JP5935466B2 - シャンプー組成物 - Google Patents

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本発明は、皮脂や整髪料に由来する汚れを効果的に除去することができ、洗髪時の泡質に優れ、すすぎ時および乾燥後の滑らかさが良好なシャンプー組成物に関する。
シャンプーには、皮脂や整髪料を除去する洗浄力のほか、きめ細かな泡を形成させて摩擦による毛髪損傷を低減させることや、すすぎ時および乾燥後の感触を改善させるコンディショニング効果が求められる。近年、消費者のヘアスタイルに対するニーズの多様化により、皮膜性ポリマーやロウ類などの親油性の高い油剤を配合した整髪料の使用が増えており、シャンプーによる洗髪ではこれら油剤を除去し難いという問題点がある。シャンプーの洗浄力を向上させて、これら油剤を除去するために、界面活性剤を高濃度に配合することも考えられるが、この場合、すすぎ時にきしみが生じたり、乾燥後にパサつく場合がある。そこで、従来のシャンプーでは、コンディショニング成分としてカチオン性高分子を配合し、これとアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤から形成される複合体が析出するコアセルベーション現象によって、すすぎ時および乾燥後の滑らかさを付与している。そのため、シャンプー処方ではこの複合体の生成量や生成領域を制御することが重要となる。
非特許文献1では、無機塩を添加することによってコアセルベーション形成領域が拡大することが記載されているが、無機塩を配合すると泡量が減少したり、泡質が悪化するといった問題点があった。
こうした状況を鑑み、特許文献1には、イオン性界面活性剤、カチオン化タラガム、ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリンを配合することで、すすぎ時の希釈された領域でもコアセルベーション現象により多量の複合体を生成し、すすぎ時の指通り性に優れ、乾燥後もパサつかず、まとまりが良好なシャンプー組成物が開示されている。しかしながら、この組成物は、親油性の高い油剤を配合した整髪料に対する洗浄力が十分ではなく、洗髪時の泡質についても十分満足できるものではなかった。
また、特許文献2には、両性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性ポリマー、多価アルコール、ポリオキシエチレン(7)ヤシ油脂肪酸グリセリン、テトラオレイン酸ポリオキシエチレン(60)ソルビットを配合し、泡質が良好で、洗浄後の毛髪にハリ、コシを付与できるシャンプー組成物が開示されている。しかしながら、この組成物は、洗髪時およびすすぎ時の感触が不十分で、洗浄力も十分満足できるものではなかった。
このように、親油性の高い油剤を配合した整髪料を効果的に除去することができ、洗髪時の泡質に優れ、コンディショニング効果が良好な、言い換えれば、すすぎ時および乾燥後の滑らかさが良好なシャンプー組成物の開発には至っていなかった。
特開2009−120559号公報 特開2010−163377号公報
Macromolecules(1999), vol.32,p7128−7134
本発明は、上記事情に鑑み、皮脂や整髪料に由来する汚れを効果的に除去することができ、洗髪時の泡質に優れ、すすぎ時および乾燥後の滑らかさが良好なシャンプー組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、シャンプー組成物に特定のアルキレンオキシド誘導体を所定の割合で配合することにより、コアセルベーション形成が促進され、良好なコンディショニング効果が得られると共に、洗浄力、泡質も向上できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に示されるシャンプー組成物である。
下記の成分(A)を3〜30質量%、成分(B)を0.5〜20質量%、成分(C)を0.05〜5質量%、成分(D)を0.5〜15質量%、成分(E)を0.1〜10質量%含有し、成分(D)/成分(A)の質量比が0.08〜0.9であり、成分(D)/成分(E)の質量比が0.5〜8であることを特徴とするシャンプー組成物;
(A)アニオン性界面活性剤、
(B)両性界面活性剤、
(C)カチオン性高分子、
(D)下記一般式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体、
Figure 0005935466
(式中、Zは炭素数が2以上であり、水酸基の数xが2〜9である化合物から全ての水酸基を除いた残基、AOは炭素数2または3のオキシアルキレン基であり、オキシアルキレン基の合計に占めるオキシエチレン基の質量比率が50〜100質量%である。mはオキシアルキレン基の平均付加モル数で、水酸基当たりの平均付加モル数m/xが5〜20である。Rは炭素数8〜22の脂肪酸残基または水素原子であり、Rが前記脂肪酸残基である割合を示すエステル化率が40〜90%である。)
(E)アルカリ金属の無機塩。
一般式(1)においてオキシアルキレン基の合計に占めるオキシエチレン基の質量比率が100質量%であることが好ましく、成分(A)が、アシル基の炭素数が8〜18であるN−アシルアミノ酸型のアニオン性界面活性剤であることが好ましい。
本発明のシャンプー組成物によれば、皮脂や整髪料に由来する汚れを効果的に除去することができ、洗髪時の泡質に優れ、すすぎ時および乾燥後の滑らかさが良好であるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明のシャンプー組成物は下記の成分(A)〜(E)を含有する。以下、各成分について説明する。
〔(A)アニオン性界面活性剤〕
成分(A)は、アニオン性界面活性剤であり、シャンプー組成物に起泡力や洗浄力を付与するために配合される。
アニオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミドエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアミドエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシルイセチオン酸塩、N−アシルメチルタウリン塩、N−アシルポリペプチド塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。これらの中でも、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸塩が好ましく、更に好ましくはN−アシルアミノ酸塩である。これらの塩を構成する対イオンとしては、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、アルカノールアミンイオン、アミノ酸イオン等が挙げられる。これらアニオン性界面活性剤におけるアルキル基またはアシル基は、洗浄力や起泡力の観点から、炭素数が10〜18であることが好ましく、更に好ましくは12〜14である。
更に、(A)成分として、N−アシルアミノ酸型のアニオン性界面活性剤を使用することで、すすぎ時の指通りや乾燥後の滑らかさを更に改善することができる。N−アシルアミノ酸型界面活性剤としては、例えば、グリシン、アラニン、N−メチルアラニン、サルコシン、グルタミン酸、アスパラギン酸のアシル化物の塩を用いることができる。これらの塩を構成する対イオンとしては、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、アルカノールアミンイオン、アミノ酸イオン等が挙げられる。アシル基の炭素数は8〜18であることが好ましく、洗浄力や起泡力の観点から12〜18であることが特に好ましく、更に好ましくは12〜14である。また、混合脂肪酸由来のアシル基を用いることができ、混合脂肪酸としては、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸などが挙げられる。アシル基として好ましくは、ラウロイル基、ミリストイル基、ヤシ油脂肪酸アシル基、パーム核油脂肪酸アシル基などが挙げられる。N−アシルアミノ酸型のアニオン性界面活性剤の具体例としては、PEG(2)ウラリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウムなどが挙げられる。なお、PEG(2)ウラリルエーテル硫酸ナトリウムにおけるPEGはポリエチレングリコールを表わし、(2)はオキシエチレン基の平均付加モル数が2であることを表わす(以下、同様)。
成分(A)は、シャンプー組成物全量に対して、3〜30質量%、好ましくは5〜20質量%、更に好ましくは7〜15質量%の割合で含まれる。3質量%未満の場合は、洗浄力や泡質、すすぎ時および乾燥後の感触が不十分となり、30質量%を超えると、すすぎ時および乾燥後の感触が悪化することがある。(A)成分は1種単独で用いてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
〔(B)両性界面活性剤〕
成分(B)は、両性界面活性剤であり、成分(A)と併用することで洗浄力や泡質を向上させる効果がある。
両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルヒドロシキシスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミドヒドロキシエチルアミノ酸型両性界面活性剤、アルキルイミノジ酢酸塩等が挙げられる。アルキル基またはアシル基の炭素数は、洗浄力や起泡力の観点から、10〜18であることが好ましく、更に好ましくは12〜14である。また、アシル基として、ヤシ油脂肪酸などの混合脂肪酸由来のアシル基を用いることができる。両性界面活性剤の具体例としては、ラウリルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタインなどが挙げられる。
成分(B)は、シャンプー組成物全量に対して、0.5〜20質量%、好ましくは1〜15質量%、更に好ましくは2〜10質量%の割合で含まれる。0.5質量%未満の場合は、洗浄力や泡質が不十分であり、20質量%を越えると、すすぎ時の指通りが低下することがある。成分(B)は1種単独で用いてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
〔(C)カチオン性高分子〕
成分(C)は、カチオン性高分子であり、すすぎ時の指通りや乾燥後の滑らかさを向上させるために配合される。成分(C)は、成分(A)および(B)の混合ミセルと複合体を形成し、すすぎ時の希釈によって系内から析出(コアセルベーション現象)し、これが毛髪に吸着することで、すすぎ時の指通りや乾燥後の滑らかさを向上させるコンディショニング効果を付与する。
カチオン性高分子としては、例えば、ジアルキルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジアルキルジアリルアンモニウムクロリドと(メタ)アクリレートとの共重合体、ジアルキルジアリルアンモニウムクロリドと(メタ)アクリレートエステルとの共重合体、ジアルキルジアリルアンモニウムクロリドと(メタ)アクリルアミドとの共重合体、ポリ塩化メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、カチオン化セルロース、カチオン化澱粉、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化キサンタンガム、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化キサンタンガム、ビニルイミダゾリニウムトリクロリドとビニルピロリドンとの共重合体、ヒドロキシエチエルセルロースとジメチルジアリルアンモニウムクロリドとの共重合体、ビニルピロリドンとジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合体、ポリビニルピロリドンとアルキルアミノアクリレートとビニルカプロラクタムとの共重合体、ビニルピロリドンとメタクリロイルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドとの共重合体、アルキルアクリルアミドとアクリレートとアルキルアミノアルキルアクリルアミドとポリエチレングリコールメタクリレートとの共重合体、アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレントリアミンとの共重合体等が挙げられ、特にカチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化タラガム、ジアルキルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジアルキルジアリルアンモニウムクロリドと(メタ)アクリルアミドとの共重合体が好ましい。なお、(メタ)アクリレートはメタクリレートまたはアクリレートを表わし、(メタ)アクリルはメタクリルまたはアクリルを表わす。
カチオン性高分子のカチオン化度は、例えばケルダール法等の窒素含有率の測定値から計算することができ、0.2〜3質量%であることが好ましく、更に好ましくは0.5〜2質量%である。カチオン性高分子の重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて測定することができ、10万〜300万の範囲が好ましく、より好ましくは40万〜200万の範囲である。
このようなカチオン性高分子の具体例としては、レオガードLP・GP・MGP(ライオン(株)製)、UCARELR−30M・JR−400・JR−30M(ダウケミカル(株)製)、ラボールガムCG−M・CG−M7・CG−M8M(大日本住友製薬(株)製)、N−Hance3000(ハーキュレス・ジャパン(株)製)などが挙げられる。成分(C)は1種単独で用いてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
成分(C)は、シャンプー組成物全量に対して、0.05〜5質量%、好ましくは0.1〜2質量%、更に好ましくは0.2〜1質量%の割合で含まれる。0.05質量%未満であると、コアセルベーション現象が生じず、コンディショニング効果が得られないことがあり、5質量%を超えると、ごわつく場合がある。
〔(D)アルキレンオキシド誘導体〕
成分(D)は、下記一般式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体であり、成分(A)のアニオン性界面活性剤と成分(C)のカチオン性高分子の凝集を促進し、コアセルベーション現象を促進することで、すすぎ時の指どおりや乾燥後の滑らかさを向上させる。また、成分(D)を配合することで、泡立て時に泡膜からの水の排液を抑制し、泡量や泡質を改善する。更に、成分(D)は油性成分に対する乳化や可溶化力が高く、洗浄力を向上させる効果がある。
Figure 0005935466
式(1)中、Zは炭素数が2以上であり、2〜9個の水酸基を有する化合物の全ての水酸基を除いた残基である。炭素数が2以上であり、2〜9個の水酸基を有する化合物(以下、水酸基含有化合物ともいう。)としては、水酸基の数が2であればジエチレングリコール、水酸基の数が3であればグリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキシレングリコール、水酸基の数が4であればエリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン、アルキルグリコシド、水酸基の数が5であればキシリトール、水酸基の数が6であればジペンタエリスリトール、ソルビトール、イノシトール、水酸基の数が8であればショ糖、トレハロース、水酸基の数が9であればマルチトールが挙げられる。一般式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を調製するに際しては、上記の水酸基含有化合物を1種単独で用いてもよいし、または2種以上を含む混合物を用いてもよい。
xはZを構成する水酸基含有化合物の水酸基の数であり、2〜9であり、好ましくは3〜7、更に好ましくは5〜7である。xが1では、泡質改善や良好なコンディショニング効果が得られず、xが10以上ではべたつき感が生じることがある。
AOは炭素数2または3のオキシアルキレン基であり、オキシエチレン(EO)基、オキシプロピレン(PO)基が挙げられる。AOが2種の場合、AOの付加形態はブロック状が好ましい。また、Zに対してEO−POの順に付加したZ−O−EO−PO−の形態でも、PO−EOの順に付加したZ−O−PO−EO−の形態でもよいが、Z−O−EO−PO−の形態が好ましい。
オキシアルキレン基の合計に占めるオキシエチレン基の質量比率は50〜100質量%であり、好ましくは80〜100質量%である。50質量%以下であると泡質改善効果やコンディショニング効果が低下する。かかる質量比率は100質量%であることが更に好ましく、この場合、コアセルベーション促進効果が最も高くなり、すすぎ時の指通りや乾燥後の滑らかさが更に向上する。
mはオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、水酸基当たりのオキシアルキレン基の平均付加モル数m/xが5〜20であり、好ましくは5〜15であり、更に好ましくは7〜12である。m/xが5未満であると泡質が低下し、十分なコンディショニング効果も得られず、m/xが20を超えるとコンディショニング効果が低下することがある。
Rは炭素数8〜22の脂肪酸残基または水素原子である。Rを構成する脂肪酸の炭素数は8〜22であり、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、分岐脂肪酸およびヒドロキシル基置換脂肪酸などが用いられる。
脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、イソトリデカン酸、ミリスチン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、ベヘン酸、ドデセン酸、テトラデセン酸、ヘキサデセン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸などが挙げられ、なかでもラウリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸が好ましい。一般式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体を調製するに際しては、これら脂肪酸を1種単独で用いてもよいし、または2種以上を用いてもよい。
このようなアルキレンオキシド誘導体としては、テトラオレイン酸PEG(60)ソルビット、テトラオレイン酸PEG(40)ソルビット、トリラウリン酸PEG(40)ソルビット、トリイソステアリン酸PEG(30)グリセリル、ジオレイン酸PEG(23)などが挙げられる。成分(D)は1種単独で用いてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
一般式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体のエステル化率は40〜90%であり、好ましくは50〜85%、更に好ましくは60〜80%である。40%未満であると十分な洗浄力が得られず、90%を超えてもコンディショニング効果が低下する場合がある。
ここでエステル化率とは、一般式(1)中の多価アルコール残基が有する水酸基の総数のうち脂肪酸がエステル結合している水酸基の数の割合を表し、成分(D)の鹸化価(SV)、水酸基価(OHV)、酸価(AV)を測定し、以下に示す方法にて算出することができる。
エステル化率=[(SV−AV) /(SV−AV+OHV)] ×100
なお、SV、AV、OHVはいずれも日本工業規格(JIS)記載の方法に準拠して測定することができる。
SV; JIS K −0070 4. 1
AV; JIS K −0070 3. 1
OHV; JIS K−1557 1
成分(D)は、シャンプー組成物全量に対して、0.5〜15質量%、好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは0.8〜6質量%の割合で含まれる。0.5質量%未満であると十分な洗浄力、泡質、コンディショニング効果が得られず、15質量%を超えてもコンディショニング効果が低下する場合がある。
成分(A)と成分(D)の質量比(D)/(A)は、0.08〜0.9であり、好ましくは0.2〜0.8である。質量比がこの範囲内であれば、成分(D)のアルキレンオキシド誘導体のポリオキシアルキレン鎖が系内の電荷を遮蔽することで、コアセルベーション形成を促進し、すすぎ時の指通り、乾燥後の滑らかさを改善し、良好なコンディショニング効果を得ることができる。質量比(D)/(A)が0.08未満であったり、0.9を超えたりしてもコアセルベーション促進能が低下し、コンディショニング効果が低下することがある。
〔(E)アルカリ金属の無機塩〕
成分(E)は、アルカリ金属の無機塩であり、上記成分(A)、(B)、(C)と組み合わせることでコアセルベーション現象を促進し、すすぎ時の指通りを改善する。
アルカリ金属の無機塩としては、アルカリ金属の塩化物塩、硫酸塩、硝酸塩、およびリン酸塩等が挙げられる。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム、およびリチウムが挙げられる。具体的には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、および硫酸カリウムが挙げられる。成分(E)は1種単独で用いてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
成分(E)は、シャンプー組成物全量に対して、0.1〜10質量%、好ましくは0.2〜5質量%、更に好ましくは0.5〜2質量%の割合で含まれる。0.1質量%未満であるとすすぎ時の指通りが低下し、10質量%を超えると泡質が悪化することがある。
成分(D)と成分(E)の質量比(D)/(E)は、0.5〜8であり、好ましくは0.5〜5、更に好ましくは1.0〜4である。一般的に、成分(E)のような無機塩を配合すると泡量や泡質が低下するが、質量比(D)/(E)がこの範囲内であれば無機塩の存在下でも、成分(D)が泡膜中の水を増粘することで良好な泡量、泡質を得ることができる。(D)/(E)が0.5未満であると泡質が低下し、8を超えると泡量が低下することがある。
〔(F)炭化水素油など〕
本発明のシャンプー組成物は、更に成分(F)として炭化水素油またはエステル油を含有していてもよく、これらをシャンプー組成物に配合することで、乾燥後の滑らかさを向上させることができる。成分(F)は、成分(A)、(B)、(C)、(D)と組み合わせることで毛髪への吸着が促進され、乾燥後の滑らかさが向上する。特に、成分(D)の乳化、可溶化力が高いので、成分(F)を安定配合することができる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテンなどが挙げられる。エステル油としては、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸ミリスチル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、セバシン酸ジイソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル等の合成エステル油や、アボガド油、亜麻仁油、大豆油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ココナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、サフラワー油、パーム油、ナタネ油、綿実油、落花生油、茶実油、コメヌカ油、ホホバ油等の天然エステル油が挙げられる。成分(F)は、炭化水素油であることがより好ましく、更に好ましくは流動イソパラフィン、ポリイソブテン、水添ポリイソブテンである。成分(F)は1種単独で用いてもよいし、または2種以上を併用してもよい。
成分(F)は、シャンプー組成物全量に対して、好ましくは0.05〜1質量%、更に好ましくは0.1〜0.5質量%の割合で含まれる。0.05質量%未満であると乾燥後の滑らかさが向上しない場合があり、1質量%を超えると安定性が低下する場合がある。
本発明のシャンプー組成物は、更に必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、シャンプーに一般的に用いられている各種成分を含有していてもよい。例えば、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン油等の油分、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の保湿剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール等の防腐剤、エチレンジアミン四酢酸塩、エデト酸等のキレート剤、ジステアリン酸エチレングリコール等のパール化剤、パラメトキシケイ皮酸エステル、メトキシジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤、増粘剤、酸化防止剤、pH調整剤、植物抽出物、アミノ酸、ビタミン類、色素、香料を適宜配合することができる。
本発明のシャンプー組成物は常法に従って製造できる。また、その剤型は任意であり、透明系液体状、パール系液体状、ペースト状、クリーム状、ゲル状、固形状、粉末状等にすることができるが、特に透明系やパール系の液体状が好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
<実施例1〜11および比較例1〜7>
表2および表3に示した成分を所定の比率で配合し、更に共通添加成分として表1に示す成分を配合したシャンプー組成物を下記の方法で調製した。なお、表2および表3中の配合量の数値は、シャンプー組成物全量に対する質量%を表わす。
Figure 0005935466
Figure 0005935466
*1:レオガードMGP(ライオン(株)製、カチオン化度1.8質量%、重量平均分子量170万)
*2:パールリームEX(日油(株)製)
Figure 0005935466
*1:レオガードMGP(ライオン(株)製、カチオン化度1.8質量%、重量平均分子量170万)
*2:パールリームEX(日油(株)製)
<調製法>
成分(A)〜(F)、共通添加成分および水を表1〜3に示した比率となるように80℃にて均一になるまで混合し、室温まで冷却し、液状のシャンプー組成物を得た。
<評価法>
(a)洗浄力
パネラー10名が市販のヘアワックスを毛髪に適量塗布した後、実施例および比較例のシャンプー組成物を使用して洗髪を行った際の洗浄力をパネラー各人が下記評価基準にて評価し、評点をつけた。10名のパネラーの評価の平均値が3.0以上を「◎」、2.0以上3.0未満を「○」、1.0以上2.0未満を「△」、1.0未満を「×」とした。ただし、平均値に関わらず、2名以上のパネラーが0点の評点をつけた場合は「×」とした。
4:すすぎ後に全く整髪料が残っていないと判断。
3:すすぎ後にほとんど整髪料が残っていないと判断。
2:すすぎ後にやや整髪料が残っていると判断。
1:すすぎ後にも整髪料が残存しており、ややごわつく感触であると判断。
0:すすぎ後にもほとんど整髪量が除去できておらず、ごわつく感触であると判断。
(b)泡質
上記(a)の評価を行う際、洗髪時の泡量、泡質をパネラー各人が下記評価基準で評価し、評点をつけた。10名のパネラーの評価の平均値が3.0以上を「◎」、2.0以上3.0未満を「○」、1.0以上2.0未満を「△」、1.0未満を「×」とした。ただし、平均値に関わらず、2名以上のパネラーが0点の評点をつけた場合は「×」とした。
4:非常にきめ細かな泡が多量に形成されていると判断。
3:泡量が適切で、きめ細かな泡が形成されていると判断。
2:泡量がやや少ないが、きめ細かな泡が形成されていると判断。
1:泡量が適切であるが、やや粗い泡が形成されていると判断。
0:泡量が少なく、粗い泡が形成されていると判断。
(c)すすぎ時の指通り
上記(a)の評価を行う際、すすぎ時の指通りをパネラー各人が下記評価基準で評価し、評点をつけた。10名のパネラーの評価の平均値が3.0以上を「◎」、2.0以上3.0未満を「○」、1.0以上2.0未満を「△」、1.0未満を「×」とした。ただし、平均値に関わらず、2名以上のパネラーが0点の評点をつけた場合は「×」とした。
4:非常に指通りが滑らかであると判断。
3:指通りが滑らかであると判断。
2:指通りが滑らかであるが、ややぬるつくと判断。
1:ややきしむ感触であると判断。
0:指通りが悪く、きしむ感触であると判断。
(d)乾燥後の滑らかさ
上記(a)の評価を行った後、ドライヤーにて毛髪を乾燥させた直後の状態をパネラー各人が下記評価基準で評価し、評点をつけた。10名のパネラーの評価の平均値が3.0以上を「◎」、2.0以上3.0未満を「○」、1.0以上2.0未満を「△」、1.0未満を「×」とした。ただし、平均値に関わらず、2名以上のパネラーが0点の評点をつけた場合は「×」とした。
4:非常に指通りが滑らかであると判断。
3:指通りが滑らかであると判断。
2:指通りが滑らかであるが、ややごわつくと判断。
1:ややごわつく感触であると判断。
0:指通りが悪く、ごわつく感触であると判断。
本発明に係る実施例1〜11のシャンプー組成物は、いずれも整髪料に由来する汚れを効果的に除去することができ、泡質に優れ、すすぎ時および乾燥後の滑らかさが良好であった。
一方、比較例1〜7では十分な効果が得られていない。比較例1では、成分(D)の配合量が0.5質量%未満であり、成分(A)と成分(D)の質量比(D)/(A)が0.08未満であるので、十分な洗浄力、泡質、コンディショニング効果が得られていない。比較例2では、質量比(D)/(A)が0.08未満であり、質量比(D)/(E)が0.5未満であるので、洗浄力、泡質が不十分で、コンディショニング効果も十分ではなかった。比較例3では、成分(E)が配合されていないので、コンディショニング効果が不十分であった。比較例4では、成分(D)に代えて、一般式(1)における水酸基当たりのAO付加モル数m/xが5未満であり、エステル化率も40未満である成分(D‘)を用いているので、洗浄力、泡質、乾燥後の滑らかさも十分ではなかった。
比較例5では、成分(D)に代えて、一般式(1)における水酸基当たりのAO付加モル数m/xが5未満である成分(D‘)を用いているので、泡質とコンディショニング効果が不十分であった。比較例6では、成分(D)に代えて、エステル化率が40未満である成分(D‘)を用いているので、洗浄力が不十分で、乾燥後の滑らかさも十分ではなかった。比較例7では、成分(D)に代えて、一般式(1)におけるm/xが20を超えている成分(D‘)を用いているので、泡質には優れるものの、洗浄力、コンディショニング効果は不十分であった。

Claims (3)

  1. 下記の成分(A)を3〜30質量%、成分(B)を0.5〜20質量%、成分(C)を0.05〜5質量%、成分(D)を0.5〜15質量%、成分(E)を0.1〜10質量%含有し、成分(D)/成分(A)の質量比が0.08〜0.9であり、成分(D)/成分(E)の質量比が0.5〜8であることを特徴とするシャンプー組成物;
    (A)アニオン性界面活性剤、
    (B)両性界面活性剤、
    (C)カチオン性高分子、
    (D)下記一般式(1)で示されるアルキレンオキシド誘導体、
    Figure 0005935466
    (式中、Zは炭素数が2以上であり、水酸基の数xが2〜9である化合物から全ての水酸基を除いた残基、AOは炭素数2または3のオキシアルキレン基であり、オキシアルキレン基の合計に占めるオキシエチレン基の質量比率が50〜100質量%である。mはオキシアルキレン基の平均付加モル数で、水酸基当たりの平均付加モル数m/xが5〜20である。Rは炭素数8〜22の脂肪酸残基または水素原子であり、Rが前記脂肪酸残基である割合を示すエステル化率が40〜90%である。)
    (E)アルカリ金属の無機塩。
  2. 一般式(1)においてオキシアルキレン基の合計に占めるオキシエチレン基の質量比率が100質量%であることを特徴とする請求項1に記載のシャンプー組成物。
  3. 成分(A)が、アシル基の炭素数が8〜18であるN−アシルアミノ酸型のアニオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1または2に記載のシャンプー組成物。
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