JP2013151201A - 車両のドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力供給用のケーブルを取り出す、または取り入れることができるようにしても、構造の簡略化が図れ、ケーブルの損傷が抑制され、見栄えが保てる車両のドア装置を提供する。
【解決手段】車両11のドア装置12は、車両11に設けられたドア開口部(トランク開口部)23と、ドア開口部(トランク開口部)23を開閉自在に閉じるドア(トランクリッド)17と、を備えている。電力ユニットへ接続したケーブル21をトランクリッド17の間から、トランクリッド17を全閉状態にして取出すまたは取入れるケーブル取出し取入れ機構25を備えている。ケーブル取出し取入れ機構25は、切り欠き部31と、外装部材37に形成した別の切り欠き部43と、ケーブル保持部47と、を備えている。
【選択図】図10
【解決手段】車両11のドア装置12は、車両11に設けられたドア開口部(トランク開口部)23と、ドア開口部(トランク開口部)23を開閉自在に閉じるドア(トランクリッド)17と、を備えている。電力ユニットへ接続したケーブル21をトランクリッド17の間から、トランクリッド17を全閉状態にして取出すまたは取入れるケーブル取出し取入れ機構25を備えている。ケーブル取出し取入れ機構25は、切り欠き部31と、外装部材37に形成した別の切り欠き部43と、ケーブル保持部47と、を備えている。
【選択図】図10
Description
本発明は、車両と外部の物との間で電気を供給するときに、それぞれに接続するケーブルをドアとの間に通す車両のドア装置に関するものである。
車両には、電気を必要に応じて外部の物に供給できるようにしたものがある。
この車両は、燃料電気自動車で、停車時に車外の設備に電力供給用のケーブルを接続して、搭載した燃料電池で発生させた電気を車外の設備に供給することができるというものである(例えば、特許文献1参照)。
この車両は、燃料電気自動車で、停車時に車外の設備に電力供給用のケーブルを接続して、搭載した燃料電池で発生させた電気を車外の設備に供給することができるというものである(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)には、電力供給用のケーブルを車両の外側にどのように引き出すのか構造が記載されていない。
特許文献1は、電力供給用のケーブルを車両に接続するために、専用のケーブル接続口が必要で、この接続口を車両の表面に専用に設けると、車両のデザインを損なう恐れがあり、且つ、部品数が増加して構造が複雑になる。
一方、電力供給用のケーブルを車両の内部から車外へ引き出す場合、車体のパネルにケーブルを通すケーブル取り出し部を新たに設ける必要があり、同様に車両のデザインを損なう恐れがあり、且つ、部品数が増加して構造が複雑になる。
仮に、電力供給用のケーブルを取り出すために、車両の前部のボンネットや後部のトランクリッドやドアを開けた状態にすると、ケーブルの損傷は起きないが、突然の雨の心配や、いたずらや盗難の恐れがある。
特許文献1は、電力供給用のケーブルを車両に接続するために、専用のケーブル接続口が必要で、この接続口を車両の表面に専用に設けると、車両のデザインを損なう恐れがあり、且つ、部品数が増加して構造が複雑になる。
一方、電力供給用のケーブルを車両の内部から車外へ引き出す場合、車体のパネルにケーブルを通すケーブル取り出し部を新たに設ける必要があり、同様に車両のデザインを損なう恐れがあり、且つ、部品数が増加して構造が複雑になる。
仮に、電力供給用のケーブルを取り出すために、車両の前部のボンネットや後部のトランクリッドやドアを開けた状態にすると、ケーブルの損傷は起きないが、突然の雨の心配や、いたずらや盗難の恐れがある。
本発明は、電力供給用のケーブルを取り出す、または取り入れることができるようにしても、構造の簡略化が図れ、ケーブルの損傷が抑制され、見栄えが保てる車両のドア装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両に設けられたドア開口部と、ドア開口部を開閉自在に閉じるドアと、を備えている車両のドア装置において、ドアの全閉状態において、車両に設けた電力ユニットへ接続したケーブルを、ドアの外周縁部とドア開口部の内周縁部との間から取出すまたは取入れるケーブル取出し取入れ機構を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ケーブル取出し取入れ機構は、ドアの外周縁部のうちケーブルを配置する周縁部に設けた切り欠き部を備え、切り欠き部は、ドア開口部の内周縁部までの距離が、ケーブルのサイズより大きく設定されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、切り欠き部は、ドアの周縁部のうち、車両の下方へ向く下縁部に設けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ドアの上部を支持して、ドアを上下に開閉自在に支持しているヒンジ機構を備えていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ドアは、下縁部に沿って延びて外面に取付けられた外装部材を備え、外装部材は、ドアの外面にほぼ平行な側壁部と、側壁部に連なり面を上方へ向けた上壁部と、上壁部に対向し側壁部に連なり面を下方へ向けた下壁部と、を備え、側壁部は、側壁部を外方から見たときに、切り欠き部を覆い、ケーブル取出し取入れ機構は、外装部材の下壁部に設けた別の切り欠き部を備え、別の切り欠き部は、下壁部を外方から見たときに、切り欠き部に沿って形成されて重なっていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、ドアまたはドア開口部のいずれか一方に設けられたラッチ機構と、ドアまたはドア開口部のいずれか他方に設けられ、ラッチ機構に必要に応じて掛かるストライカと、を備え、ラッチ機構またはストライカをドアの下縁部を含む下部に設けていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、ケーブル取出し取入れ機構は、切り欠き部近傍の車両の内側にケーブルを保持するケーブル保持部を備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ドア装置は、ドアの全閉状態において、車両に設けた電力ユニットへ接続したケーブルを、ドアの外周縁部とドア開口部の内周縁部との間から取出すまたは取入れるケーブル取出し取入れ機構を備えているので、ドア開口部を利用してドアの間からケーブルを引き出すことができ、専用の取り出し口を設ける必要がなく、構造を簡略化することができる。
また、ドア開口部とドアとの隙間にケーブルを通すことによって、ドアやドア開口部との接触によるケーブルの損傷を抑制することができる。
また、ドア開口部とドアとの隙間にケーブルを通すことによって、ドアやドア開口部との接触によるケーブルの損傷を抑制することができる。
請求項2に係る発明では、ケーブル取出し取入れ機構は、ドアの外周縁部のうちケーブルを配置する周縁部に設けた切り欠き部を備え、切り欠き部は、ドア開口部の内周縁部までの距離が、ケーブルのサイズより大きく設定されているので、ケーブルを通さない残りの周縁部からドア開口部までの距離(隙間)を小さくすることができ、見栄えを保つことができる。
請求項3に係る発明では、切り欠き部は、ドアの周縁部のうち、車両の下方へ向く下縁部に設けられているので、人が、ケーブルを取出した車両を車外側から見た際に、一番、視認し難く、外観のデザインを確保することができる。
請求項4に係る発明では、ドアの上部を支持して、ドアを上下に開閉自在に支持しているヒンジ機構を備えているので、ドアの上部に近接したヒンジ機構の支点を中心にドアが回動することから、ドアを上に開けた際に、ドアの下縁部からドア開口部までの距離が最大となり、最大に離れる。その結果、ケーブルを引き出す作業性が向上するとともに、ケーブルを位置決めする作業性が向上する。
請求項5に係る発明では、ドアに設けた外装部材は、ドアの外面にほぼ平行な側壁部と、側壁部に連なり面を上方へ向けた上壁部と、上壁部に対向し側壁部に連なり面を下方へ向けた下壁部と、を備え、側壁部は、側壁部を外方から見たときに、切り欠き部を覆い、ケーブル取出し取入れ機構は、外装部材の下壁部に設けた別の切り欠き部を備え、別の切り欠き部は、下壁部を外方から見たときに、切り欠き部に沿って形成されて重なっているので、外装部材によって切り欠き部をカバーすることができ、より確実に見栄えを保つことができる。
すなわち、一番視認し難くい下縁部に切り欠き部を設けても、視点の位置が下がると、切り欠き部は視認されやすいが、低いとこからの視線に対し、外装部材の側壁部および下壁部によって切り欠き部を隠すことができ、見栄えを保つことができる。
すなわち、一番視認し難くい下縁部に切り欠き部を設けても、視点の位置が下がると、切り欠き部は視認されやすいが、低いとこからの視線に対し、外装部材の側壁部および下壁部によって切り欠き部を隠すことができ、見栄えを保つことができる。
一方、別の切り欠き部は、下方へ向き、人から視認し難く、外装部材の見栄えを保つことができる。
また、ケーブルに外装部材の下壁部が干渉することを防止することができる。
また、ケーブルに外装部材の下壁部が干渉することを防止することができる。
請求項6に係る発明では、ドアまたはドア開口部のいずれか一方に設けられたラッチ機構と、ドアまたはドア開口部のいずれか他方に設けられ、ラッチ機構に必要に応じて掛かるストライカと、を備え、ラッチ機構またはストライカをドアの下縁部を含む下部に設けているので、ドア開口部に交差させ直交するようにケーブルを載せ、ドアを下げて閉じることでラッチ機構にストライカを掛けると、ケーブルを圧迫したドアの下縁部がラッチ機構とストライカとの間に生じる隙間だけ、わずかにケーブルから離れる。従って、ケーブルの損傷を防止することができる。
また、ヒンジ機構から最も離れた下縁部の近傍にラッチ機構およびストライカが配置され、下縁部にケーブルが配置され、ケーブルを圧迫したときに、ヒンジ機構に比べ、ドアが微量(隙間)だけ戻り、ケーブルの圧迫を軽減する隙間を確保することができる。
請求項7に係る発明では、ケーブル取出し取入れ機構は、切り欠き部近傍の車両の内側にケーブルを保持するケーブル保持部を備えているので、ケーブル保持部によってケーブルを切り欠き部に対して位置決めすることができ、且つ切り欠き部の位置にケーブルを確実に保持することができる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
車両11は、図1、図2に示すように、実施例に係るドア装置12を採用している。
この車両11は、燃料電池電気自動車で、燃料の水素で発電し、発電した電気で走行する。そして、バッテリー13に蓄えた電気を車両11の外部に供給する電力ユニット14を有する。
この車両11は、燃料電池電気自動車で、燃料の水素で発電し、発電した電気で走行する。そして、バッテリー13に蓄えた電気を車両11の外部に供給する電力ユニット14を有する。
燃料電池(燃料電池スタック)は、既存のものである。水素と酸素の反応によって電気を発生させる。この電気は、走行用の電動モータ15を駆動する以外に、例えば、車両11と家を接続すると、家に電気を供給可能なものである。家に電気を給電する場合には、車両11の後部16に設けたドア装置12を使用する。
ドア装置12は、ドアであるところのトランクリッド17に採用され、ドア(トランクリッド17)の間からケーブル21(図7)を取り出す又は取り入れるものである。
次に、実施例に係るドア装置12の主要構成を図1〜図6で説明する。
車両11のドア装置12は、車両11に設けられたドア開口部(トランク開口部)23と、ドア開口部(トランク開口部)23を開閉自在に閉じるドア(トランクリッド)17と、を備えている。
車両11のドア装置12は、車両11に設けられたドア開口部(トランク開口部)23と、ドア開口部(トランク開口部)23を開閉自在に閉じるドア(トランクリッド)17と、を備えている。
そして、ドア(トランクリッド)17の全閉状態において、車両11に設けた電力ユニット14へ接続したケーブル21をドア(トランクリッド)17の外周縁部27とドア開口部(トランク開口部)23の内周縁部23aとの間から取出すまたは取入れるケーブル取出し取入れ機構25を備えている。
電力ユニット14は、既存のもので、ケーブル21を接続するケーブル接続口26を有し、電気を車両11から外に給電し、逆に、外から車両11に給電するものである。
ケーブル取出し取入れ機構25は、ドア(トランクリッド)17の外周縁部27のうちケーブル21を配置する周縁部28に設けた切り欠き部31を備える。
切り欠き部31は、図5、図10に示す通り、ドア開口部(トランク開口部)23の内周縁部23aまでの距離Bが、ケーブル21のサイズ(直径D)より大きく設定されている。
「トランク開口部23まで」とは、ここでは、ドア開口部(トランク開口部)23の内周縁部23aに含まれるリアバンパ61の天部62までということである。
切り欠き部31は、図5、図10に示す通り、ドア開口部(トランク開口部)23の内周縁部23aまでの距離Bが、ケーブル21のサイズ(直径D)より大きく設定されている。
「トランク開口部23まで」とは、ここでは、ドア開口部(トランク開口部)23の内周縁部23aに含まれるリアバンパ61の天部62までということである。
また、切り欠き部31は、ドア(トランクリッド)17の外周縁部27のうち、車両11の下方(矢印a1の方向)へ向く下縁部32に設けられている。
ドア装置12では、ドア(トランクリッド)17の上部34を支持して、ドア(トランクリッド)17を上下(矢印a2の方向)に開閉自在に支持しているヒンジ機構35(図2)を備えている。
ドア装置12では、ドア(トランクリッド)17の上部34を支持して、ドア(トランクリッド)17を上下(矢印a2の方向)に開閉自在に支持しているヒンジ機構35(図2)を備えている。
ドア(トランクリッド)17は、下縁部32に沿って延びて(矢印a3の方向)外面36に取付けられた外装部材37を備える。
外装部材37は、図4、図5に示す通り、ドア(トランクリッド)17の外面36にほぼ平行な側壁部38と、側壁部38に連なり面を上方へ向けた上壁部41と、上壁部41に対向し側壁部38に連なり面を下方へ向けた下壁部42と、を備える。
側壁部38は、側壁部38を外方から見たときに(図1、図3の視点)、切り欠き部31を覆う。
外装部材37は、図4、図5に示す通り、ドア(トランクリッド)17の外面36にほぼ平行な側壁部38と、側壁部38に連なり面を上方へ向けた上壁部41と、上壁部41に対向し側壁部38に連なり面を下方へ向けた下壁部42と、を備える。
側壁部38は、側壁部38を外方から見たときに(図1、図3の視点)、切り欠き部31を覆う。
ケーブル取出し取入れ機構25は、図3、図5に示す通り、外装部材37の下壁部42に設けた別の切り欠き部43を備える。
別の切り欠き部43は、下壁部42を外方から見たときに(図1や図3の視点)、切り欠き部31に沿って形成されて重なっている。
別の切り欠き部43は、下壁部42を外方から見たときに(図1や図3の視点)、切り欠き部31に沿って形成されて重なっている。
ドア装置12は、図1に示すように、ドア(トランクリッド)17またはドア開口部(トランク開口部)23のいずれか一方に設けられたラッチ機構44と、ドア(トランクリッド)17またはドア開口部(トランク開口部)23のいずれか他方に設けられ、ラッチ機構44に必要に応じて掛かるストライカ45と、を備える。
そして、ラッチ機構44またはストライカ45をドア(トランクリッド)17の下縁部32を含む下部46に設けている。
ラッチ機構44およびストライカ45は、既存のもので、ドア(トランクリッド)17を全閉状態にするとロックする。
ラッチ機構44およびストライカ45は、既存のもので、ドア(トランクリッド)17を全閉状態にするとロックする。
さらに、ケーブル取出し取入れ機構25は、切り欠き部31近傍の車両11の内側にケーブル21を保持するケーブル保持部47を備えている。
次に、ドア装置12を詳しく説明していく(図1〜図11)。
ドア装置12は、既に説明したドア開口部(トランク開口部)23と、ドア(トランクリッド)17と、ケーブル取出し取入れ機構25と、を備える。
ドア装置12は、既に説明したドア開口部(トランク開口部)23と、ドア(トランクリッド)17と、ケーブル取出し取入れ機構25と、を備える。
ドア開口部23は、図2、図4、図5に示す通り、トランク51のトランク開口部であり、トランク開口部23のうちトランク下端開口部52をリアパネル(リアアウタパネル54、リアインナパネル55からなる)53のリアパネル開口部56と、リアパネル開口部56をカバーしている開口カバー部材57と、リアバンパ61の天部62と、で形成している。
そして、リアアウタパネル54の端にリアインナパネル55の端を重ねて接合したパネル重ね接合部63を車両11の後方へ向けて設け、このパネル重ね接合部63に、水密用のトランクリッドウエザストリップ64を取付けている。このトランクリッドウエザストリップ64からトランク51内まで開口カバー部材57を延ばしている。
開口カバー部材57は、断面が略U字形で、開口を下方へ向けてリアパネル開口部56に被せられ、リアパネル開口部56の長さとほぼ同じ長さに形成されている。そして、長手方向の中央にロック穴66(図2)が開けられ、ロック穴66の近傍に配線固定穴67(図5)を開けている。
ドア(トランクリッド)17は、主にトランクリッド本体(リッドアウタパネル72と、リッドインナパネル73と、からなる)71と、トランクリッド本体71に取付けたリッドライニング74と、からなり、車体75に上部34をヒンジ機構35で取付けている(図1も参照)。そして、リッドアウタパネル72に外装部材37をクリップ77で取付けている。
外装部材37の中央には、ケーブル取出し取入れ機構25に含まれる別の切り欠き部43を形成している。
外装部材37の中央には、ケーブル取出し取入れ機構25に含まれる別の切り欠き部43を形成している。
ケーブル取出し取入れ機構25は、既に説明した切り欠き部31と、別の切り欠き部43と、ケーブル保持部47と、を備える。
切り欠き部31は、図3、図5に示す通り、トランクリッド17を閉じた状態でトランクリッド本体71の下縁部32に縁78をリアバンパ61の天部62から距離Bの位置に形成した。距離Bは、ケーブル21のサイズ(直径D)より大きい。
また、縁78を長さLで形成し、縁78に連ねて縁81、81を形成している。
また、縁78を長さLで形成し、縁78に連ねて縁81、81を形成している。
別の切り欠き部43は、車両11後面視(図3の視点)、切り欠き部31より小さく形成されている。車両11側面視(図5の視点)、切り欠き部31より低く、縁83をリアバンパ61の天部62から距離bの位置に形成した。距離bは、距離Bより低く、ケーブル21のサイズ(直径D)より大きい。
また、縁83を長さL1で形成し、縁83に連ねて縁84、84を形成している。
別の切り欠き部43より上位にケーブル保持部47が設けられている(図3の視点)。
また、縁83を長さL1で形成し、縁83に連ねて縁84、84を形成している。
別の切り欠き部43より上位にケーブル保持部47が設けられている(図3の視点)。
ケーブル保持部47は、図5、図6に示す通り、開口カバー部材57の配線固定穴67に嵌合するベース本体部86が台形状に形成され、このベース本体部86に差し込み把持溝87が形成されている。
また、ベース本体部86に連ねて開口カバー部材57に載って重なる接合フランジ部88が形成されている。この結果、開口カバー部材57に載せて接合フランジ部88を接着剤やクリップで固定するだけでよく、開口カバー部材57およびケーブル保持部47の構造は簡単になる。
差し込み把持溝87は、溝壁91を幅Wで形成し、差し込み口92を溝壁91の幅Wに比べ、狭く、且つケーブル21のサイズ(直径D)に比べ、小さい(狭い)幅W1で形成した。
差し込み把持溝87は、長さをLc(図10)で形成し、長さLcはケーブル21のサイズ(直径D)の約7倍である。この結果、ケーブル21を保持する面積が大きくなり、ケーブル21を切り欠き部31へ向けより確実に保持することができる。
差し込み把持溝87は、長さをLc(図10)で形成し、長さLcはケーブル21のサイズ(直径D)の約7倍である。この結果、ケーブル21を保持する面積が大きくなり、ケーブル21を切り欠き部31へ向けより確実に保持することができる。
ケーブル21は、既存のもので、銅線94を被覆層95で覆っている。なお、ケーブル21の断面形状は、丸形に限定するものではなく、ケーブル21a(図7、図9)のように角形でもよい。ケーブル21aのサイズはWcであり、ケーブル21のサイズDとほぼ一致する。
ここでは、ケーブル21、ケーブル21aの合計2本を接続しているが、1本でもよい。
ここでは、ケーブル21、ケーブル21aの合計2本を接続しているが、1本でもよい。
ケーブル21は、一端をトランク51内に設けた電力ユニット14のケーブル接続口26に接続して、巻いてトランク51内に載せてもよく、一端を外してトランク51内に置いてもよく、家に保管してもよい。
次に、車両11にケーブル21を接続するときの手順を説明する(図7〜図11)。
車両11では、図7に示すように、車両11からケーブル21を引き出す。
まず、図8に示すように、トランクリッド17を開き、トランク51内のケーブル21を外に引き出す。そして、ケーブル21をケーブル保持部47の差し込み把持溝87に押し込む(図9、図11)。
続けて、ケーブル21をトランクリッドウエザストリップ64に載せる(図9、図10)。
車両11では、図7に示すように、車両11からケーブル21を引き出す。
まず、図8に示すように、トランクリッド17を開き、トランク51内のケーブル21を外に引き出す。そして、ケーブル21をケーブル保持部47の差し込み把持溝87に押し込む(図9、図11)。
続けて、ケーブル21をトランクリッドウエザストリップ64に載せる(図9、図10)。
最後に、トランクリッド17を閉じる(図7、図10)。これでケーブル21の他端を家に接続すると、ケーブル21の接続は完了し、トランクリッド17を閉じた状態で、ケーブル21を引き出すことができる。
なお、ケーブル21の他端を家に接続したが、家以外に接続してもよい。
なお、ケーブル21の他端を家に接続したが、家以外に接続してもよい。
次に、実施例に係るドア装置12の作用を説明する。
このように、ドア装置12では、トランクリッド17を閉じると、切り欠き部31および別の切り欠き部43によって、トランク51からケーブル21を出すことができる。
つまり、ケーブル21を通すための専用の取り出し口を設ける必要がなく、構造は簡単になる。
このように、ドア装置12では、トランクリッド17を閉じると、切り欠き部31および別の切り欠き部43によって、トランク51からケーブル21を出すことができる。
つまり、ケーブル21を通すための専用の取り出し口を設ける必要がなく、構造は簡単になる。
また、図4に示す通り、ケーブル21を通さない残りの周縁部97からドア開口部(トランク開口部)23までの距離(隙間)δを小さくすることができ、見栄えを保つことができる。
ドア装置12では、ケーブル保持部47によってケーブル21を切り欠き部31に対して位置決めすることができ、且つ切り欠き部31の位置にケーブル21を確実に保持することができる。
ドア装置12では、ドア(トランクリッド)17を閉じてロックした状態で、車両11からケーブル21を引き出すことができ、盗難防止対策や防水対策に対する構造は簡単になる。
尚、本発明の車両11のドア装置12は、実施の形態ではトランクリッド17やトランク開口部23に採用されているが、トランク開口部23以外にも採用可能である。例えば、図1に示す通り、ドア開口部であるところのサイドドア開口部101に採用してもよく、サイドドア102から二点鎖線で示すようにケーブル103を取り出すことも可能である。
ドア装置12をトランクリッド17に採用したが、トランクリッド17に限定するものではなく、テールゲートおよびサイドドア102にドア装置12を採用してもよい。
切り欠き部31および別の切り欠き部43を二カ所に形成したが、数は任意である。
切り欠き部31および別の切り欠き部43を二カ所に形成したが、数は任意である。
本発明の車両のドア装置は、電気自動車に好適である。
11…車両、12…ドア装置、14…電力ユニット、17…ドア(トランクリッド)、21…ケーブル、23…ドア開口部(トランク開口部)、23a…ドア開口部(トランク開口部)の内周縁部、25…ケーブル取出し取入れ機構、27…ドアの外周縁部、28…ケーブルを配置する周縁部、31…切り欠き部、32…下縁部、34…ドアの上部、35…ヒンジ機構、36…ドアの外面、37…外装部材、38…側壁部、41…上壁部、42…下壁部、43…別の切り欠き部、44…ラッチ機構、45…ストライカ、46…ドアの下部、47…ケーブル保持部、B…切り欠き部の距離。
Claims (7)
- 車両に設けられたドア開口部と、該ドア開口部を開閉自在に閉じるドアと、を備えている車両のドア装置において、
前記ドアの全閉状態において、前記車両に設けた電力ユニットへ接続したケーブルを、前記ドアの外周縁部と前記ドア開口部の内周縁部との間から取出すまたは取入れるケーブル取出し取入れ機構を備えていることを特徴とする車両のドア装置。 - 前記ケーブル取出し取入れ機構は、前記ドアの前記外周縁部のうち前記ケーブルを配置する周縁部に設けた切り欠き部を備え、
前記切り欠き部は、前記ドア開口部の前記内周縁部までの距離が、前記ケーブルのサイズより大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載の車両のドア装置。 - 前記切り欠き部は、前記ドアの前記周縁部のうち、前記車両の下方へ向く下縁部に設けられていることを特徴とする請求項2記載の車両のドア装置。
- 前記ドアの上部を支持して、前記ドアを上下に開閉自在に支持しているヒンジ機構を備えていることを特徴とする請求項3記載の車両のドア装置。
- 前記ドアは、前記下縁部に沿って延びて外面に取付けられた外装部材を備え、
前記外装部材は、前記ドアの前記外面にほぼ平行な側壁部と、該側壁部に連なり面を上方へ向けた上壁部と、該上壁部に対向し前記側壁部に連なり面を下方へ向けた下壁部と、を備え、
前記側壁部は、前記側壁部を外方から見たときに、前記切り欠き部を覆い、
前記ケーブル取出し取入れ機構は、前記外装部材の前記下壁部に設けた別の切り欠き部を備え、
前記別の切り欠き部は、前記下壁部を外方から見たときに、前記切り欠き部に沿って形成されて重なっていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の車両のドア装置。 - 前記ドアまたは前記ドア開口部のいずれか一方に設けられたラッチ機構と、前記ドアまたは前記ドア開口部のいずれか他方に設けられ、前記ラッチ機構に必要に応じて掛かるストライカと、を備え、
前記ラッチ機構または前記ストライカを前記ドアの前記下縁部を含む下部に設けていることを特徴とする請求項4記載の車両のドア装置。 - 前記ケーブル取出し取入れ機構は、切り欠き部近傍の前記車両の内側に前記ケーブルを保持するケーブル保持部を備えていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載の車両のドア装置。
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JP2012012477A JP2013151201A (ja) | 2012-01-24 | 2012-01-24 | 車両のドア装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013207860A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Mitsubishi Motors Corp | 給電装置を備える車両 |
JP2013233020A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Mazda Motor Corp | 車両用給電システム |
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GB2598576B (en) * | 2020-09-02 | 2023-06-14 | Jaguar Land Rover Ltd | Service hatch |
-
2012
- 2012-01-24 JP JP2012012477A patent/JP2013151201A/ja active Pending
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