2 (ja) 2015-08-26

Family

ID=49048571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012012093A Expired - Fee Related JP5769342B2 (ja) 2012-01-24 2012-01-24 境界プレート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5769342B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017791A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 明治 酒井 標示板

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0197211U (ja) * 1987-12-21 1989-06-28
JPH0672013U (ja) * 1993-03-22 1994-10-07 文明 兼俊 境界プレート
JPH07218262A (ja) * 1994-02-05 1995-08-18 Kakumaru:Kk 境界標示板

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0197211U (ja) * 1987-12-21 1989-06-28
JPH0672013U (ja) * 1993-03-22 1994-10-07 文明 兼俊 境界プレート
JPH07218262A (ja) * 1994-02-05 1995-08-18 Kakumaru:Kk 境界標示板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017791A (ja) * 2014-07-07 2016-02-01 明治 酒井 標示板

Also Published As

Publication number Publication date
JP5769342B2 (ja) 2015-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7841117B2 (en) Kit for signage suspension
US20110197522A1 (en) Hurricane tie fastener and method of use
JP5769342B2 (ja) 境界プレート
JP2016084658A (ja) アンカー施工用治具およびアンカー施工ユニット
US10655766B2 (en) Flange and method of attaching flange portions to duct members
JPH084568Y2 (ja) 境界プレート
KR200364358Y1 (ko) 단열재의 고정핀
JP2007114010A (ja) 測量地点明示プレートの固設構造
JP2019119993A (ja) 鋼材用孔あけテンプレート
KR100955919B1 (ko) 표시 구조물
JP2008148522A (ja) ボックス固定具及びボックス固定具の取付方法
JP3115520U (ja) 案内標識器具
JP2015194170A (ja) 壁パネルの固定金具
JP2007051538A (ja) タイル剥落防止用連結材
JP6143020B2 (ja) 境界用標示板の設置穴位置の特定器具
US20240076868A1 (en) Interior building materials
JP3147872U (ja) 位置決め治具
JP2016120513A (ja) 薄板材及びその除去予定部形成方法
CN201828266U (zh) 建筑物沉降观测点标志牌
JP2009041639A (ja) 建設用支持金具
JP2010032811A (ja) 袖看板
JP2007132159A (ja) 床パネルおよび床の施工方法
JP2010261563A (ja) 長尺物支持具
JP7144035B2 (ja) 硬さ基準片
JP2008014749A (ja) クラック監視器およびクラック監視方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5769342

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees