JP2013151434A - シャンプー - Google Patents
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Abstract
【課題】 すすぎ時の毛髪の指通りを良好にでき、かつ洗浄後の毛髪に使用されるトリートメント剤やリンス剤の機能を有効に発揮させ得るシャンプーを提供する。
【解決手段】 ポリクオタニウム−67と、アミノ酸系界面活性剤とが配合されていることを特徴とするシャンプーにより、上記課題を解決する。本発明のシャンプーにおいて、ポリクオタニウム−67の配合量は、0.1〜1質量%であることが好ましい。また、本発明のシャンプーには、2種以上のアミノ酸系界面活性剤が配合されていることが好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】 ポリクオタニウム−67と、アミノ酸系界面活性剤とが配合されていることを特徴とするシャンプーにより、上記課題を解決する。本発明のシャンプーにおいて、ポリクオタニウム−67の配合量は、0.1〜1質量%であることが好ましい。また、本発明のシャンプーには、2種以上のアミノ酸系界面活性剤が配合されていることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
本発明は、すすぎ時の毛髪の指通りを良好にでき、かつ洗浄後の毛髪に使用されるトリートメント剤やリンス剤の機能を有効に発揮させ得るシャンプーに関するものである。
シャンプーに求められる基本性能としては、i)過度に皮脂を除去せず、適度な洗浄力を有すること、ii)豊かな泡立ちがあること(泡立ちがよいこと)、iii)すすぎ時に毛髪の指通りが良好になること(毛髪がなめらかになること)、iv)洗浄後に毛髪に適用されるトリートメント剤やリンス剤が効果的に働くこと、v)目や頭皮に対する刺激が穏やかで、毛髪を傷めないこと、vi)安全性が高いこと、などが挙げられる。
これらのうち、すすぎ時の毛髪の指通りを良くするための成分の代表的なものとしては、カチオン性高分子が挙げられる。例えば、特許文献1には、カチオン性高分子として、特定構造のセルロースエーテル(第4級ヒドロキシエチルセルロース)が開示されており、更に、これをシャンプーに使用することで、毛髪の櫛通り性、すなわち、すすぎ時の毛髪の指通り性を高め得ることが示されている。
ところで、カチオン性高分子を多く配合したシャンプーを使用すると、すすぎ時の毛髪の指通り性が向上する一方で、その後に毛髪に適用されるトリートメント剤やリンス剤に配合されているカチオン性界面活性剤などのコンディショニング成分の、毛髪への吸着を阻害するために、例えば仕上がり時の毛髪の柔らかさが損なわれる傾向がある。
シャンプーには、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤が一般に使用されるが、これらの界面活性剤とカチオン性高分子とを含むシャンプーが水で希釈されると、特定の濃度領域で相分離が生じてコアセルベートと呼ばれる水に不溶な複合体が形成されることが知られている。このコアセルベートが、シャンプーによる洗浄の際に毛髪に付着することで、すすぎ時の毛髪の感触が向上する。
ところが、コアセルベートが吸着した毛髪には、その後に塗布されるトリートメント剤やリンス剤に配合されているカチオン性界面活性剤などのコンディショニング成分が付着し難いため、これらのコンディショニング成分による機能(例えば仕上がり時の毛髪の柔らかさの向上作用)が十分に発揮されなくなる。
よって、シャンプーにおいては、カチオン性高分子の使用によってすすぎ時の指通り性の向上を図りつつ、洗浄後の毛髪においてトリートメント剤やリンス剤の機能が十分に発揮し得ない問題を回避する技術の開発が求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、すすぎ時の毛髪の指通りを良好にでき、かつ洗浄後の毛髪に使用されるトリートメント剤やリンス剤の機能を有効に発揮させ得るシャンプーを提供することにある。
上記目的を達成し得た本発明のシャンプーは、ポリクオタニウム−67と、アミノ酸系界面活性剤とが配合されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、すすぎ時の毛髪の指通りを良好にでき、かつ洗浄後の毛髪に使用されるトリートメント剤やリンス剤の機能を有効に発揮させ得るシャンプーを提供することができる。
本発明のシャンプーに使用するポリクオタニウム−67(Polyquaternium−67)は、ダウ・ケミカル日本株式会社から「Soft CAT Polymer SX−1300H」といった商品名で市販されている。ポリクオタニウム−67は、これが配合された本発明のシャンプーを用いて毛髪を洗浄し、続いて水ですすいだ時の毛髪の指通り性を高める機能を有している。
しかしながら、その一方で、ポリクオタニウム−67は、上記の通り、これが配合されたシャンプーで洗浄した後の毛髪を、その後に使用されるトリートメント剤やリンス剤に配合されたカチオン性界面活性剤などのコンディショニング成分が吸着し難い状態にして、これらのコンディショニング成分が毛髪に付着することで発揮される機能、特に仕上がり時の毛髪の柔らかさを高める機能を阻害する作用も有している。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、ポリクオタニウム−67とアミノ酸系界面活性剤とを組み合わせて構成したシャンプーであれば、ポリクオタニウム−67の、すすぎ時の毛髪の指通り性を高める機能を損なうことなく、シャンプーでの洗浄後に使用されるトリートメント剤やリンス成分に含まれるカチオン性界面活性剤などのコンディショニング成分の、毛髪への吸着を良好にでき、例えば仕上がり時の毛髪の柔らかさを良好にし得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
シャンプーにおけるポリクオタニウム−67の配合量は、その使用による上記の効果を良好に確保する観点から、0.01質量%以上であることが好ましく、0.15質量%以上であることがより好ましく、0.3質量%以上であることが更に好ましい。ただし、シャンプー中のポリクオタニウム−67の量が多すぎると、洗浄後の毛髪を、トリートメント剤やリンス剤に含まれるコンディショニング成分が吸着しやすい状態にする効果が小さくなる虞がある。よって、シャンプーにおけるポリクオタニウム−67の配合量は、1質量%以下であることが好ましい。
アミノ酸系界面活性剤は、上記の通り、ポリクオタニウム−67の、シャンプーで洗浄した後の毛髪に適用されるトリートメント剤やリンス剤に含まれるコンディショニング成分の毛髪への吸着を阻害する作用を、抑制する機能を有している。また、アミノ酸系界面活性剤は、アニオン性界面活性剤の一種であり、本発明のシャンプーにおいて洗浄力を確保するための成分としても機能する。
アミノ酸系界面活性剤の具体例としては、例えば、ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸、ラウロイル−L−グルタミン酸、ミリストイル−L−グルタミン酸、ステアロイル−L−グルタミン酸や、これらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)などのグルタミン酸系界面活性剤;ラウロイル−L−アスパラギン酸やその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)などのアスパラギン酸系界面活性剤;ヤシ油脂肪酸メチルアラニン、ラウロイルメチルアラニン、ミリストイルメチルアラニンや、これらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)などのアラニン系界面活性剤;ヤシ油脂肪酸アシルグリシンやその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)などのグリシン系界面活性剤;ヤシ油脂肪酸サルコシン、ラウロイルサルコシンなどや、これらの塩(ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩など)などのサルコシン系界面活性剤;ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなどのタウリン系界面活性剤;などが挙げられる。
上記例示のアミノ酸系界面活性剤の中でも、ポリクオタニウム−67によるトリートメント剤やリンス剤に含まれるコンディショニング成分の毛髪への吸着を阻害する作用を抑制する機能がより良好である点で、グルタミン酸系界面活性剤や、アスパラギン酸系界面活性剤、アラニン系界面活性剤がより好ましい。
また、アミノ酸系界面活性剤は、上記例示の各活性剤を1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよいが、2種以上を併用する場合の方が、ポリクオタニウム−67によるトリートメント剤やリンス剤に含まれるコンディショニング成分の毛髪への吸着を阻害する作用を抑制する機能がより良好となることから、より好ましい。2種以上のアミノ酸系界面活性剤を併用する場合には、グルタミン酸系界面活性剤とアスパラギン酸系界面活性剤とを併用することが更に好ましく、ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸またはその塩と、ラウロイル−L−アスパラギン酸またはその塩とを併用することが特に好ましい。
シャンプーにおけるアミノ酸系界面活性剤の配合量は、ポリクオタニウム−67によるトリートメント剤やリンス剤に含まれるコンディショニング成分の毛髪への吸着を阻害する作用を抑制する効果をより良好に確保し、また、シャンプーの洗浄力をより良好にする観点から、0.1質量%以上であることが好ましく、1.0質量%以上であることが更に好ましい。ただし、シャンプー中のアミノ酸系界面活性剤の量が多すぎると、シャンプーの脱脂力が強くなりすぎて、洗浄後の毛髪の指通り性を高める効果が小さくなる虞がある。よって、シャンプーにおけるアミノ酸系界面活性剤の配合量は、25.0質量%以下であることが好ましく、20.0質量%以下であることがより好ましい。
また、例えば、アミノ酸系界面活性剤として、グルタミン酸系界面活性剤とアスパラギン酸系界面活性剤とを併用する場合には、これらの併用による効果をより良好に確保する観点から、シャンプーに配合するグルタミン酸系界面活性剤とアスパラギン酸系界面活性剤との合計量を100質量%としたとき、グルタミン酸系界面活性剤の配合量を1〜99質量%(すなわち、アスパラギン酸系界面活性剤の配合量を99〜1質量%)とすることが好ましい。
シャンプーには、通常、アニオン性界面活性剤が配合されるが、本発明のシャンプーでは、アニオン性界面活性剤としてアミノ酸系界面活性剤のみが配合されていてもよく、アミノ酸系界面活性剤と共に、その他のアニオン性界面活性剤が配合されていてもよい。ただし、上記の通り、通常のシャンプーに使用されているアニオン性界面活性剤は、ポリクオタニウム−67と組み合わせることで、シャンプーの洗浄後に使用されるトリートメント剤やリンス剤に含まれるコンディショニング成分の、毛髪への吸着を阻害する作用を引き出してしまう虞がある。よって、本発明のシャンプーでは、配合される全アニオン性界面活性剤を100質量%としたとき、アミノ酸系界面活性剤以外のアニオン性界面活性剤の配合量を、50質量%以下とすることが好ましい。
本発明のシャンプーは、通常のシャンプーと同様に水を溶媒として使用する。シャンプーにおける水の配合量は、例えば、50〜90質量%であることが好ましい。
また、本発明のシャンプーには、上記の各成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧料で用いられている各種成分を配合することができる。このような成分としては、例えば、ポリクオタニウム−67以外の高分子、両性界面活性剤、アルコール、油脂、エステル、炭化水素、脂肪酸、多価アルコール、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、pH調整剤、防腐剤などが挙げられる。
ポリクオタニウム−67以外の高分子としては、例えば、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオプロピル]ヒドロキシエチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カラギーナン、グアーガム、カチオン化グアーガム、ヒアルロン酸、キトサン、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、イソステアリン酸アミドプロピルベタイン、リノレイン酸アミドプロピル、パーム油脂酸アミドプロピルベタインなどのアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤;ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどのイミダゾリン型両性界面活性剤;N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−プロピルスルホン酸ナトリウム、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸ナトリウム、N−脂肪酸アミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−N−(2−ヒドロキシプロピル)スルホン酸ナトリウムなどのスルホベタイン型両性界面活性剤;ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドなどのアミドアミンオキシド型両性界面活性剤;などが挙げられる。
アルコールとしては、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコールなどの低級アルコール;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール;が挙げられる。
油脂としては、例えば、シア脂、小麦胚芽油、コメヌカ油、マカデミアナッツ油、メドウホーム油、卵黄油などが挙げられる。エステルとしては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸イソステアリル、オレイン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸ヘキシル、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、コハク酸ジオクチル、イソステアリン酸フィトステリルなどが挙げられる。炭化水素としては、例えば、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックス、ホホバ油、ミツロウ、カルナウバロウ、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、セレシン、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリンなどが挙げられる。
脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸などが挙げられる。多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、アラニン、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウムなどが挙げられる。酸化防止剤としては、例えば、dl−α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、エリソルビン酸、無水亜硫酸ナトリウムなどが挙げられる。pH調整剤としては、例えば、クエン酸、リン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などの酸;アンモニア、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、アルギニンなどのアルカリ剤;が挙げられる。
本発明のシャンプーは、上記の各成分を、媒体である水に溶解または分散させることで調製することができる。本発明のシャンプーは、液状、ジェル状、乳液状のいずれであっても構わない。
本発明のシャンプーは、通常のシャンプーと同様の方法により使用することができる。そして、本発明のシャンプーで洗浄後の毛髪に適用するトリートメント剤やリンス剤は、コンディショニング成分として、カチオン性界面活性剤などのコンディショニング成分が配合されたものであることが好ましい。
本発明のシャンプーは、上記の通り、洗浄後の毛髪を、トリートメント剤やリンス剤に含まれるカチオン性界面活性剤などのコンディショニング成分が、良好に吸着し得る状態にすることができる。そのため、本発明のシャンプーで洗浄した後の毛髪に、カチオン性界面活性剤などの極性を有するコンディショニング成分が配合されたトリートメント剤やリンス剤を適用することで、かかるコンディショニング成分の機能を有効に発揮させることができる。
以下、実施例に基づいて本発明を詳細に述べる。ただし、下記実施例は、本発明を制限するものではない。なお、以下の表1〜表3では、シャンプー全体で100%となるように各成分の配合量を%で示すが、その%はいずれも質量%であり、また、表1〜表3では、その%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示する。また、本実施例において、「%」は、特に断らない限り、質量基準(質量%)である。
実施例1〜17および比較例1〜8
表1〜表3に示す組成で、実施例1〜17および比較例1〜8のシャンプーを調製し、下記(1)〜(6)の手順で評価を行った。
表1〜表3に示す組成で、実施例1〜17および比較例1〜8のシャンプーを調製し、下記(1)〜(6)の手順で評価を行った。
(1)同一人物から採取した人毛毛束(長さが25cmの人毛からなる毛束で、1毛束あたり30g)を10束用意し、専門の評価者5名のそれぞれに、2セットずつの毛束を割り当てた。
(2)まず、各評価者のそれぞれが、一方の毛束(処理用毛束)に、実施例および比較例のうちのいずれか1種のシャンプー3mlを塗布して洗浄を行い、水ですすいだ後の指通り性(引っかかり感)について、下記基準に従って点数付けを行った。
<シャンプーで洗浄してから水ですすいだ後の処理用毛束の指通り性の評価基準>
引っかかり感が強く、毛髪と毛髪とがもつれる ・・・ −1点。
やや引っかかり感がある ・・・ 0点。
引っかかり感はない ・・・ 1点。
滑らかさがある ・・・ 2点。
引っかかり感が強く、毛髪と毛髪とがもつれる ・・・ −1点。
やや引っかかり感がある ・・・ 0点。
引っかかり感はない ・・・ 1点。
滑らかさがある ・・・ 2点。
(3)次に、すすぎ後の処理用毛束に、表4に示す組成のトリートメント剤2gを塗布し、水ですすいだ後に乾燥してから、毛髪の柔らかさ(仕上がり時の毛髪の柔らかさ)を、各評価者が評価した。
(4)また、他方の毛束(基準毛束)については、シャンプーを塗布せずにすすぎだけを行った後に、表4に示す組成のトリートメント剤2gを塗布し、水ですすいだ後に乾燥してから、毛髪の柔らかさ(仕上がり時の毛髪の柔らかさ)を、各評価者が評価した。
なお、仕上がり時の毛髪の柔らかさの評価では、各評価者が、処理用毛束における仕上がり時の毛髪の柔らかさを、基準毛束における仕上がり時の毛髪の柔らかさと対比し、下記基準に従って点数付けした。
<処理用毛束における仕上がり時の毛髪の柔らかさの評価基準>
基準毛束よりも硬い ・・・ 0点。
どちらが硬いともいえない ・・・ 1点。
基準毛束よりも柔らかい ・・・ 2点。
基準毛束よりも硬い ・・・ 0点。
どちらが硬いともいえない ・・・ 1点。
基準毛束よりも柔らかい ・・・ 2点。
(5)シャンプーで洗浄してから水ですすいだ後の処理用毛束の指通り性、および処理用毛束における仕上がり時の毛髪の柔らかさについて、各評価者の点数の平均値を算出した。そして、シャンプーで洗浄してから水ですすいだ後の処理用毛束の指通り性については、平均点が1点以上で、指通り性が良好である、との評価とした。また、処理用毛束における仕上がり時の毛髪の柔らかさについては、平均点が1.6点以上で、仕上がり時の柔らかさが良好である、との評価とした。
(6)実施例および比較例の全てのシャンプーについて、上記の(1)〜(5)の手順で評価を行った。
上記の各評価結果を、表1〜表3に併記する。
なお、表1〜表3において、精製水の欄の「計100とする」とは、シャンプーを構成する精製水以外の各成分の合計量に、精製水の量を加えて100%となるようにしたことを意味している。また、表1〜表3に記載の「ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム」における「ポリオキシエチレン」の後の括弧内の数値は、エチレンオキサイドの平均付加モル数である。更に、表1〜表3に記載の「防腐剤」は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンとの混合物〔ローム・アンド・ハース・ジャパン社製「ケーソンCG(商品名)」〕である。
表1および表2に示す通り、ポリクオタニウム−67と、アミノ酸系界面活性剤とを配合した実施例1〜17のシャンプーで洗浄した毛髪は、すすぎ時の指通り性が良好であり、かつ洗浄後にトリートメント剤による処理を経た仕上がり時の柔らかさも良好である。
これに対し、ポリクオタニウム−67に代えて他のカチオン性高分子を配合した比較例1、2のシャンプー、ポリクオタニウム−67に代えて他のカチオン性高分子を配合し、かつアミノ酸系界面活性剤に代えて他のアニオン性界面活性剤を配合した比較例3、5のシャンプー、およびアミノ酸系界面活性剤に代えて他のアニオン性界面活性剤を配合した比較例4、6〜8のシャンプーで洗浄した毛髪は、すすぎ時の指通り性が劣っているか、または仕上がり時の柔らかさが劣っている。
Claims (3)
- ポリクオタニウム−67と、アミノ酸系界面活性剤とが配合されていることを特徴とするシャンプー。
- ポリクオタニウム−67の配合量が、0.3〜1質量%である請求項1に記載のシャンプー。
- 2種以上のアミノ酸系界面活性剤が配合されている請求項1または2に記載のシャンプー。
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