JP2013151290A - 開口部に設置する賦形ビードを備えた窓ガラスの使用 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に車体の開口部に接着によって取り付けられるように設計された窓ガラスの使用に関する。
【解決手段】窓ガラスは、賦形ビード13を有するガラス板12を備えている。賦形ビードは、取り付け時に車内に面するガラス板の少なくとも主表面上に固定され、開口部14の少なくとも一部に支持される。このような窓ガラスの使用により、車体の開口部に窓ガラスを取り付けた後、開口部と窓ガラスの縁部との間に5mmよりも小さい、目に見える空間17を得ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、窓ガラスの分野、特に自動車用の窓ガラスに関し、具体的には、窓ガラスに取り付けられる装飾的および/または機能的な要素を備えた窓ガラスを対象としている。また、本発明は、特に、自動車の車体開口部に取り付けられ、取り付けた状態で車内に面するガラス板の主表面に少なくとも固定される賦形ビードを有するガラス板を備えた窓ガラスに関する。この賦形ビードは、付加物を覆うことにより、窓ガラスが取り付けられる時に隣接する壁部に対して加えることができる封止リブを持つ窓ガラスの縁部を越えて突出するリップを備えていても良い。
自動車の窓ガラスを自動車の車体の各開口部に接着することは、一般に知られた方法である。この目的のため、窓ガラスには、しばしば賦形ビードが設けられる。賦形ビードは、取り付けた状態で車内に面する窓ガラスの主表面に少なくとも固着される。この同じ主表面上に、賦形ビードおよび/またはその近傍に、一連の接着剤が塗布される。一連の接着剤が供せられた窓ガラスは、次に、開口部内に挿入される。開口部は、一連の接着剤が塗布される装着フランジによって取り囲まれる。取り付けた状態の窓ガラスは、好ましくは車体の外面と略同一面でなければならない。そのため、装着フランジは、外周が傾斜した段部によって車体の主表面に対して窪んでいる。傾斜した段部の高さは、窓ガラスおよび接着剤の厚さに対応する。特定の実施形態において、窓ガラスの端面は、賦形ビードによって覆われない。窓ガラスおよび開口部の周縁の寸法は、製造時の寸法のばらつきにより、許容誤差なく互いに一致させることができないため、傾斜した段部または開口部の縁部と窓ガラスとの間には、溝状の空間が残る。
文献DE−A1−3818930によれば、この空間を覆うため、例えば押出しにより、窓に接着された賦形ビード上に直接形成されるリップが設けられている。同文献の、実施形態の他の代替形態において、柔軟なエラストマープラスチックから成る追加の賦形ストリップが、車内に面する主表面上に、窓の周縁表面に沿って接着される。この賦形ストリップは、窓ガラスが装着状態にある時に前記空間を満たす管状部を有している。
また、一実施形態において、3方で、すなわち、外側主表面上で、窓の外縁および端面を取り囲む、賦形の形状も(文献DE−A1−4301026から)知られている。賦形の形状は、窓ガラスから突出し、横方向の溝を覆うリップを更に備えている。
そのような賦形のための材料として、今まで、熱可塑性物質、好ましくは熱可塑性エラストマー(TPE)または熱可塑性オレフィン(TPO)が主に使用されてきた。これらとともに、押出し段階で既に十分に薄く、窓ガラスが車体に取り付けられる時、装着中に過度に強い応力を生じることなく、弾性的に曲げて開口部の縁部に当接させることができるようにリップを製造することができる。シール機能に加え、リップは、挿入中に窓ガラスを開口部の中心に置き、窓ガラスを中心位置に保持する。
次に、従って折り曲げたリップによって覆われる空間に埃が溜まる可能性があり、溝の底部から埃を取り除くことは難しい。従って、残存する空間は、実際には、一般に7mmよりも大きく、多量の埃が侵入する可能性がある。
独国特許出願公開第3818930号明細書 独国特許出願公開第4301026号明細書
本発明の目的は、前述した欠点を避け、窓ガラスの一部を覆う仕上げストリップを必要としない賦形ビードを備えた窓ガラスを新規なタイプで取り付けることである。
この目的は、本発明によれば、自動車の車体開口部内に特に接着によって取り付けられるように設計された窓ガラスであって、賦形ビードを有するガラス板を備え、賦形ビードが、取り付けた状態で車内に面するガラス板の主表面に少なくとも固定され、開口部の少なくとも半分に当接し、取り付け後に開口部と窓ガラスの端面との間に見える空間が5mmよりも小さく、好ましくは3mmよりも小さい窓ガラスによって達成された。
「窓ガラスの端面」とは、窓それ自体の端面、または、賦形ビードが窓の端面を覆う場合には賦形ビードの対応する部分を意味すると理解すべきである。本発明による賦形ビードは、連続部材あるいは不連続部材であっても良く、単一部材あるいは複数の部材であっても良い、すなわち、ガラス板の外面に置く少なくとも2つの略平行な部品から成っていても良い。
したがって、本発明によれば、窓の主表面および隣接する壁すなわち車体表面と同一面で閉じることができる。得られる技術的な利点に加えて、これにより、外観上、略閉じられた表面が形成される。技術的な利点は、基本的には、車体開口部と窓ガラスとの間の目に見える空間が減少すること、および、前記領域が汚れる虞を完全に防止できることである。
本発明による実施形態は、発明者が成した選択により、通常採られている予防措置に逆行することが可能になった。すなわち、発明者は、実際には、窓ガラスと開口部との間の空間を減少させることを選択し、当業者の期待に反して、本発明による技術が受容可能であり、窓ガラスを損傷させる虞がないということを実証することができた。
本発明の有利な実施形態によれば、賦形は、接着剤ビードの広がり、特に横方向への広がりを制限するように設計されている。したがって、賦形ビードの形状は、窓ガラスを車体開口部に固定するために使用される接着剤が過度に広がり、窓ガラスの視野を乱さないように設計されることが有利である。また、この形状により、窓ガラスと車体開口部の底部との間に空間を画定することができ、これにより、少なくとも一方向に所定の位置決めを行なうことができることが有利である。また、このように画定された、賦形ビードの形状により、窓ガラスを固定するために必要な接着剤の量を予め決めることができ、それ故、窓ガラスをしっかりと固定することを保証し、作業の自動化を容易にすることが出来る。
本発明の実施形態の第1の代替形態によれば、接着剤ビードは、賦形ビードを少なくとも部分的に覆う。実施形態のこの代替形態によれば、特に、賦形ビードの性質および接着剤ビードの性質に応じて、これら2つのビードの結合により窓ガラスの固定が補強される。この代替形態による一実施形態において、接着剤ビードは、完全に賦形ビード上に置かれ、それ故に、その結合力は、窓ガラスの固定に直接に関与する。窓ガラスの固定の場合、本発明では、2つのビードを結合するために、結合力と機械的な接着力との組み合わを考えることが有利である。これを実行するため、賦形ビードは、固定用突出部を有していることが好ましい。これらの突出部は、硬化後に機械的に保持される接着剤ビードを収容する。また、このような場合、本発明では、2つのビード同士の接着を考えないことが有利である。そのような実施形態によれば、必要に応じて窓ガラスを取り外すことが容易となる。実際に、2つのビード同士の機械的な結合が重ね合わせ形式である場合、取り外しは容易である。
特に、ガラス板が小さな曲率半径の湾曲部を有する少なくとも2つの側部を備えている場合に、接着剤ビードが少なくとも部分的に賦形ビードを覆う他のケースでは、賦形ビードが傾斜をもって作成され、賦形ビードの表面が、窓ガラスの中心に向けられた縁部から、ガラス板の縁部に位置する他の縁部に向けて下方に傾斜する。そのような実施形態は、特に、フロントガラスまたはバックライトに適用され、横方向のアプローチ角は小さい。この種の実施形態によれば、後にロボットにより接着剤ビードを設置することが容易となる。すなわち、この領域で窓ガラスの平面に対する賦形ビードの傾きにより、窓ガラスが凸側の中心に置かれる際、接着剤ビードの設置面を水平方向に真直ぐにすることができる。
本発明の実施形態の他の代替形態によれば、接着剤ビードは、賦形ビードを全く覆わない。この場合、2つのビード間の唯一の接触は、賦形ビードが接着剤ビードの横方向の広がりを制限するように設計されているという点とおそらく関連する。
本発明の好ましい実施形態によれば、賦形ビードは、その長さの少なくとも一部にわたって、窓ガラスの縁部を越えて突出するリップを有している。このようなリップは、変形可能に、あるいは、柔軟に作成されることが有利である。これらの特徴は、前記リップに、リップが様々な機能を果たすことができる機械的な特性を与える。まず第1に、リップが窓ガラスの少なくとも2つの側部の全て、或は一部にわたる場合に、リップは、窓ガラスを車体開口部内に正確に位置決めするための中心を決める道具として機能する。例えばまた、リップが賦形ビードの長さの全てまたは一部に沿って窓ガラスの上部に設けられており、窓ガラスの底部がストッパ上に置かれている場合、前記リップは、リップと対向する車体開口部に対して応力を与え、これにより、車体開口部と窓ガラスとの間に画定された空間が存在することを保証する。さらに、リップは、ガラス板と車体とが接触するあらゆる虞を防ぎ、それ故にガラス板を損傷するあらゆる危険を防ぐ。
また、このように形成されるリップは、開口部と窓ガラスとの間を封止する機能を有していても良い。すなわち、リップは、選択する一方向または他方向に曲げられ、開口部に対して押圧される。このようにして及ぼされる圧力により、十分に良好な封止をもたらす。この機能のため、リップは、窓ガラスの少なくとも3つの側部に沿って設けられることが有利である。実際には、リップは、窓ガラスが取り付けられる際、窓ガラスの底部に存在することが必須ではない。
本発明の有利な実施形態によれば、中実ワイヤが、接着剤ビード内もしくは賦形ビード内に、組み込まれる。このワイヤは、必要に応じて窓ガラスを容易に取り外せるようにし、特に材料を再利用するようにする、目的を有する。
そのようなビードは、このワイヤの少なくとも一端を突出させるべく、接着剤ビードが作成される際に、例えば接着剤ビード内または接着剤ビード下に挿入される。したがって、窓ガラスが、この端部を把持する位置にある時に、おそらく道具を使用して、次に、おそらくまた道具を使用してワイヤを引くことにより、接着剤ビードを破壊する可能となる。
接着剤ビードや賦形ビードを破壊することを可能とするような装置は、窓ガラスが取り外される場合、本発明において実際に不可欠である。すなわち、窓ガラスと車体開口部との間に見える5mmよりも小さい空間は、カッティング用の道具を挿入することができず、また、そのような道具を作動させることができない。実際に、賦形ビードが固定用突出部を有している場合で、窓ガラスと車体との間の結合が、純粋に機械的性質のものである前述の場合のみ、カッテングワイヤ等の装置を伴うことなく窓ガラスを取り外すことができる。しかしながら、本発明では、そのようなワイヤを、機械的な保持手段のみを示すこの装着と組み合わせることも考えられることに留意すべきである。この場合、接着性の縁と賦形ビードとを引き離すのに役立つのは、もはやカッティングワイヤではなく、ワイヤである。
本発明の他の有利な実施形態によれば、少なくとも2つのワイヤが、接着剤ビード内または賦形ビード内に、組み込まれる。この場合、ワイヤは、互いにある距離だけ離れて位置されていることが好ましく、これにより、各ワイヤが接着剤ビードの一部を破断すれば良い。したがって、この作業に必要な力は軽減される。
特にこのようなワイヤを取り付けるための手段は、例えば、文献EP−A−0121480およびEP−A−0298788に記載されている。
さらに、接着剤ビード内または賦形ビード内に部材を組み込む、あるいは、賦形ビードと接着剤ビードとの間に部材を少なくとも組み込むというこの同じ原理によれば、本発明では、有利には他の部材が、次に挿入される覆いを取り付けることを考える。この場合、これはカッティングワイヤ、または、異なる機能を有する別のタイプの部材であって良い。
本発明の有利な一実施形態では、2部材料でできた賦形ビ−ドを考える。例えば、賦形ビードはポリウレタンである。このような材料を選択すると、使用する接着剤との優れた適合性を示すことができるという利点があり、また、この接着剤を同様の種類から選択することが容易に可能である。
本発明による他の実施形態では、賦形ビードを熱可塑性物質から作成することを考える。そのような材料には、特に、しばしば要求される、再利用が容易であるという利点がある。接着剤との適合性に関しては、これを得るのは常に簡単ではない。それが必要となる場合、特に、接着剤ビードが少なくとも部分的に、熱可塑性物質から成る賦形ビードを覆う場合、賦形ビードの表面を予め接着下塗剤でコーティングしておくことが望ましい。
両方の場合において、賦形ビードを作成する手段は異なる。
第1のタイプの実施形態によれば、本発明では、賦形ビードを、押出しによってガラス板の表面上に直接得ることを考えることが有利である。有利には、熱可塑性物質から成る賦形ビードの場合、押出し装置、特に押出しヘッドおよび配管が加熱される。
実施形態の代替形態において、賦形ビードおよび接着剤ビードは、接着剤ビードを持つガラス板上に直接に、同時に押出され、接着剤ビードは、窓ガラスが車体開口部に嵌め付けられるまで、塑性変形可能で、粘着性を有したままである。
本発明の第2のタイプの実施形態によれば、賦形ビードは、例えば押出しにより予め製造され、後に、例えば接着によりガラス板に固定される。このような賦形ビードは、例えば、長い長さに押出しによって作成され、次いで、与えられた窓ガラスに必要な長さにカットされて、窓ガラスに固定される。窓ガラスを固定するために、例えば穴をあけた賦形を設けることにより窓ガラスを接着することができ、接着剤が孔を通って、ガラス板と接触して賦形ビードをしっかりと固定することができる。
本発明の最後の実施形態によれば、賦形ビードは、カプセル化技術を使用して得られる。
賦形ビードを得る任意のこれらの技術によれば、窓ガラスが車体開口部に固定される時、前記賦形ビードは、窓ガラスの内面に作成されるが、賦形ビードは、窓ガラスの端面の一部を覆い、および/または、窓ガラスの外面の一部を覆う。
賦形ビードおよび/または接着剤ビードは、ガラスと直接に接触しても良く、あるいは、それ自体ガラス上に施されるエナメルコーティング等の不透明層と接触しても良い。
窓ガラスに関しては、窓ガラスは、少なくとも1枚のガラス板から成り、したがって、積層窓ガラスから成っていても良い。
また、本発明は、賦形ビードを備え、特に接着によって車体開口部に固定される、特にガラス板から成る窓ガラスを提供する。この窓ガラスは、特に前述したように使用でき、例えば装着後に窓ガラスと車体開口部との間に見える空間が5mmよりも小さくなるように固定される。
本発明の他の有利な詳細および特徴は、以下の、図1から図3を参照する本発明の典型的な実施形態から明らかとなる。
本発明の一実施形態のための窓ガラスを示す図である。 本発明による一実施形態のための他の窓ガラスを示す図である。 他の窓ガラスを使用する本発明による一実施形態の図である。
図1は、賦形ビード2が設けられたガラス板1から成る窓ガラスを示す。賦形ビード2は、ガラス板1の縁部の近傍で、ガラス板1の主表面の一方に固着されている。このガラス板1の主表面の一方は、窓ガラスが車体開口部に取り付けられると、内側の表面となる。
賦形ビード2は、ガラス板1の表面上、すなわち、図示するようにスクリーン印刷によって設けられたエナメル層等のコーティング3上に直接に設置することができる。賦形ビード2は、押出しにより、あるいは、オーバーモールド、カプセル法、プレハブビードの接着等といった他の幾つかの方法により、設けることが好ましい。賦形ビードは、熱可塑性物質、好ましくは、エラストマー、あるいは熱可塑性エラストマーの混合物(TPE)、あるいは熱可塑性オレフィン(TPO)によって作成される。また、賦形ビードは、ポリウレタン等の2部材料であっても良い。
ガラス板1は、ガラスまたは透明プラスチックから成っていても良く、一体的に形成されても良く、あるいは、図とは異なり、ガラス板は、少なくとも2枚のガラス板および/または透明プラスチックシートを組み合わせた積層構造により作成されても良い。
賦形ビード2は、基本的に、ガラス板の主表面上に置かれるベース賦形部を備えている。このベース賦形部は、実際には、ガラス板1の面から直角に突出しており、その自由端でベアリングリブ4を形成する。取り付け位置において、ベアリングリブは、それ自体、車体開口部の装着フランジに対向し、装着時には、窓ガラスを前記開口部に設置する深さに関して、車体開口部における窓ガラスの位置を画定する。
図示された実施形態において、賦形ビード2は、内側に面するガラス板1の主表面にのみ固着される。代替形態として、賦形ビードは、ガラス板の2つまたは3つの面、すなわち、前記ガラス板の1つの主表面および端面の少なくとも一部、または、それぞれガラス板の端面を跨ぐガラス板の2つの主表面および端面を覆っても良い。
図2は、前述したようにガラス板5から成る他のタイプの窓ガラスを示す。しかしながら、前述したようにこの窓ガラスは、プラスチク板であっても良く、あるいは、積層構造の窓ガラスであっても良い。前述した方法のうちの1つにしたがって作成される前述した材料のうちの1つから成る賦形ビード6は、ガラス板5に対して、更に正確には、それ自体、ガラス板5の周縁に設けられた不透明層7に対して固定される。
また、この図2は、賦形ビード6上に設けられた接着剤ビード8を示している。他のタイプの実施形態において、この接着剤ビード8は、ガラス板5上または不透明層7上に直接に設けられても良く、あるいは、賦形ビード6を部分的に覆っても良い。この接着剤ビード8は2つのベアリングリブ9間に設けられる。これら2つのベアリングリブ9は、接着剤が広がることを両側で制限し、車体開口部の底部を窓ガラスから離す距離を画定する。
賦形ビード6は、窓ガラスの縁部を越えて突出するリップ10を更に備える。
一部品から形成されるリップ10は、ベース賦形部6から、ガラス板の主表面と略平行なベース賦形部6の主延長に対して特定の、ガラス板5とベアリングリブ9との間の略中間の角度を成して突出し、ガラス板5の周縁を越えて延びる。
この構成において、リップ10は、様々な機能を有していても良い。リップ10は、賦形ビード6の弾性的に変形可能な部分を形成することが有利である。従って、リップ10は、車体開口部への取り付け時に変形して、中心を決める部材として機能することができる。無論、リップは、前記ガラス板と車体開口部の金属部分との間の激しい接触を防止するため、ガラス板5を保護する機能も有している。さらに、リップ10は、大きな圧力下で車体開口部に適用されるため、封止機能も有している。リップの変形により、最低限でも、雨や洗浄水を排出するための溝を形成することができる。このリップの機能については、図3の説明において再び述べることにする。
また、図2は、賦形ビード6内に組み込まれるカッティングワイヤ11を示す。このようなワイヤは、接着剤ビード内に嵌め込んでも良く、あるいは、2つのビード間に嵌め込んでも良い。装着後に作業者がおそらく道具を使用してワイヤを握ることができるように、少なくともワイヤの一端を自由のままにしておく必要がある。次に、図2の場合のように、張力によって、接着剤ビード8または賦形ビード6を切断することができる。
図3は、接着剤ビード15を使用して車体開口部14内に賦形ビード13を備えた窓ガラス12を装着する本発明による実施形態を概略的に示す。また、この図には、窓ガラス12および賦形ビード13の他に、図示しない車体開口部14の縁部も示されている。窓ガラス12は、賦形ビード13に塗布された接着剤ビード15により、車体の直立材14に粘着接続されている。また、変形した状態で窓ガラス12の縁部を越えて突出するように、賦形ビード13を延長するリップ16を見ることが出来る。また、図3には、特に、中心を決める機能、シール機能、排水機能といったリップが有してもよい様々な機能が明確に示されている。
この装着状態において、窓ガラス12の外側の主表面は、車体の外部表面と略同一面になっている。さらに、本発明によれば、車体開口部と窓ガラスとの間に見える空間17は、5mmよりも小さい寸法を有している。
このような窓ガラスの装着に関して以前の構成と比較すると、この構成においては、埃の存在を避けることができる空間が窓ガラスと車体開口部との間に得られる。さらに、前記空間の減少により、空気力学的なノイズを削減できることが分かった。本発明による実施形態の他の利点は、非常に特殊な視覚および魅力的な外観を与えるという点である。これは、このような構成を有する車から比較的短い距離に離れて立つ観察者にとって、窓ガラスは、車体から途切れなく連続して見えるからである。
以上に記した詳しい説明は、主表面に固着した賦形ビードを押出しによって設けられた窓ガラスに、特に関する。
同じ教示内容を、他の技術(カプセル法または接着法)によっておよび/または窓の1つの面よりも多くを覆うことによって得られる賦形に適用することができる。

Claims (33)

  1. 車体開口部に特に接着によって取り付けられる窓ガラスの使用であって、賦形ビードを有するガラス板を備え、賦形ビードが、取り付けた状態で車内に面するガラス板の主表面に少なくとも固定され、開口部の少なくとも一部に当接し、取り付け後に開口部と窓ガラスの端面との間に見える空間が5mmよりも小さいことを特徴とする、窓ガラスの使用。
  2. 前記賦形ビードが、接着剤ビードの横方向の広がりを制限することを特徴とする、請求項1に記載の窓ガラスの使用。
  3. 前記賦形ビードが、少なくとも一部が接着剤ビードによって覆われていることを特徴とする、請求項1または2に記載の窓ガラスの使用。
  4. 前記賦形ビードが、それが固定される領域で、窓ガラスの面に対して傾斜していることを特徴とする、請求項3に記載の窓ガラスの使用。
  5. 前記賦形ビードが、固定用突起を有していることを特徴とする、請求項3または4に記載の窓ガラスの使用。
  6. 前記賦形ビードが、その長さの少なくとも一部にわたって、窓ガラスの縁部を越えて突出するリップを有していることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  7. 必要に応じてカッティングワイヤとして使用される中実ワイヤが、前記接着剤ビード内もしくは前記賦形ビード内に、組み込まれていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  8. 少なくとも2つのカッティングワイヤが、前記接着剤ビード内もしくは前記賦形ビード内に組み込まれていることを特徴とする、請求項7に記載の窓ガラスの使用。
  9. 少なくとも1つの覆いが、前記接着剤ビード内もしくは前記賦形ビード内に組み込まれていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  10. 前記賦形ビードが、2部材料から成ることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  11. 前記賦形ビードが、熱可塑性物質から成ることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  12. 前記賦形ビードが、押出しによって、ガラス板の表面上に直接得られることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  13. 前記賦形ビードおよび接着剤ビードが、ガラス板上に直接に、同時に押出され、少なくとも前記接着剤ビードが、窓ガラスが車体開口部に嵌め付けられるまで、塑性変形可能で、粘着性を有したままであることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  14. 前記賦形ビードが、予め製造され、後に、例えば接着によりガラス板に固定されることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  15. 前記賦形ビードが、カプセル化技術を使用して得られることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の窓ガラスの使用。
  16. 特に接着によって車体開口部内に嵌め付けられるように意図され、特に車体と同一面となるように位置することの出来る窓ガラスであって、窓ガラスと車体との間に、特に5mmオーダーまたは5mmよりも小さい、目に見える空間だけを残し、賦形ビードを有するガラスシートを備え、賦形ビードは、取り付けた状態で車内に面するガラス板の少なくとも主表面に対して固定される、窓ガラス。
  17. 前記賦形ビードが、窓ガラスを固定するために接着剤ビードと協働し、これら2つのビードが、重なり合い、あるいは、部分的に重なり合い、あるいは、隣接することを特徴とする、請求項16に記載の窓ガラス。
  18. 前記賦形ビードが、少なくとも一部に、この領域で接着剤ビードの横方向の広がりを制限する窓ガラスの面と略垂直に向く部分を有することを特徴とする、請求項16または17に記載の窓ガラス。
  19. 前記賦形ビードが、少なくとも一部が接着剤ビードによって覆われるように設計されることを特徴とする、請求項16から18のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  20. 前記賦形ビードは、賦形ビードが固定される領域で、窓ガラスの面に対して傾斜していることを特徴とする、請求項19に記載の窓ガラス。
  21. 前記賦形ビードが、固定用突起を有することを特徴とする、請求項19または20に記載の窓ガラス。
  22. 前記賦形ビードが、その長さの少なくとも一部にわたって、窓ガラスの縁部を越えて突出するリップを有することを特徴とする、請求項16から21のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  23. 窓ガラスの少なくとも1方の側の賦形ビードの少なくとも一部にわたって、リップが剛性を有し、これにより、リップは、前記窓ガラスが前記開口部に装着される時に、車体開口部に対して応力を及ぼすことができることを特徴とする、請求項22に記載の窓ガラス。
  24. 前記賦形ビードが、窓ガラスの少なくとも2つの面に沿ってリップを有することを特徴とする、請求項22または23に記載の窓ガラス。
  25. 必要に応じてカッティングワイヤとして使用される中実ワイヤが、前記賦形ビード内または前記賦形ビード上に、組み込まれることを特徴とする、請求項16から24のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  26. 少なくとも2つのカッティングワイヤが、前記賦形ビード内または賦形ビード上に、組み込まれることを特徴とする、請求項25に記載の窓ガラス。
  27. 少なくとも1つの覆いが、前記賦形ビード内または前記賦形ビード上に、組み込まれることを特徴とする、請求項16から26のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  28. 前記賦形ビードが、2部材料から成ることを特徴とする、請求項16から27のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  29. 前記賦形ビードが、熱可塑性物質から成ることを特徴とする、請求項16から27のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  30. 前記賦形ビードが、押出しによって、ガラス板の表面上に直接得られることを特徴とする、請求項16から29のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  31. 前記賦形ビードおよび接着剤ビードが、ガラス板上に同時に押出され、少なくとも前記接着剤ビードが、窓ガラスが車体開口部に嵌め付けられるまで、塑性変形可能で、粘着性を有したままであることを特徴とする、請求項16から30のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  32. 前記賦形ビードが、予め製造され、例えば接着によりガラス板に固定されることを特徴とする、請求項16から29のいずれか一項に記載の窓ガラス。
  33. 前記賦形ビードが、カプセル化技術を使用して得られることを特徴とする、請求項16から29のいずれか一項に記載の窓ガラス。
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