JP2013151393A - 光ファイバ用線引炉および線引方法 - Google Patents

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巌 岡崎
Tadashi Enomoto
正 榎本
Taku Yamazaki
卓 山崎
Masatoshi Hayakawa
正敏 早川
Manabu Shiozaki
学 塩崎
Norihiro Kaminoyama
憲博 上ノ山
Fumitaka Uchino
史貴 内野
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Abstract

【課題】ガラス母材の肩部近傍の温度差を大きくして、炉内温度および炉内圧力の変動を抑制し、光ファイバの外径変化の少ない光ファイバ用線引炉と線引方法を提供する。
【解決手段】ダミー棒13に連結された光ファイバ用ガラス母材11を加熱する加熱炉と、該加熱炉の上部に設けられ、ダミー棒の一部およびダミー棒との連結部分14を含む光ファイバ用ガラス母材11が収容される上部チャンバ20と、を備える線引炉を用いた光ファイバの線引で、上部チャンバ20に加熱炉および光ファイバ用ガラス母材からの輻射光を透過する石英ガラスを用いて光ファイバを線引きする。また、上部チャンバ20の外側を、輻射光を反射する反射材で覆うことにより、輻射光をガラス母材11側に反射させ、省エネを図るようにしてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ用ガラス母材を加熱溶融して、光ファイバを線引きする光ファイバ用線引炉と線引方法に関する。
光ファイバ用ガラス母材(以下、ガラス母材という)を加熱溶融して光ファイバを線引きする線引炉は、炉内の温度が大よそ2500K位と、非常に高温となる。このため、線引炉の炉心管には、耐熱性に優れたカーボンが用いられるが、このカーボンは、高温の酸素含有雰囲気中では、酸化して消耗する。これを防止するためには、線引炉の内部を、アルゴンガスやヘリウムガス等の希ガスや窒素ガス(以下、不活性ガス等という)の雰囲気に保つ必要がある。また、炉外の空気(酸素)が炉内に入り込まないように、線引炉の上端部におけるガラス母材の導入口で気密よく封止されている必要がある。
ガラス母材は、通常、上端にガラス母材より径が小さいダミー棒と言われているガラス母材と同質のガラスロッドを接続し、吊り下げ支持されるが、径が大きく変化する接続部分(連結部分)およびガラス母材の径変動部(母材肩部)のシールが難しい。このため、ガラス母材をダミー棒との連結部分および母材肩部も含めて上部チャンバ(上煙突ともいう)内に収納し、上部チャンバから上方に突き出る径の小さいダミー棒との隙間をシールする方法がある。
上部チャンバを用いる方法は、線引きの進行によりチャンバ内の容積が大きくなることから、チャンバ内のガスの流れが時間的に変化し、ガラス母材の溶融部の熱伝達量が変化するため、線引きされる光ファイバの外径が変動しやすいと言われている。これを抑制するために、例えば、特許文献1に開示のように、不活性ガス(ヘリウムなど)を使用し、上部チャンバを加熱することにより温度低下による対流の発生を防いだり、特許文献2に開示のように、上部チャンバの空間容積を抑制する方法が知られている。
特開平9−2832号公報 特開平11−343137号公報
上部チャンバは、通常、強度と耐熱性を要する金属(ステンレス、インコネル等)で形成され、さらに光ファイバの線引中の断線や強度劣化を抑制するために、カーボン等の内筒を配している。また、線引炉のヒータによる加熱で生じた輻射光は、ガラス母材の上方部分とダミー棒を伝播して、上部チャンバ内に放射される。ヒータの加熱により生じる輻射光の黒体輻射スペクトルは、3μm以下の波長の範囲でそのスペクトル強度が大きい。
一方、ガラス母材やダミー棒の材料である石英ガラスは、3μm以下の波長の光の吸収係数がほぼゼロであり、輻射光のほとんどは透過する。このため、ガラス母材やダミー棒を伝播した輻射光は、そのほとんどが透過し、連結部分やガラス母材の径変動部(母材肩部)などで輻射光が散乱反射し、その周囲の上部チャンバおよびカーボン内筒で吸収される。これにより、上部チャンバは加熱され高温となり、ガラス母材と上部チャンバ壁部(カーボン内筒)との温度差(温度勾配)が小さくなる。発明者らがこの温度差について種々検討した結果、特に、上部チャンバ内で最も温度が高くなる、母材肩部におけるガラス母材径方向の温度差が小さいと、炉内温度および炉内圧力が時間的に変動し、この結果、線引きされる光ファイバの外径が変化することが判明した。
本発明は、上述した実状に鑑みてなされたもので、ガラス母材の肩部近傍の温度差を大きくして、炉内温度および炉内圧力の変動を抑制し、光ファイバの外径変化の少ない光ファイバ用線引炉と線引方法の提供を目的とする。
本発明による光ファイバ用線引炉および線引方法は、ダミー棒に連結された光ファイバ用ガラス母材を加熱する加熱炉と、該加熱炉の上部に設けられ、ダミー棒の一部およびダミー棒との連結部分を含む光ファイバ用ガラス母材が収容される上部チャンバと、を備える線引炉を用いた光ファイバの線引で、上部チャンバに加熱炉および光ファイバ用ガラス母材からの輻射光を透過する石英ガラスを用いて光ファイバを線引きすることを特徴とする。
また、上部チャンバの外側を、輻射光を反射する反射材で覆うことにより、輻射光をガラス母材に戻し省エネを図るようにしてもよい。
本発明によれば、輻射光を透過する石英ガラスを上部チャンバに用いることにより、ガラス母材を伝播してくる輻射光を、上部チャンバで吸収することなく透過放射させることができる。この結果、上部チャンバの温度上昇を抑えて低くすることができ、ガラス母材の肩部近傍における温度差を大きくし、炉内温度および炉内圧力の時間的な変動を抑制することができる。
本発明による線引炉の概略を説明する図である。 上部チャンバ内の軸方向の温度分布を示す図である。 上部チャンバ内の径方向の温度分布を示す図である。 線引炉内の圧力変動と温度変動を示す図である。 他の実施形態を説明する図である。
図1により、本発明による光ファイバの線引炉の概略を説明する。図において、10は線引炉、11は光ファイバ用ガラス母材(ガラス母材)、11aは母材肩部、11bは母材上端部、11cは母材下端部、12は光ファイバ、13はダミー棒、14は連結部分、15は炉心管、16はヒータ、17は断熱材、18は炉筐体、19は下部延長管、20は上部チャンバ、21は蓋体、22はガス導入口を示す。
光ファイバの線引きは、図1に示すように、吊下げ支持される光ファイバ用ガラス母材11(以下、ガラス母材という)の下部を加熱し、加熱溶融により母材下端部11cからガラスの光ファイバ12を溶融垂下させて所定の外径となるように線引きして行われる。ガラス母材11は、母材上端部11bにガラス母材11と同種のガラスロッドからなるダミー棒13の下端部13aとを連結する連結部分14で示すように、溶着、若しくは、連結部材を介して接続一体化される。そして、ガラス母材11は、ダミー棒13の上端部13bを支持装置(図示省略)に把持することで上下方向に移動可能に吊り下げ支持され、線引炉10内に収容される。
線引炉10の主体となる加熱炉は、ガラス母材11が挿入供給される炉心管15を囲むようにして、加熱用のヒータ16を配し、このヒータ16の熱が外部に放散されないようにカーボンフェルト等の断熱材17で囲い、その外側全体を炉筐体18で囲って構成される。炉筐体18の上方には、炉心管15と同程度の内径を有する上部チャンバ20が配され、その上端にダミー棒13が挿通される貫通孔21aを有する蓋体21を配して封止(シール)される。
炉心管15は、円筒状の高純度のカーボンで形成される。炉心管15の酸化・劣化を防ぐために、炉心管15内には、上部チャンバ20に設けたガス導入口22から、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスが流し込まれる。なお、この不活性ガスは、ガラス母材11と炉心管15の隙間を通って、下部延長管19(下煙突ともいう)の下方のシャッター部分から線引きされた光ファイバ12と共に外部に放出される。
一方、ダミー棒13が移動可能に挿通される貫通孔21aは、外気が流れ込まないようにシールされる。ダミー棒13は、ガラス母材11に比べて小径で、その外径精度も高く形成することができることから、上部チャンバ20の上端を封止(シール)する蓋体21の貫通孔21aとダミー棒13との隙間は、比較的に簡単なシール構造(図示省略)で気密良くシールすることができる。
本発明は、上述した構成の線引炉で、少なくとも上部チャンバ20が、ガラス母材11と同種であり加熱炉およびガラス母材11からの輻射光を透過する石英ガラスで形成されていることを特徴としている。
ここで、ガラス母材11の下部は、炉心管15を介してヒータ16により加熱されるが、その加熱温度は大よそ2500K程度になる。この温度範囲の輻射光のスペクトル強度は、0.4μmから3μmの波長範囲で大きく、この輻射光は、上方部分のガラス母材11を透過して上部チャンバ20に向かって放射される。
石英ガラスからなるガラス母材は、波長3μm以下の輻射光の吸収係数がほぼゼロであるので、ガラス母材11を伝播する上記の輻射光は、その多くがガラス母材で吸収されることなく透過して、上部チャンバ20に向かって放射される。特に、ガラス母材11の径変動部(母材肩部11a)から輻射光が局所的に放射されるため、この部分で温度が最も高くなる。
ガラス母材11を透過した輻射光は、上部チャンバ20の壁部に向かって放射される。ここで、上述したように、上部チャンバ20をガラス母材11と同種の石英ガラスで形成すると、ガラス母材11を透過した輻射光は、上部チャンバ20も透過して、外部に放射されるため、輻射光による発熱がなく、これによる温度上昇も生じない。なお、ヒータ16に近い上部チャンバ20の下端側では熱伝導による温度上昇があり、また、上部チャンバ20の母材肩部11aに位置する領域では、上記のガラス母材の肩部における放射熱によって生じる温度上昇がある。
図2は、実験とシミュレーションにより得られた上部チャンバ20内の長手方向(ガラス母材の軸方向)に沿った温度分布である。図2(A)は、本発明の上部チャンバ20が、輻射光を透過する石英ガラスで形成されている場合の温度分布を示した図である。図2(B)は、本発明に対する比較例として示すもので、上部チャンバ20’を金属製チャンバ25の内側にカーボンからなる内筒26を配して形成した場合の温度分布を示した図である。なお、何れの場合も、母材肩部11aが上部チャンバの中間付近に位置しているときの例で示したものであり、母材肩部11aの位置によって、温度分布の態様は多少異なる。
図2(A)に示すように、上部チャンバ20が上端の蓋体21を含めて石英ガラスで形成されている場合、上部チャンバ20内のガラス母材11の温度は500〜1600K位の温度であり、上部チャンバ20の壁部(内壁面)の温度は、400〜1200K位の温度になる。上部チャンバ20の壁部(内壁面)とガラス母材11間の温度差は、母材肩部11aの近傍部分で400K程度となる。
一方、図2(B)に示すカーボン製の内筒を有する上部チャンバ20’は、ガラス母材11を透過した輻射光が上部チャンバ20’で吸収されて温度が上がるため、全体的に温度は高くなり、ガラス母材と上部チャンバとの温度差は小さくなる。具体的には、上部チャンバ20’内のガラス母材11の温度は1000〜1700K位の温度であり、上部チャンバ20’壁部(内壁面)の温度は、1000〜1600K位の温度になる。上部チャンバ20’の壁部(内筒26の内壁面)とガラス母材11間の温度差は、母材肩部11aの近傍部分では数十K程度となり、図2(A)の場合に比べて小さくなる。
図3は、上部チャンバ内の径方向の温度分布を示す図である。温度分布の測定位置は、図3(A)に示すように、母材肩部11aの近傍位置で測定した例を示すものである。図2(A)に示した本発明の場合は、図3(B)に実線で示すように、最大400K程度の温度差(温度勾配)が生じる。これに対し、図2(B)で示した比較例の場合は、図3(B)に点線で示すように、温度差(温度勾配)は数十K程度と小さい。
図4は、図2,3において上部チャンバの温度差(温度勾配)の違いにより、炉内温度の変動と炉内圧力の変動について調べた結果を示す図である。温度変動および圧力変動の測定は、図3の場合と同様に、上部チャンバ20内の母材肩部11aの近傍位置で行った。図4(A)は、上部チャンバ内の炉内温度の変動を示す図で、上部チャンバとガラス母材間での温度差がない比較例においては、点線で示すように温度変動が生じた。一方、本発明の上部チャンバとガラス母材間での温度差がある場合は、実線で示すように炉内温度の変動はなかった。この炉内温度の変動は、上部チャンバ内のガス流体の流れや上記の炉内圧力の変動に関連していると思われるが、詳細なメカニズムは明らかでない。
図4(B)は、上部チャンバ内の圧力変動を示す図で、上部チャンバとガラス母材間での温度差がない比較例においては、点線で示すように圧力変動が生じた。一方、本発明の上部チャンバとガラス母材間での温度差がある場合は、実線で示すように圧力変動はなかった。この理由は、炉内に導入される不活性ガス等による上部チャンバ内のガス流体の流れが関係しているものと思われるが、上記と同様に理由は明らかではない。
炉内温度や炉内圧力に変動があると、線引きされる光ファイバ(ガラスファイバ)の外径が変化する。これは、上部チャンバ内の圧力変動によりネックダウン近傍のガスの流れが変化し、その周囲のガラス温度(熔けかた)が変化するためと推測される。
本発明においては、上部チャンバを加熱炉からの輻射光を透過する石英ガラスで形成することにより、上部チャンバの温度上昇を低くしてガラス母材との間の温度差を大きくしている。この結果、線引時の光ファイバの外径変化を抑制することが可能となる。
図5は、他の実施形態を説明する図である。本実施形態は、図1の実施形態に対して、石英ガラスからなる上部チャンバの外側に、反射材を配している点が異なる。
上部チャンバを石英ガラスで形成すると、加熱炉からの輻射光が透過してしまうため、熱としては逃げてしまいエネルギーロスとなる。上部チャンバの外周を断熱材で覆ってしまうと、温度差が小さくなり、結果としてガラス外径変化を抑制できなくなる。
本例による図5(A)の線引炉10’も、図1で説明したのと同様な線引炉の構成である。すなわち、炉筐体18の上方には、炉心管15と同程度の内径を有する上部チャンバ20が形成され、その上端にダミー棒13が挿通される貫通孔21aを有する蓋体21を配して封止(シール)される。そして、上部チャンバ20および蓋体21は、ガラス母材11と同種の石英ガラスで、加熱炉およびガラス母材11からの輻射光を透過する石英ガラスで形成されている。また、上部チャンバ20に設けたガス導入口22から、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス等が流し込まれる。
この上部チャンバ20および蓋体21の外側には、金属などの反射材23を配して、上部チャンバ20を覆う。反射材23としては、例えば、ステンレス、インコネル、アルミ等金属を用いることができ、上部チャンバ20と接する反射材内面は、反射率の高い鏡面加工や反射膜を付されていることが好ましい。
また、図5(B)に示すように、上部チャンバ20と反射材23との間に間隙24を有するようにして、空気または冷却ガスを流すようにすることが好ましい。この間隙24を設けることにより、反射材23が上部チャンバ20に接触して熱伝導で加熱されるのを低減し、熱で反射材の反射面が酸化して反射効率が低下するのを抑制することができる。また、反射材23と上部チャンバ20との間に熱をこもらせないようにすることができ、ガラス母材と上部チャンバとの温度差が縮まるのを抑制することができる。
上記の加熱炉からの輻射光を透過する石英ガラスからなる上部チャンバ20および蓋体21の外側を、当該輻射光を反射する反射材23で囲うことにより、上部チャンバ20および蓋体21を透過した輻射光を、反射材23で上部チャンバ20の内側に反射させる。上部チャンバ20の内側に向けて反射された輻射光は、再度、ガラス母材11に向けて放射され、炉内の加熱に供することができ、エネルギーロスを軽減して、省エネ化することができる。
10,10’…線引炉、11…光ファイバ用ガラス母材(ガラス母材)、11a…母材肩部、11b…母材上端部、11c…母材下端部、12…光ファイバ、13…ダミー棒、14…連結部分、15…炉心管、16…ヒータ、17…断熱材、18…炉筐体、19…下部延長管、20、20’…上部チャンバ、21…蓋体、22…ガス導入口、23…反射材、24…間隙、25…金属製チャンバ、26…カーボン内筒。

Claims (3)

  1. ダミー棒に連結された光ファイバ用ガラス母材を加熱する加熱炉と、該加熱炉の上部に設けられ、前記ダミー棒の一部および前記ダミー棒との連結部分を含む前記光ファイバ用ガラス母材が収容される上部チャンバと、を備える光ファイバ用線引炉であって、
    前記上部チャンバは、前記加熱炉および前記光ファイバ用ガラス母材からの輻射光を透過する石英ガラスにより形成されていることを特徴とする光ファイバ用線引炉。
  2. 前記上部チャンバの外側を、前記輻射光を反射する反射材で覆うことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ用線引炉。
  3. ダミー棒に連結された光ファイバ用ガラス母材を加熱する加熱炉と、該加熱炉の上部に設けられ、前記ダミー棒の一部および前記ダミー棒との連結部分を含む前記光ファイバ用ガラス母材を収容する上部チャンバと、を備える線引炉を用いた光ファイバ線引方法であって、
    前記上部チャンバに前記加熱炉および前記光ファイバ用ガラス母材からの輻射光を透過する石英管を用いて光ファイバを線引きすることを特徴とする光ファイバ線引方法。
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