JP2008148522A - ボックス固定具及びボックス固定具の取付方法 - Google Patents

ボックス固定具及びボックス固定具の取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】深さの異なる配線ボックスの設置作業を治具を用いることなく容易に行うことができるボックス固定具及びボックス固定具の取付方法を提供する。
【解決手段】ボックス固定具10の取付部21には、軽量形鋼材Pの壁表側面Paに合致させることで固定片11を第1位置に位置させる基準部22が形成されている。また、取付部21には、固定片11に固定される配線ボックスの前面を軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一とする位置に配設するため、第1位置より壁裏側の第2位置に固定片11を位置させるための指標を示す長孔23の第1内端23cが設けられている。さらに、取付部21には、長孔23の第1内端23cに当接させた固定部材30に位置合わせすることで固定片11を第2位置に位置させる長孔23の第2内端23aが設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、壁内に配線ボックスを配設するため、壁を構築するため立設された造営材に固定されるボックス固定具及びボックス固定具の取付方法に関する。
一般に、軽量間仕切壁は、所定間隔をおいて立設された複数の軽量形鋼材の両側から該軽量形鋼材を挟むように壁材が設けられて形成されるものである。この軽量間仕切壁に配線ボックスを設置する場合には、前記軽量形鋼材に取り付けられるボックス固定具が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示のボックス固定具は、一対の固定具単体を備え、一方の固定具単体の内側に他方の固定具単体が嵌合されて一体に組み付けられている。そして、固定具単体は、相互にスライド可能であり、ボックス固定具の全長を自在に調整可能となっている。また、各固定具単体は、ボックス取付面を有しているとともに、該ボックス取付面には、固定具単体の長さ方向に沿って多数のスリットが断続的に形成されている。また、固定具単体における長さ方向のそれぞれの一端部には、固定具単体を軽量形鋼材へ取り付けるための取付板部が設けられている。
そして、特許文献1に開示のボックス固定具を軽量形鋼材に取り付けるには、まず、一対の固定具単体を相互にスライドさせ、隣り合う軽量形鋼材間にボックス固定具が介装されるようにボックス固定具の全長を調整する。次いで、ゲージ具(治具)を用いて、各固定具単体の取付板部の軽量形鋼材に対する取付位置を求め、該取付位置にマーキングをして取付位置を表示させる。すなわち、ボックス固定具に対する配線ボックスの取付状態で、該配線ボックスの前面と軽量形鋼材の前面とが略面一となり(配線ボックスが軽量形鋼材の前面から前側へ突出しない)、配線ボックスが壁材設置の障害とならないように、取付板部の軽量形鋼材に対する取付位置を表示させる。このとき、ボックス固定具も壁材設置の障害とならないように、前記取付位置が表示される。
そして、各取付位置に各固定具単体の取付板部を位置合わせし、各取付板部に貼着された両面テープによって各取付位置に取付板部を仮固定し、その後、タッピンねじによって各取付板部を軽量形鋼材に固定する。その後、ボックス取付面に配線ボックスの底壁が固定され、配線ボックスの前面と軽量形鋼材の前面とが略面一となるように軽量形鋼材に取り付けられる。
特開平10−219887号公報
特許文献1に開示のボックス固定具は、配線ボックスの前面と軽量形鋼材の前面とを面一にするため、取付板部の軽量形鋼材に対する取付位置をゲージ具(治具)を用いて表示させる必要がある。そして、配線ボックスは深さが異なる複数のタイプがあり、配線ボックスのタイプ毎に取付位置が異なる。このため、特許文献1のボックス固定具を用いて配線ボックスを設置するには、配線ボックスのタイプ毎にゲージ具を用いて取付位置を求めなければならず、配線ボックスの設置作業が非常に面倒なものとなる。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、深さの異なる配線ボックスの設置作業を治具を用いることなく容易に行うことができるボックス固定具及びボックス固定具の取付方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、壁内に配線ボックスを設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具であって、前記配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで前記固定片を壁表側面より壁裏側に後退した第1位置に位置させる基準部と、前記固定片に固定される配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設するため、固定片を前記第1位置より壁裏側へ後退した第2位置に位置させるための指標を示す指標部と、前記指標部によって示された指標、又は指標に当接させた指標体に位置合わせすることで固定片を前記第2位置に位置させる位置合わせ部とを備えることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボックス固定具において、前記取付部には該取付部を貫通するとともに、前記固定片が前記第1位置に位置する状態で壁表側から壁裏側へ延びる長孔が形成され、該長孔の壁裏側の内端によって前記指標部が形成されるとともに、長孔の壁表側の内端によって前記位置合わせ部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のボックス固定具において、前記取付部には該取付部を貫通するとともに、前記固定片が前記第1位置に位置する状態で壁表側から壁裏側へ延びる長孔が形成され、前記取付部には前記長孔の長さ方向に沿って複数の目盛りが設けられ、前記複数の目盛りのうちの壁裏側の1つによって前記指標部が構成されるとともに、前記指標部の目盛りより壁表側の目盛りによって前記位置合わせ部が構成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のボックス固定具において、前記指標部の目盛りは、前記長孔の壁裏側の内端より長孔の中央寄りに形成され、前記位置合わせ部は長孔の壁表側の内端より長孔の中央寄りに形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載のボックス固定具において、前記長孔は互いに平行をなすように複数形成されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のボックス固定具において、前記取付部は四角板状をなすとともに該取付部には取付部を貫通する罫書孔が形成され、該罫書孔によって指標部が形成されるとともに、取付部において前記固定片が延設された一側辺に対向する他側辺によって位置合わせ部が形成されていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のボックス固定具において、前記罫書孔は複数形成されていることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載のボックス固定具において、前記基準部と位置合わせ部とが共通化されていることを要旨とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6〜請求項8のうちいずれか一項に記載のボックス固定具において、前記罫書孔は細長に延びるとともに、位置合わせ部に対して平行に形成されていることを要旨とする。
請求項10に記載の発明は、壁内に配線ボックスを設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具であって、前記配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで固定片を第1位置に位置させる基準部と、前記取付部を造営材に固定する固定部材が挿通される挿通孔とを備え、前記挿通孔は、該挿通孔に挿通された固定部材を回動中心として固定片を前記第1位置から90度回動させた第2位置に位置させたとき、前記固定片に固定される配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設可能とする位置に形成され、さらに、前記取付部に、前記基準部に対し直交する合致部を備え、前記合致部を造営材の壁表側面に合致させたとき、前記配線ボックスより浅型の配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設可能とすることを要旨とする。
請求項11に記載の発明は、壁内に配線ボックスを設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具の取付方法であって、前記ボックス固定具は、前記配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで前記固定片を壁表側面より壁裏側に後退した第1位置に位置させる基準部と、前記固定片に固定される配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設するため、固定片を前記第1位置より壁裏側へ後退した第2位置に位置させるための指標を示す指標部と、前記指標部によって示された指標、又は指標に当接させた指標体に位置合わせすることで固定片を前記第2位置に位置させる位置合わせ部とを備えており、前記基準部を前記造営材の壁表側面に合致させて固定片を第1位置に位置させ、前記指標部によって表示された指標又は指標体に位置合わせ部を位置合わせして固定片を第2位置に位置させ、固定部材によって取付部を造営材に取り付けることを要旨とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載のボックス固定具の取付方法において、前記取付部には該取付部を貫通するとともに、前記固定片が前記第1位置に位置する状態で壁表側から壁裏側へ延びる長孔が形成され、該長孔の壁裏側の内端によって前記指標部が形成されるとともに、長孔の壁表側の内端によって前記位置合わせ部が形成され、長孔における壁裏側の内端に前記固定部材を当接させて指標体を形成し、長孔の長さ方向に沿ってボックス固定具をスライド移動させ、長孔における壁表側の内端を固定部材に位置合わせして固定片を第2位置に位置させることを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載のボックス固定具の取付方法において、前記取付部は四角板状をなすとともに該取付部には取付部を貫通する罫書孔が形成され、該罫書孔によって指標部が形成されるとともに、取付部において前記固定片が延設された一側辺に対向する他側辺によって位置合わせ部が形成され、前記罫書孔を用いて造営材に指標としての罫書線を罫書き、該罫書線に位置合わせ部を位置合わせして固定片を第2位置に位置させることを要旨とする。
本発明によれば、深さの異なる配線ボックスの設置作業を治具を用いることなく容易に行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化したボックス固定具及びその取付方法の第1の実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
まず、壁としての軽量間仕切壁Wについて説明する。図1に示すように、軽量間仕切壁Wは、造営材としての軽量形鋼材Pを所定間隔をおいて複数本(図1では1本だけ図示)立設し、該軽量形鋼材Pを挟むように一対の壁材Waを相対向して設置することにより構築される。前記軽量形鋼材Pは四角筒状をなし、軽量間仕切壁Wの壁表側の壁材Waに臨む外壁面によって軽量形鋼材Pの壁表側面Paが形成され、該壁表側面Paに対し隣接し、かつ直交する外壁面によって軽量形鋼材Pの側面Pbが形成されている。また、前記壁表側面Paに相対向する軽量形鋼材Pの外壁面によって、軽量間仕切壁Wの壁裏側の壁材Waに臨む壁裏側面Pcが形成されている。
上記構成の軽量間仕切壁Wに設置される配線ボックスとしては、図3に示す浅型の配線ボックスB1と、図1及び図6に示す前記浅型の配線ボックスB1に比して深さが深い深型の配線ボックスB2の2タイプがある。浅型の配線ボックスB1の深さをF1とし、深型の配線ボックスB2の深さをF2とする。そして、前記配線ボックスB1,B2は、それぞれ前面に開口を有する有底四角箱状に形成されている。
次に、上記軽量間仕切壁Wに配線ボックスB1,B2を設置するために、前記軽量形鋼材Pに取り付けられるボックス固定具10、及び配線ボックスB1,B2とボックス固定具10とからなるボックス固定装置について説明する。図1に示すように、ボックス固定具10は、薄鋼板を折り曲げて細長板状に形成されている。そして、ボックス固定具10は、細長板状をなし、配線ボックスB1,B2が固定される固定片11を有するとともに、該固定片11の一端に矩形板状をなし、軽量形鋼材Pの側面Pbに取り付けられる取付部21を有している。
前記固定片11は、取付部21の板面に対して直交する方向へ延びるように折り曲げることで形成されている。なお、固定片11が取付部21から延びる方向を固定片11の延設方向とし、該延設方向に対し直交し、かつ固定片11の短辺に沿った方向を固定片11の幅方向とする。また、固定片11の一面は、配線ボックスB1,B2の底壁を当接させる当接面11aを構成している。
ボックス固定具10において、固定片11に対する取付部21の屈曲箇所には補強リブ13が形成されている。固定片11には、該固定片11の延設方向に沿って延びる複数の取着孔14が形成されている。そして、各取着孔14は、固定片11に配線ボックスB1,B2を固定するために、取着ねじ15が螺入されるようになっている。また、固定片11には、ゲージ16が、固定片11の延設方向へ等間隔をおいて多数設けられている。このゲージ16を用いることにより、ボックス固定具10が取り付けられる軽量形鋼材Pからの距離を計測することができ、配線ボックスB1,B2を設置する位置を確認する際に参照される。
次に、前記取付部21について説明する。図2に示すように、矩形板状の取付部21の一対の長側辺のうち、前記固定片11が延設された一方の長側辺と対向する他方の長側辺は、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける際、軽量形鋼材Pの壁表側面Paに合致させる基準部22を構成している(図3参照)。この基準部22は直線状をなし、当接面11aに対して平行をなす。基準部22を壁表側面Paに合致させるとは、図3に示すように、基準部22(取付部21の他方の長側辺の端縁)を壁表側面Paと同一平面上に位置させ、面一にすることをいう。そして、取付部21の短辺方向に沿った基準部22から当接面11aまでの長さは、前記浅型の配線ボックスB1の深さF1と同じになっている。
基準部22を壁表側面Paに合致させると、固定片11(当接面11a)を壁表側面Paから距離K1だけ離れた位置に配設することができる。そして、取付部21の基準部22を壁表側面Paに合致させ、固定片11が壁表側面Paから距離K1だけ離れた位置を固定片11の第1位置とする。固定片11が第1位置にあるとき、壁表側面Paから固定片11までの距離K1と、前記浅型の配線ボックスB1の深さF1と同じになっている。
また、図2に示すように、取付部21には、該取付部21の短辺方向に沿って細長に延びる長孔23が2つ形成され、両長孔23は互いに平行をなしている。このため、図4(a)に示すように、基準部22を壁表側面Paに合致させ、固定片11を第1位置に位置させた状態では、両長孔23は軽量形鋼材Pの長さ方向に対して直交する方向へ延びるように配設される。そして、取付部21を軽量形鋼材Pの側面Pbに当接させ、長孔23からねじよりなる固定部材30を軽量形鋼材Pに螺入することにより、取付部21を以てボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付けることができるようになっている。
上記ボックス固定具10は、固定片11が第1位置にある状態で、前記長孔23の長さ方向に沿ってスライド移動させることで、固定片11を第1位置とは異なる第2位置に位置させることができるようになっている。前記第2位置は、前記第1位置よりも壁裏側(壁裏側面Pc側)へ離れた位置であり、固定片11が壁表側面Paから距離K2(距離K1<距離K2)だけ離れた位置である。そして、図6に示すように、固定片11が壁表側面Paから距離K2だけ離れた位置を固定片11の第2位置とする。固定片11が第2位置にあるとき、壁表側面Paから固定片11までの距離K2と、前記深型の配線ボックスB2の深さF2と同じになっている。
また、図4(a)及び図4(b)に示すように、ボックス固定具10の基準部22を壁表側面Paに合致させ、固定片11を第1位置に位置させた状態において、長孔23の長さ方向における壁裏側面Pc側の第1内端23cによって、固定片11を前記第1位置から第2位置へ移動させるときの指標が示されるようになっている。よって、本実施形態では、長孔23の第1内端23cが、前記指標を示す指標部を構成している。そして、前記長孔23の第1内端23cに固定部材30の軸部30aが当接するように固定部材30を軽量形鋼材Pに仮止めすると、該固定部材30の軸部30aによって指標に関連付けられた指標体が形成されるようになっている。
また、固定部材30が、その軸部30aが長孔23の第1内端23cに当接するように軽量形鋼材Pに仮止めされた状態において、長孔23の壁表側面Pa側の第2内端23aは、固定片11を第1位置から第2位置へ移動させるために固定部材30に位置合わせする位置合わせ部を形成している。なお、固定部材30は、軸部30aの直径が予め指定されたものが用いられる。これは、軸部30aの直径が大きすぎたり、小さすぎたりすると、長孔23の第2内端23aを固定部材30に位置合わせしたとき(当接させたとき)、第1位置から第2位置へのボックス固定具10の移動距離がずれてしまい、固定片11を第2位置に位置させることができなくなるからである。軸部30aの直径が指定されることで、ボックス固定具10を移動可能とする距離は、長孔23の第1内端23cに当接した軸部30aの周面における第2内端23a側の周面から長孔23の第2内端23aまでの長孔23の長さ方向に沿った距離となる。そして、この軸部30aの周面から長孔23の第2内端23aまでの距離が、浅型の配線ボックスB1と深型の配線ボックスB2の深さの差(F2−F1)と同じになっている。取付部21には、複数の取着孔27が形成されている。
次に、上記ボックス固定具10を用いて浅型の配線ボックスB1及び深型の配線ボックスB2を配設する方法について説明する。
まず、浅型の配線ボックスB1を軽量形鋼材Pに配設するには、図3に示すように、ボックス固定具10の基準部22を壁表側面Paに合致させ、軽量形鋼材Pの側面Pb上で固定片11を第1位置に位置させる。このとき、基準部22に対して固定片11の当接面11aが平行をなすため、当接面11aは壁表側面Paに対して平行になる。そして、各長孔23から軽量形鋼材Pの側面Pbに固定部材30を螺入してボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける。
その後、浅型の配線ボックスB1の底壁を貫通させた取着ねじ15を、固定片11の取着孔14に螺入し、浅型の配線ボックスB1を固定片11に固定する。すると、ボックス固定具10によって軽量形鋼材Pに浅型の配線ボックスB1が配設されるとともに、ボックス固定具10と浅型の配線ボックスB1とからボックス固定装置が構成される。このとき、固定片11が壁表側面Paから距離K1だけ離れた位置にあるため、固定片11に固定された浅型の配線ボックスB1はその前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となる。
次に、深型の配線ボックスB2を配設するには、まず、図4(a)及び図4(b)に示すように、ボックス固定具10の基準部22を壁表側面Paに合致させ、側面Pb上で固定片11を第1位置に位置させる。このとき、長孔23の第1内端23cによって取付部21を移動させるための指標が示される。そして、各長孔23の第1内端23cに固定部材30の軸部30aが当接するように固定部材30を軽量形鋼材Pの側面Pbに仮止めする。すなわち、指標体を形成する。
次に、ボックス固定具10を長孔23の長さ方向に沿ってスライド移動させ、図5(a)及び図5(b)に示すように、長孔23の第2内端23aを固定部材30の軸部30aに当接させる。すなわち、固定片11を第1位置から第2位置へ移動させるために長孔23の第2内端23aを固定部材30に当接させ、固定部材30と第2内端23aとを位置合わせする。このとき、長孔23は2つあり、各長孔23に固定部材30が挿通されているため、ボックス固定具10を傾かせることなく第2位置に位置させることができ、当接面11aが壁表側面Paと平行をなす状態が維持される。
すると、固定片11は、第1位置よりも壁裏側へ移動した位置であり、固定片11が壁表側面Paから距離K2だけ離れた第2位置に位置される。そして、仮止めしてあった固定部材30を軽量形鋼材Pの側面Pbに螺入し、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける。その後、深型の配線ボックスB2の底壁を貫通させた取着ねじ15を、固定片11の取着孔14に螺入し、深型の配線ボックスB1を固定片11に固定する。すると、図6に示すように、ボックス固定具10によって深型の配線ボックスB2が軽量形鋼材Pに配設されるとともに、ボックス固定具10と深型の配線ボックスB2とからボックス固定装置が構成される。このとき、固定片11が壁表側面Paから距離K2だけ離れた位置にあるため、深型の配線ボックスB2の前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となる。
上記第1の実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)取付部21の基準部22を壁表側面Paに合致させて固定片11を第1位置に位置させたとき、固定片11は、浅型の配線ボックスB1の深さF1と同じ距離だけ壁表側面Paから離れた位置に配設される。このため、第1位置にある固定片11に浅型の配線ボックスB1を固定することで浅型の配線ボックスB1を前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となるように配設することができる。一方、固定片11を第1位置に位置させ、長孔23の第1内端23cに固定部材30を当接させた状態で、長孔23の第2内端23aを固定部材30に位置合わせして固定片11を第2位置に位置させたとき、固定片11は、深型の配線ボックスB2の深さF2と同じ距離だけ壁表側面Paから離れた位置に配設される。このため、第2位置にある固定片11に深型の配線ボックスB2を固定することで深型の配線ボックスB2を前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となるように配設することができる。したがって、ボックス固定具10によって、深さの異なる2タイプの配線ボックスB1,B2を治具を用いることなく前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となるよう配設することができる。また、ボックス固定具10以外に治具を必要としないため、配線ボックスB1,B2の設置作業の運搬に係る負担を減らすことができる。
(2)長孔23に挿通した固定部材30を軽量形鋼材Pに仮止めした状態で固定片11を第1位置から第2位置へ移動させた後、固定部材30を軽量形鋼材Pに螺入することでボックス固定具10が軽量形鋼材Pに取り付けられる。すなわち、固定片11を第2位置へ位置させるのに用いられる固定部材30を、そのままボックス固定具10の取付用に用いることができる。よって、固定片11の位置決めに用いる部材と、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける部材とを共通化することができ、配線ボックスB1,B2の設置作業に要する部品を少なくして該設置作業の簡素化に寄与することができる。
(3)長孔23は取付部21に2つ形成され、互いに平行をなすように形成されている。このため、両長孔23に固定部材30を挿通し、仮止めした状態で固定片11を第1位置から第2位置へ移動させたとき、ボックス固定具10を傾かせずに第2位置に位置させることができる。よって、第1位置から所定距離だけボックス固定具10を移動させることができ、固定片11を第1位置から第2位置に正確に位置させることができる。その結果として、第2位置にある固定片11に深型の配線ボックスB2を固定したとき、配線ボックスB2の前面が壁表側面Paより前方へ突出してしまう等の不具合の発生を防止することができる。
(4)長孔23の第1内端23cに当接させた固定部材30に、長孔23の第2内端23aを当接させることにより、固定片11を第2位置に位置させることができる。すなわち、ボックス固定具10に他の構成を付加することなくボックス固定具10によって深さの異なる2タイプの配線ボックスB1,B2を前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となるよう配設することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明のボックス固定具及びその取付方法を具体化した第2の実施形態を図7にしたがって説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図7(a)及び図7(b)に示すように、第2の実施形態のボックス固定具10において、取付部21には、長孔23の長さ方向に沿って複数の目盛り25が設けられている。目盛り25は長孔23の長さ方向に等間隔おきに設けられている。そして、複数の目盛り25のうち、壁裏側(壁裏側面Pc側)の1つによって、基準部を構成する基準目盛り25aが設けられている。
複数の目盛り25のうち前記基準目盛り25aより壁表側の1つは、浅型の配線ボックスB1の前面を軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一とする位置に配設するため、固定片11を第1位置より壁裏側の第2位置に位置させるための指標となる浅型指標目盛り25bとなっている。さらに、前記浅型指標目盛り25bよりも壁表側には、深型の配線ボックスB2の前面を軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一とする位置に配設するため、固定片11を第1位置より壁裏側の第2位置に位置させるための指標となる深型指標目盛り25cが設けられている。前記基準目盛り25aは長孔23の第1内端23cより長孔23の中央寄りに形成され、浅型指標目盛り25b及び深型指標目盛り25cは長孔23の第2内端23aより長孔23の中央寄りに形成されている。また、取付部21には複数の取着孔27が形成されている。
そして、第2の実施形態において、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2を配設するには、図7(a)に示すように、ボックス固定具10の基準部22を壁表側面Paに合致させ、軽量形鋼材Pの側面Pb上で固定片11を第1位置に位置させる。次に、基準目盛り25aに合わせて2つの長孔23にそれぞれ固定部材30を軽量形鋼材Pの側面Pbに仮止めする。この基準目盛り25aは、固定片11が第1位置にあるとき、固定部材30の軸部30aにおける壁裏側の周面と面一にした状態で使用される。すなわち、長孔23の第1内端23cに固定部材30の軸部30aが当接しないように固定部材30が軽量形鋼材Pに仮止めされる。
次に、図7(b)に示すように、ボックス固定具10を長孔23の長さ方向に沿ってスライド移動させ、長孔23の浅型指標目盛り25b又は深型指標目盛り25cを、軸部30aの壁表側の周面に位置合わせする。すなわち、固定部材30に対し、浅型指標目盛り25b又は深型指標目盛り25cを位置合わせする。すると、固定片11が第1位置よりも壁裏側へ移動した位置であり、固定片11が壁表側面Paから距離K1,K2だけ離れた第2位置に位置する。
そして、仮止めしてあった固定部材30を軽量形鋼材Pの側面Pbに螺入し、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける。その後、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2の底壁を貫通させた取着ねじ15を、固定片11の取着孔14に螺入し、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2を固定片11に固定する。すると、ボックス固定具10によって浅型又は深型の配線ボックスB1,B2が軽量形鋼材Pに配設されるとともに、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2とボックス固定具10とからボックス固定装置が構成される。このとき、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2の前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となる。
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の(1)〜(3)と同様の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(5)取付部21に基準目盛り25a及び浅型指標目盛り25bと深型指標目盛り25cを設けた。このため、配線ボックスB1,B2の設置作業を行う作業者は、基準目盛り25aによって固定部材30を仮止めする位置を視認することができ、浅型指標目盛り25b又は深型指標目盛り25cによって、固定片11の移動先を視認することができ、設置作業の作業性を向上させることができる。
(6)基準目盛り25a又は各指標目盛り25b,25cは、第1内端23c及び第2内端23aより長孔23の中央寄りに形成されている。このため、各目盛り25a,25b,25cに対する位置合わせは、視認によって行われるとともに、固定部材30の軸部30aに第1内端23c及び第2内端23aは当接しない。よって、固定部材30を長孔23の第1内端23c又は第2内端23aに当接させるといった作業者の感覚に頼らず位置決めが行われるため、取付部21を正確に第1位置又は第2位置に位置させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明のボックス固定具及びその取付方法を具体化した第3の実施形態を図8にしたがって説明する。なお、以下に説明する第3の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。なお、第3の実施形態において、図示しないが浅型の配線ボックスB1と深型の配線ボックスB2は、第1又は第2の実施形態の浅型の配線ボックスB1と深型の配線ボックスB2と深さが異なっているものである。
図8(a)に示すように、取付部21には、長孔23の代わりに取付部21の長側辺方向に沿って細長に延びる罫書孔26a,26bが2つ形成されている。2つの罫書孔26a,26bのうち他方の長側辺寄りの一方の罫書孔26aは、浅型の配線ボックスB1の前面を軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一とする位置に配設するため、固定片11を第1位置より壁裏側の第2位置に位置させるための指標となる浅型用の罫書孔26aとなっている。さらに、他方の罫書孔26bは、深型の配線ボックスB2の前面を軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一とする位置に配設するため、固定片11を第1位置より壁裏側の第2位置に位置させるための指標となる深型用の罫書孔26bである。罫書孔26a,26bは、それぞれ取付部21の長側辺に対して平行をなすように形成されている。また、取付部21には、複数の取着孔27が形成されている。この取付部21において、基準部22は位置合わせ部を兼用している。
そして、第3の実施形態において、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2を配設するには、図8(a)に示すように、ボックス固定具10の基準部22を壁表側面Paに合致させ、軽量形鋼材Pの側面Pb上で固定片11を第1位置に位置させる。次に、浅型の罫書孔26a又は深型の罫書孔26bを用いて軽量形鋼材Pの側面Pbに浅型用又は深型用の罫書線29を罫書き、指標を軽量形鋼材Pに示す。このとき、罫書孔26a,26bは細長に延び、基準部22に対し平行をなすため、罫書線29は壁表側面Paに対し平行をなすように直線状に罫書かれる。
次に、図8(b)に示すように、ボックス固定具10を壁裏側面Pc側へ移動させ、基準部22を罫書線29に位置合わせする。すると、固定片11が第1位置よりも壁裏側へ移動した第2位置に位置する。そして、取着孔27から軽量形鋼材Pの側面Pbに固定部材30を螺入し、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける。その後、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2の底壁を貫通させた取着ねじ15を、固定片11の取着孔14に螺入し、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2を固定片11に固定する。すると、ボックス固定具10によって浅型又は深型の配線ボックスB1,B2が配設されるとともに、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2とボックス固定具10とからボックス固定装置が構成される。このとき、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2の前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となる。
従って、第3の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の(1)と同様の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(7)第1位置から第2位置へ移動の際の固定片11の位置決めは、罫書線29に基準部22を位置合わせすることで行われる。そして、罫書線29を罫書くための罫書孔26a,26bは直線状に延びるため、固定片11が第1位置にある状態で罫書孔26a,26bを用いて罫書線29を罫書くことにより、壁表側面Paに平行な罫書線29を直線状に罫書くことができる。よって、罫書線29に基準部22を位置合わせすることにより、固定片11(当接面11a)を壁表側面Paと平行をなすように正確に第2位置に位置させることができる。
(8)取付部21に2つの罫書孔26a,26bを形成することで、ボックス固定具10を用いて2タイプの配線ボックスB1,B2を軽量形鋼材Pに設置することができる。
(9)取付部21の基準部22を位置合わせ部として用いた。基準部22を壁表側面Paに合致させ、罫書線29を罫書いた後は、基準部22を再度利用することで固定片11を第1位置から第2位置へ移動させることができる。よって、第1又は第2の実施形態のように、基準部22と位置合わせ部とが別々の場合に比してボックス固定具10の利用性を簡単にすることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明のボックス固定具及びその取付方法を具体化した第4の実施形態を図9にしたがって説明する。なお、以下に説明する第4の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図9(a)及び図9(b)に示すように、取付部21において、一対の短側辺のうち一方の短側辺によって、軽量形鋼材Pの壁表側面Paに合致させることで固定片11を第1位置に位置させる基準部31が形成されている。また、取付部21には、固定部材30が挿通される挿通孔32が1つ形成されている。前記挿通孔32は、固定片11を第1位置に位置させた状態において、挿通孔32に挿通された固定部材30を回動中心として固定片11を第1位置から90度回動させたとき、固定片11に固定される深型の配線ボックスB2の前面を軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一とする位置に配設可能とする位置に形成されている。また、取付部21において、前記基準部31(短側辺)に対し直交する長側辺のうち、前記固定片11が延設された一方の長側辺と対向する他方の長側辺は、合致部33を構成している。
そして、第4の実施形態において、浅型の配線ボックスB1を配設するには、取付部21における合致部33を壁表側面Paに合致させた状態で、挿通孔32から軽量形鋼材Pに固定部材30を螺入し、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pの側面Pbに取り付ける。その後、浅型の配線ボックスB1の底壁を貫通させた取着ねじ15を、固定片11の取着孔14に螺入し、浅型の配線ボックスB1を固定片11に固定する。このとき、固定片11が壁表側面Paから距離K1だけ離れた位置にあるため、浅型の配線ボックスB1の前面が軽量形鋼材Pの壁表側面Paと面一となる。
一方、深型の配線ボックスB2を配設するには、図9(a)に示すように、ボックス固定具10の基準部31を壁表側面Paに合致させた状態で、挿通孔32から軽量形鋼材Pに固定部材30を螺入し、固定部材30を軽量形鋼材Pの側面Pbに仮止めする。次に、固定部材30を回動中心としてボックス固定具10を90度回動させ、固定片11の当接面11aが壁表側面Paに対し平行をなすように固定片11を第2位置に位置させる。そして、固定部材30を軽量形鋼材Pの側面Pbに螺入し、ボックス固定具10を軽量形鋼材Pに取り付ける。その後、深型の配線ボックスB2の底壁を貫通させた取着ねじ15を、固定片11の取着孔14に螺入し、深型の配線ボックスB2を固定片11に固定する。すると、ボックス固定具10によって浅型又は深型の配線ボックスB1,B2が配設されるとともに、浅型又は深型の配線ボックスB1,B2とボックス固定具10とからボックス固定装置が構成される。
なお、各実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1又は第2の実施形態において、長孔23は1つだけでもよく、3つ以上形成されていてもよい。
○ 第2の実施形態において、深さの異なる3タイプ以上の配線ボックスを取付可能とするように各配線ボックスの深さに対応して位置合わせ部用の目盛りを3つ以上設けてもよい。
○ 第2の実施形態において、長孔23の第1内端23cを指標部とし、長孔23の第1内端23cに当接させた固定部材30(指標体)に浅型指標目盛り25b又は深型指標目盛り25cを位置合わせして配線ボックスB1,B2を設置してもよい。
○ 第3の実施形態において、罫書孔は1つだけでもよく、3つ以上形成されていてもよい。
○ 第3の実施形態において、罫書孔26a,26bよりも取付部21の先端側となる取付部21の短側辺の縁部に切り欠きを形成し、該切り欠きを基準部とし、さらに切り欠きよりも取付部21の先端側に位置する長側辺を位置合わせ部としてもよい。
○ 第1〜第3の実施形態において、取付部21の他方の長側辺に、固定片11と相反する方向へ延び、かつ取付部21に対し直交する位置決め突部を突設し、該位置決め突部によって基準部を構成してもよい。このように構成した場合、位置決め突部を軽量形鋼材Pの壁表側面Paに当接させることで固定片11を第1位置に容易に位置させることができる。
○ 第1〜第4の実施形態において、固定片11を第2位置に位置させたとき、配線ボックスB1,B2の前面は軽量形鋼材Pの壁表側面Paから前方へ突出しない位置に配設されるようにボックス固定具10を設計してもよい。
○ 第1又は第2の実施形態において、長孔23に挿通された固定部材30の他に、取着孔27から軽量形鋼材Pに別の固定部材30を螺入してボックス固定具10を軽量形鋼材Pに強固に取り付けてもよい。また、第3の実施形態において、2つ又は3つの取着孔27から軽量形鋼材Pに固定部材30を螺入してボックス固定具10を軽量形鋼材Pに強固に取り付けてもよい。
○ 第4の実施形態のボックス固定具10において、取付部21に第1の実施形態の長孔23又は第3の実施形態の罫書孔26a,26bを設け、長孔23又は罫書孔26a,26bを用いて、浅型の配線ボックスB1より深く、深型の配線ボックスB2より浅い中型の配線ボックスを軽量形鋼材Pに取り付けてもよい。
○ 各実施形態において、軽量間仕切壁W以外の建築物の壁(例えば、土壁)内に配線ボックスB1,B2を設置するため、例えば、造営材としての木柱にボックス固定具10を取り付けて配線ボックスを設置してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)壁内に設置される浅型の配線ボックス又は該浅型の配線ボックスより深型の配線ボックスと、前記配線ボックスを壁内に設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具とからなるボックス固定装置であって、
前記ボックス固定具は、配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、
前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで前記固定片を壁表側面より壁裏側に後退した第1位置に位置させる基準部と、固定片を前記第1位置より壁裏側へ後退した第2位置に位置させるための指標を示す指標部と、前記指標部によって示された指標、又は指標に当接させた指標体に位置合わせすることで取付部を前記第2位置に位置させる位置合わせ部とを備え、
前記第1位置に位置する固定片に前記浅型の配線ボックスを固定することで該浅型の配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設し、前記第2位置に位置する固定片に前記深型の配線ボックスを固定することで該深型の配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設するボックス固定装置。
(2)壁内に設置される浅型の配線ボックス又は該浅型の配線ボックスより深型の配線ボックスと、前記配線ボックスを壁内に設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具とからなるボックス固定装置であって、
前記ボックス固定具は、配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、
前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで固定片を第1位置に位置させる基準部と、前記取付部を造営材に固定する固定部材が挿通される挿通孔とを備え、
前記挿通孔は、該挿通孔に挿通された固定部材を回動中心として固定片を前記第1位置から90度回動させた第2位置に位置させる位置に形成され、
さらに、前記取付部に、前記基準部に対し直交する合致部を備え、
前記第2位置に位置する固定片に前記深型の配線ボックスを固定することで該深型の配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設し、前記合致部を造営材の壁表側面に合致させた固定片に前記浅型の配線ボックスを固定することで該浅型の配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設するボックス固定装置。
第1の実施形態のボックス固定具及び軽量間仕切壁を示す斜視図。 ボックス固定具を示す側面図。 ボックス固定具に浅型の配線ボックスを固定した状態を示す平面図。 (a)は固定片を第1位置に位置させた状態を示す側面図、(b)は固定片を第1位置に位置させた状態を示す断面図。 (a)は固定片を第2位置に位置させた状態を示す側面図、(b)は固定片を第2位置に位置させた状態を示す断面図。 ボックス固定具に深型の配線ボックスを固定した状態を示す平面図。 (a)は第2の実施形態において固定片を第1位置に位置させた状態を示す側面図、(b)は固定片を第2位置に位置させた状態を示す側面図。 (a)は第3の実施形態において固定片を第1位置に位置させた状態を示す側面図、(b)は固定片を第2位置に位置させた状態を示す側面図。 (a)は第4の実施形態において固定片を第1位置に位置させた状態を示す側面図、(b)は固定片を第2位置に位置させた状態を示す側面図。
符号の説明
B1,B2…配線ボックス、P…造営材としての軽量形鋼材、Pa…壁表側面、Pb…側面、W…壁としての軽量間仕切壁、10…ボックス固定具、11…固定片、21…取付部、22…基準部(位置合わせ部)、23…長孔、23a…位置合わせ部としての長孔の壁表側の内端、23c…指標部としての長孔の壁裏側の内端、25…目盛り、25a…指標部としての基準目盛り、25b…位置合わせ部としての浅型指標目盛り、25c…位置合わせ部としての深型指標目盛り、26a,26b…指標部としての罫書孔、29…指標としての罫書線、30…固定部材(指標体)、31…基準部、32…挿通孔、33…合致部。

Claims (13)

  1. 壁内に配線ボックスを設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具であって、
    前記配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、
    前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで前記固定片を壁表側面より壁裏側に後退した第1位置に位置させる基準部と、
    前記固定片に固定される配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設するため、固定片を前記第1位置より壁裏側へ後退した第2位置に位置させるための指標を示す指標部と、
    前記指標部によって示された指標、又は指標に当接させた指標体に位置合わせすることで固定片を前記第2位置に位置させる位置合わせ部とを備えるボックス固定具。
  2. 前記取付部には該取付部を貫通するとともに、前記固定片が前記第1位置に位置する状態で壁表側から壁裏側へ延びる長孔が形成され、該長孔の壁裏側の内端によって前記指標部が形成されるとともに、長孔の壁表側の内端によって前記位置合わせ部が形成されている請求項1に記載のボックス固定具。
  3. 前記取付部には該取付部を貫通するとともに、前記固定片が前記第1位置に位置する状態で壁表側から壁裏側へ延びる長孔が形成され、前記取付部には前記長孔の長さ方向に沿って複数の目盛りが設けられ、前記複数の目盛りのうちの壁裏側の1つによって前記指標部が構成されるとともに、前記指標部の目盛りより壁表側の目盛りによって前記位置合わせ部が構成されている請求項1に記載のボックス固定具。
  4. 前記指標部の目盛りは、前記長孔の壁裏側の内端より長孔の中央寄りに形成され、前記位置合わせ部は長孔の壁表側の内端より長孔の中央寄りに形成されている請求項3に記載のボックス固定具。
  5. 前記長孔は互いに平行をなすように複数形成されている請求項2〜請求項4のうちいずれか一項に記載のボックス固定具。
  6. 前記取付部は四角板状をなすとともに該取付部には取付部を貫通する罫書孔が形成され、該罫書孔によって指標部が形成されるとともに、取付部において前記固定片が延設された一側辺に対向する他側辺によって位置合わせ部が形成されている請求項1に記載のボックス固定具。
  7. 前記罫書孔は複数形成されている請求項6に記載のボックス固定具。
  8. 前記基準部と位置合わせ部とが共通化されている請求項6又は請求項7に記載のボックス固定具。
  9. 前記罫書孔は細長に延びるとともに、位置合わせ部に対して平行に形成されている請求項6〜請求項8のうちいずれか一項に記載のボックス固定具。
  10. 壁内に配線ボックスを設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具であって、
    前記配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、
    前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで固定片を第1位置に位置させる基準部と、前記取付部を造営材に固定する固定部材が挿通される挿通孔とを備え、
    前記挿通孔は、該挿通孔に挿通された固定部材を回動中心として固定片を前記第1位置から90度回動させた第2位置に位置させたとき、前記固定片に固定される配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設可能とする位置に形成され、
    さらに、前記取付部に、前記基準部に対し直交する合致部を備え、前記合致部を造営材の壁表側面に合致させたとき、前記配線ボックスより浅型の配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設可能とするボックス固定具。
  11. 壁内に配線ボックスを設置するため、前記壁を構築するため立設された造営材に取り付けられるボックス固定具の取付方法であって、
    前記ボックス固定具は、前記配線ボックスが固定される固定片を有するとともに、該固定片から延設され、前記造営材の側面に取り付けられる取付部を有し、前記取付部に、前記造営材の壁表側面に合致させることで前記固定片を壁表側面より壁裏側に後退した第1位置に位置させる基準部と、前記固定片に固定される配線ボックスの前面を前記壁表側面と面一とする位置、又は壁表側面より前方へ突出しない位置に配設するため、固定片を前記第1位置より壁裏側へ後退した第2位置に位置させるための指標を示す指標部と、前記指標部によって示された指標、又は指標に当接させた指標体に位置合わせすることで固定片を前記第2位置に位置させる位置合わせ部とを備えており、
    前記基準部を前記造営材の壁表側面に合致させて固定片を第1位置に位置させ、
    前記指標部によって表示された指標又は指標体に位置合わせ部を位置合わせして固定片を第2位置に位置させ、固定部材によって取付部を造営材に取り付けるボックス固定具の取付方法。
  12. 前記取付部には該取付部を貫通するとともに、前記固定片が前記第1位置に位置する状態で壁表側から壁裏側へ延びる長孔が形成され、該長孔の壁裏側の内端によって前記指標部が形成されるとともに、長孔の壁表側の内端によって前記位置合わせ部が形成され、長孔における壁裏側の内端に前記固定部材を当接させて指標体を形成し、長孔の長さ方向に沿ってボックス固定具をスライド移動させ、長孔における壁表側の内端を固定部材に位置合わせして固定片を第2位置に位置させる請求項11に記載のボックス固定具の取付方法。
  13. 前記取付部は四角板状をなすとともに該取付部には取付部を貫通する罫書孔が形成され、該罫書孔によって指標部が形成されるとともに、取付部において前記固定片が延設された一側辺に対向する他側辺によって位置合わせ部が形成され、前記罫書孔を用いて造営材に指標としての罫書線を罫書き、該罫書線に位置合わせ部を位置合わせして固定片を第2位置に位置させる請求項11に記載のボックス固定具の取付方法。
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