JP2013151119A - トレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置 - Google Patents

トレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トレッド長さを測定する場合において、端部を含む画像フレームから画像処理により端部を検出するときに、端部を誤検出することなく正確に検出して、トレッド長さを正確に測定することを可能にするトレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置を提供する。
【解決手段】トレッド端部の断面形状を長さ方向に沿って取得した形状波形を有する画像フレームを所定の大きさの領域に均等に分割するとともに、画像フレームにおける各領域の位置を設定し、各領域のうち形状波形を含む波形保有領域に対して、予め作成した参照パターンをマッチングさせて波形保有領域に特徴量を付与し、予め記憶した画像フレームの中央にトレッド端部が位置するときの形状波形に特徴量を付与したマスター画像を用いて波形保有領域に対して画像認識を行い、信頼度が最も高いときの特徴量の組合せに基づいてトレッド端部の位置を設定するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、トレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置に関し、特に、長さ方向の両端が傾斜して所定長さに切断されたトレッドの長さを正確に測定可能なトレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置に関する。
従来、タイヤは、カーカス、ベルト、ビード、トレッド等の各部材を成形ドラム上に順次巻付け、積層することで未加硫タイヤを成形し、後工程の加硫成型工程によって金型を用いて加硫成型することで製造される。未加硫タイヤにおけるトレッドは、加硫成形工程において、金型に直接接してトレッドパターンが成型されるため、成形ドラム上に巻き付けられたときに均一な厚さで巻き付けられるように、長さ方向の両端が同一方向に傾斜した傾斜端面となるように切断される。そして、トレッドを成形ドラムに巻き付けたときに、傾斜端面同士が互いに重なることでトレッドの厚さの変化が最小となるようにしている。傾斜端面は、巻付けにおいて、端部同士の重なりの密着性を確保するため、重なりに所定の長さが得られるように鋭角な角度で切断される。しかし、加硫前のトレッドは、非常に柔らかいため、鋭角な角度で切断するときに切断する刃物とトレッドとの摩擦によって長さ方向に引張られるため、切断後のトレッド長さに誤差が生じやすい。そこで、トレッドについては、成形ドラムに巻き付ける前に、トレッド長さが所定の長さを満たすものであるかどうか確認のためトレッド長さの測定が行われる。
トレッド長さの測定は、長さ方向の端部が傾斜端面となっているため、一端側の傾斜端面先端から他端側の傾斜端面先端までの長さではなく、一端側の傾斜端面先端から他端側の傾斜端面を含まない端部までの長さを測定するようにしている。
具体的には、所定長さに切断されたトレッドを搬送するコンベア上において、搬送されるトレッド表面に、トレッドの長さ方向と平行にスリット光を照射し、トレッド表面を長さ方向に沿って連続的に撮像することで、トレッド表面の外形形状を画像フレームに取得する。そして、外形形状を取得した画像フレームのうち、トレッドの一端を含む画像フレームと他端を含む画像フレームとを選択し、画像処理装置で画像処理することでそれぞれの画像フレームにおける端部の位置を特定し、各画像フレームにおける端部の位置と、画像フレーム同士の関係からトレッド長さを測定するようにしている。
特開平6−323817号公報
しかしながら、切断されたトレッドは、端部となる切出し部分においてトレッドの柔らかさから角が丸まったり、切断面である傾斜端面が一様な勾配の斜面とならずに斜面の途中で傾斜が変わったりしてしまい、画像フレームから端部を検出するときに、正確な端部の位置を特定することが難しく、実際には正しい端部の位置から前後した位置を端部として検出したり、傾斜端面の途中において傾斜角が変化する位置を端部として誤検出したりしてトレッド長さを正確に測定することができない場合がある。
本発明は上記課題を解決するため、トレッド長さを測定する場合において、トレッド表面を長さ方向に撮像することにより取得されたトレッド表面の外形形状を含む画像フレームのうち、端部を含む画像フレームから画像処理により端部を検出するときに、端部を誤検出することなく正確に検出して、トレッド長さを正確に測定することを可能にするトレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのトレッド長さ測定方法に係る態様として、長さ方向の両端が傾斜端面となるように所定長さに切断されたトレッドの一面側においてトレッド表面の傾斜角度が変化する位置をトレッド端部とし、当該トレッド端部の断面形状を長さ方向に沿って取得した形状波形を有する画像フレームを所定の大きさの領域に均等に分割し、分割された各領域の画像フレームにおける位置を設定するステップと、領域のうち形状波形を含む波形保有領域に対して、予め作成した参照パターンをマッチングさせて当該波形保有領域に特徴量を付与するステップと、前記画像フレームとは別に、予め記憶した画像フレームの中央にトレッド端部が位置するときの形状波形に特徴量を付与したマスター画像を用いて波形保有領域に対して画像認識を行うステップと、画像認識により信頼度が最も高いときのマスター画像の特徴量の組合せに基づいてトレッド端部の位置に相当する画像端部を設定するステップとを含む態様とした。
本態様によれば、特徴量によって正規化された波形保有領域に対して、マスター画像の特徴量で画像認識することにより、取得した形状波形を有する画像フレームにおいて、部分的に異なる特徴量が含まれる組合せであっても、トレッド端部を示す特徴量の組合せが一致すれば、当該特徴量の組合せの位置から正確にトレッド端部に相当する画像端部を検出することができる。即ち、トレッド端部に相当する画像端部を正確に検出することで、後段の工程においてトレッド長さを算出するときに、正確なトレッド長さを算出することができる。
また、トレッド長さ測定方法の他の態様として、形状波形の最大高さを検出するステップと、形状波形における傾斜端面に相当する位置から水平方向の画素位置において、互いに所定距離離間するように設定した画素位置に対応する形状波形の高さを最大高さから減じて高さの差を算出し、トレッドを傾斜して切断した角度の正接で高さの差を除することによりトレッド端部の予測位置を算出するステップと、予測位置の中央値を演算して、当該中央値となる予測位置をトレッド端部に相当する演算端部に設定するステップとを含む態様とした。
本態様によれば、傾斜端面上の複数位置から算出した複数のトレッド端部の予測位置から、その中央値を演算してトレッド端部に相当する演算端部に設定することにより、統計的に正確なトレッド端部に相当する位置を予測できる。
また、トレッド長さ測定方法の他の態様として、演算端部の位置と画像端部の位置との差が閾値以上のときには、画像端部を画像フレームにおけるトレッド端部の位置に設定し、差が閾値よりも小さいときには演算端部を画像フレームにおけるトレッド端部の位置に設定する態様とした。
本態様によれば、画像認識による画像端部の位置の誤検出を防止することができる。即ち、演算端部の位置は、傾斜端面の位置からトレッド端部の位置を逆算したものであるので、的外れな位置となることがない。一方で、画像認識により設定された画像端部は、画像認識において誤検出する可能性が少なからず内在してしまうので、これを避けるため、演算端部の位置と画像端部の位置との差を閾値と比較することで、画像認識によるトレッド端部の誤検出を防止している。
また、トレッド長さ測定方法の他の態様として、演算端部又は画像端部から選択的に設定された長さ方向の前端側及び後端側のトレッド端部の位置に基づいてトレッド長さを算出するステップとを含む態様とした。
本態様によれば、画像フレームにおいて正確に設定された前端側及び後端側のトレッド端部の位置に基づいてトレッドの長さを算出することにより、正確にトレッド長さを算出することができる。
また、トレッド長さ測定方法の他の態様として、特徴量は、0°,45°,90°,135°のいずれかの方向を示す4種類からなる態様とした。
本態様によれば、特徴量がを0°,45°,90°,135°のいずれかの方向を示す4種類に設定することにより、画像フレームにおける波形保有領域の組合せを簡単な方向によって示すことができるので、マスター画像の特徴量により画像認識するときにマッチングし易く、かつ、トレッド端部のようにトレッド表面の傾斜角度が変化するときの特徴量の組合せを明確に特徴付けることができる。
また、トレッド測定方法の他の態様として、形状波形は、2次式で近似された近似波形である態様とした。
本態様によれば、形状波形を2次式の近似波形に変換することにより、形状波形に含まれるトレッド表面の微細な凹凸を滑らかにし、トレッド表面においてトレッド端部のように傾斜角度が変化する部分が強調されるので、形状波形の特徴を明確にすることができる。
また、上記課題を解決するためのトレッド測定装置の構成として、長さ方向の両端が傾斜端面となるように所定長さに切断されたトレッドの一面側においてトレッド表面の傾斜角度が変化する位置をトレッド端部とし、当該トレッド端部の断面形状を長手方向に取得した形状波形を有する画像フレームを所定の大きさの領域に均等に分割し、当該領域に画像フレームに対する位置を設定する分割領域位置設定手段と、領域のうち形状波形を含む波形保有領域に対して、予め作成した参照パターンをマッチングさせて当該波形保有領域に含まれる形状波形の延長する方向を特徴量として付与する特徴量算出手段と、トレッド端部が画像フレームの中央に位置するときの形状波形に特徴量を付与し、予め記憶したマスター画像を用いて波形保有領域に対して画像認識を行いトレッド端部に相当する位置を検出して画像端部に設定する端部位置設定手段とを備える構成とした。
本構成によれば、特徴量算出手段により付与された特徴量に対して、マスター画像の特徴量を画像認識させることにより、トレッド端部に相当する位置を正確、かつ、容易に検出することができる。
また、トレッド測定装置の他の構成として、形状波形の最大高さを検出し、形状波形における傾斜端面に相当する位置から水平方向の画素位置において、互いに所定距離離間するように設定した画素位置に対応する形状波形の高さで前記最大高さを減じて高さの差を算出し、トレッドを傾斜して切断した角度の正接で前記高さの差を除することによりトレッド端部の予測位置を算出し、前記予測位置の中央値を演算して、当該中央値となる予測位置を演算端部に設定する演算処理端部検出手段とを備える構成とした。
本構成によれば、傾斜端面上の複数位置から複数のトレッド端部の予測位置の中央値をトレッド端部に設定することにより、統計的に正確な位置をトレッド端部に設定することができる。
また、トレッド測定装置の他の構成として、特徴量は0°,45°,90°,135°のいずれかの方向4種類の方向を示す構成とした。
本構成によれば、特徴量を0°,45°,90°,135°のいずれかの方向を示す4種類に設定することにより、画像フレームにおける波形保有領域の組合せを簡単な方向によって示すことができるので、マスター画像の特徴量により画像認識するときにマッチングし易く、かつ、トレッド端部のようにトレッド表面の傾斜角度が変化するときの特徴量の組合せを明確に特徴付けることができる。
また、トレッド測定装置の他の構成として、形状波形を2次式の近似波形に変換する形状波形変換手段を備える構成とした。
本構成によれば、形状波形を2次式の近似波形に変換することにより、形状波形に含まれるトレッド表面の微細な凹凸を滑らかにし、トレッド端部のようにトレッド表面の傾斜角度が変化する部分を強調させることができるので、形状波形の特徴を明確にすることができる。
トレッド長さ測定装置の概略構成図である。 画像処理装置のブロック図である。 画像処理装置における各工程の概念図である。 画像認識端部検出手段のブロック図である。 領域分割手段のブロック図である。 参照パターンの例示図である。 演算端部予測手段により端部を予測する概念図である。 図7の部分拡大図である。 端部予測位置の度数分布図である。 形状波形に特徴量を付与するときの概念図である。 トレッド長さ測定のフローチャートである。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組合せのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、所定長さに切断されたトレッド2の長さを測定するトレッド長さ測定装置1の概略構成図を示す。
トレッド長さ測定装置1は、タイヤを成形するための成形ドラムにトレッド2を搬送する搬送装置8に配設される。トレッド長さ測定装置1は、トレッド表面2aにおける外形形状を取得する形状取得手段9と、形状取得手段9の撮像動作を制御する撮像制御装置20と、形状取得手段9によって取得された外形形状を画像処理する画像処理装置30とにより概略構成される。
搬送装置8は、例えば、複数のローラ11と、複数のローラ11に掛け渡される無端状のベルト12とにより構成されるベルトコンベアである。複数のローラ11のうち1つのローラはベルト12を駆動するための駆動ローラ11Aである。駆動ローラ11Aには、駆動ローラ11Aの回転速度を検出するためのエンコーダ13が取り付けられる。エンコーダ13は、駆動ローラ11Aの回転速度を検出し、検出した回転速度を回転速度信号として後述の撮像制御装置20に出力する。
図1に示すように、搬送装置8により搬送されるトレッド2は、長さ方向の両端が、長さ方向に沿って傾斜する傾斜端面3;4を有するように所定長さに切断されている。詳細には、トレッド2は、搬送方向下流側に位置する傾斜端面3と、上流側に位置する傾斜端面4とが互いに略平行となるように所定の角度αで切断され、長さ方向の断面形状が平行四辺形状となる。
本実施形態におけるトレッド2は、搬送方向下流側に位置する傾斜端面3の下流側の端部3A及び上流側の端部3Bのうち、上流側の端部3Bをトレッド2における先端側の端部3Bとし、傾斜端面4の下流側の端部4A及び上流側の端部4Bのうち、上流側の端部4Bをトレッド2における後端側の端部4Bとする。
即ち、測定するトレッド長さLは、ベルト12に載置されたときの上面側におけるトレッド表面2aの傾斜角度が変化する端部3Bから傾斜端面4を含まない端部4Bまでの距離である。
形状取得手段9は、トレッド2の上方に配設され、スリット状のレーザ光をトレッド表面2aに照射し、その反射光を受光することでトレッド表面2aにおける外形形状を取得する。形状取得手段9には、例えばスリット状のレーザ光を出力する光出力部9Aと、出力されたレーザ光の反射光を受光する受光部9Bとを有するラインセンサが適用される。
詳細には、ラインセンサは、光出力部9Aから出力されるスリット状のレーザ光の延長方向がトレッド表面2a上においてトレッド2の幅方向中心における長さ方向と平行になるように照射し、当該照射部における反射光を受光部9Bで受光することによりトレッド表面2aの外形形状を取得する。形状取得手段9は、撮像制御装置20と画像処理装置30とに接続され、撮像制御装置20から出力される撮像信号に基づいて撮像し、撮像した画像を画像処理装置30に出力する。なお、形状取得手段9は、上記ラインセンサに限らず、トレッド表面2aの外形形状を取得できるものであれば良い。例えばスリット光ではない光を照射する光照射手段と、ラインカメラとにより形状取得手段9を構成し、トレッド表面2aに光を照射し、ラインカメラの受光部の配列方向が、トレッド2の長さ方向と平行になるように配置してトレッド表面2aの外形形状を取得するようにしても良い。
なお、ここでいう外形形状とは、形状取得手段9から照射される光が照射されるトレッド表面2aの長さ方向の断面外形形状である。
撮像制御装置20は、エンコーダ13が出力する回転速度信号に基づいて、搬送装置8によるトレッド2の搬送速度を算出し、当該搬送速度に対応して撮像信号を形状取得手段9に所定の間隔で断続的に出力する。撮像信号を出力する間隔は、撮像信号が出力される毎に外形形状を取得する画像フレームfに互いに所定の重なりが生じるように設定される。例えば、画像フレームfの寸法を高さが224画素×幅が480画素の大きさとした場合、現画像フレームfと次画像フレームfとの間にトレッド2の長さ方向に所定画素分のずれが生じるように撮像信号を出力する。
以下の説明において、画像フレームfの寸法は、高さ224画素×幅480画素の大きさとして説明する。
形状取得手段9によって取得された外形形状は、画像フレームf内において形状波形として記録される。画像フレームfは、例えば白黒2階調で表わされ、形状波形が黒で記録される。各画像フレームfは、横軸に時間軸を設定し、縦軸に形状取得手段9からトレッド表面2aまでの距離Yを設定する。横軸の時間軸は、形状取得手段9から出力されたレーザ光が搬送装置8の載置面12a上において照射する位置に仮想的な不動点を設定し、撮像の開始から終了までの間に不動点を通過するトレッド2の位置を時間で示したものである。画像フレームfの横軸に時間軸を設定しておくことで、後述の画像処理装置30によってトレッド長さLを算出するときに、トレッド2の先端側の端部3Bを含む画像フレームfにおける先端側の端部3Bの位置と、後端側の端部4Bを含む画像フレームfにおける後端側の端部4Bの位置とを絶対的な時間によって特定できるので、先端側の端部3Bの位置と後端側の端部4Bの位置との時間差を算出し、搬送装置8によるトレッド2の搬送速度を乗じることによりトレッド長さLを容易に算出することが可能となる。
図2は、画像処理装置30を構成する各手段のブロック図を示す。図3(a)乃至図3(e)は、各手段による工程を示す概念図である。
画像処理装置30は、画像フレームfからトレッド2の端部3B;4Bの検出及びトレッド長さLの算出を処理実行するコンピュータであり、演算処理手段としてのCPU、記憶手段としてのROM,RAM及びHDD、通信手段としてのインターフェイスを含み、記憶手段に格納されたプログラムに基づいて動作する。また、画像処理装置30は、キーボードやマウス等の入力装置29やモニタ等の表示装置28が接続される。
画像処理装置30は、図2に示すように、トレッド2の外形形状を取得した画像フレームfからトレッド2の先端側の端部3B及び後端側の端部4Bを検出する端部検出部31と、端部検出部31によって検出された端部3B;4Bの画像フレームfにおける位置に基づいてトレッド長さLを算出するトレッド長さ算出手段50とにより構成される。
端部検出部31は、画像フレームfに含まれる形状波形を近似波形に変換する形状波形変換手段32と、変換された近似波形から最大高さHmaxを検出する最大高さ検出手段33と、複数の画像フレームfから端部3B;4Bの検出に使用する画像フレームfを選択する画像フレーム選択手段34と、選択された画像フレームfからトレッド2の端部3B;4Bを検出する画像認識端部検出手段35と、演算処理によりトレッド2の端部3B;4Bの位置を予測する演算端部予測手段36と、画像認識端部検出手段35で検出されたトレッド2の端部3B;4Bと演算端部予測手段36で検出されたトレッド2の端部3B:4Bとを比較していずれか一方をトレッド2の端部3B;4Bとして判定する端部位置判定手段37とにより構成される。
形状波形変換手段32は、撮像された複数の画像フレームfに含まれる形状波形を、例えば最小二乗法の2次近似により近似波形に変換する。形状波形を2次近似することにより、形状波形においてトレッド表面2aの勾配が変化する端部3B;4Bの位置が強調されるので、後段において端部3B;4Bの位置に相当する最大高さHmaxの位置を容易に検出することができる。
最大高さ検出手段33は、図3(a)に示すように、画像フレームfをラスタスキャンすることにより、近似波形の最大高さHmaxと、画像フレームfにおける最大高さHmaxの位置を検出する。詳細には、最大高さ検出手段33は、画像フレームfの左上を原点として幅方向に走査し、順次、高さ方向に移動して走査することにより最大高さHmaxとともに、画像フレームfにおいて最大高さHmaxが検出された幅方向の画素位置を検出する。なお、画素位置とは、画像フレームf上における画素座標である。
画像フレーム選択手段34は、図3(a)に示すように、最大高さ検出手段33により検出された複数の画像フレームfのうち、最大高さHmaxが画像フレーム中央Cに位置しているものを複数の画像フレームfから選択する。
図4は、画像認識端部検出手段35を示すブロック図である。
図4に示すように、画像認識端部検出手段35は、選択された画像フレームfを複数の領域に分割する領域分割手段41と、分割された領域に対して予め作成した後述の参照パターンPをマッチングさせて、分割された各領域において近似波形を含む波形保有領域に対して特徴量を設定する特徴量設定手段42と、波形保有領域に設定された特徴量に対して画像認識を行い画像フレームfにおけるトレッド2の端部3B;4Bの位置を設定する端部位置設定手段43とにより構成される。
図5は、領域分割手段41を示すブロック図である。
図5に示すように、領域分割手段41は、所定の画素高さで最大高さHmaxを含むように画像フレームfを幅方向に切り出す画像フレーム切出し手段45と、切り出した領域の高さと同一の高さを有する所定幅のウインドウMにより画像フレーム切出し手段45によって切り出された領域を左端側から幅方向に走査し、ウインドウMにおいてトレッド2の端部3B;4Bに相当する部位がウインドウMの中心に位置する領域を設定する領域設定手段46と、領域設定手段46により設定された領域を所定の画素寸法で均一に分割する領域均一分割手段47とを備える。
画像フレーム切出し手段45は、図3(b)に示すように、近似波形の最大高さHmaxを中心として高さ方向の上下それぞれに所定の画素数a;aを設定し、上下合わせた画素数2aで画像フレームfを幅方向に切り出す。本実施形態では、最大高さHmaxを中心として高さ方向上下それぞれに15画素を設定し、上下15画素、合わせて30画素の高さで画像フレームfから幅方向帯状に領域を切り出し、当該領域を第1領域R1に設定する。つまり、画像フレーム切出し手段45によって切り出された第1領域R1は、画像フレームfから近似波形の最大高さHmaxを含む高さ30画素×幅480画素の大きさである。
領域設定手段46は、図3(c)に示すように、所定寸法のウインドウMで、第1領域R1からトレッド2の端部3B;4Bを検出するための領域を設定する。具体的には、第1領域R1の高さと同じ、高さ30画素、幅48画素の大きさのウインドウMで画像フレームfの左端側からウインドウMを1画素ずつ幅方向にずらして、トレッド2の端部3B;4Bの検出処理を行うための複数の第2領域R2を設定する。本実施形態では、高さ30画素×幅480画素の第1領域R1から高さ30画素×幅48画素のウインドウMによって設定される第2領域R2は480枚である。
領域均一分割手段47は、図3(d)に示すように、各第2領域R2を均等な領域に分割する。具体的には、領域均一分割手段47は、各第2領域R2を、例えば高さ3画素×幅3画素の正方形の第3領域R3に均等に分割する。均等に分割された第3領域R3には、第2領域R2における位置を特定するための領域座標を設定する。領域座標は、第2領域R2の左上の第3領域R3を基準として、例えば領域座標A(i,j)として示す。ここで、iは高さ方向、jは幅方向の位置を示す。具体的には、左上を領域座標A(1,1),領域座標A(2,1),・・・,領域座標A(10,1),・・・,領域座標A(10,1),・・・,領域座標A(10,16)等として設定する。本例では、i=1〜10,j=1〜16の範囲である。
なお、領域均一分割手段47では、第2領域R2を正方形の第3領域R3により均一に分割したが、正方形に限らず長方形であっても良く、第2領域R2を均等な複数の領域に分割できれば良い。
図4に戻り、特徴量設定手段42は、全ての第3領域R3に対して参照パターンPをマッチングさせて、第3領域R3のうち、近似波形を含む各第3領域R3を波形保有領域として設定し、当該波形保有領域に含まれる近似波形の方向を特徴量によって正規化する。参照パターンPは、第3領域R3と同一サイズの高さ3画素×幅3画素の大きさで、複数の異なるパターンからなる。
ここで、参照パターンPについて説明する。図6(a)乃至(c)は、参照パターンPの一例を示し、同図に示すように複数のパターンによって構成する。参照パターンPは、白,黒の2値を用いて作成し、例えば近似波形を示す画素を黒、近似波形がない画素を白として設定し、黒及び白の画素の組み合わせによって表わす。即ち、画像フレームfに取得された形状波形は、トレッド表面2aの高さを示すものであるから、画像フレームfにおいて幅方向に並ぶ画素線として表れるので、高さ方向に画素が重なることがない。そこで、参照パターンPの作成において、黒の画素が高さ方向に並ばないように作成する。詳細には、参照パターンPは、高さ方向に並ぶ3つの画素のうち、1つの画素のみが黒となるように作成する。本実施形態のように、参照パターンPの大きさが、高さ3画素×幅3画素の場合には、参照パターンPとして構成できる組み合わせは、図6(a)乃至(c)に示すとおり3×3×3の27通りである。
さらに、27通りの参照パターンPは、45°,90°,135°の3つの方向を示すものとして分類する。具体的には、図6(a)に示す参照パターンPのときは、方向が45°、図6(b)に示す参照パターンPのときは、方向が90°、図6(c)に示す参照パターンPのときは、方向が135°として分類する。方向45°,90°,135°によって分類された参照パターンPは、特徴量設定手段42に記憶させておく。
そして、特徴量設定手段42が、波形保有領域に対して複数の参照パターンPをマッチングさせることにより、方向θ=45°,90°,135°により波形保有領域を正規化する。つまり、方向θ=45°,90°,135°は、波形保有領域に含まれる近似波形が延長する方向を示す特徴量である。正規化された波形保有領域は、領域座標A(i,j)に正規化された方向θを加えた領域座標A(i,j,θ)として画像処理装置30内に記憶される。なお、参照パターンPに該当しない波形保有領域は、方向θが0°として処理する。
図10は、図3(d)に示す第2領域R2を拡大した図である。
図10に示すように、近似波形が第2領域R2の領域座標A(8,1),A(8,2),A(7,2),A(7,3),A(6,4),A(6,5),A(6,6),A(6,7)A(5,7),A(5,8),A(5,9),A(5,10),A(5,11),A(5,12),A(5,13),A(5,14),A(5,15),A(5,16)で表わされる第3領域R3に含まれているとする。特徴量設定手段42では、形状波形を含む上記各領域座標Aに対して、参照パターンPをマッチングさせて、各領域座標Aに特徴量である方向θを設定する。
例えば、上記領域座標Aに対応する第3領域R3と参照パターンPとのマッチングは、画素単位で比較される。即ち、近似波形を含む第3領域R3の大きさと参照パターンPの大きさとは、それぞれ高さ3画素×幅3画素の同一の大きさであるので、画素位置において互いに対応する位置の画素の輝度を比較することでマッチングが行われる。そして、マッチングにおいて第3領域R3を構成する画素の輝度配列と参照パターンPを構成する画素の輝度配列とがすべて一致したときに一致と判定し、1つでも異なるときには不一致として判定する。なお、本例では輝度は、白黒の2階調であるので0又は1によって表わされる。
各領域座標Aについて個別に説明すると、領域座標A(8,1)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(8,1)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(8,1,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(8,2)は、いずれの参照パターンPとも一致しないので、領域座標A(8,2)に含まれる近似波形は、方向θが0°として特徴量が設定され、領域座標A(8,2,0°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(7,2)は、いずれの参照パターンPとも一致しないので、領域座標A(7,2)に含まれる近似波形は、方向θが0°として特徴量が設定され、領域座標A(7,2,0°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。
また、領域座標A(7,3)は、図6(a)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(7,3)に含まれる近似波形は、方向θが45°として特徴量が設定され、領域座標A(7,3,45°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(6,4)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(6,4)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(6,4,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(6,5)は、図6(a)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(6,5)に含まれる近似波形は、方向θが45°として特徴量が設定され、領域座標A(6,5,45°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。
また、領域座標A(6,6)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(6,6)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(6,6,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(6,7)は、いずれの参照パターンPとも一致しないので、領域座標A(6,7)に含まれる近似波形は、方向θが0°として特徴量が設定され、領域座標A(6,7,0°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(5,7)は、いずれの参照パターンPとも一致しないので、領域座標A(5,7)に含まれる近似波形は、方向θが0°として特徴量が設定され、領域座標A(5,7,0°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(5,8)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(5,8)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(5,8,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(5,9)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(5,9)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(5,9,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。
また、領域座標A(5,10)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(5,10)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(5,10,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(5,11)〜A(5,14)は、同一のパターンであり、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(5,11)〜A(5,14)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、それぞれ、領域座標A(5,11,90°),領域座標A(5,12,90°),領域座標A(5,13,90°),領域座標A(5,14,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(5,15)は、図6(c)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(5,15)に含まれる近似波形は、方向θが135°として特徴量が設定され、領域座標A(5,15,135°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。また、領域座標A(5,16)は、図6(b)に含まれる参照パターンPと一致するので、領域座標A(5,16)に含まれる近似波形は、方向θが90°として特徴量が設定され、領域座標A(5,16,90°)として画像処理装置30の記憶手段に記憶される。
端部位置設定手段43は、特徴量である方向θによって4方向に正規化された波形保有領域に対して、識別関数を用いて画像認識することにより、画像フレームfにおけるトレッド2の端部3B;4Bの位置を設定する。具体的には、トレッド2の端部2B;4Bが画像フレームfの中心に位置しているものと、トレッド2の端部2B;4Bが画像フレームfの中心に位置していないものとをサンプル画像フレームとして用意し、各サンプル画像フレームに含まれる近似波形を上記参照パターンPを用いて正規化して、トレッド2の端部2B;4Bが画像フレームfの中心に位置しているときの特徴量と、トレッド2の端部2B;4Bが画像フレームfの中心に位置していないときの特徴量とに基づいて画像認識させるための識別関数を作成し、この識別関数を用いて、測定対象の画像フレームfに対して画像認識を行い画像フレームfにおけるトレッド2の端部3B;4Bの位置として画像端部5を設定する。
以下、本実施形態の端部を検出する識別関数の導出方法について説明する。識別関数は、作業者が画像処理装置30を操作することにより作成する。
まず、識別関数の作成にあたり、トレッド2の端部3B;4Bが含まれる複数のサンプル画像フレームを用意する。
次に、複数のサンプル画像フレームに対して、各サンプル画像フレームに含まれる形状波形を最小二乗法の2次近似により近似波形に変換する。
次に、各サンプル画像フレームの近似波形から近似波形の最大高さHmaxを検出する。そして、サンプル画像フレームにおいて、検出された最大高さHmaxを中心として高さ方向に上下15画素を含む高さ30画素×幅480画素の領域を第1領域R1として切り出す。
次に、作業者が、第1領域R1において近似波形の最大高さHmaxがサンプル画像フレーム中央Cに位置しているものと、サンプル画像フレーム中央Cに位置していないものとを目視によって分類する。このとき最大高さHmaxのサンプル画像フレームにおける位置を自動検出しない。
次に、第1領域R1を高さ30画素×幅48画素のウインドウMにより10分割又は11分割する。具体的には、ウインドウMの幅方向中心が、第1領域R1に含まれる近似波形の最大高さHmaxと一致するように配置し、この位置を基準としてウインドウMが互いに隣接するように第1領域R1を分割する。なお、ウインドウMによる分割において、第1領域R1の両端側にウインドウMの大きさが取れない場合には、当該サンプル画像フレームの前後フレームを用いて補間する。そして、ウインドウMにより分割された領域は、それぞれ第2領域R2として設定する。
次に、サンプル画像フレーム毎の全ての第2領域R2を高さ3画素×幅3画素の領域に均等に分割する。この分割された領域は、第3領域R3として設定する。
次に、第3領域R3すべてに対して、図6(a)乃至(c)に示す参照パターンPをマッチングさせることにより、細分化した領域において近似波形を含む波形保有領域の方向を4つの方向(0°,45°,90°,135°)で正規化する。波形保有領域が、図6(a)に示す参照パターンPと一致したときには近似波形の方向θを45°に設定し、図6(b)に示す参照パターンPと一致したときには近似波形の方向θを90°に設定し、図6(c)に示す参照パターンPと一致したときには近似波形の方向θを135°に設定する。また、波形保有領域において、いずれのパターンにも該当しないときには、方向を0°に設定する。
参照パターンPによって正規化された波形保有領域は、各第2領域R2における位置とともにその方向の並ぶ順序を図外の学習手段に各サンプル画像フレームにおける領域座標B(i,j,θ)として記憶させる。領域座標B(i,j,θ)におけるθは、サンプル画像フレームにおける波形保有領域の特徴量である。方向θ(0°,45°,90°,135°)により正規化した波形保有領域は、マスター画像として後述の学習型アルゴリズムによって端部3B;4Bを検出するための識別関数の導出に用いる。
トレッド2の端部3B:4Bを検出するための識別関数は、上記手順によって正規化されたサンプル画像フレーム毎の形状波形領域の位置及び方向θを、例えばReal Adaboostと呼ばれる学習型アルゴリズムの識別器として用いることで作成される。学習型アルゴリズムでは、サンプル画像フレームの位置毎に出現する方向θの出現回数によって、形状波形領域における方向θの並び順の組み合わせを作成して識別関数を作成する。なお、正解の場合とは、サンプル画像フレームのうち、近似波形におけるトレッド2の端部3B;4Bが学習サンプル画像フレームの中央に位置しているときの特徴量の並び順序とその組み合わせである。
そして、識別関数を用いて、実際に取得された画像フレームfの形状波形領域の特徴量の並び順序に対して識別関数による画像認識を行い、画像認識によって得られた信頼度のうち最も信頼度の高い特徴量の組み合わせから画像フレームfにおける端部の位置として設定する。
図7は、演算端部予測手段36により端部3Bの位置を予測するときの概念図を示す。図8は、図7の円で囲まれた領域の拡大図を示す。なお、図7では、先端側の端部3Bの位置を予測する場合を示しているが、後端側の端部4Bの位置を予測する場合も以下に示す方法により同様に予測することができる。
演算端部予測手段36は、選択された画像フレームfにおける近似波形の傾斜端面3に相当する位置において、傾斜端面3から最大高さHmaxまでの高さの差をトレッド2の切断角度αの正接で除すことにより、端部3Bの位置を予測する。具体的には、図8に示すように、演算端部予測手段36は、近似波形のうち、トレッド2の傾斜端面3に相当する近似波形上からトレッド2の端部3B(搬送方向上流)側の水平方向に所定間隔離間するように座標位置Q1〜Q6を設定し、座標位置Q1〜Q6に対応する近似波形の高さを最大高さHmaxから減じて、最大高さHmaxと各座標位置Q1〜Q6に対応する近似波形の高さとの差h1〜h6を算出する。
近似波形におけるトレッド2の端部3Bに相当する端部予測位置R1〜R6を複数箇所算出する。本実施形態では、座標位置Q1〜Q6は、トレッド2の最大高さHmaxの半分の高さの座標位置Q1を起点として、水平方向に離間する間隔が、画素数において2のべき乗(2n(但し、n=0,1,・・・)分離間するように設定する。具体的には、Q1とQ2との間隔が20=1画素、Q2とQ3との間隔が2=2画素、Q3とQ4との間隔が2=4画素、Q4とQ5との間隔が2=8画素、Q5とQ6との間隔が2=16画素である。
なお、座標位置Q1〜Q6が水平方向に離間する間隔は、画素数において2のべき乗に限らず、他の指数により離間させるようにしても良い。好ましくは、トレッド2の傾斜端面3に相当する近似波形上において端部3Bに近づくにしたがい、互いに離間する距離が漸次長くなるようにすれば良い。
次に、算出された高さの差h1〜h6をトレッド2の切断角度αの正接で除すことにより、近似波形の座標位置Q1〜Q6に対応する位置から端部3Bとして予測される複数の端部予測位置R1〜R6を算出する。具体的には、算出された高さの差h1〜h6をトレッド2の切断角度αの正接で除すことで得られた水平方向の距離e1〜e6を座標位置Q1〜Q6に加算することで端部3Bに相当する複数の端部予測位置R1〜R6を算出する。端部予測位置R1〜R6は、図9に示すように、予測される位置毎に度数としてカウントして、その中央値を得ることにより、演算上のトレッド2の端部3Bに相当する演算端部6として設定する。
端部位置判定手段37は、画像認識端部検出手段35で検出されたトレッド2の画像端部5の位置と、演算端部予測手段36で予測されたトレッド2の演算端部6の位置との差の絶対値を演算し、閾値と比較することによりいずれか一方の位置をトレッド2の端部として判定する。具体的には、演算端部予測手段36で検出されたトレッド2の演算端部6の位置から画像認識端部検出手段35で検出されたトレッド2の画像端部5の位置との差の絶対値が、閾値よりも大きいときには、演算端部予測手段36で検出された画像端部5をトレッド2の端部3Bであるとして設定し、閾値よりも小さいときには、画像認識端部検出手段35で検出された演算端部6をトレッド2の端部3Bであるとして設定する。
即ち、端部位置判定手段37では、画像認識端部検出手段35で検出された画像端部5の位置と、演算端部予測手段36で予測された演算端部6の位置とを比較することにより、端部3Bの誤検出を防止している。
トレッド長さ算出手段50では、上記方法により特定されたトレッド2の先端側の端部3Bの位置とトレッド後端側の端部4Bの位置との差にトレッド2の搬送速度を乗じることによりトレッド長さLを算出する。
図11は、画像処理装置30によるトレッド2の端部3B;4Bを検出するときのフローチャートである。
以下、図11を用いてトレッド2の端部3B;4Bのうち先端側の端部3Bを検出する場合を一例として画像処理装置30による端部3B;4Bの検出方法について説明する。
まず、形状波形変換手段32により複数の画像フレームfに含まれる形状波形を2次式の近似波形に変換する(S101)。
次に、最大高さ検出手段33により各画像フレームfに含まれる近似波形の最大高さHmax及び最大高さHmaxとなる画像フレームfにおける幅方向の位置をラスタスキャンにより検出する(S102)。
次に、画像フレーム選択手段34により最大高さHmaxが画像フレーム中央Cに位置する画像フレームfを複数の画像フレームfから選択する(S103)。
次に、選択された画像フレームfを画像フレーム切出し手段45により最大高さHmaxを中心として高さ方向の上下方向に所定の画素数の範囲で画像フレームfから第1領域R1として切り出す(S104)。
次に、切り出された第1領域R1に対して領域設定手段46により高さ30画素×幅48画素の大きさのウインドウMで第1領域R1の左端から1画素ずつ右端側にずらして、第1領域R1から複数の第2領域R2を設定する(S105)。
次に、S105の処理が終了すると、S106とS109とに分岐移行して処理が継続される。まず、S106による処理から説明する。
領域均一分割手段47により、各第2領域R2を均等な大きさの第3領域R3に分割する。(S106)。
次に、特徴量設定手段42により、第3領域R3のうち近時波形を含む波形保有領域に対して予め作成した参照パターンPをマッチングさせて、波形保有領域に含まれる近似波形を参照パターンPにより正規化して近似波形の特徴量としての方向θを設定する(S107)。
次に、端部位置設定手段43により、特徴量である方向θにより正規化された波形保有領域に対して、予め導出した識別関数を用いて、画像フレームfにおける近似波形の端部3Bに相当する位置の信頼度を評価し、最も信頼度の高い位置を画像端部5として設定する(S108)。
他方で、演算端部予測手段36により、傾斜端面上の複数箇所において算術的に端部3Bと予測される位置を演算する。(S109)。
次に、演算された端部3Bと予測される位置を統計的な度数で表わし、その中央値を演算端部6として設定する(S110)。
次に、端部位置判定手段37により、画像認識端部検出手段35で検出された画像端部5の位置と、演算端部予測手段36で予測された演算端部6との差の絶対値を演算する(S111)。S111において演算された差の絶対値が閾値よりも大きいときには、S112に移行して演算端部予測手段36で予測された画像端部5の位置を先端側の端部3Bとして設定し、閾値よりも小さいときには、S113に移行して画像認識端部検出手段35で検出された演算端部6の位置を先端側の端部3Bとして設定する。
次に、先端側の端部3B及び後端側の端部4Bの両方の端部3B;4Bが設定されたか判定し、一方の端部4Bのみ設定されたときにはS101に戻り、トレッド後端側の傾斜端面を含まない端部3Bを含む画像フレームfをS101〜S113を繰り返すことにより前端側の端部3Bの位置を設定し、両方の端部3B;4Bが設定されたときには、S115に移行する(S114)。
次に、トレッド長さ算出手段では、上記方法により特定されたトレッド2の先端側の端部3Bの位置と、後端側の端部4Bの位置との差にトレッド2の搬送速度を乗じることによりトレッド長さを算出する(S115)。
以上説明したように、本発明では、トレッド2の先端側及び後端側の端部3B;4Bを画像認識により設定し、さらに、算術的に端部3B;4Bを算出することで端部3B;4Bの位置を予測して、画像認識による画像端部5の位置と、算術的に予測された演算端部6の位置とを比較することで、従来よりも正確にトレッド2の端部3B;4Bの位置を特定することができる。また、画像認識による画像端部5の設定や、算術的な演算端部6の設定は、それぞれ統計的な手法に基づいて得られるため、トレッド2の表面における凹凸や、端部3B;4B以外に生じるトレッド表面2aの傾斜角の変化に対して影響を受けにくいので、トレッド2の端部3B;4Bの位置を正確に特定することを可能にしている。即ち、トレッド2の端部3B;4Bの位置を正確に特定できることで、正確なトレッド長さLを算出することが可能となる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記第1領域R1,第2領域R2,第3領域R3の大きさは、上記大きさに限らず適宜変更しても良い。具体的には、第2領域R2から第3領域R3に分割する工程の前に、第2領域R2を第3領域R3よりも大きな第4領域で分割し、この第4領域から近似波形を含む波形保有領域を一端検出した上で、近似波形を含む第4領域を第3領域R3に分割して、参照パターンP1とマッチングさせて特徴量を設定しても良い。また、上記第4領域と同じ大きさで参照パターンPを作成し直接特徴量を設定するようにしても良い。
1 トレッド長さ測定装置、2 トレッド、2a トレッド表面、3;4 傾斜端面、
3A;3B;4A;4B 端部、5 画像端部、6 演算端部、8 搬送装置、
9 形状取得手段、9A 光出力部、9B 受光部、
11 ローラ、11A 駆動ローラ、12 ベルト、13 エンコーダ、
20 撮像制御装置、30 画像処理装置、31 端部検出部、
32 形状波形変換手段、33 最大高さ検出手段、34 画像フレーム選択手段、
35 画像認識端部検出手段、36 演算端部予測手段、37 端部位置判定手段、
41 領域分割手段、42 特徴量設定手段、43 端部位置設定手段、
45 画像フレーム切出し手段、46 領域設定手段、47 領域均一分割手段、
L トレッド長さ、Y 距離、f 画像フレーム。

Claims (10)

  1. 長さ方向の両端が傾斜端面となるように所定長さに切断されたトレッドの一面側においてトレッド表面の傾斜角度が変化する位置をトレッド端部とし、当該トレッド端部の断面形状を長さ方向に沿って取得した形状波形を有する画像フレームを所定の大きさの領域に均等に分割し、分割された各領域の前記画像フレームにおける位置を設定するステップと、
    前記領域のうち形状波形を含む波形保有領域に対して、予め作成した参照パターンをマッチングさせて当該波形保有領域に特徴量を付与するステップと、
    前記画像フレームとは別に、予め記憶した画像フレームの中央にトレッド端部が位置するときの形状波形に特徴量を付与したマスター画像を用いて、前記波形保有領域に対して画像認識を行うステップと、
    前記画像認識により信頼度が最も高いときのマスター画像の特徴量の組合せに基づいてトレッド端部の位置に相当する画像端部を設定するステップとを含むトレッド長さ測定方法。
  2. 前記形状波形の最大高さを検出するステップと、
    前記形状波形における傾斜端面に相当する位置から水平方向の画素位置において、互いに所定距離離間するように設定した画素位置に対応する形状波形の高さを最大高さから減じて高さの差を算出し、トレッドを傾斜して切断した角度の正接で高さの差を除することによりトレッド端部の予測位置を算出するステップと、
    前記予測位置の中央値を演算して、当該中央値となる予測位置をトレッド端部に相当する演算端部に設定するステップとを含む請求項1記載のトレッド長さ測定方法。
  3. 前記演算端部の位置と前記画像端部の位置との差が閾値以上のときには、画像端部を前記画像フレームにおけるトレッド端部の位置に設定し、前記差が閾値よりも小さいときには演算端部を前記画像フレームにおけるトレッド端部の位置に設定するステップを含む請求項2記載のトレッド長さ測定方法。
  4. 前記演算端部又は前記画像端部から設定されたトレッド端部の長さ方向の前端側及び後端側の位置に基づいてトレッドの長さを算出するステップとを含む請求項1乃至請求項3いずれか記載のトレッド長さ測定方法。
  5. 前記特徴量は、0°,45°,90°,135°のいずれかの方向を示す請求項1乃至請求項4いずれか記載のトレッド長さ測定方法。
  6. 前記形状波形は、2次式で近似された近似波形である請求項1乃至請求項5記載のトレッド長さ測定方法。
  7. 長さ方向の両端が傾斜端面となるように所定長さに切断されたトレッドの一面側においてトレッド表面の傾斜角度が変化する位置をトレッド端部とし、当該トレッド端部の断面形状を長手方向に取得した形状波形を有する画像フレームを所定の大きさの領域に均等に分割し、当該領域に画像フレームに対する位置を設定する分割領域位置設定手段と、
    前記領域のうち形状波形を含む波形保有領域に対して、予め作成した参照パターンをマッチングさせて当該波形保有領域に含まれる形状波形の延長する方向を特徴量として付与する特徴量設定手段と、
    トレッド端部が画像フレームの中央に位置するときの形状波形に特徴量を付与し、予め記憶したマスター画像を用いて前記波形保有領域の各位置に対して画像認識を行いトレッド端部に相当する位置を検出して画像端部に設定する端部位置設定手段とを備えるトレッド長さ測定装置。
  8. 前記形状波形の最大高さを検出し、前記形状波形における傾斜端面に相当する位置から水平方向の画素位置において、互いに所定距離離間するように設定した画素位置に対応する形状波形の高さで前記最大高さを減じて高さの差を算出し、トレッドを傾斜して切断した角度の正接で前記高さの差を除することによりトレッド端部の予測位置を算出し、前記予測位置の中央値を演算して、当該中央値となる予測位置を演算端部に設定する演算処理端部検出手段とを備える請求項7記載のトレッド長さ測定装置。
  9. 前記特徴量は0°,45°,90°,135°のいずれかの方向を示す請求項7又は請求項8記載のトレッド長さ測定装置。
  10. 前記形状波形を2次式の近似波形に変換する形状波形変換手段を備える請求項7乃至請求項9記載のトレッド長さ測定装置。
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