JP2002168604A - シート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置 - Google Patents
シート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シート材の傾斜端面と傾斜端面以外の部分と
の境界を的確に検知することのできるシート材の傾斜端
面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置
を提供する。 【解決手段】 トレッド1の下面に傾斜端面1a以外の
部分からの反射光のみを受光するように第2の検知器2
0の検知光をトレッド1の厚さ方向から照射し、第2の
検知器20が反射光を受光している状態と受光していな
い状態とが切り替わるときをトレッド1の後端側傾斜端
面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界位置として検
知するようにしたので、トレッド1の後端側の傾斜端面
1aを含まない長さを的確に測定することができる。
の境界を的確に検知することのできるシート材の傾斜端
面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置
を提供する。 【解決手段】 トレッド1の下面に傾斜端面1a以外の
部分からの反射光のみを受光するように第2の検知器2
0の検知光をトレッド1の厚さ方向から照射し、第2の
検知器20が反射光を受光している状態と受光していな
い状態とが切り替わるときをトレッド1の後端側傾斜端
面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界位置として検
知するようにしたので、トレッド1の後端側の傾斜端面
1aを含まない長さを的確に測定することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばタイヤの製
造工程において、成形ドラムにシート状のトレッドを供
給する際に用いられるシート材の傾斜端面検知方法及び
シート材の長さ測定方法並びにその装置に関するもので
ある。
造工程において、成形ドラムにシート状のトレッドを供
給する際に用いられるシート材の傾斜端面検知方法及び
シート材の長さ測定方法並びにその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤを製造する場合、カーカ
ス、ベルト、ビード、トレッド等の各部材を成形ドラム
上で組み上げることにより未加硫タイヤとして成形し、
この加硫タイヤは成形ドラムから金型に移されて加硫さ
れ、加硫工程で最終的な形状となって完成する。この場
合、トレッドはシート状のゴムを所定長さの帯状に切断
されたものからなり、コンベア等の搬送装置によって長
手方向に搬送されて成形ドラムに巻き取られる。
ス、ベルト、ビード、トレッド等の各部材を成形ドラム
上で組み上げることにより未加硫タイヤとして成形し、
この加硫タイヤは成形ドラムから金型に移されて加硫さ
れ、加硫工程で最終的な形状となって完成する。この場
合、トレッドはシート状のゴムを所定長さの帯状に切断
されたものからなり、コンベア等の搬送装置によって長
手方向に搬送されて成形ドラムに巻き取られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記トレッ
ドはタイヤのサイズ等に応じた規定の長さに切断される
が、切断時の誤差や切断後の経時変化等により、成形ド
ラムに巻き取る直前では必ずしも適正な長さであるとは
限らない。そこで、成形ドラムに巻き取る前にトレッド
の長さを測定しておけば、その測定データを後工程にお
ける修正加工等に有効に活用することができる。
ドはタイヤのサイズ等に応じた規定の長さに切断される
が、切断時の誤差や切断後の経時変化等により、成形ド
ラムに巻き取る直前では必ずしも適正な長さであるとは
限らない。そこで、成形ドラムに巻き取る前にトレッド
の長さを測定しておけば、その測定データを後工程にお
ける修正加工等に有効に活用することができる。
【0004】しかしながら、トレッドは成形ドラムに巻
き付けた際に両端を互いに所定長さだけ重ね合わされる
ため、その両端面はそれぞれトレッドの厚さ方向に所定
角度で傾斜するように切断されている。このため、トレ
ッドの長さを測定する場合、トレッドの全長ではなく、
トレッドの一端側または他端側の傾斜端面を含まない長
さを測定する必要があるが、光検知器等を用いて測定の
自動化を図る場合、トレッドの傾斜端面と傾斜端面以外
の部分との境界を検知するのが困難であるという問題点
があった。
き付けた際に両端を互いに所定長さだけ重ね合わされる
ため、その両端面はそれぞれトレッドの厚さ方向に所定
角度で傾斜するように切断されている。このため、トレ
ッドの長さを測定する場合、トレッドの全長ではなく、
トレッドの一端側または他端側の傾斜端面を含まない長
さを測定する必要があるが、光検知器等を用いて測定の
自動化を図る場合、トレッドの傾斜端面と傾斜端面以外
の部分との境界を検知するのが困難であるという問題点
があった。
【0005】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、シート材の傾斜端面
と傾斜端面以外の部分との境界を的確に検知することの
できるシート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ
測定方法並びにその装置を提供することにある。
であり、その目的とするところは、シート材の傾斜端面
と傾斜端面以外の部分との境界を的確に検知することの
できるシート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ
測定方法並びにその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、厚さ方向の一方の面におけ
る長手方向の少なくとも一端に厚さ方向と所定の角度を
なす傾斜端面を有するシート材を長手方向に搬送しなが
らその傾斜端面と傾斜端面以外の部分との境界位置を検
知するシート材の傾斜端面検知方法において、前記シー
ト材の一方の面に、前記傾斜端面以外の部分からの反射
光のみを受光するように光検知器の検知光をシート材の
厚さ方向から照射し、光検知器が前記反射光を受光して
いる状態と受光していない状態とが切り替わるときを前
記境界位置として検知するようにしている。
するために、請求項1では、厚さ方向の一方の面におけ
る長手方向の少なくとも一端に厚さ方向と所定の角度を
なす傾斜端面を有するシート材を長手方向に搬送しなが
らその傾斜端面と傾斜端面以外の部分との境界位置を検
知するシート材の傾斜端面検知方法において、前記シー
ト材の一方の面に、前記傾斜端面以外の部分からの反射
光のみを受光するように光検知器の検知光をシート材の
厚さ方向から照射し、光検知器が前記反射光を受光して
いる状態と受光していない状態とが切り替わるときを前
記境界位置として検知するようにしている。
【0007】これにより、前記傾斜端面以外の部分から
の反射光を光検知器が受光している状態と受光していな
い状態とが切り替わるときが前記境界位置として検知さ
れることから、前記境界位置が光検知器によって的確に
検知される。
の反射光を光検知器が受光している状態と受光していな
い状態とが切り替わるときが前記境界位置として検知さ
れることから、前記境界位置が光検知器によって的確に
検知される。
【0008】また、請求項2では、厚さ方向の一方の面
における長手方向一端に厚さ方向と所定の角度をなす傾
斜端面を有するシート材を長手方向に搬送しながらシー
ト材の一端の傾斜端面と傾斜端面以外の部分との境界位
置からシート材の他端までの長さを測定するシート材の
長さ測定方法において、前記シート材の一方の面に、前
記傾斜端面以外の部分からの反射光のみを受光するよう
に光検知器の検知光をシート材の厚さ方向から照射し、
光検知器が前記反射光を受光している状態と受光してい
ない状態とが切り替わるときをシート材の一端側におけ
る前記境界位置として検知するとともに、シート材の他
端を検知してから前記境界位置を検知するまでの間、ま
たは前記境界位置を検知してからシート材の他端を検知
するまでの間にシート材が搬送された距離を検出し、シ
ート材の一端側における前記境界位置の検知位置からシ
ート材の他端の検知位置までの所定距離に前記シート材
の搬送距離を加えた距離をシート材の一端側における前
記境界位置からシート材の他端までの長さとして測定す
るようにしている。
における長手方向一端に厚さ方向と所定の角度をなす傾
斜端面を有するシート材を長手方向に搬送しながらシー
ト材の一端の傾斜端面と傾斜端面以外の部分との境界位
置からシート材の他端までの長さを測定するシート材の
長さ測定方法において、前記シート材の一方の面に、前
記傾斜端面以外の部分からの反射光のみを受光するよう
に光検知器の検知光をシート材の厚さ方向から照射し、
光検知器が前記反射光を受光している状態と受光してい
ない状態とが切り替わるときをシート材の一端側におけ
る前記境界位置として検知するとともに、シート材の他
端を検知してから前記境界位置を検知するまでの間、ま
たは前記境界位置を検知してからシート材の他端を検知
するまでの間にシート材が搬送された距離を検出し、シ
ート材の一端側における前記境界位置の検知位置からシ
ート材の他端の検知位置までの所定距離に前記シート材
の搬送距離を加えた距離をシート材の一端側における前
記境界位置からシート材の他端までの長さとして測定す
るようにしている。
【0009】これにより、前記傾斜端面以外の部分から
の反射光を光検知器が受光している状態と受光していな
い状態とが切り替わるときがシート材の一端側における
前記境界位置として検知されることから、前記境界位置
が光検知器によって的確に検知されるとともに、シート
材の一端側における前記境界位置の検知位置からシート
材の他端の検知位置までの所定距離に前記シート材の搬
送距離を加えた距離がシート材の一端側における前記境
界位置からシート材の他端までの長さとして測定され
る。
の反射光を光検知器が受光している状態と受光していな
い状態とが切り替わるときがシート材の一端側における
前記境界位置として検知されることから、前記境界位置
が光検知器によって的確に検知されるとともに、シート
材の一端側における前記境界位置の検知位置からシート
材の他端の検知位置までの所定距離に前記シート材の搬
送距離を加えた距離がシート材の一端側における前記境
界位置からシート材の他端までの長さとして測定され
る。
【0010】また、請求項3では、厚さ方向の一方の面
における長手方向一端に厚さ方向と所定の角度をなす傾
斜端面を有するシート材を長手方向に搬送しながらシー
ト材の一端の傾斜端面と傾斜端面以外の部分との境界位
置からシート材の他端までの長さを測定するシート材の
長さ測定装置において、前記シート材の一方の面に、前
記傾斜端面以外の部分からの反射光のみを受光するよう
に所定の検知光をシート材の厚さ方向から照射し、前記
反射光を受光している状態と受光していない状態とが切
り替わるときをシート材の一端側における前記境界位置
として検知する一端側検知手段と、シート材の他端を検
知する他端側検知手段と、シート材の他端を検知してか
ら前記境界位置を検知するまでの間、または前記境界位
置を検知してからシート材の他端を検知するまでの間に
シート材が搬送された距離を検出する搬送距離検出手段
と、シート材の一端側における前記境界位置の検知位置
からシート材の他端の検知位置までの所定距離に前記シ
ート材の搬送距離を加えた距離をシート材の一端側にお
ける前記境界位置からシート材の他端までの長さとして
算出する算出手段とを備えている。これにより、請求項
2の作用を達成し得る装置が実現される。
における長手方向一端に厚さ方向と所定の角度をなす傾
斜端面を有するシート材を長手方向に搬送しながらシー
ト材の一端の傾斜端面と傾斜端面以外の部分との境界位
置からシート材の他端までの長さを測定するシート材の
長さ測定装置において、前記シート材の一方の面に、前
記傾斜端面以外の部分からの反射光のみを受光するよう
に所定の検知光をシート材の厚さ方向から照射し、前記
反射光を受光している状態と受光していない状態とが切
り替わるときをシート材の一端側における前記境界位置
として検知する一端側検知手段と、シート材の他端を検
知する他端側検知手段と、シート材の他端を検知してか
ら前記境界位置を検知するまでの間、または前記境界位
置を検知してからシート材の他端を検知するまでの間に
シート材が搬送された距離を検出する搬送距離検出手段
と、シート材の一端側における前記境界位置の検知位置
からシート材の他端の検知位置までの所定距離に前記シ
ート材の搬送距離を加えた距離をシート材の一端側にお
ける前記境界位置からシート材の他端までの長さとして
算出する算出手段とを備えている。これにより、請求項
2の作用を達成し得る装置が実現される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施形
態を示すもので、図1はシート材の長さ測定装置の構成
図、図2は傾斜端面の検知方法を示す要部側面図であ
る。
態を示すもので、図1はシート材の長さ測定装置の構成
図、図2は傾斜端面の検知方法を示す要部側面図であ
る。
【0012】この長さ測定装置は、シート材としてのト
レッド1がコンベア2によって成形ドラム(図示せず)
側に搬送される工程において、トレッド1の長手方向
(搬送方向)の前端から後端の傾斜端面を含まない長さ
を測定するものである。
レッド1がコンベア2によって成形ドラム(図示せず)
側に搬送される工程において、トレッド1の長手方向
(搬送方向)の前端から後端の傾斜端面を含まない長さ
を測定するものである。
【0013】トレッド1は前工程において所定長さの帯
状に切断されたもので、その長手方向両端は、厚さ方向
と所定角度をなすようにそれぞれ同一方向に傾斜して切
断された傾斜端面1aをなす。即ち、これら傾斜端面1
aは、トレッド1が成形ドラムに巻き取られると、互い
に重ねられて貼り合わされるようになっている。
状に切断されたもので、その長手方向両端は、厚さ方向
と所定角度をなすようにそれぞれ同一方向に傾斜して切
断された傾斜端面1aをなす。即ち、これら傾斜端面1
aは、トレッド1が成形ドラムに巻き取られると、互い
に重ねられて貼り合わされるようになっている。
【0014】コンベア2は周知のローラコンベアからな
り、トレッド1を成形ドラムまで搬送するようになって
いる。この場合、トレッド1は、前端側の傾斜端面1a
が上方に臨み、後端側の傾斜端面1aが下方(コンベア
2側)に臨むようにして搬送される。
り、トレッド1を成形ドラムまで搬送するようになって
いる。この場合、トレッド1は、前端側の傾斜端面1a
が上方に臨み、後端側の傾斜端面1aが下方(コンベア
2側)に臨むようにして搬送される。
【0015】本実施形態の長さ測定装置は、トレッド1
の前端を検知する第1の検知器10と、トレッド1の後
端側における傾斜端面1aと傾斜端面1a以外の部分と
の境界位置1bを検知する第2の検知器20と、トレッ
ド1の搬送距離を検出する距離計30と、各検知器1
0,20及び距離計30の信号に基づいてトレッド1の
長さを算出する演算処理部40と、演算処理部40の処
理結果を出力する出力装置50とから構成されている。
の前端を検知する第1の検知器10と、トレッド1の後
端側における傾斜端面1aと傾斜端面1a以外の部分と
の境界位置1bを検知する第2の検知器20と、トレッ
ド1の搬送距離を検出する距離計30と、各検知器1
0,20及び距離計30の信号に基づいてトレッド1の
長さを算出する演算処理部40と、演算処理部40の処
理結果を出力する出力装置50とから構成されている。
【0016】第1の検知器10は発受光部を有する周知
の光検知器からなり、搬送されるトレッド1の上方に位
置するように設けられている。また、第1の検知器10
は、検知光の光軸がトレッド前端側の傾斜端面1aとほ
ぼ直交する方向と一致するように配置され、同方向から
トレッド1の上面に向かって検知光を照射するようにな
っている。即ち、第1の検知器10では、搬送方向に移
動するトレッド1の前端が検知光の照射範囲に入ると、
その反射光を受光するようになっている。
の光検知器からなり、搬送されるトレッド1の上方に位
置するように設けられている。また、第1の検知器10
は、検知光の光軸がトレッド前端側の傾斜端面1aとほ
ぼ直交する方向と一致するように配置され、同方向から
トレッド1の上面に向かって検知光を照射するようにな
っている。即ち、第1の検知器10では、搬送方向に移
動するトレッド1の前端が検知光の照射範囲に入ると、
その反射光を受光するようになっている。
【0017】第2の検知器20は発受光部を有する周知
の光検知器からなり、搬送されるトレッド1の下方に位
置するように設けられている。また、第2の検知器20
は、図2(a) に示すように検知光の光軸21がトレッド
1の厚さ方向に所定角度θだけ前端側に傾斜するように
配置され、同方向からトレッド1の下面に向かって検知
光を照射するようになっている。この場合、同図に示す
ようにトレッド1の後端側傾斜端面1a以外の部分に検
知光を照射しているときは、トレッド1からの反射光が
第2の検知器20の受光可能範囲内に入るようになって
いるが、図2(b) に示すように傾斜端面1aに検知光を
照射しているときは、その反射光が第2の検知器20の
受光可能範囲内に入らないようになっている。
の光検知器からなり、搬送されるトレッド1の下方に位
置するように設けられている。また、第2の検知器20
は、図2(a) に示すように検知光の光軸21がトレッド
1の厚さ方向に所定角度θだけ前端側に傾斜するように
配置され、同方向からトレッド1の下面に向かって検知
光を照射するようになっている。この場合、同図に示す
ようにトレッド1の後端側傾斜端面1a以外の部分に検
知光を照射しているときは、トレッド1からの反射光が
第2の検知器20の受光可能範囲内に入るようになって
いるが、図2(b) に示すように傾斜端面1aに検知光を
照射しているときは、その反射光が第2の検知器20の
受光可能範囲内に入らないようになっている。
【0018】距離計30は周知の計測機器からなり、搬
送されるトレッド1の上方に位置するように、各検知器
10,20の間に設けられている。この距離計30は先
端に取付けたローラ31をトレッド1の上面に接触させ
ながら回転させることにより、その回転量に応じたパル
ス信号を出力するようになっている。
送されるトレッド1の上方に位置するように、各検知器
10,20の間に設けられている。この距離計30は先
端に取付けたローラ31をトレッド1の上面に接触させ
ながら回転させることにより、その回転量に応じたパル
ス信号を出力するようになっている。
【0019】演算処理部40はマイクロコンピュータに
よって構成され、各検知器10,20、距離計30及び
出力装置50に接続されている。演算処理部40には、
第1の検知器10の検知位置と第2の検知器20の検知
位置との距離L1 が既定値として記憶されており、各検
知器10,20は前記既定距離L1 がトレッド1の長さ
よりも短くなるように設置されている。
よって構成され、各検知器10,20、距離計30及び
出力装置50に接続されている。演算処理部40には、
第1の検知器10の検知位置と第2の検知器20の検知
位置との距離L1 が既定値として記憶されており、各検
知器10,20は前記既定距離L1 がトレッド1の長さ
よりも短くなるように設置されている。
【0020】出力装置50はモニタやプリンタ等からな
り、演算処理部4の処理結果を測定データとして出力す
るようになっている。
り、演算処理部4の処理結果を測定データとして出力す
るようになっている。
【0021】以上のように構成された長さ測定装置にお
いては、コンベア2によってトレッド1が搬送される
と、トレッド1の上面に距離計30のローラ31が接触
しながら回転する。次に、トレッド1の前端が第1の検
知器10によって検知されると、距離計30のパルス信
号の計数を開始する。その際、第1の検知器10では、
トレッド1からの反射光を受光したことによってトレッ
ド1の前端を検知する。この後、トレッド1の後端側に
おける傾斜端面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界
位置1bが第2の検知器20によって検知されると、距
離計30のパルス信号の計数を終了する。その際、第2
の検知器20では、トレッド1からの反射光を受光して
いる状態と受光していない状態とが切り替わるときを前
記境界位置1bとして検知する。一方、演算処理部4で
は、距離計30で検出された計数値に対応するトレッド
1の搬送距離L2 に前記既定距離L1 を加えた値をトレ
ッド1の長さLとして算出し、出力装置50に出力す
る。
いては、コンベア2によってトレッド1が搬送される
と、トレッド1の上面に距離計30のローラ31が接触
しながら回転する。次に、トレッド1の前端が第1の検
知器10によって検知されると、距離計30のパルス信
号の計数を開始する。その際、第1の検知器10では、
トレッド1からの反射光を受光したことによってトレッ
ド1の前端を検知する。この後、トレッド1の後端側に
おける傾斜端面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界
位置1bが第2の検知器20によって検知されると、距
離計30のパルス信号の計数を終了する。その際、第2
の検知器20では、トレッド1からの反射光を受光して
いる状態と受光していない状態とが切り替わるときを前
記境界位置1bとして検知する。一方、演算処理部4で
は、距離計30で検出された計数値に対応するトレッド
1の搬送距離L2 に前記既定距離L1 を加えた値をトレ
ッド1の長さLとして算出し、出力装置50に出力す
る。
【0022】このように、本実施形態によれば、トレッ
ド1の下面に傾斜端面1a以外の部分からの反射光のみ
を受光するように第2の検知器20の検知光をトレッド
1の厚さ方向から照射し、第2の検知器20が反射光を
受光している状態と受光していない状態とが切り替わる
ときをトレッド1の後端側傾斜端面1aと傾斜端面1a
以外の部分との境界位置1bとして検知するようにした
ので、トレッド1の後端側の傾斜端面1aを含まない長
さを的確に測定することができ、光検知器を用いた測定
の自動化を図ることができる。
ド1の下面に傾斜端面1a以外の部分からの反射光のみ
を受光するように第2の検知器20の検知光をトレッド
1の厚さ方向から照射し、第2の検知器20が反射光を
受光している状態と受光していない状態とが切り替わる
ときをトレッド1の後端側傾斜端面1aと傾斜端面1a
以外の部分との境界位置1bとして検知するようにした
ので、トレッド1の後端側の傾斜端面1aを含まない長
さを的確に測定することができ、光検知器を用いた測定
の自動化を図ることができる。
【0023】また、この測定方法によれば、トレッド1
の下面に所定の溝等が設けられている場合でも、このよ
うな凹凸に影響されることなく傾斜端面1aの境界位置
1bを正確に検知することができる。
の下面に所定の溝等が設けられている場合でも、このよ
うな凹凸に影響されることなく傾斜端面1aの境界位置
1bを正確に検知することができる。
【0024】更に、前記測定はトレッド1をコンベア2
で搬送している間に行うことができるので、このような
測定のための工程を別途設ける必要がなく、生産効率の
低下を来すことがないという利点もある。
で搬送している間に行うことができるので、このような
測定のための工程を別途設ける必要がなく、生産効率の
低下を来すことがないという利点もある。
【0025】尚、前記実施形態では、トレッド1の傾斜
端面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界位置1bを
第2の検知器20によってトレッド1の後端側において
検知するようにしたが、第1の検知器10と第2の検知
器20とを互いに構成を入れ替え、トレッド1の前端側
の傾斜端面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界位置
から後端までの長さを測定するようにしてもよい。
端面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界位置1bを
第2の検知器20によってトレッド1の後端側において
検知するようにしたが、第1の検知器10と第2の検知
器20とを互いに構成を入れ替え、トレッド1の前端側
の傾斜端面1aと傾斜端面1a以外の部分との境界位置
から後端までの長さを測定するようにしてもよい。
【0026】また、前記実施形態では、第2の検知器2
0を検知光の光軸21がトレッド1の厚さ方向に所定角
度θだけ傾斜するように配置したものを示したが、検知
光の照射範囲が狭い機器を用いる場合は、その光軸をト
レッド1の厚さ方向に平行にして配置した場合でも、ト
レッド1の前端側の傾斜端面1aに検知光を照射したと
きに反射光を受光しなくなるようにすることもできる。
0を検知光の光軸21がトレッド1の厚さ方向に所定角
度θだけ傾斜するように配置したものを示したが、検知
光の照射範囲が狭い機器を用いる場合は、その光軸をト
レッド1の厚さ方向に平行にして配置した場合でも、ト
レッド1の前端側の傾斜端面1aに検知光を照射したと
きに反射光を受光しなくなるようにすることもできる。
【0027】更に、前記実施形態ではシート材としての
トレッド1の長さを測定する例を示したが、トレッド1
以外の他のシート材の長さの測定にも用いることができ
るとともに、タイヤの製造以外の用途にも適用すること
が可能である。
トレッド1の長さを測定する例を示したが、トレッド1
以外の他のシート材の長さの測定にも用いることができ
るとともに、タイヤの製造以外の用途にも適用すること
が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のシート
材の傾斜端面検知方法によれば、シート材の傾斜端面を
光検知器を用いて的確に検知することができるので、こ
のような検知方法を用いた各種の測定等に極めて有利で
ある。
材の傾斜端面検知方法によれば、シート材の傾斜端面を
光検知器を用いて的確に検知することができるので、こ
のような検知方法を用いた各種の測定等に極めて有利で
ある。
【0029】また、請求項2のシート材の長さ測定方法
によれば、シート材の傾斜端面を含まない長さを的確に
測定することができるので、光検知器を用いた測定の自
動化を図ることができ、例えばタイヤの製造において生
産性の向上を図ることができる。
によれば、シート材の傾斜端面を含まない長さを的確に
測定することができるので、光検知器を用いた測定の自
動化を図ることができ、例えばタイヤの製造において生
産性の向上を図ることができる。
【0030】また、請求項3のシート材の長さ測定装置
によれば、請求項2の作用を達成し得る装置を実現する
ことができるので、実用化に際して極めて有利である。
によれば、請求項2の作用を達成し得る装置を実現する
ことができるので、実用化に際して極めて有利である。
【図1】本発明の一実施形態を示すシート材の長さ測定
装置の構成図
装置の構成図
【図2】傾斜端面の検知方法を示す要部側面図
【符号の説明】 1…トレッド、2…コンベア、10…第1の検出器、2
0…第2の検出器、30…距離計、40…演算処理部、
50…出力装置。
0…第2の検出器、30…距離計、40…演算処理部、
50…出力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 良昌 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 畠山 拓未 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 2F065 AA02 AA12 AA22 BB13 BB15 CC00 CC02 FF44 FF67 HH12 JJ01 JJ08 PP16 4F212 AA45 AH20 AP11 AP12 VA02 VA12 VD03 VK32 VM06 VQ02 VQ03 VQ07
Claims (3)
- 【請求項1】 厚さ方向の一方の面における長手方向の
少なくとも一端に厚さ方向と所定の角度をなす傾斜端面
を有するシート材を長手方向に搬送しながらその傾斜端
面と傾斜端面以外の部分との境界位置を検知するシート
材の傾斜端面検知方法において、 前記シート材の一方の面に、前記傾斜端面以外の部分か
らの反射光のみを受光するように光検知器の検知光をシ
ート材の厚さ方向から照射し、 光検知器が前記反射光を受光している状態と受光してい
ない状態とが切り替わるときを前記境界位置として検知
することを特徴とするシート材の傾斜端面検知方法。 - 【請求項2】 厚さ方向の一方の面における長手方向一
端に厚さ方向と所定の角度をなす傾斜端面を有するシー
ト材を長手方向に搬送しながらシート材の一端の傾斜端
面と傾斜端面以外の部分との境界位置からシート材の他
端までの長さを測定するシート材の長さ測定方法におい
て、 前記シート材の一方の面に、前記傾斜端面以外の部分か
らの反射光のみを受光するように光検知器の検知光をシ
ート材の厚さ方向から照射し、 光検知器が前記反射光を受光している状態と受光してい
ない状態とが切り替わるときをシート材の一端側におけ
る前記境界位置として検知するとともに、 シート材の他端を検知してから前記境界位置を検知する
までの間、または前記境界位置を検知してからシート材
の他端を検知するまでの間にシート材が搬送された距離
を検出し、 シート材の一端側における前記境界位置の検知位置から
シート材の他端の検知位置までの所定距離に前記シート
材の搬送距離を加えた距離をシート材の一端側における
前記境界位置からシート材の他端までの長さとして測定
することを特徴とするシート材の長さ測定方法。 - 【請求項3】 厚さ方向の一方の面における長手方向一
端に厚さ方向と所定の角度をなす傾斜端面を有するシー
ト材を長手方向に搬送しながらシート材の一端の傾斜端
面と傾斜端面以外の部分との境界位置からシート材の他
端までの長さを測定するシート材の長さ測定装置におい
て、 前記シート材の一方の面に、前記傾斜端面以外の部分か
らの反射光のみを受光するように所定の検知光をシート
材の厚さ方向から照射し、前記反射光を受光している状
態と受光していない状態とが切り替わるときをシート材
の一端側における前記境界位置として検知する一端側検
知手段と、 シート材の他端を検知する他端側検知手段と、 シート材の他端を検知してから前記境界位置を検知する
までの間、または前記境界位置を検知してからシート材
の他端を検知するまでの間にシート材が搬送された距離
を検出する搬送距離検出手段と、 シート材の一端側における前記境界位置の検知位置から
シート材の他端の検知位置までの所定距離に前記シート
材の搬送距離を加えた距離をシート材の一端側における
前記境界位置からシート材の他端までの長さとして算出
する算出手段とを備えたことを特徴とするシート材の長
さ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000367902A JP2002168604A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | シート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000367902A JP2002168604A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | シート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002168604A true JP2002168604A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18838247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000367902A Pending JP2002168604A (ja) | 2000-12-04 | 2000-12-04 | シート材の傾斜端面検知方法及びシート材の長さ測定方法並びにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002168604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006322893A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Bridgestone Corp | 短冊状ゴム部材の長さ管理方法 |
JP2013151119A (ja) * | 2012-01-25 | 2013-08-08 | Bridgestone Corp | トレッド長さ測定方法及びトレッド長さ測定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01292203A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-24 | Bridgestone Corp | 長さ測定装置 |
JPH06147835A (ja) * | 1992-11-12 | 1994-05-27 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤトレッド長の測定方法 |
JPH079586A (ja) * | 1993-06-23 | 1995-01-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | タイヤ成型ドラムへの帯状部材の貼付け方法及び装置 |
-
2000
- 2000-12-04 JP JP2000367902A patent/JP2002168604A/ja active Pending
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